JP6658587B2 - 廃現像剤回収装置、及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

廃現像剤回収装置、及びこれを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、作像部から使用済みの現像剤を回収して貯留する廃現像剤回収装置、及びこれを備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、作像部で使用された使用済みの現像剤(以下「廃現像剤」という。)を回収して貯留する廃現像剤回収装置を備えている。前記廃現像剤回収装置は、廃現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤容器を取り外し可能に装着する容器装着部と、を備えている。
前記廃現像剤回収装置は、前記現像剤容器が前記廃現像剤で満杯になったときに、満杯であることを検知する重量センサーなどの満杯検知センサーを備えている(特許文献1参照)。前記画像形成装置は、前記満杯検知センサーによって満杯であることが検知されると、その旨をユーザーに報知する。ユーザーは、前記報知を確認することによって、前記現像剤容器が満杯になったこと、及び前記現像剤容器の交換タイミングを把握できる。なお、前記満杯検知センサーとして、例えば、前記容器装着部に装着された前記ボトル装着部の荷重を支えるバネと、前記現像剤容器がその重量によって予め定められた高さまで下降したことを検知する検知センサーとを備えるものが知られている。
しかしながら、前記満杯検知センサーが故障した場合、ユーザーは、前記現像剤容器が満杯になってもそれを把握することができなくなる。一方、前記満杯検知センサーが故障して、前記現像剤容器から前記作像部に至る現像剤流路が前記廃現像剤で満たされると、前記作像部による画像形成に支障が出るだけでなく、前記作像部に逆流した前記廃現像剤によって前記作像部が故障するという問題が生じる。このため、従来の廃現像剤回収装置には、前記満杯検知センサーが故障した場合でも、前記現像剤流路に満たされた廃現像剤の有無を検知するための現像剤検知センサーが設けられている。前記現像剤検知センサーとしては、圧力が入力される入力面を有する圧電センサーが用いられている。前記廃現像剤回収装置には、前記入力面が前記現像剤流路に露出された状態で前記圧電センサーが設けられている。
特開2011−209621号公報
しかしながら、現像剤流路に前記入力面が剥き出しに露出されている場合、前記入力面に廃現像剤が付着して、前記圧電センサーを誤動作させるおそれがある。
本発明の目的は、現像剤流路における廃現像剤の有無を確実に検知することが可能な廃現像剤回収装置、及びこれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る廃現像剤回収装置は、現像剤容器と、案内流路部と、現像剤検知センサーと、緩衝部材と、を備える。前記現像剤容器は、作像部から排出された廃現像剤の流入が可能な開口部を有する。前記案内流路部は、前記開口部の上側に設けられ、前記作像部からの前記廃現像剤を前記開口部へ向けて案内する管状のものである。前記現像剤検知センサーは、前記案内流路部の外周壁に形成された挿通口を通じて圧力検知面が前記案内流路部の内部に露出するように前記案内流路部に設けられ、前記圧力検知面に付与された圧力に基づいて前記案内流路部の内部における前記廃現像剤の有無を検知する。前記緩衝部材は、前記案内流路部の内部で前記圧力検知面に対向するように設けられ、前記圧力検知面を覆うとともに前記圧力検知面への圧力を減衰させる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、現像剤を用いて被転写媒体に画像を形成する作像部と、前記廃現像剤回収装置と、を備える。
本発明によれば、現像剤流路における廃現像剤の有無を確実に検知することが可能である。
図1は、発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、画像形成装置が備える現像剤ボトルの斜視図である。 図3は、画像形成装置が備える廃現像剤回収部の斜視図である。 図4は、画像形成装置が備える廃現像剤回収部の構成を示す図である。 図5は、画像形成装置の作像部からの廃現像剤を廃現像剤回収部に案内する案内流通部の拡大図であり、圧電センサーが取り付けられた状態を示す図である。 図6は、案内流通部に対する圧電センサーの他の取り付け例を示す図である。 図7(A)〜(C)は、それぞれ、形状の異なる他の緩衝部材の構成を示す模式図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10]
