JP6656465B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設置された空調システムに関する。
建物に設置された空調機では、室外機と室内機との間の通信又は室内機と室内機との間の通信が有線で行われることが一般的である。
室内機と室内機との間の通信を無線化することで、室内機への信号伝送用ケーブルの接続が不要になり、建物内の空調空間への室内機の配置の自由度が高まる。室内機と室内機との間の通信を無線化する場合、空調空間に設置された無線LAN(Local Area Network)ルータに室外機を接続し、LAN回線を介して無線LANルータと室内機とを接続する方法が考えられる。この構成により、室外機と室内機との通信が実現される。
上記の接続方法では、室外機、室内機及び無線LANルータの設置の際、これらの機器に通信設定を実施する必要が生じる。そのため室外機、室内機及び無線LANルータの設置作業の効率が悪い。また上記の接続方法では、無線LAN通信時に機器間の無線通信区間の距離を十分に確保できる送信出力及び受信感度を有する無線モジュールを室内機に搭載する必要があるため、空調機器のコスト増加を招く。これらの問題は、建物内に設置される室内機の数が増加するほど顕著になる。
上記のような問題を解決する方法の一例としては、通信機能を有する複数の室内機同士が相互に通信を行うメッシュ通信が考えられる。複数の室内機同士が相互に通信を行うことにより、制御指令データ及び運転状態データといった空調システムの運転に必要な情報を複数の室内機のそれぞれが転送する構成となる。この構成により、高い送信出力及び受信感度を有する無線モジュールを利用しなくとも低コストでネットワークを構築できる。
一方、特許文献1には無線通信の信頼性を高める技術として、無線メッシュネットワークを用いて、フェージング環境下においても広域に分布して配置された多数のノードを短時間かつ高い信頼度で制御可能にする技術が開示されている。特許文献1に開示される無線メッシュネットワークシステムでは、制御用ノードが、複数のマルチキャスト用ノードの各々を宛先として、制御データを含むマルチキャスト生成用フレームをマルチキャストで送信し、マルチキャスト生成用フレームを受信したマルチキャスト用ノードが、受信したマルチキャスト生成用フレームに含まれる複数の宛先アドレスの中から自ノードのアドレスを削除して、当該アドレスを削除したマルチキャスト生成用フレームをマルチキャストで転送する、というアルゴリズムが繰り返される。これにより、制御対象ノードに対しては、フェージング環境下においても、広域に分布して配置された多数のノードを短時間かつ高い信頼度で制御可能となる。
特開2014−68202号公報
ここで空調システムでは、冷媒回路の制御を成立させるために室外機と複数の室内機との運転状態をリアルタイムに連動させる必要がある。しかしながら、特許文献1に開示される通信方式を空調システムに適用した場合、室外機と複数の室内機との運転状態にずれが発生した際に新しい制御指令データが各室内機に送信されない限り、室外機と複数の室内機との運転状態が同期しない状態が継続するという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、室外機と複数の室内機との運転状態を同期させることができる空調システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空調システムは、室外機と複数の室内機とリモコンとを備えた空調システムであって、複数の室内機は、第1の室内機と、複数の第2の室内機とで構成され、第1の室内機は、リモコンから送信された空調システムの運転を制御する運転制御データに基づき、室外機の運転と複数の第2の室内機のそれぞれの運転とを制御する制御指令データを生成し、生成した制御指令データを無線通信により、室外機と複数の第2の室内機とに転送し、複数の第2の室内機のそれぞれは、第1の室内機から転送された制御指令データを無線通信により他の第2の室内機に転送し、転送された制御指令データを受信した室外機、第1の室内機及び複数の第2の室内機のそれぞれは、転送された制御指令データに従った運転を行い、第1の室内機及び複数の第2の室内機のそれぞれは、第2の室内機の運転状態を示す運転状態データを、一定周期で無線通信により他の第2の室内機に転送し、他の第2の室内機から転送された2以上の運転状態データと第1の室内機及び複数の第2の室内機のそれぞれが保持する運転状態データとの多数決を取り、多数となった運転状態データが、第1の室内機及び複数の第2の室内機のそれぞれが保持する運転状態データと異なるときに、保持する運転状態データを多数となった運転状態データに更新する
