JP6656149B2 - 回転電機用同期ロータ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の円弧状のコアプレートを積層することにより形成した円筒状のロータコアと、このロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を備えた回転電機用同期ロータに関する。
回転電機の同期ロータとしては、複数の分割コアプレートを円環状に配置しながら積層して成形されるロータコアと、その分割コアプレートに形成されたマグネット孔(磁石穴)に挿入されたマグネット(永久磁石)と、を備えている。そして、従来、同期ロータとしては、分割コアプレートの内周側に2つの貫通穴が形成され、分割コアプレートを円環状に配置したとき、貫通穴が等間隔になるように配置されている。また、ロータコアは、該ロータコアの軸方向に沿ってその貫通穴が連通するように積層され、その連通する貫通穴に固定ピンが嵌挿されている。すなわち、固定ピンにより、軸方向に積層した分割コアプレート同士が結合されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−092650号公報
しかしながら、従来の回転電機用同期ロータにあっては、分割コアプレートにおいて固定ピンから分割コアプレートの端面までの端部領域は拘束・支持されていない片持ち構造となっている。このため、片持ち構造となる端部領域では、片持ち構造とならない領域と比較すると、ロータ回転時に発生する遠心力により、外径方向への変形が大きくなる。そして、片持ち構造となる端部領域では、この遠心力による変形により、分割コアプレートの外周端と磁石穴の外径側との間の肉厚が相対的に薄いブリッジ部の応力が増大し、そのブリッジ部にダメージを与えるおそれがある。このため、ロータコアの耐遠心強度信頼性が低下する、という問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ロータコアの耐遠心強度信頼性を向上することができる回転電機用同期ロータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の回転電機用同期ロータは、複数の円弧状のコアプレートを積層することにより形成した円筒状のロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を備えている。この回転電機用同期ロータにおいて、前記ロータコアの内周側に、ロータ軸方向に積層した前記複数の円弧状のコアプレート同士を結合する結合部を設ける。前記結合部を周方向に繋いだ面を前記コアプレートの内周面とする。前記円弧状のコアプレートは、プレート外周側に開穴した磁石穴と、前記結合部となる部分を避けた前記コアプレートの内周面の両端部を前記コアプレートの内周面から外径方向に切り欠いた切欠部と、前記コアプレートの外周端と前記磁石穴の外径側との間の肉厚が相対的に薄いブリッジ部と、を有する。前記ブリッジ部は、前記コアプレートの前記結合部から前記結合部までの領域と、前記結合部から端部までの領域と、に有する。そして、前記結合部から隣接するコアプレートとは結合されていない前記端部までの領域を片持ち構造とし、前記切欠部は、前記片持ち構造となる領域のみに有する。
よって、回転電機用同期ロータにおける円弧状のコアプレートは、結合部からコアプレートの端部までの領域が片持ち構造となり、その領域に切欠部を有している。
すなわち、ロータ回転時、その領域のコアプレートの内周面の両端部に切欠部を有することにより、コアプレートの両端部に発生する遠心力が低減される。この遠心力の低減により、コアプレートの両端部の外径方向への遠心力による変形が小さく抑えられ、ブリッジ部の応力の増大を抑制することができる。
この結果、ロータ回転時、ロータコアの耐遠心強度信頼性を向上することができる。
実施例1の回転電機用同期ロータの分解斜視図である。 実施例1のロータコアを形成する円弧状のコアプレートの概略平面図である。 実施例1の複数の円弧上のコアプレートを環状に配置した組み立て構成図である。 実施例1の複数の円弧上のコアプレートを積層してロータコアを組み立てる構成図である。 実施例1の連続溶接部を形成したロータ溶接接合工程図である。 実施例1の磁石穴に永久磁石を挿入する工程図である。 実施例2のロータコアを形成する円弧状のコアプレートの概略平面図である。 実施例2の切欠部の曲線形状の変形例を示す切欠部の概略拡大平面図である。 実施例2の切欠部の直線形状の変形例を示す切欠部の概略拡大平面図である。 実施例3のロータコアを形成する円弧状のコアプレートの概略平面図である。
