JP2006210323A - ワイヤハーネスの評価方法及び装置並びに評価プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの指示部位を移動した場合の配索形状及び反力を含む配索特性を有限要素法による解析により画面上で容易に評価可能にするワイヤハーネスの評価装置。
【解決手段】ワイヤハーネスの三次元配索形状を設計するCADデータを用いて、物性、形状、拘束位置及び拘束方向を解析条件として有限要素法により配索形状並びにコネクタの把持状態での反力を解析する解析手段14と、その配索形状での仮想三次元形状画像、解析条件を入力操作部から設定する条件設定画面及び反力の解析結果出力画面を画面2aに表示する表示制御手段10と、入力操作部5から指示した仮想三次元形状画像上の指示部位の移動先位置を座標値として認識する座標値認識手段12と、評価用に解析手段14に入力する解析条件を、CADデータに含む解析条件、条件設定画面に設定した解析条件及び座標値で規定する拘束位置を基に設定する解析条件設定手段13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられる電線束であるワイヤハーネスの配索形状等の配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価方法及び装置並びに評価プログラム及びその記録媒体に関するものである。
特許文献1によれば、車両に配索されるワイヤハーネスの三次元設計データのデータ入力工程と、基準配線データの画像を三次元仮想空間に背景画像として表示する画像表示工程と、三次元設計データを背景画像に重ねて表示する三次元設計データ表示工程と、データ入力手段での入力に応じて三次元設計データとしてのワイヤハーネスの形状を変更して表示する三次元データ変形工程とよりなるワイヤハーネスの仮想方法が開示されている。これにより、ワイヤハーネスを試作することなく、データ入力手段により三次元仮想空間で三次元設計データに応じて長さの寸法不足、無理な取付け角度等の発生を回避するように、仮想的に配索を行うことにより、試作を繰返さないで配索状態を決定することができる。
一方、工業製品の設計に際して、構造物を有限の要素に分割した形状モデルを作成し、各要素に与えた特性に応じて全体を解析する有限要素法(FEM : Finite Element Method)による構造解析方法は周知であり、例えば自動車部品の弾性を呈するウエザストリップの反力或は変形の解析が行われている。さらに、特許文献2によれば、有限要素法により、ワイヤハーネスを円形断面の複数の梁要素が順に結合された弾性体と見なすことにより、ワイヤハーネスの形状、物性及び拘束条件を設定して、ワイヤハーネスの配索形状を解析するワイヤハーネスの設計支援方法が開示されている。
特開2002−373533号公報 特開2004−139570号公報
このワイヤハーネスの設計支援方法によれば、拘束位置間のワイヤハーネスの変形状態が画面上で確認できるようになるが、ワイヤハーネスの設計に際しては、その先端のコネクタの取外し状態での変形による周辺部品との干渉、コネクタ装着時のワイヤハーネスに対する並進方向又は回転方向の反力による作業負荷、ハーネス長の公差による変形状態の変動、振動によるハーネスの変動量等も考慮する必要がある。特に、コネクタが取付けられるワイヤハーネス先端については、種々の移動範囲が簡単に設定され、それに伴う配索形状の変形がコネクタを含めて三次元モデルにより表示されると、評価上有利になる。
本発明は、このような点に鑑みて、ワイヤハーネスの指示部位を移動させた場合のワイヤハーネスの配索形状及びコネクタを把持した状態での反力を含むワイヤハーネスの配索特性を、ワイヤハーネスの材質、形状或は拘束条件を種々想定して有限要素法による解析し、その結果を画面上で容易に評価可能にするワイヤハーネスの評価方法及び装置並びに評価プログラム及びその記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、この目的を達成するための方法として、請求項1により、基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価方法において、三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるコネクタを含むワイヤハーネスの仮想三次元形状画像と、ワイヤハーネスの物性、形状、拘束位置及び拘束方向についてCADデータに含まれない一部の解析条件を入力操作により設定させる条件設定画面とを画面に表示させ、仮想三次元形状画像上で指示された、コネクタの移動先位置をその拘束位置の座標値として認識し、CADデータに含まれる解析条件と、条件設定画面に設定された解析条件と、座標値で規定される拘束位置との評価のために必要な解析条件を基に配索形状並びにコネクタを把持した状態での反力を有限要素法により解析し、解析された前記コネクタを含む配索形状の仮想三次元形状画像及び反力の解析結果を画面に表示させることを特徴とする。