本発明に係る空調システムは、室外機と複数の室内機との運転状態を同期させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る空調システムの構成図 親室内機及び室内機群で伝送される無線伝送フレームの構造を示す図 制御指令データを含む無線伝送フレームを親室内機から子室内機群へ送信する通信シーケンスを示す図 親室内機と子室内機群との間で、運転状態データを含む無線伝送フレームが伝送される際の動作を説明するための通信シーケンスを示す図 子室内機群内から親室内機へ運転状態データを含む無線伝送フレームが伝送される際の動作を説明するための通信シーケンスを示す図 複数の子室内機のそれぞれが備える制御部の構成図 図6に示す制御部の動作を説明するためのフロ−チャート
以下に、本発明の実施の形態に係る空調システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る空調システムの構成図である。図1に示すように空調システム1は、複数の室外機2と、通信線6と、室内機群4と、室内機群4との間で無線通信を行うリモコン5とを備える。室内機群4及びリモコン5は、室内機グループ30を構成する。複数の室外機2と室内機群4とは、データ伝送用ケーブルである通信線6により相互に接続される。
室内機群4のそれぞれは、親室内機41と子室内機群42とにより構成される。子室内機群42は、無線通信により互いにデータの送受信を行うと共に親室内機41との間でデータの送受信を行う第1の室内機である子室内機42aと、無線通信により互いにデータの送受信を行うと共に子室内機42aとの間でデータの送受信を行う第2の室内機である子室内機42bと、無線通信により互いにデータの送受信を行うと共に子室内機42bとの間でデータの送受信を行う第2の室内機である子室内機42cとを備える。
図1において符号10で示す点線は無線通信でデータが伝送される無線区間を表す。図1では説明の便宜状、無線区間10が直線状の点線で示されるが、実際の無線通信では各機器から一定範囲の領域が無線伝送可能な区間となる。
親室内機41及び子室内機42aは、建物内において互いに無線通信が可能な領域に配置される。子室内機42a及び子室内機42bは、建物内において互いに無線通信が可能な領域に配置される。子室内機42b及び子室内機42cは、建物内において互いに無線通信が可能な領域に配置される。隣接する2つの子室内機42b同士は、建物内において互いに無線通信が可能な領域に配置される。隣接する2つの子室内機42c同士は、建物内において互いに無線通信が可能な領域に配置される。
室外機2と親室内機41との間では、通信線6を介して双方向のデータ通信が行われる。通信線6に伝送されるデータは、室外機2、親室内機41及び子室内機群42のそれぞれの運転を制御する制御指令データと、室外機2、親室内機41及び子室内機群42のそれぞれの運転状態を示す運転状態データとを例示できる。
制御指令データは、後述する運転制御データに対応した運転制御を室外機2及び室内機群4に実行させるためのデータである。運転状態データは、制御指令データに従って運転制御中の室外機2及び室内機群4のそれぞれの状態を示すデータである。運転制御としては、室内機群4の運転を開始させ又は停止させる制御と、目標設定温度に近づくように空調空間の温度を制御するために空調システム1が備える冷凍サイクル装置を動作させる制御と、運転モードを切り替える制御とを例示できる。
リモコン5は、無線通信により空調システム1の運転制御を行うため運転制御データを親室内機41へ送信する。運転制御データとしては、室外機2及び室内機群4を同期させながら運転を開始するための運転開始指令データと、室外機2及び室内機群4の運転を停止させる運転停止指令データと、室内機群4が設置された空調空間内の設定温度を設定する設定温度指令データと、室外機2及び室内機群4の運転モードの設定データとを例示できる。運転モードは、暖房運転、冷房運転、除湿運転又は送風運転に設定するモードである。
運転制御データを受信した親室内機41は、受信した運転制御データの内容に対応した制御指令データを生成し、生成した制御指令データを室外機2に送信すると共に、子室内機群42の子室内機42aに送信する。制御指令データが室外機2及び子室内機群42に送信されることにより、空調システム1の制御が実行される。
運転制御データが運転開始指令データである場合、親室内機41では、室外機2及び室内機群4の運転を開始させる制御指令データが生成される。
運転制御データが運転停止指令データである場合、親室内機41では、室外機2及び室内機群4の運転を停止させる制御指令データが生成される。
