JP6656120B2 - 開閉器の差し込み接続装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば配線用遮断器や漏電遮断器などの回路遮断器を含めた開閉器の差し込み接続装置に関し、特に、開閉器の差し込み接続装置の接触圧力向上とともに生産性向上を図るようにした構造に関するものである。
従来、配線電路の電源回路と負荷回路の間に配設され、この配置点から負荷機器に至る負荷回路や配電盤内の導体などを保護する回路遮断器の接続配置手段には、特に配電盤内の導体の施設状況に応じて、「表面形」あるいは「裏面形」などが選択使用されているのは周知の通りである。
しかし、これら「表面形」あるいは「裏面形」は、負荷回路の電線あるいは配電盤内の導体を、回路遮断器に直接接続しているため、例えば、回路遮断器の交換を必要とするような事情が発生した場合、多大な手間と労力が掛かることが容易に予想される。
そこで、配電盤内の接続設置用の端子台と回路遮断器とに差し込み接続手段を設けて、回路遮断器をはめ込みするだけで、回路遮断器を介して電源回路と負荷回路との電気的接続が得られる「差し込み形回路遮断器」が広く知られている。
即ち、一例として、予め端子台を配電盤のパネルなどに配設するとともに、この端子台に具備された差し込み端子金具に電源側および負荷側となる導体を接続しておく。一方、回路遮断器には、差し込み端子金具と相対するようにクリップ端子金具を回路遮断器の電源側および負荷側端子に固着させておく。そして、回路遮断器の設置にあたっては、差し込み端子金具に回路遮断器のクリップ端子金具を嵌挿させることで、このクリップ端子金具による圧接力が電気的接続となり、回路遮断器が配電線路の電源回路と負荷回路の間に接続設置される。
このようにして、回路遮断器の開閉により負荷回路の開閉がなされるが、一般にこの種の回路遮断器は差し込み形回路遮断器、あるいは、差し込み回路遮断器と呼ばれている。この差し込み形回路遮断器、あるいは、差し込み回路遮断器と呼ばれるものは、差し込み端子金具に対するクリップ端子金具の圧接力が弱い場合には接触不良になるおそれがある。
この問題を解決するために、特殊な部品を付加して、挿入した状態で、正常な電気的接触が保たれているかどうかの識別ができるようにしたもの(特許文献1参照)や、圧接力
を確保しつつ差し込み時の挿入力の軽減を図った接続装置(特許文献2参照)、接触圧力を増大し、組立性改善を目指したもの(特許文献3参照)が考えられている。
一般に、回路遮断器は、その回路遮断器が通電し得る最大値をAF(アンペアフレーム)とし、このAFのなかで、各定格電流が決められていることは周知の通りである。(例えば、63AFの場合、定格電流は3A〜63A)。
上述した差し込み回路遮断器を採用するメリットの一つとして、このAF(アンペアフレーム)に関係がある。即ち、AFが決定しても、その定格電流や、定格遮断容量が不定のままでも、とりあえず差し込み端子台だけを配設すれば、配線施工が行えることが挙げられる。また、負荷容量増大などに伴う定格電流の変更があっても、そのAFの範囲内であれば、交換作業も至って容易である。
しかしながら、最大のメリットは、その交換の容易さに着目し、万が一、回路遮断器が不具合、あるいは短絡遮断を遂げたのちの予備品との交換、そして、給電の迅速なる再開が可能という点である。従って、差し込み回路遮断器は、重要回路の主幹用、あるいは船舶用にと、その需要は比較的多い。
特開2004−363066号公報 特開2009−123604号公報 特開2013−8613号公報
上述した従来における開閉器の差し込み接続装置は、使い勝手が良い半面、その電気的接触を、螺着や固着ではなく、圧接に頼ることから、上述した特許文献2でも開示されているように、その圧接力の確保、ひいては接触不良を起こさせないことが求められている。これは、特に、接触点における電流集中による電磁反発力で接触部の「浮き上がり発弧」することを回避するにほかならない。すなわち、接触部の圧力を高めることが、差し込み接続装置の通電能力向上に繋がるわけであるが、遮断器外形の小形化および高遮断容量化への要求が高まっている中で、クリップ端子金具単品で接触部の圧力を増大させることが困難であるという問題点があった。
