JP6658124B2 - 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム - Google Patents

撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6658124B2
JP6658124B2 JP2016047171A JP2016047171A JP6658124B2 JP 6658124 B2 JP6658124 B2 JP 6658124B2 JP 2016047171 A JP2016047171 A JP 2016047171A JP 2016047171 A JP2016047171 A JP 2016047171A JP 6658124 B2 JP6658124 B2 JP 6658124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
imaging device
captured image
abnormal
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016047171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017161403A (ja
Inventor
幸三 馬場
幸三 馬場
照雄 下村
照雄 下村
国和 高橋
国和 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016047171A priority Critical patent/JP6658124B2/ja
Publication of JP2017161403A publication Critical patent/JP2017161403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6658124B2 publication Critical patent/JP6658124B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、撮像プログラム、表示制御装置、及び表示制御プログラムに関する。
従来、パイプなどの設備の点検や検査に関する技術が存在する。例えば、挿入側前端中央部に照明灯付き直視レンズと周壁部に照明灯付き側視レンズを配置したカメラヘッドを備えた検査装置が提案されている。この検査装置は、カメラヘッド内に直視レンズと側視レンズとの光軸線上の直交位置に単一のCCDチップを可動自在に配設している。このCCDチップは、内蔵したモータ等よりなる首振り手段にて直視レンズ側又は側視レンズ側に対向させられる。
また、照明部を配する工業用小型テレビカメラを前端に搭載し、下部に走行手段を備えた管路の検査装置が提案されている。この検査装置は、検査装置本体から導出する電源兼制御用ケーブルを、検査装置本体の後端上隅部に枢着の後方及び上方間を回動自在とした回転コネクタに接続し、回転コネクタをマンホールの垂直搬入時に検査装置本体に対し起立配置とする。そして、この検査装置は、管路の進入にて回転コネクタを水平回転し電源兼制御用ケーブルを後方へ導出する。
また、管内部を撮像する撮像手段と、撮像手段と離れて設置されると共に、伝送される像を映像化する受像手段と、受像手段と撮像手段とを接続する伝送手段とで構成される管路用の観察装置が提案されている。この観察装置は、撮像手段の軸心上に位置して軸心に対し傾斜した反射体と、軸心を中心として反射体を回転させる回転手段と、反射体を撮像手段の撮像範囲から退去させる退去手段とを備える。
特開平11−118723号公報 特開平8−86011号公報 特開昭60−10141号公報
パイプ内のように閉鎖された空間内の異常個所の検出及び検査を行う場合には、従来技術のように、カメラなどの点検装置を空間内に挿入し、カメラにより撮像された画像を目視により確認し、異常個所を特定したり、特定した個所の異常を検査したりする。このような異常個所の検出及び検査の作業は、人手による作業であるため効率が悪い。
一つの側面として、本発明は、閉鎖された空間内の異常個所の検出及び検査を効率良く行うことを目的とする。
本発明は、一つの態様では、駆動制御に応じて移動可能な撮像装置において、第1の撮像装置と、第2の撮像装置と、制御部とを有することを特徴とする。制御部は、前記第1の撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出する。また、制御部は、駆動部を制御して、撮像装置が算出した前記位置に移動し、前記第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像するように制御する。
一つの側面として、閉鎖された空間内の異常個所の検出及び検査を効率良く行うことができる、という効果を有する。
第1及び第2実施形態に係る撮像装置の概略図である。 制御部の機能ブロック図である。 第1撮像装置により撮像された第1撮像画像の一例を示す図である。 撮像装置から異常個所までの距離の算出を説明するための図である。 撮像装置から異常個所までの距離の算出を説明するための図である。 異常個所の位置を示すリストの一例を示す図である。 異常個所の位置を示すマップの一例を示す図である。 第2撮像装置による撮像を説明するための図である。 第2撮像装置により撮像された第2撮像画像、及び撮像画像の各画素が保持する距離の情報をグラフ化した一例を示す図である。 比較例として、異常個所以外の個所の撮像画像、及び撮像画像の各画素が保持する距離の情報をグラフ化した一例を示す図である。 表示画像の一例を示す図である。 第1及び第2実施形態に係る撮像装置の制御部として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態では、パイプ内の異常個所の検出及び検査を行う場合について説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係る撮像装置10は、パイプ30内を移動しながら、腐食による侵食などの異常個所32を検出し、異常個所32の深さをプロファイルするなどの検査を行う。
撮像装置10は、図1に示すように、第1撮像装置11と、第1照明装置12と、駆動部14と、第2撮像装置16と、第2照明装置17と、制御部20とを含む。
第1撮像装置11は、例えば、可視光カメラや赤外カメラなどであり、例えば、撮像装置10の進行方向斜め下方向の所定範囲を撮像範囲とするように、撮像装置10の前方に設置されている。