運転制御データが設定温度指令データである場合、親室内機41では、室外機2及び室内機群4の運転目標温度をリモコン5で入力された温度に設定する制御指令データが生成される。
運転制御データが運転モードの設定データである場合、親室内機41では、室外機2及び室内機群4の運転モードをリモコン5で入力された運転モードに設定する制御指令データが生成される。
子室内機42cは、子室内機42cの運転状態データを無線通信により子室内機42bへ送信すると共に隣接する子室内機42cに送信する。
子室内機42bは、子室内機42bの運転状態データを無線通信により子室内機42aへ送信すると共に隣接する子室内機42b及び子室内機42cに送信する。
子室内機42aは、子室内機42aの運転状態データを無線通信により親室内機41へ送信すると共に隣接する子室内機42bに送信する。
親室内機41及び室内機群4に適用される無線通信規格には、ZigBee(登録商標)又はBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)といった公知の規格を用いてもよいし、独自規格を用いてもよい。
図2は親室内機及び室内機群で伝送される無線伝送フレームの構造を示す図である。無線伝送フレーム20には、送信先グループID(Identifier)21、送信先ユニットID22、送信元グループID23、送信元ユニットID24、通信内容25及び送信時刻26が含まれる。
送信先グループID21は、データの送信先となる室内機グループ30の識別子を示す。送信先グループID21には、複数の室内機グループ30の内の1つのグループの識別子を設定してもよいし、複数の室内機グループ30の全てをデータ送信対象とするブロードキャストIDを設定してもよい。
送信先ユニットID22は、データの送信先となる親室内機41又は子室内機8の識別子を示す。送信先ユニットID22には、特定の親室内機41及び子室内機群42の識別子を設定してもよいし、複数の室内機の全てをデータ送信対象とするブロードキャストIDを設定してもよい。
送信元グループID23は、データの送信元となる室内機グループ30の識別子を示す。送信元ユニットID24は、データの送信元となる親室内機41及び子室内機群42の識別子を示す。通信内容25には、空調システム1の運転に必要な制御指令データ及び運転状態データが含まれる。
送信時刻26は、親室内機41及び子室内機群42から無線でデータが送信された時刻を示す。なお当該時刻は、無線伝送フレーム20に通信内容25が設定された時点の時刻でもよい。
次に図3を用いて、親室内機41と子室内機群42との間で、制御指令データを含む無線伝送フレーム20が伝送される際の動作を説明する。
図3は制御指令データを含む無線伝送フレームを親室内機から子室内機群へ送信する通信シーケンスを示す図である。
S101において、親室内機41から出力された無線伝送フレーム20は子室内機42aに受信される。このとき、無線伝送フレーム20の送信先グループID21には、制御指令データの送信先となる室内機グループ30の識別子が設定される。また、無線伝送フレーム20の送信先ユニットID22には、制御指令データの送信先となる子室内機群42の何れかの室内機の識別子が設定される。また、無線伝送フレーム20の送信元グループID23には、親室内機41が属する室内機グループ30の識別子が設定される。また、無線伝送フレーム20の送信元ユニットID24には、親室内機41の識別子が指定される。通信内容25には、制御指令データが設定される。
子室内機42aは、受信した無線伝送フレーム20の送信先グループID21及び送信先ユニットID22を確認し、送信先グループID21及び送信先ユニットID22が、子室内機42aに該当する場合、制御指令データの内容に従って空調制御を実行する。
また子室内機42aは、受信した無線伝送フレーム20の送信先グループID21及び送信先ユニットID22が、子室内機42b又は子室内機42cに該当する場合、通信内容25、すなわち制御指令データを破棄する。
S102において、子室内機42aは、親室内機41から送信された無線伝送フレーム20を受信し、複数の子室内機42bへ転送する。無線伝送フレーム20が1回受信されたとき、子室内機42aは、受信した無線伝送フレーム20を1回のみ転送する。なお子室内機42aは、転送時に無線伝送フレーム20の通信内容の書き換えは実行しない。
S103において、複数の子室内機42bのそれぞれは、子室内機42aと同様に、子室内機42bの空調制御動作と、制御指令データの破棄動作と、複数の子室内機42cへの無線伝送フレーム20の転送動作とを実行する。
