JP6652401B2 - 車両走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車が走行レーン内を継続して走行するように走行支援制御を行う車両走行制御装置に関する。
特許文献1では、保舵力の補助要求に応じて適切な保舵用制御トルクを付与することにより、カーブ路におけるドライバの保舵力を軽減すると共に、カーブ路に沿った操舵操作をドライバに的確に案内できるようにした保舵力補助装置を提供することを目的としている([0009]、要約)。
当該目的を達成するため、特許文献1(要約)では、曲率算出手段4Aにより走行車線の走行方向前方の曲率ρを算出し、車速検出手段32により自車両1の車速Vを検出する。そして、制御トルク算出手段5により曲率算出手段4Aで算出された走行車線の曲率ρと車速検出手段32で検出された自車両1の車速Vとに基づいて保舵用制御トルクTgを算出し、制御手段6により制御トルク算出手段5で設定された制御トルクが自車両1のカーブ旋回を助ける方向に発生するように車両の操舵アクチュエータ21を制御する。
保舵用制御トルクTgの算出に際し、走行車線の曲率ρと自車両1の車速Vに基づいて横加速度Gが算出される([0048]、図6、図7)。これに加えて、画像情報に基づく走行レーンの認識が不要の場合と考慮して、加速度センサによる横加速度の検出を併用してもよいとされている([0053])。
特開平11−147473号公報
上記のように、特許文献1では、カーブ路の走行を支援する保舵用制御トルクTgの利用に着目した開示が行われており、保舵用制御トルクTgとその他のトルクの併用に関しては検討されていない。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、カーブ路の走行を支援する操舵アシストトルクの活用範囲を広げることが可能な車両走行制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両走行制御装置は、
自車の走行レーンを検出する走行レーン検出手段と、
前記自車が前記走行レーン内を継続して走行するように走行支援制御を行う走行支援手段と、
前記走行レーンがカーブ路であり且つ前記走行支援手段による前記走行支援制御が中断された場合、前記カーブ路の屈曲方向に操舵支援を行うカーブ路操舵支援手段と
を有し、
前記走行レーン検出手段は、
前記自車の前方画像を取得する撮像装置と、
前記前方画像から前記走行レーンを検出するレーン検出部と
を備え、
前記走行支援手段は、前記レーン検出部により検出された前記走行レーン内での走行を維持させる第1操舵支援量を算出して前記第1操舵支援量に基づく操舵支援としてのレーン維持制御を行うレーン維持支援手段を有し、
前記カーブ路操舵支援手段は、前記自車の横加速度の増大に伴って増大するように第2操舵支援量を算出して前記第2操舵支援量に基づく操舵支援を行い、
前記走行支援制御に必要な程度まで前記レーン検出部が前記走行レーンを検出できなくなったとき、前記第1操舵支援量に対して修正を加えることによって得られる修正操舵支援量が前記第2操舵支援量と一致するまで前記修正操舵支援量の減少を制限する、又は、前記第1操舵支援量が前記第2操舵支援量と一致するまで前記第1操舵支援量の減少を制限する減少制限部を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、走行レーンを継続して走行するように制御する走行支援制御が中断された場合、カーブ路操舵支援手段によりカーブ路の屈曲方向に操舵支援を行う。このため、走行支援制御が中断された後においても、カーブ路の走行に適した舵角に維持され易くなり、カーブ路における走行支援性能を向上させることが可能となる。従って、カーブ路の屈曲方向への操舵支援を、走行レーンを継続して走行するように制御する走行支援制御と組み合わせて利用することが可能となる。自車の前方がカーブ路になると、レーン検出部では、走行支援制御に必要な程度まで走行レーンを検出できなくなる場合があり得る。その場合、レーン維持制御を中断させることになるが、修正操舵支援量又は第1操舵支援量をすぐにゼロにしてしまうのではなく、修正操舵支援量又は第1操舵支援量が第2操舵支援量と一致するまで修正操舵支援量又は第1操舵支援量の減少を制限すること(換言すると、減少を緩やかにすること)で支援制御の急抜けを防止することが可能となる。加えて、横加速度に基づく操舵支援に移行する際に、制御の切り替わりに伴って修正操舵支援量又は第1操舵支援量が急に変化することを抑制することができる。従って、操舵支援に対する運転者の違和感を低減することができる。