また、クリップ端子金具は防食性や電気伝導性を高めることを目的としてめっき処理を施すのが一般的だが、一度に小さな部品へ大量のめっきを行うのに適している「回転式めっき」が多く用いられる。この「回転式めっき」とは、被めっき物をたるに入れて回転させながらめっきを施すもので、このめっき工程時において、クリップ端子金具への挿入性が考慮されたクリップの形状は、先端部を広げた形状となっているものが多く、めっき時の回転力により部品同士が絡まりやすい。そのため、絡まった部品同士を外すムダ作業の発生や、外す際に部品同士が擦れることによるめっき剥がれによる品質低下、さらにめっきが剥がれたクリップの再めっき作業など生産性が悪いという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、クリップ端子金具の接触圧力を増大すると共に、クリップ端子金具の生産性向上を図ることができる開閉器の差し込み接続装置を提供するものである。
この発明に係わる開閉器の差し込み接続装置は、板状導電材により形成され、開口部および内部空間を有するクリップ端子金具と、導電材で形成され、クリップ端子金具の開口部に差し込んで電気的に接続される差し込み端子金具と、クリップ端子金具に装着され、クリップ端子金具と差し込み端子金具との接触圧力を増大する補助ばねとを備え、クリップ端子金具の両側面部に内部空間を覆う曲げ部をクリップ端子金具と一体的に設け、クリップ端子金具の曲げ部は、クリップ端子金具の両側面部から延びて内部空間を覆うよう、曲げ部の先端が互いに向かい合うように構成され、曲げ部の互いに向かい合う隙間幅Hは開口部の厚み幅Fより小さくして、クリップ端子金具と差し込み端子金具のいずれか一方の端子金具を開閉器に装着し、他方の端子金具を外部導体に接続し得るようにしたものである。
この発明に係わる開閉器の差し込み接続装置によれば、クリップ端子金具部に装着した補助ばねにより、クリップ端子金具への接触圧力を増大するとともに、クリップ端子金具をめっき時の絡まりを抑制する形状とすることで、生産性向上を図ることができる開閉器の差し込み接続装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置を開閉器に適用した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置の接続部を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す側面図および平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具の形状を説明する側面図および平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置において開閉器とクリップ端子金具の係合部について説明する図である。 この発明の実施の形態2に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る開閉器の差し込み接続装置を図1から図5に基づいて説明するが、各図において、同一または相当部材および部位については同一符号を付して説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置を開閉器に適用した状態を示す側面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置の接続部を示す平面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す側面図(a)と平面図(b)である。図4はこの発明の実施の形態1に関わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具の形状を説明する側面図(a)と平面図(b)である。図5はこの発明の実施の形態1に関わる開閉器の差し込み接続装置の取付けにおける開閉器とクリップ端子の係合部を説明する図である。
図1および図2に示すように、開閉器13の差し込み接続装置11は、少なくともクリップ端子金具19と差し込み端子金具1とを有し、差し込み接続装置11の構成の都合によっては端子台3を用いて構成される。従って、この発明の実施の形態1では端子台3を用いた構成のもので説明する。