複数の子室内機42cのそれぞれは、複数の子室内機42bから送信された無線伝送フレーム20内の制御指令データが重複しているか否かを判定する。
制御指令データが重複する場合、複数の子室内機42cのそれぞれは、最初に受信した制御指令データを利用し、この制御指令データ以外の制御指令データは利用しない。
制御指令データが重複しない場合、複数の子室内機42cのそれぞれは、受信した何れかの制御指令データを利用する。
制御指令データが重複しているか否かの判定方法は、無線伝送フレーム20に含まれる送信時刻26及び送信元ユニットID24を比較し、これらが同一である場合、制御指令データが重複していると判定され、これらが同一ではない場合、制御指令データが重複していないと判定される。
なお図3では、親室内機41、子室内機42a、子室内機42b及び子室内機42cの順で制御指令データが伝送される例を説明したが、隣接する子室内機42b同士においても、互いに制御指令データの送信が行われ、制御指令データが重複しているか否かの判定がなされる。また隣接する子室内機42c同士においても、互いに制御指令データの送信が行われ、制御指令データが重複しているか否かの判定がなされる。
次に図4を用いて、室外機2、親室内機41及び子室内機群42において、運転状態を同期させるための通信動作について説明する。
図4は親室内機と子室内機群との間で、運転状態データを含む伝送フレームが伝送される際の動作を説明するための通信シーケンスを示す図である。
S201において、子室内機42aは、親室内機41及び子室内機42bに対して、運転状態データの送信を要求する要求指令を含む無線伝送フレーム20を送信する。このとき、無線伝送フレーム20の送信先グループID21及び送信先ユニットID22には、ブロードキャストIDが設定される。また無線伝送フレーム20の送信元グループID23には、子室内機42aが属する室内機グループ30の識別子が設定される。また無線伝送フレーム20の送信元ユニットID24には、子室内機42aの識別子が設定される。通信内容25には、運転状態データの要求指令が設定される。
なお運転状態データの要求指令を含む無線伝送フレーム20を受信した親室内機41及び子室内機42bは、要求指令の転送は実行しない。
S202において、子室内機42aからの無線伝送フレーム20を受信した親室内機41は、親室内機41の運転状態データを含む無線伝送フレーム20を子室内機42aに送信する。また、子室内機42aからの無線伝送フレーム20を受信した子室内機42bは、子室内機42bの運転状態データを含む無線伝送フレーム20を子室内機42aに送信する。
S202で送信される無線伝送フレーム20の送信先グループID21には、要求指令の送信元である子室内機42aが属する室内機グループ30の識別子が設定される。当該無線伝送フレーム20の送信先ユニットID22には、子室内機42aの識別子が設定される。
当該無線伝送フレーム20の送信元グループID23には、要求指令の送信元である子室内機42aが属する室内機グループ30の識別子が設定される。当該無線伝送フレーム20の送信元ユニットID24には、子室内機42aの識別子が設定される。通信内容25には、運転状態データが設定される。
運転状態データの要求指令を含む無線伝送フレーム20を送信した子室内機42aは、当該無線伝送フレーム20を送信した時点から一定時間が経過するまで、親室内機41及び子室内機42bのそれぞれから送信された運転状態データを含む無線伝送フレーム20の受信を待つ。
上記の一定時間の間に、親室内機41及び子室内機42bのそれぞれから運転状態データを重複して受信した場合、最初に受信した運転状態データを利用し、この運転状態データ以外の運転状態データは利用しない。
運転状態データが重複しているか否かの判定方法は、無線伝送フレーム20に含まれる送信時刻26及び送信元ユニットID24を比較し、これらが同一である場合、運転状態データが重複していると判定され、これらが同一ではない場合、運転状態データが重複していないと判定される。
このように子室内機42aは、運転状態データの要求指令を含む無線伝送フレーム20の送信動作と、運転状態データを含む無線伝送フレーム20の受信動作とを一定周期で実行する。
これらの動作は、子室内機42aと1つの子室内機42bとの間だけでなく、子室内機42aと隣接する2つの子室内機42bとの間でも実行される。またこれらの動作は、隣接する子室内機42b同士の間でも実行され、隣接する子室内機42c同士でも実行される。
子室内機42aは、隣接する2つの子室内機42bから送信された運転状態データと、自機が保持する運転状態データとを比較する。
