JP6659138B2 - シート排出装置と画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像を形成されたシートに剛性を持たせて排出するシート排出装置並びにこのシート排出装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、スキャナ、複写機、プリンタ及びファクシミリなどの画像形成装置は、多種多様なシートに画像を形成し、そのシートを、シート排出トレイに整合性良く排出することが要求されている。しかし、剛性の小さい(腰の弱い)シートは、シート排出トレイに排出されるとき、自重により先端部が垂れ下がり、シート排出トレイに整合性良く積載されないことがある。
そこで、従来、シートを押圧し、シートをシート排出方向に対して交差する幅方向に撓ませて、シートに剛性を付与する剛性付与ユニット(剛性付与手段)を有するシート排出装置を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−190809号公報
ところで、画像形成装置のシート排出トレイには、画像形成済みのシートにステープル処理等の処理を行うシート処理装置が搭載されることがある。ここで、幅方向に撓んだ状態でシート処理装置に搬送されたシートは、シート処理装置の内部で詰まったり、搬送経路に近接する部材に接触して画像を傷付けられたりするおそれがある。そこで、シート処理装置がシート排出トレイに搭載される場合、剛性付与ユニットをシート排出装置から取外しておくことが好ましい。しかし、剛性付与ユニットをシート排出装置に組み込んだままの状態で、ユーザが、誤ってシート処理装置をシート排出トレイに搭載した場合には、上述したシートの詰まりや画像のダメージが発生する虞がある。
本発明は、シート処理装置が誤装着されることを防止可能なシート排出装置並びにこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシート排出装置は、装置本体と、シート排出方向にシートを搬送してシートを排出する排出手段と、前記排出手段によって排出されたシートが積載されるシート積載手段であって、前記排出手段によって排出されたシートを処理するシート処理装置を搭載可能なシート積載手段と、前記装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、を備え、前記着脱ユニットは、シート排出方向に交差する幅方向においてシートを撓ませるようにシートを押圧する押圧部を含み、シートに押圧されることで前記押圧部がシートの厚さ方向に移動するように前記装置本体に対して移動可能な押圧手段と、前記装置本体から前記シート排出方向において前記押圧手段よりも下流に突出し、前記シート処理装置が前記シート積載手段に搭載されたとすれば前記シート処理装置によって占有される空間に突出する突出部とを有することを特徴とする。
本発明の他の一態様に係る画像形成装置は、装置本体と、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成されたシートをシート排出方向に搬送して排出する排出手段と、前記排出手段によって排出されたシートが積載されるシート積載手段であって、前記排出手段によって排出されたシートを処理するシート処理装置を搭載可能なシート積載手段と、を備え、前記装置本体には、着脱ユニットを装着可能であり、前記着脱ユニットは、シート排出方向に交差する幅方向においてシートを撓ませるようにシートを押圧する押圧部を含み、シートに押圧されることで前記押圧部がシートの厚さ方向に移動するように前記装置本体に対して移動可能な押圧手段と、前記装置本体から前記シート排出方向において前記押圧手段よりも下流に突出し、前記シート処理装置が前記シート積載手段に搭載されたとすれば前記シート処理装置によって占有される空間に突出する突出部と、を有し、前記着脱ユニットが前記装置本体から取外された状態で、前記シート積載手段に対する前記シート処理装置を搭載可能である、ことを特徴とする。
本発明によれば、シート処理装置が誤装着されることを防止することができる。
本実施形態のシート排出装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの構成を示す概略図である。 本実施形態のステイプラが搭載された画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態のシート排出装置のシート排出方向に沿った断面図である。 本実施形態のシート排出装置のシート排出方向に沿った断面図であり、シートの排出を開始する直前の様子を示す。 本実施形態のシート排出装置を外部から見た斜視図である。 本実施形態のシート排出装置の部分平面図である。 本実施形態のシート排出装置の全体平面図である。 本実施形態の腰付けユニットによって作られるシートの撓みを示す模式図である。
以下、本実施形態のシート排出装置と、このシート排出装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明をする。図1は、本実施形態のシート排出装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの構成を示す概略図である。プリンタ100は、装置本体100A内に下部から上部に向けて、順にシートカセット111と、画像形成部150と、定着器160と、シート排出装置170等を備え、さらに定着器160の横方向(図中左右方向)の位置に反転搬送装置190を備えている。また、プリンタ100は、シートカセット111からシート排出装置170及び反転搬送装置190に、シートを案内するシート案内路112を備えている。さらに、プリンタ100は、装置本体100Aの上部に、画像読取装置300を備えている。プリンタ100には、プリンタ100の手前側からユーザが操作する不図示の操作パネルが設けられている。