この目的を達成するための装置としては、請求項4により、基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価装置において、三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるワイヤハーネスについて、その物性、形状、拘束位置及び拘束方向を解析条件として有限要素法により配索形状並びにコネクタを把持した状態での反力を解析する解析手段と、解析結果によるコネクタを含む配索形状の仮想三次元形状画像、解析条件を入力操作部により設定させる条件設定画面及び反力の解析結果出力画面を画面に表示させる表示制御手段と、入力操作部により指示された仮想三次元形状画像上の指示部位の移動先位置を座標値として認識する座標値認識手段と、評価のために解析手段に入力させるべき解析条件を、CADデータに含まれる解析条件、条件設定画面に設定された解析条件及び座標値で規定される拘束位置を基に設定する解析条件設定手段と、を備えたことを特徴とする。
このような方法及び装置は、請求項2又は請求項13により、コンピュータに対応の評価プログラムをロードすることにより実施される。また、この評価プログラムは、請求項3又は請求項14により、記録媒体に記録して汎用できる。
これにより、解析結果をディスプレイ部の画面に、ワイヤハーネスの三次元の配索形状がコネクタを含めてCADデータを基に表示される。仮想三次元形状画像に対して入力操作部より指示したワイヤハーネスの指示部位の移動先位置の座標値が認識され、この座標値を拘束位置として配索形状が解析されて画面に表示される。入力操作部よりワイヤハーネス先端を拘束位置として指示して、コネクタを把持した拘束状態の作業負荷、即ち反力が解析・表示される。条件設定画面に対して入力操作部よりワイヤハーネスの物性、形状、コネクタ等の拘束具の特性を所望に解析条件として設定することにより、その配索形状及び反力が画面上で評価できる。
ワイヤハーネスの特性としてワイヤハーネス長の公差による配索形状を評価するには、請求項5により、解析条件として、ワイヤハーネス長の公差が条件設定用画面に設定される。ワイヤハーネスの材質が途中で変化する場合、請求項6により、解析条件が、ワイヤハーネスの材質が変化する途中位置の両側のスパンごとに設定される。画面での解析条件の設定を容易にするには、請求項7により、解析条件設定手段が、条件設定画面における解析条件の項目名のボックスに設定されたワイヤハーネスの基端及び先端の拘束具の名称及びワイヤハーネスの材質の名称に応答して、拘束具の拘束方向、材質の物性及び形状に関する解析条件を設定する。指示部位の移動先位置の画面での設定を容易にするには、請求項8により、表示制御手段が、仮想三次元形状画像に対して入力操作部により画面上で指示された指示部位を原点として、1軸がワイヤハーネスの配索方向に設定された3軸のローカル座標図形を表示し、座標値認識手段が、入力操作部によりローカル座標図形上で指示された指示部位の移動方向及び解析条件設定用画像において設定された移動量に対応するCAD座標系の座標値を出力する。コネクタの着脱操作を評価するには、請求項9により、解析手段が、ワイヤハーネス先端を指示部位とすることにより、コネクタがコネクタ座から外れた移動先位置における配索形状及び反力を解析する。ワイヤハーネスの振動状態を評価するには、請求項10により、解析手段が、ワイヤハーネスの途中位置を指示部位とすることにより、途中位置の移動先位置における配索形状を解析する。周辺の部品との干渉を評価するには、請求項11により、CADデータが、ワイヤハーネスに干渉する恐れのある周辺の部品の配置位置及び三次元の形状を規定するデータを含み、表示制御手段が、部品の仮想三次元画像を表示する。指示部位の指示を容易にするには、請求項12により、ワイヤハーネスの先端及び基端と、ワイヤハーネスの材質が変化する途中位置とが、入力操作部により指示されるべき指示部位の特定点として予め規定され、これらの特定点が仮想三次元形状画像上にポイントクマークで表示される。
請求項1、請求項2、請求項4、請求項13又は請求項14の発明によれば、弾性変形するワイヤハーネスの指示部位を移動させた場合の少なくとも配索形状及びコネクタを把持した状態での反力が、画面上で材質、形状或は拘束条件を種々想定して画面上で容易に評価可能になる。したがって、ワイヤハーネス長の過不足、周辺部品との干渉、或は実装状態での振動に伴う周辺部品との干渉、コネクタ操作の作業負荷等の配索特性が評価可能になり、ワイヤハーネスの試作品への依存度を軽減もしくは無くすことができる。特に、請求項4の発明によれば、先端のコネクタに限らず、ワイヤハーネスの途中を指示部位として移動させた形状を評価できる。
