JP6658234B2 - 積層型電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は積層型電子部品に関し、更に詳しくは、多層基板に形成された層間接続導体が持つ不要なインダクタンス成分が抑制された積層型電子部品に関する。
多層基板を使用した積層型電子部品が、種々の用途に広く活用されている。
たとえば、特許文献1(特許第4325747号公報)には、複数の基材層が積層され多層基板上に、スイッチングICとキャパシタとが搭載された積層型電子部品が開示されている(特許文献1の図5参照)。
図9に、特許文献1に開示された積層型電子部品(DC-DCコンバータモジュール)1100を示す。
積層型電子部品1100は、磁性体からなる複数の基材層が積層された多層基板(磁性体基板)101を備える。
多層基板101の内部には、スパイラル状(ヘリカル状)のコイルパターンからなるコイル(平滑コイル)102が形成されている。また、多層基板101の内部には、基材層の積層方向に延びる、3つの層間接続導体(ビア)103a、103b、103cが形成されている。
多層基板101の表面(上面)には、スイッチングIC(スイッチング素子)を含む制御回路104が搭載されている。また、多層基板101の表面には、コンデンサ(入力コンデンサ)105a、コンデンサ(出力コンデンサ)105bが搭載されている。
積層型電子部品1100においては、磁性体からなる多層基板101の内部に形成された層間接続導体103a〜103cを、コイル(インダクタ)として積極的に活用している。
積層型電子部品1100は、スイッチングICを含む制御回路104、キャパシタ105a、105b、コイル102、コイルとして機能する層間接続導体103a〜103cを所定の関係に接続し、DC-DCコンバータモジュールを構成している。
特開2014-76117号公報
積層型電子部品1100においては、層間接続導体103a〜103cの周囲が、それぞれ、多層基板101を構成する磁性体によって完全に覆われている。そのため、層間接続導体103a〜103cは、それぞれ、磁束が閉磁となり、大きなインダクタンス成分を持つ。
積層型電子部品1100においては、層間接続導体103a〜103cを、コイルとして積極的に活用している。
しかしながら、積層型電子部品の回路構成によっては、層間接続導体が大きなインダクタンス成分を持つと、層間接続導体が発生させる磁束がスイッチングIC内部や周辺の信号ラインを横切る等して、スイッチングICに誤作動を発生させてしまう虞があった。たとえば、積層型電子部品1100と異なる回路構成のDC-DCコンバータモジュールにおいては、大電流が流れる電源ラインを構成する層間接続導体が大きなインダクタンス成分を持つと、スイッチングICに誤作動を発生させてしまう虞があった。
そこで、層間接続導体の持つインダクタンス成分を抑制する必要があるが、その1つの方法として、層間接続導体を、磁性体からなる多層基板の側面に露出させる方法がある。
同じく、特許文献1(特許第4325747号公報)には、層間接続導体を、磁性体からなる多層基板の側面に露出させ、層間接続導体の持つインダクタンス成分を抑制した積層型電子部品が開示されている(特許文献1の図8参照)。
図10に、特許文献1に開示された、層間接続導体の持つインダクタンス成分を抑制した積層型電子部品(DC-DCコンバータモジュール)1200を示す。
積層型電子部品1200は、上述した積層型電子部品1100が備えていた3つの層間接続導体103a〜103cのうちの、1つの層間接続導体103cを、磁性体からなる多層基板101の側面から露出された層間接続導体113cに置換え、層間接続導体113cの持つインダクタンス成分を抑制している。すなわち、層間接続導体113cは磁性体からなる多層基板101によって完全には覆われておらず、層間接続導体113cの磁束は開磁となっており、層間接続導体113cのインダクタンス成分は抑制されている。
しかしながら、積層型電子部品1200には、層間接続導体113cが多層基板101の側面から露出していることにより、強度が低下してしまう、耐湿性が低下してしまう等の問題があった。たとえば、層間接続導体113c部分を起点として多層基板101にクラックが発生してしまう虞があった。また、層間接続導体113cと多層基板101の隙間や、その近傍に発生したクラックから水分が内部に侵入し、マイグレーション等が発生してしまう虞があった。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その手段として本発明の積層型電子部品は、複数の基材層が積層され、表面および裏面を有する多層基板と、多層基板の内部に形成され、基材層の積層方向に延びた第1層間接続導体および第2層間接続導体と、を有し、第1層間接続導体と第2層間接続導体とが、ツイスト構造に配置され、多層基板に、更に、基材層の積層方向に巻回軸を有するコイルパターンによって構成されたコイルが内蔵され、多層基板の表面に、入力端子と出力端子とグランド端子を有するスイッチングICが搭載され、入力端子が、入力側電源ラインに接続され、出力端子が、出力側電源ラインに接続され、グランド端子が、グランドに接続されたスイッチングIC用グランドラインに接続され、入力側電源ラインおよび出力側電源ラインの少なくとも一方に、コイルパターンが挿入され、チョークコイルとして利用されたものとした。なお、ツイスト構造は、撚り合せ構造と表現することもできる。