第1照明装置12は、第1撮像装置11の撮像範囲に光を照射するように、例えば、撮像装置10の前方に設置されている。
駆動部14は、撮像装置10全体を移動させる機構である。駆動部14は、例えば、モータと、車輪やキャタピラ等の回転機構とを含んで構成することができ、モータにより回転機構を駆動して、撮像装置10を前後左右の各方向に移動させる。
第2撮像装置16は、複数の焦点距離の画像を撮像し、合焦した際の焦点距離に基づいて、撮像画像の各画素に対応する撮像範囲の各位置までの距離を計測する、いわゆる合焦法を用いた3−dimensional(3D)カメラである。第2撮像装置16は、例えば、撮像装置10真下の所定範囲を撮像範囲とするように、撮像装置10の下面に設置される。
第2照明装置17は、第2撮像装置16の撮像範囲に光を照射するように、例えば、撮像装置10の下面に設置されている。
なお、第1撮像装置11、第1照明装置12、第2撮像装置16、及び第2照明装置17の各々の設置位置は上記の例に限定されず、撮像範囲や撮像装置10の形態等に応じて適切な位置に設置すればよい。
制御部20は、撮像装置10全体の制御を行う。図2に、制御部20の機能ブロック図を示す。図2に示すように、制御部20は、第1撮像制御部21と、検出部22と、算出部23と、駆動制御部24と、第2撮像制御部25と、表示制御部26と、通信制御部27とを含む。
第1撮像制御部21は、第1撮像装置11による撮像、及び第1照明装置12による光の照射を制御する。具体的には、第1撮像制御部21は、第1撮像装置11による撮像を実行させ、撮像された第1撮像画像を取得する。第1撮像制御部21は、取得した第1撮像画像を、第1撮像画像が撮像された際の撮像装置10の位置の情報と共に、検出部22へ受け渡す。詳細は後述するが、撮像装置10の位置の情報は、駆動制御部24から受け渡される。また、第1撮像制御部21は、第1撮像画像を表示制御部26へも受け渡す。
また、第1撮像制御部21は、第1撮像装置11による撮像が行われる際に、第1撮像装置11の撮像範囲に光が照射されるように、第1照明装置12を制御する。
検出部22は、第1撮像制御部21から受け渡された第1撮像画像を画像解析することにより、撮像対象物であるパイプ30内における腐食による侵食等の異常個所32を示す領域を検出する。例えば、検出部22は、第1撮像画像から、予め定めた閾値以下の輝度値の画素群からなる領域であって、領域の面積が予め定めた所定範囲のサイズである領域を、異常個所32を示す領域として検出する。図3に、第1撮像装置11により撮像された第1撮像画像34から検出された異常個所32を示す領域32Aの一例を示す。図3は、パイプ30内における腐食による侵食個所を、異常個所32を示す領域32Aとして検出した例である。検出部22は、第1撮像画像34内において検出した異常個所32を示す領域32Aの位置(例えば、領域32A内の中心座標の座標値)を、第1撮像画像34が撮像されたときの撮像装置10の位置の情報と共に算出部23へ受け渡す。
算出部23は、検出部22により検出された異常個所32のパイプ30内における位置を算出する。具体的には、算出部23は、第1撮像画像34内における異常個所32を示す領域32Aの位置(座標値)と、第1撮像装置11による撮像位置及び撮像条件と、パイプ30内における撮像装置10の位置とに基づいて、異常個所32の位置を算出する。
図4に、側面視における第1撮像装置11と第1撮像画像34と異常個所32との関係を概略的に示す。図4では、第1撮像画像34を第1撮像装置11の撮像範囲内に仮想的に配置した仮想撮像画像面34Aを示している。後述の図5についても同様である。例えば、図4に示すように、第1撮像装置11が、撮像装置10の接地面から高さH(mm)の位置に、俯角D(度)で取り付けられており、パイプ30の奥行き方向に対する第1撮像装置11の画角がV(度)であるとする。また、第1撮像画像34(仮想撮像画像面34A)の奥行き方向の画素数をW、第1撮像画像34(仮想撮像画像面34A)の中心から異常個所32を示す領域32Aの中心座標までの奥行き方向の画素数をpとする。また、第1撮像装置11の光軸と、第1撮像装置11と異常個所32の位置を撮像範囲の幅方向の中心線に射影した位置32Yとを結ぶ線とのなす角をαとする。
この場合、算出部23は、撮像装置10(第1撮像装置11)と異常個所32との奥行き方向の距離Lyを下記(1)式により算出する。
=H×(1−tan(D)×tanα)
÷(tan(D)+tanα) ・・・(1)
なお、tanαは、下記(2)式で表される。
tanα=p×tan(V/2)÷(W/2) ・・・(2)
また、図5に、平面視における第1撮像装置11と第1撮像画像34と異常個所32との関係を概略的に示す。例えば、図5に示すように、パイプ30の水平方向(幅方向)に対する第1撮像装置11の画角がV(度)、第1撮像画像34(仮想撮像画像面34A)の水平方向の画素数をW、第1撮像画像34(仮想撮像画像面34A)の中心から異常個所32を示す領域32Aの中心座標までの水平方向の画素数をpとする。
この場合、算出部23は、撮像装置10(第1撮像装置11)と異常個所32との水平方向の距離Lを下記(3)式により算出する。
=(x×p)÷W ・・・(3)
なお、xは、下記(4)式で表される。
x=2L×tan(V/2) ・・・(4)
算出部23は、上記(1)式及び(3)式により算出した撮像装置10から異常個所32までの距離と、パイプ30内における撮像装置10の位置とを合わせて、パイプ30内における異常個所32の位置を算出する。算出部23は、算出した異常個所32の位置の情報を、例えば図6に示すようなリストとして、撮像装置10の所定の記憶領域に一旦記憶すると共に、表示制御部26へ受け渡す。また、算出部23は、パイプ30の全長分の異常個所32の検出が終了すると、記憶しておいた異常個所32のリストと、予め用意されたパイプ30の形状データとに基づいて、例えば、図7に示すような、異常個所32の位置を示すマップを作成してもよい。算出部23は、異常個所32の位置を示すリスト又はマップを駆動制御部24へ受け渡す。
駆動制御部24は、検出部22による異常個所32の検出がパイプ30の全長にわたって行われるように、駆動部14を制御して撮像装置10を所定距離ずつ移動させる。具体的には、駆動制御部24は、第1撮像装置11による撮像範囲が、パイプ30内の所定位置(例えば、撮像装置10の進入入口付近の位置)に設定した基準位置からパイプ30内の奥側へ向けて順次変更されるように、撮像装置10をパイプ30内で前進させる。また、駆動制御部24は、モータや車輪の回転数などにより、基準位置からの撮像装置10の移動距離を算出し、算出した移動距離を、パイプ30内における撮像装置10の位置を示す情報として第1撮像制御部21へ受け渡す。