その際、請求項5の発明によれば、ワイヤハーネスの長さの公差による配索形状の変動も評価可能になる。請求項6の発明によれば、ワイヤハーネスの材質が途中で変化する場合の配索形状が評価可能になる。請求項7の発明によれば、画面上で材質或は拘束具の名称を設定することにより、解析条件が設定可能になる。請求項8の発明によれば、ワイヤハーネスの指示部位の移動先をローカル座標系上で設定できるために、その設定が容易になる。請求項9の発明によれば、ワイヤハーネス先端のコネクタの着脱作業に際しての配索形状及び作業負荷が評価可能になる。請求項10の発明によれば、両端が拘束されたワイヤハーネスの途中の振動に伴う配索変形が評価可能になる。請求項11の発明によれば、干渉する恐れのある部品の画像が表示されることにより、周辺との干渉が一層高精度に評価可能になる。請求項12の発明によれば、ワイヤハーネスの拘束位置、スパン境界位置等の評価に際して重要な指示部位が容易にマウス等で指示可能になる。
図1乃至図12を基に本発明の実施の形態によるワイヤハーネスの評価装置を説明する。この装置は、パーソナルコンピュータ1を用いるもので、ディスプレイ部2と、キーボード3、マウス4等の入力操作部5が付属すると共に、ディスクドライブ6にワイヤハーネスの評価装置用のプログラムが記録された例えばCD等の記録媒体9がセットされる。このパソコン1に内臓のメモリに、CAD装置で設計された評価対象になる可能性のある複数領域のワイヤハーネスの配索形状の三次元モデルのCADデータをロードすることにより、評価が可能になる。尚、CADデータは場合により、記録媒体を介してディスクドライブ6から取込むこともできる。
このロードされる評価プログラムは、パソコン1を次の各手段として機能させるように、内蔵のメモリ、CPU等を作動させる。即ち、CADデータを格納するCADデータ格納手段19と、CADデータ及び解析結果によるワイヤハーネスの配索形状の仮想三次元形状画像をCAD座標系に従いディスプレイ部2の画面2aに表示すると共に、フロント画面、基礎データ入力用、評価用、解析条件設定用、反力の解析結果出力用等の画面表示データを作成して、それぞれ画面2aに表示させる表示制御手段10と、画面2a上でマウス4により指示されたワイヤハーネスの仮想三次元形状画像上の指示部位及びその移動先位置をCADデータの三次元座標系の座標値として認識する座標値認識手段12と、初期解析条件抽出手段13eによりCADデータに含まれるFEM解析用の解析条件を抽出して内蔵の初期解析条件格納部13aに格納させ、またCADデータに含まれる解析条件、指示部位及びその移動先位置の座標値及びウインド状の解析条件用の条件設定画面(図7、図8、図10)の解析条件項目名のボックスに入力操作部5より設定された評価に必要な解析条件を取込んで、解析条件格納部13bに保持する解析条件設定手段13と、ワイヤハーネスの物性、形状及び拘束具の拘束方向等を含む解析条件の基礎データを基礎データ用入力シート画面(図6)における入力操作部5による入力操作に応答してデータベース13cに登録する基礎データ入力手段13dと、CADデータで三次元の配索形状が規定されたワイヤハーネスについて、解析条件設定手段13から入力される解析条件データに応答して、有限要素法によりワイヤハーネスの配索形状並びにワイヤハーネス先端のワイヤハーネスに対する並進及び回転方向の反力を解析する解析手段14と、入力操作部5の入力操作に応答して、これらの各部に対して指令制御を行い、また入力データを出力する入力操作応答手段18として機能させるようにプログラムされている。
CAD装置で設計された評価対象領域のワイヤハーネス(W/H)40は、図4に例示するように、基端がクランプ42より拘束され、先端にコネクタ41を取付けてコネクタ座41aに着脱自在に拘束され、芯線群の外装部として両側に三重巻テーピング44、その間にビニールチューブ45を備え、また周辺にはコネクタ41の取外し或は振動の際に干渉する可能性の部品48、49が配置されている。
したがって、三次元のCAD座標系上におけるW/H基端及び先端の座標値並びに関連部品48、49のCAD座標系上の位置と、クランプ42、コネクタ座41a等の拘束具の拘束方向と、ワイヤハーネスの物性と、W/H中心ラインの配索形状データと、複数電線の三重巻きテーピング44及びビニールチューブ45間のW/H材質の変化位置の座標値、これらのスパン長、ワイヤハーネス長、各部の三次元グラフィックデータ等が、CADデータとして転送可能になっている。拘束方向は、ワイヤハーネス40の配索方向と、クランプの爪方向又はコネクタのコンタクトの形状、拘束方法、ケース形状等の拘束具の構造特性と、残りの1軸による直交3軸を基準に設定される。
