JP6658742B2 - 通信装置、および、通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置、および、通信装置の制御方法 Download PDF

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Description

本技術は、通信装置、および、通信装置の制御方法に関する。詳しくは、時分割多重方式で通信を行う通信装置、および、通信装置の制御方法に関する。
近年、人体を利用して、人体周辺のきわめて狭い範囲で通信を行う人体通信の技術が注目を集めている。この人体通信のネットワークは、BAN(Body Area network)とも呼ばれる。このBANに対応した通信規格としては、例えば、ISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission)17982が知られている。この規格では、時分割多重(TDD:Time Division Duplex)方式で複数の通信機器が通信することができる。この時分割多重方式では、タイムスロットの単位で時間が分割され、通信機器の送信または受信が予めタイムスロットに割り当てられる。
上述の時分割多重方式で通信を行うために、例えば、送信信号を増幅するアンプと、受信信号を増幅するアンプと、それらと通信経路との間の接続を切り替えるスイッチとを備える通信機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この通信機器内のスイッチは、送信に対応するタイムスロットの直前で通信経路の接続先を送信側のアンプに切り替え、受信に対応するタイムスロットの直前で接続先を受信側のアンプに切り替える。
特開2012−74890号公報
しかしながら、上述の通信機器では、送信と受信とを切り替える際にスイッチにおいて直流オフセット電圧が発生し、その直流オフセット電圧により通信エラーが生じるおそれがある。この直流オフセット電圧は、スイッチを構成するトランジスタの容量成分に蓄積された電荷が、スイッチオフの際に放出される現象(いわゆる、チャージインジェクション)などに起因する電圧であり、サージ電圧とも呼ばれる。このサージ電圧は、容量成分の自然放電により低下するが、この自然放電によりサージ電圧が十分に低下するまでの間、送信と受信との間を空けなくてはならなくなる。したがって、上述の通信機器では、通信速度を向上させることが困難である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、時分割方式で通信を行う通信機器において、通信速度を向上させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、送信信号を送信する送信部と、受信信号を受信する受信部と、通信経路の一端の接続先を上記送信部および上記受信部の一方から他方に切り替える切替部と、上記接続先の切替えにより上記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電部とを具備する通信装置、および、その制御方法である。これにより、接続先の切替えにより切替部で発生するサージ電圧が放電によって降下するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記受信部は、上記受信信号を受信して増幅し、上記放電部は、上記送信部から上記受信部への切替えの際に上記サージ電圧を降下させてもよい。これにより、送信部から受信部への切替えの際にサージ電圧が降下するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記放電部は、上記放電により上記サージ電圧を降下させるトランジスタである放電トランジスタからなるものであってもよい。これにより、放電トランジスタにより放電が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記放電トランジスタは、N型のトランジスタであってもよい。これにより、N型のトランジスタにより放電が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記放電トランジスタは、P型のトランジスタであってもよい。これにより、P型のトランジスタにより放電が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記切替部は、上記通信経路の一端と上記送信部との間の経路を開閉するトランジスタである送信トランジスタと、上記通信経路の一端と上記受信部との間の経路を開閉するトランジスタである受信トランジスタとを備えてもよい。これにより、通信経路の一端と受信部および送信部との間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記放電トランジスタのゲート幅は、上記送信トランジスタおよび上記受信トランジスタのいずれのゲート幅より小さくてもよい。これにより、送信トランジスタおよび上記受信トランジスタのいずれよりゲート幅の小さい放電トランジスタにより放電が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記放電トランジスタ、上記送信トランジスタおよび上記受信トランジスタを制御して導通状態および非導通状態のいずれかに遷移させる制御回路をさらに具備してもよい。これにより、放電トランジスタ、送信トランジスタおよび受信トランジスタの制御により、接続先の切替えと、放電とが行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御回路は、上記受信部が上記受信信号を受信する前において上記送信トランジスタおよび上記受信トランジスタを制御して非導通状態に遷移させ、上記放電トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、上記受信部が上記受信信号を受信するときに上記受信トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、上記放電トランジスタを非導通状態に遷移させてもよい。