また、駆動制御部24は、算出部23から異常個所32の位置を示すリスト又はマップを受け取ると、各異常個所32が第2撮像装置16の撮像範囲に含まれる位置になるように、駆動部14を制御して撮像装置10を移動させる。なお、駆動制御部24は、複数の異常個所32が所定距離以内に近接して検出されている場合には、それら複数の異常個所32が第2撮像装置16の撮像範囲に含まれる位置になるように撮像装置10を移動させる。
具体的には、駆動制御部24は、撮像装置10をパイプ30内の基準位置に移動させ、リスト又はマップを参照して異常個所32の位置を取得し、取得した位置に応じた移動距離分、撮像装置10を移動させる。なお、駆動制御部24は、撮像装置10を基準位置に移動させることなく、異常個所32の検出が終了した位置(パイプ30内の奥側の位置)から、撮像装置10を後進させて異常個所32の位置まで移動させてもよい。駆動制御部24は、異常個所32が第2撮像装置16の撮像範囲に含まれる位置に撮像装置10を移動させると、異常個所32の位置への撮像装置10の移動が完了したことを第2撮像制御部25に通知する。
なお、第2撮像装置16として合焦法による3Dカメラを適用する場合、図8に示すように、異常個所32の真上に第2撮像装置16が位置するように撮像装置10を移動させることが好ましい。異常個所32の真上から撮像を行うことにより、3Dカメラにより異常個所32の深さを精度良くプロファイルすることができるためである。
第2撮像制御部25は、第2撮像装置16による撮像、及び第2照明装置17による光の照射を制御する。具体的には、第2撮像制御部25は、異常個所32の位置への撮像装置10の移動が完了したことの通知を駆動制御部24から受け取ると、第2撮像装置16による撮像を実行させ、撮像された第2撮像画像を取得する。第2撮像装置16から取得される第2撮像画像の各画素は、第2撮像装置16からその画素に対応する撮像範囲の位置までの距離の情報を保持する。第2撮像制御部25は、第2撮像装置16から取得した第2撮像画像を通信制御部27へ受け渡す。
図9に、パイプ30内の異常個所32を第2撮像装置16で撮像した第2撮像画像36の一例を示す。また、図9の上段右図の3D表示、及び図9下段の高さ(深さ)プロファイル(第2撮像画像36内のX方向及びY方向の各位置における高さ(深さ)のプロファイル)の図は、第2撮像画像36の各画素が保持する距離の情報をグラフ化したものである。また、比較例として、異常個所32が検出されていない個所を第2撮像装置16で撮像した第2撮像画像36、距離情報の3D表示、及び高さ(深さ)プロファイルの一例を図10に示す。
また、第2撮像制御部25は、第2撮像装置16による撮像が行われる際に、第2撮像装置16の撮像範囲に光が照射されるように、第2照明装置17を制御する。
表示制御部26は、通信機能及び表示装置を備え、かつパイプ30の外に配置される情報処理装置の表示装置に表示するための表示画像の画像データを生成する。情報処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等である。具体的には、表示制御部26は、第1撮像制御部21から受け渡された第1撮像画像34上に、検出部22で検出された異常個所32を示す領域32Aを示すマークを重畳した表示画像を示す画像データを生成する。
さらに、表示制御部26は、表示画像に、撮像装置10からの奥行き方向の距離が等しい位置を示す複数の等距離線も重畳表示されるように画像データを生成する。等距離線を表示する表示画面上の位置は、上記(1)式及び(2)式において、Lに等距離線を表示する撮像装置10からの距離を代入して、画像中心からの画素数pとして求めればよい。表示制御部26は、生成した画像データを通信制御部27へ受け渡す。
図11に、表示画像37の一例を示す。図11は、図3に示す第1撮像画像34に異常個所32を示す領域32Aを示すマーク38と、等距離線39とを重畳した例である。また、図11の例では、各等距離線39が示す位置までの撮像装置10からの距離、及び検出された異常個所32の位置を示す数値も合わせて表示している。異常個所32の位置として、奥行き方向の位置は、撮像装置10からの距離で表しており、水平方向の位置は、画像中心からの距離で表している。なお、画像中心に対して左側(図11の表示画像37では下側)をプラスの距離で、右側(図11の表示画像37では上側)をマイナスの距離で表している。
通信制御部27は、表示制御部26から受け渡された表示画像37の画像データを、Wi−Fi(登録商標)などの通信インターフェース(I/F)により、パイプ30外部の情報処理装置へ送信するように制御する。これにより、情報処理装置の表示装置に、図11に示すような表示画像37を表示することができる。また、通信制御部27は、第2撮像制御部25から受け渡された第2撮像画像36もパイプ30外部の情報処理装置へ送信するように制御する。これにより、情報処理装置の表示装置に、図9に示すような異常個所の高さ(深さ)プロファイルや3D表示を表示することができる。
なお、通信制御部27は、第1撮像制御部21から取得した第1撮像画像34と算出部23による算出結果とを情報処理装置へ送信し、情報処理装置において、表示画像37の画像データを生成して表示装置に表示してもよい。この場合、表示制御部26は、制御部20の構成から省略してもよい。
また、異常個所32の検出及び検査の作業中には、画像データ等の情報処理装置への送信を行わず、画像データ等を撮像装置10に挿入されたメモリカード等に記憶しておく。そして、パイプ30全長の検査が終了した際に、メモリカードを取り出して、記憶しておいたデータを読み出すようにしてもよい。この場合、通信制御部27は、制御部20の構成から省略してもよい。