層基板の表面に、第1表面電極および第2表面電極が形成され、多層基板の裏面に、第1裏面電極および第2裏面電極が形成され、第1表面電極と第1裏面電極とが、第1層間接続導体によって接続され、第2表面電極と第2裏面電極とが、第2層間接続導体によって接続されたものとすることが好ましい。この場合には、第1表面電極と第1裏面電極を接続する第1層間接続導体の磁束と、第2表面電極と第2裏面電極を接続する第2層間接続導体の磁束とが相互に打消し合うため、第1層間接続導体および第2層間接続導体のインダクタンス成分が、いずれも抑制される。
第1層間接続導体および第2層間接続導体の少なくとも一方を、スパイラル状またはミアンダ状とすることが好ましい。この場合には、容易に、第1層間接続導体と第2層間接続導体をツイスト構造に配置することができる。
入力側電源ラインとグランドの間に入力側グランドラインが設けられ、および/または、出力側電源ラインとグランドの間に出力側グランドラインが設けられ、第1層間接続導体を入力側電源ライン、第2層間接続導体を入力側グランドラインとし、および/または、第1層間接続導体を出力側電源ライン、第2層間接続導体を出力側グランドラインとすることができる。この場合には、入力側電源ラインと入力側グランドラインのインダクタンス成分を抑制し、および/または、出力側電源ラインと出力側グランドラインのインダクタンス成分を抑制することができる。
上記の場合において、スイッチングIC用グランドラインと入力側グランドラインを共通化して入力側共通グランドラインを構成し、または、スイッチングIC用グランドラインと出力側グランドラインを共通化して出力側共通グランドラインを構成し、第1層間接続導体を入力側電源ライン、第2層間接続導体を入力側共通グランドラインとし、または、第1層間接続導体を出力側電源ライン、第2層間接続導体を出力側共通グランドラインとすることができる。この場合には、入力側電源ラインと入力側共通グランドラインのインダクタンス成分を抑制し、または、出力側電源ラインと出力側共通グランドラインのインダクタンス成分を抑制することができる。
あるいは、スイッチングIC用グランドラインと入力側グランドラインと出力側グランドラインを共通化して共通グランドラインを構成し、第1層間接続導体を入力側電源ライン、第2層間接続導体を共通グランドラインとし、または、第1層間接続導体を出力側電源ライン、第2層間接続導体を共通グランドラインとすることができる。この場合には、入力側電源ラインと共通グランドラインのインダクタンス成分を抑制し、または、出力側電源ラインと共通グランドラインのインダクタンス成分を抑制することができる。
第1層間接続導体と第2層間接続導体を、コイルパターンの内側に配置したものとすることができる。この場合には、コイルパターンを、多層基板の平面方向の面積を最大限利用して大きくすることができ、コイルパターンにより形成されるインダクタンス値を大きくすることができる。
また、多層基板を構成する基材層の少なくとも一部のものを、磁性体で構成することができる。この場合には、多層基板の磁性体の部分にコイルパターンを内蔵させた場合、コイルパターンにより形成されるインダクタンス値を大きくすることができる。
積層型電子部品により、たとえば、DC-DCコンバータモジュールを構成することができる。
本発明の積層型電子部品は、第1層間接続導体と第2層間接続導体とがツイスト構造に配置されているため、第1層間接続導体および第2層層間接続導体が持つ不要なインダクタンス成分が抑制されている。
図1(A)は、第1実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール100の平面図である。図1(B)は、DC-DCコンバータモジュール100の断面図であり、図1(A)のX-X部分を示している。 DC-DCコンバータモジュール100の要部分解斜視図である。 DC-DCコンバータモジュール100の等価回路図である。 図4(A)は、第2実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール200の等価回路図である。図4(B)は、第3実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール300の等価回路図である。 図5(A)は、第4実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール400の等価回路図である。図5(B)は、第5実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール500の等価回路図である。 第6実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール600の等価回路図である。 