実施形態に係る画像形成装置10は、電子写真方式でシートに画像を形成する装置である。前記シートは、用紙および封筒などのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10は、本体部1内にシート供給部2、シート搬送部3、作像部40、光走査部46、定着部49、トナー補給部400および廃現像剤回収部6(本発明の廃現像剤回収装置の一例)などを備える。
作像部40は、現像剤9を用いてシートに画像を形成する画像形成処理を実行する。作像部40は、画像形成ユニット4と、その他の現像および現像剤9の搬送に関する機器とを含む。現像剤9は、トナー9aおよびキャリア9bを含む二成分現像剤である。キャリア9bは、磁性を有する粒状物である。
図1に示される画像形成装置10は、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置であり、例えばカラープリンターである。そのため、作像部40は、複数の色のトナー9aに対応した複数の画像形成ユニット4と、中間転写ベルト47と、二次転写装置48と、ベルトクリーニング部470とを備える。また、トナー補給部400も、トナー9aの色ごとに設けられている。
画像形成ユニット4各々は、感光体41、帯電部42、現像部43、一次転写部44およびドラムクリーニング部45などを備える。作像部40の画像形成ユニット4では、現像部43が感光体41の外周面にトナー像を転写する。また、作像部40では、一次転写部44が、感光体41上のトナー像を中間転写ベルト47に転写する。
シート供給部2は、前記シートをシート搬送路30へ送り出し、シート搬送部3は、前記シートをシート搬送路30に沿って搬送する。中間転写ベルト47は、無端の帯状部材であり、2つのローラーに架け渡された状態で回転する。
画像形成ユニット4各々において、ドラム状の感光体41が回転し、帯電部42が感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査部46は、レーザー光を走査することにより感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
現像部43は、予め保有しているキャリア9bとトナー補給部400から供給される未使用のトナー9aとを含む現像剤9を用いて、前記静電潜像をトナー9aの像(トナー像)として現像する。これにより、トナー9aの像が感光体41の表面に形成される。
一次転写部44は、感光体41表面のトナー9aの像を中間転写ベルト47に転写する。そして、複数の感光体41各々から中間転写ベルト47へトナー9aの像が転写される。これにより、各色のトナー9aの像が重ねられたカラー画像が中間転写ベルト47に形成される。ドラムクリーニング部45は、感光体41表面に残存するトナー9aを除去する。
なお、感光体41および中間転写ベルト47は、トナー9aの像を担持する像担持体の一例である。
二次転写装置48は、中間転写ベルト47に形成された前記カラー画像を前記シートに転写する。ベルトクリーニング部470は、中間転写ベルト47に残存するトナー9aを除去する。定着部49は、加熱によって前記シートに前記カラー画像を定着させる。
ドラムクリーニング部45およびベルトクリーニング部470によって感光体41および中間転写ベルト47から除去されたトナー9aは、廃現像剤回収部6へ搬送され、廃現像剤回収部6の現像剤ボトル5(本発明の現像剤容器の一例)に収容される。現像剤ボトル5は、廃現像剤回収部6のボトル装着部60に対して取り外し可能に装着される。
さらに、現像部43内で浮遊するトナー9aおよび現像部43内で劣化したキャリア9bの一部も、廃現像剤回収部6へ搬送され、現像剤ボトル5に収容される。
以下の説明において、ドラムクリーニング部45、ベルトクリーニング部470および現像部43から現像剤ボトル5へ回収される使用済みの現像剤9のことを廃現像剤90と称する。
