JP6657194B2 - フッ化ビニリデンポリマー - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年9月17日に出願された欧州特許出願公開第14306438.4号に対する優先権を主張し、この出願の全内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、フッ化ビニリデンポリマー、その製造方法、および物品を製造するためのその使用に関する。
ポリ(フッ化ビニリデン)(PVDF)は、二フッ化ビニリデンモノマー(ジフルオロ1,1−エチレン、VF2またはVDF)の重合によって得られ得る。ポリ(フッ化ビニリデン)は、有利には、配管製品、シート、管類、フィルム、プレート、膜の製造のために、およびプレミアムワイヤ用の絶縁体として、いくつかの異なる用途で使用することができる。
VDF懸濁重合の主たる利点は、いかなるフッ素化界面活性剤も非存在であることである。
懸濁化剤の非存在下でのVDFの懸濁重合中に、反応器付着物(これは、反応器および攪拌装置の内面上のポリマー堆積物の蓄積である)が認められ、これは、そのプロセスの工業的生産への拡張を妨げる。
付着物の量は、目視検査によって評価され、任意の尺度0〜4で表されてもよく、ここで、2以上の度合いは、プロセスが工業化されるには付着物が多過ぎることを示す。懸濁液中の重合によって生成されるVDFポリマーは非常に白い色であるが、それらは、濃酸および8〜10時間超にわたって酸溶液に曝露されると茶色に変わる傾向がある。PVDFのこの視覚的欠点は、弊害をもたらすと認識され、多くの用途でのPVDFの使用を制限する。
欧州特許第2397519号明細書には、フッ化ビニリデン樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、アルミナおよびシリカで表面処理された酸化チタン、ならびにポリエチレングリコールの脂肪酸エステルおよび/またはその誘導体を含む、フッ化ビニリデン樹脂フィルムが開示されている。欧州特許第2397519号明細書は、より早期の多層構造およびフィルムに関して、ベース材料への改善された接着性を有し、顔料が大量に含まれる場合の改善された分散性も達成し、および成形プロセス中の優れた熱安定性を有するフッ化ビニリデン樹脂フィルムを提供するという主たる目的を有する。
国際公開第2012084580号パンフレットは、少なくとも1種の多糖類誘導体の存在下で、VDFを、任意選択で1種以上の他のフッ素化モノマー、または1種以上の(メタ)アクリルモノマーの存在下で重合させることを含む方法によって形成された、1個以上のグリコシド繰り返し単位を含む少なくとも1種のグラフト化側鎖を含む、グラフト化フッ素化ポリマーに関し、これは、特に、例えば、水精製に適した改善された親水性膜を提供することを目的としている。
本発明の1つの目的は、酸に曝露される場合に改善された色安定性を有するPVDFポリマー、およびその製造方法を提供することである。
本発明の別の目的はまた、工業的生産のために拡張することが実行可能かつ容易である、PVDFポリマーを製造するための方法を提供することである。ポリマー懸濁液は、重合中に何らの付着物も生成しないこと、およびポリマーの有利な特性がすべて保持されることが望ましい。
これらの目的は、フッ化ビニリデン(VDF)を水性懸濁液中で、少なくとも:
a)アルキレンオキシドポリマー(PAO);および
b)多糖類誘導体
の存在下で重合させる工程を含み、
PAOは、式(I)
O−[(CHO]−R (I)
(式中、RおよびRは、互いに独立して、HまたはC〜C直鎖もしくは分岐アルキル、好ましくはHまたはCHであり、mは、出現毎に互いに等しいかまたは異なり、2〜5の整数であり、およびnは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、より好ましくは5000〜70000の整数である)
を有する、フッ化ビニリデンポリマーを製造するための方法によって達成される。
本発明者らは、驚くべきことに、少なくともPAOポリマーおよび少なくとも多糖類誘導体の同時存在下でのVDFの重合が、濃酸または酸性溶液への曝露後の変色に対して、先行技術のPVDFポリマーよりも耐性であるポリマーを生成することを見出した。
加えて、本発明による方法は、重合中に反応器の付着物を生成しない。したがって、本発明の方法によるPVDFポリマーの生成は、当業者に公知の日常的拡大手順によって工業的規模で容易に行うことができる。
本発明はまた、有利には、前記方法によって得られる得るフッ化ビニリデンポリマーおよび物品の製造のためのその使用を提供することによって上述の問題を解決する。
本発明はまた、前記フッ化ビニリデンポリマーを含む物品を提供する。
特に断らない限り、本発明に関連して、すべての百分率は、混合物の総重量で除した混合物の具体的な成分の重量の比に関連している(重量/重量として示される)。