これにより、送信トランジスタおよび受信トランジスタが非導通状態に遷移してから、放電トランジスタが導通状態に遷移し、受信トランジスタが導通状態に遷移するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記送信信号および上記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、上記放電部は、上記正側信号を伝送する正側信号線と所定電位の端子との間の経路を開閉する正側放電スイッチと、上記負側信号を伝送する負側信号線と上記所定電位の端子との間の経路を開閉する負側放電スイッチとを備えてもよい。これにより、正側信号線および負側信号線と端子との間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記送信信号および上記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、上記放電部は、上記正側信号を伝送する正側信号線と上記負側信号を伝送する負側信号線との間の経路を開閉する短絡スイッチを備えてもよい。これにより、正側信号線と負側信号線との間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記短絡スイッチの両端は、上記切替部と上記受信部との間に配線された上記正側信号線および上記負側信号線に接続されてもよい。これにより、切替部と受信部との間に配線された正側信号線および負側信号線の間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記短絡スイッチの両端は、上記切替部と上記通信経路の一端との間に配線された上記正側信号線および上記負側信号線に接続されてもよい。これにより、切替部と通信経路の一端との間に配線された正側信号線および負側信号線の間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記短絡スイッチの両端は、上記切替部と上記送信部との間に配線された上記正側信号線および上記負側信号線に接続されてもよい。これにより、切替部と送信部との間に配線された正側信号線および負側信号線の間の経路が開閉されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、前記通信経路の一端は、一対の電極であり、前記送信信号および前記受信信号は、前記一対の電極間の電圧により生じた電界を介して伝送されてもよい。これにより、一対の電極間の電圧により生じた電界を介して送信信号および受信信号が伝送されるという作用をもたらす。
本技術によれば、時分割方式で通信を行う通信機器において、通信速度を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
実施の形態における通信システムの一例を示す全体図である。 実施の形態における通信機器の一構成例を示すブロック図である。 実施の形態における送受信回路の一構成例を示す回路図である。 実施の形態における放電部の一構成例を示す回路図である。 実施の形態における通信システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態におけるタイムスロット内のデータ送受信期間の一例を示す図である。 実施の形態における送信時の送受信回路の状態を説明するための図である。 実施の形態における切替え直前の送受信回路の状態を説明するための図である。 実施の形態における切替え時の送受信回路の状態を説明するための図である。 実施の形態における受信時の送受信回路の状態を説明するための図である。 比較例における送受信回路と、その動作を示すタイミングチャートとを示す図である。 実施の形態における制御回路の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態の第1の変形例における放電部の一構成例を示す回路図である。 実施の形態の第2の変形例における送受信回路の一構成例を示す回路図である。 実施の形態の第2の変形例における送信側切替部の前段に放電部を設けた送受信回路の一構成例を示す回路図である。 実施の形態の第2の変形例における送信側切替部の後段に放電部を設けた送受信回路の一構成例を示す回路図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(送受信の切替えの際に放電を行う例)
2.第1の変形例
3.第2の変形例
<1.実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、実施の形態における通信システムの一例を示す全体図である。この通信システムは、通信機器100、101および102などの複数の通信機器を備える。これらの通信機器は、BANを介してTDD方式で通信を行う。これらの通信機器としては、時計型や眼鏡型のウェアラブル端末、インプラント機器、IC(Integrated Circuit)カード、カードリーダ/ライタ、および、携帯電話機などが想定される。また、TDD方式では、一定の長さのタイムスロットの単位で時間が分割され、それぞれのタイムスロットに、通信機器の送信期間または受信期間が予め割り当てられる。
[通信機器の構成例]
図2は、実施の形態における通信機器100の一構成例を示すブロック図である。この通信機器100は、送受信回路200、制御回路110およびベースバンド部120を備える。
送受信回路200は、制御回路110の制御に従って送信信号を送信し、また、受信信号を受信するものである。これらの送信信号および受信信号は、ベースバンド部120と送受信回路200との間で信号線209を介して伝送される。また、送信信号および受信信号として、例えば、正側信号および負側信号からなる差動信号が用いられる。なお、送信信号および受信信号を差動信号としているが、シングルエンド信号であってもよい。
