JP2009176445A - ワイヤーハーネス結線作業の自動検討システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワイヤーハーネス移動端にハンドスペース領域を設定し、端部移動方向に端部移動量だけハンドスペース領域を移動させた際にハンドスペース領域HAを移動させる軌跡移動手段14を備え、
軌跡移動手段14が移動させた後、部品記憶手段14cに干渉部品の記憶があるか否かを判断し、干渉部品があった場合には、干渉した部品を特定する干渉評価手段15を備え、
軌跡移動手段14および干渉評価手段15がハンドスペース領域HA移動時に相手部品情報によって設定される相手部品との干渉の有無を判断し、且つ、相手部品を特定する。
【選択図】 図1
Description
そして、ワイヤーハーネスの結線においては、結線作業を円滑に行うためにワイヤーハーネスに予め余分な長さを持たせておくことが必要である。この余分な長さが余長であるが、余長を必要以上設けてしまっては、製造コストがかかるだけではなく、結線時に余長部分の始末に手間がかかったり、余分なスペースや余分な結束が必要となってしまい、製造時間がかかってしまう。
そこで、従来のワイヤーハーネスに設ける余長の評価は、3次元試作したワイヤーハーネスを1つ1つ技術者が手動で移動させて確認評価していた。
また、ワイヤーハーネスを結線する際に、作業者の手がワイヤーハーネス周囲部にある他の部品である相手部品と干渉するか否かの判断は、3次元試作したワイヤーハーネス周囲部の部品位置を、相手部品毎に一つ一つ干渉するか否かの確認を行っていた。
更に、全て人手によるので、評価漏れや評価抜けが生じ、ワイヤーハーネスの設計不良品を出してしまう可能性があるという問題点を有した。
また、ワイヤーハーネスを結線する際には、作業者の手がワイヤーハーネス周囲部にある他の部品である相手部品と干渉し、ワイヤーハーネス自体は結線するための移動スペースを持っていても、作業者の手と相手部品との干渉により実質的に結線できなくなるが、この相手部品との干渉の確認は、部品毎にその位置を特定し、該位置と3次元試作したワイヤーハーネスとの位置関係を作業者自身が考慮判断していたので、該干渉の有無の判断作業に多大な時間を費やすと共に、客観的・数値的な判断が出来ないという問題点を有した。
更にこの発明では、長さおよび両端位置ならびに物性条件によって特定されるワイヤーハーネスを、少なくとも固定位置からの端部移動量および移動方向によって特定される解析条件に基づいて移動した後のワイヤーハーネスの状態を解析可能なFEM解析を用いてワイヤーハーネス長を評価可能であり、且つ、ワイヤーハーネス周囲にある部品の位置情報を相手部品情報として予め記憶されてワイヤーハーネス移動時の相手部品情報との干渉を評価可能なシステムであって、ワイヤーハーネス端部を接続する際に必要な端部移動量および移動方向、ならびに、移動時に用いることが出来る要件負荷を予め設定されて記憶される要件設定手段を備え、ワイヤーハーネス移動端を要件設定手段によって設定された端部移動方向に端部移動量だけ移動可能か否かをFEM解析により判断可能なFEM解析判断手段を備え、FEM解析判断手段によって移動可能であると判断された場合にFEM解析判断手段によって求められた作業負荷と要件設定手段によって設定された要件負荷とを比較し要件負荷による移動が可能であるか否かを判断可能な作業負荷判断手段を備え、FEM解析判断手段および作業負荷判断手段が移動不可能であると判断した場合、ならびに、作業負荷判断手段が要件負荷による作業が不可能であると判断した場合に、FEM解析判断手段で用いられるワイヤーハーネス長に所定の長さを加えて新たな必要ワイヤーハーネス長として一時的に記憶させる評価長加算手段を備え、作業負荷判断手段によって要件負荷による移動が可能であると判断された場合に、ワイヤーハーネス移動端に予め定めるハンドスペース領域を設定し、要件設定手段によって設定された端部移動方向に端部移動量だけハンドスペース領域を移動させ、移動させた際にハンドスペース領域が