JP6743632B2 - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents
眼科用レーザ治療装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6743632B2 JP6743632B2 JP2016194123A JP2016194123A JP6743632B2 JP 6743632 B2 JP6743632 B2 JP 6743632B2 JP 2016194123 A JP2016194123 A JP 2016194123A JP 2016194123 A JP2016194123 A JP 2016194123A JP 6743632 B2 JP6743632 B2 JP 6743632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser light
- laser
- optical system
- irradiation
- optical path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laser Surgery Devices (AREA)
Description
(1)レーザ光を患者眼に照射するための眼科用レーザ治療装置は、レーザ光源を有するレーザ光出射手段から出射されたレーザ光を第1照射光学系及び第2照射光学系の少なくとも一方の光路に導くための光路分岐部材であって,光路分岐として反射領域と透過領域が区別された光路分岐部材を備え、前記反射領域を反射したレーザ光を第1治療用レーザ光として使用し、前記透過領域を透過したレーザ光を第2治療用レーザ光として使用することを特徴とする。
図1は第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1を使用者側からみた外観斜視図である。図2は図1の眼科用レーザ治療装置1が備える光学系の概略構成図である。図3は図1の眼科用レーザ治療装置1が備える制御系の概略構成図である。
本実施形態の眼科用レーザ治療装置1が備える光学系を説明する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼Epに第1波長のレーザ光(波長:532nm)を照射するための第1照射光学系30(レーザ光出射手段)、第1波長のレーザ光の照射位置をガイドするための第1ガイド光学系50、患者眼Epに第2波長のレーザ光(波長:1064nm)を照射するための第2照射光学系20(レーザ光出射手段)、第2波長のレーザ光の照射位置をガイドするための第2ガイド光学系40、患者眼Epを観察するための観察光学系60を備える(図2参照)。
本実施形態の第1照射光学系30を説明する。本実施形態の第1照射光学系30は、レーザ光源21、光分配部材22、ビームエキスパンダー31、波長変換素子32、ダイクロイックミラー33、切替部材34、シャッター29、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、および対物レンズ28を備える。本実施形態の第1照射光学系30は、光分配部材22で分配された一方のレーザ光を、第1のレーザ照射条件に合うように成形する光学部材を有している。
本実施形態の第1ガイド光学系50は、第1ガイド光源51、ダイクロイックミラー33、切替部材34、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、および対物レンズ28を備える。第1ガイド光学系50は、ダイクロイックミラー33から対物レンズ28にかけての光学部材を第1照射光学系30と共用する。第1ガイド光源51はレーザ光(例えば波長635nm)を発する。第1ガイド光源51から出射された第1ガイド光は、ダイクロイックミラー33、切替部材34、シャッター29の開口部、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、対物レンズ28、コンタクトレンズ13の順で介して進んで治療部位に集光される。なお、第2ガイド光は観察光学系60の焦点位置に集光される。
本実施形態の第2照射光学系20を説明する。第2照射光学系20は、レーザ光源21、光分配部材22、ミラー23、フォーカスシフト部24、ダイクロイックミラー25、シャッター29、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、および対物レンズ28を備える。第2照射光学系20は、レーザ光源21、光分配部材22、およびビームエキスパンダー部26から対物レンズ28にかけての光学部材を第1照射光学系30と共用する。本実施形態の第2照射光学系20は、光分配部材22で分配された他方のレーザ光を、第1のレーザ照射条件とは異なる第2のレーザ照射条件に合うように成形するための光学部材を有している。
本実施形態の第2ガイド光学系40は、第2ガイド光源41、ダイクロイックミラー25、シャッター29、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、および対物レンズ28を備える。第2ガイド光学系40は、ダイクロイックミラー25から対物レンズ28にかけての光学部材を、第2照射光学系20と共用する。第2ガイド光源41はレーザ光(例えば波長635nm)を発する。第2ガイド光源41から出射された第2ガイド光は、ダイクロイックミラー25、シャッター29の開口部、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、対物レンズ28、コンタクトレンズ11の順で介して進んで治療部位に集光される。第2ガイド光は、観察光学系60の焦点位置に集光される。
本実施形態の観察光学系60は、対物レンズ28、ダイクロイックミラー27、レンズ群61、および接眼レンズ62を備える。観察光学系60は、対物レンズ28とダイクロイックミラー27を第1照射光学系30等と共用する。観察部位を発した光(例えば、照明部5が発する照明光の反射光)は、コンタクトレンズ12、対物レンズ28、ダイクロイックミラー27、レンズ群61、接眼レンズ62の順で介して進んで術者眼Eoの眼底に集光(結像)する。観察光学系60が術者眼Eoを保護するための保護フィルターを備えてもよい。
本実施形態の制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83、および不揮発性メモリ84等を含む。CPU81は、眼科用レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM82には、各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM83は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ84は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。本実施形態の制御部80には、レーザ光源21、第1ガイド光源51、駆動部16、駆動部17、シャッター29、第2ガイド光源41、操作パネル部8、ジョイスティック部9、検出手段15等が接続されている。
