JP6654974B2 - 温度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動モータと、駆動モータに電力を供給するバッテリとを搭載した車両において、バッテリを冷却および昇温する温度制御装置に関する。
バッテリの充放電特性は、バッテリ自体の温度によって変化するため、バッテリの温度が低い時は十分な入出力特性を得ることができない場合がある。そこで、車両を駆動する駆動用高電圧バッテリでは、低温状態時にヒータ等を用いてバッテリを昇温するのが一般的である。しかし、ヒータのみによって単純に昇温すると、バッテリの各部位の温度が大きくバラついてしまい、バッテリの寿命に影響を及ぼすこととなる。
そこで、ヒータのみならず、空気等の伝熱媒体を介してバッテリを昇温することが考えられる。このように、温度のばらつきを抑制しつつバッテリを昇温する手法として、例えば、特許文献1〜3に示すような様々な技術が提案されている。
特開2008−041376号公報 特開2007−242316号公報 特開2012−009407号公報
上述したように、バッテリの充放電特性は、バッテリ自体の温度によって変化するため、バッテリの低温時の昇温に加え、バッテリの高温時の冷却も必要になる。このようなバッテリの冷却や昇温に空気等の伝熱媒体を用いる場合、冷却時には伝熱媒体がバッテリを通り抜けるように構成し、昇温時には伝熱媒体がバッテリ近傍を循環するように構成するのが望ましい。しかし、このような伝熱媒体の通り抜けと循環とを画一的に切り換える手法が存在しなかった。
本発明は、このような問題に鑑み、簡易な構成で、伝熱媒体の通り抜けと循環とを画一的に切り換えることが可能な温度制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の温度制御装置は、基本流路から分岐して基本流路に再び合流する、バッテリが配された主流路と、副流路と、主流路に設けられた第1ファンと、主流路と副流路との分岐点において、基本流路が閉状態となる位置に付勢された第1フラップと、主流路と副流路との合流点において、副流路が閉状態となる位置に付勢された第2フラップと、を備え、バッテリの冷却時には、第1ファンを正転させて第1フラップを副流路が閉状態となる位置に切り換え、バッテリの昇温時には、第1ファンを反転させて第2フラップを基本流路が閉状態となる位置に切り換える。
副流路は外部機器と熱交換可能な位置に配され、外部機器を冷却するための外部流路と、副流路に設けられた第2ファンと、副流路と外部流路との合流点において、副流路が閉状態となる位置に付勢された第3フラップと、副流路と外部流路との分岐点において、外部流路が閉状態となる位置に付勢された第4フラップと、をさらに備え、外部機器の冷却時には、第2ファンを反転させて第4フラップを副流路が閉状態となる位置に切り換え、バッテリの昇温時には、第2ファンを正転させて第3フラップを外部流路が閉状態となる位置に切り換えるとしてもよい。
本発明によれば、簡易な構成で、伝熱媒体の通り抜けと循環とを画一的に切り換えることが可能となる。
車両の構成を説明する機能ブロック図である。 温度制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 制御部での温度制御を説明するための説明図である。 制御部での温度制御を説明するための説明図である。 温度制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 制御部での温度制御を説明するための説明図である。 制御部での温度制御を説明するための説明図である。 制御部での温度制御を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車両1)
図1は、車両1の構成を説明する機能ブロック図である。車両1は、バッテリ10、駆動回路20、駆動モータ30、温度制御装置40を含んで構成される。ここでは、車両1として電気自動車(EV)を挙げて説明する。
