JP6657591B2 - 眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置 - Google Patents

眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置 Download PDF

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Description

本開示は、治療レーザ光を患者眼の組織に照射する眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置に関する。
従来、治療レーザ光を患者眼の組織に照射する眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置が知られている。眼科用レーザ治療装置は、組織におけるレーザ光のスポットの大きさ(以下、「スポットサイズ」という)を調整できることが望ましい。例えば、特許文献1に記載のレーザ治療装置は、2つのズームレンズをレーザ光の光軸の方向に移動させることで、レーザ光の結像倍率を変える。
特開2004−229965号公報
組織におけるレーザ光のスポットサイズをズームレンズによって小さくする場合、眼科用レーザ治療装置は、集光される前の状態におけるレーザ光のビーム径をズームレンズによって大きくする。特許文献1のレーザ治療装置は、ミラーによってレーザ光を患者眼に向けて反射させるので、ミラーに入射させるレーザ光のビーム径を、ミラーの大きさ以下とする必要がある。
レーザ光の一部がミラーから逸脱することを防止するために、ズームレンズとミラーの間に絞りを設けることが考えられる。しかし、レーザ光のビーム径が大きくなり、絞りによって遮断される(けられる)レーザ光の割合が大きくなると、レーザ光が遮断されない場合または遮断される割合が小さい場合(例えば、スポットサイズを大きくする場合)に比べて、組織に照射されるレーザ光のエネルギーが低下する。この場合、眼科用レーザ治療装置は、ズームレンズによって調整するレーザ光のビーム径に応じて(つまり、レーザ光が遮断される割合に応じて)、レーザ光源の出力を調整しなければならない。ミラーに入射させるレーザ光のビーム径を、絞りを用いずにズームレンズのみで調整する場合には、ズームレンズの位置等を精密に調整することが必要となる。
本開示の典型的な目的は、組織におけるレーザ光のスポットサイズを容易且つ適切に変更することが可能な眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置を提供することである。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科用レーザデリバリは、治療レーザ光を患者眼の組織に照射する眼科用レーザデリバリであって、レーザ光源から出射された治療レーザ光を導光する光ファイバと、前記光ファイバから出射された治療レーザ光の光路に設けられ、治療レーザ光の光軸に沿って移動することで、前記組織における治療レーザ光のスポットサイズを調整するズームレンズと、前記光路のうち前記ズームレンズよりも下流側に設けられ、前記治療レーザ光を前記患者眼に向けて反射させるミラーと、前記光路のうち前記光ファイバの出射端と前記ズームレンズの間に設けられ、前記ズームレンズによって変化する治療レーザ光のビーム径を制限することで、前記光路の下流側に設けられた部材によって治療レーザ光が遮断される割合、および前記光路から治療レーザ光が逸脱する割合の少なくともいずれかが前記ズームレンズの移動によって変動することを抑制する第1絞りと、前記光路のうち前記ズームレンズと前記ミラーの間に、前記治療レーザ光が前記ミラーから逸脱することを防止する第2絞りと、を備え、前記ズームレンズに、前記治療レーザ光を平行光とするコリメートレンズが含まれており、前記第2絞りは、前記光路のうち、前記コリメートレンズによって平行光とされた前記治療レーザ光が通過する位置に設けられる。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科用レーザ治療装置は、前記眼科用レーザデリバリを備える。
本開示に係る眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置は、組織におけるレーザ光のスポットサイズを容易且つ適切に変更することができる。
