JP6652670B1 - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポスト壁導波路を備え、且つ、通過帯域を可変なフィルタ装置を提供すること。【解決手段】フィルタ装置(1)は、複数の共振器(10〜50)として機能するポスト壁導波路(フィルタ本体1M)と、広壁(導体層2)に形成された開口(AP1〜AP5)を介して、各共振器(10〜50)と結合されたキャビティ(筒551〜555)と、キャビティ(筒551〜555)に挿入された棒(61〜65)と、棒(61〜65)の位置を制御する棒制御機構(圧電素子6P)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ポスト壁導波路を備えたフィルタ装置であって、通過帯域を可変な可変フィルタ装置に関する。
特許文献1には、センチメートル波の帯域の一部を通過帯域とし、その通過帯域を可変なフィルタ装置が記載されている。なお、これらのフィルタ装置は、特許文献1,2においてはチューナブルフィルタと称されている。これらのフィルタ装置は、センチメートル波を導波するための導波路として管内が中空な導波管を採用し、その管内に通過帯域を変化させるための可動機構を作り込んでいる。
一方、中空な導波管とは異なるタイプの導波路として、ポスト壁導波路が知られている。例えば、非特許文献1には、複数の共振器が直列に結合した共振器結合型のフィルタ装置であって、該複数の共振器として機能するポスト壁導波路を備えたフィルタ装置が記載されている。このフィルタ装置は、ミリメートル波の帯域の一部を通過帯域とする。
ポスト壁導波路は、誘電体基板と、一対の導体層と、ポスト壁とを備えている。一対の導体層は、誘電体基板の両主面上に形成されており、該誘電体基板を挟み込む。ポスト壁は、誘電体基板の内部に形成されており、且つ、複数の導体ポストを柵状に配置することにより構成されている。各導体ポストは、一対の導体層の各々と電気的に接続されている。ポスト壁は、複数の導体ポストのうち隣接する導体ポスト同士の間隔を適宜定めることによって、2次元的に連なった導体壁と同様に振る舞う。ポスト壁導波路において、一対の導体層とポスト壁とにより四方が囲まれた領域は、導波領域として機能する。非特許文献1に記載のフィルタ装置では、この導波領域をポスト壁からなる隔壁で隔てることによって、各共振器の共振領域を構成している。
このように構成されたポスト壁導波路は、中空導波管と比較して、コンパクト化及び軽量化を図ることができるとともに製造コストを削減することができる。
特開2011−9806号公報
しかしながら、上述したポスト壁導波路を備えたフィルタ装置の導波領域の内部は、誘電体基板の一部を構成する誘電体により満たされている。そのため、特許文献1,2に記載されているような通過帯域を変化させるための可動機構を導波領域の内部に作り込むことができない。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ポスト壁導波路を備えたフィルタ装置であって、通過帯域を可変なフィルタ装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るフィルタ装置は、電磁気的に結合された複数の共振器からなる共振器群として機能するポスト壁導波路であって、誘電体基板と、上記誘電体基板の第1主面及び第2主面にそれぞれ形成された一対の広壁である第1導体層及び第2導体層と、上記誘電体基板を貫通し且つ上記第1導体層と上記第2導体層とを導通させる複数の導体ポストが柵状に配置された導体ポスト群からなるポスト壁と、を備えており、各上記共振器の共振領域は、上記第1導体層、上記第2導体層、及び上記ポスト壁により囲まれた上記誘電体基板により構成されているポスト壁導波路と、上記共振器群に属する少なくとも1つの共振器の広壁に形成された開口と、各上記開口を介して、各上記共振器と電磁気的に結合されたキャビティと、各上記キャビティの上記開口と反対側の端部から各上記キャビティに挿入された棒であって、少なくとも上記開口側の端面が導体である棒と、上記棒の上記端面と、上記開口に近接する主面との間隔を制御する棒制御機構と、を備えている。