表示制御手段10は、評価画面(図10)に、CADデータ格納手段19に格納されたCADデータに従いワイヤハーネス40の配索形状及部品48、49の仮想三次元形状画像を有限要素法による解析に依ることなく表示する。また、前述の初期解析条件格納部13aに保持されたCADデータに含まれる解析条件に応答して、解析手段14により後述する方法で解析された解析モデルM1に対して拘束具を含むワイヤハーネス40の三次元形状を模したグラフィック表示による初期配索形状の仮想三次元形状画像を評価画面(図10)に表示する。W/H基端の拘束位置、スパンの境界になるW/H材質の変化位置、W/H先端の拘束位置は、マウス5により指示される指示部位の特定点として予め規定され、仮想三次元形状画像上にポイントマークP1〜P4が表示される。さらに、初期解析条件の少なくとも一部に代えて、新たに設定された解析条件に応答して解析された例えば後述の解析モデルM2、M3に応答して初期配索形状から変化した配索形状も表示する。
表示制御手段10には、画面2aにフロント画面(図5)を表示する表示データを格納するフロント画面データ格納手段11が付属する。基礎データ用入力シート画面(図6)の画面表示データを格納する入力シートデータ格納手段11aが付属して、この入力シート画面上で基礎データを入力させる。ローカル座標図形データを格納する座標図形データ格納手段11bが付属して、ローカル座標図形C1(図3A)をマウス4で指示された指示部位に表示する。定義パネルの画面表示データを格納する定義パネルデータ格納手段11cが付属して、それぞれボタンを含む特定点定義パネル(図7)、スパン定義パネル(図8)及びハーネス定義パネルW1(図10)をウインドによる条件設定画面として表示する。これらの定義パネルには、評価すべき解析条件を表示或は設定させる項目名付きのボックスが表示される。解析結果出力画面の画面表示データを格納する出力パネルデータ格納手段11dが付属して、解析結果出力パネル(図9)に反力の解析結果の数値を表示する。これらの画面表示データ或はパネルが合成された画面表示データは、表示データ格納手段10aに一旦格納されて画面2aに表示される。
ローカル座標図形C1は、図3Aに示すように、ワイヤハーネス40の配索方向に沿った座標軸Xを含む3軸XL、L、、その原点O並びにそれぞれの軸を中心に残りの2軸を含む面で回転する操作円Cx, Cy, Czにより構成される。表示制御手段10は、マウス4で指示された指示部位に原点Oを一致させた状態でローカル座標図形C1を表示し、一方座標値認識手段12は、移動方向をXL、L、軸のいずれかのクリックにより設定させ、特定点定義パネル(図7)で所望の移動量が設定されると、対応する移動先のローカル座標値をCAD座標系に変換した座標値を出力する。また、XL、L、軸及び回転操作円Cx,Cy,Czのいずれをクリックして移動させると、その方向のCAD座標系の座標値を連続的に出力する。
したがって、Y軸は、クランプ42による拘束位置では、そのX軸に直交する爪方向に設定され、Z軸は自ずと規定される。コネクタによる拘束位置のY軸は、その構造特性に応じて設定される。例えば、配索方向がコネクタ座41aのコンタクトの方向に一致するコネクタ41の場合、Y軸は、X軸に直交し、かつケース側壁に面直に設定する。
尚、ローカル座標図形は、図3Bに示すように、さらに立方体を重ねて、3軸に代えて、それぞれの軸に平行な稜線をクリックさせたり、或はワイヤハーネス40の画像と重ならないように、原点を残して立方体内の軸の画像を省略することもできる。
基礎データ入力手段13dは、ワイヤハーネス40の物性、形状及び拘束方向等の解析条件として評価に際して想定される基礎データが未だ入力されていない場合、或は追加する場合、入力シート画面(図6)において、新規登録のボックスにワイヤハーネスの外装の材質の名称として例えばビニールチューブを入力すると共に、解析条件の各項目のボックスにヤング率、ポアソン比、密度、外径を入力し、OKボタンをクリックする。登録済みのW/H材質の解析条件を確認する場合、W/H材質のボックスの▲▼をクリックして、所望の名称、例えば「三重巻きテーピング」を表示させ、OKボタンをクリックすると、その解析条件の細目が各ボックスに表示される。W/Hは、結束された複数本の電線、複数の芯線を有する樹脂外装のケーブル、複数本の結束されたケーブル等であり、その材質の物性は、必要により予め試験により確認したデータを入力する。