記修正操舵支援量の減少を制限する場合、前記減少制限部は、前記横加速度が大きいほど、単位時間当たりの前記修正操舵支援量の減少量を小さくし、前記第1操舵支援量の減少を制限する場合、前記減少制限部は、前記横加速度が大きいほど、単位時間当たりの前記第1操舵支援量の減少量を小さくしてもよい。カーブ路の走行に伴って前方画像から、走行支援制御に必要な程度まで走行レーンを検出できなくなる場合、それより前に前方画像から走行レーンを検出できていたこと(より緩やかなカーブ路を走行していたこと)が通常である。このため、前方画像から走行レーンを検出できなくなって修正操舵支援量又は第1操舵支援量を徐々に減少させる場合、カーブ路を走行中である可能性が高い。そこで、走行レーンの不検出に伴って修正操舵支援量又は第1操舵支援量を徐々に減少させる際に横加速度が大きければ、単位時間当たりの修正操舵支援量又は第1操舵支援量の減少量を小さくすることで、急なカーブ路における走行支援性能を維持し易くなる。
本発明によれば、カーブ路の走行を支援する操舵アシストトルクの活用範囲を広げることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両走行制御装置としての電子制御装置(以下「ECU」という。)を備える操舵装置を有する車両の概略構成図である。 前記実施形態において、前記車両が走行レーンを走行している状態の一例を示す図である。 前記実施形態の前記車両において基本アシスト制御、LKAS制御及び旋回アシスト制御を切り替えるフローチャートである。 前記実施形態の各種のトルクの例を示す図である。 前記実施形態における前記ECUの演算部の機能的構成を示す図である。 前記実施形態における旋回アシストトルクを説明するための図である。
A.一実施形態
<A−1.全体的な構成の説明>
[A−1−1.概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両走行制御装置としての電子制御装置38(以下「ECU38」という。)を備える操舵装置12を有する車両10の概略構成図である。本実施形態の操舵装置12は、電動パワーステアリング装置14(以下「EPS装置14」という。)とレーンキープアシストシステム16(以下「LKAS16」という。)とを兼ねている。
[A−1−2.EPS装置14]
(A−1−2−1.EPS装置14の全体)
操舵装置12のうちEPS装置14は、ECU38に加え、ステアリングホイール20(以下「ステアリング20」ともいう。)と、ステアリングコラム22と、中間ジョイント24と、ステアリングギアボックス26と、EPS装置14駆動用のモータ28(以下「EPSモータ28」ともいう。)と、インバータ30(以下「EPSインバータ30」ともいう。)と、車速センサ32と、電流センサ34と、横加速度センサ36と、低電圧バッテリ40(以下「バッテリ40」ともいう。)とを有する。
ステアリングコラム22は、筐体50と、筐体50内部において軸受54、56、58に支持されたステアリング軸52と、トルクセンサ60と、舵角センサ62とを有する。
中間ジョイント24は、2つのユニバーサルジョイント70a、70bと、その間に配置された軸部72とを有する。
ステアリングギアボックス26は、筐体80と、ラック&ピニオン機構のピニオン84が設けられ軸受86、88により支持されたピニオン軸82と、ラック&ピニオン機構のラック歯92が設けられたラック軸90と、タイロッド94とを有する。
(A−1−2−2.マニュアル操舵系)
ステアリング軸52は、その一端がステアリングホイール20に固定され、他端がユニバーサルジョイント70aに連結されている。ユニバーサルジョイント70aは、ステアリング軸52の一端と軸部72の一端とを連結する。ユニバーサルジョイント70bは、軸部72の他端とピニオン軸82の一端とを連結する。ピニオン軸82のピニオン84と、車幅方向に往復動可能なラック軸90のラック歯92とが噛合する。ラック軸90の両端はそれぞれタイロッド94を介して左右の前輪96(操舵輪)に連結されている。