本フィルタ装置は、複数の共振器が電磁気的に結合された共振器結合型のフィルタ装置である。本フィルタ装置を構成する各共振器は、ポスト壁導波路により実現されている。そのうえで、本フィルタ装置は、棒の端面と、上記開口に近接する主面との間隔を棒制御機構が制御することによって、通過帯域を変化させることができる。具体的には、上記間隔を大きくすることによって、本フィルタ装置の通過帯域をシフトさせることができる。したがって、本フィルタ装置は、ポスト壁導波路を備えたフィルタ装置であって、通過帯域を可変なフィルタ装置を提供することができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置において、上記共振器群に属する全ての共振器の広壁に上記開口が形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記共振器群に属する複数の共振器の何れかについてキャビティ及び開口が設けられている場合と比較して、フィルタ装置の透過特性に生じ得る形状の変化を抑制しつつ、通過帯域を変化させることができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置において、上記誘電体基板のうち、少なくとも1つの上記開口に近接する位置には、上記開口側の主面から上記共振領域内に向かって凹んだ凹部であって、平面視した場合に外縁が上記棒の上記端面を包含する凹部が形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、棒の導体である端面を共振領域に挿入することができる。したがって、本フィルタ装置は、上記端面を上記第1主面から遠ざけることに加えて、上記端面を上記共振領域に挿入することによっても通過帯域を変化させることができる。具体的には、上記端面を上記開口側の主面から上記誘電体基板と反対側へ遠ざけることによって、本フィルタ装置の通過帯域を高周波側へシフト可能なことに加え、上記端面を上記開口側の主面から遠ざかるように共振領域に挿入することによって、本フィルタ装置は、通過帯域を低周波側へシフト可能である。したがって、本フィルタ装置は、凹部が形成されていない共振器のみを備えたフィルタ装置と比較して、通過帯域の可変幅を拡大することができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置において、上記棒制御機構は、各上記棒に結合された圧電素子であって、印加された電圧に応じて各上記棒の位置を一軸方向に沿って変化させる圧電素子を備えている、ことが好ましい。
圧電素子は、両端子に印加される電圧を変化させることによってその体積を可逆に変化させることができる固体素子である。したがって、上記のように構成された棒制御機構は、圧電素子の両端子に印加する電圧を制御することによって、フィルタ装置の通過帯域を可逆に変化させることができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置において、各上記共振器の上記広壁は、円形状又は6角形以上の正多角形状であり、上記複数の共振器のうち互いに結合されている2つの共振器の各々は、該2つの共振器の上記広壁の外接円の半径をR及びRとし、該2つの共振器の中心間距離をDとした場合に、D<R+Rとなるように配置されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、複数の共振器のうち互いに結合されている2つの共振器に着目した場合に、当該2つの共振器の各々の外接円の形状は、2つの外接円の中心同士をつなぐ直線を対称軸として線対称である。したがって、特許文献1に記載のフィルタ装置と比較して、本フィルタ装置は、その形状に関する対称性が高いため、設計パラメータの数を少なくすることができる。
また、上記の構成によれば、複数の共振器の各々を構成する広壁の形状は、円形又は6角形以上の正多角形状である。したがって、非特許文献1に記載のフィルタ装置と比較して、本フィルタ装置は、その形状に関する対称性が高いため、設計パラメータの数を少なくすることができる。
したがって、本フィルタ装置は、従来のフィルタ装置と比較して、所望の特性を有するフィルタ装置を容易に設計することができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置を構成する上記複数の共振器において、最初段の共振器には入力ポートが設けられており、最終段の共振器には出力ポートが設けられており、上記最初段の共振器と上記最終段の共振器とは、隣接するように配置されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、複数の共振器が直線状に配置されている場合と比較して、フィルタ装置の全長を短くすることができる。
本発明の一態様に係るフィルタ装置において、各上記共振器の上記広壁は、長方形状であり、各上記共振器は、直線状に配置されていてもよい。