ベースバンド部120は、制御回路110の制御に従って送信信号を生成し、受信信号を処理するものである。このベースバンド部120は、例えば、ベースバンド信号を変調して、数百から数十メガヘルツ(MHz)の周波数の信号を送信信号として生成する。また、ベースバンド部120は、他の機器からの受信信号を復調して所定の処理を行う。
制御回路110は、通信機器100全体を制御するものである。この制御回路110は、通信機器100の送信期間のタイムスロットにおいて、ベースバンド部120を制御して変調を行わせ、送受信回路200を制御して送信信号を送信させる。また、制御回路110は、通信機器100の受信期間のタイムスロットにおいて、送受信回路200を制御して受信信号を受信させ、ベースバンド部120を制御して復調を行わせる。
なお、通信機器100内の回路は、特許請求の範囲に記載の通信装置の一例である。
[送受信回路の構成例]
図3は、実施の形態における送受信回路200の一構成例を示す回路図である。この送受信回路200は、電極211および212と、送信側切替部220と、送信アンプ230と、受信側切替部240と、放電部250と、受信アンプ260と、入力アンプ270と、AD(Analog to Digital)変換器280とを備える。
また、送信側切替部220は、正側送信スイッチ221および負側送信スイッチ222を備え、送信アンプ230は、正側送信アンプ231および負側送信アンプ232を備える。受信側切替部240は、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242を備え、放電部250は、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252を備える。
電極211および212の一方は、人体に接触または近接する位置に配置される。これらの電極に印加された電圧により、人体表面に電界が生じ、人体を通信経路とした人体通信が行われる。なお、電極211および212は、特許請求の範囲に記載の通信経路の一端の一例である。
正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252として、例えば、N型のMOS(metal-oxide-semiconductor)トランジスタが用いられる。正側送信スイッチ221、負側送信スイッチ222、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242についても同様に、例えば、N型のMOSトランジスタが用いられる。
なお、正側送信スイッチ221および負側送信スイッチ222を構成するトランジスタは、特許請求の範囲に記載の送信トランジスタの一例である。また、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242を構成するトランジスタは、特許請求の範囲に記載の受信トランジスタの一例である。
正側送信スイッチ221は、制御回路110の制御に従って電極211と正側送信アンプ231との間の経路を開閉するものである。負側送信スイッチ222は、制御回路110の制御に従って電極212と負側送信アンプ232との間の経路を開閉するものである。
正側送信アンプ231は、ベースバンド部120からの送信信号のうち正側信号を増幅するものである。この正側送信アンプ231は、増幅した正側信号を正側送信スイッチ221に供給する。負側送信アンプ232は、ベースバンド部120からの送信信号のうち負側信号を増幅するものである。この負側送信アンプ232は、増幅した負側信号を負側送信スイッチ222に供給する。増幅後の送信信号の振幅は、例えば、3.6ボルト(V)程度である。なお、正側送信アンプ231および負側送信アンプ232は、特許請求の範囲に記載の送信部の一例である。
正側受信スイッチ241は、制御回路110の制御に従って電極211と受信アンプ260との間の経路を開閉するものである。負側受信スイッチ242は、制御回路110の制御に従って電極212と受信アンプ260との間の経路を開閉するものである。
なお、正側送信スイッチ221、負側送信スイッチ222、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242を備える回路は、特許請求の範囲に記載の切替部の一例である。
正側放電スイッチ251は、制御回路110の制御に従って信号線248と接地端子との間の経路を開閉するものである。ここで、信号線248は、正側受信スイッチ241と、受信アンプ260の非反転入力端子(+)との間に配線された信号線である。負側放電スイッチ252は、制御回路110の制御に従って信号線249と接地端子との間の経路を開閉するものである。ここで、信号線249は、負側受信スイッチ242と、受信アンプ260の反転入力端子(−)との間に配線された信号線である。制御回路110が、これらの正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252をいずれも閉状態に制御すると、受信側切替部240から接地端子へ電流が強制放電される。ここで、強制放電は、放電部250を開状態にした際の送信側切替部220および受電側切替部240の自然放電より放電速度の速い放電を意味する。
受信アンプ260は、受信側切替部240からの受信信号を受信して増幅するものである。この受信アンプ260は、増幅した受信信号を入力アンプ270に供給する。
入力アンプ270は、受信アンプ260により増幅された受信信号をさらに増幅するものである。この入力アンプ270は、増幅した受信信号をAD変換器280に供給する。なお、受信アンプ260および入力アンプ270を含む回路は、特許請求の範囲に記載の受信部の一例である。
ここで、BANにおいて受信信号の振幅は、例えば、1ミリボルト(mV)程度であり、送信信号の振幅(1ボルトなど)と比較して非常に小さい。このため、受信アンプ260および入力アンプ270によるゲインは、送信アンプ230と比較して非常に大きな値、例えば、60デシベル(dB)に設定される。
AD変換器280は、入力アンプ270からのアナログの受信信号をデジタル信号に変換してベースバンド部120に供給するものである。
