JP6652719B2 - 温度制御装置 - Google Patents

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本発明は、温度制御装置に係り、特に、冷却媒体の温度を制御して冷却対象の負荷装置に送り出す温度制御装置に関するものである。
開発・製造された供試エンジンが所定の性能を備えているかを試験するエンジン試験装置として、エンジンベンチが知られている。エンジンベンチは、エンジンの出力軸にダイナモメータを接続し、このダイナモメータによってエンジンの負荷を制御しながら試験を行う装置であり、エンジンの回転数やトルク、燃焼ガス等の計測が行われる。
また、近年では、試験時のエンジンの温度を正確に制御することが要求されている。そして、これら試験に際して、供試エンジンを実車に搭載したときの運転状態を忠実に模擬するには、ダイナモメータの動力吸収性能を高めるのは勿論、供試エンジンの冷却水温度が燃費等に影響することも知られている。そこで、近年では、エンジンベンチに熱交換器を設け、この熱交換器によって温度調節した冷却水をエンジンに循環させながら試験を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図2は、エンジン101の温度を調節して試験を行うエンジン試験システム100に用いられている、従来における温度制御装置102の一例を示した概略構成図である。
図2のエンジン試験システム100は、試験対象であるエンジン101の性能を測定・評価するシステムであり、試験対象の負荷装置であるエンジン101と、エンジン101に供給する冷却水201の温度を調整する温度制御装置102等を示している。
エンジン101の出力軸には、シャフト104を介してダイナモメータ103が接続される。ダイナモメータ103は、エンジン101に所定の負荷トルクを与える機器であり、電流・電圧を可変させることで負荷トルクを設定できるようになっている。
また、エンジン101は、その周囲がジャケット(不図示)で覆われており、ジャケットの内部をエンジン冷却液である冷却水201が流れることにより、エンジン101が冷却するように構成されている。エンジン101の内部にはポンプ105(以下、「内蔵ポンプ105」という)が設けられており、内蔵ポンプ105を駆動することによってジャケット内の冷却水201を強制的に循環させることができる。この内蔵ポンプ105は、通常、エンジン101の回転数に応じて吐出量が変動し、エンジン101の回転数が増加するに伴って吐出量が増加するようになっている。
エンジン101には、温度制御装置102が接続されており、この温度制御装置102からエンジン101のジャケット内に冷却水201が供給される。ここでの温度制御装置102は、冷熱源202に工業用水を使用し、この冷熱源202で冷却水201を冷却する熱交換器107を備えている。
熱交換器107は、一次冷媒流路107aと二次冷媒流路107bとを有している。熱交換器107の一次冷媒流路107aには、工業用水配管108が接続されており、この工業用水配管108を介して、冷熱源202が熱交換器107の一次冷媒流路107aに流される。一方、熱交換器107の二次冷媒流路107bには、冷却水配管109が接続されており、この冷却水配管109を介してエンジン101のジャケット内から流出された冷却水201が熱交換器107の二次冷媒流路107bに流される。そして、熱交換器107では、冷熱源202と冷却水201が熱交換することによって、冷却水201が冷却されてエンジン101のジャケット内に循環供給される。
冷却水配管109のうち、エンジン101のジャケット出口101aの近傍には、センサ110が配設されており、このセンサ110によって、エンジン101から流出した直後の冷却水201の温度が測定される。センサ110は、温度制御装置102の温度制御部102aに接続されており、測定値の信号が温度制御部102aに出力される。一方、エンジン101のジャケット入口101bの近傍には、ヒータ111が配設されており、このヒータ111によって、熱交換器107から流出してジャケット入口101bからエンジン101のジャケット内に流入する直前の冷却水201の温度が略一定に調節される。
工業用水配管108には、熱交換器107の手前に2方制御弁112が配設されており、この2方制御弁112を制御することによって、熱交換器107の一次冷媒流路107aを流れる冷熱源202の流量が調整される。2方制御弁112はバルブコントローラ113に接続されており、このバルブコントローラ113によって2方制御弁112の開度が調節される。