シートカセット111は、装置本体100Aに引き出し可能に設けられて、内部にシートPを収納するようになっている。また、シートカセット111は、収納したシートを押し上げる不図示の押上機構を内部に備えている。シートカセット111の上方には、ピックアップローラ113が配置されている。ピックアップローラ113は、押上機構によって押し上げられたシートPに当接して回転し、最上位のシートをシートカセット111からシート案内路112に送り出す。シート案内路112に送り出されたシートPは、シート案内路112に設けられたシート分離ローラ対114と、搬送ローラ対115とによってレジストローラ対131に搬送される。このとき、シート分離ローラ対114は、シートカセット111から送り出されたシートが重なっている場合、1枚ずつに分離して搬送ローラ対115に搬送する。レジストローラ対131は、シートが斜行している場合、シートを真っ直ぐに矯正してから、画像形成部150に搬送する。
画像形成部としての画像形成部150は、4ドラムフルカラー方式を採用しており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(B)の4色のトナー画像を重ねてシートに転写できるようになっている。画像形成部150は、レーザスキャナユニット151と、感光ドラム152と、現像器153と、1次転写ローラ154と、中間転写ベルト155と、2次転写ローラ140等を備えている。感光ドラム152と、現像器153と、1次転写ローラ154は、4色のトナー画像を形成するため各々4個設けられている。中間転写ベルト155は、駆動ローラ156aの駆動と従動ローラ156b,156cの案内とによって矢印B方向に循環し、感光ドラム152と1次転写ローラ154との間と、2次転写ローラ140と駆動ローラ156aとの間とを通過するようになっている。
プリンタ100は、外部からの画像情報、或いは画像読取装置300から送られてくる画像情報を不図示のコントローラにより処理する。そして、プリンタ100は、処理結果に基づいた信号によって、レーザスキャナユニット151からレーザ光を各色の感光ドラム152に発して、感光ドラム152上に静電潜像を形成する。静電潜像は、現像器153によりトナー現像されてトナー像になる。その後、各色の1次転写ローラ154に所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられて、4色の感光ドラム152のトナー像が感光ドラム152から、循環している中間転写ベルト155に重なって転写される。この結果、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト155上に形成されて、2次転写ローラ140へと搬送される。このとき、前述したレジストローラ対131が、トナー像の位置に合わせて、シートを中間転写ベルト155と2次転写ローラ140との間に送り込んできている。シートは、矢印B方向に循環する中間転写ベルト155と、矢印U方向に回転する2次転写ローラ140との間を通過しながら、中間転写ベルト155上のフルカラーのトナー像を転写される。
トナー像を転写されたシートは、定着器160で加熱加圧されてトナー像を定着され、シート排出装置170に設けられる排出手段としてのシート排出ローラ対1によって、シート排出トレイ180に排出される。シートが排出される空間(シート積載部)に設けられたシート排出トレイ180(シート積載手段)は、シート排出ローラ対1によって排出されたシートが積載されるシート積載面180a(積載面)を有する。シート排出トレイ180は、装置本体100Aの占有空間内に、シートが排出される空間(シート積載部)ARを形成して設けられた、所謂、胴内排出トレイである。ただし、占有空間とは、上下方向又は水平方向から視た場合に装置の輪郭線の内側となる空間であり、本実施形態に係る装置本体100Aの占有空間は略直方体形状である。
シートの両面にトナー像を形成する場合、シートは、切替部材172によって、反転搬送装置190に案内される。反転搬送装置190に搬送されたシートは、シート排出ローラ対1より上方に位置する反転ローラ対191によって、後端部を装置本体100A内に残して、先端部と中間部とをシート排出トレイ180の上方に突出される。そして、シートは、反転ローラ対191の逆転によって、反転案内路192に搬送される。この間にシートは、スイッチバック搬送されたことになり、裏返しになる。裏返しになったシートは、反転案内路192を反端搬送ローラ対193によってレジストローラ対131に搬送される。
レジストローラ対131は、中間転写ベルト155に形成されたフルカラーのトナー像の位置に合わせて、裏返しのシートを中間転写ベルト155と2次転写ローラ140との間に送り込む。シートは、裏面に、中間転写ベルト155上のフルカラーのトナー像を転写されて、定着器160に送られ、トナー像を定着され、最後、シート排出ローラ対1によってシート排出トレイ180に排出される。これによって、シートは、両面にトナー像を形成されたことになる。なお、以上の構成において、画像形成部150と定着器160は、画像形成手段を構成している。
また、図2に示すように、プリンタ100は、シート排出装置170によって排出されたシートを処理するシート処理装置としてのステイプラ202を搭載可能である。シート排出トレイ180のシート積載面180aは、シート排出方向下流へ向かって上方へ傾斜した傾斜部a1と、傾斜部a1の下流側に隣接して水平方向に広がり、ステイプラ202の底部を支持可能な支持部a2とで構成されている。従って、ステイプラ202は、支持部a2に載置されることで空間ARに配置される。ステイプラ202は、プリンタ100によって画像を形成された複数のシートを綴じるステープル処理を行い、処理後のシート束を排出する。