第7実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール700の要部分解斜視図である。 第8実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール800の断面図である。 特許文献1に開示された積層型電子部品1100の分解斜視図である。 特許文献1に開示された積層型電子部品1200の分解斜視図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、実施形態の理解を助けるためのものであり、必ずしも厳密に描画されていない場合がある。たとえば、描画された構成要素ないし構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
[第1実施形態]
図1(A)、(B)、図2、図3に、第1実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)100を示す。ただし、図1(A)は、DC-DCコンバータモジュール100の平面図である。図1(B)は、DC-DCコンバータモジュール100の断面図であり、図1(A)の一点鎖線X-X部分を示している。図2は、DC-DCコンバータモジュール100の要部分解斜視図である。図3は、DC-DCコンバータモジュール100の等価回路図である。
DC‐DCコンバータモジュール100は、降圧型のDC‐DCコンバータモジュールである。
DC‐DCコンバータモジュール100は、多層基板1を備える。多層基板1は、下から順に、第1非磁性体部1Aと、磁性体部1Bと、第2非磁性体部1Cが積層された構造からなる。
第1非磁性体部1Aは、低透磁率または非磁性のセラミックスからなる複数の基材層1aが積層されて形成されている。第2非磁性体部1Cも、低透磁率または非磁性のセラミックスからなる複数の基材層1cが積層されて形成されている。
磁性体部1Bは、基材層1a、1cよりも透磁率が大きい磁性セラミックスからなる複数の基材層1bが積層されて形成されている。
多層基板1の表面(上面)には、表面電極5a、5b、5c、5d、5e、5f、5gが形成されている。
多層基板1の裏面(下面)には、裏面電極6a、6b、6c、6d、6eが形成されている。
また、多層基板1の内部には、所定の内部配線が形成されている。
DC‐DCコンバータモジュール100は、多層基板1の内部に、内部配線の一部として、第1層間接続導体3と第2層間接続導体4が形成されている。第1層間接続導体3と第2層間接続導体4は、それぞれ、基材層1a〜1cの積層方向に延びるように形成されている。本実施形態においては、第1層間接続導体3は、表面電極5aおよび5dと裏面電極6aを接続している。また、第2層間接続導体4は、表面電極5eと裏面電極6cを接続している。
図2に示すように、本実施形態においては、第1層間接続導体3は、線路電極3aとビア電極3bとが交互に接続されてミアンダ状に形成されている。また、第2層間接続導体4も、線路電極4aとビア電極4bとが交互に接続されてミアンダ状に形成されている。そして、ミアンダ状の第1層間接続導体3と、ミアンダ状の第2層間接続導体4が、ツイスト構造に配置されている。
この結果、第1層間接続導体3と第2層間接続導体4に逆方向に電流が流れた場合、たとえば、第1層間接続導体3に多層基板1の裏面側から表面側に電流が流れ、第2層間接続導体4に多層基板1の表面側から裏面側に電流が流れた場合、第1層間接続導体3の磁束と第2層間接続導体4の磁束が相互に打消し合い、第1層間接続導体3のインダクタンス成分と第2層間接続導体4のインダクタンス成分がいずれも抑制される。
本実施形態においては、後述するように、第1層間接続導体3が入力側電源ライン10を構成し、第2層間接続導体4が入力側グランドライン12を構成している。
多層基板1(磁性体部1B)の内部には、内部配線の他に、コイル2が内蔵されている。コイル2は、複数のコイルパターンが、ビア電極(図示せず)によってスパイラル状に接続されたものからなる。コイル2のコイルパターンは、基材層1a〜1cの積層方向に巻回軸を有している。なお、本実施形態においては、コイル2は、チョークコイルとしての機能を果たしている。
DC‐DCコンバータモジュール100は、多層基板1の表面に、スイッチングIC7が搭載されている。スイッチングIC7は、入力端子7aと出力端子7bとグランド端子7cを有している。そして、入力端子7aが表面電極5aに、出力端子7bが表面電極5bに、グランド端子7cが表面電極5cに、それぞれ、バンプや、リフローはんだ等により接合されている。
また、多層基板1の表面には、第1コンデンサ8と第2コンデンサ9が搭載されている。第1コンデンサ8、第2コンデンサ9は、それぞれ、1対の外部端子を有している。そして、第1コンデンサ8の外部端子が表面電極5d、5eに、第2コンデンサ9の外部端子が表面電極5f、5gに、それぞれ、リフローはんだ等により接合されている。
DC‐DCコンバータモジュール100は、図3に示す等価回路を構成している。