同様に、拘束具については、新規登録のボックスに、配索方向とコネクタ座への装着方向が一致し、かつ3軸方向へ完全拘束の例えばA型コネクタを入力する場合、拘束方法の入力欄に全て○を入力する。角穴係止式のクランプ42も全て○を入力する。登録済みの拘束具の解析条件を確認する場合、拘束具のボックスの▲▼をクリックして、所望の名称、例えば配索面の丸穴に係止されることにより、装着方向のY軸を中心にする回転が非拘束である「丸穴係止式クランプ」を表示させて、OKボタンをクリックすると、Y軸回転の欄に×が表示され、その他は○が表示される。
解析条件設定手段13は、初期配索位置を解析するために、拘束位置である特定点1の座標値及びクランプ42の拘束方向と、W/H材質の変化点である特定点2、3の座標値と、拘束位置である特定点4の座標値及びコネクタ41の拘束方向と、ワイヤハーネス40を構成する各特定点1〜4間のスパン1〜3のリスト、それぞれのスパン長、W/H外径及びW/H材質の物性を、CADデータから初期解析条件抽出手段13eにより抽出させて初期解析条件格納部13aに取込んでおく。解析条件が不足する場合には、入力操作部5により追加設定し得るように構成することもできる。さらに三次元形状データを変更し得るようにも構成できる。
これらの初期解析条件を前提に、特定点定義パネル(図7)には、特定点タイプが拘束位置の場合、その拘束具の名称と共にCAD座標系の座標値が表示され、▲▼をクリックすることにより、所望の解析条件が新たに設定可能になる。特定点タイプがW/H材質の変化点の場合、その座標値が表示される。これらの座標値は、CAD座標系の座標値で直接設定できるが、ローカル座標図形C1上でマウス4により移動方向及び移動位置を指示したり、特定点定義パネル(図7)で移動量を設定する場合、その確定時にCAD座標系の座標値に変換されて表示され、かつ保持される。スパン定義パネル(図8)には、W/Hを構成するスパン、外径、スパン長、W/H材質が表示され、それぞれの解析条件を変更できる。また、スパン長の公差を設定することもできる。ハーネス定義パネルW1には、評価領域のワイヤハーネス40のスパン構成が、その番号により設定される。これらの初期解析条件から変更された解析条件及び変更されない初期解析条件を基に、評価目的に対応した設定に応答してFEM解析に必要な全ての解析条件データが解析条件格納部13bに格納される。
複数本の芯線を外装したワイヤハーネス40は、曲げ剛性が縦横剛性に比べて著しく小さく、また長さ方向の伸縮が制限されるために、等価的に複数の梁要素が順に結合された弾性体と見なすことができる。したがって、解析手段12は、これらの結合点を節点としてワイヤハーネス40の全体の断面・長さの形状、ヤング率・ポアソン比・密度及び拘束位置・拘束方向を解析条件データとして有限要素法により配索形状及び反力を解析する。即ち、図11に示すように、CADデータのワイヤハーネス40の中心線の形状データを基に中心線の解析モデルM1が、両側の拘束位置の節点a0,及びその途中の例えば5mm間隔の多数の節点群bのCAD座標系の座標値(xb,yb,zb)が、(xao,yao,zao),(xa1,ya1,za1),(xb1,yb1,zb1),(xb2,yb2,zb2)……として設定されているとすると、節点aの移動先位置a ,(xb1,yb1,zb1)に対する節点群bの各変位位置が解析され、変形解析モデルM2が作成される。また、節点については、ワイヤハーネス40に対する並進及び回転方向の反力も解析される。
移動先位置への移動量が過大であることにより、ワイヤハーネス長の不足等によりFEMの計算結果が収束しない場合、解析モデルの作成・表示は行われない。移動量を逐次大きくする場合、限界までの移動先位置a maxの解析モデルM3が作成・表示され、それ以上の移動量に対してはその限界の表示状態に留まる。座標値ボックスによる過大な移動先位置の設定の場合、解析前の状態に留まる。
振動特性を評価するために、節点a0,が拘束された状態で、マウス4による途中の指示部位に所属の節点bを追加の特定点として指定し、ローカル座標図形C1及び特定点定義パネル(図7)で移動方向及び移動量を設定すると、その特定点を3軸方向に対する完全拘束点として配索形状が解析される。その際、同様に限界以上の移動量に対してはその限界の表示状態に留まる。座標値ボックスによる過大な設定の場合、解析前の状態に留まる。
このように構成されたワイヤハーネスの評価装置の動作を図12を参照して説明する。パソコン1上で評価プログラムを選択すると、フロント画面(図5)が表示される。解析条件に必要な基礎データが入力されていない場合には、「基礎データ入力」ボタンをクリックし、入力シート画面(図6)において前述の方法により、評価に際して想定される拘束具、W/H材質の名称を指示すると共に、対応の解析条件の細目を登録しておく。CADデータが取込まれていない場合には、「CADデータ入力」ボタンをクリックすると、ハーネス選択パネルW2が表示される。図4に示すワイヤハーネス40を評価する場合「W/H No.3」を設定し、OKボタンをクリックするとCAD装置からCADデータが取込まれる。次いで、「初期条件設定」ボタンをクリックすると、CADデータ中のFEM解析に必要な設計データが解析条件として保持される。