撮像装置10の制御部20は、例えば図12に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40はCentral Processing Unit(CPU)41、一時記憶領域としてのメモリ42、及び不揮発性の記憶部43を備える。また、コンピュータ40は、第1撮像装置11、第1照明装置12、駆動部14、第2撮像装置16、第2照明装置17と接続される入出力I/F44を備える。また、コンピュータ40は、メモリカード等の記録媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部45、並びにWi−Fi(登録商標)などの通信I/F46を備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力I/F44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43はHard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を制御部20として機能させるための制御プログラム50が記憶されている。制御プログラム50は、第1撮像制御プロセス51と、検出プロセス52と、算出プロセス53と、駆動制御プロセス54と、第2撮像制御プロセス55と、表示制御プロセス56と、通信制御プロセス57とを有する。
CPU41は、制御プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、制御プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、第1撮像制御プロセス51を実行することで、図2に示す第1撮像制御部21として動作する。また、CPU41は、検出プロセス52を実行することで、図2に示す検出部22として動作する。また、CPU41は、算出プロセス53を実行することで、図2に示す算出部23として動作する。また、CPU41は、駆動制御プロセス54を実行することで、図2に示す駆動制御部24として動作する。また、CPU41は、第2撮像制御プロセス55を実行することで、図2に示す第2撮像制御部25として動作する。また、CPU41は、表示制御プロセス56を実行することで、図2に示す表示制御部26として動作する。また、CPU41は、通信制御プロセス57を実行することで、図2に示す通信制御部27として動作する。これにより、制御プログラム50を実行したコンピュータ40が、撮像装置10の制御部20として機能することになる。
なお、制御プログラム50により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、第1実施形態に係る撮像装置10の作用について説明する。撮像装置10がパイプ30内の一端に設定した基準位置に配置され、作業開始の指示が撮像装置10に入力されると、制御部20において、図13に示す制御処理が実行される。
図13に示す制御処理のステップS11で、第1撮像制御部21が、第1照明装置12により第1撮像装置11の撮像範囲に光を照射させ、第1撮像装置11による撮像を実行させ、撮像された第1撮像画像34を取得する。第1撮像制御部21は、取得した第1撮像画像34を、第1撮像画像34が撮像された際の撮像装置10の位置の情報と共に、検出部22へ受け渡す。また、第1撮像制御部21は、第1撮像画像34を表示制御部26へも受け渡す。
次に、ステップS12で、検出部22が、第1撮像制御部21から受け渡された第1撮像画像34を画像解析することにより、撮像対象物であるパイプ30内における腐食による侵食等の異常個所32を示す領域32Aを検出する。検出部22は、第1撮像画像34内において検出した異常個所32を示す領域32Aの座標値を、第1撮像画像34が撮像されたときの撮像装置10の位置の情報と共に算出部23へ受け渡す。
次に、ステップS13で、算出部23が、撮像装置10から異常個所32までの距離を、例えば、上記(1)式及び(3)式により算出する。そして、算出部23は、撮像装置10から異常個所32までの距離と、パイプ30内における撮像装置10の位置とを合わせて、パイプ30内における異常個所32の位置を算出する。算出部23は、算出した異常個所の位置の情報を、例えば図6に示すようなリストとして、撮像装置10の所定の記憶領域に一旦記憶すると共に、表示制御部26へ受け渡す。なお、上記ステップS12で異常個所32が検出されなかった場合には、本ステップの処理はスキップする。
次に、ステップS14で、表示制御部26が、第1撮像制御部21から受け渡された第1撮像画像34上に、異常個所32を示す領域32Aを示すマーク38と、撮像装置10からの等距離線39とを重畳した表示画像37の画像データを生成する。表示制御部26は、生成した表示画像37の画像データを通信制御部27へ受け渡す。通信制御部27は、表示画像37の画像データを通信I/F46を介して、パイプ30の外に配置された情報処理装置に送信する。これにより、情報処理装置の表示装置に、例えば図11に示すような表示画像37が表示され、パイプ30内で検出された異常個所32の画像をリアルタイムで確認することもできる。なお、画像データの生成及び情報処理装置への送信を行うことなく、撮像装置10に挿入されたメモリカード等に第1撮像画像34を記憶しておいて、検査終了後に取り出すようにしてもよい。
次に、ステップS15で、駆動制御部24が、撮像装置10がパイプ30の他端に到達したか否かを判定する。この判定は、撮像装置10の移動距離とパイプ30の全長距離とを比較したり、パイプ30の他端に設けられた終端を示す標識を、撮像装置10に設けたセンサ(図示省略)で検出したりすることにより行うことができる。撮像装置10がパイプ30の他端に到達した場合には、処理はステップS17へ移行し、撮像装置10がパイプ30の他端に到達していない場合には、処理はステップS16へ移行する。
ステップS16では、駆動制御部24が、撮像装置10をパイプ30内で所定距離前進させるように、駆動部14を制御する。また、駆動制御部24は、基準位置からの撮像装置10の移動距離を算出し、算出した移動距離を、パイプ30内における撮像装置10の位置を示す情報として、第1撮像制御部21へ受け渡す。そして、処理はステップS11に戻る。これにより、第1撮像装置11による撮像範囲が変更され、新たな撮像範囲から異常個所32の検出が行われる。なお、取得済みの第1撮像画像34から既に検出済みの異常個所32については、次に取得される第1撮像画像34からは、画像内での対象物の追跡技術を用いて検出することができる。
一方、ステップS17では、算出部23により算出され、所定の記憶領域に記憶された異常個所32の位置を示すリストが駆動制御部24に受け渡される。なお、算出部23は、異常個所32の位置を示すリストに基づいて、異常個所32の位置を示すマップを生成して、駆動制御部24に受け渡してもよい。駆動制御部24は、異常個所32の位置を示すリスト又はマップを受け取ると、撮像装置10をパイプ30内の基準位置に移動させる。なお、異常個所32の検出が終了した位置(パイプ30の他端)から、異常個所の検査を開始する場合には、本ステップの処理はスキップする。