従って、運転者がステアリングホイール20を操作することによって生じた操舵トルクTstr(回転力)は、ステアリング軸52及び中間ジョイント24を介してピニオン軸82に伝達される。そして、ピニオン軸82のピニオン84及びラック軸90のラック歯92により操舵トルクTstrが推力に変換され、ラック軸90が車幅方向に変位する。ラック軸90の変位に伴ってタイロッド94が前輪96を転舵させることで、車両10の向きを変えることができる。
ステアリング軸52、中間ジョイント24、ピニオン軸82、ラック軸90及びタイロッド94は、ステアリングホイール20に対する運転者の操舵動作を前輪96に直接伝えるマニュアル操舵系を構成する。
(A−1−2−3.転舵アシスト系)
(A−1−2−3−1.アシスト駆動系)
EPSモータ28は、ウォームギア100及びウォームホイールギア102を介してステアリング軸52に連結されている。すなわち、EPSモータ28の出力軸は、ウォームギア100に連結されている。また、ウォームギア100と噛合するウォームホイールギア102は、ステアリング軸52自体に一体的に又は弾性的に形成されている。
本実施形態のEPSモータ28は、例えば、3相交流ブラシレス式であるが、3相交流ブラシ式、単相交流式、直流式等のその他のモータであってもよい。EPSモータ28は、ECU38に制御されるEPSインバータ30を介して低電圧バッテリ40から電力が供給される。そして、当該電力に応じた駆動トルクTm(以下「モータトルクTm」又は「トルクTm」ともいう。)を生成する。モータトルクTm(又はこれに基づく推力)は、EPSモータ28の出力軸、ウォームギア100、ステアリング軸52(ウォームホイールギア102)、中間ジョイント24及びピニオン軸82を介してラック軸90に伝達される。EPSモータ28、ウォームギア100及びステアリング軸52(ウォームホイールギア102)は、操舵のための駆動力(モータトルクTm)を生成するアシスト駆動系を構成する。
本実施形態におけるトルクTmは、操舵アシストトルクTasiとして用いられる。操舵アシストトルクTasiは、基本アシストトルクTbと、LKASトルクTlkasと、旋回アシストトルクTraとを含む。
基本アシストトルクTbは、ステアリングホイール20に対する運転者の入力トルク(操舵トルクTstr)と同じ方向に働いて運転者の操舵を補助する駆動力である。LKASトルクTlkasは、車両10が走行レーン200(図2)内を継続して走行するように操舵するためのトルクである。旋回アシストトルクTraは、車両10が旋回し易いように補助するためのトルクである。後述するように、操舵アシストトルクTasiは、操舵トルクTstrと反対方向に働かせることも可能である。
(A−1−2−3−2.アシスト制御系)
EPSインバータ30、車速センサ32、電流センサ34、横加速度センサ36、ECU38、トルクセンサ60及び舵角センサ62は、アシスト駆動系を制御するアシスト制御系を構成する。以下では、アシスト駆動系、アシスト制御系及び低電圧バッテリ40を合わせて転舵アシスト系とも称する。本実施形態において、EPSモータ28の出力は、d軸及びq軸を用いるいわゆるベクトル制御により制御される。
(a)フィードフォワード系センサ類
トルクセンサ60は、ステアリング軸52にかかる操舵トルクTstrを検出してECU38に出力する。車速センサ32は、車速Vs[km/h]を検出してECU38に出力する。横加速度センサ36は、車両10に発生する横加速度Glatを検出してECU38に出力する。舵角センサ62は、ステアリングホイール20の操舵量を示す舵角θstr(舵角検出値θstr)[度]を検出してECU38に出力する。操舵トルクTstr、車速Vs、横加速度Glat及び舵角θstrは、ECU38においてフィードフォワード制御に用いられる。
(b)EPSインバータ30
EPSインバータ30は、3相ブリッジ型の構成とされて、直流/交流変換を行い、低電圧バッテリ40からの直流を3相の交流に変換してEPSモータ28に供給する。