「評価開始」ボタンをクリックすると、評価画面(図10)に、ワイヤハーネス40のCADデータによる配索形状の仮想三次元形状画像が、周辺の部品48,49の仮想三次元形状画像と共に表示される。ツールバーのハーネス定義をクリックすると、ハーネス定義パネルW1が表示されて、そのスパン構成を確認できる。OKボタンをクリックすると、図10に示すように、CADデータによる配索形状を修正したFEM解析結果による初期配索形状の仮想三次元形状画像が、特定点1〜4のポイントマークP1〜P4と共に表示される(ステップS1)。
コネクタ41を外して、コネクタ座41aの離脱方向であるX軸方向に300mm移動させたい場合、ポイントマークP4をダブルクリックすると、ローカル座標図形C1が表示される共に特定点定義パネル(図7)も評価画面(図10)に重ねて表示される。X軸の座標値ボックスに300mm、他を0に設定して、「移動」ボタンをクリックすると、その座標値がCAD座標系の座標値に変換され、この座標値が座標値ボックスに表示されると共に、部分的に変更された解析条件が新たに設定され(ステップS2)、拘束位置が移動した配索形状の仮想三次元形状画像が、二点鎖線で示すように表示される(ステップS3)。したがって、ワイヤハーネス40の変形形状或は部品48,49との干渉の可能性が評価できる。移動先位置は、ローカル座標値の設定に代えて、マウス4のクリック位置を回転操作円Cx, Cy, Cz或はXL,L,軸に沿って移動させることにより設定することもでき、その方向の移動量に応じて逐次解析及び表示が行われる。
この移動先位置においてコネクタを手で把持した状態での並進方向及び回転方向の作業負荷を確認したい場合、「反力」ボタンをクリックすると、その数値を表示する解析結果出力パネル(図9)が表示される。初期配索形状に戻したい場合、「初期位置」ボタンをクリックする。
この移動先位置からY軸又はZ軸方向にさらに移動させた位置に対して評価する場合、移動した特定点4のポイントマークP4をダブルクリックすることによりローカル座標図形C1を表示させて同様な解析を行う。移動先位置の設定は、同様に、クリック位置を回転操作円Cx, Cy, Cz或はXL,L,軸に沿って連続的に移動させると、その方向の移動量に応じて、逐次解析が行われて、配索形状及び反力の解析結果が評価画面(図10)に表示され、ローカル座標図形C1も連動する。同様に、座標値ボックスによる設定も可能である。このような解析に際して、マウス4のクリック位置をローカル座標図形C1上で移動させて移動量が過大になると、配索形状の表示はその限界状態に留まる。座標値ボックスによる過大な設定の場合、配索形状の表示は解析前の状態に留まる。
特定点1のクランプ42を丸穴係止式に変更する場合、ポイントマークP1をダブルクリックして特定点定義パネル(図7)を表示させて、特定点タイプのボックスに「丸穴係止式クランプ」を設定すると、拘束方向が自動的に変更され、「移動」ボタンをクリックすると、初期配索形状から変化した相応の配索形状が評価画面(図10)に表示される。
スパン2のW/H材質或は外径或はスパン長を変更したい場合、評価画面(図10)のツールバーのスパン定義をクリックしてスパン2の途中位置をクリックすると、スパン定義パネル(図8)が表示される。所属のボックスに評価すべき材質名称或は外径或はスパン長を設定してOKボタンをクリックすると、同様に初期配索形状から変化した相応の配索形状が表示される。
スパン2の振動による周辺部品との干渉度合を評価する場合、評価画面(図10)において、ツールバーの制御点追加をクリックして、スパン2の途中位置、例えば略真中をダブルクリックすると、ローカル座標図形C1及び特定点定義パネル(図7)が表示される。横方向の振動を想定してY軸方向に例えば20mmを設定して、[移動]ボタンをクリックすると、その座標値がCAD座標系の座標値に変換されて配索形状が解析・表示される。上下方向の振動を想定してZ軸方向の移動量を設定することもできる。移動量が過大の場合、解析前の状態に留まる。クリック位置をローカル座標図形C1上で連続的に移動させて移動量が過大になると、配索形状の表示はその限界状態まで逐次行われる。これにより、振動によるW/Hの変動量或は周辺との干渉を評価できる。
ワイヤハーネス40をビニールチューブのみで外装する場合、特定点定義パネル(図7)で最初に表示される特定点1に対するOKボタンのクリックにより、次に表示される特定点2の特定点定義パネルに、特定点タイプとしてA型コネクタを再設定する。また、スパン定義パネル(図8)でスパン長を再定義し、さらにハーネス定義パネルW1でスパン1のみを設定して、そのOKボタンをクリックすると、対応した配索形状が表示される。