次に、ステップS18で、駆動制御部24が、リスト又はマップを参照して異常個所32の位置を取得し、取得した位置までの移動距離を算出する。そして、駆動制御部24は、異常個所32が第2撮像装置16の撮像範囲に含まれる位置になるように、駆動部14を制御して算出した移動距離分撮像装置10を移動させる。
次に、ステップS19で、第2撮像制御部25が、第2照明装置17により第2撮像装置16の撮像範囲に光を照射させ、第2撮像装置16による撮像を実行させ、撮像された第2撮像画像36を取得する。
次に、ステップS20で、第2撮像制御部25が、第2撮像装置16から取得した第2撮像画像36を通信制御部27へ受け渡す。そして、通信制御部27は、第2撮像装置16の撮像画像を通信I/F46を介して、パイプ30の外に配置された情報処理装置に送信する。なお、第2撮像画像36を情報処理装置へ送信することなく、撮像装置10に挿入されたメモリカード等に記憶しておいて、検査終了後に取り出すようにしてもよい。また、第2撮像画像36自体をメモリカード等に記憶する場合に限らず、第2撮像画像36に基づいて計測された深さの計測結果のみをメモリカード等に記憶するようにしてもよい。
次に、ステップS21で、第2撮像制御部25が、異常個所32の位置を示すリスト又はマップに含まれる全ての異常個所32を、第2撮像装置16により撮像したか否かを判定する。まだ撮像していない異常個所32が存在する場合には、処理はステップS17に戻り、全ての異常個所32の撮像が終了している場合には、制御処理は終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る撮像装置10は、第1撮像装置により撮像した第1撮像画像から異常個所を検出し、検出した異常個所の位置を算出する。そして、算出した異常個所の位置まで撮像装置10を移動させ、第2撮像装置により異常個所を撮像し、異常個所の検査を行う。したがって、第1実施形態に係る撮像装置10によれば、パイプ内のような閉鎖された空間内の異常個所の検出及び検査を効率良く行うことができる。
また、第1実施形態に係る撮像装置10は、第1撮像画像に、検出された異常個所を示すマークと、撮像装置10からの距離が等しい位置を示す等距離線とを重畳表示する。これにより、撮像画像を目視することにより異常個所32の状態を確認する場合の支援を行うこともできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、パイプ30の全長にわたって異常個所32を検出した後に、検出した異常個所32の各々を検査する場合について説明した。第2実施形態では、異常個所32を検出しながら、異常個所32の検査も行う場合について説明する。なお、第2実施形態に係る撮像装置において、第1実施形態に係る撮像装置10と同様の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、第2実施形態に係る撮像装置210は、第1撮像装置11と、第1照明装置12と、駆動部14と、第2撮像装置16と、第2照明装置17と、制御部220とを含む。
制御部220は、図2に示すように、機能部として、第1撮像制御部21と、検出部22と、算出部23と、駆動制御部224と、第2撮像制御部25と、表示制御部26と、通信制御部27とを含む。
駆動制御部224は、第1実施形態における駆動制御部24と同様に、検出部22による異常個所32の検出がパイプ30の全長にわたって行われるように、駆動部14を制御して撮像装置210を所定距離ずつ移動させる。この際、駆動制御部224は、算出部23により算出されて所定の記憶領域に記憶された異常個所32の位置を示すリストを参照して、現在の撮像装置210の位置から最も近い距離にある直近の異常個所32の位置まで撮像装置210が到達したか否かを判定する。この判定は、リストに記録された異常個所32の位置と、基準位置からの撮像装置210の移動距離から算出されるパイプ30内における撮像装置210の位置とを比較することにより行うことができる。なお、撮像装置210が異常個所32まで到達するとは、直近の異常個所32が第2撮像装置16の撮像範囲に含まれる位置に撮像装置210が到達したことを意味する。
駆動制御部224は、撮像装置210が直近の異常個所32の位置に到達したと判定した場合には、撮像装置210が直近の異常個所32の位置に到達したことを第2撮像制御部25に通知する。第2撮像制御部25では、この通知を受けて、第2撮像装置16による撮像を実行する。また、駆動制御部224は、撮像装置210が直近の異常個所32の位置に到達していないと判定した場合には、駆動部14を制御して撮像装置210を所定距離ずつ移動させる制御を引き続き行う。
撮像装置210の制御部220は、例えば図12に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40の記憶部43には、コンピュータ40を制御部220として機能させるための制御プログラム250が記憶されている。制御プログラム250は、第1撮像制御プロセス51と、検出プロセス52と、算出プロセス53と、駆動制御プロセス254と、第2撮像制御プロセス55と、表示制御プロセス56と、通信制御プロセス57とを有する。
CPU41は、駆動制御プロセス254を実行することで、図2に示す駆動制御部224として動作する。他のプロセスについては、第1実施形態における制御プログラム50の各プロセスと同様である。これにより、制御プログラム250を実行したコンピュータ40が、撮像装置210の制御部220として機能することになる。
なお、制御プログラム250により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第2実施形態に係る撮像装置210の作用について説明する。撮像装置210がパイプ30内の一端に設定した基準位置に配置され、作業開始の指示が撮像装置210に入力されると、制御部220において、図14に示す制御処理が実行される。なお、第2実施形態における制御処理において、第1実施形態における制御処理(図13)と同様の処理については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
図14に示す制御処理のステップS11〜S14で、第1実施形態と同様に、第1撮像装置11により撮像された第1撮像画像34から異常個所32を示す領域32Aが検出され、異常個所32の位置が算出されてリストに記録される。