眼科用レーザ治療装置1の概略構成を示す図である。 スポットサイズを50μmとした場合の眼科用レーザデリバリ20の光学系の構成を示す図である。 スポットサイズを200μmとした場合の眼科用レーザデリバリ20の光学系の構成を示す図である。 第1絞り21を治療レーザ光の光軸方向から見た場合の図である。 ミラー36を観察光学系40の観察方向から見た場合の、ミラー36と観察光学系40の左右の観察光路の位置関係を模式的に示す図である。
以下、本開示における典型的な実施形態について説明する。以下の説明では、レーザ光の光路のうち光源側を上流側、患者眼E側を下流側とする。まず、図1を参照して、本実施形態の眼科用レーザ治療装置(以下、「レーザ治療装置」という)1の概略構成について説明する。本実施形態のレーザ治療装置1は、レーザ光源ユニット2、眼科用レーザデリバリ(以下、「レーザデリバリ」という)20、観察光学系40、照明光学系50、および制御部60を備える。観察光学系40および照明光学系50は、レーザデリバリ20に装着される。
<レーザ光源ユニット>
レーザ光源ユニット2は、レーザ光源3、エイミング光源4、ダイクロイックミラー5、集光レンズ7、第1シャッタ8、および第2シャッタ9を備える。
レーザ光源3は、患者眼Eの組織を治療するための治療レーザ光を出射する。レーザ光源3のゲイン媒体には、例えばNd:YAG、Nd:YVO4、Nd:YLF、Ho:YAG、Er:YAG、Yb:YAG、Yb:YVO4等の周知の媒体を用いることができる。エイミング光源4は、治療スポットの位置(つまり、治療レーザ光が照射される位置)を示すエイミング光を出射する。本実施形態では、可視のレーザ光を出射する光源が、エイミング光源4として用いられる。術者は、治療する部位にエイミング光の照準を合わせた状態で、治療レーザ光の照射指示をレーザ治療装置1に入力することで、患者眼Eの所望の部位に治療レーザ光を照射させる。
ダイクロイックミラー5は、治療レーザ光とエイミング光を合波する。本実施形態のダイクロイックミラー5は、治療レーザ光の大部分を透過し、且つエイミング光の大部分を反射することで、治療レーザ光とエイミング光を合波する。集光レンズ7は、ダイクロイックミラー5から入射するレーザ光を集光し、光ファイバ10(詳細は後述する)の入射端11に入射させる。
第1シャッタ8および第2シャッタ9は、異常時等にレーザ光の光路を遮断することで、患者および術者等に対する安全性を高める。第1シャッタ8は、レーザ光源3とダイクロイックミラー5の間の光路に設けられている。第2シャッタ9は、治療レーザ光およびエイミング光が共に導光される光路に設けられている。
<レーザデリバリ>
レーザデリバリ20は、レーザ光源ユニット2から出射されたレーザ光を、患者眼Eの組織(例えば、眼底、線維柱帯、硝子体、虹彩等)に照射する。本実施形態では、レーザ光源3から出射された治療レーザ光、および、エイミング光源4から出射されたエイミング光が、光ファイバ10によって、レーザ光源ユニット2からレーザデリバリ20に導光される。レーザデリバリ20は、レーザ光源ユニット2から光ファイバ10によって導光されたレーザ光を、患者眼Eに照射する。レーザデリバリ20が備える光学系については、図2〜図5を参照して後述する。
<観察光学系・照明光学系>
本実施形態で採用されている観察光学系40は、双眼の顕微鏡である。詳細には、本実施形態の観察光学系40は、患者眼E側から順に、観察用対物レンズ41、変倍レンズユニット42、術者保護フィルタ43、結像レンズ44、正立プリズム45、視野絞り46、および接眼レンズ47を備える。観察用対物レンズ41は、左右の観察光路49R,49L(図5参照)で共用される。接眼レンズ47等は、左右の観察光路49R,49Lの各々に配置される。本実施形態の照明光学系50は、照明光源、コンデンサレンズ、スリット、および投影レンズ等を備え、スリット光によって患者眼Eを照明する。
<制御部>
制御部60は、レーザ治療装置1の動作を制御する。本実施形態の制御部60は、CPU(プロセッサ)61、ROM62、RAM63、および不揮発性メモリ(図示せず)等を備える。CPU61は、レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM62には、各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM63は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリは、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、制御部60に着脱可能に装着されるUSBメモリ、フラッシュROM等を不揮発性メモリとして使用してもよい。
