JP6654532B2 - 設計支援装置および設計支援方法 - Google Patents

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本発明は、自動機にて組立可能な製品設計を実現する設計支援装置および設計支援方法に関する。
ロボットを用いた自動機で組み立てて製造する製品の設計において、製品設計者は設備設計者との協議にて設備上の制約を把握し、自動機での組立性を考慮して製品を設計する。また、設備設計者は製品設計者から提示された製品図面を見て、製品内の各部品を把持できるようロボットハンドを設計する。この2つの設計は、それぞれの設計の変更に応じて再設計する必要があり、製品設計の完了までに両設計者は協議と再設計に多くの時間を費やす。
製品設計を支援する手法として、製品の3次元設計情報から組立性を自動的に評価する手法が特許文献1により開示されている。また、ロボットハンドの設計を支援する手法として、製品とロボットハンドの3次元設計情報から任意の部品を把持する際の製品とロボットハンドの干渉をチェックし、干渉しないようにロボットハンドの形状モデルを自動的に変更する手法が特許文献2により開示されている。
特開2007−200082号公報 特開2007−334678号公報
上記特許文献2の手法は、ロボットハンドの設計を自動的に改良するため、設備設計者の協議時間と設計時間の両方の短縮に寄与する。しかしながら、上記特許文献1の手法は、製品内の各部品が組み立てやすいか否かを製品設計者が判断した後、製品設計者自身が改良案を考えて再度製品設計する必要があるため、製品設計者の協議時間の短縮には寄与するものの、設計時間の短縮の効果は得られない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、製品の3次元設計情報と自動機の設備仕様の情報を用いた組立動作のシミュレーションによる干渉判定を行い、干渉する場合には製品設計の部品モデルを自動的に変更する製品の設計支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の自動機による組立を想定した製品の設計支援装置を、製品・部品の3次元設計情報と、組立順序情報と、製品を組み立てる自動機およびツールの性能情報を記憶する記憶部と、前記ツールにより組立対象部品を把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の前記組立対象部品、ツール、および自動機稼動部と、製品との間の干渉を判定し、干渉が生じた場合には前記組立対象部品のツールによる把持面を拡張する設計改良案を作成し、部品把持面設計改良に従って前記ツールによる把持位置を変えて、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより再度製品との間の干渉を判定して、干渉の回避を確認した前記組立対象部品の設計改良案を算出する演算部と、前記演算部で算出した設計改良案を3次元の形状情報として出力する出力部とを備えて構成する。
また、本発明の他の特徴として、前記設計支援装置において、前記演算部は、前記組立対象部品の組立動作中に製品との間の干渉を起こす場合に、前記組立対象部品より後の組立順序であり、かつ前記組立対象部品と接触する部品を抽出し、前記組立対象部品と前記接触する部品とを組み立てた状態の一体化部品を想定して、前記一体化部品を自動機のツールにより把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の干渉を判定し、干渉が無くなった場合の前記一体化部品を設計改良案として算出するように構成する。
また、本発明のその他の特徴として、前記設計支援装置において、前記演算部は、前記組立対象部品の組立動作中に製品との間の干渉を起こす場合に、干渉する周辺部品および干渉領域を抽出し、前記干渉領域の周囲に裕度αを加えた切除領域を生成して、前記周辺部品から前記切除領域を切除した3次元形状情報を前記周辺部品の設計改良案として算出し、前記設計改良案を用いて前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の干渉を判定し、干渉が生じない前記周辺部品の設計改良案を算出するように構成する。
また、上記課題を解決するために本発明の自動機による組立を想定した製品の設計支援方法を、設計支援装置のユーザが設計した製品・部品の3次元設計情報と、前記製品を構成する各部品の組立順序情報と、ユーザが使用を指定した自動機およびツールの性能情報との入力を受付けて、記憶部に記憶する工程と、前記ツールにより組立対象部品を把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の前記組立対象部品、ツール、および自動機稼動部と、製品との間の干渉を判定する工程と、干渉が生じた場合には前記組立対象部品のツールによる把持面を拡張する設計改良案を作成する工程と、部品把持面設計改良に従って前記ツールによる把持位置を変えて、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより再度製品との間の干渉を判定して、干渉の回避を確認した前記組立対象部品の設計改良案を算出する工程と、前記算出した設計改良案を3次元の形状情報として出力する工程とを有するように構成する。
本発明によれば、自動機で組み立てる製品の設計において、自動機が製品に干渉せずに組立可能な製品の部品モデルの設計改良案を自動設計することができ、製品設計者の設計時間短縮に貢献する設計支援装置および設計支援方法を得ることができる。
本発明の実施例1,2,3に関わる設計支援装置の構成を示した図である。 製品と製品を構成する部品の情報を記憶する製品・部品情報テーブルを示した図である。 本発明の実施例に関わる工程割付情報を示した図である。 本発明の実施例に関わるツール性能情報を示した図である。 実施例1に関わる設計支援装置の設計支援処理フローを示した図である。 実施例1に関わる設計支援装置の部品把持面設計改良案算出処理フローを示した図である。 図7(A)は組立位置の組立対象部品、図7(B)はツールの把持部と構成面、図7(C)は組立対象部品より抽出した把持候補面を示した図である。 図8(A)は部品の最外周の寸法Bまで伸ばした把持候補面、図8(B)は必ずしも部品の最外周の寸法まで伸ばさない把持候補面を示した図である。 図9(A)は拡張寸法を製品の最外周の寸法に広げた把持候補面、図9(B)は他の周辺部品と干渉しない範囲を最大として伸ばした把持候補面を示した図である。 図10(A)は+X方向へアプローチするロボットハンド、図10(B)は組立対象部品上に抽出した把持候補面を示した図である。 図11(A)は−Y方向へアプローチするロボットハンド、図11(B)は組立対象部品上に抽出した把持候補面を示した図である。 実施例1に関わる設計支援装置の部品一体化案算出処理フローを示した図である。 図13(A)は組立対象部品の周囲が覆われている場合は部品把持面設計改良案を算出できない例、図13(B)は周辺に配置されている部品と一体化した部品の例を示した図である。 設計支援装置の設計改良案の算出結果の一覧表示例を示した図である。 設計支援装置の部品把持面設計改良案が算出された部品の算出結果の表示例を示した図である。 