本明細書で使用される場合、用語「フッ化ビニリデンポリマー」(PVDFポリマー)は、フッ化ビニリデンモノマー(ジフルオロ1,1−エチレン、VF2またはVDF)の重合に由来する繰り返し単位を50モル%超含むポリマーを示す。本発明の目的のために、フッ化ビニリデンポリマーは、VDFモノマーに加えて、VDF繰り返し単位と異なる繰り返し単位を任意選択で含んでもよく、これは、VDFと異なるエチレン性不飽和モノマーの重合に由来する(例えば、組成物の総モル数に対して10〜20モル%)。前記エチレン性不飽和モノマーは、少なくとも1個のフッ素原子を含んでもよく、したがって、フッ素化コモノマーと指定することができる。さらに、エチレン性不飽和モノマーは、フッ素原子を含まないことができ;これらの非フッ素化コモノマーの例は、特に(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートなどを含む、アクリルモノマーである。
親水性(メタ)アクリルモノマー(MA)は、好ましくは、式:
(式中、R1、R2、R3のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して水素原子またはC〜C炭化水素基であり、およびROHは、水素、または少なくとも1個のヒドロキシル基を含むC〜C炭化水素部分である)
に適合する。親水性(メタ)アクリルモノマー(MA)の非限定的な例は、特に、アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート;ヒドロキシエチルヘキシル(メタ)アクリレートである。
モノマー(MA)は、より好ましくは、
− 式:
のヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、
− 式:
のいずれかの2−ヒドロキシプロピルアクリレート(HPA)、
− 式:
のアクリル酸(AA)、および
− それらの混合物
から選択される。
最も好ましくは、モノマー(MA)は、AAおよび/またはHEAである。
上で詳述したとおりのVDFと異なるフッ素化コモノマーの非限定的な例は、特に、以下:
(i)C〜Cフルオロオレフィン、例えば、トリフルオロエチレン(TrFE)、テトラフルオロエチレン(TFE)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP);
(ii)式CH=CH−Rf0(式中、Rf0は、C〜Cパーフルオロアルキル基である)のパーフルオロアルキルエチレン;
(iii)クロロ−および/またはブロモ−および/またはヨード−C〜Cフルオロオレフィン、例えば、クロロトリフルオロエチレン(CTFE);
(iv)式CF=CFORf1(式中、Rf1は、C〜Cパーフルオロアルキル基である)のパーフルオロアルキルビニルエーテル、例えば、パーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)およびパーフルオロプロピルビニルエーテル(PPVE);
(v)式CF=CFOX(式中、Xは、C〜C12オキシアルキル基または1個以上のエーテル基を有するC〜C12(パー)フルオロオキシアルキル基、例えばパーフルオロ−2−プロポキシ−プロピル基である)の(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;
(vi)式CF=CFOCFORf2(式中、Rf2は、C〜C(パー)フルオロアルキル基、例えば−CF、−C、−C、または1個以上のエーテル基を有するC〜C(パー)フルオロオキシアルキル基、例えば、−C−O−CFである)の(パー)フルオロアルキルビニルエーテル;
(vii)式CF=CFOY(式中、Yは、C〜C12アルキル基もしくは(パー)フルオロアルキル基、C〜C12オキシアルキル基および1個以上のエーテル基を有するC〜C12(パー)フルオロオキシアルキル基から選択され、Yは、カルボン酸またはスルホン酸基を、その酸、酸ハライドまたは塩形態で含む)の官能性(パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル;
(viii)フルオロジオキソール、特に、パーフルオロジオキソール;
(ix)フッ化ビニル、ならびに
それらの混合物
を含む。
最も好ましいフッ素化コモノマーは、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、トリフルオロエチレン(TrFE)、テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、パーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)である。
語句「アルキレンオキシドポリマー」または(PAO)は、線状アルキレンオキシドに由来し、上で詳述されたとおりの式(I)に適合する繰り返し単位から本質的になるホモポリマーまたはコポリマーを指定するために本発明の枠組内で使用される。