次に、ステップS21で、駆動制御部224が、異常個所32の位置を示すリストを参照して、直近の異常個所32の位置まで撮像装置210が到達したか否かを判定する。撮像装置210が異常個所32の位置まで到達している場合には、処理はステップS19及びS20を実行して、異常個所32の検査を行い、処理はステップS15へ移行する。一方、撮像装置210が異常個所32の位置まで到達していない場合には、ステップS19及びS20の処理はスキップされ、処理はステップS15へ移行する。
ステップS15では、駆動制御部224が、撮像装置210がパイプ30の他端に到達したか否かを判定する。撮像装置210がパイプ30の他端に到達していない場合には、処理はステップS16へ移行し、撮像装置210がパイプ30の他端に到達した場合には、制御処理は終了する。
以上説明したように、第2実施形態に係る撮像装置210は、異常個所の検出及び位置の算出を行いながら、異常個所の検査も行う。したがって、第1実施形態に係る撮像装置10と同様に、パイプ内のような閉鎖された空間内の異常個所の検出及び検査を効率良く行うことができる。また、撮像装置210の総移動量を、第1実施形態に係る撮像装置10に比べて少なくすることができる。
なお、上記各実施形態では、第2撮像装置として合焦法による測距を行う3Dカメラを用いて異常個所のプロファイルを得る場合について説明したが、これに限定されない。例えば、第2撮像装置として、ステレオカメラを用いてもよい。この場合も上記各実施形態と同様に、各画素がその画素に対応する位置までの距離の情報を保持した画像が第2撮像装置により得られる。また、第2撮像装置に替えて、レーザレーダなどの測距装置を用いて、異常個所のプロファイルを得るようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、パイプ内の腐食による侵食個所を異常個所として検出する場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、ひび割れや亀裂などを異常個所として検出するようにしてもよい。これらの場合、異常個所は撮像装置の下面に生じるとは限らない。また、パイプ内の腐食による侵食個所を異常個所として検出する場合でも、検査対象のパイプを流通する物質の種類によっては、侵食個所は撮像装置の下面に限らない可能性がある。そこで、第1撮像装置及び第2撮像装置の各々による撮像範囲が、パイプ内の全周をカバーできるように、複数の第1撮像装置及び複数の第2撮像装置を設けたり、第1撮像装置及び第2撮像装置の各々を可動式としたりしてもよい。
また、上記各実施形態では、パイプの全長にわたって異常個所の検出及び検査を行う場合について説明したが、これに限定されない。予め定めた範囲、例えば、腐食による侵食が生じやすいパイプの屈曲部分を検査するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、撮像対象物をパイプ内部とする場合について説明したが、本発明は、撮像装置が移動可能な空間であれば、パイプに限らず、例えばタンクなどの他の閉鎖空間を撮像対象物とする場合にも適用可能である。
また、上記では、制御プログラム50、250が記憶部43に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の上記各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
駆動制御に応じて移動可能な撮像装置において、
第1の撮像装置と、
第2の撮像装置と、
前記第1の撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、前記第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する制御部と、
を有することを特徴とする移動可能な撮像装置。
(付記2)
前記撮像画像を該撮像画像中の前記異常個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う表示制御部を含む付記1記載の撮像装置。
(付記3)
第1の撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、
第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する、
ことを特徴とする撮像方法。
(付記4)
前記撮像画像を該撮像画像中の前記異常個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記第1の撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う付記3記載の撮像方法。
(付記5)
第1の撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、
第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる撮像プログラム。
(付記6)
前記撮像画像を該撮像画像中の前記異常個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記第1の撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う付記5記載の撮像プログラム。
(付記7)
駆動制御に応じて移動可能な検査装置において、
撮像装置と、
対象物までの距離を計測する測距装置と、
前記撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、前記測距装置により前記異常個所が含まれる所定領域を測距する制御部と、
を有することを特徴とする移動可能な検査装置。
(付記8)
撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、
対象物までの距離を計測する測距装置により前記異常個所が含まれる所定領域を測距する
ことを含む処理をコンピュータに実行させる検査方法。
(付記9)
撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、
対象物までの距離を計測する測距装置により前記異常個所が含まれる所定領域を測距する
ことを含む処理をコンピュータに実行させる検査プログラム。
(付記10)
駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う制御部、
を有することを特徴とする表示制御装置。
(付記11)
駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う
ことを含む処理をコンピュータに実行させる表示制御方法。
(付記12)
駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う
ことを含む処理をコンピュータに実行させる表示制御プログラム。
(付記13)
第1の撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
算出した前記位置に移動するように駆動部を制御し、
第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像が撮像されるように制御する
ことを含む処理をコンピュータに実行させる撮像プログラムを記憶した記憶媒体。
(付記14)
撮像装置により撮像した撮像画像に基づいて、撮像対象物の異常個所を検出し、
前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
駆動部を制御して、算出した前記位置に移動し、
対象物までの距離を計測する測距装置により前記異常個所が含まれる所定領域を測距する
ことを含む処理をコンピュータに実行させる検査プログラムを記憶した記憶媒体。
(付記15)
駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う
ことを含む処理をコンピュータに実行させる表示制御プログラムを記憶した記憶媒体。
10、210 撮像装置
11 第1撮像装置
12 第1照明装置
14 駆動部
16 第2撮像装置
17 第2照明装置
20、220 制御部
21 第1撮像制御部
22 検出部
23 算出部
24、224 駆動制御部
25 第2撮像制御部
26 表示制御部
27 通信制御部
30 パイプ
32 異常個所
32A 異常個所を示す領域
34 第1撮像画像
36 第撮像画像
37 表示画像
38 異常個所を示すマーク
39 等距離線
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
49 記録媒体
50、250 制御プログラム

Claims (7)

  1. 駆動制御に応じて移動可能な撮像装置において、
    第1の撮像装置と、
    第2の撮像装置と、
    前記第1の撮像装置により撮像した撮像画像から予め定めた閾値以下の輝度値の画素群からなる領域であって、領域の面積が予め定めた所定範囲のサイズである領域を、撮像対象物の異常個所として検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、駆動部を制御して、算出した前記異常個所の位置が前記第2の撮像装置の撮像範囲に含まれる位置になるように移動し、前記第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する制御部と、
    を有することを特徴とする移動可能な撮像装置。
  2. 前記撮像画像を該撮像画像中の前記異常個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示する制御を行う表示制御部、を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動可能な撮像装置。
  3. 前記表示制御部は、前記複数のラインの各々が示す位置、及び前記異常個所を示す位置までの前記撮像装置からの距離の各々を示す数値を表示する制御を行う請求項2に記載の撮像装置。
  4. 第1の撮像装置により撮像した撮像画像から予め定めた閾値以下の輝度値の画素群からなる領域であって、領域の面積が予め定めた所定範囲のサイズである領域を、撮像対象物の異常個所として検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
    駆動部を制御して、算出した前記異常個所の位置が第2の撮像装置の撮像範囲に含まれる位置になるように移動し、
    前記第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする撮像方法。
  5. 第1の撮像装置により撮像した撮像画像から予め定めた閾値以下の輝度値の画素群からなる領域であって、領域の面積が予め定めた所定範囲のサイズである領域を、撮像対象物の異常個所として検出すると、前記撮像画像に基づいて、検出した前記異常個所の位置を算出し、
    駆動部を制御して、算出した前記異常個所の位置が第2の撮像装置の撮像範囲に含まれる位置になるように移動し、
    前記第2の撮像装置により複数の焦点距離に基づいて前記異常個所が含まれる複数の撮像画像を撮像する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする撮像プログラム。
  6. 駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示すると共に、前記複数のラインの各々が示す位置、及び前記異常が検出された個所を示す位置までの前記撮像装置からの距離の各々を示す数値を表示する制御を行う制御部、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  7. 駆動制御に応じて移動可能な撮像装置によって撮像され、撮像対象物の異常が検出された撮像画像を該撮像画像中の前記異常が検出された個所を示すマークとともに表示する際に、前記撮像画像の撮像の際の撮像位置と撮像条件とに基づいて、前記撮像装置の撮像位置からの距離が等間隔となる位置に対応づけて、前記撮像画像上に複数のラインを表示すると共に、前記複数のラインの各々が示す位置、及び前記異常が検出された個所を示す位置までの前記撮像装置からの距離の各々を示す数値を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
JP2016047171A 2016-03-10 2016-03-10 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム Active JP6658124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047171A JP6658124B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047171A JP6658124B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017161403A JP2017161403A (ja) 2017-09-14