DC‐DCコンバータモジュール100は、裏面電極6aと裏面電極6bの間に、入力側電源ライン10、スイッチングIC7、コイル(チョークコイル)2を含む出力側電源ライン11が、順に接続された構成からなる。より詳細には、裏面電極6aが入力側電源ライン10に接続され、入力側電源ライン10が表面電極5aに接続され、表面電極5aがスイッチングIC7の入力端子7aに接続され、スイッチングIC7の出力端子7bが途中にコイル2が挿入された出力側電源ライン11に接続され、出力側電源ライン11が裏面電極6bに接続されている。
また、入力側電源ライン10は、途中で分岐され、第1コンデンサ8を介して、入力側グランドライン12によってグランドに接続されている。より詳細には、入力側電源ライン10が、途中で分岐されて表面電極5dに接続され、表面電極5dが第1コンデンサ8の一方の外部電極に接続され、第1コンデンサ8の他方の外部電極が表面電極5eに接続され、表面電極5eが入力側グランドライン12に接続され、入力側グランドライン12が接地電極である裏面電極6cに接続されている。
また、スイッチングIC7のグランド端子7cが、スイッチングIC用グランドライン13によってグランドに接続されている。より詳細には、スイッチングIC7のグランド端子7cが表面電極5cに接続され、表面電極5cがスイッチングIC用グランドライン13に接続され、スイッチングIC用グランドライン13が接地電極である裏面電極6dに接続されている。
出力側電源ライン11は、コイル2よりも裏面電極6b側で分岐され、第2コンデンサ9を介して、出力側グランドライン14によってグランドに接続されている。より詳細には、出力側電源ライン11が、途中で分岐されて表面電極5fに接続され、表面電極5fが第2コンデンサ9の一方の外部電極に接続され、第2コンデンサ9の他方の外部電極が表面電極5gに接続され、表面電極5gが出力側グランドライン14に接続され、出力側グランドライン14が接地電極である裏面電極6eに接続されている。
以上の構成からなる、第1実施形態にかかるDC‐DCコンバータモジュール100は、広く実施されている一般的な多層基板の製造方法に従って多層基板1を作製し、作製された多層基板1に、スイッチングIC7、第1コンデンサ8、第2コンデンサ9を実装することにより製造することができる。
上述したとおり、第1実施形態にかかるDC‐DCコンバータモジュール100では、第1層間接続導体3が入力側電源ライン10を構成し、第2層間接続導体4が入力側グランドライン12を構成している。入力側電源ライン10と入力側グランドライン12には、いずれも大きな電流が流れるが、第1層間接続導体3と第2層間接続導体4がそれぞれミアンダ状に形成され、相互にツイスト構造に配置されているため、第1層間接続導体3の磁束と第2層間接続導体4の磁束とが相互に打消し合い、第1層間接続導体3のインダクタンス成分と第2層間接続導体4のインダクタンス成分はいずれも小さく抑制されている。この結果、DC‐DCコンバータモジュール100は、第1層間接続導体3および第2層間接続導体4のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。なお、図3の等価回路図においては、第1層間接続導体3と第2層間接続導体4とのツイスト構造の配置を符号Tで表している(以下に説明する等価回路図において同じ)。
以上、第1実施形態にかかるDC‐DCコンバータモジュール100について説明した。なお、DC‐DCコンバータモジュール100においては、スイッチングIC7に、更に制御端子が設けられ、その制御端子が、多層基板1に形成された表面電極、内部配線、裏面電極を介して外部に接続される場合がある。
[第2実施形態]
図4(A)に、第2実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)200を示す。ただし、図4(A)は、DC-DCコンバータモジュール200の等価回路図である。
第2実施形態のDC-DCコンバータモジュール200は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100では、図3に示すように、入力側電源ライン10を第1層間接続導体3によって構成し、入力側グランドライン12を第2層間接続導体4によって構成していた。
DC-DCコンバータモジュール200は、これに代えて、出力側電源ライン11を第1層間接続導体23によって構成し、出力側グランドライン14を第2層間接続導体24によって構成した。DC-DCコンバータモジュール200の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール200は、第1層間接続導体23(出力側電源ライン11)と第2層間接続導体24(出力側グランドライン14)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体23および第2層間接続導体24のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第3実施形態]