図16(A)は組立対象部品に対して部品把持面設計改良案算出により算出された改良把持面、図16(B)は対向する改良把持面を2つの面とした直方体を構成する残りの4つの面を定義した例、図16(C)は元の組立対象部品の構成面、改良把持面および直方体構成面の全てを重ね合わせて得られる部品モデル案を示した図である。 図17(A)は組立対象部品に対して算出された改良把持面、図17(B)は拡張改良把持面、図17(C)は対向する拡張改良把持面をその2つの面とする直方体、図17(D)は元の組立対象部品の構成面、拡張改良把持面および直方体構成面の全てを重ね合わせて得られる部品モデル案を示した図である。 設計支援装置の部品一体化案が算出された部品の算出結果の表示例を示した図である。 実施例2に関わる設計支援装置の部品把持面設計改良案算出処理フローを示した図である。 図20(A)は2つの吸着パッドを有するロボットハンド、図20(B)は組立対象部品上に抽出された把持候補面を示した図である。 最外周の寸法まで伸ばした把持面を設計改良案とした例を示した図である。 実施例3に関わる設計支援装置の設計支援処理フローを示した図である。 実施例3に関わる設計支援装置の周辺部品設計改良案算出処理フローを示した図である。 図24(A)はロボットハンドと周辺部品が干渉する場合を示す図であり、図24(B)は干渉領域に裕度αを加えた切除領域を定義する例を示す図であり、図24(C)は周辺部品のモデルから切除領域を切除した設計改良案を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜18を用いて、本発明の第一の実施例を説明する。
《設計支援装置の構成》
図1は、本発明による設計支援装置100の構成について説明した図である。
設計支援装置100は、汎用の計算機上に構成することができて、そのハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される演算部300、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどを用いたSSD(Solid State Drive)などにより構成される記憶部200、キーボードやマウス等の入力デバイスより構成される入力部410、CRTディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイなどの表示装置、各種出力装置などにより構成される出力部420、CD−ROM、USBメモリなどの可搬性を有する可搬型記憶媒体の情報を読み出し・書き込みをするメディア入出力部440、NIC(Network Interface Card)などにより構成される通信部430、などを備える。
通信部430は、ネットワーク500を介して外部に接続する3次元CAD装置510などと接続されている。または、3次元CAD装置が、設計支援装置100が実装されている同じ計算機上に実装されている構成でもよい。
記憶部200は、3次元CAD装置510などで設計された製品と製品を構成する部品の情報を図2に示す形式に変換して記憶する製品・部品情報記憶領域210と、製品を構成する各部品の組み立てられる順序を記憶する工程割付記憶領域220と、ロボットハンドの種類や寸法といった自動機に取り付けられるツールの性能を記憶するツール性能記憶領域230と、自動機の寸法、可動範囲および速度といった自動機の性能を記憶する自動機性能記憶領域240と、演算部300にて算出された部品の把持位置を記憶する部品把持位置記憶領域250と、製品を組み立てる際に自動機が動作する経路の情報を記憶する自動機動作経路記憶領域260と、演算部300にて算出された部品の把持面の設計改良案を記憶する部品把持面設計改良案記憶領域270と、演算部300にて算出された部品一体化案を記憶する部品一体化案記憶領域280とを備えている。
演算部300は、記憶部200に記憶されている設計支援プログラム(図示せず)をRAMへロードしてCPUで実行することにより以下の各機能部を実現する。演算部300は、記憶した製品・部品情報600と工程割付情報700から自動機で組立対象となる部品を抽出する組立対象部品抽出部310と、記憶した製品・部品情報とツール性能情報から各部品の把持位置を算出する部品把持位置算出部320と、製品を組み立てる際の自動機の動作経路を算出する自動機動作経路算出部330と、記憶した製品・部品、工程割付、ツール性能、自動機性能および自動機動作経路の各情報から組立動作中の干渉の有無を算出する干渉判定部340と、干渉判定部340にて干渉有りと判定された部品に対して部品の把持面を設計改良した案を算出する部品把持面設計改良案算出部350と、干渉判定部340にて干渉有りと判定された部品に対して他の部品と一体化する案を算出する部品一体化案算出部360と、干渉判定部340にて干渉有りと判定された部品の周辺に配置されている部品に対して部品形状を設計改良した案を算出する周辺部品設計改良案算出部370とを備えている。
設計支援装置100で記憶する製品・部品情報600は図2に示す要素が含まれる。各要素は製品を構成する各部品の情報であり、部品が複数個存在する場合にはIDにより識別する。それぞれの部品の情報として6項目が格納されており、部品の種別600b、最外周の寸法600c、構成面600d、構成面の寸法600e、製品内での位置座標600f、組付方向600g、および材質600hとが格納されている。これらの情報は、3次元CADモデルから抽出する方法やXML形式などのテキスト情報として定義する方法などにより3次元CAD装置510から入力される。
設計支援装置100で記憶する工程割付情報700は図3に示す要素が含まれる。要素は部品ID700aごとに3項目が格納されており、組立順序700b、親部品ID700c、および自動機組立フラグ700eとが格納されている。部品IDは前述の製品・部品情報600のIDと紐づいており、自動機の組立対象となる部品、および非自動機の組立対象となる部品に、連続した組立順序が記述されている。部分的に組み立てた後に自動機で組み立てる部品(部組品)に関しては、部品間の親子関係を親部品IDで紐づけ、子部品となる部品には組立順序は記述されない。自動機組立対象となる部品には、自動機組立欄700eに組立対象部品抽出部310がフラグ○印を付与する。
設計支援装置100で記憶するツール性能情報800は図4に示す要素が含まれる。要素は自動機に装着されるツール(ハンド、トルクドライバ等)の情報であり、使用可能なツールを全て記述しておき、各ツールはID800aにより識別する。それぞれのツールの情報として6項目が格納されており、ツールの種別800b、把持部数800c、構成面800d、構成面の寸法800e、把持部面ID800fおよび自動機装着面ID800gとが格納されている。これらの情報は、ツールの3次元CADモデルから抽出する方法や、XML形式などのテキスト情報として定義する方法などにより入力される。
《設計支援装置の動作》
図5は、本実施例の設計支援装置100の動作フローについて説明した図である。ここでは、ロボットが把持・組立を行う部品に対して設計改良案を算出する場合を例にとって説明する。
