JP6658030B2 - 異常判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、異常判定装置に関する。
従来、PCV(Positive Crankcase Ventilation)システムを備えたエンジンが知られている。PCVシステムは、一端がクランクケースの内部に接続され、他端が吸気通路に接続されるブローバイガス通路と、ブローバイガス通路の途中に設けられるオイルセパレータとを有する。この構成により、クランクケースの内部で発生したブローバイガスは、ブローバイガス通路を介してエンジンの吸気側に還流される。また、ブローバイガス中のオイルは、オイルセパレータにより捕集され、クランクケースの内部に戻される。
特許文献1には、PCVシステムの異常の有無を判定する異常判定装置が開示されている。
特開2010−096032号公報
PCVシステムを備えたエンジンでは、対処方法が異なる様々な異常が発生しうるため、異常の種類が判定されることが望まれている。特許文献1の異常判定装置は、PCVシステムに異常が有るか否かを判定するに留まり、エンジンにおける異常の種類を判定するものではない。
本発明の目的は、エンジンにおける異常の種類を判定することができる異常判定装置を提供することである。
本発明の一態様に係る異常判定装置は、クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記差が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、前記差が前記閾値以上である場合、前記異常状態はピストンまたはピストンリングの焼き付きであると判定し、前記差が前記閾値以上ではない場合、前記異常状態はターボチャージャのガス吹き抜けであると判定する
本発明の一態様に係る異常判定装置は、クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がない場合、所定時間の経過後に再度前記差の有無を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記異常状態はダイリューションであると判定する。
本発明によれば、エンジンにおける異常の種類を判定することができる。
本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジンの構成の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る設定内圧値テーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態に係る異常判定動作の流れの一例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、ディーゼルエンジンを例に挙げて説明するが、本発明は、このディーゼルエンジンに限定されるものではなく、他のエンジンにも適用できる。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態に係るディーゼルエンジン100の構成について説明する。図1は、本実施の形態のディーゼルエンジン100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ディーゼルエンジン100は、エンジン本体10、吸気通路12、排気通路13、EGR通路14、エアクリーナ16、ターボチャージャ17、インタークーラ18、EGRクーラ19、EGR弁20、PCVシステム24(ブローバイガス通路15、オイルセパレータ21)を備える。
エンジン本体10は、シリンダブロック1を有する。シリンダブロック1内には、ピストンリング2を備え、シリンダブロック1内を摺動するピストン3、クランクシャフト4等を収容するクランクケース5、潤滑用のオイルを収容するオイルパン6、燃焼室22に燃料を噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)23などが備えられる。
また、エンジン本体10の燃焼室22には、新規空気Aを導入するための吸気通路12と、排気ガスGを排出するための排気通路13とが接続されている。なお、吸気通路12内の矢印および排気通路13内の矢印は、それぞれ、新規空気Aおよび排気ガスGの流れを示している。
吸気通路12には、エアクリーナ16と、ターボチャージャ17のコンプレッサ17aと、インタークーラ18とが配置されている。排気通路13には、ターボチャージャ17のガスタービン17bが配置されている。コンプレッサ17aとガスタービン17bは、回転軸17cにより連結されている。なお、図示は省略するが、ターボチャージャ17とクランクケース5の内部とは、オイル供給用通路で連結されている。
EGR通路14は、排気再循環(EGR)を行うためにEGRガスGeを循環させる通路であり、吸気通路12と排気通路13に接続されている。このEGR通路14には、EGRクーラ19とEGR弁20とが配置されている。なお、EGR通路14内の矢印は、EGRガスGeの流れを示している。
PCVシステム24は、ブローバイガス通路15とオイルセパレータ21を有する。ブローバイガス通路15の一端は、クランクケース5の内部に接続され、ブローバイガス通路15の他端は、コンプレッサ17aの上流側の吸気通路12に接続されている。これにより、クランクケース5の内部で発生したブローバイガスGbは、ブローバイガス通路15を介してディーゼルエンジン100の吸気側に還流される。なお、ブローバイガス通路15内の矢印は、ブローバイガスGbの流れを示している。