制御回路110は、通信機器100に送信させる際に、送信側切替部220を制御して閉状態に移行させ、受信側切替部240を制御して開状態に移行させる。また、送信から受信に切り替える際に制御回路110は、送信側切替部220を開状態に移行させ、次に放電部250を閉状態に移行させる。そして、制御回路110は、受信側切替部240を閉状態に移行させる。これにより、通信経路の一端(電極211および212)の接続先は、送信アンプ230から受信アンプ260に切り替えられる。
この切替えの際に、送信側切替部220において直流オフセット電圧(言い換えれば、サージ電圧)が発生する。これは、送信側切替部220内のMOSトランジスタが閉状態から開状態に遷移するときに、MOSトランジスタの容量成分に蓄積された電荷が放出されるためである。この現象はチャージインジェクションと呼ばれる。この受信時に生じる直流オフセット電圧は、例えば、10ミリボルト(mV)程度と微小な値であるが、受信側切替部240からの信号は、前述したように受信アンプ260等により非常に大きなゲイン(60デシベルなど)で増幅される。したがって、この直流オフセット電圧が、受信アンプ260に入力されると、高ゲインで増幅された信号がベースバンド部120に供給されて受信信号が正確に復調されなくなるおそれがある。そこで、放電部250を設けない特許文献1などの回路では、自然放電により直流オフセット電圧が十分に低下するのにtナノ秒が必要とすると、送信と受信との間をtナノ秒以上、空けなくてはならない。
これに対して、送受信回路200では、切替えの際に閉状態に移行する放電部250を設けているため、その閉状態の放電部250を介して電流が接地端子に強制放電されて直流オフセット電圧が降下する。この結果、送信と受信との間をtナノ秒未満にしても、受信信号を正確に復調することができる。このように送信と受信との間の間隔を短縮することができるため、通信速度を向上させることができる。
特に、電極211および212の接続先が送信アンプ230から受信アンプ260に切り替えられる際にのみ、制御回路110は、放電部250を制御して放電させることが望ましい。前述したように受信時の直流オフセット電圧は、高ゲインで増幅されてしまうためである。一方、送信時に生じる直流オフセット電圧は通信機器100内で増幅されることがないため、送信アンプ230への切替えの際には放電部250に放電させる必要性に乏しい。なお、通信品質をさらに向上させる観点から、制御回路110は、接続先の受信アンプ260への切替えの際のみならず、送信アンプ230への切替えの際においても放電部250に放電させてもよい。
ここで、一般にMOSトランジスタのゲート幅が大きいほど、そのトランジスタの容量成分が大きくなり、導通状態におけるドレイン電流(言い換えれば、駆動能力)が大きくなる。また、電極211および212間に生じる容量成分は、受信アンプ260の容量成分よりも大きいことが多い。このため、比較的大きな容量成分をチャージする目的で、送信側切替部220内のMOSトランジスタのゲート幅は、受信側切替部240内のMOSトランジスタよりも大きな値に設定される。一方、放電部250内のMOSトランジスタのゲート幅については、送信側切替部220および受信側切替部240のいずれよりも小さな値を設定することが望ましい。これにより、放電部250の容量成分が比較的小さくなり、放電部250を閉状態から開状態にした際に直流オフセット電圧がほとんど生じなくなる。
図4は、実施の形態における放電部250の一構成例を示す回路図である。この放電部250において、正側放電スイッチ251は、正側N型トランジスタ253により構成され、負側放電スイッチ252は負側N型トランジスタ254により構成される。これらの正側N型トランジスタ253および負側N型トランジスタ254として、例えば、MOSトランジスタが用いられる。なお、正側N型トランジスタ253および負側N型トランジスタ254は、特許請求の範囲に記載の放電トランジスタの一例である。
正側N型トランジスタ253のゲートは、制御回路110に接続され、ソースは、接地端子に接続され、ドレインは信号線248に接続される。また、負側N型トランジスタ254のゲートは、制御回路110に接続され、ソースは、接地端子に接続され、ドレインは信号線249に接続される。
制御回路110が正側N型トランジスタ253および負側N型トランジスタ254のゲートにハイレベルの制御信号を供給すると、これらのトランジスタは導通状態に遷移する。これにより、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252が閉状態に遷移する。また、制御回路110が正側N型トランジスタ253および負側N型トランジスタ254のゲートにローレベルの制御信号を供給すると、これらのトランジスタは非導通状態に遷移させる。これにより、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252が開状態に遷移する。
[通信システムの動作例]
図5は、実施の形態における通信システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。ISO/IEC17982では、タイムセグメントと呼ばれる単位により時間が分割され、それぞれのタイムセグメントは、さらに8個のTDS(Time Division Slot)に分割される。例えば、TDSの長さは、1622.28ナノ秒(ns)であり、タイムセグメントの長さは、12.9782マイクロ秒(μs)である。以下、タイムセグメント内のTDSを、TDS1乃至TDS8とする。ここで、例えば、TDS1に、通信機器100の送信期間と、通信機器101および102の受信期間が割り当てられる。また、TDS2に通信機器100の受信期間と101の送信期間とが割り当てられ、TDS4に通信機器100の受信期間と通信機器102の送信期間とが割り当てられる。
この場合、TDS1において、通信機器100が送信信号を送信し、その送信信号を通信機器101および102が受信することができる。また、TDS2において通信機器101が送信した送信信号を、通信機器100が受信することができ、TDS4において通信機器102が送信した送信信号を、通信機器100が受信することができる。このように、時分割多重方式では、タイムスロット(例えば、TDS)により時間を区切って、複数の通信機器が通信を行うことができる。