ステップS101において、製品設計者は自ら設計した製品の3次元CADデータを、3次元CAD装置510からネットワーク500、通信部430を介して、または、入力部410、メディア入出力部440を介して入力して、図2に示す形式の製品・部品情報に変換して、製品・部品情報記憶領域210に記憶する。また、製品設計者は工程割付情報700を作成して、工程割付記憶領域220に記憶する。また、製品製造部門で現状使用可能なツール性能情報、および自動機性能情報をそれぞれツール性能記憶領域230、および自動機性能記憶領域240に記憶する。本設計支援処理でシミュレーションに使用する自動機、ツールは、設計支援装置のユーザ(製品設計者など)が指定入力する。
ステップS102において、組立対象部品抽出部310は、工程割付情報700に組立順序が付与された全ての部品に対して、例えば製品・部品情報600の種別600bの項目の値より自動機の組立対象となる部品であるか否かを判定して、自動機の組立対象となる部品であるなら、工程割付情報700の自動機組立欄700eに○印を付与する。
ステップS103において、工程割付情報700の自動機組立欄700eに○印が付いた自動機の各組立対象部品に対して、組立順に、以降の処理をS116まで繰り返し実行する。なお、S101で設計支援装置のユーザが本設計支援処理でシミュレーションに使用するツールを複数指定したとすると、組立対象部品によっては複数種のツールを使用可能となる(S104で選択)。その場合には、当該組立対象部品に対して使用可能なツールごとに、S103〜S116までの処理を繰り返し実行する。
ステップS104において、部品把持位置算出部320は、製品・部品情報、およびユーザが指定したツール性能情報800を参照して、該当組立対象部品を把持し得るツールをツール性能情報から選択して(複数のツールが選択可能であれば、先ず1つのツールを選択して)、例えば把持ハンドであれば、最初にハンドを選択して把持位置を算出する場合は、部品の製品内での位置座標、組付方向、ツールの構成面の寸法情報などにより、該当組立対象部品の組み付けに最適な位置をハンドの爪で把持した場合の爪が接触する部品側の面積を部品把持位置として算出する。
なお、組立対象部品に対して複数種のツールを使用可能な場合は、最初はS104で選択したツールで部品把持位置を算出して、続いてS103で次のツールを選択した場合にはそのツールで部品把持位置を算出する。
また、部品把持面設計改良案を算出して、再び部品把持位置を算出する場合には、改良案を算出する前に最初に選択したハンドをそのまま選択して、最初の把持位置とは変えて、例えば改良した把持面の中央部、または改良した把持面の延長方向へずらせた把持位置を算出するようにする。
また、部品一体化案を算出して、再び部品把持位置を算出する場合には、一体化した新たな部品を把持することができるツールを選択して、その中の1つ(複数のツールが選択された場合)のツールを選択して、そのツールによる部品把持位置を算出する。
また、例えば吸着ハンドの場合には、把持位置とは、吸着パッドが吸着する部品上の面積のことを言い、その位置を算出する。
ステップS105において、自動機動作経路算出部330は、ユーザが指定した自動機の標準の部品供給装置に該当組立対象部品がS104で算出したハンドの把持位置に把持できるように供給されると仮定して、供給された組立対象部品を把持して、所定の組立位置(予め製品を組立てる自動機上の位置をユーザが設定しておく。)に組立てられていると仮定する製造途中の製品へ、所定の搬送動作(ユーザが予め標準の搬送動作を定義しておく。)により搬送して、製品・部品情報600の組付方向600gに従う組付け方向に、前記組立対象部品を組み立てる際の自動機の動作経路を算出する。算出した動作経路データを自動機動作経路記憶領域260に記憶する。
ステップS106において、干渉判定部340は、S105で算出した自動機の動作経路データに従って、自動機がハンドによって前記組立対象部品を把持して搬送して、製品へ前記組立対象部品を組付ける動作をシミュレーションにより行い、その動作の過程で、前記組立対象部品、自動機のアーム部(自動機稼動部)、またはハンドのいずれかが製品(該当組立対象部品より組立順序が前となる部品を全て組立てた後の製造過程の製品モデル)と干渉しないかを判定する。
ステップS107において、S106の干渉判定の結果、干渉があると判定された場合はS108へ移行し、干渉が無いと判定された場合はS113へ移行する。
ステップS108において、部品把持面設計改良案算出部350は、前記組立対象部品を把持するために必要な部品の把持面の設計改良案を算出する。算出の処理内容の詳細については後述する。
ステップS109において、S108の部品把持面設計改良案の算出処理の結果、改良案が算出された場合は把持面が改良された部品の改良案を前記組立対象部品と置き換えて、S104へ移行し、改良案が算出されなかった場合は入力された組立対象部品に対してS110へ移行する。
ステップS110において、部品一体化案算出部360は、組立対象部品と他の部品を一体化する設計改良案を算出する。算出の処理内容の詳細については後述する。
ステップS111において、S110の部品一体化案の算出処理の結果、部品一体化案が算出された場合は一体化された部品改良案を前記組立対象部品と置き換えて、S104へ移行し、部品一体化案が算出されなかった場合は入力された組立対象部品に対してS112へ移行する。
ステップS112において、出力部420より入力された組立対象部品が干渉のために自動機による選択されたハンドを使った組立動作が不可であり、設計改良案の算出も不可である状況を出力(表示)する。
ステップS113において、S106の干渉判定処理の結果干渉が無いと判定された場合に実行され、該当組立対象部品の設計改良案(部品一体化案も含む)が算出された場合であればS114へ移行し、該当組立対象部品が入力された組立対象部品の場合であればS115へ移行する。
ステップS114において、部品把持面設計改良案、または部品一体化案を出力部420より出力(表示)する。また、部品一体化案の場合は、工程割付情報700の該当組立対象部品以降の部品の情報を修正する。
ステップS115において、S106の干渉判定処理で該当組立対象部品の組み付けに干渉が発生しなかった(自動機組立が可能である)旨の報告を出力部420より出力(表示)する。
ステップS116において、S104で該当組立対象部品を把持し得るツールが複数あると判定されて、その中の1つのツールが選択されてS105〜S115までの処理がなされ、未だ複数のツールの中に未選択のツールが残されている場合には、その中の1つのツールをS103で選択して、再びS103から該当組立対象部品に対する処理を繰り返す。
未選択のツールが残されていないならば、該当組立対象部品に対する処理は終了して、次の組立順序の組立対象部品が存在すればS103から処理を繰り返す。
《部品把持面設計改良案算出処理》
S108で実行する部品把持面設計改良案算出処理について、図6乃至図9を用いて説明する。
図6は、本実施例の設計支援装置100における部品把持面設計改良案算出部350の処理フローについて説明した図である。ここでは、2つの爪を有するロボットハンドで組立対象部品を挟んで把持する場合を例にとって説明する。
ステップS201において、記憶部に記憶したツール性能のうちのS104で選定したツールの把持部面の情報を取得する。