相手部品情報によって設定される相手部品と干渉した場合には干渉した相手部品を干渉部品として部品記憶手段に記憶させる軌跡移動手段を備え、軌跡移動手段が移動させた後、部品記憶手段に干渉部品の記憶があるか否かを判断し、干渉部品があった場合には、干渉した部品を表示させる干渉評価手段を備え、FEM解析判断手段あるいは作業負荷判断手段が否と判断した場合には評価長加算手段が新たなワイヤーハーネス長にて、再びFEM解析判断手段に解析判断させ、FEM解析判断手段が要件設定手段によって設定された条件に基づいてFEM解析を行い移動可能であった場合には作業負荷判断手段により作業負荷の判断を行い、作業負荷判断手段が要件負荷で移動可能であると判断した場合には、ワイヤーハーネス長を出力し、軌跡移動手段および干渉評価手段がハンドスペース領域移動時に相手部品情報によって設定される相手部品との干渉の有無を判断し、且つ、相手部品を特定可能なことを特徴とするワイヤーハーネス結線作業の自動検討システムを提供する。
そして、その結果、移動可能である場合には、続いて作業負荷判断手段が判断を行い、移動不可能である場合には、評価長加算手段がワイヤーハーネス長を所定量加算して新たに必要ワイヤーハーネス長を算出して一時的に記憶させる。FEM解析判断手段では、新たに必要ワイヤーハーネス長が設定された場合には必要ワイヤーハーネス長をワイヤーハーネス長として再びFEM解析を行って移動可能か否かの判断を行い、否であれば再び評価長加算手段を繰り返す。
予め設定されたワイヤーハーネス長か、あるいは、評価長加算手段によって加算されたワイヤーハーネス長で移動可能であると判断されると、作業負荷判断手段によって予め設定された要件負荷と算出された作業負荷との比較が行われる。
また、作業負荷判断手段では、作業負荷が要件負荷より大きければ評価長加算手段を行わせる。評価長加算手段では、前記同様、ワイヤーハーネス長を所定量加算して再びFEM解析判断手段による解析を行う。この時FEM解析判断手段による解析結果は、既に現在のワイヤーハーネス長で移動可能であるので、常に可能と判断されるので、再び作業負荷判断手段による負荷判断が行われることとなる。
更に、移動可能であった場合には、軌跡移動手段がワイヤーハーネス移動端に予め定める領域となるハンドスペース領域を設定し、ハンドスペース領域を要件設定手段によって設定された端部移動方向および端部移動量に基づき移動させる。そして、所定方向へ所定量移動させた際に、予め設定される相手部品とハンドスペース領域とが干渉するか否かを監視し、干渉した場合には、干渉した部品を干渉部品として部品記憶手段へ記憶させておく。
ハンドスペース領域を端部移動方向へ端部移動量だけ移動させて相手部品との干渉の有無を確認した後、干渉評価手段が部品記憶手段に干渉部品の記憶があったか否かを判断し、干渉部品の記憶がある場合には、干渉部品を表示させてワイヤーハーネス結線作業の検討を終了する。同じく干渉部品の記憶がない場合には、特に干渉部品を表示させずにワイヤーハーネス結線作業の検討を終了する。
そして更に、ワイヤーハーネスの長さが、ワイヤーハーネスを取付ける際に必要な余長を持って設定されているか否かを自動的に評価できると共に、ワイヤーハーネス結線時にワイヤーハーネス移動端を作業者が持って移動させた際に、作業者の手の移動範囲をハンドスペース領域の移動範囲として評価することでワイヤーハーネス周囲部にある相手部品と作業者の手との干渉の有無を仮想評価可能となるので、人手によったときのような評価抜けや、評価ミスが起こらないので、ワイヤーハーネスの確実な評価に加え作業者の手の移動領域をも確実に評価可能となる。更に、ワイヤーハーネス結線時の作業者の手の移動範囲と他部品との干渉の有無を自動的に行えるので、ワイヤーハーネス設計時の検討の工数を低減できるという効果を有する。