このように構成された温度制御装置102によれば、熱交換器107内で冷却水201が冷熱源202と熱交換して冷却される。そして、冷却された冷却水201が、ジャケット入口101bからエンジン101のジャケット内に供給されることにより、エンジン101が冷却される。
特開2011−127904号公報
図2に示すような温度制御装置102では、エンジン101側の冷却水201は熱交換器107とヒータ111を使用して温度制御をしているが、冷熱源202側は2方制御弁112を使用し、熱交換器107内で冷却水201の出口温度を制御している。しかしながら、エンジン101側の冷却水201は、運転状態よりエンジン101の負荷と流量が変化し、また温度も変化する。一方、冷熱源202側は、客先支給の場合があり、2方制御弁112の開度など、客先が接続している他の設備の使用状況によって冷熱源202の温度及び流量が変化する。そのため、エンジン101側における冷却水201の高精度な温度制御は困難で、また応答速度が遅いという問題点があった。
そこで、エンジンなどの負荷装置側における循環冷媒の温度管理の応答性と温度管理の精度を向上させることができるようにした温度制御装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、負荷装置の出口より排出されて入口から再び前記負荷装置内に供給される循環冷媒の温度を調整する温度制御装置であって、前記負荷装置の外側に設けられた一次冷媒流路と二次冷媒流路を有し、前記二次冷媒流路内を通って前記負荷装置の前記入口に向かう第1の循環冷媒の熱と前記一次冷媒流路内を通る冷熱媒体の熱との間で熱交換をして、前記第1の循環冷媒の温度を調整する熱交換器と、前記負荷装置の前記出口より排出された前記循環冷媒のうち、前記熱交換器の前記二次冷媒流路内を通った前記第1の循環冷媒と前記熱交換器をバイパスして前記負荷装置の前記入口に向かう第2の循環冷媒とを混合する第1の3方制御弁と、前記熱交換器の前記一次冷媒流路側に、前記一次冷媒流路を流れる前記冷熱媒体のうち、前記一次冷媒流路内で熱交換された第1の冷熱媒体と新たに外部から供給された第2の冷熱媒体とを混合する第2の3方制御弁と、前記第1の3方制御弁で分流された第1の循環冷媒が混合された前記第2の循環冷媒の温度を調整するヒータと、前記第2の3方制御弁で分流された第1の冷熱媒体が混合された前記第2の冷熱媒体を前記一次冷媒流路へ向けて強制的に流すポンプと、を備える温度制御装置を提供する。
この構成によれば、熱交換器の二次冷媒流路側に第1の3方制御弁を設けるとともに、熱交換器の一次冷媒流路側に第2の3方制御弁を設けている。そして、熱交換器の一次冷媒流路側では、第2の3方制御弁により、一次冷媒流路を流れる前記冷熱媒体のうち、一次冷媒流路内で熱交換された第1の冷熱媒体と新たに外部から供給された第2の冷熱媒体とを混合することにより、熱交換器の一次冷媒流路を流れる冷熱媒体の温度を、熱交換器の二次冷媒流路内を通る第1の循環冷媒との熱交換に適した所定の温度に高精度に調整することができる。一方、熱交換器の二次冷媒流路側では、第1の3方制御弁により、負荷装置の出口より排出された循環冷媒のうち、熱交換器の二次冷媒流路内を通って適正温度に熱交換された第1の循環冷媒と熱交換器(二次冷媒流路)をバイパスして負荷装置の入口に向かう第2の循環冷媒とを混合し、負荷装置に対して適切な温度を有する循環冷媒に調節し、再び負荷装置に流すことができる。これにより、負荷装置の出口温度を高精度に調整することができる。
すなわち、第2の3方制御弁で熱交換器の一次冷媒流路を通る冷熱媒体にふさわしい冷熱媒体温度に調節し、第1の3方制御弁で、熱交換器の二次冷媒流路を通って来た第1の循環冷媒と熱交換器の二次冷媒流路をバイパスして来た第2循環冷媒とを混合して適正な温度をした循環冷媒に調節して、この調整後の循環冷媒を負荷装置の入口から流すことにより、負荷装置の出口温度を常に一定温度にするなど、高精度に調整することができる。また、冷熱媒体及び循環媒体は、それぞれ直接混合をするので、熱交換器の熱容量に左右されずに応答速度を高めて迅速に調整することができる。これにより、負荷装置の発熱量の変動に応じた温度管理を行うことができる。さらに、第2の3方制御弁で分流された第1の冷熱媒体が混合された第2の冷熱媒体を前記一次冷媒流路へ向けて強制的に流すポンプを設けることにより、供給側の流量が変化しても、熱交換器での流量は一定となり安定した運転ができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の構成において、前記負荷装置が、エンジンであり、前記循環冷媒が前記エンジンを冷却するエンジン冷却液である、温度制御装置を提供する。