ステップS202において、記憶部に記憶した製品・部品情報600のうちの組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報を取得する。
ただし、組立対象部品が既に把持面が改良された設計改良案である場合は、組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報は設計改良案の構成面および構成面の寸法の情報とする。
ステップS203において、組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報から、把持可能な面を把持候補面として抽出する。
把持候補面の抽出方法について、図7(B)に示すロボットハンド10を用いて−Z方向へアプローチして図7(A)に示す組立位置に組み付けられるべき組立対象部品20を把持し、組み付ける場合を例にとって説明する。まず、ツール性能として記憶されているツールの把持部と構成面の情報から、図7(B)の斜線部で示したツールの把持部30の高さhを抽出する。次に、組立対象部品20を把持する際のアプローチ方向(−Z方向)と逆方向(+Z方向)に一致する法線ベクトルを持つ面を抽出し、該当面に隣接したアプローチ方向と直角方向の法線ベクトルを持つ面を抽出する。そして、抽出した該当面に隣接した直角方向の面のうち、図7(C)の斜線部で示したツールの把持部30の高さh分の面40および41を抽出し、これを把持候補面とする。
ステップS204,S205,S206,S208,S210,S211,S213において、S203で抽出した把持候補面において設計改良候補を選定する。
設計改良候補の選定方法について、図7(C)に示した組立対象部品20を例にとって説明する。まず、把持候補面が複数存在した場合について考える。把持候補面41を設計改良候補として選定する場合、把持候補面41のX方向の寸法と部品の最外周におけるX方向の寸法がともにLで一致し、把持候補面41のY方向の寸法と部品の最外周におけるY方向の寸法がともにBで一致している。すなわち、把持候補面41を設計改良して面を拡張しようとすると、部品の最外周の寸法を超えることになり、部品全体の寸法も変更になる。一方で、把持候補面40を設計改良候補として選定する場合、部品の最外周におけるX方向の寸法Lと把持候補面40のX方向の寸法Lhとの差L−Lh、および部品の最外周におけるY方向の寸法Bと把持候補面40のY方向の寸法Bhとの差B−Bhがともに0より大きくなるため、把持候補面40を設計改良して面を拡張しようとしたときに、部品全体の寸法を変更しなくて良い可能性がある。よって、把持候補面40を設計改良候補として優先的に選定する。さらに、把持候補面40においては、部品の最外周におけるX方向の寸法Lと把持候補面40のX方向の寸法Lhとの差L−Lhに対し、部品の最外周におけるY方向の寸法Bと把持候補面40のY方向の寸法Bhとの差B−Bhのほうが大きいとしたとき、把持候補面40を設計改良する際にはY方向のほうが改良の余地が大きい。よって、図7(C)に示した例においては、幅Bh、高さhで表される把持候補面42を設計改良候補として優先的に選定する。
ステップS205において、式:L−Lh≦B−BhがYes ならばS206へ移行し、No ならばS208へ移行する。
ステップS206において、BhがBと改良済ならばS208へ移行し、改良済でなければS207へ移行する。
ステップS207において、S204〜S206で設計改良候補として選定された図7(C)の例の把持候補面42を図8(A)に示すように部品の最外周の寸法Bまで、Bh=Bと伸ばした把持面50を入力された組立対象部品の設計改良案として算出する。
なお、把持面を伸ばす範囲は、使用するロボットハンドの把持部の幅方向の寸法bより大きければよいため、図8(B)に示すように必ずしも部品の最外周の寸法まで伸ばす必要はない。把持面の設計改良案の算出後、前述の図5のフローチャートで説明したとおり、設計改良案にて把持位置算出(S104)から再度処理を実施し、干渉が無くなるまで処理を繰り返す。
ステップS208において、LhがLと改良済ならばS210へ移行し、改良済でなければS209へ移行する。
設計改良候補の選定の際に、優先される設計改良候補が既に改良済であった場合は、優先でない設計改良候補についても設計改良案を算出する。
ステップS209において、Lh=Lとした把持面を入力された組立対象部品の設計改良案として算出する。
どちらの設計改良候補を部品の最外周の寸法まで拡張しても干渉が回避できなかった場合には、把持候補面の拡張寸法を製品の最外周の寸法に広げて探索する。例えば、図9(A)に示すように、部品のY方向の把持候補面の寸法Bhを製品の最外周のY方向の寸法Bpまで伸ばした把持面51を設計改良案として算出し、部品把持面設計改良案算出の処理が完了する。ただし、製品の最外周の寸法まで拡張する場合は図9(B)に示すように他の周辺部品61と干渉する場合があるため、伸ばした把持面と他の周辺部品との干渉を判定し、干渉しない範囲を最大として把持候補面を伸ばす。ここで、図8および図9ではY方向を優先とした場合の部品把持面設計改良案の算出方法を説明したが、Y方向に限定されるものではなく、X方向およびZ方向に把持候補面を伸ばした設計改良案を算出してもよい。
ステップS210において、式:Lp−Lh≦Bp−Bh がYes ならばS211へ移行し、No ならばS213へ移行する。
ステップS211において、BhがBpと改良済ならばS213へ移行し、改良済でなければS212へ移行する。
ステップS212において、Bh=Bpとした把持面を入力された組立対象部品の設計改良案として算出する。
ステップS213において、LhがLpと改良済ならば部品把持面設計改良案算出処理を終了し、改良済でなければS214へ移行する。
ステップS214において、Lh=Lpとした把持面を入力された組立対象部品の設計改良案として算出する。
ステップS215において、伸ばした把持面が他の周辺部品と干渉する場合はS216へ移行し、干渉しなければ部品把持面設計改良案算出処理を終了する。
ステップS216において、該当把持面を干渉しない範囲に縮小する。
なお、部品把持面設計改良案の算出方法は、組立対象部品を把持する際のアプローチ方向によって変化する。図10(A)に示すロボットハンド10を用いて+X方向へアプローチして図10(B)に示す組立対象部品20を把持する場合は、組立対象部品20を把持する際のアプローチ方向(+X方向)と逆方向(−X方向)の法線ベクトルを有する面を抽出し、該当面に隣接した直角方向の面を抽出する。そして、該当面に隣接した直角方向の面のうち、図10(B)の斜線部で示したツールの把持部30のX方向奥行き分hの幅の面40および41を抽出し、これを把持候補面とする。抽出した把持候補面のうち、設計改良候補を選定する際には、部品のY方向の寸法BとBh、およびZ方向の寸法HとHhのそれぞれの差分から優先順位を決定する。