本発明の一態様に係るフィルタ装置よれば、ポスト壁導波路を備えたフィルタ装置であって、通過帯域を可変なフィルタ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフィルタ装置の斜視図である。 図1に示したフィルタ装置の分解斜視図である。 図1に示したフィルタ装置が備えている5つの共振器の輪郭を模式的に示す平面図である。 図3に示した5つの共振器のうち1つの共振器の断面図である。 図1に示したフィルタ装置の変形例が備えている5つの共振器のうち1つの共振器の断面図である。 (a)は、本発明の第1の実施例であるフィルタ装置により得られた透過特性を示すグラフである。(b)は、本発明の第2の実施例であるフィルタ装置により得られた透過特性を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係るフィルタ装置1について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、フィルタ装置1の斜視図である。図2は、フィルタ装置1の分解斜視図である。図3は、フィルタ装置1を構成する5つの共振器10〜50の輪郭を模式的に示す平面図である。なお、図3においては、導体ポスト群からなるポスト壁13,23,33,43,53,63,64,73,74を、仮想的な連続した導体壁として図示している。図4は、図3に示した共振器30の断面図であって、図3に示した直線AA’線における断面図である。
図1及び図2に示すように、フィルタ装置1は、フィルタ本体1Mと、ブロック5と、棒制御ユニット6とを備えている。また、フィルタ本体1Mは、導体層2と、誘電体基板3と、導体層4と、ポスト壁13,23,33,43,53,63,64,73,74とを備えている。
誘電体基板3は、本実施形態においては、石英ガラス製である。
導体層2は、本実施形態においては、誘電体基板3のz軸正方向側の主面である第1主面3aに形成された、銅製の導体層である。導体層4は、本実施形態においては、誘電体基板3のz軸負方向側の主面である第2主面3bに形成された、銅製の導体層である。
ポスト壁13,23,33,43,53,63,64,73,74の各々は、誘電体基板3を貫通し、且つ、導体層2と導体層4とを導通させる複数の導体ポストにより構成された導体ポスト群からなる。図1及び図2に示すように、ポスト壁13は、複数の導体ポスト13i(iは、正の整数)により構成されている。
導体ポスト13iは、誘電体基板3の第1主面3aから第2主面3bまで貫通する貫通孔を形成したうえで、その貫通孔の内壁に導体層を形成することによって形成されている。なお、導体ポスト13iは、上記貫通孔に導体を充填することによって形成されていてもよい。
ポスト壁13と同様に、ポスト壁23,33,43,53,63,64,73,74の各々は、それぞれ、柵状に配置された複数の導体ポスト23i,33i,43i,53i,63i,64i,73i,74iにより構成されている。
複数の導体ポストを所定の間隔で柵状に配列することによって得られるポスト壁13,23,33,43,53,63,64,73,74の各々は、上記所定の間隔に応じた帯域の電磁波を反射する、一種の導体壁として機能する。
〔フィルタ本体1M〕
図1〜図3に示すように、フィルタ本体1Mは、共振器群を構成する共振器10,20,30,40,50と、導波路60,70とを備えている。共振器10,20,30,40,50及び導波路60,70は、導体層2,4を一対の広壁とし、ポスト壁13,23,33,43,53,63,64,73,74を狭壁として、該一対の広壁と該狭壁とにより囲まれた領域が導波領域として機能するポスト壁導波路である。
例えば、共振器10のポスト壁13は、複数の導体ポスト13iを柵状に、且つ、円形状に配列することにより構成されている。同様に、共振器20,30,40,50のポスト壁23、33,43,53の各々は、それぞれ、複数の導体ポスト23i,33i,43i,53iを柵状に、且つ、円形状に配列することにより構成されており、導波路60,70のポスト壁63,64,73,74の各々は、それぞれ複数の導体ポスト63i,64i,73i,74iを柵状に、且つ、直線状に配列することにより構成されている。
その結果、例えば、共振器30の主たる共振領域は、図4に示すように、導体層2の一部、導体層4の一部、及びポスト壁33により囲まれた誘電体基板3の一部により構成されている。同様に、共振器10,20,40,50の各々の主たる共振領域は、それぞれ、導体層2の一部、導体層4の一部、及びポスト壁13,23,43,53により囲まれた誘電体基板3の一部により構成されている。