オイルセパレータ21は、ブローバイガス通路15の途中に配置されている。これにより、ブローバイガスGbに含まれるオイルは、オイルセパレータ21によりブローバイガスGbから分離、捕集され、オイル戻り通路(図示略)を介してクランクケース5の内部に戻され、オイルパン6に貯留される。
また、ブローバイガス通路15において、オイルセパレータ21の上流側には、クランクケース5の内部の圧力を検出する内圧検出センサ31が設けられている。内圧検出センサ31により検出された値(以下、検出内圧値という)は、ECU30へ出力される。なお、内圧検出センサ31の配置位置は、クランクケース5の内圧を検出可能な位置であればよく、図1に示す位置に限定されない。
以上、本実施の形態のディーゼルエンジン100の構成例について説明した。
次に、図1に示したECU30について説明する。
ECU(Electronic Control Unit)30は、ディーゼルエンジン100を制御する制御装置である。ECU30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、コンピュータプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、各種データを格納するRAM(Random Access Memory)、バックアップRAM、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。そして、後述するECU30の各機能は、コンピュータプログラムにより実現されうる。例えば、ECU30は、ROMに記憶されたコンピュータプログラムをRAMにコピーし、そのコンピュータプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、ECU30の各機能が実現される。また、コンピュータプログラムを実行する際、RAMには、各種処理で得られたデータが記憶され、適宜利用される。
ECU30には、例えば、エンジン回転数、アクセル開度、燃料噴射量、冷却水温度、排気温度、タービン回転数等の値が入力される。ECU30は、これらの入力値、予め設定されたデータ、およびコンピュータプログラムに基づいて、EGR弁開度、ターボチャージャ17の可変ノズル開度、燃料の噴射時期、燃料の噴射圧力等の制御パラメータを算出する。そして、ECU30は、制御パラメータに対応する制御信号を出力して、EGR弁20、ターボチャージャ17の可変ノズル(図示略)、燃料噴射弁23、燃料ポンプ(図示略)を制御する。これらの制御については公知であるので、詳細な説明は省略する。
また、ECU30には、内圧検出センサ31から上述した検出内圧値が入力される。ECU30は、検出内圧値および予め設定されたデータ(以下、設定データという。詳細は後述)に基づいて、ディーゼルエンジン100で発生する異常状態の種類を判定する異常判定動作を行う。よって、ECU30は、異常判定装置の一例に相当する。なお、異常判定動作の詳細については、図3を用いて後述する。
ここで、本実施の形態の異常判定動作で判定される異常状態の種類について説明する。
異常状態の種類は、例えば、ピストン3またはピストンリング2の焼き付き、ターボチャージャ17のガス吹き抜け、ダイリューションである。
ピストン3またはピストンリング2の焼き付きとは、ピストン3またはピストンリング2が摩耗または欠損することで、ピストン3またはピストンリング2とシリンダの内壁との間に隙間が生じ、その隙間を介して燃焼室22からクランクケース5の内部へガスが流入する状態をいう。
ターボチャージャ17のガス吹き抜けとは、例えば、回転軸17cを支持するベアリング(図示略)が破損することで、吸気側のガスがオイル供給用通路(図示略)を介してクランクケース5の内部へ吹き抜ける状態をいう。
ダイリューション(燃料希釈ともいう)とは、例えば、オイルパン6に溜まるオイルに燃料が混合してオイルの液面が上昇し、クランクシャフト4の回転によりオイルが掻き上げられ、クランクケース5の内部にオイルが飛散する状態をいう。
上述したいずれかの異常状態が発生すると、クランクケース5の内圧が上昇する。なお、ダイリューションが発生する場合では、時間の経過とともにクランクケース5の内圧が上昇する。
以上、異常状態の種類について説明した。
次に、本実施の形態の異常判定動作で用いられる設定データの例について説明する。
設定データは、異常判定動作の開始前に設定され、例えばECU30のROM等に記憶される。設定データとしては、例えば、閾値および設定内圧値テーブルがある。
閾値は、ピストン3またはピストンリング2の焼き付きとターボチャージャ17のガス吹き抜けとを判別できるように、予め実施された実験やシミュレーション等の結果に基づいて設定された値である。
設定内圧値テーブルは、異常状態が発生していない場合におけるエンジン回転数とエンジントルクとクランクケース5の内圧値との対応関係を示すテーブルである。このテーブルに設定されたクランクケース5の内圧値を、以下「設定内圧値」という。設定内圧値は、異常状態が発生していないときの値であるので、「正常値」と言い換えてもよい。設定内圧値は、予め実施された実験やシミュレーション等の結果に基づいて設定される。
設定内圧値テーブルの一例を図2に示す。図2に示すように、設定内圧値テーブルでは、エンジン回転数(rpm)とエンジントルク(%)に対応して設定内圧値(kPa)が対応付けられている。例えば、エンジン回転数が1000rpmであり、エンジントルクが50%であるときの設定内圧値は、0.6kPaである。
以上、設定データについて説明した。
上述したいずれかの異常状態が発生した場合、クランクケース5の内圧値と正常値との間には差(ずれ)が生じる。よって、クランクケース5の内圧値(検出内圧値)と正常値とを比較して差が生じていれば、何らかの異常状態が発生していると判定できる。正常値はエンジン回転数とエンジントルクによって異なるため、本実施の形態では、予めエンジン回転数とエンジントルク毎の正常値として設定内圧値を設定しておき、その設定内圧値を検出内圧値との比較に用いる。