廃現像剤90は、ドラムクリーニング部45、ベルトクリーニング部470および現像部43から回収されるトナー9aである廃トナー90aと、現像部43から現像剤ボトル5へ回収されるキャリア9bである廃キャリア90bとを含む。
なお、本実施形態において、複数の画像形成ユニット4、中間転写ベルト47、二次転写装置48およびベルトクリーニング部470は、それぞれ作像部40の一部を構成している。画像形成装置10において、作像部40から回収される廃現像剤90が、現像剤ボトル5に収容される。
さらに、画像形成装置10は、各種演算、および、画像形成装置10における電気機器の制御を行う制御部8を備える。
[廃現像剤回収部6]
廃現像剤回収部6は、現像剤ボトル5と、ボトル装着部60と、支持フレーム66と、を備えている。
図2に示されるように、現像剤ボトル5は、内部が中空状に形成された長尺なボトル形状の容器である。現像剤ボトル5は、廃現像剤90の流入口である開口50(本発明の開口部の一例)を有する。開口50は、作像部40から排出された廃現像剤90の流入が可能なサイズ、形状、位置に形成されている。本実施形態では、開口50は、現像剤ボトル5の長手方向の一方側の第1端51に形成されている。なお、第1端51の反対側の第2端52は閉塞されている。
現像剤ボトル5は、その長手方向が横方向になる状態でボトル装着部60に装着される。以下の説明において、現像剤ボトル5がその開口50を先頭にしてボトル装着部60に挿入される方向のことをボトル挿入方向D1(図2,図3参照)と称する。
現像剤ボトル5には、その長手方向に沿う中心線L1の周りに螺旋状に形成された螺旋凸部54を有する。螺旋凸部54は、現像剤ボトル5の内面側へ螺旋状に突出した部分である。なお、螺旋凸部54は、現像剤ボトル5の外側から見れば、螺旋状の凹部である。
ボトル装着部60は、前記ボトル挿入方向D1に長い形状に形成されており、現像剤ボトル5を収容するための収容ケースである。ボトル装着部60は、現像剤ボトル5の下側を保持するボトル受部61と、現像剤ボトル5の上側をカバーするボトルカバー62とを含む。ボトル装着部60は、ボトル受部61とボトルカバー62とが上下に組み合わされることによって構成されている。ボトル受部61は、現像剤ボトル5の下半分の外周部分を支持する支持台である。ボトル装着部60に、現像剤ボトル5は回転可能に支持されている。ボトル受部61及びボトルカバー62は、例えば、合成樹脂を材料とする樹脂成形品である。なお、図4では、ボトルカバー62が二点鎖線で示されている。
ボトル受部61は、現像剤ボトル5の外周面53を下側から支える。ボトルカバー62は、現像剤ボトル5を上側から覆う。ボトル装着部60は、その内側に、現像剤ボトル5がその長手方向に沿って挿入される装着空間600(図4参照)を有している。装着空間600は、現像剤ボトル5が装着される空間である。
支持フレーム66は、本体部1に設けられている。支持フレーム66は、ボトル装着部60のボトル受部61の底部を支持するものであり、ボトムプレート66Aと、サイドプレート66Bとを有する。支持フレーム66は、例えば板金部材で形成されている。支持フレーム66は、ボトル装着部60の長手方向に長い板形状に形成されている。
現像剤ボトル5は、その開口50を先頭にして、ボトル装着部60の挿入口60Aから前記ボトル挿入方向D1に沿って装着空間600に挿入されることによりボトル装着部60に装着される。現像剤ボトル5がボトル装着部60に装着された状態で、開口50は、搬入中継部64に配置される。また、現像剤ボトル5は、装着空間600から前記ボトル挿入方向D1の反対方向へ引き出されることにより、ボトル装着部60から取り外される。なお、本体部1(図1参照)の外装の一部は、現像剤ボトル5の装着および取り外しの際に開かれる開閉カバー(不図示)を形成している。前記開閉カバーが開けられることにより、挿入口60Aが開放される。
図3に示されるように、廃現像剤回収部6は、排出部63、搬入中継部64、駆動伝達部65、圧電センサー80(図5参照、本発明の現像剤検知センサーの一例)などを更に備える。
搬入中継部64は、その内部に中継搬送路(不図示)が形成された部分である。搬入中継部64は、ボトル装着部60において、前記ボトル挿入方向D1側の端部に設けられている。前記中継搬送路は、排出部63と現像剤ボトル5の開口50とを繋ぐ廃現像剤90の搬送路である。廃現像剤90は、排出部63から搬入中継部64内の前記中継搬送路を経由し、開口50から現像剤ボトル5内へ搬入される。搬入中継部64は、合成樹脂を材料とする樹脂成形品である。搬入中継部64は、ボトル装着部60と一体に形成されていてもよく、また、別部材として構成されていてもよい。