次に、シート排出装置170を図2乃至図8に基づいて説明する。図2は、シート排出トレイ180にステイプラ202を搭載した状態のプリンタ100を示す図である。図3は、シート排出装置170のシート排出方向Dに沿った断面図である。図4は、図3の断面位置において、シート排出装置170がシートの排出を開始する直前の様子を示す断面図である。図5は、シート排出装置170を外部から見た斜視図である。図6は、シート排出装置170の部分平面図である。図7は、シート排出装置170の全体平面図である。図8は、剛性付与ユニット2によって作られるシートの撓みを示す模式図である。
シート排出装置170は、排出手段としてのシート排出ローラ対1と、シート排出ローラ対1によって排出されるシートに剛性を付与する剛性付与手段としての剛性付与ユニット2と等で構成されている。シート排出ローラ対1と剛性付与ユニット2は、図8に示すように、それぞれ複数個設けられ、シートの幅方向Eに交互に配設されている。このため、シート排出装置170は、図8に示すように、シートをシート排出方向Dに交差する幅方向Eに撓ませて、シートに剛性を持たせる。従って、剛性付与ユニット2は、シートPの先端部がシート排出ローラ対1から垂れ下がった状態でシート排出トレイ180に積載されることを防止する。
以下、シート排出装置170の構成を詳細に説明する。図3に示すように、シート排出ローラ対1は、矢印J方向に回転する排出駆動ローラ1aと、矢印K方向に回転する排出従動ローラ1bとで構成され、互いに圧接されたローラ対である。剛性付与ユニット2は、剛性付与フレーム21と、シート押圧レバー22と、シート押圧ころ23と、圧縮ばね24と、ストッパ22a及びストッパ受け21a等で構成されている。フレームである剛性付与フレーム21は、剛性付与ユニット2の骨格をなす部材であり、後述する取付け機構30によって、装置本体100Aに着脱可能に取付けられている。フレームに対して揺動可能な揺動部であるシート押圧レバー22は、剛性付与フレーム21に支持される回動軸25を有し、シート排出方向Dとシートの幅方向E(図5)とに対して交差する上下方向Qに回動可能に設けられている。
図6に示すように、シートPを押圧する押圧部としてのシート押圧ころ23は、シート排出方向Dにおけるシート押圧レバー22の中間部分に設けた支持軸26によって、回転可能に支持されている。シート押圧ころ23の下端部23a(シートに接する下側の外周部)は、シート押圧レバー22の上下方向Qへの回動によってシートを下方へ押圧可能になっている。シート押圧ころ23は、図3において、排出駆動ローラ1aと排出従動ローラ1bとのニップNPよりシート排出方向Dのやや上流側に位置している。シート押圧レバー22の回動軸25と、シート押圧ころ23を支持する支持軸26と、排出駆動ローラ1aの回転軸1aaと、排出従動ローラ1bの回転軸1baは、互いに平行であり、シートの幅方向Eを向いている。
図3に示すように、シート押圧ころ23に付勢力を付勢する付勢部材としての圧縮ばね24は、剛性付与フレーム21に形成されたばね受け部21bとシート押圧レバー22との間に圧縮状態で装着されている。シート押圧レバー22は、圧縮ばね24によって、下方向に回動力を受けて、シート押圧ころ23をシートに圧接させる。また、シート押圧レバー22は、先端部に形成されたストッパ22aが剛性付与フレーム21のストッパ受け21aに受け止められて下方向への過回動を規制されている。
次に、シート排出装置170の動作を説明する。図3は、シートPがニップNPの近傍に搬送されて来ていない状態を示している。このとき、シート押圧レバー22は、シート押圧レバー22とシート押圧ころ23との自重と、圧縮ばね24の押圧力とによって、ストッパ22aがストッパ受け21aに当接して、下方向への回動が規制されている。このとき、シート押圧ころ23の下端部23aは、排出駆動ローラ1aと排出従動ローラ1bとの共通接線であるニップ線NPLよりも、下方に位置している。
この状態でシートPがシート排出方向Dに搬送されると、ニップNPの近傍に到達する。すると、図4に示すように、シートPは、シート押圧レバー22の下部面22bに当接し、案内されて、シート押圧ころ23の下端部23aと排出従動ローラ1bの外周1bcとに接触する。さらに、シートPは、シート排出方向Dに搬送される。そして、シートPは、シート押圧レバー22の下部面22bよりも下方に突出しているシート押圧ころ23に沿って通過し、排出駆動ローラ1aと排出従動ローラ1bとのニップNPに到達する。
ニップNPに到達したシートPは、排出ローラ対1に挟持されてシート排出方向Dに搬送され、装置本体100Aの外側の空間ARに排出される。このとき、シートPは、シート押圧レバー22とシート押圧ころ23との自重と、圧縮ばね24の押圧力とをシート押圧ころ23を介して受けて、下方に押され、図8に示すように、シートの幅方向に撓む。すなわち、剛性付与ユニット2は、幅方向Eに沿ったシートPの断面形状を、ニップNPと異なる位置において、厚さ方向(図中下方向)に変位させる。この結果、シートPは、剛性が増して(腰を付けられて)、先端部がシート排出ローラ対1から垂れ下がった状態でシート排出トレイ180に積載されるのを防止されて、シート排出トレイ180に排出される。シートPは、剛性が増すことによって、シート排出トレイ180に整合性良く積載される。シート排出トレイ180に積載されたシートは、プリンタ100の手前側(図5のEで示した側)からユーザによって取り除かれる。すなわち、シートは、図5の右側方向に抜き取られるようにして取り除かれる。