(c)フィードバック系センサ類
電流センサ34は、前記ベクトル制御においてトルク電流成分であるq軸電流(以下「モータ電流Im」という。)を検出する。本実施形態におけるモータ電流Imは、モータ28の回転方向が第1方向(例えば、車両10を右に回転させる方向)であるとき正の値とし、第2方向(例えば、車両10を左に回転させる方向)であるとき負の値とする。但し、第1方向及び第2方向を判定可能であれば、モータ電流Imを正の値のみで制御してもよい。
電流センサ34は、EPSモータ28の巻線(図示せず)におけるU相、V相及びW相のうち少なくとも2相の電流を検出する電流センサ(図示せず)と、EPSモータ28の図示しない出力軸又は外ロータの回転角度である電気角θを検出するレゾルバ(図示せず)と、前記少なくとも2相の電流及び電気角θに基づいてq軸電流(モータ電流Im)を演算するq軸電流演算部とを含む。なお、前記q軸電流演算部の機能は、ECU38が担うこともできる。
(d)ECU38
図1に示すように、ECU38は、ハードウェアの構成として、入出力部110と、演算部112と、記憶部114とを有する。ECU38は、各センサからの出力値に基づき、EPSインバータ30を介してEPSモータ28の出力を制御する。入出力部110は、ECU38と外部機器(例えば、車速センサ32、舵角センサ62)との入出力を行う。
演算部112は、中央演算装置(CPU)を含み、記憶部114に記憶されているプログラム及びデータを用いて操舵装置12(EPS装置14及びLKAS16)を制御する。演算部112は、基本アシスト制御部130と、LKAS制御部132と、旋回アシスト制御部134とを有する。基本アシスト制御部130、LKAS制御部132及び旋回アシスト制御部134は、いずれもEPS装置14の一部を構成する。また、LKAS制御部132は、LKAS16の一部も構成する。ECU38の詳細は、図5等を参照して後述する。
記憶部114は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを備え、演算部112で用いる各種のプログラム及びデータを記憶する。
(A−1−2−3−3.低電圧バッテリ40)
低電圧バッテリ40は、低電圧(本実施形態では12ボルト)を出力可能な蓄電装置であり、例えば、鉛蓄電池等の2次電池を利用することができる。
[A−1−3.LKAS16]
操舵装置12のうちLKAS16は、上述したEPSモータ28、ECU38等に加え、前方カメラ140(以下「カメラ140」ともいう。)と、LKASスイッチ142とを有する。
カメラ140は、バックミラーの前のフロントウィンドシールドの内側に取り付けられており、LKASスイッチ142がオン状態とされているとき、前方の路面(走行レーン200(図2))にある両側のレーンマーク202l、202rを画像として捉える。LKASスイッチ142は、ユーザの操作によりLKAS16のオンオフを切り替える。
ECU38(特にLKAS制御部132)は、LKAS制御(レーン維持制御)を実行する。カメラ140が取得した前方画像Ifから車両10の両側のレーンマーク202l、202r(白線又は境界線)(図2)を検出する。そして、車両10が、例えば、両レーンマーク202l、202rの中央を走行するようにEPSモータ28を制御する。本実施形態のLKAS制御は、車速Vsが、例えば65〜100[km/h]の範囲で実行される。
<A−2.EPSモータ28の出力制御>
[A−2−1.概要]
図2は、本実施形態において、車両10が走行レーン200を走行している状態の一例を示す図である。走行レーン200は、左側レーンマーク202lと右側レーンマーク202rとにより規定される。以下では、左側レーンマーク202lと右側レーンマーク202rを合わせてレーンマーク202と総称する。なお、図2では、1車線のみを示しているが、複数の車線の道路にも適用可能である。この場合、レーンマーク202l、202rは、自車10の走行レーン200を規定するものとなる。