以下、本発明の回転電機用同期ロータを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の回転電機用同期ロータの分解斜視図であって、以下、図1に基づき全体構成を説明する。なお、上から2層目以下の詳細を一部省略する。
実施例1の回転電機用同期ロータ1は、ステータと共にモータを構成するものであり、例えば電気自動車やハイブリッド車両の走行駆動源として適用されるものである。
前記回転電機用同期ロータ1は、円筒状のロータコア2と、ロータコア2に埋め込まれた永久磁石3と、ロータコア2に嵌合するロータシャフト4と、を有している。
前記ロータコア2は、複数の円弧状のコアプレート2a(図2参照)を環状に配置すると共に、環状に配置した該コアプレート2aを積層することにより、内側に空間を持つ円筒状に形成されている。
前記円弧状のコアプレート2aは、電磁鋼板からなり、図2に示すように、円弧の角度θ1が120°となっていて、磁石穴3aと、溶接部5と、切欠部6と、を有している。このコアプレート2aには、図2に示すように、磁石穴3aと、溶接部5とのそれぞれが、等間隔に4つずつ形成されている。また、コアプレート2aの両端部2PE,2PEには、図2に示すように、切欠部6を有する。
前記磁石穴3aは、図2に示すように、プレート外周側に開穴した永久磁石3を挿入するための穴となっている。この磁石穴3aの形状は、周方向に広がった矩形形状に形成されている。
前記溶接部5は、図2に示すように、プレート内周端に形成されている。この溶接部5は、図2の右下拡大図に示すように、凹面5aと、凸部5bと、を有している。前記凹面5aは、コアプレート2aの内周面2IPから外径方向に凹んで形成されている。凹面5aの形状は、実線と破線にて示したように曲面形状に形成されている。前記凸部5bは、凹面5aの一部に、凹面5aからコアプレート2aの内周面2IPまでの範囲にて突出するように形成されている。凸部5bの形状は、三角形状に形成されている。
前記切欠部6は、図2に示すように、後述する溶接接合部11(結合部、溶接ビード、図5参照)となる部分すなわち溶接部5を避けた位置であって、コアプレート2aの内周面2IPの両端部2PE,2PEを切り欠いて形成されている。
この切欠部6は、図2に示すように、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFまでの領域Aを、コアプレートの内周面2IPから外径方向に所定の深さPD切り欠いた形状(切欠部6の形状)に設定されている。この実施例1における所定の深さPDは、領域Aにおいて、コアプレート2aの内周面2IPから外径方向に一定としている。
ここで、オフセット位置2FSとは、溶接部5からオフセット量FSだけコアプレート2aの周方向端面側にオフセットした位置である。なお、この対象となる溶接部5は、図2に示すように、コアプレート2aの端部2PE側に配置された溶接部5である。また、この溶接部5からコアプレート2aの周方向端面側にオフセットするオフセット量FSとは、後述する溶接接合部11(結合部、溶接ビード、図5参照)が形成することができる量すなわち溶接部5を確保するための量である。具体的なオフセット量FSとしては、図2に示すように、溶接部5の周方向の中心位置(後述する径方向軸線CL)からオフセット位置2FSまでである。
さらに、所定の深さPDとは、コアプレート2aの内周面2IPからコアプレート2aの端部2PE側に配置された磁石穴3aに到達しない深さであって、磁石穴3aに挿入される永久磁石3による磁力線の形成を考慮した深さに設定されている。すなわち、永久磁石3による磁力線の形成を保ったままで切欠部6を形成する。
図2に示すように、コアプレート2aの中心点Oと、磁石穴3aの周方向の中心位置とを径方向に結ぶ径方向軸線CLの同一軸線上に、溶接部5を配置している。すなわち、磁石穴3aと、溶接部5とのそれぞれの周方向の中心位置を、径方向軸線CLの同一軸線上に配置している。同様に、凹面5a及び凸部5bのそれぞれの周方向の中心位置も、径方向軸線CLの同一軸線上に配置している。
ここで、コアプレート2aの中心点Oは、複数の円弧状のコアプレート2aを環状に配置したときの中心点Oと同一となる(図3参照)。すなわち、この環状に配置した該コアプレート2aを積層することによりロータコア2が形成されるので、コアプレート2aの中心点Oは、ロータコア2の中心点とも同一となる。なお、コアプレート2aの内周面2IP及びロータコア2の内周面2IPも同様の理由により同一の中心点となる。