さらに、ターボチャージャ17のガス吹き抜けが発生したときの検出内圧値と正常値との差は、ピストン3またはピストンリング2の焼き付きが発生したときの検出内圧値と正常値との差よりも小さい値となる。よって、閾値を用いて差の大きさを区別すれば、ピストン3またはピストンリング2の焼き付きとターボチャージャ17のガス吹き抜けのどちらが発生したかを判定できる。また、ダイリューションが発生する場合では、時間の経過とともに差の大きさに変化が生じる。よって、所定時間の経過後、差の大きさに変化が生じていれば、ダイリューションが発生したと判定できる。
以上、ECU30について説明した。
次に、図3を用いて、ECU30が行う異常判定動作について説明する。図3は、本実施の形態の異常判定動作の流れの一例を示す図である。
まず、例えばディーゼルエンジン100の駆動が開始されると、ECU30は、内圧検出センサ31から検出内圧値を入力する(ステップS101)。
次に、ECU30は、設定内圧値テーブル(図2参照)を参照して、設定内圧値を決定する(ステップS102)。
ここで、設定内圧値の決定処理の一例について説明する。
まず、ECU30は、図示しない所定のセンサ等から、エンジン回転数および燃料噴射量を入力する。
次に、ECU30は、例えばECU30のROM等に記憶されているトルクマップを読み出す。トルクマップは、エンジン回転数と燃料噴射量とエンジントルクとの対応関係が予め定められたデータである。
次に、ECU30は、トルクマップを参照して、入力されたエンジン回転数および燃料噴射量に対応するエンジントルクを決定する。
次に、ECU30は、図2に示した設定内圧値テーブルを参照して、入力されたエンジン回転数と決定したエンジントルクに対応する設定内圧値を決定する。
以上、設定内圧値の決定処理の一例について説明した。以下、図3の説明に戻る。
次に、ECU30は、検出内圧値と設定内圧値とに差があるか否かを判定する(ステップS103)。
ステップ103の判定処理の結果、差がない場合(ステップS103:NO)、フローは、ステップS107へ進む。ステップS107以降については、後述する。
一方、ステップ103の判定処理の結果、差がある場合(ステップS103:YES)、ECU30は、その差が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する(ステップS104)。
ステップ104の判定処理の結果、差が閾値以上である場合(ステップS104:YES)、ECU30は、ピストン3またはピストンリング2の焼き付きと判定する(ステップS105)。
一方、ステップ104の判定処理の結果、差が閾値以上ではない場合(ステップS104:NO)、ECU30は、ターボチャージャ17のガス吹き抜けと判定する(ステップS106)。
ステップ103の判定処理の結果、差がない場合(ステップS103:NO)、ECU30は、所定時間の経過後(ステップS107:YES)、検出内圧値と設定内圧値とに差があるか否かを判定する(ステップS108)。
ステップ108の判定処理の結果、差がない場合(ステップS108:NO)、ECU30は、異常無しと判定する(ステップS109)。
一方、ステップ108の判定処理の結果、差がある場合(ステップS108:YES)、ECU30は、ダイリューションと判定する(ステップS110)。
ダイリューションが発生する場合、エンジンの始動後、時間の経過とともに、検出内圧値が上昇する。そのため、エンジンの始動時には、検出内圧値と設定内圧値とに差がないことがある。そこで、上述したように、ステップS103において差がないと判定した場合であっても、所定時間の経過後に再度、検出内圧値と設定内圧値とに差があるか否かを判定する(ステップS108)ことにより、ダイリューションの発生を判定できる。
次に、ECU30は、ステップS105、S106、S109、またはS110で判定した結果(判定した異常状態)を、例えばECU30のRAM等に記憶する(ステップS111)。
上述したステップS101〜S111の動作は、エンジンの駆動中において繰り返し行われる。
以上、ECU30が行う異常判定動作について説明した。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、ECU30は、ステップS111において記憶した判定結果を示す情報を、ECU30の外部に備えられた記憶装置(図示略)に出力してもよい。
また、例えば、ECU30は、ステップS111において記憶した判定結果を示す情報を、ECU30の外部に備えられた表示装置(図示略)に表示させてもよい。または、ECU30は、ステップS111において記憶した判定結果に応じて、異なる警告動作(例えば、警告ランプの点灯や、警告音または警告音声の出力など)を行ってもよい。
また、例えば、ECU30は、ステップS111において記憶した判定結果に応じて、車両の運転を制御する動作を行ってもよい。例えば、判定結果がターボチャージャ17のガス吹き抜けやピストン3またはピストンリング2の焼き付きである場合、ECU30は、リンプホーム(非常時回避)モードに移行するように車両を制御してもよい。また、例えば、判定結果がダイリューションである場合、ECU30は、燃料噴射量を所定量減少させる制御(例えば、燃料絞り、reduce power、shut down等と呼ばれる制御)を行ってもよい。
また、例えば、ECU30は、図3のステップS106において、ターボチャージャ17のガス吹き抜け、または、排気弁(図示略)のガス吹き抜けと判定してもよい。
<本発明のまとめ>