図4(B)に、第3実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)300を示す。ただし、図4(B)は、DC-DCコンバータモジュール300の等価回路図である。
第3実施形態のDC-DCコンバータモジュール300は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100と、第2実施形態のDC-DCコンバータモジュール200を組み合わせた。
すなわち、DC-DCコンバータモジュール300では、入力側電源ライン10を第1層間接続導体3によって構成し、入力側グランドライン12を第2層間接続導体4によって構成するとともに、出力側電源ライン11を第1層間接続導体23によって構成し、出力側グランドライン14を第2層間接続導体24によって構成した。DC-DCコンバータモジュール300の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール200は、第1層間接続導体3(入力側電源ライン10)、第1層間接続導体23(出力側電源ライン11)、第2層間接続導体4(入力側グランドライン12)、第2層間接続導体24(出力側グランドライン14)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、これらのインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第4実施形態]
図5(A)に、第4実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)400を示す。ただし、図5(A)は、DC-DCコンバータモジュール400の等価回路図である。
第4実施形態のDC-DCコンバータモジュール400は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100では、図3に示すように、入力側グランドライン12を第2層間接続導体4によって構成していた。
DC-DCコンバータモジュール400は、これに代えて、まず、入力側グランドライン12とスイッチングIC用グランドライン13を共通化させて、入力側共通グランドライン22を構成した。そして、入力側共通グランドライン22を第2層間接続導体34によって構成し、第1層間接続導体3と第2層間接続導体34をツイスト構造に配置した。DC-DCコンバータモジュール400の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール400は、第1層間接続導体3(入力側電源ライン10)と第2層間接続導体34(入力側共通グランドライン22)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体3および第2層間接続導体34のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第5実施形態]
図5(B)に、第5実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)500を示す。ただし、図5(B)は、DC-DCコンバータモジュール500の等価回路図である。
第5実施形態のDC-DCコンバータモジュール500は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100では、図3に示すように、入力側グランドライン12を第2層間接続導体4によって構成していた。
DC-DCコンバータモジュール500は、これに代えて、まず、入力側グランドライン12とスイッチングIC用グランドライン13と出力側グランドライン14を共通化させて、共通グランドライン32を構成した。そして、共通グランドライン32を第2層間接続導体44によって構成し、第1層間接続導体3と第2層間接続導体44をツイスト構造に配置した。DC-DCコンバータモジュール500の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール500は、第1層間接続導体3(入力側電源ライン10)と第2層間接続導体44(共通グランドライン32)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体3および第2層間接続導体44のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第6実施形態]
図6に、第6実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)600を示す。ただし、図6は、DC-DCコンバータモジュール600の等価回路図である。
第6実施形態のDC-DCコンバータモジュール600は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100は、降圧型のDC-DCコンバータモジュールであり、図3に示すように、出力側電源ライン11にコイル(チョークコイル)2が挿入されていた。