制御部60には、レーザ光源3、エイミング光源4、操作部65、表示部66、フットスイッチ68、および各種アクチュエータ(例えば、シャッタ8,9を駆動するアクチュエータ)等が接続されている。操作部65は、ユーザ(例えば術者)がレーザ治療装置1に対して各種指示を入力するために、ユーザによって操作される。例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、ボタン等を操作部65として採用することができる。表示部66は、各種画像を表示する。フットスイッチ68は、ユーザによって踏み込まれることで、治療レーザ光の照射の開始指示を制御部60に入力する。
<レーザデリバリの光学系>
図2〜図5を参照して、本実施形態のレーザデリバリ20が備える光学系の構成について説明する。本実施形態のレーザデリバリ20は、患者眼Eの組織に治療レーザ光を1発ずつ照射するためのシングルデリバリである。つまり、レーザデリバリ20は、治療レーザ光のスポットを組織上で走査する走査部(例えば、ガルバノスキャナ等)を備えず、必要最小限の光学素子のみを備えている。従って、本実施形態のレーザデリバリ20は低コストで製造することができる。また、本実施形態では、光ファイバ10の出射端12から出射されて患者眼Eに照射されるレーザ光の透過率は、走査部を備えたスキャンデリバリに比べて高くなる。つまり、レーザデリバリ20の内部におけるレーザ光のエネルギーロスが減少する。従って、出力が比較的低いレーザ光源3を用いても、ユーザが所望するエネルギーの治療レーザ光が患者眼Eに照射される。
図2および図3に示すように、本実施形態のレーザデリバリ20は、第1絞り21、中間レンズ24、ズームレンズ28、対物レンズ32、第2絞り34、およびミラー36を備える。第1絞り21の詳細については後述する。
中間レンズ24は、レーザ光の光路のうち、光ファイバ10の出射端12とズームレンズ28の間に設けられている。詳細には、本実施形態の中間レンズ24は、レーザ光の光路のうち、第1絞り21とズームレンズ28の間に固定されている。中間レンズ24は、光路を通過するレーザ光を屈折(本実施形態では収束)させる。中間レンズ24を構成する光学素子の数は1つでも良いが、本実施形態では、ダブレット25と収束レンズ26によって中間レンズ24が構成されている。この場合、1つの光学素子を中間レンズ24として用いる場合に比べて容易に(例えば低コストで)収差の発生が抑制される。
ズームレンズ28は、レーザ光の光軸に沿って移動することで、患者眼Eの組織におけるレーザ光のスポットサイズを調整する。つまり、ズームレンズ28は、レーザ光の結像倍率を変更する。本実施形態では、ズームレンズ28は、中間レンズ24よりも光路の下流側に移動可能に保持されている。一例として、本実施形態のズームレンズ28は、光ファイバ10側(上流側)に設けられたレンズ29と、患者眼E側(下流側)に設けられたコリメートレンズ30とによって構成されている。レンズ29は、ファイバ10の出射端12の中間像面を形成すると共に、光軸に沿って移動することで中間像面を移動させる。コリメートレンズ30は、レンズ29と同期して光軸方向に移動する。詳細には、コリメートレンズ30の物側(前側)焦点が、レンズ29によって形成される中間像面に一致するように、レンズ29とコリメートレンズ30が同期して移動する。その結果、コリメートレンズ30を通過したレーザ光は平行光となる。換言すると、コリメートレンズ30は、治療レーザ光およびエイミング光をコリメートする。
本実施形態のレーザデリバリ20は、ズームレンズ28を光軸に沿って移動させることで、組織におけるスポットサイズの直径を50μmから1000μmの間で変化させることができる。図2は、スポットサイズの直径を50μmとした場合の光学系を示す。図3は、スポットサイズの直径を200μmとした場合の光学系を示す。なお、図3において点線で示したレンズ29およびコリメートレンズ30の位置は、図2におけるレンズ29およびコリメートレンズ30の位置である。図2に示すように、ズームレンズ28を通過したレーザ光のビーム径が大きくなると、対物レンズ32によって集光されるレーザ光の開口数NAが大きくなり、スポットサイズが小さくなる。逆に、図3に示すように、ズームレンズ28を通過したレーザ光のビーム径が小さくなると、対物レンズ32によって集光されるレーザ光の開口数NAが小さくなり、スポットサイズが大きくなる。