図6は、実施の形態におけるタイムスロット(TDS)内のデータ送受信期間の一例を示す図である。このTDSの開始タイミングから、24.58ナノ秒(ns)が経過するまでの間に、データが送受信されない無信号期間が設定される。この無信号期間が経過したときから1573.12ナノ秒が経過するまでの間に、64ビットのデータが送受信されるデータ期間が設定される。このデータ期間が経過したときから、24.58ナノ秒(ns)が経過するまでの間にも無信号期間が設定される。通信機器100が、送信の直後に受信に切り替える際には、これらの非常に短い無信号期間内に、送受信の切替え動作を完了する必要がある。
図7は、実施の形態における送信時の送受信回路200の状態を説明するための図である。同図におけるaは、送信時の送受信回路200の状態を示す図であり、同図におけるbは、通信機器100の送信期間および受信期間を示すタイミングチャートである。また、同図におけるcは入力電圧の変動を示すグラフであり、同図におけるdは電極端電圧の変動を示すグラフである。また、同図におけるcの縦軸は、電極端電圧であり、横軸は時間である。同図におけるdの縦軸は、入力電圧であり、横軸は時間である。ここで、入力電圧は、入力アンプ270の正側の出力端子と負側の出力端子との間の電圧であり、電極端電圧は、電極211および212の間の電圧である。
図7におけるbに例示するようにTDS1に送信期間が割り当てられている場合を想定する。このTDS1において、同図におけるdに例示するように、例えば、122.9ナノ秒(ns)の周期の矩形波が送信信号として送信される。同図におけるdのタイミングT1では、同図におけるaに例示するように送信側切替部220は閉状態であり、受信側切替部240および放電部250は開状態である。また、受信信号が受信されないため、同図におけるcに例示するように、入力電圧はローレベルの状態である。
図8は、実施の形態における切替え直前の送受信回路200の状態を説明するための図である。同図におけるaは、切替え直前の送受信回路200の状態を示す図であり、同図におけるbは、通信機器100の送信期間および受信期間を示すタイミングチャートである。また、同図におけるcは入力電圧の変動を示すグラフであり、同図におけるdは電極端電圧の変動を示すグラフである。
図8におけるbに例示するようにTDS1に送信期間が割り当てられ、その次のTDS2に受信期間が割り当てられているものとする。TDS1からTDS2に遷移するタイミングT3より一定時間前のタイミングT2において、同図におけるaに例示するように、制御回路110は、送信側切替部220を開状態に移行させ、放電部250を閉状態に移行させる。
図9は、実施の形態における切替え時の送受信回路200の状態を説明するための図である。同図におけるaは、切替え時の送受信回路200の状態を示す図であり、同図におけるbは、通信機器100の送信期間および受信期間を示すタイミングチャートである。また、同図におけるcは、入力電圧の変動を示すグラフであり、同図におけるdは、電極端電圧の変動を示すグラフである。
TDS1からTDS2に遷移するタイミングT3において、同図におけるaに例示するように、制御回路110は、受信側切替部240を閉状態に移行させる。このとき、放電部250が閉状態であるため、強制放電により直流オフセット電圧が降下する。これにより、同図におけるcに例示するように、直流オフセット電圧に応じた入力電圧が生じない。
図10は、実施の形態における受信時の送受信回路200の状態を説明するための図である。同図におけるaは、受信時の送受信回路200の状態を示す図であり、同図におけるbは、通信機器100の送信期間および受信期間を示すタイミングチャートである。また、同図におけるcは入力電圧の変動を示すグラフであり、同図におけるdは電極端電圧の変動を示すグラフである。
TDS2の開始タイミングから一定時間が経過したタイミングT4の直前において、図10におけるaに例示するように、制御回路110は、放電部250を開状態に制御する。このとき、チャージインジェクションにより放電部250で直流オフセット電圧が発生することが懸念される。しかし、前述したように、放電部250内のトランジスタのゲート幅を十分に小さくしておけば、同図におけるcに例示するように、直流オフセット電圧はほとんど生じない。タイミングT4以降は、同図におけるdに例示するように受信信号が受信され、同図におけるcに例示するように増幅される。
図11は、比較例における送受信回路と、その動作を示すタイミングチャートとを示す図である。この比較例として、特許文献1に例示したように、放電部250を設けない送受信回路が想定される。同図におけるaは、比較例における送受信回路の回路図であり、同図におけるbは、比較例における送受信回路の動作を示すタイミングチャートである。
図11におけるaに例示するように放電部250の無い比較例では、送信から受信への切替えの際に、送信側切替部220で直流オフセット電圧(サージ電圧)が生じる。この電圧による通信エラーの発生を抑制するため、送信と受信との間を十分に空ける必要がある。例えば、自然放電によりサージ電圧が一定値以下に低下するのに3スロットが必要とすると、同図におけるbに例示するように、通信機器は、送信のタイムスロットと受信のタイムスロットとの間を3スロット空けて通信する。送受信の間を3スロット未満に短縮すると、直流オフセット電圧によるエラーが生じるおそれがあるため、通信速度を向上させることが困難となる。
これに対して、本技術の送受信回路200では、切替え時に放電部250が強制放電により直流オフセット電圧を降下させるため、通信機器100は、送信と受信との間の間隔を3スロットより短くすることができる。これにより、通信速度を向上させることができる。
[制御回路の動作例]
図12は、実施の形態における制御回路110の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、通信機器100がBANに接続された際に開始される。また、通信機器100は、送信と受信とを交互に繰り返すものとする。制御回路110は、受信から送信への切替え直前のタイミングであるか否かを判断する(ステップS901)。切替え直前でない場合に(ステップS901:No)、制御回路110は、ステップS901を繰り返す。
一方、切替え直前の場合には(ステップS901:Yes)、制御回路110は、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242を開状態にする(ステップS902)。そして、制御回路110は、正側送信スイッチ221および負側送信スイッチ222を閉状態にする(ステップS903)。制御回路110は、送信から受信への切替え直前のタイミングであるか否かを判断する(ステップS904)。切替え直前でない場合に(ステップS904:No)、制御回路110は、ステップS904を繰り返す。
一方、切替え直前の場合には(ステップS904:Yes)、制御回路110は、正側送信スイッチ221および負側送信スイッチ222を開状態にし、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252を閉状態にする(ステップS905)。そして、制御回路110は、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242を閉状態にし(ステップS906)、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252を開状態にする(ステップS907)。ステップS907の後に、制御回路110は、ステップS901以降を繰り返す。
なお、制御回路110は、受信から送信への切替えの際に放電部250を開状態のままにしているが、送信から受信への切替えの場合と同様に制御してもよい。すなわち、制御回路110は、ステップS902でさらに放電部250を閉状態にし、ステップS903の後に放電部250を開状態にすればよい。これにより、送信時の直流オフセット電圧を強制放電により降下させることができる。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、通信機器100は、電極端211および212の接続先の切替えにより発生するサージ電圧を放電によって降下させるため、送信と受信との間の間隔を放電しない場合よりも短くすることができる。これにより、通信速度を向上させることができる。
<2.第1の変形例>
上述の実施の形態では、N型のMOSトランジスタにより正側放電スイッチ251などのスイッチを実現していたが、P型のMOSトランジスタにより実現してもよい。第1の変形例の通信機器100は、P型のMOSトランジスタによりスイッチを実現した点において実施の形態と異なる。
図13は、実施の形態の第1の変形例における放電部250の一構成例を示す回路図である。第1の変形例の放電部250は、正側N型トランジスタ253および負側N型トランジスタ254の代わりに、正側P型トランジスタ255および負側P型トランジスタ256を備える点において実施の形態と異なる。これらの正側P型トランジスタ255および負側P型トランジスタ256として、例えば、MOSトランジスタが用いられる。
正側P型トランジスタ255のゲートは制御回路110に接続され、ソースは電源端子に接続され、ドレインは信号線248に接続される。負側P型トランジスタ256のゲートは制御回路110に接続され、ソースは電源端子に接続され、ドレインは信号線249に接続される。
なお、正側送信スイッチ221、負側送信スイッチ222、正側受信スイッチ241および負側受信スイッチ242も、同様にP型のMOSトランジスタにより実現することが望ましい。
このように、本技術の第1の変形例によれば、通信機器100は、P型のトランジスタをスイッチとして用いたため、ローレベルの制御信号により、スイッチを閉状態に制御することができる。
<3.第2の変形例>
上述の実施の形態では、2つのスイッチにより放電部250を構成していたが、放電部250において、スイッチ等の部品の個数を少なくすることもできる。第2の変形例の通信機器100は、部品の個数を少なくした点において実施の形態と異なる。
図14は、実施の形態の第2の変形例における送受信回路の一構成例を示す回路図である。第2の変形例の放電部250は、正側放電スイッチ251および負側放電スイッチ252の代わりに、短絡スイッチ257を備え、AD変換器280の代わりにAD変換器281を備える点において実施の形態と異なる。
短絡スイッチ257は、制御回路110の制御に従って、信号線248と信号線249との間の経路を開閉するものである。この短絡スイッチ257が閉状態に移行することにより、正側の信号線249と、負側の信号線249とが短絡され、正側送信スイッチ221から負側送信スイッチ222に電流が放電される。
AD変換器281は、AD変換を行う回路に加えて、正側信号および負側信号のコモン電位を接地電位に補正する回路をさらに備える点において実施の形態のAD変換器280と異なる。放電部250を短絡スイッチ257のみで実現する構成では、短絡スイッチ257を閉状態にした際に正側信号および負側信号の電位が接地電位にならない。このため、それらのコモン電位が変動し、AD変換器280などの後段の回路が誤作動してデータが正確に受信されないことが懸念される。しかし、AD変換器280の代わりに、コモン電位を補正するAD変換器281を設けたため、通信機器100は、データを正確に送受信することができる。なお、コモン電位を補正する回路をAD変換器281の内部に設けているが、AD変換器の外部に設ける構成であってもよい。また、コモン電位の変動が比較的小さく、後段の回路が誤作動するおそれが少ない場合には、コモン電位を補正する回路を設けない構成としてもよい。
なお、短絡スイッチ257を信号線248および249に接続しているが、他の信号線に接続してもよい。例えば、図15に例示するように、短絡スイッチ257を信号線218および219に接続してもよい。ここで、信号線218は、電極211と送信側切替部220および受信側切替部240との間に配線された信号線であり、信号線219は、電極212と送信側切替部220および受信側切替部240との間に配線された信号線である。また、図16に例示するように、短絡スイッチ257を信号線228および229に接続してもよい。ここで、信号線228は、正側送信スイッチ221と正側送信アンプ231との間に配線された信号線であり、信号線229は、負側送信スイッチ222と負側送信アンプ232との間に配線された信号線である。
このように、本技術の第2の変形例によれば、通信機器100は、正側の信号線249と負側の信号線249とを短絡する短絡スイッチ257により放電するため、2つのスイッチにより放電する場合よりもスイッチの個数を減らすことができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)送信信号を送信する送信部と、
受信信号を受信する受信部と、
通信経路の一端の接続先を前記送信部および前記受信部の一方から他方に切り替える切替部と、
前記接続先の前記送信部から前記受信部への切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電部と
を具備する通信装置。
(2)前記受信部は、前記受信信号を受信して増幅し、
前記放電部は、前記送信部から前記受信部への切替えの際に前記サージ電圧を降下させる
前記(1)記載の通信装置。
(3)前記放電部は、前記放電により前記サージ電圧を降下させるトランジスタである放電トランジスタからなる
前記(1)または(2)記載の通信装置。
(4)前記放電トランジスタは、N型のトランジスタである
前記(3)記載の通信装置。
(5)前記放電トランジスタは、P型のトランジスタである
前記(3)記載の通信装置。
(6)前記切替部は、
前記通信経路の一端と前記送信部との間の経路を開閉するトランジスタである送信トランジスタと、
前記通信経路の一端と前記受信部との間の経路を開閉するトランジスタである受信トランジスタとを備える前記(3)から(5)のいずれかに記載の通信装置。
(7)前記放電トランジスタのゲート幅は、前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタのいずれのゲート幅より小さい
前記(6)記載の通信装置。
(8)前記放電トランジスタ、前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタを制御して導通状態および非導通状態のいずれかに遷移させる制御回路をさらに具備する
前記(6)または(7)記載の通信装置。
(9)前記制御回路は、前記受信部が前記受信信号を受信する前において前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタを制御して非導通状態に遷移させ、前記放電トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、前記受信部が前記受信信号を受信するときに前記受信トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、前記放電トランジスタを非導通状態に遷移させる
前記(8)記載の通信装置。
(10)前記送信信号および前記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、
前記放電部は、
前記正側信号を伝送する正側信号線と所定電位の端子との間の経路を開閉する正側放電スイッチと、
前記負側信号を伝送する負側信号線と前記所定電位の端子との間の経路を開閉する負側放電スイッチと
を備える前記(1)から(9)のいずれかに記載の通信装置。
(11)前記送信信号および前記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、
前記放電部は、前記正側信号を伝送する正側信号線と前記負側信号を伝送する負側信号線との間の経路を開閉する短絡スイッチを備える
前記(1)から(10)のいずれかに記載の通信装置。
(12)前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記受信部との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
前記(11)記載の通信装置。
(13)前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記通信経路の一端との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
前記(11)記載の通信装置。
(14)前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記送信部との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
前記(11)記載の通信装置。
(15)
前記通信経路の一端は、一対の電極であり、
前記送信信号および前記受信信号は、前記一対の電極間の電圧により生じた電界を介して伝送される前記(1)から(14)のいずれかに記載の通信装置。
(16)切替部が、通信経路の一端の接続先を送信信号を送信する送信部と受信信号を受信する受信部との一方から他方に切り替える切替手順と、
放電部が、前記接続先の切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電手順と
を具備する通信装置の制御方法。
100、101、102 通信機器
110 制御回路
120 ベースバンド部
200 送受信回路
211、212 電極
220 送信側切替部
221 正側送信スイッチ
222 負側送信スイッチ
230 送信アンプ
231 正側送信アンプ
232 負側送信アンプ
240 受信側切替部
241 正側受信スイッチ
242 負側受信スイッチ
250 放電部
251 正側放電スイッチ
252 負側放電スイッチ
253 正側N型トランジスタ
254 負側N型トランジスタ
255 正側P型トランジスタ
256 負側P型トランジスタ
257 短絡スイッチ
260 受信アンプ
270 入力アンプ
280、281 AD変換器

Claims (15)

  1. 送信信号を送信する送信部と、
    受信信号を受信する受信部と、
    通信経路の一端の接続先を前記送信部および前記受信部の一方から他方に切り替える切替部と、
    前記接続先の切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電部と
    を具備し、
    前記送信信号および前記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、
    前記放電部は、
    前記正側信号を伝送する正側信号線と所定電位の端子との間の経路を開閉する正側放電スイッチと、
    前記負側信号を伝送する負側信号線と前記所定電位の端子との間の経路を開閉する負側放電スイッチと
    を備える
    通信装置。
  2. 前記受信部は、前記受信信号を受信して増幅し、
    前記放電部は、前記送信部から前記受信部への切替えの際に前記サージ電圧を降下させる
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記正側放電スイッチおよび前記負側放電スイッチのそれぞれは、前記放電により前記サージ電圧を降下させるトランジスタである放電トランジスタからなる
    請求項1記載の通信装置。
  4. 前記放電トランジスタは、N型のトランジスタである
    請求項3記載の通信装置。
  5. 前記放電トランジスタは、P型のトランジスタである
    請求項3記載の通信装置。
  6. 前記切替部は、
    前記通信経路の一端と前記送信部との間の経路を開閉するトランジスタである送信トランジスタと、
    前記通信経路の一端と前記受信部との間の経路を開閉するトランジスタである受信トランジスタとを備える請求項3記載の通信装置。
  7. 送信信号を送信する送信部と、
    受信信号を受信する受信部と、
    通信経路の一端の接続先を前記送信部および前記受信部の一方から他方に切り替える切替部と、
    前記接続先の切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電部と
    を具備し、
    前記放電部は、前記放電により前記サージ電圧を降下させるトランジスタである放電トランジスタからなり、
    前記切替部は、
    前記通信経路の一端と前記送信部との間の経路を開閉するトランジスタである送信トランジスタと、
    前記通信経路の一端と前記受信部との間の経路を開閉するトランジスタである受信トランジスタとを備え、
    前記放電トランジスタのゲート幅は、前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタのいずれのゲート幅より小さ
    信装置。
  8. 前記放電トランジスタ、前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタを制御して導通状態および非導通状態のいずれかに遷移させる制御回路をさらに具備する
    請求項記載の通信装置。
  9. 前記制御回路は、前記受信部が前記受信信号を受信する前において前記送信トランジスタおよび前記受信トランジスタを制御して非導通状態に遷移させ、前記放電トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、前記受信部が前記受信信号を受信するときに前記受信トランジスタを制御して導通状態に遷移させ、前記放電トランジスタを非導通状態に遷移させる
    請求項8記載の通信装置。
  10. 送信信号を送信する送信部と、
    受信信号を受信する受信部と、
    通信経路の一端の接続先を前記送信部および前記受信部の一方から他方に切り替える切替部と、
    前記接続先の切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電部と
    を具備し、
    前記送信信号および前記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、
    前記放電部は、前記正側信号を伝送する正側信号線と前記負側信号を伝送する負側信号線との間の経路を開閉する短絡スイッチを備え
    信装置。
  11. 前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記受信部との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
    請求項10記載の通信装置。
  12. 前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記通信経路の一端との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
    請求項10記載の通信装置。
  13. 前記短絡スイッチの両端は、前記切替部と前記送信部との間に配線された前記正側信号線および前記負側信号線に接続される
    請求項10記載の通信装置。
  14. 前記通信経路の一端は、一対の電極であり、
    前記送信信号および前記受信信号は、前記一対の電極間の電圧により生じた電界を介して伝送される請求項10記載の通信装置。
  15. 切替部が、通信経路の一端の接続先を送信信号を送信する送信部と受信信号を受信する受信部との一方から他方に切り替える切替手順と、
    放電部が、前記接続先の切替えにより前記切替部で発生するサージ電圧を放電によって降下させる放電手順と
    を具備し、
    前記送信信号および前記受信信号のそれぞれは、正側信号および負側信号からなる差動信号であり、
    前記放電部は、
    前記正側信号を伝送する正側信号線と所定電位の端子との間の経路を開閉する正側放電スイッチと、
    前記負側信号を伝送する負側信号線と前記所定電位の端子との間の経路を開閉する負側放電スイッチと
    を備える
    通信装置の制御方法。
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