このような構成において、差し込み端子金具1は導電材で形成された棒状のもので、差し込み端子金具1の一端はボルト部1bが形成され、差し込み端子金具1の他端は図2に示すようにクリップ端子金具19と電気的に接触する平行面接触部1aが形成され、その中間部には鍔部1cが設けられている。
端子台3は合成樹脂などの絶縁材料で形成され、あらかじめ差し込み端子金具1を装着しておく。差し込み端子金具1の端子台3への装着は、端子台3に設けた穴に差し込み端子金具1のボルト部1bを挿通し、このボルト部1bにナット2aを螺着して、端子台3を差し込み端子金具1の鍔部1cとナット2aとで挟むようにして差し込み端子金具1を装着する。
差し込み端子金具1が装着された端子台3は、配電盤内のアングル15に取り付けねじ16を用いて固着される。このとき、差し込み端子金具1は、差し込み端子金具1の一端
に形成されたボルト部1bにナット2bを螺着することにより、配電盤内に配設された電源側および負荷側となる外部導体12を差し込み端子金具1に装着する。
クリップ端子金具19は、板状導電材により形成された略U字形状のもので、図2から図4に示すように、差し込み端子金具1の平行面接触部1aがさし込まれて電気的に接触する開口部19aと、この開口部19aから側面部19cに沿って上面部19fに至る部分に内部空間19iが形成されている。
上面部19fにはバーリング加工によるねじ孔部19bが設けられ、クリップ端子金具19の開閉器13への装着は、装着ねじ21を開閉器13の内部導体20の穴に通した後に、クリップ端子金具19のねじ孔部19bに螺着して、開閉器13の内部導体20に固着することで行われる。
クリップ端子金具19の上面部19fには、図5(b)に詳しく示すように回り止め部19dが2カ所設けられ、この回り止め部19dが開閉器13に設けられた図5(a)に示すような溝部13aに係合するようになっている。図5(c)はクリップ端子金具19の回り止め部19dと開閉器13の溝部13aが係合した状態を示し、これによりクリップ端子金具19が開閉器13に対して自由に回転しないようになっている。これにより、クリップ端子金具19が装着された開閉器13に対するクリップ端子金具19の開口部19aの向きを保ち、差し込み端子金具1への安定した挿入が行える。
クリップ端子金具19の両方の側面部19cには、クリップ端子金具19の内部空間19iを覆うようにして、曲げ部19eの先端が互いに向かい合うように一体的に設けられており、曲げ部19eの上下には曲げ時の膨らみを考慮してスリット形状部19gが設けられている。これにより曲げ部19eの幅が開口部19aの幅Cと同じになり、後述する補助ばね23が並行して装着可能になっている。
このクリップ端子金具19の曲げ部19eは、クリップ端子金具19にめっき処理を施す場合、多数のクリップ端子金具19をたるに入れて回転させながらめっきを施す「回転式めっき」を用いた時に、めっき時の回転力により端子金具同士が絡まるのを防ぐためのものである。
クリップ端子金具19の側面部19cの両側には、開口部19aの隙間を狭くするように作用する補助ばね23が設けられている。この補助ばね23は略U字形状であり、クリップ端子金具19の相対向する開口部19aを外側から押し付けて、開口部19aの変位に対し接触圧力を生じさせる平行面接触部23aと、この平行面接触部23の両端から連続して伸びてクリップ端子金具19に連結する2つのU字形状部23bとで構成されている。
クリップ端子金具19が装着された開閉器13の端子台3への取り付けは、クリップ端子金具19の開口部19aを差し込み端子金具1の平行面接触部1aにさし込んだ後、取り付け孔17から取り付けねじ18を挿入して端子台3に固定するようになされている。
なお、図示しているのは、いわゆる単相分であるが、3相の場合は同形状の差し込み端子金具1が図の紙面上、奥行方向に所定の極間寸法を保ち3組並置され、端子台3に固定されている。
続いて、クリップ端子金具19の詳細について説明する。クリップ端子金具19は略U字形状で、差し込み端子金具1の平行面接触部1aの挿入により開口部19aが変位し接触圧力を生じさせるものである。そして、補助ばね23が相対向するU字形状ばねとして、補助ばね23の平行面接触部23が開口部19aの変位に対し更に接触圧力を生じさせるものである。