この構成によれば、応答性が良く、エンジン冷却水の温度を精度良く管理可能な温度制御装置が得られる。
発明によれば、第1の3方制御弁と第2の3方制御弁を設け、第2の3方制御弁で冷熱媒体の温度を、熱交換器の一次冷媒流路を通る冷熱媒体の温度として好適な温度に調節するとともに、第1の3方制御弁で、熱交換器の二次冷媒流路を通って来た第1の循環冷媒と熱交換器の二次冷媒流路をバイパスして来た第2循環冷媒とを混合して適正な温度をした循環冷媒に調節し、更に調整後の循環冷媒を負荷装置の入口から流すようにしているので、負荷装置の出口温度を常に一定温度にするなど、高精度に調整することができる。また、冷熱媒体及び循環媒体は、それぞれ直接混合をするので、熱交換器の熱容量に左右されずに応答速度を高めて迅速に調整することができる。これにより、負荷装置の発熱量の変動に応じた温度管理を行うことができ、温度管理の応答性と温度管理の精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る温度制御装置の概略構成を示す図である。 従来におけるエンジン試験システムに用いられている温度制御装置の一概略構成例を示す図である。
本発明は、エンジンなどの負荷装置側における循環冷媒の温度管理の応答性と温度管理の精度を向上させることができるようにした温度制御装置を提供するという目的を達成するために、負荷装置の出口より排出されて入口から再び前記負荷装置内に供給される循環冷媒の温度を調整する温度制御装置であって、前記負荷装置の外側に設けられた一次冷媒流路と二次冷媒流路を有し、前記二次冷媒流路内を通って前記負荷装置の前記入口に向かう第1の循環冷媒の熱と前記一次冷媒流路内を通る冷熱媒体の熱との間で熱交換をして、前記第1の循環冷媒の温度を調整する熱交換器と、前記負荷装置の前記出口より排出された前記循環冷媒のうち、前記熱交換器の前記二次冷媒流路内を通った前記第1の循環冷媒と前記熱交換器をバイパスして前記負荷装置の前記入口に向かう第2の循環冷媒とを混合する第1の3方制御弁と、前記熱交換器の前記一次冷媒流路側に、前記一次冷媒流路を流れる前記冷熱媒体のうち、前記一次冷媒流路内で熱交換された第1の冷熱媒体と新たに外部から供給された第2の冷熱媒体とを混合する第2の3方制御弁と、を備えることにより実現した。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る温度制御装置12の概略構成を示すものである。なお、実施例では、エンジン試験システム10に適用した場合を一例としているが、本発明はエンジン試験システム10に限定されるものではなく、広く一般の温度制御装置に適用することができるものである。
図1のエンジン試験システム10は、試験対象の負荷装置であるエンジン11の性能を測定・評価するシステムであり、試験対象の負荷装置であるエンジン11と、エンジン11に供給する冷却水24の温度を調整する温度制御装置12で構成される。
エンジン11の出力軸には、シャフト14を介してダイナモメータ13が接続される。ダイナモメータ13は、エンジン11に所定の負荷トルクを与える機器であり、電流・電圧を可変させることで負荷トルクを設定できるようになっている。ダイナモメータ13としては、低慣性ダイナモを用いて、低速回転から高速回転までの急激な回転数の変化においても安定した出力が得られるようになっている。
また、エンジン11は、その周囲がジャケット(不図示)で覆われており、ジャケットの内部にエンジン冷却液である冷却水24を流すことによりエンジン11が冷却するように構成されている。エンジン11の内部にはポンプ15(以下、「内蔵ポンプ15」という)が設けられており、内蔵ポンプ15を駆動することによってジャケット内の冷却水24を強制的に循環させることができる。この内蔵ポンプ15は、通常、エンジン11の回転数に応じて吐出量が変動し、エンジン11の回転数が増加するに伴って吐出量が増加するようになっている。
エンジン11には、温度制御装置12が接続されており、この温度制御装置12からエンジン11のジャケット内に冷却水24が供給される。温度制御装置12の構成は、特に限定するものではないが、例えば冷熱媒体である冷熱源25に工業用水を使用し、この冷熱源25で冷却水24を冷却する熱交換器17を備える。