比較の結果、3つの運転状態データが同一の場合、子室内機42aは、自機の運転状態の更新は行わない。3つの運転状態データが同一ではない場合、子室内機42aは、3つの運転状態データの多数決を取り、その結果、多数となった運転状態データが正のデータであると判定する。
そして、子室内機42aは、自機が保持する運転状態データを、正のデータと判定した運転状態データに更新する。これにより、子室内機42aでは、隣接する2つの子室内機42bと同様の運転が実施される。
なお、子室内機群42のそれぞれは、少なくとも3つの運転状態データを比較するものとし、複数の運転状態データが隣接する室内機から取得できない場合、上記の一定時間が経過した後、再度、運転状態データの要求指令を含む無線伝送フレーム20を送信する。
なお、隣接する子室内機42b同士、また隣接する子室内機42c同士においても、運転状態データの要求指令を含む無線伝送フレーム20の送信動作と、運転状態データを含む無線伝送フレーム20の受信動作とが一定周期で実行され、さらに運転状態データが重複しているか否かの判定動作がなされる。
次に子室内機群42から親室内機41へ運転状態データを送信する通信動作について説明する。この通信動作は、子室内機群42内の何れかの室内機で異常が生じたとき、その異常内容を示すデータを運転状態データとして親室内機41へ送信するために実行される。
図5は子室内機群内から親室内機へ運転状態データを含む無線伝送フレームが伝送される際の動作を説明するための通信シーケンスを示す図である。
S301において、複数の子室内機42cのそれぞれは、運転状態データを含む無線伝送フレーム20を、隣接する複数の子室内機42bのそれぞれに送信する。
S301で送信される無線伝送フレーム20の送信先グループID21には、親室内機41が属する室内機グループ30の識別子が設定される。当該無線伝送フレーム20の送信先ユニットID22には、親室内機41の識別子が設定される。
当該無線伝送フレーム20の送信元グループID23には、運転状態データの送信元である子室内機42cが属する室内機グループ30の識別子が設定される。当該無線伝送フレーム20の送信元ユニットID24には、子室内機42cの識別子が設定される。通信内容25には、子室内機42cの運転状態データが設定される。
S302において、複数の子室内機42bのそれぞれは、隣接する子室内機42cから送信された無線伝送フレーム20を受信し、子室内機42aへ転送する。
S303において、子室内機42aは、複数の子室内機42bのそれぞれから送信された無線伝送フレーム20を受信し、親室内機41へ転送する。
親室内機41は、子室内機42aから送信された無線伝送フレーム20を受信すると、無線伝送フレーム20に含まれる運転状態データに基づいて、子室内機群42の異常内容を示すメッセージ情報を生成し、生成したメッセージ情報を無線伝送フレーム20に含めてリモコン5へ伝送する。これにより、リモコン5の表示器には子室内機群42の異常内容が示されるため、リモコン5のユーザは異常内容を知ることができる。
親室内機41は、上記の一定時間毎に子室内機42aから送信される無線伝送フレーム20に含まれる運転状態データが重複しているか否かを判定する。
運転状態データが重複する場合、親室内機41は、最初に受信した運転状態データを利用し、この運転状態データ以外の運転状態データは利用しない。
運転状態データが重複しているか否かの判定方法は、無線伝送フレーム20に含まれる送信時刻26及び送信元ユニットID24を比較し、これらが同一である場合、運転状態データが重複していると判定され、これらが同一ではない場合、運転状態データが重複していないと判定される。
図6は複数の子室内機のそれぞれが備える制御部の構成図である。図7は図6に示す制御部の動作を説明するためのフロ−チャートである。
図6に示す制御部50は、重複判定部51及び運転制御部52を備える。重複判定部51は、制御指令データを受信した場合(S1:Yes)、複数の子室内機から送信された無線伝送フレーム20内の制御指令データが重複しているか否かを判定する(S2)。
制御指令データが重複する場合(S2:Yes)、運転制御部52は、最初に受信した制御指令データを利用する(S3)。その結果、最初に受信した制御指令データの種類に対応した子室内機の運転制御が実行される。
制御指令データが重複しない場合(S2:No)、運転制御部52は、受信した何れかの制御指令データを利用する(S4)。その結果、受信した何れかの制御指令データの種類に対応した子室内機の運転制御が実行される。
重複判定部51は、運転状態データを受信した場合(S1:No)、複数の子室内機又は親室内機41のそれぞれから送信された運転状態データが重複しているか否かを判定する(S5)。