初期或は移動先位置における例えばスパン2のハーネス長の公差による配索形状の変動を確認したい場合、評価画面(図10)のツールバーのスパン定義をクリックして、その領域をクリックするとローカル座標図形C1及びスパン2のスパン定義パネル(図8)が表示され、最大又は最小公差を設定して(ステップS4)、OKボタンをクリックすると、公差を含んだハーネス長の配索形状が表示される(ステップS5)。
本発明の実施の形態によるワイヤハーネスの評価装置の動作機能を説明するブロック図である。 同装置の構成を示す図である。 同装置のローカル座標図形を説明する図である。 同装置の評価対象領域のワイヤハーネスの配索状態を説明する図である。 同装置のフロントパネル画面を示す図である。 同装置の基礎データ入力画面を示す図である。 同装置の特定点定義パネルを示す図である。 同装置のスパン定義パネルを示す図である。 同装置の反力の解析結果の出力画面を示す図である。 同装置のワイヤハーネス特性評価用の画面を示す図である。 同装置の有限要素法による解析原理を説明する図である。 同装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ
2a 画面
3 キーボード
4 マウス
5 入力操作部
9 記録媒体
40 ワイヤハーネス
41 コネクタ
41a コネクタ座
42 クランプ
44 三重巻きテーピング
45 ビニールチューブ
48,49 部品

Claims (14)

  1. 基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価方法において、
    三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるコネクタを含むワイヤハーネスの仮想三次元形状画像と、前記ワイヤハーネスの物性、形状、拘束位置及び拘束方向について前記CADデータに含まれない一部の解析条件を入力操作により設定させる条件設定画面とを画面に表示させ、
    前記仮想三次元形状画像上で指示された、前記コネクタの移動先位置をその拘束位置の座標値として認識し、
    前記CADデータに含まれる前記解析条件と、前記条件設定画面に設定された前記解析条件と、前記座標値で規定される前記拘束位置との評価のために必要な前記解析条件を基に前記配索形状並びに前記コネクタを把持した状態での反力を有限要素法により解析し、
    解析された前記コネクタを含む前記配索形状の仮想三次元形状画像及び前記反力の解析結果を画面に表示させることを特徴とするワイヤハーネスの評価方法。
  2. 基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をコンピュータに付属のディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価方法をコンピュータに実行させるワイヤハーネスの評価プログラムであって、
    三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるコネクタを含むワイヤハーネスの仮想三次元形状画像と、前記ワイヤハーネスの物性、形状、拘束位置及び拘束方向について前記CADデータに含まれない一部の解析条件を入力操作により設定させる条件設定画面を画面に表示させ、
    前記仮想三次元形状画像上で指示された、前記コネクタの移動先位置をその拘束位置の座標値として認識し、
    前記CADデータに含まれる前記解析条件と、前記条件設定画面に設定された前記解析条件と、前記座標値で規定される前記拘束位置との評価のために必要な前記解析条件を基に前記配索形状並びに前記コネクタを把持した状態での反力を解析し、
    解析結果による前記コネクタを含む前記配索形状の仮想三次元形状画像及び前記反力の解析結果を画面に表示させることを特徴とするワイヤハーネスの評価プログラム。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネスの評価プログラムを記録したコンピュータにより読取り可能なことを特徴とする評価プログラムの記録媒体。
  4. 基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価装置において、