本発明の目的のために、特にPAOの定義は、アルキレンオキシドに由来する繰り返し分岐単位、例えば、2−プロピレン単位(−CH(CH)CH−)を含むポリマーを包含しない。
成分(a)として本発明で使用されるのに適するアルキレンオキシドホモ−またはコポリマーは、典型的には、排他的にではないが、エチレンオキシド(EO)に由来する繰り返し単位からなるホモポリマー、例えば、ポリエチレングリコール(PEG、POEまたはPEOとも示される)から選択される。
典型的には、本発明に関連して、アルキレンオキシドポリマーの平均分子量(M)は、当業者に公知の技術、例えば、それらの水中溶液の粘度の決定によって測定して50,000〜10,000,000g/モルの範囲である。
好ましい実施形態によれば、アルキレンオキシドポリマー(PAO)は、式(II):
O−(CHCHO)−R (II)
(式中、RおよびRは、互いに独立して、HまたはC〜Cアルキル、好ましくはHまたはCHであり、nは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、より好ましくは5000〜70000の整数である)
を有するポリエチレンオキシドである。
さらに、より好ましい実施形態によれば、アルキレンオキシドポリマー(PAO)は、式(IIb):
HO−(CHCHO)−H (IIb)
(式中、nは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、より好ましくは5000〜70000の整数である)
を有するポリエチレングリコールである。
好ましくは、本発明の方法において、水性懸濁液中でのフッ化ビニリデンの重合は、フッ化ビニリデン1kg当たり0.0001〜20gの式(I)のアルキレンオキシドポリマー、好ましい実施形態において、式(II)のポリエチレンオキシド、さらにより好ましい実施形態において、式(IIb)を有するポリエチレングリコールの存在下で行われる。
より好ましくは、本発明の方法において、水性懸濁液中でのフッ化ビニリデンの重合は、フッ化ビニリデン1kg当たり0.005〜10gの式(I)のアルキレンオキシドポリマー、好ましい実施形態において、式(II)のポリエチレンオキシド、さらにより好ましい実施形態において、式(IIb)を有するポリエチレングリコールの存在下で行われる。
用語「多糖類誘導体」は、グリコシド結合によって互いに連結された1個以上のグリコシド単位を繰り返し単位として含む多糖類ポリマーの誘導体を示すことが本明細書で意図される。グリコシド単位は、6員ピラノシド環または5員フラノシド環のいずれかを意味することが本明細書で意図される。
適当な6員ピラノシドの非限定的な例には、特にD−グルコピラノシド、例えば、α−D−グルコピラノシドまたはβ−D−グルコピラノシドが含まれる。
特に断らない限り、本発明の方法における多糖類および他のポリマーの動的粘性率は、2重量%の濃度の水溶液中20℃でASTM D445に従って測定される。
好ましくは、本発明の方法において、多糖類誘導体の動的粘性率は、2重量%の濃度で水溶液中20℃でASTM D445に従って測定して1〜30,000mPa.s、約3〜約21,000、約50〜約15,000、約80〜約13,000mPa.s、約120〜11,250mPa.sである。
より好ましくは、本発明の方法において、多糖類誘導体の動的粘性率は、2重量%の濃度で水溶液中20℃でASTM D445に従って測定して2.4〜3.6mPa.s、80〜120mPa.sまたは11,250〜21,000mPa.sである。
好ましくは、本発明の方法において、多糖類誘導体は、グリコシド結合によって互いに連結されたD−グルコピラノシドおよびグルコフラノシド、またはそれらの混合物から選択される繰り返しグリコシド単位を含む。
より好ましくは、本発明の方法において、多糖類誘導体(b)は、β−グリコシド結合によって互いに連結された式(III):

(式中、それぞれのR’は、出現する毎に他のいずれとも等しいかまたは異なり、水素原子、C〜C炭化水素基またはC〜Cヒドロキシアルキル基を表す)
の繰り返しβ−D−グルコピラノシド単位を含む。
より好ましくは、式(III)の炭水化物誘導体において、それぞれのR’は、他のいずれとも等しいかまたは異なり、水素原子、メチル基、ヒドロキシエチル基または2−ヒドロキシプロピル基を表す。
より好ましくは、本発明の方法において、式(III)の炭水化物誘導体は、メチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロースまたは2−ヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、後者が特に好ましい。