図2の走行レーン200では、直進路204の後にカーブ路206が存在する。また、カーブ路206のうち第1領域208は、LKAS16が両方のレーンマーク202l、202rを認識できる領域である。カーブ路206のうち第2領域210は、レーンマーク202の曲がりが大きいため、LKAS16がレーンマーク202(特に左側レーンマーク202l)を認識できない領域である。理解の容易化のため、図2では、第1領域208及び第2領域210を強調しているが、路面の材質は、直進路204と同じである。
上記のように、本実施形態では、基本アシスト制御、LKAS制御及び旋回アシスト制御を実行する。基本アシスト制御は、運転者の操舵に応じたアシストを行う制御である。基本アシスト制御では、基本アシストトルクTbが用いられる。基本アシストトルクTbは、操舵トルクTstrを増幅するためのトルクである。
LKAS制御は、自車10が走行レーン200内を継続して走行するようにEPSモータ28を制御する。より具体的には、車両10の基準位置Prefv(以下「車両基準位置Prefv」ともいう。)が、走行レーン200の基準位置Prefl(以下「レーン基準位置Prefl」ともいう。)と一致するようにEPSモータ28を制御する。車両基準位置Prefvは、例えば、車幅方向における車両10の中央に設定される。レーン基準位置Preflは、例えば、車幅方向における走行レーン200の中央に設定される。
LKAS制御は、例えば、直進路204及びカーブ路206の第1領域208で用いられる。LKAS制御では、LKASトルクTlkasが用いられる。LKASトルクTlkasは、車両基準位置Prefvとレーン基準位置Preflとのずれを減少させるためのトルクである。
旋回アシスト制御は、カーブ路206の屈曲方向に操舵支援を行う制御である。旋回アシスト制御は、例えば、カーブ路206の第2領域210で用いられる。換言すると、本実施形態では、カーブ路206の旋回に伴って第2領域210に入ることによりレーンマーク202(特に左側レーンマーク202l)の検出ができなくなった場合、LKAS制御から旋回アシスト制御に切り替える。旋回アシスト制御では、旋回アシストトルクTraが用いられる。旋回アシストトルクTraは、カーブ路206の旋回を支援するトルクである。
[A−2−2.基本アシスト制御、LKAS制御及び旋回アシスト制御の切替え]
(A−2−2−1.概要)
図3は、本実施形態の車両10において基本アシスト制御、LKAS制御及び旋回アシスト制御を切り替えるフローチャートである。ここでは、特定のECU等の処理というよりはむしろ車両10全体の動きとして説明する。LKAS16がオン(作動中)であり(S1:YES)、ECU38がレーンマーク202l、202rを認識可能である場合(S2:YES)、ステップS3において、車両10は、LKAS制御を実行する。この場合、EPSモータ28は基本アシストトルクTb及びLKASトルクTlkasを出力する。
ステップS2においてレーンマーク202l、202rを認識可能でない場合(S2:NO)、ステップS4において、車両10は、LKAS制御を停止する一方、旋回アシスト制御を実行する。この際、EPSモータ28は基本アシストトルクTb及び旋回アシストトルクTraを出力する。なお、図3では示していないが、LKAS制御から旋回アシスト制御に移行する際、操舵アシストトルクTasiの変化を制限する(詳細は後述する。)。
LKAS16がオフ(停止中)である場合(S1:NO)、ステップS5において、車両10は、基本アシスト制御を実行する。この場合、EPSモータ28は、基本アシストトルクTbのみを出力する。
車両10は、所定周期毎に図3の切替えを繰り返す。従って、レーンマーク202l、202rの認識が不可(S2:NO)となった後、レーンマーク202l、202rの認識可(S2:YES)となった場合、LKAS制御に復帰する。或いは、レーンマーク202l、202rの認識が不可(S2:NO)となった後は、一旦、LKASスイッチ142をオフとし、再度、LKASスイッチ142がオンにされるまで、LKAS制御に復帰しないことも可能である。
(A−2−2−2.各種トルクの例)
図4は、本実施形態の各種のトルクの例を示す図である。図4において、破線は、LKASトルクTlkasを示し、一点鎖線は、旋回アシストトルクTraを示し、実線は、追加アシストトルクTadを修正した修正追加アシストトルクTadrevを示している。追加アシストトルクTadは、EPSモータ28の操舵アシストトルクTasi(目標トルク)に含められるトルクである(詳細は図5を参照して後述する。)。理解を容易化するため、図4では、基本アシストトルクTbが省略されていることに留意されたい。