一方、図11(A)に示すロボットハンド10を用いて−Y方向へアプローチして図11(B)に示す組立対象部品20を把持する場合は、組立対象部品20を把持する際のアプローチ方向(−Y方向)と逆方向(+Y方向)の法線ベクトルを有する面を抽出し、該当面に隣接した直角方向の面を抽出する。そして、該当面に隣接した直角方向の面のうち、図11(B)の斜線部で示したツールの把持部30のY方向奥行き分の幅hの面40および41を抽出し、これを把持候補面とする。抽出した把持候補面のうち、設計改良候補を選定する際には、部品のX方向の寸法LとLh、およびZ方向の寸法HとHhのそれぞれの差分から優先順位を決定する。
《部品一体化案算出処理》
S110の部品一体化案算出処理について、図12、図13を用いて説明する。ここでいう一体化とは、2つ以上の部品を1つの部品に置き換えること、または2つ以上の部品を事前に組み立てておいたものを1つの部品とみなすことである。
図12に示す本実施例による設計支援装置100の部品一体化案算出部360の処理フローを、図13に示す例を用いて説明する。
図13(A)に示すように組立対象部品22の周囲が覆われている場合は、前述の部品把持面設計改良案算出において組立対象部品22に対する設計改良案が算出できず、その部品単体で設計変更を行っても自動機で組み立てることができない。そのため、図13(B)に示すように周辺に配置されている部品72と一体化した部品29とした場合に自動機で把持して組み立てることが可能か否か判定し、可能と判定した場合は一体化した部品を設計改良案として算出する。
ステップS301において、記憶部に記憶した製品・部品情報600、工程割付情報の組立順序700bの情報を取得する。
ステップS303において、組立対象部品の組立順序を判定し、組立対象部品が組立順序の最後の部品でない場合はS304へ移行し、組立順序の最後の部品であれば部品一体化案算出処理を終了する。これは、組立対象部品よりも後に組み立てる部品に対して一体化案算出を行うためである。
ステップS304において、組立順序がN部品後の部品の種別情報を取得する。
ステップS305において、部品種別情報が締結部品ならばS308へ移行し、締結部品でなければS306へ移行する。これは、締結部品を一体化しても把持面の拡張の効果が期待できないためである。
ステップS306において、組立順序がN部品後の部品の製品内での位置情報を取得する。
ステップS307において、組立対象部品と組立順序がN部品後の部品が接触している場合はS309へ移行し、接触していない場合はS308へ移行する。
ステップS309において、組立対象部品と組立順序がN部品後の部品とを一体化した部品の設計改良案を算出する。
ステップS310において、組立対象部品と一体化の対象となった部品が締結部品で締結されている場合は、その締結部品も一体化して部品一体化案算出処理を完了する。
《部品モデルの出力》
本実施例による設計支援装置100で算出した設計改良案の出力について、図14〜16を用いて説明する。
図14は、設計改良案の算出結果の一覧表示例について説明した図である。表示画面1は、設計改良とした製品を構成する各部品の組立順序1a、部品ID1b、部品種別1c、設計改良案の有無1d、一体化案の有無1eおよび組立順序の変更1fについて表示されている。組立順序、および部品IDは、記憶部に記憶した製品・部品情報600および工程割付情報700から得られる。S108の部品把持面設計改良案算出により設計改良案が得られた場合、設計改良の欄に「有」のボタンが表示され、該ボタンのクリックによって別画面にて設計改良案の詳細を表示する。S110の部品一体化案算出により設計改良案が得られた場合、一体化のベースとなる部品の欄に「有」のボタンが表示され、該ボタンのクリックによって別画面にて設計改良案の詳細を表示する。また、一体化のベースとなる部品に一体化される部品の欄には、一体化のベースとなる部品の部品IDが表示される。
図15は、部品把持面設計改良案が算出された部品の算出結果の表示例2について説明した図である。この画面2は、前述の設計改良案の算出結果の一覧表示画面における設計改良の欄に表示された「有」ボタン押下から遷移して表示される。画面は、複数のタブにより使用するツールが切り替えられ、複数のツールに対する設計改良案が表示される。各ツールのタブ2a内には、算出前における使用するツールの形状情報2bおよび使用するツールで組立対象部品を把持する際の位置関係情報2cが示されている。部品把持情報欄2cには、設計改良前の部品2fをツールで把持して、組立途中の製品2gに組み付け動作をすると、周辺部品とツールが2hの領域で干渉することを示している。
また、各ツールのタブ2a内には、設計改良案算出後のアプローチ方向から見た部品把持面の設計改良箇所の情報2d、および設計改良の部品モデル案が複数種表示2eされる。部品モデル案には「出力」のボタンが表示され、STEPやSTLなどの3次元図面形式やXMLなどのテキスト形式で設計改良後のモデル情報が出力できる。
部品モデル案の生成方法について、図16、図17に示す2つの例を用いて説明する。
図16の例では、まず図16(A)に示すように、組立対象部品25と図5に示したS108の部品把持面設計改良案算出により算出された改良把持面55を重ね合わせる。次に、図16(B)に示すように、対向する改良把持面55を2つの面とした直方体を構成する残りの4つの面を定義する。そして、元の組立対象部品25の構成面、改良把持面55および直方体構成面57の全てを重ね合わせて得られる図16(C)に示す3次元形状を部品モデル案27として生成する。
図17の例では、まず図17(A)に示すように、組立対象部品26と図5に示したS108の部品把持面設計改良案算出により算出された改良把持面56を重ね合わせる。次に、図17(B)に示すように、改良把持面56と高さの最大値Hrとで構成される拡張改良把持面59を生成する。そして、図17(C)に示すように、対向する拡張改良把持面59をその2つの面とする直方体を構成する残りの4つの面58を定義する。そして、元の組立対象部品26の構成面、拡張改良把持面59および直方体構成面58の全てを重ね合わせて得られる図17(D)に示す3次元形状を部品モデル案28として生成する。
図18は、部品一体化案が算出された部品の算出結果の表示例について説明した図である。この画面は、前述の設計改良案の算出結果の一覧表示画面における一体化の欄に表示された「有」ボタン押下から遷移して表示される。画面は、算出前における一体化の対象となる各部品の位置関係情報と、算出後における一体化した部品の位置関係情報および部品モデル案が表示される。部品モデル案には「出力」のボタンが表示され、STEPやSTLなどの3次元図面形式やXMLなどのテキスト形式で設計改良後のモデル情報が出力できる。また、一体化の対象となる部品において、記憶した製品・部品情報600のうちの部品の材質の情報を取得し、材質が同一であれば一体化した部品が一体成型できる部品と判断し表示する。
以上説明した実施例によれば、自動機で組み立てる製品の設計において、各部品の組立順序および部品を挟んで把持するツールを考慮して組立動作中の干渉を判定し、自動機が製品に干渉せずに組立可能な製品の部品モデルの設計改良案を自動設計することができ、製品設計者の設計時間短縮に貢献する設計支援装置を得ることができる。
図19乃至図21を用いて、本発明の第二の実施例として、2つの吸着パッドを有するロボットハンドで組立対象部品を吸着把持する場合を例にとって説明する。
《部品把持面設計改良案算出処理》
図19は、本実施例の設計支援装置100における部品把持面設計改良案算出部350の処理フローについて説明した図である。