さらにより好ましくは、本発明の方法において、炭水化物誘導体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、ここで、メトキシ置換度(すなわち、1モル当たりの、基R’の総数に対するR’=式(III)中のメチルである基R’の平均数)は、約1.2〜1.6(例えば、1.4)であり、および/またはヒドロキシプロピル置換度(すなわち、1モル当たりの、基R’の総数に対するR’=式(III)中の2−ヒドロキシプロピルである基R’の平均数)は、約0.15〜0.25(例えば、0.21)である。
非限定的な例として、本発明の方法におけるヒドロキシプロピルメチルセルロースは、2重量%の濃度で水溶液中20℃で約80〜120mPa.sまたは約11,250〜21,000mPa.sの動的粘性率を有する。
本発明の方法に適した多糖類誘導体の非限定的な例には、特に、2重量%の濃度で水溶液中20℃で80〜120mPa.sの動的粘性率を有する、商標名METHOCEL(商標)K100、2重量%の濃度で水溶液中20℃で11,250〜21,000mPa.sの動的粘性率を有する、商標名METHOCEL(商標)K15M、2重量%の濃度で水溶液中20℃で2.4〜3.6mPa.sの動的粘性率を有する、商標名METHOCEL(商標)K3、2重量%の濃度で水溶液中20℃で3000〜6000mPa.sの動的粘性率を有する、商標名METHOCEL(商標)K4M、および2重量%の濃度で水溶液中20℃で4〜8mPaxsの動的粘性率を有する、商標名CULMINAL(登録商標)MHPC5の下で利用可能なセルロース誘導体が含まれる。
好ましくは、本発明の方法において、水性懸濁液中でのフッ化ビニリデンの重合は、フッ化ビニリデン1kg当たり0.0001〜20g、より好ましくは0.01〜5gまたは0.03〜1gの多糖類誘導体(b)、さらにより好ましくはフッ化ビニリデン1kg当たり0.07〜0.3gの多糖類誘導体(b)の存在下で行われる。
本発明の方法は、典型的にはラジカル開始剤の存在下、水性媒体中で行われる。ラジカル開始剤の選択は特に限定されない一方で、本発明による方法に適した開始剤は、重合プロセスを開始および/または促進することができる化合物から選択されることが理解される。
本発明の方法で有利に使用されてもよいラジカル開始剤のうちで、有機ラジカル開始剤を挙げることができる。適当な有機ラジカル開始剤の非限定的な例には、限定されないが、以下、すなわち、アセチルシクロヘキサンスルホニルパーオキシド;ジアセチルパーオキシジカーボネート;ジアルキルパーオキシジカーボネート、例えば、ジエチルパーオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート;tert−ブチルパーネオデカノエート;2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4ジメチルバレロニトリル;tert−ブチルパーピバレート;tert−アミルパーピバレート;ジオクタノイルパーオキシド;ジラウロイル−パーオキシド;2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル);tert−ブチルアゾ−2−シアノブタン;ジベンゾイルパーオキシド;tert−ブチル−パー−2エチルヘキサノエート;tert−ブチルパーマレエート;2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル);ビス(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン;tert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート;tert−ブチルパーアセテート;2,2’−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ブタン;ジクミルパーオキシド;ジ−tert−アミルパーオキシド;ジ−tert−ブチルパーオキシド(DTBP);p−メタンヒドロパーオキシド;ピナンヒドロパーオキシド;クメンヒドロパーオキシド;およびtert−ブチルヒドロパーオキシドが含まれる。
本発明の方法は、典型的には少なくとも10℃、好ましくは少なくとも25℃、より好ましくは少なくとも45℃の温度で行われる。
圧力は、典型的には50バール超、好ましくは75バール超、さらにより好ましくは90バール超の値で維持される。
PAO(a)および糖類ポリマー誘導体(b)に加えて、糖類誘導体と異なる化学構造を有する1種以上の懸濁安定剤(例えば、ポリビニルアルコール)も、有利には本発明の方法で使用されてもよい。
1つの実施形態において、本発明は、上に記載されたとおりの方法によって得られ得るPVDFポリマーに関する。