熱交換器17は、一次冷媒流路17aと二次冷媒流路17bとを有している。熱交換器17の一次冷媒流路17aには、工業用水配管18が接続されており、この工業用水配管18を介して冷熱源25が熱交換器17の一次冷媒流路17aに流される。一方、熱交換器17の二次冷媒流路17bには、冷却水配管19が接続されており、この冷却水配管19を介してエンジン11のジャケット内で昇温して流出されて来る冷却水24が熱交換器17の二次冷媒流路17bに流される。そして、熱交換器17では、冷熱源25と冷却水24が熱交換することによって、冷却水24が冷却されてエンジン11のジャケット内に循環供給される。
冷却水配管19のうち、エンジン11内を通る冷却水24が流出するジャケット出口11aの近傍にはセンサ20が配設され、冷却水24が流入するジャケット入口11bの近傍にはヒータ21が配設されている。さらに、冷却水配管19において、熱交換器17の手前には第1の3方制御弁22が配設されている。
センサ20では、エンジン11のジャケット出口11aから流出した直後の冷却水24の温度が測定される。そのセンサ20は、温度制御装置12の温度制御部12aに接続されており、測定値の信号が温度制御部12aに出力される。
ヒータ21は、温度制御装置12の温度制御部12aに接続されており、温度制御部12aの制御により、エンジン11のジャケット出口11aから流出する冷却水24の温度を略一定の温度に調節する。
第1の3方制御弁22は、エンジン11のジャケット出口11aから流出した冷却水24を、熱交換器17の二次冷媒流路17bを流れる第1の循環冷媒24aと、熱交換器17の二次冷媒流路17bをバイパスして流れる第2の循環冷媒24bとに分流させ、その後、第1の循環冷媒24aと第2の循環冷媒24bとを混合し、ヒータ21を通ってエンジン11のジャケット入口11bに流す制御を行うものである。そして、第1の3方制御弁22において第1の循環冷媒24aと第2の循環冷媒24bの流量及び混合割合とヒータ21での加熱量を細かく制御することにより、エンジン11のジャケット入口11bからジャケット内に流入する冷却水(冷媒)の温度が調整される。
第1の3方制御弁22は、温度制御装置12の温度制御部12aで制御されるバルブコントローラ23に接続されており、このバルブコントローラ23によって第1の3方制御弁22の開度が調節される。
工業用水配管18のうち、熱交換器17の一次冷媒流路17aの上流側入口の近傍には、熱交換器17側からセンサ26とポンプ27が順に配設され、一次冷媒流路17aの下流側出口の近傍には第2の3方制御弁28が配設されている。
センサ26では、熱交換器17の一次冷媒流路17aに流入される直前の冷熱源25の温度が、一次冷媒流路17aの温度として測定される。そのセンサ26は、温度制御装置12の温度制御部12aに接続されており、測定値の信号が温度制御部12aに出力される。
ポンプ27は、駆動することによって熱交換器17の一次冷媒流路17a側における冷熱源25を循環させることができる。このポンプ27は、通常、温度制御装置12の起動に連動して駆動される。
第2の3方制御弁28は、熱交換器17の一次冷媒流路17aから流出した冷熱源25の一部25aを外部に排出するとともに、残りの一部25b(以下「第1の冷熱媒体25b」という)を新たに外部から供給される冷熱源25の一部25c(以下「第2の冷熱媒体25c」という)と混合し、ポンプ27を通って熱交換器17の一次冷媒流路17aに流す制御を行うものである。そして、第2の3方制御弁28により、冷熱源25の第1の冷熱媒体25bと冷熱源25の第2の冷熱媒体25cの混合割合を細かく制御することによって、熱交換器17の一次冷媒流路17aの入口から流入する冷熱源25(25b+25c)の温度も細かく調整される。第2の3方制御弁28は、温度制御装置12の温度制御部12aで制御されるバルブコントローラ29に接続されており、このバルブコントローラ29によって第2の3方制御弁28の開度が調節される。
なお、本実施例における温度制御装置12では、温度制御装置12の温度制御部12aには、熱交換器17の一次冷媒流路17aを流れる冷熱源25と第2の3方制御弁28の開度に関連したマップの他、第1の3方制御弁22の開度と第1の循環冷媒24aと第2の循環冷媒24bの流量と混合割合、及び、ヒータ21での加熱量に関連したマップ等が備えられ、それらのマップに基づいて第1の3方制御弁22及びヒータ21と、第2の3方制御弁28を制御する。