本発明の異常判定装置は、クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記差が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、前記差が前記閾値以上である場合、前記異常状態はピストンまたはピストンリングの焼き付きであると判定し、前記差が前記閾値以上ではない場合、前記異常状態はターボチャージャのガス吹き抜けであると判定する
本発明の異常判定装置は、クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がない場合、所定時間の経過後に再度前記差の有無を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記異常状態はダイリューションであると判定する
また、上記異常判定装置は、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がない場合、所定時間の経過後に再度前記差の有無を判定し、前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記異常状態はダイリューションであると判定してもよい。
また、上記異常判定装置は、前記異常状態を示す情報を、所定の記憶装置に出力する、または、所定の表示装置に表示させてもよい。
また、上記異常判定装置は、前記異常状態に応じて、異なる警告動作を行ってもよい。
また、上記異常判定装置は、前記異常状態が前記ターボチャージャのガス吹き抜けまたは前記ピストンもしくはピストンリングの焼き付きである場合、リンプホームモードに移行するように車両を制御してもよい。
また、上記異常判定装置は、前記異常状態が前記ダイリューションである場合、燃料噴射量を所定量減少させる制御を行ってもよい。
本発明の異常判定装置は、エンジンに発生しうる異常を判定する技術全般に有用である。
1 シリンダブロック
2 ピストンリング
3 ピストン
4 クランクシャフト
5 クランクケース
6 オイルパン
10 エンジン本体
12 吸気通路
13 排気通路
14 EGR通路
15 ブローバイガス通路
16 エアクリーナ
17 ターボチャージャ
17a コンプレッサ
17b ガスタービン
17c 回転軸
18 インタークーラ
19 EGRクーラ
20 EGR弁
21 オイルセパレータ
22 燃焼室
23 燃料噴射弁
24 PCVシステム
30 ECU
31 内圧検出センサ
100 ディーゼルエンジン

Claims (7)

  1. クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、
    前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、
    前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記差が予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、
    前記差が前記閾値以上である場合、前記異常状態はピストンまたはピストンリングの焼き付きであると判定し、
    前記差が前記閾値以上ではない場合、前記異常状態はターボチャージャのガス吹き抜けであると判定する、
    異常判定装置。
  2. クランクケースの内部で発生したブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス通路と、前記ブローバイガス通路の途中に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルを捕集するオイルセパレータと、前記クランクケースの内圧を検出するセンサとを備えたエンジンの異常判定装置であって、
    前記センサから入力した検出内圧値と、エンジン回転数とエンジントルクに対応して予め設定された前記クランクケースの内圧を示す設定内圧値との差に基づいて、前記エンジンの異常状態の種類を判定し、
    前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がない場合、所定時間の経過後に再度前記差の有無を判定し、
    前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記異常状態はダイリューションであると判定する、
    異常判定装置。
  3. 前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がない場合、所定時間の経過後に再度前記差の有無を判定し、
    前記検出内圧値と前記設定内圧値との差がある場合、前記異常状態はダイリューションであると判定する、
    請求項1に記載の異常判定装置。
  4. 前記異常状態を示す情報を、所定の記憶装置に出力する、または、所定の表示装置に表示させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の異常判定装置。
  5. 前記異常状態に応じて、異なる警告動作を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の異常判定装置。
  6. 前記異常状態が前記ターボチャージャのガス吹き抜けまたは前記ピストンもしくはピストンリングの焼き付きである場合、リンプホームモードに移行するように車両を制御する、
    請求項に記載の異常判定装置。
  7. 前記異常状態が前記ダイリューションである場合、燃料噴射量を所定量減少させる制御を行う、
    請求項に記載の異常判定装置。
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