DC-DCコンバータモジュール600は、これに代えて、昇圧型のDC-DCコンバータモジュールとし、入力側電源ライン10にコイル(チョークコイル)52を挿入した。DC-DCコンバータモジュール600の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール600においても、第1層間接続導体3(入力側電源ライン10)と第2層間接続導体4(入力側グランドライン12)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体3および第2層間接続導体4のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第7実施形態]
図7に、第7実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)700を示す。ただし、図7は、DC-DCコンバータモジュール700の要部分解斜視図である。
第7実施形態のDC-DCコンバータモジュール700は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100では、図2に示すように、第1層間接続導体3を、線路電極3aとビア電極3bとを交互に接続してミアンダ状に形成していた。また、第2層間接続導体4を、線路電極4aとビア電極4bとが交互に接続してミアンダ状に形成していた。
DC-DCコンバータモジュール700は、これに代えて、第1層間接続導体53を、線路電極53aとビア電極53bとを交互に接続してスパイラル状に形成した。また、第2層間接続導体54を、線路電極54aとビア電極54bとを交互に接続してスパイラル状に形成した。そして、スパイラル状の第1層間接続導体53と、スパイラル状の第2層間接続導体54を、ツイスト構造に配置した。DC-DCコンバータモジュール700の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール700は、第1層間接続導体53(入力側電源ライン10)と第2層間接続導体54(入力側グランドライン12)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体53および第2層間接続導体54のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
[第8実施形態]
図8に、第8実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)800を示す。ただし、図8は、DC-DCコンバータモジュール800の断面図である。
第8実施形態のDC-DCコンバータモジュール800は、第1実施形態のDC-DCコンバータモジュール100に変更を加えた。
DC-DCコンバータモジュール100では、図1(B)に示すように、第1層間接続導体3と第2層間接続導体4が、コイル2の外側に配置されていた。
DC-DCコンバータモジュール800は、これに代えて、第1層間接続導体63と第2層間接続導体64を、コイル2の内側に配置した。DC-DCコンバータモジュール800の他の構成は、DC-DCコンバータモジュール100と同じにした。
DC-DCコンバータモジュール800は、第1層間接続導体63と第2層間接続導体64をコイル2の内側に配置したため、コイル2のコイルパターンを、多層基板1の平面方向の面積を最大限利用して大きくすることができる。そのため、DC-DCコンバータモジュール800は、コイル2のインダクタンス値を大きくすることが可能になっている。
また、DC-DCコンバータモジュール800は、第1層間接続導体63(入力側電源ライン10)と第2層間接続導体64(入力側グランドライン12)のインダクタンス成分がいずれも小さく抑制されており、第1層間接続導体53および第2層間接続導体54のインダクタンス成分に起因したスイッチングIC7の誤作動が抑制されている。
以上、第1実施形態〜第8実施形態にかかるDC-DCコンバータモジュール(積層型電子部品)100〜800について説明した。しかしながら、本発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って種々の変更をなすことができる。
たとえば、第1実施形態〜第8実施形態では、多層基板1上に第1コンデンサ8と第2コンデンサ9を搭載しているが、これに代えて、これらのコンデンサを、多層基板1の内部に形成されたコンデンサ電極によって構成するようにしても良い。
また、第1実施形態〜第8実施形態では、積層型電子部品としてDC-DCコンバータモジュールを例にとって説明したが、本発明の積層型電子部品がDC-DCコンバータモジュールには限定されることはなく、他の種類の積層型電子部品であっても良い。たとえば、本発明の積層型電子部品は、表面に電子部品を実装し、所望の電子回路を構成するための多層基板であっても良い。
1・・・多層基板
1A・・・第1非磁性体部
1a・・・基材層(低透磁率または非磁性のセラミックスからなる)
1B・・・磁性体部
1b・・・基材層(磁性のセラミックスからなる)