運転状態データが重複する場合(S5:Yes)、運転制御部52は、最初に受信した運転状態データを利用する(S6)。
運転状態データが重複しない場合(S5:No)、運転制御部52は、受信した何れかの運転状態データを利用する(S7)。
重複判定部51は、少なくとも3つの運転状態データを比較し、比較の結果、運転状態データが同一の場合(S8:Yes)、子室内機の運転状態の更新は行わない(S9)。
運転状態データが同一ではない場合(S8:No)、重複判定部51は、少なくとも3つの運転状態データの多数決を取り、その結果、多数となった運転状態データが正のデータであると判定する。運転制御部52は、子室内機が保持する運転状態データを、正のデータと判定した運転状態データに更新する(S10)。その結果、更新された運転状態データに対応した子室内機の運転制御が実行される。
なお、図1に示す空調システム1には2つの室外機2が設けられているが、空調システム1が備える室外機2は1つでもよいし、3つ以上でもよい。また図1に示す子室内機群42には、5つの子室内機が含まれるが、子室内機群42に含まれる子室内機は2つ以上であればよい。また親室内機41とリモコン5との通信は、無線に限定されず有線でもよい。
以上に説明したように本実施の形態に係る空調システム1では、初期設定時に必要となる通信設定を簡略化でき、送信出力と受信感度の小さな無線モジュールを用いることができる。そのため、空調システム1の施工時における初期設定時に必要となる通信設定が簡略化され、通信設定の作業コストを低下できる。また空調システム1の製造コストを低下できる。また室内機群4では、無線通信でデータの送受信が行われるため、各室内機の施工時の自由度を高めることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 空調システム、2 室外機、4 室内機群、5 リモコン、6 通信線、8 子室内機、10 無線区間、20 無線伝送フレーム、21 送信先グループID、22 送信先ユニットID、23 送信元グループID、24 送信元ユニットID、25 通信内容、26 送信時刻、30 室内機グループ、41 親室内機、42 子室内機群、42a,42b,42c 子室内機、50 制御部、51 重複判定部、52 運転制御部。

Claims (3)

  1. 室外機と複数の室内機とリモコンとを備えた空調システムであって、
    前記複数の室内機は、第1の室内機と、複数の第2の室内機とで構成され、
    前記第1の室内機は、前記リモコンから送信された前記空調システムの運転を制御する運転制御データに基づき、前記室外機の運転と前記複数の第2の室内機のそれぞれの運転とを制御する制御指令データを生成し、生成した前記制御指令データを無線通信により、前記室外機と前記複数の第2の室内機とに転送し、
    前記複数の第2の室内機のそれぞれは、前記第1の室内機から転送された前記制御指令データを無線通信により他の前記第2の室内機に転送し、
    転送された前記制御指令データを受信した前記室外機、前記第1の室内機及び前記複数の第2の室内機のそれぞれは、前記転送された前記制御指令データに従った運転を行い、
    前記第1の室内機及び前記複数の第2の室内機のそれぞれは、
    前記第2の室内機の運転状態を示す運転状態データを、一定周期で無線通信により他の前記第2の室内機に転送し、
    他の前記第2の室内機から転送された2以上の前記運転状態データと前記第1の室内機及び前記複数の第2の室内機のそれぞれが保持する前記運転状態データとの多数決を取り、多数となった前記運転状態データが、前記第1の室内機及び前記複数の第2の室内機のそれぞれが保持する前記運転状態データと異なるときに、保持する前記運転状態データを多数となった前記運転状態データに更新する空調システム。
  2. 前記第1の室内機及び前記複数の第2の室内機のそれぞれは、
    前記制御指令データと、前記複数の第2の室内機のそれぞれを識別する識別子と、前記複数の第2の室内機で構成される室内機群を識別する識別子とを含む無線伝送フレームを、他の前記第2の室内機に送信する請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記複数の第2の室内機は、前記第2の室内機の前記運転状態データを前記第1の室内機に転送し、
    転送された前記運転状態データを受信した前記第1の室内機は、前記リモコンに室内機の運転状態を表示させる請求項に記載の空調システム。
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