このような円弧状のコアプレート2aを複数積層して、円筒状のロータコア2が形成されている。この形成されたロータコア2の内周面2IPに、ロータ軸Ax方向に積層した複数のコアプレート2a間の溶接部5により連続する直線状の連続溶接部10が形成される(図5参照)。
この連続溶接部10を、溶接接合することにより、図1と図6に示すように、溶接ビード11(溶接接合部、結合部)が形成される。これにより、積層した複数のコアプレート2a同士が結合される。この溶接接合は、母材、すなわち、連続溶接部10における溶接部5の凸部5bを溶融することにより行ってもよいし、その凸部5bと溶接ワイヤを溶融することにより行ってもよい。この溶接ワイヤの溶融量は、溶接部5の凹面5a内、すなわち、凹面5aからコアプレート2aの内周面2IPまでの範囲に収まる程度の量となっている。
なお、切欠部6を溶接ビード11となる溶接部5を避けて形成しているため、溶接ビード11形状の均一性を確保することができる。
前記ロータシャフト4は、内側に空間を持つ円筒状に形成されている。この内側の空間には、不図示の回転軸などが挿入される。このロータシャフト4は、ロータコア2に対して圧入されることにより、ロータコア2にロータシャフト4が嵌合される。
次に、作用を説明する。
実施例1の回転電機用同期ロータ1における作用を、「回転電機用同期ロータの製造方法」、「回転電機用同期ロータの特徴的作用」、「切欠部形状の作用」に分けて説明する。
[回転電機用同期ロータの製造方法]
図2〜図6に基づき、本発明の回転電機用同期ロータの製造作用を説明する。複数の円弧状のコアプレート2aを積層することにより形成した円筒状のロータコア2と、ロータコア2に埋め込まれた永久磁石3と、を有する同期ロータ1を備えた回転電機用同期ロータ1の製造方法は、コアプレート成形工程と、ロータコア組み立て工程と、ロータ溶接接合工程と、永久磁石挿入工程と、を有している。以下、各工程について説明する。なお、図5と図6の上から2層目以下の詳細を一部省略する。
(コアプレート成形工程)
前記コアプレート成形工程では、図2に示すように、円弧状のコアプレート2aに、プレート外周側に開穴された永久磁石3を挿入するための磁石穴3aと、プレート内周端に形成された溶接部5と、コアプレート2aの内周面2IPの両端部2PE,2PEを切り欠いた切欠部6と、が成形される。
(ロータコア組み立て工程)
前記ロータコア組み立て工程では、図3に示すように、複数の円弧状のコアプレート2aを、環状に配置される。すなわち、図2に示すように、円弧の角度θ1が120°のコアプレート2aを3枚ほど使用して、環状に配置される。なお、図4において、この環状に配置されたコアプレート2aを第1層とする。この環状に配置したコアプレート2aを積層して円筒状のロータコア2が組み立てられる。すなわち、図4に示すように、第1層コアプレート2aの上に、第1層コアプレート2aに対しロータコア2の回転方向(例えば、左回り)に角度θ2(=30°)ずらして、第2層コアプレート2bが積層される。続いて、図4に示すように、第2層コアプレート2bの上に、第2層コアプレート2bに対し左回りに30°ずらして、第3層コアプレート2cが積層される。このように、前の層に対し左回りに30°ずらして、つまり、前の層のコアプレート2a間の継ぎ目をまたぐように、次の層が積層されていくことにより、円筒状のロータコア2が組み立てられる。この円筒状のロータコア2を組み立てるのに、例えば、コアプレート2aを54枚ほど用いて、18層ほど積層される。
(ロータ溶接接合工程)
前記ロータ溶接接合工程では、ロータコア2のロータ軸Ax方向に積層した複数のコアプレート2a間の磁石穴3aが、ロータ軸Ax方向に連通するように位置合わせが行われる。すなわち、連通している磁石穴3aに永久磁石3を挿入することができるように、位置合わせが行われる(図5参照)。なお、この位置合わせは、治具を用いて行われる。この位置合わせが行われたロータコア2の内周面2IPに、図5に示すように、ロータ軸Ax方向に積層した複数のコアプレート2a間の溶接部5により連続する直線状の連続溶接部10が形成される。次に、磁石穴3aの周方向の中心位置とロータコア2の中心点(コアプレート2aの中心点)Oとを径方向に結ぶ径方向軸線CLの同一軸線上に、連続溶接部10が配置された状態にて、連続溶接部10が溶接接合される。これにより、図6に示すように、溶接ビード11が形成される。