試作されたワイヤーハーネスは、FEM解析に先だって同解析に必要なデータが入力されている。例えば、ワイヤーハーネスの長さであり両端の位置である。ここで言うワイヤーハーネスの長さは、所々固定されていく固定部間であるワイヤーハーネスのスパン毎の長さであり、また、該スパンの両端の相対的な位置である。更に、ワイヤーハーネスは、束の太さや内部の電線の線種によって硬さが異なり曲げ強度等物理特性により配線時の作業に必要な負荷が異なるので、これら特性を物性条件として予め定められ入力されている。尚、FEM解析の手法そのものは、既に確立されているものでありこの発明ではその詳説は避けるが、該解析に必要な記憶領域や処理手段をFEM解析判断手段が有している。
解析判断手段12は、FEM解析判断手段12aを有する。FEM解析判断手段12aは、要件設定手段11からFEM解析に必要なワイヤーハーネス長や両端位置、および、ワイヤーハーネスの物性条件を入力しFEM解析を行い、解析の結果を出力する。即ち、ワイヤーハーネスが移動可能であれば、移動させるために必要とされる作業負荷を算出し手要件設定手段11に備える記憶領域11aに記憶させる。同時に、FEM解析によって得られたワイヤーハーネスの両端位置を解析後データとして記憶させる。このとき、ワイヤーハーネスの長さも、必要ワイヤーハーネス長として記憶する。尚、必要ワイヤーハーネス長は、FEM解析で移動不可能であった場合には新たに少し長いワイヤーハーネス長として必要ワイヤーハーネス長が設定される。
評価長加算手段12cでは、予め定められた量をワイヤーハーネス長に加算して新たな必要ワイヤーハーネス長とし、記憶領域11aに記憶させる。そして、解析判断手段12では、評価長加算手段12cが新たな必要ワイヤーハーネス長を設定させて後再びFEM解析判断手段12aによりFEM解析を行う。
尚、スパン2における表示では、評価結果として27mmの表示がなされ、必要ワイヤーハーネス長として85mmと表示がなされているが、これは、設計時のワイヤーハーネス長では端部を端部移動量だけ移動させることができず、本来30mm移動させなければならないところ、要件負荷では27mmしか移動できなかったことを表している。そして、必要ワイヤーハーネス長の表記である85mmは、設計時のワイヤーハーネス長78mmに対して、要件負荷で端部移動量である30mmを移動させるには85mmのワイヤーハーネス長が必要であることを表している。
ハンドスペース領域設定手段14aは、記憶領域11aからハンドスペース領域HAを決定するために記憶されているハンドスペース領域HA半径を問い合わせて取得し該半径の球体を仮想的に構成し、該球体をハンドスペース領域HAとしてワイヤーハーネス移動端に設定する。即ち、ハンドスペース領域HAの球体をワイヤーハーネス移動端に固定した状態とさせ、以後ワイヤーハーネス移動端はあたかもハンドスペース領域HAの大きさで移動すると見なすこととなる。尚、この実施例においてはハンドスペース領域情報を記憶領域11aへ予め記憶しておいたが、軌跡移動手段14に記憶手段を設けて記憶しておいてもよく、該情報を記憶する場所等は特に限定されない。
尚、この実施例では、ハンドスペース領域HAは、所定半径の球体として設けたが、特に球体でなくとも実施可能であり、楕円形等でもよく、より簡易的には立方体や直方体あるいは他の多角形でも良い。また、更に詳細に判断したければ、ワイヤーハーネスの移動端を持った手の形状として特定しても良く、どのような形状に特定しても実施可能である。
S1は要件設定ステップである。要件設定ステップS1は、入力手段1によって要件設定手段11の記憶領域11aへ端部移動量、移動方向、要件負荷のそれぞれを各ステップ毎に入力設定するステップである。即ち、スパン1では、端部移動量である引き出し量が30mmであり、引き出し方向は図2中の(a)に表した矢印方向であり、要件負荷は100Nである。尚、引き出し方向は、ワイヤーハーネスの両端を結んだ線分に対する角度で表すが、実測しての入力では時間がかかるので、グラフィック表示される矢印の方向をマウスドラッグによって移動させて引き出し方向へ表示させ、該方向から自動的に算出させるなど、既に行われている手法を用いて行えば足りる。
また、FEM解析に必要なデータとして、各スパン毎の設計長であるワイヤーハーネス長や各スパン両端の位置、および、ワイヤーハーネス柔軟性等の物性条件は既に記憶領域11aにFEM解析の基礎データとして入力されている。また、ワイヤーハーネス長は必要ワイヤーハーネス長としても記憶される。
以下、スパン2における解析例を表す。スパン2では、要件負荷は100Nであり、両端移動量であるコネクタ引き出し量は30mmであり、引き出し方向は(a)に表す矢印方向である。
FEM解析判断ステップS2では、要件設定ステップS1で設定された要件負荷は100Nであり、両端移動量であるコネクタ引き出し量は30mmであり、引き出し方向は(a)に表す矢印方向でのFEM解析を行う。そして、FEM解析の結果、両端移動量だけ移動できる場合にはOKと判断し続けて作業負荷判断ステップS3を実行させ、移動できない場合(物性条件からワイヤーハーネスが断線してしまう場合等)には、NGと判断し続けて評価長加算ステップS4を実行させる。
また、FEM解析判断ステップS2では、OKであると判断した場合には、同時に端部移動時に必要な力である作業負荷を記憶領域11aにスパン2における作業負荷として記憶させる。また、NGであると判断した場合には、既にFEM解析の条件として設定されたワイヤーハーネス長における移動可能であった最大移動量を記憶領域11aに移動結果のデータとして記憶させる。
まず要件設定ステップS1が実行され、解析条件として端部移動量が30mm、要件負荷が100N、移動方向が(a)の矢印方向(両端部を結ぶ線分と成す角度で−60°)として設定される。
再び実行されるFEM解析判断ステップS2では、必要ワイヤーハーネス長79mmにおけるFEM解析を再び行う。その結果、15mmよりは多く移動できるもののやはり30mmの移動はできないので、NGと判断する。
この作業を繰り返し、やがて、(a)に表すようにワイヤーハーネス長78mmから6mm延長した必要ワイヤーハーネス長84mmにおいて30mmの移動が可能となる。
すると、FEM解析判断ステップS2ではOKと判断するとともにこのとき解析された作業負荷120Nを作業負荷として記憶領域11aへ記憶させる。尚、作業負荷はFEM解析判断手段12に設けるレジストリ等の一時記憶領域に記憶させておいてもよく、次に実行させる作業負荷判断ステップS3が読み込み可能であればどのような形態で記憶させてもよい。
FEM解析判断ステップS2では、必要ワイヤーハーネス長85mmでFEM解析を行う。そして解析の結果、勿論30mmの移動が可能であり、その際の作業負荷は20Nと解析された。従って、FEM解析判断ステップS2ではOKと判断するとともに、必要ワイヤーハーネス長85mmにおける作業負荷20Nを記憶領域11aへ記憶させる。
ハンドスペース領域設定ステップS5では、記憶領域11aへハンドスペース領域情報を問い合わせて受領し、該情報に基づいてハンドスペース領域HAをワイヤーハーネス移動端へ設ける。
ハンドスペース領域設定ステップS5に続けてハンドスペース移動ステップS6を実行する。ハンドスペース移動ステップS6では、記憶領域11aへワイヤーハーネス移動端の移動距離および移動方向を問い合わせて取得すると共に、該情報に基づいてハンドスペース領域HAを移動させる。
ハンドスペース移動ステップS6に続けては干渉評価ステップS7が実行される。
干渉評価ステップS7では、相手部品情報記憶手段14cへ相手部品情報を問い合わせて取得する。従って、干渉評価ステップS7では、ワイヤーハーネス周囲部に位置している相手部品の位置を特定可能となる。そして干渉評価ステップS7では、ハンドスペース領域HAを、特定可能となったワイヤーハーネス移動端の移動軌跡に沿って移動させた際にハンドスペース領域HAと干渉する相手部品があった場合には続けて相手部品特定ステップS9を実行し、干渉する相手部品がなかった場合には続けて表示ステップS8を実行する。
従って、ハンドスペース移動ステップS6および干渉評価ステップS7並びに相手部品特定ステップS9では、ハンドスペース領域HAの移動時にハンドスペース領域HAと干渉した部品が特定されて相手部品情報記憶手段14cへ記憶されることとなる。
尚、この実施例では、詳細の説明は省略するが、ハンドスペース移動ステップS6および干渉評価ステップS7によるハンドスペース領域HAの移動ならびに干渉の有無の評価は、ワイヤーハーネス移動端の移動距離および移動方向によって特定されるワイヤーハーネス移動端の軌跡に沿って所定量移動毎に行われる。従って、図2に表すフローチャートでは、繰り返し行うためのハンドスペース領域HAの所定移動量加算ステップや繰り返しステップは省略して記載しているが、例えば、要件設定手段11で設定された移動開始位置および移動終了位置の間を0.1[mm]毎にハンドスペース移動ステップS6によって移動させてその都度干渉評価ステップS7で干渉の有無を評価する。そして、干渉がなかった場合には、更に0.1[mm]ハンドスペース領域HAを移動させて再び干渉評価ステップS7を行い、干渉があった場合のみ相手部品特定ステップS9を干渉評価ステップS7に続けて実行させてから再びハンドスペース移動ステップS6によって更に0.1[mm]ハンドスペース領域HAを移動させて干渉評価ステップS7による評価を行うというように繰り返す。
従って、ハンドスペース移動ステップS6および干渉評価ステップS7では、ワイヤーハーネス移動端の移動方向へ移動距離分だけの移動を終了した時点で、ワイヤーハーネス移動端の移動軌跡上でワイヤーハーネス移動端とは干渉しないがハンドスペース領域HAと干渉する相手部品が、相手部品情報記憶手段14cへ干渉部品としてリストアップされて記憶されることとなる。
即ち、例えばスパン2における表示では、評価結果として27mmの表示がなされ、必要ワイヤーハーネス長として85mmと表示がなされているが、これは、設計時のワイヤーハーネス長では端部を端部移動量だけ移動させることができず、本来30mm移動させなければならないところ、要件負荷では27mmしか移動できなかったことを表している。そして、必要ワイヤーハーネス長の表記である85mmは、設計時のワイヤーハーネス長78mmに対して、要件負荷で端部移動量である30mmを移動させるには85mmのワイヤーハーネス長が必要であることを表している。
また、スパン1における表示では、評価結果としてOKの表示がなされ、必要ワイヤーハーネス長としての表示はない。これは、設計時のワイヤーハーネス長として表示されている170mmで且つ要件負荷で端部を端部移動量だけ移動させることができたことを表している。表示におけるワイヤーハーネス長は、記憶領域11aに記憶されている各スパン毎のワイヤーハーネス長を読み込んで表示させる。また、評価の結果である[結果]欄では、[設計長]としてのワイヤーハーネス長と必要ワイヤーハーネス長とを読み込み比較して必要ワイヤーハーネス長の方が大きければ、初期設定されていたワイヤーハーネス長を必要ワイヤーハーネス長として解析したときの移動可能量を記憶領域11aから読み込み表示させ、それ以外は[OK]と表示させる。
更に、表示ステップS8では、相手部品情報記憶手段14cに干渉部品として記憶されている部品名を、相手部品情報記憶手段14cへ問い合わせて干渉部品の情報を取得し、干渉部品名を表にしてディスプレイ3へ表示可能に表示画面の生成を行う。この表示画面の生成は、先に生成した各表示情報と一緒に表示されるように生成する。
そして、表示ステップS8で生成された画像をディスプレイ3へ表示させる。
11 要件設定手段
11a 記憶領域
12 解析判断手段
12a FEM解析判断手段
12b 作業負荷判断手段
12c 評価長加算手段
13 解析データ画面生成手段
14 軌跡移動手段
14a ハンドスペース領域設定手段
14b ハンドスペース移動手段
14c 相手部品情報記憶手段
15 干渉評価手段
2 入力手段
3 ディスプレイ
S1 要件設定ステップ
S2 FEM解析判断ステップ
S3 作業負荷判断ステップ
S4 評価長加算ステップ
S5 ハンドスペース領域設定ステップ
S6 ハンドスペース移動ステップ
S7 干渉評価ステップ
S8 表示ステップ
S9 相手部品特定ステップ
Claims (2)