以上、説明した構成において、シート押圧レバー22の下部面22bを、排出駆動ローラ1aと排出従動ローラ1bとのニップ線NPLよりも、下方に位置させてある。これは、シート押圧レバー22が、シートを案内しながら、シートを幅方向に多少撓ませて、シートが、シート押圧ころ23の下側に進入し易くするためである。
シートの撓み量は、シート排出トレイ180へのシートの積載性を良くするため、薄い用紙等、剛性が低い低剛度シートに対しては、それ相応の撓み量が必要である。ただし、撓み量とはシートの厚さ方向におけるシートの変位量であり、本実施形態では上下方向における排出ローラ対1のニップNPとシート押圧ころ23の下端部23aとの間の距離である。一方、厚い用紙等、剛性が高い高剛度シートはシート自身の剛度が比較的高いため、低剛度シートほど撓みを必要としないか、撓みを殆ど必要としない。そこで、高剛度シートの撓み量は、低剛度シートの撓み量よりも小さくする必要がある。
本実施形態では、付勢部材としてシート押圧レバー22の上方に縮設された圧縮ばね24を設けたため、シート押圧レバー22が、高剛度シートの搬送時に、低剛度シートの搬送時よりも、上方に逃げる。このため、シートの剛性に応じて、自然と撓み量を変化させることが可能な構成となっている。圧縮ばね24の弾力は、通常使用されるシートPの剛性の範囲内で、撓み量に有意な差が生じるように、設定されている。なお、付勢部材は、必ずしも圧縮ばねによって構成する必要はない。例えば、磁力を用いてシート押圧レバー22を下方へ付勢する磁性部材を設けてもよく、シート押圧レバー22とシート押圧ころ23との自重によって、シートを撓ませてもよい。
ところで、剛性付与ユニット2は、図3、図4、図6、図7に示す取付機構30によって、装置本体100Aに着脱可能に取付けられている。剛性付与ユニット2は、シート排出トレイ180にステイプラ202が搭載される場合に、装置本体100Aから取り外される。この他にも、剛性付与ユニット2が装置本体100Aから取り外される場合として、プリンタ100が厚みの厚い高剛度のシートに画像を形成するときや、剛性付与ユニット2やプリンタ100のメンテナンス時がある。なお、本実施形態では各剛性付与ユニット2を装置本体に対して個別に着脱可能としたが、一体部材として同時に着脱可能な構成としても構わない。
図5に示すように、各剛性付与ユニット2は、装置本体100Aに装着された状態で装置本体100Aの外方に突出する突出部28を有している。突出部28は、上方から視てシート排出トレイ180のシート積載面180aと少なくとも一部が重なるように、シート排出方向Dにおいてシート排出ローラ対1よりも下流側に突出している(図1)。従って、突出部28は、シート排出トレイ180にステイプラ202が搭載された場合にステイプラ202が占有する空間ARに侵入している。また、突出部28は、平面視略三角形の平板状の部材であり、シート積載面180aの支持部a2と平行に、水平方向に広がっている。
後述するように、突出部28はステイプラ202の誤装着を防止する機能を有する。また、突出部28は、ユーザが剛性付与ユニット2を装置本体100Aに着脱する際に、剛性付与ユニット2を一体的に取り扱えるように、ユーザに掴まれる部分である。さらには、突出部28は、シート排出トレイ180にステイプラ202が搭載される際に、剛性付与ユニット2が装置本体100Aに装着されていることが分かるようにするためにも設けられている。
取付機構30は、剛性付与ユニット2の剛性付与フレーム21を装置本体100Aに取付けて、剛性付与ユニット2を装置本体100Aに着脱可能に取付けるようになっている。このため、取付機構30を構成する各部分は、装置本体100Aと、剛性付与フレーム21とに形成されている。取付機構30は、剛性付与フレーム21に設けられるフック21d、延長端部21c、及び位置決め突片21eと、装置本体100Aに設けられる被係合片3、凹部4、及び位置決め片5とを有する。
図7に示すように、装置本体100Aには、シート排出方向Dの下流側を向いた凹部4が複数の剛性付与ユニット2に対応する位置に配置されている。また、装置本体100Aには、シート排出方向Dに対して直交する梁7がシート排出装置の全幅(E方向)に渡って延びるように配置されている。梁7には、上向きに突出してシート排出方向Dの上流側に延びた被係合片3が各剛性付与ユニット2の両脇に対応して配置され、シート排出方向Dに突出した位置決め片5が上記1対の被係合片3の間の中間部分に配置されている。
剛性付与フレーム21(図6、図7)は、突出部28と、突出部28の幅方向Eの中央部分からシート排出方向Dの上流に延びる延長端部21cと、突出部28の両側に位置して弾性変形可能な1対のフック21dとが一体に形成されている。さらに、剛性付与フレーム21は、突出部28の上面に突出した1対の位置決め突片21eも一体に形成されている。延長端部21cと、1対のフック21dと、1対の位置決め突片21eは、剛性付与フレーム21が装置本体100Aに装着された状態において、シート排出方向Dに対して平行になるように形成されている。
以上、説明した取付機構30の各部分は、図7に示すように、それぞれユニット側の係合部と本体側の被係合部とが組み合わされた3つの取付機構(31,32,33)を構成する。これら3つの取付機構は、協働して剛性付与ユニット2を装置本体100Aに装着すると共に、シート排出方向、幅方向、及び上下方向に位置決めする。第1機構31は、ユニット側の一対のフック21dと、本体側の一対の被係合片3とで構成される。第2機構32は、ユニット側の延長端部21cと、本体側の凹部4とで構成される。第3機構33は、ユニット側の一対の位置決め突片21eと、本体側の位置決め片5とで構成される。