(永久磁石挿入工程)
前記永久磁石挿入工程では、位置合わせが行われ、溶接接合された後、図6に示すように、その連通している磁石穴3aに永久磁石3が挿入されていく。このように製造されたロータコア2に対して、ロータシャフト4が圧入されることにより、ロータコア2にロータシャフト4が嵌合される。
以上の工程を経過し、磁石穴3aに永久磁石3を挿入することに加え、複数のコアプレート2a間の溶接部5を溶接接合することにより、回転電機用同期ロータ1を製造することができる。
このように、回転電機用同期ロータを製造することにより、実施例1では、凸部5bを集中的に溶接することができるので、溶接時の入熱量を最小限としながら、溶接ビード11の溶け込み幅及び深さを一定(安定)且つ容易に調整することができ、ロータコア2の接合強度を高めることができる。加えて、コアプレート2a間は溶接接合により同期ロータ1組立体単品で耐遠心強度を確保することができるため、永久磁石3への荷重入力による破損等が防止される。この結果、ロータコア2の耐遠心強度を確保することで、永久磁石3の耐久信頼性を向上することができる。
加えて、溶接ビード11は、溶接部5の凹面5a内に収まるので、ロータコア2に合わせてロータシャフト4を加工する手間が不要となる。すなわち、ロータシャフト4面は、図1に示すように、単純な円筒形状で良い。
[回転電機用同期ロータの特徴的作用]
例えば、分割コアプレートに、永久磁石を挿入する磁石穴と、固定ピンを挿入する2つの貫通穴が形成されている。この貫通穴は、分割コアプレートの内周側に形成され、分割コアプレートを円環状に配置したとき、貫通穴は等間隔になるように配置されている。そして、このように形成された複数の分割コアプレートを円環状に配置しながら積層して成形されるロータコアを形成し、その磁石穴に永久磁石を挿入し、その貫通穴に固定ピンを嵌挿し、そのロータコアにロータシャフトが嵌合された、すなわち、固定ピンにより、軸方向に積層した分割コアプレート同士が結合された同期ロータを比較例とする。この比較例の同期ロータによれば、分割コアプレートにおいて固定ピンから分割コアプレートの端面までの端部領域は拘束・支持されていない片持ち構造となっている。
しかし、片持ち構造となる端部領域では、片持ち構造とならない領域と比較すると、ロータ回転時に発生する遠心力により、外径方向への変形が大きくなる。そして、片持ち構造となる端部領域では、この遠心力による変形により、分割コアプレートの外周端と磁石穴の外径側との間の肉厚が相対的に薄いブリッジ部の応力が増大し、そのブリッジ部にダメージ(例えば、永久変形など)を与えるおそれがある。このため、ロータコアの耐遠心強度信頼性が低下する、という課題があった。
また、分割コアプレートを積層してロータコアを組み立てるとき、組立バラツキにより、分割コアプレート同士の端面の面内で位置ズレが発生する。このとき、位置ズレによって、ロータコアの内周面から分割コアプレートの内周側端部が突出する。このため、その突出部が内径バラツキを増大させることになる、という課題があった。
このように、ロータコアの耐遠心強度信頼性が低下する、という課題があった。また、その突出部が内径バラツキを増大させることになる、という課題があった。
これに対し、実施例1では、回転電機用同期ロータ1における円弧状のコアプレート2aは、溶接接合部11(結合部)からコアプレート2aの端部2PEまでの領域B(図2のハッチング部分)が片持ち構造となり、片持ち構造となる領域Bに切欠部6を有している構成を採用した。
すなわち、片持ち構造となる領域Bの質量が軽減される。このため、ロータ回転時、その領域Bのコアプレート2aの内周面2IPの両端部2PE,2PEに切欠部6を有することにより、コアプレート2aの両端部2PE,2PEに発生する遠心力が低減される。この遠心力の低減により、コアプレート2aの両端部2PE,2PEの外径方向への遠心力による変形が小さく抑えられ、ブリッジ部C(図2)の応力の増大を抑制することができる。
したがって、ロータ回転時、ロータコア2の耐遠心強度信頼性を向上することができる。
加えて、コアプレート2aの内周面2IPの両端部2PE,2PEを切り欠いたことにより、ロータコア2の製造時、ロータコア2の内周面2IPからコアプレート2aの内周面2IPの端部2PE(内周側端部)へ突出する突出量が低減されるため、内径バラツキの増大を抑制することができる。このため、ロータコア2の寸法品質を向上することができる。
[切欠部形状の作用]