排出部63は、搬入中継部64の上側に設けられており、言い換えると、現像剤ボトル5の開口50よりの上側に設けられている。排出部63は、不図示の廃現像剤搬送機構から落下する廃現像剤90を搬入中継部64を経て開口50に案内するものであり、前記廃現像剤搬送機構の排出路(不図示)から延出された蛇腹管68と、蛇腹管68の下端が連結された受け部67(本発明の案内流路部の一例)と、を有する。
受け部67は、前記廃現像剤搬送機構から落下する廃現像剤90を受け入れる流路であり、内部が空洞の管状に形成されている。受け部67の内部空間67A(図5参照)は、廃現像剤90が案内される下方向へ向けてストレート状に形成されている。作像部40から蛇腹管68を下方向へ案内された廃現像剤90は、受け部67の内部空間67A(図5参照)を通って搬入中継部64の内部に案内されて、その後、現像剤ボトル5の開口50に流入する。なお、詳細な説明は割愛するが、前記廃現像剤搬送機構は、ドラムクリーニング部45、ベルトクリーニング部470および現像部43の各々から、廃現像剤90を排出部63まで搬送する機構であり、内部に排出路や、その排出路の現像剤を搬送するスパイラル状の搬送部材などが設けられている。
駆動伝達部65は、不図示のモーターの回転力を現像剤ボトル5に伝達するギヤ機構である。ボトル装着部60に装着された現像剤ボトル5は、駆動伝達部65から前記回転力を受けて、中心線L1の周りに既定の回転方向D2に回転する。
現像剤ボトル5が前記回転方向D2へ回転することにより、横置きにされた現像剤ボトル5内において、廃現像剤90が開口50から遠ざかる方向へ移動する。これにより、廃現像剤90が開口50側に偏って滞留することが防止される。さらに、現像剤ボトル5内における廃トナー90aおよび廃キャリア90bの分布の偏りが緩和される。
ボトル装着部60は、本体部1の一部である支持フレーム66によって上下動可能(昇降可能)に支持されている。支持フレーム66には、ボトル装着部60を上下動可能に支持する回動軸661が設けられている。回動軸661は、支持フレーム66において、現像剤ボトル5の第1端51寄りの位置に設けられている。ボトル装着部60は、支持フレーム66により、回動軸661を中心にして回動可能に支持されている。これにより、ボトル装着部60は、前記ボトル挿入方向D1の反対側が上下動可能となる。
図4に示すように、廃現像剤回収部6は、現像剤ボトル5の内部が廃現像剤90で満杯になったかどうかを検知する満杯検知機構70を更に備える。現像剤ボトル5内の廃現像剤90の重量が増えるほど、ボトル装着部60が回動軸661を中心に下方向へ変位する。満杯検知機構70は、満杯とみなされる量の廃現像剤90が現像剤ボトル5に収容され、これによってボトル装着部60の下方向への変位量が予め設定された基準値を超えた場合に、現像剤ボトル5の内部が廃現像剤90で満杯になったことを検知する。
満杯検知機構70は、具体的には、バネ71と、連動片72と、光センサー73とにより構成されている。連動片72及び光センサー73は、共に、ボトムプレート66Aの上面に設けられている。
バネ71は、例えばコイルバネである。バネ71は、ボトル装着部60に対して上方へ向けて弾性力を加える。バネ71は、ボトル受部61の底部と支持フレーム66のボトムプレート66Aとの間に介在されている。バネ71は、ボトル装着部60において、前記ボトル挿入方向D1の反対側の端部付近に配置されている。バネ71の下端はボトムプレート66Aに取り付けられており、上端はボトル受部61に取り付けられている。これにより、ボトル装着部60は、装着空間600に現像剤ボトル5を収容した状態で、バネ71の弾性力によってボトムプレート66A上に支持されている。このため、現像剤ボトル5に廃現像剤90が流入して廃現像剤90の貯留量が増加すると、増加した重量に応じてバネ71が収縮し、ボトル装着部60が重力方向(下方向)へ変位することになる。
連動片72は、現像剤ボトル5とともにボトル装着部60が重力方向(下方向)へ変位することに伴って、同じ重力方向へ移動する。連動片72は、具体的には、前記ボトル挿入方向D1に延びるアーム状の部材であって、その後端部がボトムプレート66Aに回転可能に支持されている。連動片72は、図示しないバネ部材によって上方へ付勢されており、ボトル装着部60のボトル受部61の底面に当接している。