ステップS401において、記憶部に記憶したツール性能のうちのS104で選定したツールの把持部面の情報を取得する。
ステップS402において、記憶部に記憶した製品・部品情報600のうちの組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報を取得する。
ただし、組立対象部品が既に把持面が改良された設計改良案である場合は、組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報は設計改良案の構成面および構成面の寸法の情報とする。
ステップS403において、組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報から、把持可能な面を把持候補面として抽出する。
把持候補面の抽出方法について、図20(A)に示すロボットハンド13で図20(B)に示す組立対象部品23を把持する場合を例にとって説明する。この例では、組立対象部品23を把持する際のアプローチ方向(−Z方向)と逆方向(+Z方向)の法線ベクトルを有する該当面43および44を抽出し、これを把持候補面とする。
抽出した把持候補面において設計改良候補を選定する。設計改良候補の選定方法について、図20(B)に示した組立対象部品23を例にとって説明する。把持候補面が複数存在した場合について考える。把持候補面44を設計改良候補として選定する場合、把持候補面44のX方向の寸法と部品の最外周におけるX方向の寸法がともにLで一致し、把持候補面44のY方向の寸法と部品の最外周におけるY方向の寸法がともにBで一致している。すなわち、把持候補面44を設計改良して面を拡張しようとすると、部品の最外周の寸法を超えることになり、部品全体の寸法も変更になる。一方で、把持候補面43を設計改良候補として選定する場合、部品の最外周におけるX方向の寸法Lと把持候補面43のX方向の寸法Lhとの差L−Lh、および部品の最外周におけるY方向の寸法Bと把持候補面43のY方向の寸法Bhとの差B−Bhがともに0より大きくなるため、把持候補面43を設計改良して面を拡張しようとしたときに、部品全体の寸法を変更しなくて良い可能性がある。よって、把持候補面43を設計改良候補として優先的に選定する。
ここで、把持候補面43においては、部品の最外周におけるX方向の寸法Lと把持候補面43のX方向の寸法Lhとの差L−Lhに対し、部品の最外周におけるY方向の寸法Bと把持候補面43のY方向の寸法Bhとの差B−Bhのほうが大きいとしたとき、把持候補面43を設計改良する際にはY方向のほうが改良の余地が大きい。よって、図20(B)に示した例においては、幅Bhの方向に把持候補面43を拡張することを優先する。
設計改良候補として選定された把持候補面に対し、図21に示すように最外周の寸法まで伸ばした把持面を設計改良案として算出し、部品把持面設計改良案算出の処理が完了する。処理後、前述の図5で説明したとおり、設計改良案にて把持位置算出から再度処理を実施し、干渉が無くなるまで処理を繰り返す。
図19に示した部品把持面設計改良案算出処理のS404,S405,S407,S409,S410,S412の設計改良候補の選定の際に、すでに優先される設計改良候補が改良済であった場合は、優先でない設計改良候補についても設計改良案を算出する。どちらの設計改良候補を部品の最外周の寸法まで拡張しても干渉が回避できなかった場合には、把持候補面の拡張寸法を製品の最外周の寸法(Lp,Bp)に広げて探索する。また、部品把持面設計改良案の算出方法は実施例1と同様に、組立対象部品を把持する際のアプローチ方向によって変化する。
図19のS404〜S415までの処理は、図6のS204〜S216までの処理と比較して、設計改良候補を選定する不等号が異なっているが、実質的に同じ処理を行っているので説明は省略する。
以上説明した実施例によれば、自動機で組み立てる製品の設計において、各部品の組立順序および部品を吸着して把持するツールを考慮して組立動作中の干渉を判定し、自動機が製品に干渉せずに組立可能な製品の部品モデルの設計改良案を自動設計することができ、製品設計者の設計時間短縮に貢献する設計支援装置を得ることができる。
図22〜24を用いて、本発明の第三の実施例として、ロボットが把持・組立を行う部品の周辺に配置された部品に対して設計改良案を算出する場合を例にとって説明する。
《設計支援装置の動作》
図22は、本実施例の設計支援装置100の動作フローについて説明した図である。
ステップS501において、製品設計者は自ら設計した製品の3次元CADデータを、3次元CAD装置510からネットワーク500、通信部430を介して、または、入力部410、メディア入出力部440を介して入力して、図2に示す形式の製品・部品情報に変換して、製品・部品情報記憶領域210に記憶する。また、製品設計者は工程割付情報700を作成して、工程割付記憶領域220に記憶する。また、製品製造部門で現状使用可能なツール性能情報、および自動機性能情報をそれぞれツール性能記憶領域230、および自動機性能記憶領域240に記憶する。本設計支援処理でシミュレーションに使用する自動機、ツールは、設計支援装置のユーザ(製品設計者など)が指定入力する。
ステップS502において、組立対象部品抽出部310は、工程割付情報700に組立順序が付与された全ての部品に対して、例えば製品・部品情報600の種別600bの項目の値より自動機の組立対象となる部品であるか否かを判定して、自動機の組立対象となる部品であるなら、工程割付情報700の自動機組立欄700eに○印を付与する。
ステップS503において、工程割付情報700の自動機組立欄700eに○印が付いた自動機の各組立対象部品に対して、組立順に、以降の処理をS511まで繰り返し実行する。なお、S501で設計支援装置のユーザが本設計支援処理でシミュレーションに使用するツールを複数指定したとすると、組立対象部品によっては複数種のツールを使用可能となる(S504で選択)。その場合には、当該組立対象部品に対して使用可能なツールごとに、S503〜S511までの処理を繰り返し実行する。
ステップS504において、部品把持位置算出部320は、製品・部品情報、およびユーザが指定したツール性能情報800を参照して、該当組立対象部品を把持し得るツールをツール性能情報から選択して(複数のツールが選択可能であれば、先ず1つのツールを選択して)、例えば把持ハンドであれば、最初にハンドを選択して把持位置を算出する場合は、部品の製品内での位置座標、組付方向、ツールの構成面の寸法情報などにより、該当組立対象部品の組み付けに最適な位置をハンドの爪で把持した場合の爪が接触する部品側の面積を部品把持位置として算出する。
なお、組立対象部品に対して複数種のツールを使用可能な場合は、最初はS504で選択したツールで部品把持位置を算出して、続いてS503で次のツールを選択した場合にはそのツールで部品把持位置を算出する。
また、例えば吸着ハンドの場合には、把持位置とは、吸着パッドが吸着する部品上の面積のことを言い、その位置を算出する。