図4の時点t0〜t2の間、LKAS16は、レーンマーク202l、202rを認識している。時点t0〜t1では、車両10の基準位置Prefvが走行レーン200の基準位置Preflと一致している。このため、LKASトルクTlkasがゼロである。そして、時点t1において車両10の基準位置Prefvがレーン基準位置Preflからずれたため、LKASトルクTlkasが増加する。これに伴って追加アシストトルクTad(修正追加アシストトルクTadrev)も増加する。
時点t2〜t4まで、LKAS16はレーンマーク202l、202rを認識できていない。そこで、時点t2〜t3の間、LKASトルクTlkasから旋回アシストトルクTraへの切替えを行う。この際、急激な変化を避けるため、単位時間当たりの追加アシストトルクTadの変化量に制限が加えられる。時点t3になると、追加アシストトルクTad(及び修正追加アシストトルクTadrev)が旋回アシストトルクTraと一致する。そこで、時点t3〜時点t4において、追加アシストトルクTad(及び修正追加アシストトルクTadrev)は、旋回アシストトルクTraと一致する。
繰り返しになるが、EPSモータ28の操舵アシストトルクTasiは、上記修正追加アシストトルクTadrevに基本アシストトルクTbが加算された値となる。
(A−2−2−3.ECU38の演算部112の機能的構成)
(A−2−2−3−1.概要)
図5は、本実施形態におけるECU38の演算部112の機能的構成を示す図である。図5に示すように、演算部112は、基本アシストトルク算出部160と、レーンマーク特徴点抽出部161と、レーン検出部162と、LKASトルク算出部164と、旋回アシストトルク算出部166と、出力切替部168と、変化制限部170と、加算器172と、駆動信号出力部174とを有する。
演算部112は、記憶部114に記憶されているプログラムを実行することにより、上記各部を実現する。但し、各部の一部の機能をハードウェア(電気回路等)により実現することも可能である。
(A−2−2−3−2.基本アシストトルク算出部160)
基本アシストトルク算出部160(以下「算出部160」ともいう。)は、トルクセンサ60からの操舵トルクTstrと、舵角センサ62からの舵角θstrと、車速センサ32からの車速Vsとに基づいて基本アシストトルクTbを算出する。本実施形態では、操舵トルクTstr、舵角速度Vstr及び車速Vsの組合せと基本アシストトルクTbとを関連付けたマップを記憶部114に記憶している。算出部160は、舵角θstr[deg]に基づいて舵角速度Vstr[deg/s]を算出した上で、操舵トルクTstr、舵角速度Vstr及び車速Vsの組合せに対応する基本アシストトルクTbを特定する。
(A−2−2−3−3.レーンマーク特徴点抽出部161)
レーンマーク特徴点抽出部161(以下「特徴点抽出部161」ともいう。)は、前方画像Ifからレーンマーク202l、202rの特徴点Pfを抽出する。そして、特徴点抽出部161は、特徴点Pfを示す特徴点情報Ifpをレーン検出部162及び旋回アシストトルク算出部166に出力する。
(A−2−2−3−4.レーン検出部162)
レーン検出部162は、特徴点抽出部161からの特徴点情報Ifpに基づいて走行レーン200を検出する。そして、レーン検出部162は、LKAS制御に用いるレーン200の位置及び形状を示すレーン情報Ilを、LKASトルク算出部164に対して出力する。レーンマーク特徴点抽出部161とレーン検出部162とカメラ140とを組み合わせてレーン検出装置176(レーン検出手段)を構成する。
(A−2−2−3−5.LKASトルク算出部164)
LKASトルク算出部164(以下「算出部164」ともいう。)は、レーン検出部162からのレーン情報Ilと、車速センサ32からの車速Vsとに基づいてLKASトルクTlkasを算出する。