なお、導体層2のうち、共振器10の広壁として機能する領域の中心Cを含む領域には、円形の開口AP1が形成されている(図3参照)。同様に、導体層2のうち、共振器20の広壁として機能する領域の中心Cを含む領域には、円形の開口AP2が形成されており、導体層2のうち、共振器30の広壁として機能する領域の中心Cを含む領域には、円形の開口AP3が形成されており、導体層2のうち、共振器40の広壁として機能する領域の中心Cを含む領域には、円形の開口AP4が形成されており、導体層2のうち、共振器50の広壁として機能する領域の中心Cを含む領域には、円形の開口AP5が形成されている。
導波路60と共振器10とは、結合窓APを介して電磁気的に結合されている。共振器10と共振器20とは、結合窓AP12を介して電磁気的に結合されている。共振器20と共振器30とは、結合窓AP23を介して電磁気的に結合されている。共振器30と共振器40とは、結合窓AP34を介して電磁気的に結合されている。共振器40と共振器50とは、結合窓AP45を介して電磁気的に結合されている。共振器50と導波路70とは、結合窓APを介して電磁気的に結合されている。
結合窓AP12は、導体ポスト13iの一部及び導体ポスト23iの一部を省略することによって得られる。結合窓AP23,AP34,AP45,AP,APについても同様である。
フィルタ本体1Mにおいて、結合窓AP,APは、何れも入出力ポートとして機能する。結合窓APを入力ポートとすれば、結合窓APが出力ポートとなり、結合窓APを入力ポートとすれば、結合窓APが出力ポートとなる。いずれの入出力ポートを入力ポートにするかは任意であるが、本実施形態では、結合窓APを入力ポートとし、結合窓APを出力ポートとして説明する。すなわち、共振器10が請求の範囲に記載の最初段の共振器であり、共振器50が請求の範囲に記載の最終段の共振器である。
以上のように、フィルタ本体1Mは、5個の共振器10,20,30,40,50が電磁気的に結合された、5段の共振器結合型のバンドパスフィルタとして機能するポスト壁導波路である。
なお、本実施形態では、フィルタ本体1Mが5個の共振器10,20,30,40,50を備えているものとして説明している。しかし、フィルタ本体1Mが備えている共振器の数は、5個に限定されるものではなく、所望のフィルタ特性に応じて適宜選択することができる。
(各共振器の中心間距離)
図3に示すように、共振器10を構成する広壁の半径をR、共振器20を構成する広壁の半径をR、共振器30を構成する広壁の半径をR、共振器40を構成する広壁の半径をR、共振器50を構成する広壁の半径をRとする。また、中心Cと中心Cとの距離をD12とし、中心Cと中心Cとの距離をD23とし、中心Cと中心Cとの距離をD34とし、中心Cと中心Cとの距離をD45とする。
このとき、R,RとD12とは、D12<R+Rの条件を満たし、R,RとD23とは、D23<R+Rの条件を満たし、R,RとD34とは、D34<R+Rの条件を満たし、R,RとD45とは、D45<R+Rの条件を満たす。これらの条件を満たすことによって、隣接する2つの共振器(例えば共振器10と共振器20と)を、各共振器の狭壁に設けた結合窓(例えば結合窓AP12)を介して電磁気的に結合させることができる。
(隣接する2つの共振器の対称性)
フィルタ本体1Mにおいて、複数の共振器10,20,30,40,50のうち互いに結合されている2つの共振器に着目する。ここでは、共振器20と共振器30とを用いて説明する。2つの共振器20,30の各々の広壁の形状は、中心C,C同士をつなぐ直線BB’を対称軸として線対称である(図3参照)。したがって、フィルタ本体1Mは、互いに結合されている2つの共振器における対称性が高いため、設計パラメータの数を少なくすることができる。したがって、フィルタ本体1Mは、所望の特性を有するバンドパスフィルタを容易に設計することができる。
なお、フィルタ本体1Mにおいては、互いに結合されている2つの共振器が線対称となるように構成されていることに加えて、フィルタ装置1全体も線対称となるように構成されている。具体的には、共振器10〜50は、x軸に沿い且つ共振器30の広壁として機能する領域の中心Cを通る直線を対称軸として線対称となるように配置されており、且つ、導波路60と導波路70とは、上記直線を対称軸として線対称となるように配置されている。したがって、フィルタ本体1Mは、全体の形状に関する対称性も高いため、設計パラメータの数を更に少なくすることができる。したがって、フィルタ本体1Mは、所望の特性を有するバンドパスフィルタを更に容易に設計することができる。
(共振器10,50の配置)