図示しないが、レーザデリバリ20は、ズームレンズ28(レンズ29およびコリメートレンズ30)を連動して移動させるためのレンズ移動機構を備える。本実施形態のレンズ移動機構は、ユーザが手動で回転させる操作部、および、操作部に連動したカム等によって、機械的にズームレンズ28を移動させる。ただし、レーザデリバリ20は、モータ等によって自動でズームレンズ28を移動させてもよい。
対物レンズ32は、ズームレンズ28(詳細にはコリメートレンズ30)を通過したレーザ光を収束させてミラー36に入射させる。また、本実施形態の対物レンズ32は、レーザ光の光軸に沿って移動することで、レーザ光のスポットの位置を光軸に沿って移動させることができる。一例として、本実施形態では、対物レンズ32を保持している鏡筒(図示せず)が、レーザデリバリ20の筐体に回転可能に保持されている。ユーザが鏡筒を回転させると、対物レンズ32を保持した鏡筒が光軸方向に移動する。なお、レーザデリバリ20は、モータ等によって自動で対物レンズ32を移動させてもよい。
第2絞り34は、レーザ光の光路のうちズームレンズ28とミラー36の間に設けられている。第2絞り34は、レーザ光がミラー36から逸脱することを防止する。詳細は後述するが、本実施形態では、ズームレンズ28によって変化するレーザ光のビーム径が、ズームレンズ28よりも上流側に設けられた第1絞り21によって予め制限される。その結果、第1絞り21よりも光路の下流側に設けられた部材によって遮断される(けられる)レーザ光の割合が減少する。さらに、第1絞り21よりも下流側の光路から逸脱するレーザ光の割合が減少する。しかし、第1絞り21を設ける場合でも、スポットサイズを小さくする場合には、レーザ光の一部がミラー36から逸脱する場合があり得る。また、レーザデリバリ20に加わる衝撃、使用による劣化、製造誤差等によって、レーザ光の一部がミラー36から逸脱することもあり得る。本実施形態のレーザデリバリ20は、第1絞り21に加えて第2絞り34を備えることで、レーザ光の少なくとも一部がミラー36から逸脱する可能性をさらに低下させることができる。
詳細には、本実施形態の第2絞り34は、レーザ光の光路のうち、コリメートレンズ30によって平行光とされたレーザ光が通過する位置(つまり、コリメートレンズ30と対物レンズ32の間の光路上)に固定される。従って、本実施形態のレーザデリバリ20は、ズームレンズ28および対物レンズ32を光軸に沿って移動させる場合でも、第2絞り34を移動させずに固定した状態で、レーザ光がミラー36から逸脱することを適切に抑制することができる。なお、本実施形態における第2絞り34の開口の形状は、後述するミラー36の形状に対応する形状(長方形状)に形成されている。また、第2絞り34の開口は、ズームレンズ28によってレーザ光のビーム径が最大となり、且つ、対物レンズ32がミラー36に最も近付いた場合(つまり、ミラー36に入射するレーザ光のビーム径が最大となる場合)でもレーザ光がミラー36から逸脱しないような大きさに形成されている。
ミラー36は、レーザ光の光路のうちズームレンズ28よりも下流側(本実施形態では、対物レンズ32よりも下流側)に設けられている。ミラー36は、ズームレンズ28によってビーム径が調整されたレーザ光を、患者眼Eに向けて反射させる。本実施形態では、観察光学系40の観察光軸は、レーザ光の光軸の左右を通過する。従って、観察光学系40による観察に干渉しないようにレーザ光を患者眼Eに照射するために、ミラー36によってレーザ光の光軸の方向が変更される。また、仮に、光ファイバ10およびズームレンズ28等を通過したレーザ光を、ミラー36を使用せずに患者眼Eに照射する場合、レーザ治療装置1の前後方向の長さが長くなる。これに対し、本実施形態のレーザデリバリ20は、光ファイバ10の出射端12から出射されるレーザ光を、ユーザと患者が向き合う方向(前後方向)に対して交差する方向(一例として、本実施形態では上方から下方)へ導光する。ミラー36は、光ファイバ10から導光されたレーザ光を患者眼Eに向けて反射させる。従って、ユーザは、本実施形態のレーザデリバリ20を用いることで、患者に対して近い距離で治療を行うことができる。
第1絞り21について説明する。図2および図3に示すように、第1絞り21は、レーザ光の光路のうち、光ファイバ10の出射端12とズームレンズ28の間に設けられている。光ファイバ10の出射端12から出射されたレーザ光が、一定以上の割合で広がりながら第1絞り21に到達すると、第1絞り21に形成された開口22(図4参照)よりも外側のレーザ光は第1絞り21によって予め遮断される。その結果、第1絞り21よりも光路の下流側に設けられた部材によってレーザ光の一部が遮断される(けられる)ことが抑制される。さらに、第1絞り21よりも下流側の光路からレーザ光の一部が逸脱することが抑制される。この場合、ズームレンズ28によってレーザ光のビーム径が変化しても、第1絞り21よりも下流側でレーザ光が遮断される割合、または光路から逸脱する割合は、第1絞り21が設けられていない場合に比べて変化し難い。よって、レーザデリバリ20から患者眼Eに照射されるレーザ光のエネルギーは、第1絞り21が設けられていない場合に比べて変化し難い(つまり、患者眼Eに到達するレーザ光のエネルギーの変化が抑制される)。また、対物レンズ32が光軸方向に移動した場合でも、患者眼Eに照射されるレーザ光のエネルギーは変化し難い。
図2および図3に示すように、本実施形態では、レーザ光は光ファイバ10の出射端12から下方に出射される。第1絞り21は、光ファイバ10の出射端12と中間レンズ24の間(詳細には、中間レンズ24のうち光ファイバ10に最も近い位置に設けられたダブレット25と、出射端12との間)に設けられている。この場合、光ファイバ10の出射端12の方向から落下する埃等の一部は、中間レンズ24上(詳細にはダブレット25上)ではなく第1絞り21上に乗る。従って、中間レンズ24に溜まった埃がレーザ光によって焼けることが抑制される。その結果、熱による不具合が中間レンズ24に生じることが抑制される。
また、出射端12、第1絞り21、および中間レンズ24の位置が近すぎると、中間レンズ24を通過する際のレーザ光のエネルギー密度(フルエンス)が高くなり、中間レンズ24の上部に溜まった埃等が焼けやすくなる。特に、光ファイバ10の交換時等には、中間レンズ24上に埃等がさらに溜まり易くなり、レーザ光による焼けの問題が生じやすくなる場合も考えられる。本実施形態では、出射端12と、出射端12の下方に設けられる第1絞り21の間の距離は、2.0mm以上となっている。その結果、中間レンズ24に溜まった埃等がレーザ光によって焼け難くなる。
なお、光ファイバ10の出射端12と第1絞り21の間の距離が大きすぎると、中間レンズ24を大きくしなければならず、製造コストが増加する。従って、光ファイバ10の出射端12と第1絞り21の間の適切な距離は、光ファイバ10のコア径、治療に必要なレーザ光のエネルギー等に応じて定めることが望ましい。本実施形態のレーザ治療装置1では、出射端12と第1絞り21の間の望ましい距離は2.0mm以上12.0mm以下であり、さらに望ましい距離は、4.0mm以上10.0mm以下である。本実施形態では、出射端12から第1絞り21までの距離は6.6mmであり、出射端12から中間レンズ24の上端(ダブレット25の上端)までの距離は7.0mmである。なお、本実施形態では、出射端12の鉛直下方に第1絞り21および中間レンズ24が配置されている。しかし、光ファイバ10から落下する埃等の問題は、中間レンズ24が出射端12の鉛直下方から僅かにずれている場合にも生じ得る。従って、本実施形態で例示した出射端12、第1絞り21、および中間レンズ24の位置関係は、光ファイバが斜め下方にレーザ光を出射する場合等にも適用できる。
図4を参照して、第1絞り21の開口22の形状とミラー36の形状の関係について説明する。図4は、第1絞り21をレーザ光の光軸方向(図1〜3における上方)から見た場合の図である。本実施形態では、第1絞り21の外形は円盤形状である。第1絞り21の左端部近傍および右端部近傍の各々には、ねじ等によって第1絞り21をレーザデリバリ20に固定するための固定用孔23が形成されている。レーザ光が通過する開口22は、円盤形状の第1絞り21の中心部分に形成されている。また、図2、図3、図5に示すように、本実施形態では、ミラー36に入射するレーザ光の入射光軸の方向から見た場合(つまり、図2、図3における上方から見た場合)のミラー36の形状は、長方形(ほぼ正方形)である。これに対し、第1絞り21の開口22の形状は、入射光軸の方向から見た場合のミラー36の形状に対応する長方形(ほぼ正方形)に形成されている。従って、レーザ光の反射に用いられない無駄な領域が狭くなる。よって、ミラー36の小型化が容易となる。
図5を参照して、観察光学系40(図1参照)の観察光路49R,49Lとミラー36の位置関係について説明する。図5は、ミラー36を観察光学系40の観察方向から見た場合(つまり、図1の右側から見た場合)のミラー36と観察光路49R,49Lの位置関係を模式的に示す。本実施形態では、ミラー36は、双眼の観察光学系40における右側の観察光路49Rと左側の観察光路49Lの間に配置される。この場合、ユーザは、ミラー36から患者眼Eに向けて照射されるレーザ光の光軸に沿って、患者眼Eを観察することができる。従って、観察光学系40の光路が治療レーザ光の光路に沿っていない(斜めになっている)場合に比べて、観察光学系40によって観察される領域における広い範囲に治療レーザ光が照射される。
以上説明したように、本実施形態のレーザデリバリ20は、レーザ光の光路における光ファイバ10とズームレンズ28の間(詳細には、光ファイバ10と中間レンズ24の間)に第1絞り21を備える。第1絞り21は、ズームレンズ28によって変化するレーザ光のビーム径を制限することで、レーザ光の遮断割合および光路からの逸脱割合がズームレンズ28の移動によって変動する量を抑制する。この場合、レーザ光のビーム径がズームレンズ28によって変化する場合でも、組織に照射されるレーザ光のエネルギーの変動量は、第1絞り21が設けられていない場合に比べて小さくなる。従って、本実施形態によると、組織におけるレーザ光のスポットサイズが容易且つ適切に変更される。
また、レーザ治療装置では、レーザ光源からレーザデリバリにレーザ光を導光する光ファイバを複数本使用し、レーザ光を導光させる光ファイバを切り換えることで、組織におけるスポットサイズを変更することも考えられる。この場合に、光ファイバの出射端近傍に絞りを設けてビーム径を制限することも可能である。しかし、光ファイバから出射されるレーザ光のビーム径は、光ファイバに応じて異なる。よって、各々の光ファイバに応じた適切な絞りを適切な位置に設置しなければ、組織に照射されるレーザ光のエネルギーが、光ファイバを切り換えることで変動する。そもそも、複数の光ファイバを用いる時点で、レーザデリバリの構成が複雑化する。これに対し、本実施形態のレーザデリバリ1は、単一の光ファイバ10とズームレンズ28の間に第1絞り21を備えることで、簡易な構成で適切にスポットサイズを調整することができる。
本実施形態におけるレーザデリバリ20の光学系(第1絞り21、ダブレット25、収束レンズ26、レンズ29、コリメートレンズ30、対物レンズ32、およびミラー36)は、患者とユーザの距離を短縮しつつレーザ光のスポットサイズを変更するために必要な最小限の構成となっている。従って、光学系に他の光学素子を加える場合に比べて、光ファイバ10から出射されて患者眼Eに照射されるレーザ光の透過率が低下し難い。よって、本実施形態のレーザ治療装置1は、レーザ光源3の出力の増加を抑制しつつ、適切なエネルギーのレーザ光を組織に照射することができる。
本実施形態のレーザデリバリ20は、光ファイバ10の出射端12とズームレンズ28の間に中間レンズ24を備える。光ファイバ10は、出射端12から下方にレーザ光を出射する。第1絞り21は、光ファイバ10の出射端12と中間レンズ24の間であり、且つ光ファイバ10の出射端12からの距離が2.0mm以上となる位置に設けられる。本実施形態では、光ファイバ10の出射端12から第1絞り21までの距離を2.0mm未満とする場合に比べて、中間レンズ24を通過する際のレーザ光のエネルギー密度(フルエンス)が低下する。その結果、中間レンズ24上に溜まった埃等がレーザ光によって焼けることが抑制される。
本実施形態では、第1絞り21の開口22の形状はミラー36の形状に対応している。従って、第1絞り21の開口22を通過したレーザ光を、小型のミラー36を用いて患者眼Eに向けて反射させることが容易になる。
本実施形態のミラー36は、観察光学系40における左右の観察光路49R,49Lの間に配置される。従って、観察光路49R,49Lに対して斜め方向(例えば、斜め上方または斜め下方)からレーザ光を患者眼Eに向けて反射させる場合に比べて、レーザ光が虹彩等によってけられて観察範囲内に照射されない問題等が生じることが抑制される。
本実施形態のレーザデリバリ20は、ズームレンズ28とミラー36の間(詳細には、本実施形態ではズームレンズ28と対物レンズ32の間)に第2絞り34を備える。第2絞り34は、レーザ光がミラー36から逸脱することを防止する。従って、本実施形態のレーザデリバリ20は、レーザ光がミラー36から逸脱する可能性を適切に低下させることができる。
本実施形態では、レーザ光を平行光とするコリメートレンズ30がズームレンズ28に含まれている。第2絞り34は、レーザ光がコリメートレンズ30によって平行光とされる位置に固定される。従って、本実施形態のレーザデリバリ20は、第2絞り34を移動させずに固定した状態で、レーザ光がミラー36から逸脱する可能性を低下させることができる。
本実施形態のレーザデリバリ20は、対物レンズ32を備える。対物レンズ32は、コリメートレンズ30を通過した平行光を収束させてミラー36に入射させる。また、対物レンズ32は、レーザ光の光軸に沿って移動することで、レーザ光のスポットを光軸に沿って移動させる。従って、本実施形態のレーザデリバリ20は、適切な位置に適切なスポットサイズでレーザ光を集光させることができる。
上記実施形態で開示された内容は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で開示された内容を変更することも可能である。例えば、上記実施形態では、光ファイバ10の出射端12と中間レンズ24の間に第1絞り21が設けられている。しかし、第1絞り21の位置を変更することも可能である。例えば、中間レンズ24とズームレンズ28の間に第1絞り21が設けられてもよい。中間レンズ24におけるダブレット25と収束レンズ26の間に第1絞り21が設けられてもよい。
上記実施形態では、光ファイバ10から下方に出射されたレーザ光が、ミラー36によって患者眼E側に反射される。しかし、光ファイバ10から出射されるレーザ光の方向を変更することも可能である。例えば、光ファイバ10から上方に出射されたレーザ光が、ミラー36によって患者眼E側に反射されてもよい。
上記実施形態では、第1絞り21の開口22の形状は、ミラー36の形状に対応する長方形状に形成されている。しかし、開口22の形状を変更することも可能である。例えば、ミラー36の形状と開口22の形状を共に円形としてもよい。また、上記実施形態では、双眼の観察光学系40における左右の観察光路49R,49Lの間にミラー36が配置される。しかし、左右の観察光路49R,49Lの間から離間した位置(例えば上方または下方に離間した位置)にミラー36が配置される場合でも、第1絞り21を用いることで適切にレーザ光のスポットサイズが変更される。また、上記実施形態における第2絞り34の位置を、異なる位置に変更することも可能である。第2絞り34を省略してもよい。
1 眼科用レーザ治療装置
3 レーザ光源
10 光ファイバ
12 出射端
20 眼科用レーザデリバリ
21 第1絞り
22 開口
24 中間レンズ
28 ズームレンズ
30 コリメートレンズ
32 対物レンズ
34 第2絞り
36 ミラー
40 観察光学系

Claims (2)

  1. 治療レーザ光を患者眼の組織に照射する眼科用レーザデリバリであって、
    レーザ光源から出射された治療レーザ光を導光する光ファイバと、
    前記光ファイバから出射された治療レーザ光の光路に設けられ、治療レーザ光の光軸に沿って移動することで、前記組織における治療レーザ光のスポットサイズを調整するズームレンズと、
    前記光路のうち前記ズームレンズよりも下流側に設けられ、前記治療レーザ光を前記患者眼に向けて反射させるミラーと、
    前記光路のうち前記光ファイバの出射端と前記ズームレンズの間に設けられ、前記ズームレンズによって変化する治療レーザ光のビーム径を制限することで、前記光路の下流側に設けられた部材によって治療レーザ光が遮断される割合、および前記光路から治療レーザ光が逸脱する割合の少なくともいずれかが前記ズームレンズの移動によって変動することを抑制する第1絞りと、
    前記光路のうち前記ズームレンズと前記ミラーの間に、前記治療レーザ光が前記ミラーから逸脱することを防止する第2絞りと、
    を備え
    前記ズームレンズに、前記治療レーザ光を平行光とするコリメートレンズが含まれており、
    前記第2絞りは、前記光路のうち、前記コリメートレンズによって平行光とされた前記治療レーザ光が通過する位置に設けられることを特徴とする眼科用レーザデリバリ。
  2. 請求項1に記載の眼科用レーザデリバリを備えたことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
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