第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼Epへのレーザ光(治療用)の照射条件として、第1のレーザ照射条件と第2のレーザ照射条件とを備える。先ず図4を用いて、第1のレーザ照射条件でのレーザ光の照射を説明する。第1のレーザ照射条件では、第1照射光学系30と第2照射光学系20の共通光路に切替部材34が挿入される。第1照射光学系30は、光分配部材22で分配された一方のレーザ光を、第1のレーザ照射条件に合うように成形する。検出手段15は、患者眼Epに向けて照射されるレーザ光の光路を、切替部材34(共通光路に挿入)により第1照射光学系30の光路とされた状態で、第2照射光学系20の光路を通るレーザ光の出力を検出する。
以上説明したように、第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ光を患者眼Epに照射できる。第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ光源21を有するレーザ光出射手段から出射されたレーザ光を所期する割合で透過及び反射させる光分配部材22と、光分配部材22により分配された一方のレーザ光を第1レーザ照射条件に合うように整形するための光学部材を有した第1照射光学系30と、光分配部材22により分配された他方のレーザ光を第1レーザ照射条件とは異なる第2レーザ照射条件に合うように整形するための光学部材を有した第2照射光学系20を備えている。また、第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1は更に、患者眼Epに向けて照射されるレーザ光の光路を、第1照射光学系30の光路または第2照射光学系20の光路の何れかに切り替えるための切替部材34と、患者眼Epに向けて照射されるレーザ光の光路を切替部材34により第1照射光学系30の光路とされた状態で、第2照射光学系20の光路を通るレーザ光の出力を検出するための検出手段15を備えている。これにより、例えば、光分配部材22により発生する光軸ズレを抑制すると共に、レーザ光のエネルギー減衰を抑制しつつ検出できる。
次いで図6〜9を用いて、第2実施形態の眼科用レーザ治療装置1を説明する。第1実施形態と第2実施形態とは、本体部4が収容する光学系の一部が異なる。以降では、第1実施形態と第2実施形態とで同じ符号を付けた箇所の説明は省略し、第1実施形態と第2実施形態とで異なる箇所を説明する。なお、第2実施形態の眼科用レーザ治療装置1も、前述した第1実施形態の眼科用レーザ治療装置1と同様に、患者眼Epに第1治療用レーザ光(波長532nm)を照射する第1のレーザ照射条件と、患者眼Epに第2治療用レーザ光(波長1064nm)を照射する第2のレーザ照射条件を有する。
第2実施形態の第1照射光学系30は、レーザ光源21、光束径変更手段72、光路分岐部材71、光分配部材75、波長変換素子32、ダイクロイックミラー33、合波部材73、シャッター29、ビームエキスパンダー部26、ダイクロイックミラー27、対物レンズ28、および検出手段76を備える。光束径変更手段72は、レーザ光源21から出射されたレーザ光の光束径を変更できる。光束径変更手段72は制御部80に接続されている。
第2実施形態の第2照射光学系20は、ミラー23、光分配部材77、フォーカスシフト部24、ダイクロイックミラー25、および検出手段78を備え、レーザ光源21と光束径変更手段72、および合波部材73から対物レンズ28までの部材を第1照射光学系30と共用する。光分配部材77は第2照射光学系20の光軸上に斜設されている。光分配部材77は、光分配部材77に入射したレーザ光を所期する割合で透過及び反射する。光分配部材77を透過したレーザ光はフォーカスシフト部24に進み、光分配部材77で反射したレーザ光は検出手段78に進む。本実施形態の光分配部材77は、レーザ光を95%透過して、5%反射する特性を有している。本実施形態の検出手段78は、検出手段76と同じ部材(受光素子等)を用いている。
図8と図9を併用して、光束径変更手段72と光路分岐部材71の関係を説明する。図8と図9は、光路分岐部材71を光束径変更手段72側からみた図である。図8でハッチングした領域BMaは、第1の照射条件の際に、レーザ光が光路分岐部材71で反射する領域を示している。なお、レーザ光は反射領域Rの内側で反射する。図9でハッチングした領域BMbは、第2の照射条件の際に、レーザ光が光路分岐部材71を透過する領域を示している。
以上説明したように、第2実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ光を患者眼Epに照射できる。第2実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ光源21を有するレーザ光出射手段から出射されたレーザ光を第1照射光学系30及び第2照射光学系20の少なくとも一方の光路に導くと共に、光路分岐として反射領域Rと透過領域Tが区別された光路分岐部材71を備えている。反射領域Rを反射したレーザ光を第1治療用レーザ光として使用し、透過領域Tを透過したレーザ光を第2治療用レーザ光として使用できる。これにより、例えば、分岐箇所での光学素子の切り換えを不要にし易い。また、分岐箇所でのレーザ光のエネルギーロスを抑制し易い。
15:検出手段
20:第2照射光学系
21:レーザ光源
22:光分配部材
30:第1照射光学系
34:切替部材
Ep:患者眼
Claims (4)
- レーザ光を患者眼に照射するための眼科用レーザ治療装置において、
レーザ光源を有するレーザ光出射手段から出射されたレーザ光を所期する割合で透過及び反射させるための光分配部材と、
該光分配部材により分配された一方の前記レーザ光を第1のレーザ照射条件に合うように整形するための光学部材を有した第1照射光学系と、
前記光分配部材により分配された他方の前記レーザ光を前記第1のレーザ照射条件とは異なる第2のレーザ照射条件に合うように整形するための光学部材を有した第2照射光学系と、
患者眼に向けて照射されるレーザ光の光路を前記第1照射光学系の光路または前記第2照射光学系の光路の何れかに切り替えるための切替部材と、
患者眼に向けて照射されるレーザ光の光路を前記切替部材により前記第1照射光学系の光路とされた状態で、前記第2照射光学系の光路を通るレーザ光の出力を検出するための検出手段と、
を備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1に記載の眼科用レーザ治療装置において、前記切替部材は前記第1照射光学系の光路と前記第2照射光学系の光路とが共通の光路となる位置にて挿脱可能な光反射部材であり、前記切替部材は前記第1照射光学系の光路を通るレーザ光を前記切替部材の鏡面を用いて反射させて前記共通の光路に導くと共に,前記第2照射光学系の光路を通る前記レーザ光を前記切替部材の鏡面を用いて前記検出手段に向けて反射させることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
- 請求項2に記載の眼科用レーザ治療装置において、前記切替部材は平面ミラーであり,該平面ミラーの鏡面で前記第1照射光学系の光路を通るレーザ光と前記第2照射光学系の光路を通る前記レーザ光とを各々反射させることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