剛性付与ユニット2のシート排出方向Dの位置決めをするシート排出方向位置決め部30Aは、第1機構31及び第2機構32によって形成される。すなわち、剛性付与ユニット2のシート排出方向Dの位置は、延長端部21cが凹部4に抜き取り可能に嵌合され、1対のフック21dが1対の被係合片3に係脱可能に係合されることで決定される。
剛性付与ユニット2のシート幅方向Eの位置決めをするシート幅方向位置決め部30Bは、第2機構32及び第3機構33によって形成される。すなわち、剛性付与ユニット2のシート幅方向Eの位置は、延長端部21cが凹部4に抜き取り可能に嵌合され、1対の位置決め突片21e,21eが位置決め片5の両側面に係合されることで決定される。
剛性付与ユニット2の上下方向Qの位置決めをする上下方向位置決め部30Cは、図4及び図5に示すように、第1機構31及び第2機構32によって形成される。すなわち、剛性付与ユニット2の上下方向Qの位置は、1対のフック21dが本体側の梁7に支えられ、延長端部21cが凹部4に抜き取り可能に嵌合されることで決定される。
次に、剛性付与ユニット2を装置本体100Aに装着する動作(装着動作)を説明する。ユーザは、剛性付与ユニット2をシート排出方向Dの上流側へと移動させる(押込む)単純な操作によって装置本体100Aに装着可能である。このとき、第1機構31のフック21d(第1係合部)が弾性変形して被係合片3(第1被係合部)に係合することで、剛性付与ユニット2が容易に装着可能な構成となっている。また、これに並行して、第2機構32及び第3機構33の係合部(第2係合部)が対応する被係合部(第2被係合部)に係合することで、剛性付与ユニット2が自然に位置決めされる構成となっている。
以下、順を追って詳細に説明する。まず、ユーザが一方の手で突出部28を掴み、他方の手で1対のフック21dを互いに接近させる方向に撓ませて、剛性付与フレーム21をシート排出方向Dの上流側へ移動させる。このとき、剛性付与フレーム21に設けられているシート押圧レバー22も剛性付与フレーム21と一体にシート排出方向Dの上流側に移動する。そして、1対のフック21dを1対の被係合片3の間に挿入する。これと相前後して、延長端部21cを凹部4に挿入して延長端部21cの端面21caを凹部4の奥面4aに接近させる。また、1対の位置決め突片21e,21eの間に位置決め片5を位置させる。さらに、1対のフック21dを梁7の上に支持させる。この状態で、ユーザは、他方の手で、互いに接近する方向に撓ませて掴んでいる1対のフック21dを離す。すると、1対のフック21dが自らの弾性によって1対の被係合片3の間で広がり、1対の被係合片3に係合し、剛性付与ユニット2の剛性付与フレーム21が装置本体100Aに装着されたことになる。ユーザは、他方の手で掴んでいる突出部28を離す。この結果、剛性付与ユニット2は、前述したシート排出方向位置決め部30Aと、シート幅方向位置決め部30Bと、上下方向位置決め部30Cとによって、シート排出方向Dと、シート幅方向Eと、上下方向Qとの3方に位置ずれすることなく位置決めされる。
以上の位置決め機構30において、延長端部21cと凹部4とは、嵌合によって、剛性付与フレーム21とシート押圧レバー22との一端部を支持して、剛性付与ユニット2の位置ずれを防止している。すなわち、延長端部21cと凹部4とは、互いの嵌合によって、シート押圧レバー22の回動中心になる回動軸25が剛性付与ユニット2に設けられた部分のシート幅方向Eと上下方向Qとの位置ずれを防止するようになっている。また、延長端部21cの端面21caと凹部4の奥面4aとの当接と、1対のフック21dの1対の被係合片3に対する係合とによって、シート押圧レバー22の回動中における、剛性付与ユニット2のシート排出方向Dへの位置ずれを規制することができる。このため、シート押圧レバー22は、回動軸25を介して、シート押圧ころ23の位置ずれを防止することができて、シートの剛性に対応した適切な剛性を付与することができる。なお、図3、図4、図6において、延長端部21cの端面21caと凹部4の奥面4aとの間には、1対のフック21dを互いに接近する方向に撓ませて1対の被係合片3に係合する際に必要とする隙間Gが形成されている。
剛性付与ユニット2を装置本体100Aから取外すときには、ユーザは、一方の手で突出部28を掴み、他方の手で1対のフック21dを互いに接近させる方向に撓ませて、1対の被係合片3との係合を外す。そして、ユーザは、一方の手で突出部28を掴んだままで、剛性付与フレーム21をシート排出方向Dに移動させ、他の方の手で掴んでいた1対のフック21dを離す。すると、1対のフック21dを1対の被係合片3から、延長端部21cを凹部4から、1対の位置決め突片21eを位置決め片5から、各々シート排出方向Dに抜き取って、剛性付与ユニット2を装置本体100Aから取外すことができる。なお、ユーザが一方の手だけを使って1対のフック21dを互いに接近させるように撓ませて1対の被係合片3との係合を外しつつ保持した剛性付与ユニット2をシート排出方向Dに抜くことで、剛性付与ユニット2を装置本体100Aから取外してもよい。
なお、剛性付与ユニット2を装置本体100Aに対して着脱可能に取付ける構成は上述したものに限らない。例えば、剛性付与ユニット2を機械的保持力によって保持するものに限らず、磁力を用いるものであってもよい。また、各取付機構(31,32,33)は、本体側とユニット側とを入れ替えてもよい。すなわち、延長端部21c、フック21d、位置決め突片21eは、剛性付与フレーム21と装置本体100Aの一方に形成され、凹部4、位置決め片5、位置決め突片21e,21eは、剛性付与フレーム21と装置本体100Aの他方に形成されていればよい。