    三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるワイヤハーネスについて、その物性、形状、拘束位置及び拘束方向を解析条件として有限要素法により前記配索形状並びにコネクタを把持した状態での反力を解析する解析手段と、解析結果による前記コネクタを含む前記配索形状の仮想三次元形状画像、前記解析条件を入力操作部により設定させる条件設定画面及び前記反力の解析結果出力画面を画面に表示させる表示制御手段と、前記入力操作部により指示された前記仮想三次元形状画像上の指示部位の移動先位置を座標値として認識する座標値認識手段と、評価のために前記解析手段に入力させるべき前記解析条件を、前記CADデータに含まれる前記解析条件、前記条件設定画面に設定された前記解析条件及び前記座標値で規定される前記拘束位置を基に設定する解析条件設定手段と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネスの評価装置。
  5. 解析条件として、ワイヤハーネス長の公差が条件設定用画面に設定されることを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  6. 解析条件が、ワイヤハーネスの材質が変化する途中位置の両側のスパンごとに設定されることを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  7. 解析条件設定手段が、条件設定画面における解析条件の項目名のボックスに設定されたワイヤハーネスの基端及び先端の拘束具の名称及び前記ワイヤハーネスの材質の名称に応答して、前記拘束具の拘束方向及び前記材質の物性に関する解析条件を設定することを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  8. 表示制御手段が、仮想三次元形状画像に対して入力操作部により画面上で指示された指示部位を原点として、1軸がワイヤハーネスの配索方向に設定された3軸のローカル座標図形を表示し、
    座標値認識手段が、入力操作部によりローカル座標図形上で指示された指示部位の移動方向及び解析条件設定用画像において設定された移動量に対応するCAD座標系の座標値を出力することを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  9. 解析手段が、ワイヤハーネス先端を指示部位とすることにより、コネクタがコネクタ座から外れた移動先位置における配索形状及び反力を解析することを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  10. 解析手段が、ワイヤハーネスの途中位置を指示部位とすることにより、前記途中位置の移動先位置における配索形状を解析することを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  11. CADデータが、ワイヤハーネスに干渉する恐れのある周辺の部品の配置位置及び三次元の形状を規定するデータを含み、表示制御手段が、部品の仮想三次元画像を表示することを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  12. ワイヤハーネスの先端及び基端と、前記ワイヤハーネスの材質が変化する途中位置とが、入力操作部により指示されるべき指示部位の特定点として予め規定され、これらの特定点が仮想三次元形状画像上にポイントクマークで表示されることを特徴とする請求項4記載のワイヤハーネスの評価装置。
  13. 基端が拘束され、かつ先端にはコネクタ座に拘束されるコネクタが取付けられるワイヤハーネスの配索特性を有限要素法により解析し、解析結果をディスプレイ部の画面上で評価するためのワイヤハーネスの評価装置を構成するように、コンピュータを作動させるワイヤハーネスの評価プログラムであって、コンピュータを、
    三次元の配索形状を設計するために作成されたCADデータによるワイヤハーネスについて、その物性、形状、拘束位置及び拘束方向を解析条件として有限要素法により前記ワイヤハーネスの配索形状並びにコネクタを把持した状態での反力を解析する解析手段と、解析結果による前記コネクタを含む前記配索形状の仮想三次元形状画像、前記解析条件を入力操作部により設定させる条件設定画面及び前記反力の解析結果出力画面を画面に表示させる表示制御手段と、前記仮想三次元形状画像に対して前記入力操作部より指示した指示部位の移動先位置を座標値として認識する座標値認識手段と、前記解析手段に評価のために入力させるべき前記解析条件を前記CADデータに含まれる前記解析条件、前記条件設定画面に設定された前記解析条件及び前記座標値で規定される前記拘束位置を基に設定する解析条件設定手段と、して機能させることを特徴とするワイヤハーネスの評価プログラム。
  14. 請求項13に記載のワイヤハーネスの評価プログラムが記録され、かつコンピュータにより読取り可能なことを特徴とする評価プログラムの記録媒体。
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