光センサー73は、連動片72の移動位置に応じた検知信号を出力する。光センサー73は、例えば、発光素子(発光部)及び受光素子(受光部)を有する透過型のフォトインターラプタである。前記発光素子は、前記受光素子へ向けて光を出射するフォトダイオードなどである。前記受光素子は、前記発光素子からの光を受けて前記検知信号を出力するフォトトランジスタなどである。光センサー73は、前記発光素子と前記受光素子との間の検知空間に連動片72が進入可能なように配置されている。本実施形態では、ボトル装着部60の下方向への変位量が前記基準値を超えた場合に、連動片72が前記検知空間に進入する。このとき、光センサー73から出力される検知信号は制御部8に入力される。制御部8は、入力された検知信号に基づいて、現像剤ボトル5の内部が廃現像剤90で満杯になったと判定する。
図5に示すように、圧電センサー80は、排出部63の受け部67に取り付けられている。圧電センサー80は、圧力を検知するための平面状の圧力検知面84を有しており、圧力検知面84に廃現像剤90からの接触圧が付与された場合に、その接触圧に応じた検知信号を出力する。なお、圧電センサー80としては、ピエゾ素子を用いたピエゾ式センサーや、歪みゲージを用いた歪みゲージ式センサーなどを用いることができる。
圧電センサー80は、受け部67の内部空間67Aにおける廃現像剤90の有無を検知するセンサーである。満杯検知機構70が故障した場合に、現像剤ボトル5から廃現像剤90が溢れ出し、排出部63を逆流して作像部40に達すると、作像部40による画像形成に支障が出るだけでなく、作像部40に逆流した廃現像剤90によって作像部40が故障するという問題が生じるおそれがある。このような問題が生じることを防止するために、圧電センサー80が設けられている。圧電センサー80から出力される検知信号は制御部8に入力される。制御部8は、入力された検知信号に基づいて、受け部67内に廃現像剤90が溜まっているかどうかを判定する。
図5に示すように、受け部67は、受け部67に一体に形成された取り付け座81と、取り付け座81に固定されるブラケット82とを有する。取り付け座81は、受け部67の外周壁に形成されている。取り付け座81には、受け部67の内部空間67Aに連通する挿通口86が形成されている。挿通口86は、受け部67の外周壁に対して水平な方向に貫通している。圧電センサー80は、挿通口86を通じて圧力検知面84が受け部67の内部空間67Aに露出するように、受け部67に取り付けられている。圧電センサー80は、先端に圧力検知面84を有する円柱形状の検知部80Aと、取り付け座81に当接されるフランジ80Bとを有しており、挿通口86に検知部80Aが挿通された状態で、フランジ80Bが取り付け座81に当接される。そして、この状態でブラケット82が圧電センサー80の外側からカバーするように受け部67にビスなどによって固定される。
圧電センサー80が受け部67に取り付けられた状態で、圧力検知面84は、受け部67の内面67Bよりも外側に僅かに隔てた位置に配置される。なお、受け部67の内部空間67Aの形状は、上下方向に延出する円筒形状でも四角筒形状であってもよい。しかし、内面67Bにおいて、圧電センサー80が取り付けられる位置に対応する部分は、圧力検知面84と平行な平面形状に形成されている。
圧電センサー80の圧力検知面84が内部空間67Aに剥き出しに露出されていると、内部空間67Aを下方向へ落下する廃現像剤90が圧力検知面84に付着して徐々に大きくなる場合がある。この場合、付着した廃現像剤90の重みによって、圧力検知面84に不測の押圧力が付与される可能性がある。この場合、圧電センサー80が誤動作するおそれがある。このため、本実施形態では、圧電センサー80の誤動作を防止するための緩衝シート91(本発明の緩衝部材の一例)が設けられている。
図5に示すように、緩衝シート91は、圧力検知面84を覆うとともに圧力検知面84への圧力を減衰させるものである。緩衝シート91は、内部空間67Aの内部に設けられており、圧力検知面84に対向するように配置されている。本実施形態の緩衝シート91は、可撓性を有する部材で構成されており、シート状に形成されたシート部材である。緩衝シート91として、シリコンゴムからなるシート部材の表面に非粘着性の高い非粘着性材料(例えばフッ素樹脂)をコーティングしたものが用いられる。