バッテリ(駆動用高電圧バッテリ)10は、複数のセルからなるリチウムイオン電池等の二次電池で構成され、電圧が100V以上となるDC(直流)電力を蓄積する。駆動回路20は、インバータ等で構成され、バッテリ10から供給されたDC電力を三相交流電力に変換し、駆動モータ30に供給する。駆動モータ30は、例えば、同期電動機で構成され、駆動回路20から三相交流電力の供給を受け、車両1の駆動源として機能する。温度制御装置40は、バッテリ10を冷却および昇温することで、バッテリ10の温度を制御する。以下、温度制御装置40について詳述する。
(第1の実施形態:温度制御装置40)
図2は、温度制御装置40の構成を説明するためのブロック図である。温度制御装置40は、第1ファン50と、第1フラップ52と、第2フラップ54と、第1温度センサ56と、ヒータ58と、制御部60とを含んで構成される。
温度制御装置40では、空気等の伝熱媒体でもバッテリ10を冷却し、かかる伝熱媒体の流路として基本流路70と、基本流路70から分岐、再合流する主流路72および副流路74とが設けられている。そして、温度制御装置40の制御対象となるバッテリ10は、主流路72の一部である収納ケース72aに囲繞され、収納ケース72aは、流路方向前後に開口72bを有する。したがって、バッテリ10は、主流路72に配置されていることとなり、主流路72に伝熱媒体が流れると、バッテリ10を構成するセルと熱交換される。
第1ファン50は、主流路72のバッテリ10より図2中左側に設けられ、伝熱媒体(ここでは空気)の一方向の流れを生成する。ここでは、第1ファン50を正転させることで、主流路72における図2中左から右への流れを生成し、反転させることで、主流路72における図2中右から左への流れを生成する。
第1フラップ52は、第1係止部52aを軸として回転可能な平板(パネル)で構成され、基本流路70から主流路72と副流路74とに分岐する分岐点において、基本流路70の上流側が閉状態となる位置に付勢されている。したがって、第1フラップ52に何ら外力が及んでいないときには、基本流路70の上流側と、主流路72および副流路74とを閉扉し、主流路72と副流路74とを開扉する。
また、第1フラップ52と第1ファン50とは、第1ファン50が正転すると、第1フラップ52と第1ファン50との間の空間が負圧になり、第1フラップ52が、基本流路70の上流側が閉状態となる位置から副流路74が閉状態となる位置に切り換わる位置関係にある。
第2フラップ54は、第2係止部54aを軸として回転可能な平板(パネル)で構成され、主流路72と副流路74とが基本流路70に合流する合流点において、副流路74が閉状態となる位置に付勢されている。したがって、第2フラップ54に何ら外力が及んでいないときには、副流路74と、主流路72および基本流路70の下流側とを閉扉し、主流路72と基本流路70の下流側とを開扉する。
また、第2フラップ54と第1ファン50とは、第1ファン50が反転すると、副流路74が正圧となり、第2フラップ54が、副流路74が閉状態となる位置から基本流路70の下流側が閉状態となる位置に切り換わる位置関係にある。
第1温度センサ56は、バッテリ10の温度を検出する。ヒータ58は、例えば、電気エネルギーを熱エネルギーに変換し、バッテリ10を昇温(加熱)する。制御部60は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、主として、第1温度センサ56で検出された温度に応じて、第1ファン50およびヒータ58を動作させる。
図3、図4は、制御部60での温度制御を説明するための説明図である。制御部60は、第1温度センサ56で検出された温度と、第1閾値(例えば40℃)および第2閾値(例えば15℃)とを比較して、第1ファン50およびヒータ58を動作させるか否か決定する。
例えば、バッテリ10の温度が第1閾値未満であり、かつ、第2閾値以上であれば、制御部60は、第1ファン50およびヒータ58を動作させない。そうすると、図2に示したように、第1フラップ52が、基本流路70の上流側が閉状態となる位置に付勢され、第2フラップ54が、副流路74が閉状態となる位置に付勢されることとなる。したがって、主流路72や副流路74に対し、基本流路70からの伝熱媒体の流入もなく、第1ファン50も動作していないので、主流路72および副流路74での伝熱媒体の流動は生じない。
そして、バッテリ10の温度が上昇して第1閾値以上となると、図3に示すように、制御部60は、第1ファン50を正転させる。そうすると、図4(a)に示したように、第1フラップ52が、基本流路70の上流側が閉状態となる位置から副流路74が閉状態となる位置に切り換わり、第2フラップ54は、副流路74が閉状態となる位置を維持する。
したがって、図4(a)において白抜き矢印で示したように、基本流路70から流入した伝熱媒体が、バッテリ10が配置された主流路72のみを通過し、基本流路70から流出することになる。こうして、第1ファン50を正転させるだけの簡易な構成で、第1フラップ52の位置を自動的に切り換え、バッテリ10を伝熱媒体が通り抜ける冷却状態を実現することが可能となる。
また、車両1の始動時等、バッテリ10の温度が低く、第2閾値未満であれば、図3に示すように、制御部60は、第1ファン50を反転させるとともにヒータ58をONする。そうすると、図4(b)に示したように、第2フラップ54が、副流路74が閉状態となる位置から基本流路70の下流側が閉状態となる位置に切り換わり、第1フラップ52は、基本流路70の上流側が閉状態となる位置を維持する。
したがって、図4(b)において白抜き矢印で示したように、基本流路70からの伝熱媒体の流入も、基本流路70への伝熱媒体の流出もなく、伝熱媒体は、主流路72を図4(b)中、右から左へ流れ、副流路74を図4(b)中、左から右に流れ、主流路72および副流路74を循環することとなる。こうして、第1ファン50を反転させるだけの簡易な構成で、第2フラップ54の位置を自動的に切り換え、バッテリ10を伝熱媒体が循環する昇温状態を実現することが可能となる。
(第2の実施形態:温度制御装置80)
上述した第1の実施形態では、バッテリ10の温度が第2閾値未満であれば、ヒータ58をONし、伝熱媒体を、主流路72および副流路74内で循環させることでバッテリ10を昇温した。しかし、バッテリ10近傍には、バッテリ10に電力を蓄電するための充電器等、発熱を伴う外部機器が存在する。そこで、本実施形態では、さらに、発熱を伴う外部機器を副流路74に含め、その動作時の熱をバッテリ10の昇温に利用する。
図5は、温度制御装置80の構成を説明するためのブロック図である。温度制御装置80は、温度制御装置40として既に説明した、第1ファン50と、第1フラップ52と、第2フラップ54と、第1温度センサ56と、ヒータ58と、制御部60に加え、第2ファン90と、第3フラップ92と、第4フラップ94と、第2温度センサ96とを含んで構成される。第1の実施形態における構成要素として既に述べた第1ファン50と、第1フラップ52と、第2フラップ54と、第1温度センサ56と、ヒータ58と、制御部60とは、実質的に機能が同一なので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する第2ファン90と、第3フラップ92と、第4フラップ94と、第2温度センサ96を主に説明する。
温度制御装置80では、基本流路70、主流路72、副流路74に加え、基本流路70と独立し、副流路74と合流、再分岐する外部流路76が設けられている。そして、副流路74には、バッテリ10と異なる外部機器12が配置され、外部機器12は、副流路74の一部である収納ケース74aに囲繞され、収納ケース74aは、流路方向前後に開口74bを有する。かかる外部機器12としては、例えば、バッテリ10の充電器等を採用することができるが、バッテリ10より温度の上昇率が高い、または、温度が常に高く、冷却は要するが、バッテリ10と異なり昇温を必要としないものであれば、インバータ、昇圧回路、駆動モータ等、どのような機器でもよい。
第2ファン90は、副流路74の外部機器12より図5中左側に設けられ、伝熱媒体(ここでは空気)の一方向の流れを生成する。ここでは、第2ファン90を正転させることで、副流路74における図5中左から右への流れを生成し、反転させることで、副流路74における図5中右から左への流れを生成する。
第3フラップ92は、第3係止部92aを軸として回転可能な平板(パネル)で構成され、副流路74と外部流路76の下流側とが合流する合流点において、副流路74が閉状態となる位置に付勢されている。したがって、第3フラップ92に何ら外力が及んでいないときには、副流路74と外部流路76の下流側とを閉扉し、外部流路76の下流側と外部機器12との空間を繋げる。