フィルタ本体1Mにおいて、共振器10と共振器50とは、互いに隣接するように配置されている(図3参照)。したがって、複数の共振器が直線状に配置されている場合と比較して、フィルタ本体の全長を短くすることができる。フィルタ本体の全長を短くすることによって、フィルタ本体1Mを取り巻く環境温度が変化した場合に生じる熱膨張又は熱収縮の絶対値を抑制することができる。したがって、全長が従来のフィルタ本体より短いフィルタ本体1Mは、環境温度の変化に起因する、通過帯域の中心周波数や帯域幅などの変化を抑制することができる。言い換えれば、フィルタ本体1Mは、環境温度に対する特性の安定性が高い。
(共振器の形状)
図1〜図3に示すように、フィルタ本体1Mを構成する共振器10,20,30,40,50の各々において、狭壁として機能するポスト壁13,23,33,43,53の導体ポスト13i,23i,33i,43i,53iの各々は、第1主面3aを平面視した場合に、円形状に沿うように柵状に配置されている。しかし、導体ポスト13i,23i,33i,43i,53iの各々は、円形状ではなく6角形以上の正多角形状に沿うように柵状に配置されていてもよい。
また、本発明の一態様に係るフィルタ装置において、フィルタ本体1Mを構成する各共振器を直線状に配置する場合には、各共振器の狭壁として機能するポスト壁の導体ポストは、長方形状に沿うように柵状に配置されていてもよい。
〔共振領域の容積を変化させるための構成〕
上述したように、導体層2のうち、共振器10,20,30,40,50の各々の広壁として機能する領域には、それぞれ、開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5が形成されている(図3参照)。フィルタ装置1は、このように開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5が導体層2に形成されたフィルタ本体1Mと、導体製の筒511,521,531,541,551と、導体製の棒61,62,63,64,65と、圧電素子6Pとを備えていることにより、各共振器10,20,30,40,50の共振領域の容積を変化させることができ、その結果として、バンドパスフィルタ装置の通過帯域を変化させることができる。なお、筒511,521,531,541,551は、特許請求の範囲に記載のキャビティの一例であり、圧電素子6Pは、特許請求の範囲に記載の棒制御機構の一例である。本発明の一態様において、棒制御機構は、圧電素子6Pに限定されるものではなく、棒61,62,63,64,65の位置を精度よく制御可能な機構であれば如何なる機構であってもよい。棒制御機構の別の例としては、マイクロメータを備えたz軸ステージが挙げられる。
以下では、共振器10,20,30,40,50のうち共振器30を例にして、共振領域の容積を変化させるための構成について説明する。この共振領域の容積を変化させるための構成は、各共振器10,20,30,40,50について同様に構成されている。
ブロック5は、誘電体基板3と同様に、石英ガラス製の板状部材である。ブロック5の材質及び厚さは、特に限定されるものではなく、適宜定めることができる。
ブロック5を平面視した場合において、ブロック5の開口AP3に対応する位置には、ブロック5の一方の主面から他方の主面へ貫通する貫通孔53が形成されている。この貫通孔53の直径は、適宜設計することができる。本実施形態において、貫通孔53の直径は、開口AP3の直径φ23よりも大きく、共振器30の直径(2×R)よりも小さい。この貫通孔の内壁の全面に導体層を形成することによって、導体製の筒531がフィルタ本体1Mの上に積層されている。
筒531は、筒531の第1端部531a及び開口AP3を介して、筒531の内部と共振器30の内部(すなわち主たる共振領域)とが連通するように、且つ、第1端部531aが導体層2に密着するように、導体層2の上に配置されている。すなわち、筒531は、開口AP3を介して共振器30と電磁気的に結合している。本実施形態においては、筒531が形成されたブロック5を、導体層2の上に積層することによって、上述した配置を実現している。
棒制御ユニット6は、導体製の棒であって、各共振器10,20,30,40,50にそれぞれ対応する棒61,62,63,64,65と、各棒61,62,63,64,65の他方の端面が接合された板状部材6Bと、板状部材6Bの上に積層された圧電素子6Pとを備えている。本実施形態において、各棒61,62,63,64,65の一方の端面(第1主面3aに近接する側の端面)が面一になるように、各棒61,62,63,64,65の他方の端面は、板状部材6Bに対して接合されている。