ここで、クリップ端子金具19の形状の詳細について図4に基づいて説明する。クリップ端子金具19の互いに向かい合う2つの開口部19aが与える開口幅Aよりも、クリップ端子金具19の片側の開口部19aの曲げ部を含んだ厚み幅Fは大きくなっており、この厚み幅Fはクリップ端子金具19の互いに向かい合う2つの曲げ部19eが与える隙間幅Hより大きく、さらにクリップ端子金具19の曲げ部19eと上面部19fとの間の幅Bより大きくなっている。上記の寸法関係は次のようになっている。
F>A、F>H、F>B
さらに、クリップ端子金具19の両側面部19cの長さE、クリップ端子金具19の上面部19fの幅Dは、クリップ端子金具19の開口部19aの長さCよりも小さい。
C>E、C>D
また、クリップ端子金具19の開口部19aの外幅Gおよびクリップ端子金具19の開口部19aの長さCは、クリップ端子金具19の曲げ部19eと上面部19fとの間の幅Bより大きくなっている。
G>B、C>B
なお、クリップ端子金具19の曲げ部19eを形成時の曲げ時の膨らみを考慮して形成するスリット形状部19gの幅はクリップ端子金具19の材料板厚よりも小さくする。
次に、開閉器13の内部導体20にクリップ端子金具19が取付けされる過程を説明する。
装着ねじ21は内部導体20の取り付け孔20aを通り、クリップ端子金具19のバーリング加工のねじ孔部19bへねじ止めする。ここで、ねじ止め可能な条件として、クリップ端子金具19のバーリング部の孔位置が装着方向軸上の同軸位置にあることと、クリップ端子金具19の開口部19aがクリップ端子金具19に対して平行であることが挙げられ、クリップ端子金具19の回り止め19dと開閉器13の溝部13aが係合することで実現する。
この実施の形態1では、クリップ端子金具19にその内部空間19iを覆う曲げ部19eを設けることで、更にはクリップ端子金具19における各部寸法関係を規定することで、回転めっき時の端子金具の絡み抑制を実現し、かつ、クリップ端子金具19の両側面部19cに相対して配置した補助ばね23のU字形状部23bに連結した平行面接触部23aをクリップ端子金具19の開口部19aの位置に配置し、接触圧力を生じさせる。また、クリップ端子金具19の回り止め部19dにより、クリップ端子金具19が装着された開閉器13に対するクリップ端子金具19の開口部19aの向きを保ち、差し込み端子金具1への安定したクリップ端子金具19の挿入効果も有している。
以上のように、この実施の形態1によれば、クリップ端子金具19に装着された補助ばね23により、クリップ端子金具19と差し込み端子金具1との接触圧力を増大するとともに、クリップ端子金具19の曲げ部19eを用いて内部空間19iを覆い、さらにはクリップ端子金具19の各部寸法関係を規定することで、クリップ端子金具19のめっき時のクリップ端子金具19同士の絡みを抑制し、クリップ端子金具19の生産性向上を図ることができる開閉器の差し込み接続装置を得ることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る開閉器の差し込み接続装置を図6から図8に基づいて説明するが、実施の形態1と同一または相当部材、部位については同一符号を付して説明を省略する。
図6はこの発明の実施の形態2に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す平面図、図7はこの発明の実施の形態2に係わる開閉器の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す側面図、図8はこの発明の実施の形態2に係わる開閉器
の差し込み接続装置におけるクリップ端子金具を示す斜視図である。
上述した実施の形態1では、補助ばね23をU字形状とし、クリップ端子金具19に曲げ部19eを形成時の膨らみを考慮して曲げ部19eの上下にスリット形状部19gを設けた場合について述べたが、実施の形態2の発明は、補助ばね23の形状を変更すると共に、クリップ端子金具19の曲げ部19eをクリップ端子金具19の開口部19aの幅よりも外側に形成することでスリット形状部19gを無くしたものである。
図6から図8において、クリップ端子金具19の曲げ部19eは、クリップ端子金具19の開口部19aの幅Cよりも外側に側面部19cと一体的に形成されている。またクリップ端子金具19の側面部19は溝部19hにより分割されている。