このように構成されたエンジン試験システムにおける温度制御装置12によれば、熱交換器17の二次冷媒流路17b側に第1の3方制御弁22を設けるとともに、熱交換器17の一次冷媒流路17a側に第2の3方制御弁28を設けている。そして、熱交換器17の一次冷媒流路17a側では、第2の3方制御弁28により、一次冷媒流路17a内で熱交換された冷熱源25の第1の冷熱媒体25bと新たに外部から供給される第2の冷熱媒体25cとを混合し、熱交換器17の一次冷媒流路17aを流れる冷熱媒体(25b+25c)の温度を、熱交換器17の二次冷媒流路17b内を通る第1の循環冷媒24aとの熱交換に適した所定の温度に、高精度に調整することができる。
一方、熱交換器17の二次冷媒流路17b側では、負荷装置であるエンジン11のジャケット出口11aより排出されたエンジン冷却液などである循環冷媒のうち、熱交換器の二次冷媒流路17b内を通って適正温度に熱交換された第1の循環冷媒24aと熱交換器17の二次冷媒流路17bをバイパスしてエンジン11のジャケット入口11bに向かう第2の循環冷媒24bとを混合し、適切な温度をした循環冷媒(24a+24b)に調節してエンジン11のジャケット内に流すことができる。これにより、エンジン11のジャケット出口11aから流出する循環冷媒の温度を一定の温度にするなど、高精度に調整することができる。
すなわち、第1の3方制御弁22と第2の3方制御弁28とにより、それぞれ混合具合を調節して、適正な温度に調整された循環媒体(冷却水24)をエンジン11のジャケット入口11bから流すことにより、エンジン11のジャケット出口11aの温度を常に一定の温度にするなど、高精度に調整することができる。また、直接混合をするので、熱交換器17の熱容量に左右されずに応答速度を高めて迅速に調整することができる。これにより、エンジン11の発熱量の変動に応じた温度管理を行うことができる。
また、熱交換器17の一次冷媒流路17aの上流側には冷熱源25を一次冷媒流路17aへ向けて強制的に流すポンプ27を設けている。したがって、冷熱源25を供給する側の流量が変化しても、熱交換器17での流量は一定となり、安定した運転ができる。また、ポンプ27を設けていない場合では、冷熱源25bの流れは下側から上側に向かって流れるが、ポンプ27を設けた場合では、上側から下側に向かって強制的に流すことができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を成すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
10 エンジン試験システム
11 エンジン(負荷装置)
11a ジャケット出口
11b ジャケット入口
12 温度制御装置
12a 温度制御部
13 ダイナモメータ
14 シャフト
15 ポンプ(内蔵ポンプ)
17 熱交換器
17a 一次冷媒流路
17b 二次冷媒流路
18 工業用水配管
19 冷却水配管
20 センサ
21 ヒータ
22 第1の3方制御弁
23 バルブコントローラ
24 冷却水(循環冷媒)
24a 第1の循環冷媒
24b 第2の循環冷媒
25 冷熱源(冷熱媒体)
25a 冷熱媒体戻り
25b 冷熱媒体の一部(第1の冷熱媒体)
25c 冷熱媒体の一部(第2の冷熱媒体)
26 センサ
27 ポンプ
28 第2の3方制御弁
29 バルブコントローラ

Claims (2)

  1. 負荷装置の出口より排出されて入口から再び前記負荷装置内に供給される循環冷媒の温度を調整する温度制御装置であって、
    前記負荷装置の外側に設けられた一次冷媒流路と二次冷媒流路を有し、前記二次冷媒流路内を通って前記負荷装置の前記入口に向かう第1の循環冷媒の熱と前記一次冷媒流路内を通る冷熱媒体の熱との間で熱交換をして、前記第1の循環冷媒の温度を調整する熱交換器と、
    前記負荷装置の前記出口より排出された前記循環冷媒のうち、前記熱交換器の前記二次冷媒流路内を通った前記第1の循環冷媒と前記熱交換器をバイパスして前記負荷装置の前記入口に向かう第2の循環冷媒とを混合する第1の3方制御弁と、
    前記熱交換器の前記一次冷媒流路側に、前記一次冷媒流路を流れる前記冷熱媒体のうち、前記一次冷媒流路内で熱交換された第1の冷熱媒体と新たに外部から供給された第2の冷熱媒体とを混合する第2の3方制御弁と、
    前記第1の3方制御弁で分流された第1の循環冷媒が混合された前記第2の循環冷媒の温度を調整するヒータと、
    前記第2の3方制御弁で分流された第1の冷熱媒体が混合された前記第2の冷熱媒体を前記一次冷媒流路へ向けて強制的に流すポンプと、
    を備えることを特徴とする温度制御装置。
  2. 前記負荷装置が、エンジンであり、前記循環冷媒が前記エンジンを冷却するエンジン冷却液である、ことを特徴とする請求項に記載の温度制御装置。
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