本実施形態において、各棒61,62,63,64,65は銅製であり、板状部材6Bは銅製であり、圧電素子6Pは、圧電セラミックス製である。本発明の一態様において、各棒61,62,63,64,65は、少なくとも開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5側の端面(z軸負方向側の端面)が導体であればよく、さらに、各棒61,62,63,64,65は、その側面が導体により覆われていることが好ましい。これらの場合、各棒61,62,63,64,65の導体以外の部分は、固体である限り如何なる材料により構成されていてもよい。また、本実施形態のように、各棒61,62,63,64,65は、全体が導体(本実施形態では銅)により構成されていてもよい。また、板状部材6Bを構成する材料は、特に限定されるものではなく、既存の材料の中から適宜選択することができる。本実施形態のように、各棒61,62,63,64,65のみならず板状部材6Bも導体製であることによって、各棒61,62,63,64,65と導体層2,4とを容易に短絡することができる。
共振器30及び筒531に対応する棒63は、筒531の第2端部531bから筒531の内部に挿入されている。より詳しくは、棒63は、筒531の第2端部531bから、筒531の内部に一方の端面63aが挿入されており、一方の端面63aと誘電体基板3の第1主面3aとの間隔Δが所定の間隔となるように配置されている。
圧電素子6Pは、両端子に印加される電圧を変化させることによってその体積を可逆に変化させることができる固体素子である。したがって、フィルタ装置1においては、圧電素子6Pの両端子に印加する電圧を制御することによって、圧電素子6Pは、棒63の位置を、図4に示したz軸方向に沿って変化させる。換言すれば、フィルタ装置1においては、圧電素子6Pの両端子に印加する電圧を制御することによって、圧電素子6Pは、間隔Δを制御することができる。
上述したように、共振器30の主たる共振領域は、導体層2の一部、導体層4の一部、及びポスト壁33により囲まれた誘電体基板3の一部により構成されている。しかしながら、導体層2のうち、共振器30の広壁として機能する領域であって、中心Cを含む領域には、円形の開口AP3が形成されているため、このままでは共振器30は、共振器結合型のバンドパスフィルタを構成する共振器として十分には機能しない。
しかしながら、フィルタ装置1は、上述したように、共振器30に対応する筒531及び棒63を備えている。筒531及び棒63の各々は、それぞれ、共振器30における狭壁及び広壁の一部として機能する。そのため、フィルタ装置1においては、導体層2に開口AP3が形成されているにも関わらず、共振器30が共振器結合型のバンドパスフィルタを構成する共振器として機能する。
更に、圧電素子6Pが間隔Δを精度よく制御することができるため、フィルタ装置1は、その通過帯域を変化させることができる。
(開口が形成されている共振器の数)
本実施形態においては、フィルタ本体1Mを構成する共振器10,20,30,40,50の各々の導体層2に、それぞれ、開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5が形成されているものとして説明した。しかし、本発明の一態様において、フィルタ本体1Mを構成する共振器10,20,30,40,50のうち何れの共振器の導体層2に開口を形成するかは、適宜設計することができる。本発明の一態様において、開口を有する共振器の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
(開口を形成する導体層)
本実施形態においては、各共振器10,20,30,40,50の一方の広壁を構成する導体層2に、それぞれ、開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5が形成されているものとしてフィルタ本体1Mを説明した。
しかし、本発明の一態様において、開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5は、少なくとも、各共振器10,20,30,40,50の一対の広壁を構成する導体層2(第1導体層)及び導体層4(第2導体層)の何れか一方に形成されていればよい。また、開口AP1,AP2,AP3,AP4,AP5の何れかを導体層4に形成する場合、その導体層4に形成した開口に対応して、図4に示した筒531及び棒63と同じ構成を、誘電体基板3の導体層4の側(z軸負方向側)に設ければよい。
〔変形例〕
フィルタ装置1の変形例であるフィルタ装置1Aについて、図5を参照して説明する。図5は、フィルタ装置1Aが備えている共振器10A,20A,30A,40A,50Aのうち共振器30Aの断面図である。
フィルタ装置1Aは、フィルタ装置1の構成のうち誘電体基板3を誘電体基板3Aに置換することによって得られる。そこで、フィルタ装置1Aを構成する部材のうちフィルタ装置1と同一の部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。すなわち、本変形例では、導体層2、導体層4、ブロック5、及び棒制御ユニット6については、その説明を繰り返さず、誘電体基板3Aについてのみ説明する。また、本変形例においては、上述した実施形態におけるフィルタ装置1の場合と同様に、共振器10A,20A,30A,40A,50Aのうち共振器30Aを例にして、フィルタ装置1Aについて説明する。
なお、フィルタ装置1Aにおける共振器30Aは、フィルタ装置1における共振器30に対応する。また、フィルタ装置1Aにおける各共振器10A,20A,40A,50Aは、それぞれ、フィルタ装置1における各共振器10,20,40,50に対応する。なお、本変形例において、各共振器10A,20A,40A,50Aの図示は、省略している。
図5に示すように、フィルタ装置1Aにおいて、共振器30の共振領域を構成する誘電体基板3Aの第1主面3Aaのうち、開口AP3に近接する位置には、第1主面3Aaから共振器30の共振領域内に向かって凹んだ凹部33Aが形成されている。すなわち、凹部33Aは、第1主面3Aaから上記共振領域内に向かって凹んでいる。第1主面3Aaを平面視した場合において、凹部33Aは、その外縁が棒63の一方の端面63aの外縁を包含するように形成されている。本変形例においては、凹部33Aは、その外縁が円形状であり、その直径φ33Aが開口AP3の直径φ23と一致しており、且つ、棒63の直径φ63を上回るように構成されている。
なお、凹部33Aの外縁は、円形状に限られるものではなく、適宜設計することができる。また、凹部33Aの深さも適宜設計することができる。
本変形例においては、共振器10A,20A,40A,50Aの各々の共振領域を構成する誘電体基板3Aにも、開口AP1,AP2,AP4,AP5に近接する位置には、共振器30Aの凹部33Aと同様の凹部が形成されている。すなわち、各共振器10A,20A,40A,50Aに凹部33Aと同様の凹部が形成されている。しかし、本発明の一態様においては、複数の共振器のうち一部の共振器にのみ上記凹部が形成されていてもよい。いずれの共振器に凹部を形成するかは、適宜設計することができる。例えば、本発明の一態様は、凹部が形成された共振器10A,30A,50A(図5参照)と、凹部が形成されていない共振器20,40(図4参照)とを備えていてもよい。この場合、棒制御ユニット6は、棒61,63,65の位置と、棒62,64の位置とを制御可能なように構成されていればよい。
〔フィルタ装置1及びフィルタ装置1Aの実施例〕
図1〜図4に示すように構成されたフィルタ装置1の実施例として、各共振器10,20,30,40,50に対応する各開口の直径(例えば共振器30の場合であれば、開口AP3の直径φ23)として600μmを採用し、各共振器10,20,30,40,50に対応する各筒の内径(例えば共振器30の場合であれば、筒531の内径φ531)として800μmを採用し、各共振器10,20,30,40,50に対応する各棒の直径(例えば共振器30の場合であれば、棒63の直径φ63)として400μmを採用した。そのうえで、フィルタ装置1の実施例における間隔ΔをΔ=16μm,41μm,66μm,91μm,116μmとして、フィルタ装置1の実施例のSパラメータS(2,1)の周波数依存性をシミュレーションした。以下において、SパラメータS(2,1)の周波数依存性のことを透過特性とも呼ぶ。フィルタ装置1の実施例の透過特性を図6の(a)に示す。なお、各共振器10,20,30,40,50に対応する各棒の一方の端面(例えば共振器30の場合であれば一方の端面63a)が、第1主面3aのz軸正方向側に位置する場合には間隔Δの符号を正とし、第1主面3aのz軸負方向側に位置する場合には間隔Δの符号を負とする。
図6の(a)を参照すれば、間隔Δを16μmから116μmまで、z軸正方向に向かって拡大することによって、フィルタ装置1の実施例の通過帯域を高周波側へシフト可能なことが分かった。
図5に示すように構成されたフィルタ装置1Aの実施例として、各共振器10A,20A,30A,40A,50Aに対応する各開口及び各凹部の直径(例えば共振器30Aの場合であれば、開口AP3の直径φ23及び凹部33Aの直径φ33A)として600μmを採用し、各凹部の深さとして100μmを採用し、各共振器10A,20A,30A,40A,50Aに対応する各筒の内径(例えば共振器30Aの場合であれば、筒531の内径φ531)として1000μmを採用し、各共振器10A,20A,30A,40A,50Aに対応する各棒の直径(例えば共振器30Aの場合であれば、棒63の直径φ63)として500μmを採用した。そのうえで、フィルタ装置1Aの実施例における間隔ΔをΔ=0μm,−25μm,−50μm,−75μm,−100μmとして、フィルタ装置1Aの実施例の透過特性をシミュレーションした。なお、フィルタ装置1Aにおいて、間隔Δ=−100μmとは、棒63の一方の端面63aが誘電体基板3Aの第1主面3Aaから、共振器30Aの共振領域内に100μm突出した状態を意味する。フィルタ装置1Aの実施例の透過特性を図6の(b)に示す。
図6の(b)を参照すれば、間隔Δを0μmから−100μmまで、z軸負方向に向かって拡大することによって、フィルタ装置1Aの実施例の通過帯域を低周波側へシフト可能なことが分かった。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1A フィルタ装置
2 導体層(第1導体層)
AP1,AP2,AP3,AP4,AP5 開口
3,3A 誘電体基板
33A 凹部
4 導体層(第2導体層)
5 ブロック
511〜551 筒(キャビティ)
531a,531b 一方の端部,他方の端部
61〜65 棒
63a 一方の端面
6P 圧電素子(棒制御機構)
10、20,30,40,50 共振器
10A,20A,30A,40A,50A 共振器

Claims (7)

  1. 電磁気的に結合された複数の共振器からなる共振器群として機能するポスト壁導波路であって、誘電体基板と、上記誘電体基板の第1主面及び第2主面にそれぞれ形成された一対の広壁である第1導体層及び第2導体層と、上記誘電体基板を貫通し且つ上記第1導体層と上記第2導体層とを導通させる複数の導体ポストが柵状に配置された導体ポスト群からなるポスト壁と、を備えており、各上記共振器の共振領域は、上記第1導体層、上記第2導体層、及び上記ポスト壁により囲まれた上記誘電体基板により構成されているポスト壁導波路と、
    上記共振器群に属する少なくとも1つの共振器の広壁に形成された開口と、
    各上記開口を介して、各上記共振器と電磁気的に結合されたキャビティと、
    各上記キャビティの上記開口と反対側の端部から各上記キャビティに挿入された棒であって、少なくとも上記開口側の端面が導体である棒と、
    上記棒の上記端面と、上記開口に近接する主面との間隔を制御する棒制御機構と、を備えている、
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 上記共振器群に属する全ての共振器の広壁に上記開口が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 上記誘電体基板のうち、少なくとも1つの上記開口に近接する位置には、上記開口側の主面から上記共振領域内に向かって凹んだ凹部であって、平面視した場合に外縁が上記棒の上記端面を包含する凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ装置。
  4. 上記棒制御機構は、各上記棒に結合された圧電素子であって、印加された電圧に応じて各上記棒の位置を一軸方向に沿って変化させる圧電素子を備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のフィルタ装置。
  5. 各上記共振器の上記広壁は、円形状又は6角形以上の正多角形状であり、
    上記複数の共振器のうち互いに結合されている2つの共振器の各々は、該2つの共振器の上記広壁の外接円の半径をR及びRとし、該2つの共振器の中心間距離をDとした場合に、D<R+Rとなるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフィルタ装置。
  6. 上記複数の共振器において、最初段の共振器には入力ポートが設けられており、最終段の共振器には出力ポートが設けられており、
    上記最初段の共振器と上記最終段の共振器とは、隣接するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のフィルタ装置。
  7. 各上記共振器の上記広壁は、長方形状であり、
    各上記共振器は、直線状に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフィルタ装置。
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