一方、補助ばね24は変形したS字形状となっており、クリップ端子金具19の開口部19aの変位に対し接触圧力を生じさせる平行面接触部24aと、その一端に繋がるL字形状部24bと、両側の相対向するL字形状部24bをクリップ端子金具19の溝部19hを通じて連結する連結部24cで構成されている。

このようにクリップ端子金具19の曲げ部19eをクリップ端子金具19の開口部19aの幅Cよりも外側に形成すれば、クリップ端子金具19の曲げ部19eの曲げ時の膨らみを考慮したスリット形状部19gが不要となる。さらに、クリップ端子金具19の導体断面積を小さくすることもないので、開閉器13の通電時のクリップ端子金具19の温度上昇を抑制できる。
また補助ばね24は、その連結部24cをクリップ端子金具19の溝部19hに通して相対向するL字形状部24bに連結し平行面接触部24aを介してクリップ端子金具19の開口部19aの変位に対し接触圧力を生じさせることができ、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した実施の形態では、クリップ端子金具19を開閉器13に装着し、差し込み端子金具1を外部導体12に接続して構成した例を説明したが、差し込み端子金具1を開閉器13に装着し、クリップ端子金具19を外部導体12に接続して構成した開閉器の差し込み接続装置にしてもよい。
以上、この発明の実施の形態を記述したが、この発明は実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能であり、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、クリップ端子金具19の回転めっき時の絡みを抑制して生産性を向上し、接触圧力の増大を図ることができる開閉器の差し込み接続装置の実現に好適である。
1:差し込み端子金具、 3:端子台、 11:差し込み接続装置、
12:外部導体、 13:開閉器、 19:クリップ端子金具、 19a:開口部、
19b:ねじ孔部、 19c:側面部、 19d:回り止め部、 19e:曲げ部、
19f:上面部、 19g:スリット形状部、 19h:溝部、 19i:内部空間、
20:内部導体、 21:装着ねじ、 23:補助ばね、 23a:平行面接触部、
23b:U字形状部、 24:補助ばね、 24a:平行面接触部、
24b:L字形状部、 24c:連結部

Claims (3)

  1. 板状導電材により形成され、開口部および内部空間を有するクリップ端子金具と、導電材で形成され、前記クリップ端子金具の開口部に差し込んで電気的に接続される差し込み端子金具と、前記クリップ端子金具に装着され、前記クリップ端子金具と前記差し込み端子金具との接触圧力を増大する補助ばねとを備え、前記クリップ端子金具の両側面部に前記内部空間を覆う曲げ部を前記クリップ端子金具と一体的に設け、前記クリップ端子金具の曲げ部は、前記クリップ端子金具の両側面部から延びて前記内部空間を覆うよう、前記曲げ部の先端が互いに向かい合うように構成され、前記曲げ部の互いに向かい合う隙間幅Hは前記開口部の厚み幅Fより小さくして、前記クリップ端子金具と前記差し込み端子金具のいずれか一方の端子金具を開閉器に装着し、他方の端子金具を外部導体に接続し得るようにした開閉器の差し込み接続装置。
  2. 前記クリップ端子金具は、前記開口部が前記差し込み端子金具を挟むように互いに向き合う形状で、前記開口部から側面部に沿って上面部に至る部分に前記内部空間が形成されるU字形状となっており、前記開口部の厚み幅Fは前記開口部の互いに向き合う開口幅Aより大きく、前記開口部の厚み幅Fは前記クリップ端子金具の曲げ部と前記上面部との間の幅Bより大きくなっていることを特徴とする請求項に記載の開閉器の差し込み接続装置。
  3. 前記クリップ端子金具は、前記クリップ端子金具の側面部を分割する溝部を有し、前記補助ばねは、前記クリップ端子金具の開口部を付勢する平行面接触部が前記溝部を通した連結部により連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器の差し込み接続装置。
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