また、第3フラップ92と第2ファン90とは、第2ファン90が正転すると、第3フラップ92と第2ファン90との間の空間が負圧になり、第3フラップ92が、副流路74が閉状態となる位置から外部流路76の下流側が閉状態となる位置に切り換わる位置関係にある。
第4フラップ94は、第4係止部94aを軸として回転可能な平板(パネル)で構成され、副流路74と外部流路76の上流側とに分岐する分岐点において、外部流路76の上流側が閉状態となる位置に付勢されている。したがって、第4フラップ94に何ら外力が及んでいないときには、外部流路76の上流側と副流路74とを閉扉し、外部機器12と副流路74との空間を繋げる。
また、第4フラップ94と第2ファン90とは、第2ファン90が反転すると、副流路74が負圧となり、第4フラップ94が、外部流路76の上流側が閉状態となる位置から副流路74が閉状態となる位置に切り換わる位置関係にある。
第2温度センサ96は、外部機器12の温度を検出する。制御部60は、第1温度センサ56および第2温度センサ96で検出された温度に応じて、第1ファン50、第2ファン90およびヒータ58を動作させる。
図6〜図8は、制御部60での温度制御を説明するための説明図である。制御部60は、第1温度センサ56および第2温度センサ96で検出された温度と、第1閾値(例えば40℃)、第2閾値(例えば15℃)、および、第3閾値(例えば60℃)とを比較して、第1ファン50、第2ファン90およびヒータ58を動作させるか否か決定する。
例えば、バッテリ10の温度が第1閾値未満であり、かつ、第2閾値以上であり、外部機器12の温度が第3閾値未満であれば、制御部60は、第1ファン50、第2ファン90およびヒータ58を動作させない。そうすると、図5に示したように、第1フラップ52が、基本流路70の上流側が閉状態となる位置に付勢され、第2フラップ54が、副流路74が閉状態となる位置に付勢され、第3フラップ92が、副流路74が閉状態となる位置に付勢され、第4フラップ94が、外部流路76の上流側が閉状態となる位置に付勢されることとなる。したがって、主流路72や副流路74に対し、基本流路70や外部流路76からの伝熱媒体の流入もなく、第1ファン50および第2ファン90も動作していないので、主流路72および副流路74での伝熱媒体の流動は生じない。
そして、バッテリ10の温度が上昇して第1閾値以上となると、外部機器12の温度に拘わらず、図6に示すように、制御部60は、第1ファン50を正転させる。そうすると、図7に示したように、第1フラップ52が、基本流路70の上流側が閉状態となる位置から副流路74が閉状態となる位置に切り換わり、第2フラップ54は、副流路74が閉状態となる位置を維持する。したがって、図7において白抜き矢印で示したように、基本流路70から流入した伝熱媒体が、バッテリ10が配置された主流路72のみを通過し、基本流路70から流出することになる。こうして、第1ファン50を正転させるだけの簡易な構成で、第1フラップ52の位置を自動的に切り換え、バッテリ10を伝熱媒体が通り抜ける冷却状態を実現することが可能となる。
また、外部機器12の温度が上昇して第3閾値以上となると、バッテリ10の温度が第2閾値以上である間、図6に示すように、制御部60は、第2ファン90を反転させる。そうすると、図7に示したように、第4フラップ94が、外部流路76の上流側が閉状態となる位置から副流路74が閉状態となる位置に切り換わり、第3フラップ92は、副流路74が閉状態となる位置を維持する。
したがって、図7において白抜き矢印で示したように、外部流路76から流入した伝熱媒体が、外部機器12が配置された副流路74のみを通過し、外部流路76から流出することになる。こうして、第2ファン90を反転させるだけの簡易な構成で、第4フラップ94の位置を自動的に切り換え、外部機器12を伝熱媒体が通り抜ける冷却状態を実現することが可能となる。
ここでは、図7を用いて、バッテリ10の冷却状態と、外部機器12の冷却状態とを説明したが、冷却に関して、制御部60は、両者を独立して制御できる。したがって、バッテリ10の冷却と、外部機器12の冷却とをいずれか一方のみ実行することも、両者を一度に実行することも可能である。