実施例1では、切欠部6が、片持ち構造となる領域B内において、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFまでの領域Aでは、コアプレート2aの内周面2IPから外径方向に所定の深さPD切り欠いた形状(切欠部6の形状)に設定された構成を採用した。
すなわち、片持ち構造となる領域Bの質量が軽減される。このため、切欠部6の形状を設定しない場合よりも、ロータ回転時に発生する遠心力が低減される。
したがって、ロータ回転時、コアプレート2aの両端部2PE,2PEの外径方向への遠心力による変形を小さく抑えることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の回転電機用同期ロータ1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 複数の円弧状のコアプレート2aを積層することにより形成した円筒状のロータコア2と、ロータコア2に埋め込まれた永久磁石3と、を備えた回転電機用同期ロータ1において、
ロータコア2の内周側に、ロータ軸Ax方向に積層した複数の円弧状のコアプレート2a同士を結合する結合部(溶接接合部11)を設け、
円弧状のコアプレート2aは、プレート外周側に開穴した磁石穴3aと、結合部(溶接接合部11)となる部分を避けたコアプレート2aの内周面2IPの両端部2PE,2PEを切り欠いた切欠部6と、を有する。
このため、ロータ回転時、ロータコア2の耐遠心強度信頼性を向上することができる。
(2) 円弧状のコアプレート2aは、プレート内周端に形成した溶接部5を有し、
結合部(溶接接合部11)は、ロータ軸方向に積層した複数のコアプレート2a間の溶接部5により連続して形成される直線状の連続溶接部10を溶接接合して形成された溶接接合部11であり、
切欠部6は、溶接部5からコアプレート2aの周方向端面側にオフセットしたオフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFまでの領域Aを、コアプレート2aの内周面2IPから外径方向に所定の深さPD切り欠いた形状に設定した。
このため、上記(1)の効果に加え、ロータ回転時、コアプレート2aの両端部2PE,2PEの外径方向への遠心力による変形を小さく抑えることができる。
実施例2は、切欠部6の変形例である。図7に基づき実施例2の要部構成を以下に説明する。
切欠部6は、図7に示すように、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状(切欠部6の形状)に設定されている。
この切欠部6の形状は、図7に示すように、曲面形状に形成されている。なお、図7に示すような曲線形状に限らず、図8に示すような図7とは異なる曲線形状であってもよいし、図9に示すような直線形状であってもよい。要するに、この形状は、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状に設定されていればよい。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、実施例2の回転電機用同期ロータ1における「切欠部形状の作用」について、図7に基づいて説明する。
一般に、片持ち構造となる領域では、ロータ回転時、コアプレートの端面へ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形が大きくなる。
これに対し、実施例2では、図7に示すように、切欠部6が、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状(切欠部6の形状)に設定構成を採用した。
すなわち、片持ち構造となる領域Bでは、コアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、コアプレート2aの質量軽減が大きくなる。
これにより、ロータ回転時、このように切欠部6の形状を設定しない場合よりも、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、遠心力が効果的に低減される。
したがって、ロータ回転時、コアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形を効果的に抑えることができる。
なお、実施例1及び実施例2の切欠部6の形状の作用が異なるのみで、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の回転電機用同期ロータ1にあっては、実施例1の(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(3) 切欠部6は、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状に設定した。
このため、ロータ回転時、コアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形を効果的に抑えることができる。
実施例3は、コアプレート2a、溶接部5、及び切欠部6の変形例である。図10に基づき実施例3の要部構成を以下に説明する。
円弧状のコアプレート2aは、図10に示すように、その外周としての外周側円弧21aと、その内周としてのオフセット円弧22とから形成されている。
前記外周側円弧21aは、図10に示すように、コアプレート2aの中心点O1(基準中心点)を中心とする円弧である。なお、中心点O1は、実施例1の中心点Oと同一である。
前記オフセット円弧22については、図10を用いて、以下の通り説明する。
まず、中心点O1を中心とする同心円の外周側円弧21aと内周側円弧21b(図10の一点鎖線)から形成されたコアプレートを基準コアプレート21とする。図10に示すように、外周側円弧21aの半径を基準外周側半径R1とし、内周側円弧21bの半径を基準内周側半径R2としている。
次に、内周側円弧21bの周方向中央点21b1(周方向中央)と中心点O1を結ぶ直線L1(一点鎖線)を、中心点O1を越えて延長した延長線EL上に、中心点O1からオフセットした中心点をオフセット中心点O2とする。
続いて、オフセット中心点O2と内周側円弧21bの周方向中央点21b1を結ぶ直線L2(一点鎖線)をオフセット半径R3(半径)として、内周側円弧21bの周方向中央点21b1から基準コアプレート21の両端面21EFまで、周方向に広がった円弧をオフセット円弧22としている。
ここで、オフセット円弧22の曲率半径は内周側円弧21bの曲率半径より大きく、オフセット円弧22は内周側円弧21bよりも、内周側円弧21bの周方向中央点21b1からコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外周側円弧21aに近づいていく。
溶接部5については、図4と図10を用いて、以下の通り説明する。
実施例3においても、実施例1のロータコア組み立て工程において説明した通り、図4に示すように、第1層コアプレート2aの上に、第1層コアプレート2aに対しロータコア2の回転方向に角度θ2ずらして、第2層コアプレート2bが積層される。
このとき、実施例3のコアプレート2aに実施例1と同様に4つの同一形状の溶接部5が形成されていると、実施例3のコアプレート2aは外周側円弧21aとオフセット円弧22との中心点O1,O2が異なるので、第1層コアプレート2aと第2層コアプレート2bとの溶接部5がロータ軸Ax方向で一致しなくなる。
このため、実施例3の溶接部5は、コアプレート2aの周方向中央側の溶接部5CEと周方向端面側の溶接部5EFの配置と形状を異ならせる。
すなわち、第1層コアプレート2aに対しロータコア2の回転方向に角度θ2ずらして、第2層コアプレート2bが積層されたとき、第1層コアプレート2aと第2層コアプレート2bとの溶接部の凸部5bがロータ軸Ax方向で一致する位置に、コアプレート2aにおける凸部5bがそれぞれ形成されている。
言い換えると、ロータ軸Ax方向に積層した複数のコアプレート2a間の溶接部5により連続する直線状の連続溶接部10が形成されるように、図10に示すように、コアプレート2aの周方向中央側と周方向端面側の凸部5bがそれぞれ異なる位置に配置されている。
なお、凸部5bの形状は、実施例1と同様に三角形状に形成されている(実施例1の図2参照)。
溶接部5の凹面5aは、コアプレート2aの周方向端面側と周方向中央側との凸部5bに合わせて形成されている。すなわち、凹面5aは、図10に示すように、コアプレート2aの周方向端面側よりも周方向中央側の方が、コアプレート2aの内周面2IPから外径方向に深く凹んで形成されている。これらの凹面5aの形状は、深さが異なる曲面形状に形成されている(実施例1の図2参照)。
切欠部6は、図10に示すように、基準コアプレート21より、内周側円弧21bからオフセット円弧22まで外径方向に切り欠いた形状(切欠部6の形状)に設定されている。この切欠部6の形状は、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状に設定されることになる。