- 請求項1乃至請求項3に記載の眼科用レーザ治療装置において、前記レーザ光出射手段はエネルギー密度が高く,短いパルスのレーザ光であって第1波長の1064nmのレーザ光を出射し、前記第1照射光学系は前記第1波長のレーザ光を第2の波長である532nmのレーザ光に変換するための波長変換素子を有していることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016194123A JP6743632B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 眼科用レーザ治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016194123A JP6743632B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 眼科用レーザ治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018051214A JP2018051214A (ja) | 2018-04-05 |
JP6743632B2 true JP6743632B2 (ja) | 2020-08-19 |
Family
ID=61833688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016194123A Active JP6743632B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 眼科用レーザ治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6743632B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11104145A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Nidek Co Ltd | レーザ治療装置 |
AU2002951467A0 (en) * | 2002-09-18 | 2002-10-03 | Ellex Medical Pty Ltd | Ophthalmic laser |
JP4458839B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2010-04-28 | 株式会社ニデック | レーザ治療装置 |
JP4895614B2 (ja) * | 2006-01-10 | 2012-03-14 | 株式会社ニデック | 眼科用レーザ治療装置 |
SI24223A (sl) * | 2012-10-30 | 2014-05-30 | OPTOTEK d.o.o. Tehnološki park 21 | Oftalmična laserska kombinirana naprava |
JP6283992B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2018-02-28 | 株式会社ニデック | レーザ手術装置 |
CA2971173A1 (en) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Dual wavelength surgical laser system |
-
2016
- 2016-09-30 JP JP2016194123A patent/JP6743632B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018051214A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6127090B2 (ja) | 走査装置 | |
JP3881508B2 (ja) | レーザ治療装置 | |
JP5919709B2 (ja) | 眼科用レーザ手術装置 | |
JP6540091B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP6298127B2 (ja) | 眼科用機器 | |
JP6168623B2 (ja) | 反射同軸照明装置 | |
JP5666207B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2019534753A (ja) | 反射ミラーを備える治療用レーザ | |
US10092446B2 (en) | Laser scanner apparatus and method | |
US20150265463A1 (en) | Ophthalmic device for treating tissue in the anterior of an eye | |
JP6756220B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP6743632B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP5427406B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
US10470931B2 (en) | Ophthalmic laser treatment apparatus | |
JP6836098B2 (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2010017318A (ja) | レーザ手術装置 | |
JP2016193070A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP6657591B2 (ja) | 眼科用レーザデリバリおよび眼科用レーザ治療装置 | |
JP5184988B2 (ja) | レーザ手術装置 | |
JP2016193072A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2016193071A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2020124348A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2020048774A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
JP2018171395A (ja) | 眼科用レーザ治療装置 | |
WO2014074934A2 (en) | Laser scanner apparatus and method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200713 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6743632 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |