JP6653901B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
更に、「燃料乾燥装置(40)は、モータ(42)および歯車(43)により回転するドラム(44)と、このドラム(44)に設けられたホッパ(45)と、ドラム(44)内に熱風を吹き込むブロワ(46)とを備えている。第1段供給部(16a)から供給されてきた固形燃料は、ホッパ(45)から回転するドラム(44)に送られ、ブロワ(46)からの熱風で乾燥された状態で供給口(47)から落下するようになっている。ドラム(44)で発生するガスは排気口(52)から排気される。」の記載がある(特許文献1[0046]参照)。
更に、「図6」の図示がある。
更に、「図1」の図示がある。
更に、「前記ロストルの前記板状部材は、前記傾斜部側の端部に、切り込みを形成した板状部材を含んでおり、前記切り込みにおいて前記通風空間を通過した空気の一部が上昇するようにしていることが好ましい。この構成によれば、固体燃料には通風空間を経て加熱された空気が行き亘り易くなり、固体燃料の乾燥度合いが一層高まり、固体燃料の着火も一層容易になる。」が開示されている(特許文献3[0011]参照)。
更に、「図3」、「図7」の図示がある。
燃焼室と、
燃焼室に固形燃料を供給するとともに、固形燃料を貯留する燃料タンクと、
燃料を搬送して燃焼室に供給する燃料供給部と、
燃焼室下方部に設けられ、固形燃料を載置して燃焼させる燃焼部と、
燃焼部に空気を吹き込む燃焼空気供給部と、
燃焼室から発生した燃焼ガスで液体を加熱する熱交換部と、
熱交換部で発生させた温水の一部をポンプによって取り出し、配管を通してラジエターに流入させ、送風ファンによってラジエターに風を吹き付けて温風を発生させる温風発生部と、
を有し、
燃料タンク内には、熱交換部で発生させた温水から熱交換し、温風発生部で発生させた温風を送風して噴出される燃料タンクの側面に多数の孔からなる温風噴出し口が設けられ、
燃料タンク内中央部には、上下方向に撹拌羽根回転軸を有して、燃料タンク内の燃料を撹拌し、取り外し可能であるとともに、取り外した場合は燃料タンク内底部に燃料を掻き出す掻き出し羽根を設けることが可能である撹拌羽根が、設けられる。
燃料タンク内底部には、搬送部に燃料タンク内の燃料を供給する供給口が設けられ、モーターの駆動力をチェーンを介して回転させて供給口に燃料を掻き出す掻き出し羽根が設けられる。
燃料タンクの供給口に一端部を臨ませたスクリューコンベアからなる第1搬送部と、
第1搬送部の排出側下方に設け、回転可能な複数枚の板状部材を有し、該板状部材を壁面に接した状態で停止させると、燃料タンク側と燃焼室側とを遮断することができるパドル部と、
パドル部下方に一端側を臨ませ、他端を燃焼室に連結したスクリューコンベアからなる第2搬送部とを備える。
燃料の搬送される第2搬送部より上流側に搬送部内に空気を送風し、燃焼室で発生した噴煙等の逆流による燃料タンク側からの吹き出しを防止する空気噴出口がパドル部より上流側に固形燃料の搬送方向に向けて設けられる。
掻き出し羽根を設けた場合は、掻き出し羽根によって供給口から安定して燃料が供給される。
スクリューコンベアからなる第1搬送部とスクリューコンベアからなる第2搬送部の間にパドル部を設けた場合は、パドル部によって、燃料の供給量が精度よく安定して供給される。
スクリューコンベアからなる第2搬送部より、上流側に搬送部内に空気を送風する吹き出し口が設けられた場合は、吹き出し口により、燃焼室で発生した噴煙等の逆流による燃料タンク側からの吹き出しを防止できる。
11は、本発明の実施例に係る燃焼装置である。燃焼装置11は、内部下部に燃焼室21を、その側方に熱交換部51を備え、図1の左側には燃料タンク61を備えている。燃料タンク61と燃焼室21は、燃料供給部71によって、連結されている。
31は燃焼部である。燃焼部31は、燃焼板からなる。燃焼部31は、燃焼室21下方部に設けられ、木質チップ、あるいはペレット等の固形燃料Fを載置して燃焼させる。
燃焼部31表面には、灰、燃えカス落下用のスリット311を複数列設ける。燃焼部31のV字型断面の一方の面上に、断面逆V字型板状体で凸状からなる金具である凸状物33を設置する。凸状物33表面には、孔状の第1空気供給口331が複数設けられる。
32は、着火用バーナである。着火用バーナ32は固形燃料Fを着火するためのものである。この実施例では、電気ヒーターで高温にされた空気を噴射して着火する。
22は、耐火煉瓦である。耐火煉瓦22は、燃焼室21の内部周辺に積層され断熱する。
45は、燃焼空気供給部41の分岐である。分岐45では、図1に図示するように吸気ファン44側から延設される燃焼空気供給部41は、第1燃焼空気供給部42と、第2燃焼空気供給部43と、搬送部空気供給部46と、ヒーター送風用空気供給部47とに分岐する。
第1燃焼空気供給部42、燃焼部31下方からあるいは、第2燃焼空気供給部43により、燃焼部31の上面よりも上方位置の側面から燃焼室21内に、吸気ファン44から供給される空気を吹き込むことで、効率よく固形燃料Fを燃焼させる。
ヒーター送風用空気供給部47は、着火用バーナ32の後方から空気を供給する。
搬送部空気供給部46は、燃料供給部71に送風し、搬送方向に噴出する。
着火用バーナ32は、電気ヒーターを加熱し、ヒーター送風用空気供給部47で供給される空気により固形燃料Fに着火する。
52は、煙管である。煙管52は、液体室53中を貫通して設置される。煙管52は、燃焼ガスが通過する煙管52が加熱する液体を溜めた水室からなる液体室内53内に、縦方向に設けられる。煙管52は、図3に図示されるように、燃焼室21上部から下方に燃焼ガスが通過する入力側煙管521と前記下方に通過した燃焼ガスが排出側の上方に向かって通過する排出側煙管522からなる。
入力側煙管521と排出側煙管522はそれぞれ複数設けられる。この実施例では、入力側煙管521、排出側煙管522とはそれぞれ集められてそれぞれグループを形成している。そのため、燃焼ガスの通気が乱れにくい。
燃焼室21から発生した燃焼ガスで液体、この実施例では水を加熱する熱交換部51が設けられる。熱交換部51では、燃焼室21から発生した燃焼ガスで液体を加熱する。この実施例では液体は水からなるが、それ以外の液体を用いてもよい。
螺旋材54は、煙管内において上下可動可能あるいは、回転可動可能あるいは、回動可動可能に設けられている。
筒状からなる煙管52だけでなく、煙管52内に螺旋材(スクリュー)54を入れているため、旋回流が発生し、煙の煙管52内の滞在時間を長くする。そのため、熱交換が効率よく行える。煙を長く引き回すことで、煤等が落ち易くなる。
螺旋材54を円筒状の煙管52内で可動させることで、煙管52内に蓄積した煤、あるいは煙管、螺旋材表面に付着した酸化膜を取り除き掃除することが容易となる。
524は、煙突である。煙突524は、排出側煙管522の下流側に設置し、燃焼ガスを排気する。
煙管52に設けた螺旋材によって、通過する燃焼ガスが螺旋状に通過して、煙管52内を通過する燃焼ガス内に含まれるダストや灰が分離され下方の集塵室57に落下して捕集することができる。
螺旋材54によって、燃焼ガスが、煙管52内を直線状に通過しないため、燃焼ガスの熱を煙管から有効に加熱水に伝達できる。
螺旋材54を回転させることで、煙管52螺旋材54表面に付着した煤や酸化膜を掃除する。
62は、温風吹き出し口である。温風吹き出し口62からは、供給された温風を吐き出す。63は、掻き出し羽根である。掻き出し羽根63は、燃料タンク61の下部に設けられ、回転軸を回転中心として回転することで、供給口64に固形燃料Fを掻き出す。
そのため、モーター652の駆動力は、スプロケット653、チェーン655、スプロケット654、撹拌羽根回転軸651を介して伝わり、撹拌羽根65は、回転する。スクリュー状の撹拌羽根65により、固形燃料Fをかき混ぜて、固形燃料Fを上に移動させる。
72は、第1搬送部である。第1搬送部72は、スクリューコンベアからなる。第1搬送部72は、一端に設けられた搬入口721は、燃料タンク61の供給口64に臨ませて設置する。第1搬送部72の他端には、排出口722を設ける。
73は、パドル部である。パドル部73は、第1搬送部72の排出口722下部に設置する。パドル部73は、回転中心を回転軸として回転して固形燃料Fを間欠的に定量供給する。
パドル部73の中間部には、スプロケット732が取り付けられる。第2搬送部74の一端部には、スプロケット743が取り付けられる。スプロケット732とスプロケット743との間にはチェーン733が架け渡される。
75は、モーターである。モーターの回転軸は第2搬送部74に取り付けられる。そのため、モーター75を回転すると、第2搬送部74が駆動される。第2搬送部74の駆動は、スプロケット743、チェーン733、スプロケット732を介して伝えられパドル部73を駆動する。パドル部73の駆動は、スプロケット731、チェーン724、スプロケット723を介して伝えられ第1搬送部72を駆動する。
パドル部73は、図7に図示されるように4枚の板状のパドルが回転しているため、回転が停止したときに、図8に示すようなパドルを壁面に接した状態で停止させると、燃料タンク61側と燃焼室21側とを遮断することができる。このため、燃焼室21側から万一燃焼ガスや炎が逆流したとき、燃料タンク61側への逆流を防止できる。
461は、空気噴出口である。空気噴出口461は、燃料の搬送される第2搬送部より上流側に、第1搬送部72内の排出口722部に設けられる。空気噴出口461は、第2搬送部74より上流側搬送部内に空気を送風し、固形燃料Fの搬送方向に向け噴出する。
本実施例において、空気噴出孔461は、パドル部73より上流側に設けたが、パドル部73より下流側に設けてもよい。
燃料タンク61の温風吹き出し口62からは、熱交換部51で発生した温水から取り込んで発生させた温風が噴出されていて、固形燃料Fは、温風で温められ乾燥されながら、燃料タンク61から、掻き出し羽根63により掻き出され、供給口64から、第1搬送部72、パドル部73、第2搬送部74により、燃焼部31に供給される。
更に、掻き出し羽根63によって供給口64から安定して燃料が供給される。
燃料タンク61内の燃料を撹拌する螺旋状の撹拌羽根65を設けると燃料が撹拌され、乾燥効率が向上する。
スクリューコンベアからなる第1搬送部72とスクリューコンベアからなる第2搬送部74の間にパドル部73を設けたことによって、固形燃料Fの供給量が精度よく安定して供給される。
第1燃焼空気供給部42により燃焼部31下方から、あるいは第2燃焼空気供給部43により、燃焼部31の上面よりも上方位置の側面から燃焼室21内に、あるいはヒーター送風用空気供給部47、搬送部空気胸腔部46に吸気ファン44から供給される空気は、それぞれ圧力を調整して供給される。
燃焼装置11の熱交換部51によって生成させた温水の一部をポンプ26によって取り出し、外部に設けた温風発生部27により温風を発生させ、燃料タンク61に送風する。
温風発生部27は、ラジエター25と送風ファン24とから成る。温風発生部27は、ポンプ26によって取り出された温水を配管233を通してラジエター25に流入させる。次いで温風発生部27は、送風ファン24によってラジエター25に風を吹き付け、温風を発生させ、温風ダクト251,252によって燃料タンク61内に送風する。
燃焼装置11で発生させた温水は、背面側に設けた配管231を通してポンプ260によって取り出され、農ビハウス等の施設の暖房等に利用される。利用され冷却された温水は、配管232を通して燃焼装置11へ戻される。
21 燃焼室
31 燃焼部
41 燃焼空気供給部
42 第1燃焼空気供給部
43 第2燃焼空気供給部
461 空気噴出口
51 熱交換部
61 燃料タンク
62 温風吹き出し口
63 掻き出し羽根
65 撹拌羽根
651 撹拌羽根回転軸
71 燃料供給部
72 第1搬送部
73 パドル部
74 第2搬送部
F 固形燃料
Claims (4)
- 燃焼室と、
燃焼室に固形燃料を供給するとともに、固形燃料を貯留する燃料タンクと、
燃料を搬送して燃焼室に供給する燃料供給部と、
燃焼室下方部に設けられ、固形燃料を載置して燃焼させる燃焼部と、
燃焼部に空気を吹き込む燃焼空気供給部と、
燃焼室から発生した燃焼ガスで液体を加熱する熱交換部と、
熱交換部で発生させた温水の一部をポンプによって取り出し、配管を通してラジエターに流入させ、送風ファンによってラジエターに風を吹き付けて温風を発生させる温風発生部と、
を有し、
燃料タンク内には、熱交換部で発生させた温水から熱交換し、温風発生部で発生させた温風を送風して噴出される燃料タンクの側面に多数の孔からなる温風噴出し口が設けられ、
燃料タンク内中央部には、上下方向に撹拌羽根回転軸を有して、燃料タンク内の燃料を撹拌し、取り外し可能であるとともに、取り外した場合は燃料タンク内底部に燃料を掻き出す掻き出し羽根を設けることが可能である撹拌羽根が、設けられる、
ことを特徴とする燃焼装置。 - 燃料タンク内底部には、搬送部に燃料タンク内の燃料を供給する供給口が設けられ、モーターの駆動力をチェーンを介して回転させて供給口に燃料を掻き出す掻き出し羽根が設けられる、
請求項1に記載の燃焼装置。 - 燃料タンクの供給口に一端部を臨ませたスクリューコンベアからなる第1搬送部と、
第1搬送部の排出側下方に設け、回転可能な複数枚の板状部材を有し、該板状部材を壁面に接した状態で停止させると、燃料タンク側と燃焼室側とを遮断することができるパドル部と、
パドル部下方に一端側を臨ませ、他端を燃焼室に連結したスクリューコンベアからなる第2搬送部とを備える、
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃焼装置。 - 燃料の搬送される第2搬送部より上流側に搬送部内に空気を送風し、燃焼室で発生した噴煙等の逆流による燃料タンク側からの吹き出しを防止する空気噴出口がパドル部より上流側に固形燃料の搬送方向に向けて設けられる、
請求項1又は請求項2又は請求項3のいずれかに記載の燃焼装置。
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