JP6658124B2 true JP6658124B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=59856940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047171A Active JP6658124B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6658124B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019200171A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 ジャパンマリンユナイテッド株式会社 タンクの検査装置および方法
JP7441067B2 (ja) * 2019-03-22 2024-02-29 株式会社安藤・間 移動式ひび割れ検出装置、及びひび割れ検出方法
JP7336972B2 (ja) * 2019-11-29 2023-09-01 株式会社日立製作所 画像確認支援システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6454234A (en) * 1987-08-25 1989-03-01 Nippon Kokan Kk Tv pig for inspection of pipe body
JPH02128907U (ja) * 1989-03-30 1990-10-24
JP2839581B2 (ja) * 1989-10-13 1998-12-16 九州電力株式会社 管内検査装置
US5362962A (en) * 1993-04-16 1994-11-08 Edison Welding Institute Method and apparatus for measuring pipeline corrosion
JP4149179B2 (ja) * 2002-03-05 2008-09-10 東京都下水道サービス株式会社 管渠内検査診断支援装置、管渠内検査診断支援方法及び管渠内検査診断支援プログラムを記憶した記憶媒体
JP2005114713A (ja) * 2003-09-19 2005-04-28 Keyence Corp 拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察用操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体
JP5071945B2 (ja) * 2010-01-15 2012-11-14 Necアクセステクニカ株式会社 移動装置及び方法
JP6068099B2 (ja) * 2012-11-09 2017-01-25 西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社 道路構造物の表面を調査する装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017161403A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175528B2 (ja) トンネル覆工のひび割れ検査装置
WO2017119154A1 (ja) 検出装置および検出方法
JP4793324B2 (ja) 車両監視装置および車両監視方法
US20060215881A1 (en) Distance measurement apparatus, electronic device, distance measurement method, distance measurement control program and computer-readable recording medium
JP5418176B2 (ja) パンタグラフ高さ測定装置及びそのキャリブレーション方法
JP6658124B2 (ja) 撮像装置、方法、及びプログラム、表示制御装置及びプログラム
JP6424362B2 (ja) 線条計測装置及びその方法
JP6450971B2 (ja) トロリ線摩耗測定装置およびトロリ線摩耗測定方法
JP5388921B2 (ja) 3次元距離計測装置及びその方法
TW201702780A (zh) 處理地板之方法
JP2013079960A (ja) 対象物の三次元座標を決定する方法および装置
JP2010181919A (ja) 三次元形状特定装置、三次元形状特定方法、三次元形状特定プログラム
JP7480833B2 (ja) 計測装置、計測システムおよび車両
JP2020126590A5 (ja)
KR101487684B1 (ko) 청소상태 측정장치 및 그 방법
JPWO2019186984A1 (ja) 振動計測システム、振動計測装置、振動計測方法、及びプログラム
JP2016162130A (ja) 横断歩道検出装置、横断歩道検出方法及び横断歩道検出用コンピュータプログラム
KR20150092574A (ko) 로봇을 이용한 관내 결함정보 검출 영상 처리시스템
JP5629478B2 (ja) パンタグラフ監視装置
JP2008241609A (ja) 距離計測システム及び距離計測方法
JP6662126B2 (ja) 検出装置、方法及びプログラム
JP6604242B2 (ja) 撮像装置、方法、及びプログラム
KR101694890B1 (ko) 다시점 이차원 영상을 활용한 영상처리 시스템 및 방법
JP6482248B2 (ja) 狭隙間点検装置
KR20180096149A (ko) 관거의 내벽 상태에 대한 도면을 생성하는 방법, 장치, 컴퓨터 프로그램 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 관거의 내벽 상태를 조사하는 방법, 장치, 컴퓨터 프로그램 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6658124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150