さらに、本発明の方法によって得ることができるポリマーは、現在利用できるPVDFポリマーに対して押出中に樹脂のより高い熱的安定性を有することがわかった。事実、本発明のPVDFポリマーの色は、第2のペレット化後でさえも実質的に不変のままである一方で、先行技術のPVDFポリマーは、同様の処理後に黄色がかった色に変わる傾向がある。理論によって拘束される意図なしで、本発明者らは、この利点が、重合工程中に多糖類誘導体と、懸濁化剤として線状アルキル単位のみを含むPAOとの同時使用に関連しているという意見である。
1つの実施形態において、本発明は、前記ポリマーを含む物品の製造のための、上に記載されたとおりの方法によって得られ得るPVDFポリマーの使用に関する。
非限定的な例として、上に記載された方法によって得られる得るポリマーは、有利には半導体工業用の物品、例えば、ウェットベンチまたは酸溶液を運ぶ管の製造のために使用することができる。1つの実施形態において、本発明は、上に記載されたとおりの方法によって得られ得るPVDFポリマーを含む物品に関する。
参照により本明細書に組み込まれる特許、特許出願、および刊行物のいずれかの開示が用語を不明瞭にさせ得る程度まで本出願の記載と矛盾する場合、本記載が優先するものとする。
以下の実施例は、本発明をさらに詳細に例証するために提供され、それらは、本発明の範囲を限定することを意図しない。
原材料
本明細書で例示される作業実施形態で使用するPAOは、Alkox(登録商標)(Meisei Chemical Works,Ltd)の名称の下で市販されているポリエチレンオキシド(PEO)である。それらの特性は、以下の表に列挙する。
以下の多糖類誘導体を使用した:
METHOCEL(登録商標)K100(2重量%の濃度で水溶液中20℃で80〜120mPa.sの動的粘性率を有する)。
METHOCEL(登録商標)K15M(2重量%の濃度で水溶液中20℃で11,250〜21,000mPa.sの動的粘性率を有する)。
VDFポリマーの一般合成手順:
合成のタイプ(手順A)
4Lの反応器に、2,410gの脱塩水ならびに表2に示すとおりの1種または2種の懸濁化剤:METHOCEL(登録商標)K100(DOW Chemical製)およびPEO(ALKOX(登録商標)グレード)を連続して導入した。この混合物を880rpmの速度で回転するインペラで攪拌した。反応器を、14℃の固定温度で真空(30mmHg)および窒素(1バールに固定)のパージの順序でパージした。この順序を3回行った。次いで、表2による量のジエチルカーボネート(DEC)および開始剤t−アミルパーピバレートのイソドデカン溶液(75%)1.5gを反応器に添加した。この混合物に1,070gの初期VDFを導入した。52℃に固定した第1の設定点温度まで反応器を徐々に加熱した。この温度で、圧力を120バールに固定した。重合中に合計249gのVDFを供給することによって、圧力を120バールに維持した。この供給後、モノマーをそれ以上供給せず、圧力は90バールまで減少し始めた。次いで、反応器を67℃で徐々に加熱した。圧力を80バールに保ち、286gのVDFを反応器に供給した。次いで、圧力を55バールに減少させた。概して、すべての作業実施形態においてVDFのほぼ80〜90%の変換を達成した。大気圧に達するまで反応器を脱気することによって、重合を止めた。VDFポリマーを濾過により収集し、脱塩水中で洗浄した。洗浄工程後、このポリマー粉末を65℃で一晩乾燥させた。
合成のタイプ(手順B)
その後、880rpmの速度で回転するインペラを備えた4リットルの反応器に、表2に詳述したとおりに、2,391gの脱塩水、METHOCEL(登録商標)K15M(DOW Chemical製)および/またはPEO(ALKOX(登録商標)グレード)を導入した。次いで、反応器を、14℃の温度を維持しながら、繰り返して排気および窒素(1バール)によってパージした。次いで、表2によるジエチルカーボネート(DEC)、1g/供給したVDF1kgの、tert−アミルパーピバレートラジカル開始剤のイソドデカン中75重量%溶液、および1,069gのVDFを反応器に導入した。次いで、52℃の設定点温度が達成されるまで、反応器を徐々に加熱し、これは、120バールの圧力に相当した。圧力は、水の供給によって重合実験全体の間120バールに維持した。VDFの約80〜90%の変換後、大気圧に達するまで懸濁液を脱気することによって重合を止めた。次いで、ポリマーをろ過により収集し、脱塩水で洗浄し、65℃で一晩オーブン乾燥させた。
PVDFプラーク調製:
PVDFプラークは、圧縮成形によって得た。押圧温度を230℃に設定し、32gのポリマーを130×80×1.5mmの寸法の枠に導入した。成形は3工程、すなわち、(1)予熱工程5分;(2)脱気工程1分および(3)成形工程1分を要した。これらの工程後、室温で水で冷却した2枚のプレート間で速い条件でプラークを冷却した。プラーク用の基材としてアルミニウムまたはマイラーを使用した。
HCl試験:
HCl試験は、水冷還流コンデンサ付きのガラス管で行った。各プラークを、ASTM D543法で記載されたとおりに、攪拌なしで酸溶液に懸濁させた。温度=80±1℃に熱電対によって制御されたオーブンに管を挿入した。PVDFプラークを、滴定された37%HCl溶液に72時間浸漬した。