ところで、突出部28は、装置本体100Aから、シート排出トレイ180の上方に、シート排出トレイ180のシート積載面180a(図1)と対向して延びている。このため、ユーザがシート排出トレイに排出されたシートを取ろうとして、例えば、目視せずに、手をシート排出トレイ上の空間ARに延ばした場合、突出部28に手が触れて、剛性付与ユニットが外れるか、或いは損傷を受ける懸念がある。特に、シート排出トレイ180が、上方が画像読取装置300に覆われて、取出そうとするシートが見にくい場合、ユーザは、手探り状態で、空間ARに手を入れることがあり、突出部28に触れることがある。
そこで、本実施形態のシート排出装置170は、突出部28(図6、図7)の手前側の側部に、シート排出方向Dの下流側に行くに従って、突出部28の幅方向Eの中央の側に傾斜した傾斜面28aが形成してある。このため、ユーザが、空間ARに手探り状態で手を延ばして、突出部28の傾斜面28aに手が触れると、突出部28には、傾斜面28aに対して直角の当接力F1が作用する。当接力F1は、シート排出方向Dに対して逆方向の分力F11(<F1)と、手の侵入方向(シートの幅方向E)に平行な分力F12(<F1)とに分散される。このように、突出部28に作用する手の干渉力が分散されることによって、突出部28の損傷を防止することができる。さらに、突出部28が、シート排出方向Dに対して逆方向の分力F11によって、装置本体100A側に押圧されるので、突出部28と一体の剛性付与フレーム21に形成されたフック21dが被係合片3から外れるのを防止される。すなわち、剛性付与ユニット2は、装置本体100Aから外れるのを防止される。
また、ユーザは、空間ARに手を入れた後、シート排出トレイ180上のシートを掴んで、手前側に取り出すとき、突出部28の奥側の側部に手をぶつけることがある。しかし、奥側の側部にも、シート排出方向Dの下流側に行くに従って、突出部28の幅方向Eの中央の側に傾斜した傾斜面28bが形成してある。このため、傾斜面28bに手が当たっても、当たったときの力F2が、分力F11、F12と同様な分力F21、F22に分散されて、突出部28の損傷と、剛性付与ユニット2が装置本体100Aから外れるのを防止することができる。
なお、傾斜面は、突出部28の幅方向Eにおける両側部のいずれか、一方だけ形成されていてもよい。また、これ以外にも、隣り合う線分同士のなす内角がいずれも鈍角である凸多角形状としてもよく、突出部28の側面全体を滑らかな曲面(例えば、シート排出方向Dに突出する平面視半円状の板部材)によって構成してもよい。要するに、上方から視た場合に、突出部28の輪郭がシート排出方向Dの下流に凸な凸曲線を描くように構成されていれば、本実施形態と同様の効果を得られる。
また、図2に示すように、シート排出トレイ180は、ステイプラ(シート処理装置)202を搭載可能でありステイプラ202が搭載されることがある。ステイプラ202は、小型にするため、内部機構を密集して配置された構造になっていることが多い。しかも、シートを案内するシート案内路201は、内部機構をぬうようにして配置されて、複数個所で湾曲していることが多い。このため、シート排出装置170によって剛性を付与されたシートは、湾曲箇所の多いシート案内路201を通過するのが困難であり、シート案内路201に詰まるか、通過したとしても画像を傷付けられるおそれがある。そこで、シート排出トレイ180にステイプラ202を搭載する場合、剛性付与ユニット2をシート排出装置170から分離して、装置本体から取外し、シートに撓みがない状態でシート排出装置からステイプラにシートが搬送された方が好ましい。この様な理由からも、本実施形態の剛性付与ユニット2は、取付機構30によって、シート排出装置170から分離して、装置本体から取外すことができるようになっている。
したがって、シート排出装置170は、ユーザが装置本体100Aから剛性付与ユニット2を取外してからステイプラ202をシート排出トレイ180に搭載するようにさせることができる。これによって、ステイプラ内でのシート詰まりやシートの画像の損傷等を防止することができる。また、シート排出装置は、ステイプラのシート詰まりを防止すことによって、シートの排出処理効率を高めることができる。
さらに、本実施形態のプリンタ100は、シート排出トレイに搭載されたステイプラ内でのシート詰まりや、シートに形成されている画像の損傷等を防止するシート排出装置170を備えているので、高品質の画像を形成したシートを提供することができる。
ところで、剛性付与ユニット2とステイプラ202との付け換えは、ユーザによる手作業である。このため、ユーザが、誤って、剛性付与ユニット2がシート排出装置170に組み込まれたままの状態で、ステイプラ202をシート排出トレイ180に搭載しようとすることがある。そこで、本実施形態のシート排出装置170は、ユーザが、剛性付与ユニット2がシート排出装置170に組み込まれたままの状態で、シート排出トレイ180にステイプラ202を搭載しようとすると、ステイプラ202が突出部28に干渉するようにしてある。このため、仮にユーザが剛性付与ユニット2の存在を認識せずにステイプラ202を取付けようとしても、ステイプラ202が突出部28に干渉することになる。これによって、剛性付与ユニット2が装置本体100Aの取外し忘れが未然に防がれ、剛性付与ユニット2が装置本体100Aから取外された状態でステイプラ202が装着されることが保証される。
このようにして、本実施形態のシート排出装置170は、ユーザが、誤って、剛性付与ユニット2がシート排出装置170に組み込まれたままの状態で、ステイプラ202をシート排出トレイ180に搭載するのを防止することができるようになっている。したがって、本実施形態のシート排出装置170は、より確実に、ステイプラ内でのシート詰まりやシートの画像の損傷等を防止して、シートの排出処理効率を高めることができる。
ところで、ユーザが、シート排出装置170に剛性付与ユニット2が組み込まれたままで、誤ってステイプラ202をシート排出トレイ180に搭載しようとして空間ARに挿入した場合、ステイプラ202が突出部28に衝突すると考えられる。ここで、突出部28のシート排出方向Dの手前側部には、上記傾斜面28aが形成されている。このため、ステイプラ202は、突出部28の手前側の傾斜面28aに当接する。突出部28には、上記のように、傾斜面28aに対して直角の当接力F1が作用する。当接力F1は、分力F11(<F1)と、分力F12(<F1)とに分散される。このように、突出部28に作用するステイプラ202の衝突力が分散されることによって、突出部28の損傷を防止することができる。さらに、突出部28が、シート排出方向Dに対して逆方向の分力F11によって、装置本体100A側に押圧されるので、突出部28と一体の剛性付与フレーム21に形成されたフック21dが被係合片3から外れるのを防止される。すなわち、剛性付与ユニット2は、装置本体100Aから外れるのを防止される。
以上のように、シート排出装置170は、剛性付与ユニット2を取付けたままで、シート排出トレイ180にステイプラ202を搭載しようとすると、突出部28によってステイプラ202の搭載を阻止するようになっている。このため、シート排出装置170は、シート排出トレイ180にステイプラ202が搭載されるとき、剛性付与ユニット2を取り外されて、シートに剛性を付与することなく、ステイプラ202にシートを搬送するようになっている。この結果、シート排出装置170は、シート処理装置内でのシート詰まりを防止することができる。
なお、上述の実施形態では、シート排出トレイ180の積載面にステイプラ202を搭載している。即ち、シートが積載される、シート排出トレイ180の積載面によって、シートが排出される空間ARに搭載されたステイプラ202を支持する形態を例示した。しかしながら、シート排出トレイ180の積載面をステイプラ202の底の形状と適用させることが難しい場合には例えば以下のようにしてもよい。即ち、シート排出トレイ180をシート排出装置170から取り外す。そして、シート排出トレイ180が取り付けられていた部材によって、シートが排出される空間ARに搭載されるステイプラ202を支持させる。
なお、シート処理装置として、ステイプラの代わりにシートに孔をあけるシート孔あけ装置、シートを折り曲げるシート折り曲げ装置等もシート排出トレイ180に搭載することができる。プリンタ100の脇にオプションとして接続されたステイプラ、シート孔あけ装置等にシート排出装置からシートを送る場合、シートを貯留するバッファもシート排出トレイ180に搭載することができる。したがって、シート処理装置は、ステイプラに限定されるものではない。
1:シート排出ローラ対(排出手段)、2:剛性付与ユニット(着脱ユニット)、3:被係合片(被係合部、第1被係合部)、4:凹部(第2被係合部)、5:位置決め片(第2被係合部)、21:剛性付与フレーム(フレーム)、21c:延長端部(第2係合部)、21d:フック(係合部、第1係合部)、21e:位置決め突片(第2係合部)、22:シート押圧レバー(揺動部)、23:シート押圧ころ(押圧部)、24:圧縮ばね(付勢部材)、28:突出部、28a,28b:傾斜面、100:プリンタ(画像形成装置)、100A:装置本体、150:画像形成部(画像形成手段)、160:定着器(画像形成手段)、170:シート排出装置、180:シート排出トレイ(シート積載手段)、180a:シート積載面(積載面)、D:シート排出方向、E:幅方向

Claims (17)

  1. 装置本体と、
    シート排出方向にシートを搬送してシートを排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出されたシートが積載されるシート積載手段であって、前記排出手段によって排出されたシートを処理するシート処理装置を搭載可能なシート積載手段と、
    前記装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、を備え、
    前記着脱ユニットは、
    シート排出方向に交差する幅方向においてシートを撓ませるようにシートを押圧する押圧部を含み、シートに押圧されることで前記押圧部がシートの厚さ方向に移動するように前記装置本体に対して移動可能な押圧手段と、
    前記装置本体から前記シート排出方向において前記押圧手段よりも下流に突出し、前記シート処理装置が前記シート積載手段に搭載されたとすれば前記シート処理装置によって占有される空間に突出する突出部と
    を有することを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記突出部の前記幅方向における一方の側部は、前記シート排出方向の下流へ向かって前記幅方向の他方へ傾斜した傾斜面を有する、
    請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記突出部の前記幅方向における両側部は、前記シート排出方向の下流へ向かって前記幅方向に互いに近づくように傾斜した傾斜面を有する、
    請求項1に記載のシート排出装置。
  4. 前記突出部は、上方から視て前記シート排出方向の下流に凸な凸曲線を描く輪郭からなり、前記凸曲線は、隣り合う線分が鈍角を成す多角形状又は滑らかな曲線により構成される、
    請求項1に記載のシート排出装置。
  5. シート積載手段は、前記シート処理装置が搭載されていない状態で前記排出手段によって排出されたシートが積載される積載面を有し、
    前記積載面は、前記シート処理装置の底部に当接して支持する支持部を有し、
    前記突出部は、前記支持部に平行な平板状の部材である、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  6. 前記着脱ユニットは係合部を有し、
    前記装置本体は前記係合部に係合されることで前記着脱ユニットが前記装置本体から取外されることを規制する被係合部を有し、
    前記係合部及び前記被係合部の少なくとも一方は、弾性変形することで前記係合部と前記被係合部との係合を解除可能である、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  7. 前記係合部は、第1係合部及び第2係合部を含み、
    前記被係合部は、前記第1係合部に係合される第1被係合部及び前記第2係合部に係合される第2被係合部を含み、
    前記第1係合部は、前記着脱ユニットを前記シート排出方向の上流へ移動させることで前記装置本体に取付ける装着動作において、弾性変形して前記第1係合部に係合し、
    前記第2係合部は、前記装着動作において、第1係合部と前記第1被係合部の係合に並行して前記第2被係合部に係合することで、前記着脱ユニットを位置決めする、
    請求項6に記載のシート排出装置。
  8. 前記着脱ユニットは、前記装置本体から前記着脱ユニットが取外される際に操作される操作部を有する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  9. 前記着脱ユニットは、弾性変形可能な係合部を有し、前記操作部が前記係合部の一部であり、
    前記装置本体は、前記係合部に係合されることで前記着脱ユニットが前記装置本体から取外されることを規制する被係合部を有し、
    前記係合部は、前記操作部を押圧された際に弾性変形して前記被係合部との係合が解除されることで、前記着脱ユニットが前記装置本体から取外し可能な状態となるように構成されている、
    請求項に記載のシート排出装置。
  10. 前記着脱ユニットが前記装置本体に装着された状態において、前記押圧部の少なくとも一部は前記装置本体の内側に位置する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  11. 前記押圧部は、前記シートに接触した状態で回転可能なころ部材からなる、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  12. 前記排出手段は、シートを挟持して搬送するニップをそれぞれ形成する複数のローラ対を有し、
    前記着脱ユニットはシート排出装置に設けられた複数の着脱ユニットの1つであり、
    前記複数の着脱ユニットと前記複数のローラ対とが、前記幅方向において交互に配置されている、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  13. 前記着脱ユニットは、シートを厚さ方向に変位させるように前記押圧部を付勢してシートに圧接させる付勢部材を有し、
    前記付勢部材は、前記排出手段が剛性の高い高剛度シートを排出する場合には、前記高剛度シートよりも剛性が低い低剛度シートを排出する場合に比して、小さな変位を作り出す、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  14. 前記着脱ユニットは、前記装置本体に支持されるフレームを有し、
    前記押圧手段は、前記押圧部が設けられており前記フレームにより前記厚さ方向に揺動可能に支持されている揺動部を有し、
    前記付勢部材は、前記フレームと前記揺動部との間に縮設された圧縮ばねである、
    請求項13に記載のシート排出装置。
  15. 前記着脱ユニットは、前記装置本体に対して位置決めされるフレームを有し、
    前記突出部は、前記フレームと一体に形成されている、
    前記押圧手段は、前記フレームにより前記厚さ方向に揺動可能に支持されている、
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  16. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを排出する、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のシート排出装置と、
    を備える画像形成装置。
  17. 装置本体と、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成されたシートをシート排出方向に搬送して排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出されたシートが積載されるシート積載手段であって、前記排出手段によって排出されたシートを処理するシート処理装置を搭載可能なシート積載手段と、を備え、
    前記装置本体には、着脱ユニットを装着可能であり、
    前記着脱ユニットは、
    シート排出方向に交差する幅方向においてシートを撓ませるようにシートを押圧する押圧部を含み、シートに押圧されることで前記押圧部がシートの厚さ方向に移動するように前記装置本体に対して移動可能な押圧手段と、
    前記装置本体から前記シート排出方向において前記押圧手段よりも下流に突出し、前記シート処理装置が前記シート積載手段に搭載されたとすれば前記シート処理装置によって占有される空間に突出する突出部と、を有し、
    記着脱ユニットが前記装置本体から取外された状態で、前記シート積載手段に対する前記シート処理装置を搭載可能である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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