ここで、外周側円弧21aの周方向中央点21a1(周方向中央)とオフセット円弧22の周方向中央点22a(周方向中央)(=内周側円弧21bの周方向中央点21b1)との中心ヨーク幅W1よりも、コアプレート2aの端面2EFにおける外周側円弧21aとオフセット円弧22との端面ヨーク幅W2の方が小さくなっている。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、実施例3の回転電機用同期ロータ1における「切欠部形状の作用」について、図10に基づいて説明する。
一般に、片持ち構造となる領域では、ロータ回転時、コアプレートの端面へ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形が大きくなる。
これに対し、実施例3では、図10に示すように、切欠部6が、基準コアプレート21より、内周側円弧21bからオフセット円弧22まで外径方向に切り欠いた形状(切欠部6の形状)に設定された構成を採用した。
すなわち、片持ち構造となる領域Bでは、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、コアプレートの質量軽減が大きくなる。
これにより、ロータ回転時、このように切欠部6の形状を設定しない場合よりも、オフセット位置2FSからコアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、遠心力が効果的に低減される。
したがって、ロータ回転時、コアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形を効果的に抑えることができる。
なお、実施例1及び実施例3の切欠部6の形状の作用が異なるのみで、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の回転電機用同期ロータ1にあっては、実施例1の(1)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(4) 基準中心点(中心点O1)を中心とする同心円の外周側円弧21aと内周側円弧21bから形成されたコアプレートを基準コアプレート21とし、
内周側円弧21bの周方向中央(周方向中央点21b1)と基準中心点(中心点O1)を結ぶ直線Lを、基準中心点(中心点O1)を越えて延長した延長線EL上に、基準中心点(中心点O1)からオフセットした中心点をオフセット中心点O2とし、
オフセット中心点O2と内周側円弧21bの周方向中央(周方向中央点21b1)を結ぶ直線を半径(オフセット半径R3)として、内周側円弧21bの周方向中央(周方向中央点21b1)から基準コアプレート21の両端面21EFまで、周方向に広がった円弧をオフセット円弧22とするとき、
切欠部6は、基準コアプレート21より、内周側円弧21bからオフセット円弧22まで外径方向に切り欠いた形状に設定した。
このため、ロータ回転時、コアプレート2aの端面2EFへ向かうにしたがって、外径方向への遠心力による変形を効果的に抑えることができる。
以上、本発明の回転電機用同期ロータを実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜3では、1枚のコアプレート2aの構成に、磁石穴3a及び溶接部5のそれぞれを、等間隔に4つずつ形成する例を示した。しかしながら、1枚のコアプレート2aの構成は、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、磁石穴3a及び溶接部5のそれぞれは等間隔に形成されていればよいので、それぞれ4つよりも少なく形成しても多く形成してもよい。
実施例1〜3では、各層を構成するコアプレート2a枚数を3枚とする例を示した。しかしながら、各層を構成するコアプレート2a枚数は、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、各層を構成するコアプレート2a枚数を3枚よりも少なくしても多くしてもよい。ただし、各層を構成するコアプレート2aの枚数を変更した場合には、円弧の角度θ1及び角度θ2を、各層を構成するコアプレート2aの枚数に合わせて変更する。
実施例1〜3では、角度θ2を30°とし、左回りにずらす例を示した。しかしながら、角度θ2は、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。すなわち、前の層のコアプレート2a間の継ぎ目をまたぐように、次の層が積層されていけばよいので、30°でなくてもよい。また、左回りにずらしたが、右回りにずらしてもよい。