ステップS505において、自動機動作経路算出部330は、ユーザが指定した自動機の標準の部品供給装置に該当組立対象部品がS104で算出したハンドの把持位置に把持できるように供給されると仮定して、供給された組立対象部品を把持して、所定の組立位置(予め製品を組立てる自動機上の位置をユーザが設定しておく。)に組立てられていると仮定する製造途中の製品へ、所定の搬送動作(ユーザが予め標準の搬送動作を定義しておく。)により搬送して、製品・部品情報600の組付方向600gに従う組付け方向に、前記組立対象部品を組み立てる際の自動機の動作経路を算出する。算出した動作経路データを自動機動作経路記憶領域260に記憶する。
ステップS506において、干渉判定部340は、S505で算出した自動機の動作経路データに従って、自動機がハンドによって組立対象部品を把持して搬送して、製品へ前記組立対象部品を組付ける動作をシミュレーションにより行い、その動作の過程で、前記組立対象部品、自動機のアーム部、またはハンドのいずれかが製品(該当組立対象部品より組立順序が前となる部品を全て組立てた後の製造過程の製品モデル)と干渉しないかを判定する。
ステップS507において、S506の干渉判定の結果、干渉があると判定された場合はS508へ移行し、干渉が無いと判定された場合はS510へ移行する。
ステップS508において、周辺部品設計改良案算出部370は、組立対象部品を組み立てるために必要なスペースを確保するように周囲に配置されている部品の設計改良案を算出する。算出の処理内容の詳細については後述する。
ステップS509において、S508で周辺部品の設計改良案が算出できた場合には、周辺部品の設計改良案に変更した製造過程の製品モデルを作成してS506へ移行し、周辺部品の設計改良案が算出できなかった場合はS511へ移行する。
ステップS510において、出力部420から周辺部品の設計改良案を含む部品モデルを出力する
ステップS511において、S504で該当組立対象部品を把持し得るツールが複数あると判定されて、その中の1つのツールが選択されてS505〜S510までの処理がなされ、未だ複数のツールの中に未選択のツールが残されている場合には、その中の1つのツールをS503で選択して、再びS503から該当組立対象部品に対する処理を繰り返す。
未選択のツールが残されていないならば、該当組立対象部品に対する処理は終了して、次の組立順序の組立対象部品が存在すればS503から処理を繰り返す。
《周辺部品設計改良案算出処理》
S508の周辺部品設計改良案算出処理について、図23、図24を用いて説明する。
図23は、本実施例の設計支援装置100における周辺部品設計改良案算出の処理フローについて説明した図である。ここでは、2つの爪を有するロボットハンドで組立対象部品を挟んで把持する場合を例にとって説明する。
ステップS601において、記憶部に記憶したツール性能のうちのS504で選定したツールの把持部面の情報を取得する。
ステップS602において、記憶部に記憶した製品・部品情報600のうちの該当組立対象部品の構成面および構成面の寸法の情報を取得する。
ステップS603において、部品把持位置算出部320により算出された組立対象部品の把持位置の情報を取得する。
ステップS604において、干渉判定部340の処理により得られた組立対象部品を組み立てる際に干渉する周辺部品を抽出する。ここで、抽出する周辺部品は、組立対象部品の組立順序よりも前の組立順序の部品に限定される。
ステップS605において、組立対象部品の組み付け動作と干渉している周辺部品との干渉領域を算出する。
ステップS606において、周辺部品の設計改良案を算出する。
周辺部品の設計改良案の算出方法について、図24に示したロボットハンド14、組立対象部品24および周辺部品64を例にとって説明する。ロボットハンド14で把持した組立対象部品24を周辺部品64に組み付ける際、図24(A)に示す寸法U、V、Wで表わされる斜線部分でロボットハンド14と周辺部品64が干渉する場合、図24(B)に示すように干渉領域84に裕度αを加えた寸法U+α、V+α、W+αの領域を切除領域94として生成する。この領域を干渉すると判定された周辺部品64のモデルから切除し、図24(C)に示すような干渉を回避する周辺部品の設計改良案が算出できる。なお、ここではロボットハンドと周辺部品が干渉する場合を例にとって説明したが、組立対象部品と周辺部品が干渉する場合においても同様に切除する領域を生成し、周辺部品の設計変更案を算出することも可能である。
以上説明した実施例によれば、自動機で組み立てる製品の設計において、組立動作中の組立対象部品の周辺に配置された部品との干渉を判定し、自動機が製品に干渉せずに組立可能な製品の部品モデルの設計改良案を自動設計することができ、製品設計者の設計時間短縮に貢献する設計支援装置を得ることができる。
以上、本発明について実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、製品設計を行う際の設計支援装置において、その要旨を逸脱しない範囲において変更可能であることは言うまでもない。
100・・・設計支援装置
200・・・記憶部
210・・・製品・部品情報記憶領域
220・・・工程割付記憶領域
230・・・ツール性能記憶領域
240・・・自動機性能記憶領域
250・・・部品把持位置記憶領域
260・・・自動機動作経路記憶領域
270・・・部品把持面設計改良案記憶領域
280・・・部品一体化案記憶領域
300・・・演算部
310・・・組立対象部品抽出部
320・・・部品把持位置算出部
330・・・自動機動作経路算出部
340・・・干渉判定部
350・・・部品把持面設計改良案算出部
360・・・部品一体化案算出部
370・・・周辺部品設計改良案算出部
410・・・入力部
420・・・出力部
430・・・通信部
440・・・メディア入出力部
500・・・ネットワーク
510・・・3次元CAD装置
600・・・製品・部品情報
700・・・工程割付情報
800・・・ツール性能情報
10、13、14・・・ロボットハンド
20、21、22、23、24、25、26、29・・・組立対象部品
30、33・・・ツールの把持部
40、41、42、43、44・・・組立対象部品の把持候補面
50、51、52、53、55、56・・・改良把持面
27、28・・・部品モデル案
57、58・・・直方体構成面
59・・・拡張改良把持面
60、61、62、64・・・周辺部品
72・・・周辺部品
84・・・干渉領域
94・・・切除領域
1、2、3・・・出力の表示画面
h・・・ロボットハンドの把持部の高さ
b・・・ロボットハンドの把持部の幅
L・・・組立対象部品の長さ
B・・・組立対象部品の幅
Lh・・・組立対象部品の把持部の長さ
Bh・・・組立対象部品の把持部の幅
B’・・・改良把持面の幅
Lp・・・製品の高さ
Bp・・・製品の幅
p・・・ロボットハンドの把持部のピッチ
d・・・ロボットハンドの把持部の直径
U、V、W・・・干渉領域の寸法
α・・・干渉領域に対する切除領域の裕度

Claims (11)

  1. 自動機による組立を想定した製品の設計支援装置であって、
    製品・部品の3次元設計情報と、組立順序情報と、製品を組み立てる自動機およびツールの性能情報を記憶する記憶部と、
    選択されたツールにより組立対象部品を把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の前記組立対象部品、前記ツール、および自動機稼動部と、既組立部品より構成される製品との間の干渉の有無を判定し、