また、車両1の始動時等、バッテリ10の温度が低く、第2閾値未満であれば、外部機器12の温度に拘わらず、図6に示すように、制御部60は、第1ファン50を反転させ、第2ファン90を正転させるとともに、ヒータ58をONする。そうすると、図8に示したように、第2フラップ54が、副流路74が閉状態となる位置から基本流路70の下流側が閉状態となる位置に切り換わり、第3フラップ92が、副流路74が閉状態となる位置から外部流路76の下流側が閉状態となる位置に切り換わり、第1フラップ52は、基本流路70の上流側が閉状態となる位置を維持し、第4フラップ94は、外部流路76の上流側が閉状態となる位置を維持する。
したがって、図8において白抜き矢印で示したように、基本流路70や外部流路76からの伝熱媒体の流入も、基本流路70や外部流路76への伝熱媒体の流出もなく、伝熱媒体は、主流路72を図8中、右から左へ流れ、副流路74を図8中、左から右に流れ、主流路72および副流路74を循環することとなる。こうして、第1ファン50を反転させ、第2ファン90を正転させるだけの簡易な構成で、第2フラップ54および第3フラップ92の位置を自動的に切り換え、バッテリ10を伝熱媒体が循環する昇温状態を実現することが可能となる。
また、ここでは、発熱を伴う外部機器12が副流路74に含まれているので、伝熱媒体と外部機器12とが接触して熱交換を行う。そうすると、伝熱媒体が昇温し、バッテリ10をより早期に昇温することが可能となる。また、結果的に外部機器12が冷却されることになり、熱エネルギーを有効利用することができる。
なお、ここでは、副流路74において外部機器12に直接伝熱媒体を接触させることで熱交換する例を挙げて説明しているが、かかる場合に限らず、何らかの媒体を介して間接的に熱交換してもよい。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変形例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては説明の便宜上、電気自動車(EV)を挙げて説明したが、バッテリ10を利用していれば、ハイブリッド車(HV)等、様々な種類の自動車に適用することができる。
また、上述した実施形態においては、伝熱媒体として空気を挙げて説明したが、液体等、様々な媒体を適用することができる。
本発明は、駆動モータと、駆動モータに電力を供給するバッテリとを搭載した車両において、バッテリを冷却および昇温する温度制御装置に利用できる。
10 バッテリ
12 外部機器
40、80 温度制御装置
50 第1ファン
52 第1フラップ
54 第2フラップ
70 基本流路
72 主流路
74 副流路
76 外部流路
90 第2ファン
92 第3フラップ
94 第4フラップ

Claims (2)

  1. 基本流路から分岐して該基本流路に再び合流する、バッテリが配された主流路と、副流路と、
    前記主流路に設けられた第1ファンと、
    前記主流路と前記副流路との分岐点において、前記基本流路が閉状態となる位置に付勢された第1フラップと、
    前記主流路と前記副流路との合流点において、前記副流路が閉状態となる位置に付勢された第2フラップと、
    を備え、
    前記バッテリの冷却時には、前記第1ファンを正転させて前記第1フラップを前記副流路が閉状態となる位置に切り換え、
    前記バッテリの昇温時には、前記第1ファンを反転させて前記第2フラップを前記基本流路が閉状態となる位置に切り換える温度制御装置。
  2. 前記副流路は外部機器と熱交換可能な位置に配され、
    前記外部機器を冷却するための外部流路と、
    前記副流路に設けられた第2ファンと、
    前記副流路と前記外部流路との合流点において、前記副流路が閉状態となる位置に付勢された第3フラップと、
    前記副流路と前記外部流路との分岐点において、前記外部流路が閉状態となる位置に付勢された第4フラップと、
    をさらに備え、
    前記外部機器の冷却時には、前記第2ファンを反転させて前記第4フラップを前記副流路が閉状態となる位置に切り換え、
    前記バッテリの昇温時には、前記第2ファンを正転させて前記第3フラップを前記外部流路が閉状態となる位置に切り換える請求項1に記載の温度制御装置。
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