緩衝シート91は、内部空間67A側から挿通口86を塞ぐように、内面67Bに接着剤などによって取り付けられている。上述したように、圧力検知面84は、受け部67の内面67Bよりも外側に僅かに隔てた位置に配置されるため、緩衝シート91が設けられることによって、緩衝シート91と圧力検知面84との間には、所定のクリアランスが形成される。このクリアランスは、例えば1mmに設定されている。なお、前記クリアランスは、圧電センサー80の応答性などに応じて、0〜1mmの範囲内で設定される。
このような緩衝シート91が設けられているため、現像剤ボトル5が満杯になり、更に搬入中継部64も満杯になって、受け部67の内部空間67Aに廃現像剤90が溜まってきて、緩衝シート91の表面全体を覆うほどになると、その廃現像剤90が緩衝シート91を押圧し、緩衝シート91を圧力検知面84側へ撓ませる。このとき、緩衝シート91が圧力検知面84に接触して、その接触圧が圧電センサー80によって適切に検知される。一方、現像剤ボトル5が満杯になっていない状態では、受け部67の内部空間67Aを下方向へ落下する廃現像剤90が緩衝シート91の表面に接触する。このとき、接触した廃現像剤90が緩衝シート91の表面に付着して大きく成長したとしても、付着物による落下方向の重みが緩衝シート91にかかるだけであり、前記クリアランスを隔てた圧力検知面84にはかからない。このため、前記付着物によって圧力検知面84に不測の押圧力が付与されることが防止され、ひいては、圧電センサー80の誤動作が防止される。また、緩衝シート91は、フッ素樹脂などの非粘着性材料でコーティングされているため、内部空間67Aを落下する廃現像剤90が緩衝シート91に付着することを軽減することができ、誤動作の原因となる付着物の発生を抑制することができる。
[他の実施形態]
上述の実施形態では、受け部67の内部空間67Aが下方向へ向けてストレート状に形成されており、この受け部67に圧電センサー80が設けられた例について説明したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、図6に示すように、内部空間67Aを廃現像剤90が案内される下方向に対して、圧力検知面84が下向きに傾斜するように、圧電センサー80が設けられていてもよい。以下、上述の実施形態と共通の構成については、同じ符号を付し示すことにより、その説明を省略する。
この構成において、受け部67は、第1管部671と、第2管部672とを有しており、更に、上述した取り付け座81に代えて傾斜状の取り付け座81A(本発明の傾斜部の一例)を有する。図6に示すように、第1管部671は、蛇腹管68に連結される部分である。また、第2管部672は、第1管部671よりも下側に設けられており、その内径は、第1管部671の内径よりも大きく形成されている。また、取り付け座81Aは、第1管部671と第2管部672との間に設けられている。取り付け座81Aには、圧電センサー80の検知部80Aが挿通される挿通口86が形成されている。挿通口86おいて、内部空間67Aの下端86Aは、その上端86Bよりも外側に位置している。このため、挿通口86に検知部80Aが挿通されて、取り付け座81Aに圧電センサー80が取り付けられると、図6に示すように、圧力検知面84が下向きに傾斜する。本実施形態では、圧力検知面84の傾斜角θは、概ね10度に設定されている。なお、前記傾斜角θは、0<θ≦45°の範囲内の所定値に定めることができる。
緩衝シート91は、内部空間67A側から挿通口86を塞ぐように、内面67Bに接着剤などによって取り付けられている。このため、緩衝シート91も、前記傾斜角θと同じ角度で傾斜している。なお、この場合も、緩衝シート91と圧力検知面84との間には、上述した所定のクリアランスが形成される。
このように圧電センサー80が傾斜した状態で取り付けられ、また、緩衝シート91も傾斜した状態で取り付けられているため、現像剤ボトル5から溢れた廃現像剤90が内部空間67Aに逆流してその嵩が上昇すると、傾斜した緩衝シート91の表面に接触する。このとき、緩衝シート91の表面全体を覆う程に廃現像剤90が溜まっていなくても、緩衝シート91の表面に対して上向きの力が廃現像剤90から付与されると、その力の分力が緩衝シート91を押圧して、緩衝シート91を圧力検知面84側へ撓ませる。このとき、緩衝シート91が圧力検知面84に接触して、その接触圧が圧電センサー80によって適切に検知される。その結果、緩衝シート91の表面の全体が覆われる前に、早期に、圧電センサー80を反応させることができ、圧電センサー80の応答性を向上させることができる。
