JP6656731B2 - 金属溶解装置及びこれに使用するフィルター - Google Patents
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Description
そのため、従来のこの種の装置を使用すると、フィルター板で溶湯の流れが妨げられ、溶湯の製造効率が低下し易い、という問題があった。
しかし、この場合は、坩堝の容積が箱形のフィルターによって狭小化するため、これによると、溶湯の取出し作業、汲出し作業がし難くなる、という問題があった。
従って、この種の装置は、溶湯中の不純物を効率良く除去でき、しかも溶湯の流れ(溶湯の流動性)を良好に維持でき、品質の良い溶湯を効率良く製造できるよう形成されているのが望ましい。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、溶湯中の不純物を除去するためのフィルターが溶湯の取出し部に設けられている金属溶解装置において、溶湯の濾過性能を低下させることなく、品質の良い溶湯を効率良く製造できるよう形成した金属溶解装置及びこれに使用するフィルターを提供することにある。
即ち本発明は、図1等に示されるように、溶湯4中の不純物を除去するためのフィルター7が溶湯4の取出し部6に設けられている金属溶解装置であって、上記のフィルター7が、垂下状のフィルター板7aと、この垂下状のフィルター板7aの板厚方向に離されて取出し部6の底面6aから起立されている起立状のフィルター板7bとで形成され、上記の垂下状のフィルター板7aの下端7a1が、溶湯4の取出し部6の底面6aから離されていると共に、起立状のフィルター板7bの上端7b1より下方に位置決めされ、上記の起立状のフィルター板7bの上端7b1が、溶湯4の液面より下方に位置決めされ、また上記のフィルター7は、垂下状のフィルター板7aと起立状のフィルター板7bが連結されて一体状に形成されていると共に、起立状のフィルター板7bの下端が取出し部6の底面6aにあてられて溶湯4の取出し部6に着脱自在に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
従って、本発明の場合は、フィルターで溶湯の流れを妨げる割合が小さくなり、温度保持室(炉内)と取出し部(汲出し口)の液面の差を小さくできる。
その結果、これによれば、溶湯の流れが良好になり、品質の良い溶湯を効率良く製造できる。
この実施形態の本発明装置は、ダイカスト鋳造用に関し、図1、図2等において、1はアルミニウム合金等の金属材料であり、2はこの金属材料1の投入口である。また3は、投入された金属材料1の溶解室である。
先ず投入口2から投入されたアルミニウム合金等の金属材料1は、溶解室3で溶解され、この溶解室3から溶湯4が温度保持室5に流入する。次に、溶湯4は、温度保持室5で加熱されて所定温度に保持され、溶湯4の取出し部6に流入する。
本発明の場合は、このように垂下状のフィルター板7aと起立状のフィルター板7bによって、溶湯4の液面レベルに対応して溶湯4中の不純物15を除去できる。
なぜなら、これによると、溶湯4が、各フィルター板7a、7bの間を上方に流れる際、起立状のフィルター板7bの抵抗作用でフィルター板7bに不純物が付着し易くなり、その分、濾過率をアップできるからである。
また各フィルター板7a、7bが上下方向に継ぎ足される場合は、目の違うフィルター板を上下方向に継ぎ足すことにより、不純物の性質や種類に応じて溶湯4を濾過できる、という利点がある。
即ち、本発明は、図9、図10に示されるように、各フィルター板7a、7bが上例とは逆に配置され、起立状のフィルター板7bが、温度保持室5の側に配置されているのでも良い。
即ち、本発明は、図11、図12に示されるように、例えば垂下状のフィルター板7aを挟んで、起立状のフィルター板7bが対向状に配置されているのでも良い。
従って、この本発明によれば、不純物の種類や性質などに応じ、溶湯4の流れを変え、溶湯4の液面レベルにより一層対応して溶湯4を濾過できる。
図13等において、連結部材8の構成や、フィルター7の取付構造は、上例と同様であるため、同一部材、同一箇所には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
6 取出し部
6a 底面
7 フィルター
7a 垂下状のフィルター板
7a1 垂下状のフィルター板の下端
7b 起立状のフィルター板
7b1 起立状のフィルター板の上端
Claims (2)
- 溶湯中の不純物を除去するためのフィルターが溶湯の取出し部に設けられている金属溶解装置であって、上記のフィルターが、垂下状のフィルター板と、この垂下状のフィルター板の板厚方向に離されて取出し部の底面から起立されている起立状のフィルター板とで形成され、上記の垂下状のフィルター板の下端が、溶湯の取出し部の底面から離されていると共に、起立状のフィルター板の上端より下方に位置決めされ、上記の起立状のフィルター板の上端が、溶湯の液面より下方に位置決めされ、また上記のフィルターは、垂下状のフィルター板と起立状のフィルター板が連結されて一体状に形成されていると共に、起立状のフィルター板の下端が取出し部の底面にあてられて溶湯の取出し部に着脱自在に形成されていることを特徴とする金属溶解装置。
- 請求項1記載の金属溶解装置に使用するフィルターであって、垂下状のフィルター板と、この垂下状のフィルター板の板厚方向に離されて取出し部の底面から起立されている起立状のフィルター板とで形成され、上記の垂下状のフィルター板の下端が、溶湯の取出し部の底面から離されていると共に、起立状のフィルター板の上端より下方に位置決めされ、上記の起立状のフィルター板の上端が、溶湯の液面より下方に位置決めされ、また垂下状のフィルター板と起立状のフィルター板が連結されて一体状に形成されていると共に、起立状のフィルター板の下端が取出し部の底面にあてられて溶湯の取出し部に着脱自在に形成されていることを特徴とする金属溶解装置に使用するフィルター。
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JP2016000420A JP6656731B2 (ja) | 2016-01-05 | 2016-01-05 | 金属溶解装置及びこれに使用するフィルター |
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