色のレベルは、目視検査により決定し、白色、淡黄色(LY)、黄色(Y)、茶色(B)および茶褐色(DB)と分類した。
WI(白色指数)
WIは、プラークに対して比色計Minolta CR410(登録商標)を使用してASTM E313−96に従って測定した。
結果を以下の表にまとめる。
「1c」〜「5c」と標識した試料は、比較例である。PEO=エチレンオキシドの種類(ALKOX(登録商標)グレード)。PD=多糖類誘導体。Proc.=手順のタイプ;t=時間(時間単位);X=収率;MFI=ASTM D 1238に従って230℃(5kg下)[g/10分]で測定したメルトフローインデックス;n.a.:適用せず;RF=0〜4の任意尺度によって目視検査により決定した反応器付着物(重合の最後での):(0):反応器は清浄であった;(1):一部のポリマー痕跡(工業化に問題なし);(2,3)工業化されるには付着物が多過ぎる;(4)反応器内でのポリマーのブロックの形成。
実施例9および比較例9c
実施例9のポリマーは、20.0gのEDC/kgVDFの代わりに18.5gのEDC/kg VDFを使用した以外は、実施例1の手順によって得た。比較例9cのポリマーは、20.0gのEDC/kgVDFの代わりに18.5gのEDC/kgVDFを使用した以外は、比較例1cの手順によって得た。次いで、このようにして得たポリマーを2回ペレット化し、WI指数に関する結果は、以下のとおりであった。
実施例9:WI、1回目ペレット化:54;WI、2回目ペレット化:53。
比較例9c:WI、1回目ペレット化:54;WI、2回目ペレット化:46。

Claims (6)

  1. フッ化ビニリデン(VDF)を水性懸濁液中で、少なくとも:
    a)アルキレンオキシドポリマー(PAO);および
    b)多糖類誘導体
    の存在下で重合させる工程を含み、
    PAOは、式(I)
    O−[(CHO]−R (I)
    (式中、RおよびRは、互いに独立して、HまたはC〜C直鎖もしくは分岐アルキル、好ましくはHまたはCHであり、mは、出現毎に互いに等しいかまたは異なり、2〜5の整数であり、およびnは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、より好ましくは5000〜70000の整数である)
    を有
    多糖類誘導体が、メチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロースまたは2−ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、フッ化ビニリデンポリマーを製造するための方法。
  2. 炭水化物誘導体が、1モル当たり約1.2〜1.6のメトキシ置換度および/または1モル当たり約0.15〜0.25のヒドロキシプロピル置換度を有する2−ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項に記載の方法。
  3. アルキレンオキシドポリマー(PAO)が、式(II):
    O−(CHCHO)−R (II)
    (式中、RおよびRは、互いに独立して、HまたはC〜Cアルキル、好ましくはHまたはCHであり、nは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、より好ましくは5000〜70000の整数である)
    を有するポリエチレンオキシドである、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  4. アルキレンオキシドポリマー(PAO)が、式(IIb):
    HO−(CHCHO)−H (IIb)
    (式中、nは、1000〜200000、好ましくは2000〜100000、さらに好ましくは5000〜70000の整数である)
    を有するポリエチレングリコールである、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  5. 水性懸濁液中でのフッ化ビニリデンの重合が、フッ化ビニリデン1kg当たり0.005〜20gのアルキレンオキシドポリマー(PAO)の存在下で行われる、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  6. 水性懸濁液中でのフッ化ビニリデンの重合が、フッ化ビニリデン1kg当たり0.0001〜10gのアルキレンオキシドポリマー(PAO)の存在下で行われる、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
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