[緩衝部材の変形例]
なお、本発明の緩衝部材として、緩衝シート91を例示したが、例えば、図7(A)に示すように、上述の緩衝シート91に半球形状の突起95が設けられた緩衝シート92を適用することも可能である。突起95は、緩衝シート92に一体に形成されており、緩衝シート92における圧力検知面84の対向面に形成されている。具体的には、突起95は、緩衝シート92の前記対向面において、圧力検知面84の中心に対応する部分に設けられている。一般に、圧電センサー80は、圧力検知面84の中央部分の反応性が良好であることが知られている。このため、緩衝シート92が撓まされたときの圧電センサー80の応答性がより良好となる。
また、本発明の緩衝部材として、図7(B)に示す緩衝カバー93を適用することも可能である。緩衝カバー93は、圧力検知面84との間に上述した所定のクリアランスを設けた状態で圧力検知面84の外周縁に直接取り付けられたカバー部材である。緩衝カバー93は、上述した緩衝シート91と同様に可撓性を有する素材で形成されており、シリコンゴムからなるシート部材の表面に非粘着性の高い非粘着性材料(例えばフッ素樹脂)をコーティングしたものである。
また、本発明の緩衝部材として、図7(C)に示す弾性部材94を適用することも可能である。弾性部材94は、不織布やスポンジ部材などの材料でシート状に形成されたものであり、圧力検知面84に接触した状態で直接取り付けられている。弾性部材94における内部空間67A側の表面には、非粘着性の高い非粘着性材料(例えばフッ素樹脂)がコーティングされている。
このような緩衝カバー93や弾性部材94であっても、受け部67の内部空間67Aに廃現像剤90が溜まった場合に、内部空間67Aにおける廃現像剤90の有無を確実に検知することが可能である。
5:現像剤ボトル
6:廃現像剤回収部
10:画像形成装置
40:作像部
50:開口
67:受け部
67A:内部空間
80:圧電センサー
81:圧力検知面
91:緩衝シート

Claims (6)

  1. 作像部から排出された廃現像剤の流入が可能な開口部を有する現像剤容器と、
    前記開口部の上側に設けられ、前記作像部からの前記廃現像剤を前記開口部へ向けて案内する管状の案内流路部と、
    前記案内流路部の外周壁に形成された挿通口を通じて圧力検知面が前記案内流路部の内部に露出するように前記案内流路部に設けられ、前記圧力検知面に付与された圧力に基づいて前記案内流路部の内部における前記廃現像剤の有無を検知する現像剤検知センサーと、
    前記案内流路部の内部で前記圧力検知面に対向するように設けられ、前記圧力検知面を覆うとともに前記圧力検知面への圧力を減衰させる緩衝部材と、を備え
    前記案内流路部は、所定の内径に形成された第1管部と、前記第1管部の下側に設けられ前記第1管部よりも内径の大きい第2管部と、前記第1管部と前記第2管部との間に設けられた傾斜部と、を有し、
    前記挿通口は前記傾斜部に形成されており、
    前記現像剤検知センサーは、前記案内流路部における前記廃現像剤の案内方向に対して前記圧力検知面が下向きに傾斜するように前記傾斜部に設けられている廃現像剤回収装置。
  2. 前記緩衝部材は、前記案内流路部の内部側から前記挿通口を塞ぐ可撓性を有するシート部材である請求項に記載の廃現像剤回収装置。
  3. 前記緩衝部材と前記圧力検知面との間に所定のクリアランスが設けられている請求項に記載の廃現像剤回収装置。
  4. 前記緩衝部材は、前記圧力検知面との間に所定のクリアランスを設けた状態で前記圧力検知面の外周縁に取り付けられた可撓性を有するカバー部材である請求項に記載の廃現像剤回収装置。
  5. 前記緩衝部材は、前記圧力検知面に接触して取り付けられた弾性を有するシート状の弾性部材である請求項に記載の廃現像剤回収装置。
  6. トナーを含む現像剤を用いて像担持体にトナー画像を転写する作像部と、
    請求項1からのいずれかに記載の廃現像剤回収装置と、を備える画像形成装置。
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