- 長さおよび両端位置ならびに物性条件によって特定されるワイヤーハーネスの移動端部を端部移動量および移動方向によって特定される解析条件に基づいて移動させた際、ワイヤーハーネス周囲にある部品の位置情報を相手部品情報として予め記憶された相手部品との干渉を検討可能なシステムであって、
ワイヤーハーネス移動端に予めハンドスペース領域を設定し、予め設定された端部移動方向に端部移動量だけハンドスペース領域を移動可能な軌跡移動手段を備え、
軌跡移動手段がハンドスペース領域を移動させた際に、ハンドスペース領域が相手部品情報によって設定される相手部品と干渉するか否かを判断可能であり、干渉すると判断した場合には干渉した相手部品を干渉部品として部品記憶手段に記憶させる干渉評価手段を備え、
軌跡移動手段および干渉評価手段がハンドスペース領域移動時に相手部品情報によって設定される相手部品との干渉の有無を判断し、且つ、相手部品を特定可能なことを特徴とするワイヤーハーネス結線作業の自動検討システム。 - 長さおよび両端位置ならびに物性条件によって特定されるワイヤーハーネスを、少なくとも固定位置からの端部移動量および移動方向によって特定される解析条件に基づいて移動した後のワイヤーハーネスの状態を解析可能なFEM解析を用いてワイヤーハーネス長を評価可能であり、且つ、ワイヤーハーネス周囲にある部品の位置情報を相手部品情報として予め記憶されてワイヤーハーネス移動時の相手部品情報との干渉を評価可能なシステムであって、
ワイヤーハーネス端部を接続する際に必要な端部移動量および移動方向、ならびに、移動時に用いることが出来る要件負荷を予め設定されて記憶される要件設定手段を備え、
ワイヤーハーネス移動端を要件設定手段によって設定された端部移動方向に端部移動量だけ移動可能か否かをFEM解析により判断可能なFEM解析判断手段を備え、
FEM解析判断手段によって移動可能であると判断された場合にFEM解析判断手段によって求められた作業負荷と要件設定手段によって設定された要件負荷とを比較し要件負荷による移動が可能であるか否かを判断可能な作業負荷判断手段を備え、
FEM解析判断手段および作業負荷判断手段が移動不可能であると判断した場合、ならびに、作業負荷判断手段が要件負荷による作業が不可能であると判断した場合に、FEM解析判断手段で用いられるワイヤーハーネス長に所定の長さを加えて新たな必要ワイヤーハーネス長として一時的に記憶させる評価長加算手段を備え、
作業負荷判断手段によって要件負荷による移動が可能であると判断された場合に、ワイヤーハーネス移動端に予め定めるハンドスペース領域を設定し、要件設定手段によって設定された端部移動方向に端部移動量だけハンドスペース領域を移動可能な軌跡移動手段を備え、
軌跡移動手段がハンドスペース領域を移動させた際に、ハンドスペース領域が相手部品情報によって設定される相手部品と干渉するか否かを判断可能であり、干渉すると判断した場合には干渉した相手部品を干渉部品として部品記憶手段に記憶させる干渉評価手段を備え、
FEM解析判断手段あるいは作業負荷判断手段が否と判断した場合には評価長加算手段が新たなワイヤーハーネス長にて、再びFEM解析判断手段に解析判断させ、
FEM解析判断手段が要件設定手段によって設定された条件に基づいてFEM解析を行い移動可能であった場合には作業負荷判断手段により作業負荷の判断を行い、作業負荷判断手段が要件負荷で移動可能であると判断した場合には、ワイヤーハーネス長を出力し、
軌跡移動手段および干渉評価手段がハンドスペース領域移動時に相手部品情報によって設定される相手部品との干渉の有無を判断し、且つ、相手部品を特定可能なことを特徴とするワイヤーハーネス結線作業の自動検討システム。
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KR101062565B1 (ko) | 2010-04-12 | 2011-09-06 | (주)Hk전자 | 멀티 와이어의 제조방법 |
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