1C・・・第2非磁性体部
1c・・・基材層(低透磁率または非磁性のセラミックスからなる)
2、52・・・コイル(チョークコイル)
3、23、53・・・第1層間接続導体
3a、53a・・・線路電極
3b、53b・・・ビア電極
4、24、34、44、54・・・第2層間接続導体
4a、54a・・・線路電極
4b、54b・・・ビア電極
5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g・・・表面電極
6a、6b、6c、6d、6e・・・裏面電極
7・・・スイッチングIC
8・・・第1コンデンサ
9・・・第2コンデンサ
10・・・入力側電源ライン
11・・・出力側電源ライン
12・・・入力側グランドライン
13・・・スイッチングIC用グランドライン
14・・・出力側グランドライン
22・・・入力側共通グランドライン
32・・・共通グランド電極

Claims (9)

  1. 複数の基材層が積層され、表面および裏面を有する多層基板と、
    前記多層基板の内部に形成され、前記基材層の積層方向に延びた第1層間接続導体および第2層間接続導体と、を有する積層型電子部品であって、
    前記第1層間接続導体と前記第2層間接続導体とが、ツイスト構造に配置され
    前記多層基板に、更に、前記基材層の積層方向に巻回軸を有するコイルパターンによって構成されたコイルが内蔵され、
    前記多層基板の前記表面に、入力端子と出力端子とグランド端子を有するスイッチングICが搭載され、
    前記入力端子が、入力側電源ラインに接続され、
    前記出力端子が、出力側電源ラインに接続され、
    前記グランド端子が、グランドに接続されたスイッチングIC用グランドラインに接続され、
    前記入力側電源ラインおよび前記出力側電源ラインの少なくとも一方に、前記コイルパターンが挿入され、チョークコイルとして利用されている、積層型電子部品。
  2. 記多層基板の前記表面に、第1表面電極および第2表面電極が形成され、
    前記多層基板の前記裏面に、第1裏面電極および第2裏面電極が形成され、
    前記第1表面電極と前記第1裏面電極とが、前記第1層間接続導体によって接続され、
    前記第2表面電極と前記第2裏面電極とが、前記第2層間接続導体によって接続された、請求項1に記載された積層型電子部品。
  3. 前記第1層間接続導体および前記第2層間接続導体の少なくとも一方が、スパイラル状またはミアンダ状である、請求項1または2に記載された積層型電子部品。
  4. 前記入力側電源ラインとグランドの間に入力側グランドラインが設けられ、および/または、前記出力側電源ラインとグランドの間に出力側グランドラインが設けられ、
    前記第1層間接続導体が前記入力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記入力側グランドラインであり、および/または、前記第1層間接続導体が前記出力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記出力側グランドラインである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された積層型電子部品。
  5. 前記スイッチングIC用グランドラインと前記入力側グランドラインとが共通化されて入力側共通グランドラインが構成され、または、前記スイッチングIC用グランドラインと前記出力側グランドラインとが共通化されて出力側共通グランドラインが構成され、
    前記第1層間接続導体が前記入力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記入力側共通グランドラインであり、または、前記第1層間接続導体が前記出力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記出力側共通グランドラインである、請求項に記載された積層型電子部品。
  6. 前記スイッチングIC用グランドラインと前記入力側グランドラインと前記出力側グランドラインとが共通化されて共通グランドラインが構成され、
    前記第1層間接続導体が前記入力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記共通グランドラインであり、または、前記第1層間接続導体が前記出力側電源ライン、前記第2層間接続導体が前記共通グランドラインである、請求項に記載された積層型電子部品。
  7. 前記第1層間接続導体と前記第2層間接続導体とが、前記コイルパターンの内側に配置されている、請求項ないしのいずれか1項に記載された積層型電子部品。
  8. 前記多層基板を構成する前記基材層の少なくとも一部のものが磁性体からなる、請求項1ないしのいずれか1項に記載された積層型電子部品。
  9. 前記積層型電子部品がDC-DCコンバータモジュールである、請求項1ないしのいずれか1項に記載された積層型電子部品。
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