    干渉が生じた場合には、前記ツールにより前記組立対象部品を把持する把持候補面を所定の範囲まで拡張する設計改良を、拡張可能方向に従って優先順位を付けて順次、把持候補面を拡張した部品把持面設計改良案を作成し、
    前記各部品把持面設計改良対して前記ツールによる把持位置を変えて、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより再度製品との間の干渉の有無の判定を干渉が無くなるまで、または拡張可能範囲まで繰り返して、干渉の回避を確認した前記組立対象部品の部品把持面設計改良案を算出する演算部と、
    前記演算部で算出した前記組立対象部品の部品把持面設計改良案を3次元の形状情報として出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の設計支援装置において、
    前記演算部では、
    前記ツールで前記組立対象部品を把持する際のアプローチ方向に垂直な、または逆方向の法線ベクトルを有する前記組立対象部品の把持候補面を抽出し、
    前記把持候補面の寸法を所定の範囲まで拡張した面を生成し、
    前記拡張した面に対して拡張前の把持位置と変えた把持位置を算出し、
    前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の干渉の有無を判定し、
    干渉が無くなった場合の前記組立対象部品の部品把持面設計改良案を出力することを特徴とする設計支援装置。
  3. 請求項2に記載の設計支援装置において、
    前記拡張した面は、前記組立対象部品の最外周の寸法を超えない範囲で生成されることを特徴とする設計支援装置。
  4. 請求項2に記載の設計支援装置において、
    前記拡張した面は、前記製品の最外周の寸法を超えない範囲で、かつ前記組立対象部品の周囲に配置された部品と干渉しない範囲で生成されることを特徴とする設計支援装置。
  5. 請求項1に記載の設計支援装置において、
    前記演算部は、
    前記組立対象部品の組立動作のシミュレーション中に前記製品との間の干渉を起こす場合に、前記組立対象部品より後の組立順序であり、かつ前記組立対象部品と接触する部品を抽出し、
    前記組立対象部品と前記接触する部品とを組み立てた状態の一体化部品を想定して、前記一体化部品を前記自動機の前記記憶部より選択したツールにより把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションを行って組立動作中の干渉の有無を判定し、
    干渉が無いと判定した場合に、前記一体化部品を前記組立対象部品の設計改良案として算出することを特徴とする設計支援装置。
  6. 請求項5に記載の設計支援装置において、
    前記出力部は、前記一体化部品を前記組立対象部品の設計改良案として出力すると共に、前記一体化部品の構成部品の材質、及び一体成型の可否判定を出力することを特徴とする設計支援装置。
  7. 請求項1に記載の設計支援装置において、
    前記演算部は、
    選択されたツールにより組立対象部品を把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の前記組立対象部品、前記ツール、および自動機稼動部と、既組立部品より構成される製品との間の干渉の有無を判定し、
    干渉が生じた場合には、前記組立対象部品の部品把持面設計改良案の作成に代えて、干渉する周辺部品および干渉領域を抽出し、
    前記干渉領域の周囲に裕度を加えた切除領域を生成して、前記周辺部品から前記切除領域を切除した3次元形状情報を前記周辺部品の設計改良案として算出し、
    前記設計改良案を用いて前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の干渉の有無を判定し、
    干渉が生じない前記周辺部品の前記設計改良案を算出することを特徴とする設計支援装置。
  8. 請求項7に記載の設計支援装置において、
    前記3次元形状情報は、前記組立対象部品よりも前に組み立てられる前記周辺部品を対象に算出することを特徴とする設計支援装置。
  9. 自動機による組立を想定した製品の設計支援方法であって、
    計算機が、
    設計支援装置のユーザが設計した製品・部品の3次元設計情報と、前記製品を構成する各部品の組立順序情報と、ユーザが使用を指定した自動機およびツールの性能情報との入力を受付けて、記憶部に記憶する工程と、
    選択されたツールにより組立対象部品を把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の前記組立対象部品、前記ツール、および自動機稼動部と、既組立部品より構成される製品との間の干渉の有無を判定する工程と、
    干渉が生じた場合には、前記ツールにより前記組立対象部品を把持する把持候補面を所定の範囲まで拡張する設計改良を、拡張可能方向に従って優先順位を付けて順次、把持候補面を拡張した部品把持面設計改良案を作成する工程と、
    前記各部品把持面設計改良対して前記ツールによる把持位置を変えて、前記自動機による組立動作のシミュレーションにより再度製品との間の干渉の有無の判定を干渉が無くなるまで、または拡張可能範囲まで繰り返して、干渉の回避を確認した前記組立対象部品の部品把持面設計改良案を算出する工程と、
    算出した前記組立対象部品の部品把持面設計改良案を3次元の形状情報として出力する工程と、
    を有することを特徴とする設計支援方法。
  10. 請求項9に記載の設計支援方法において、
    計算機が、
    前記組立対象部品の組立動作のシミュレーション中に前記製品との間の干渉を起こす場合に、前記組立対象部品より後の組立順序であり、かつ前記組立対象部品と接触する部品を抽出する工程と、
    前記組立対象部品と前記接触する部品とを組み立てた状態の一体化部品を想定して、前記一体化部品を前記自動機の前記記憶部より選択したツールにより把持して、前記自動機による組立動作のシミュレーションを行って組立動作中の干渉の有無を判定する工程と、
    干渉が無いと判定した場合に、前記一体化部品を前記組立対象部品の設計改良案として算出する工程と、
    を更に有することを特徴とする設計支援方法。
  11. 請求項9に記載の設計支援方法において、
    計算機が、
    前記組立対象部品の組立動作のシミュレーション中に前記製品との間干渉が生じた場合に前記組立対象部品の部品把持面設計改良案の作成に代えて、干渉する周辺部品および干渉領域を抽出する工程と、
    前記干渉領域の周囲に裕度を加えた切除領域を生成して、前記周辺部品から前記切除領域を切除した3次元形状情報を前記周辺部品の設計改良案として算出する工程と、
    前記設計改良案を用いて前記自動機による組立動作のシミュレーションにより組立動作中の干渉の有無を判定し、干渉が生じない前記周辺部品の前記設計改良案を算出する工程と、
    を更に有することを特徴とする設計支援方法。
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