実施例1〜3では、磁石穴3aの形状を周方向に広がった矩形形状に形成し、その数を径方向軸線CLの同一軸線上に1つとする例を示した。しかしながら、磁石穴3aの形状及び数は、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、その形状は、楕円形状、ひし形形状又は台形形状等でもよいし、その数は、1つの径方向軸線CLに対して2つ以上の穴が開穴していてもよい。
実施例1〜3では、溶接部5の凹面5aを曲面に形成し、その凸部5bの形状を三角形状に形成する例を示した。しかしながら、溶接部5の凹面5a及び凸部5bの形状は、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、その凹面5aは、平面であってもよいし曲面及び平面を併せた形状等でもよい。また、その凸部5bは、円形状、楕円形状、矩形形状、ひし形形状又は台形形状等でもよい。
実施例1〜3では、溶接により、溶接接合部11(結合部)からコアプレート2aの端部2PEまでの領域Bを片持ち構造とする例を示した。しかしながら、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、かしめ構造を採用して結合部を形成し、結合部からコアプレート2aの端部2PEまでの領域Bを片持ち構造としてもよい。要するに、結合部からコアプレート2aの端部2PEまでの領域Bが片持ち構造になれば、結合部は溶接やかしめに限られない。
実施例1〜3では、ロータシャフト4はロータコア2に対して圧入されることにより、ロータコア2にロータシャフト4が嵌合される例を示した。しかしながら、実施例1〜3に示した構成に限られるものではない。例えば、圧入の他に、一般的なキー係合を用いてもよい。すなわち、ロータコア2の内周面2IP及びロータシャフト4の外周面に、各1箇所あるいは数か所のキー溝を形成し、このキー溝にキーを挿入して回り止めしてもよい。なお、ロータコア2が複数のコアプレート2aにより形成されている場合には、圧入よりもキー係合により回り止めする方が好ましい。

Claims (3)

  1. 複数の円弧状のコアプレートを積層することにより形成した円筒状のロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を備えた回転電機用同期ロータにおいて、
    前記ロータコアの内周側に、ロータ軸方向に積層した前記複数の円弧状のコアプレート同士を結合する結合部を設け、
    前記結合部を周方向に繋いだ面を前記コアプレートの内周面とし、
    前記円弧状のコアプレートは、プレート外周側に開穴した磁石穴と、前記結合部となる部分を避けた前記コアプレートの内周面の両端部を前記コアプレートの内周面から外径方向に切り欠いた切欠部と、前記コアプレートの外周端と前記磁石穴の外径側との間の肉厚が相対的に薄いブリッジ部と、を有し、
    前記ブリッジ部は、前記コアプレートの前記結合部から前記結合部までの領域と、前記結合部から端部までの領域と、に有し、
    前記結合部から隣接するコアプレートとは結合されていない前記端部までの領域を片持ち構造とし、
    前記切欠部は、前記片持ち構造となる領域のみに有する
    ことを特徴とする回転電機用同期ロータ。
  2. 請求項1に記載された回転電機用同期ロータにおいて、
    前記円弧状のコアプレートは、プレート内周端に形成した溶接部を有し、
    前記結合部は、前記ロータ軸方向に積層した前記複数のコアプレート間の前記溶接部により連続して形成される直線状の連続溶接部を溶接接合して形成された溶接接合部であり、
    前記切欠部は、前記溶接部から前記コアプレートの周方向端面側にオフセットしたオフセット位置から前記コアプレートの端面までの領域を、前記コアプレートの内周面から外径方向に所定の深さ切り欠いた形状に設定した
    ことを特徴とする回転電機用同期ロータ。
  3. 請求項2に記載された回転電機用同期ロータにおいて、
    前記切欠部は、前記オフセット位置から前記コアプレートの端面へ向かうにしたがって、外径方向への切り欠き深さが徐々に深くなる形状に設定した
    ことを特徴とする回転電機用同期ロータ。
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