具体的には、算出部164は、レーン情報Ilから車幅方向においてレーン基準位置Preflを設定する。次いで、算出部164は、車両基準位置Prefvとレーン基準位置Preflのずれを算出する。そして、車両基準位置Prefvとレーン基準位置Preflとが一致するように、LKASトルクTlkasを設定する。この際、車両10の急激な移動を避けるため、車速Vsが大きいほど、単位時間当たりのLKASトルクTlkasの変化量ΔTlkas(以下「LKASトルク変化速度ΔTlkas」という。)を小さくする。レーン情報Ilから車幅方向においてレーン基準位置Preflを設定できない場合、算出部164は、LKASトルクTlkasをゼロにする。
(A−2−2−3−6.旋回アシストトルク算出部166)
旋回アシストトルク算出部166(以下「算出部166」ともいう。)は、横加速度センサ36からの横加速度Glatと、特徴点抽出部161からの特徴点情報Ifpと、車速センサ32からの車速Vsとに基づいて旋回アシストトルクTraを算出する。図5に示すように、算出部166は、横加速度対応トルク算出部180と、カーブ路検出部182と、旋回アシストレシオ設定部184と、乗算器186とを有する。
横加速度対応トルク算出部180(以下「算出部180」ともいう。)は、横加速度センサ36からの横加速度Glatに対応する横加速度対応トルクTgを算出する。本実施形態では、横加速度Glatと横加速度対応トルクTgとを関連付けたマップ188を記憶部114に記憶している。図5のマップ188に示すように、横加速度Glatの絶対値が増加すると、横加速度対応トルクTgの絶対値が増加するように設定されている。
図5のマップ188に示すように、原点を中心とする不感帯を除き、横加速度Glatの絶対値が増加すると、横加速度対応トルクTgの絶対値が増加するように設定されている。横加速度Glatの絶対値が増加すると、横加速度対応トルクTgの絶対値が増加傾向を示す部分を含む関係であれば、横加速度Glatと横加速度対応トルクTgとの関係はその他のもの(例えば、不感帯をなくしたもの)とすることも可能である。
カーブ路検出部182は、特徴点抽出部161からの特徴点情報Ifpに基づいて車両10の走行レーン200におけるカーブ路206(図2)を検出する。カーブ路206の検出に求められる精度は、レーン検出部162におけるレーン200(又はその基準位置Prefl)の検出に求められる精度よりも低い。このため、レーン検出部162においてレーン200(又はその基準位置Prefl)が検出できない場合であっても、カーブ路検出部182は、カーブ路206を検出することができる。カーブ路検出部182は、カーブ路206の検出結果としてのカーブ路情報Icvを旋回アシストレシオ設定部184に通知する。
旋回アシストレシオ設定部184(以下「設定部184」ともいう。)は、横加速度センサ36からの横加速度Glatと、車速センサ32からの車速Vsと、カーブ路検出部182からのカーブ路情報Icvとに基づいて旋回アシストレシオRra(以下「レシオRra」ともいう。)を算出する。レシオRraは、横加速度対応トルクTgに掛けられる変数であり、本実施形態では0〜1の範囲を取り得る。
具体的には、車両10が直進路204(カーブ路206の手前を除く。)を走行中の場合、レシオRraをゼロとする。また、車両10がカーブ路206を走行中の場合、レシオRraを1とする。カーブ路206の手前では(換言すると、カーブ入り口への時間的余裕度又は距離的余裕度が所定値を下回った場合)、カーブ路206への準備をするため、レシオRraをゼロから1まで徐々に増加させる。
車両10がカーブ路206の手前にいるかどうかは、カーブ路206の基準地点までの到達予測時間に基づいて判断する。到達予測時間は、カーブ路206の基準地点までの距離と車速Vsに基づいて算出する。
乗算器186は、算出部180からの横加速度対応トルクTgと、設定部184からのレシオRraを乗算して旋回アシストトルクTraを算出して出力切替部168に出力する。
(A−2−2−3−7.出力切替部168)
出力切替部168は、LKASトルク算出部164からのLKASトルクTlkas又は旋回アシストトルク算出部166からの旋回アシストトルクTraを選択して追加アシストトルクTadとして出力する。
具体的には、LKASスイッチ142がオフの場合、出力切替部168は、LKASトルクTlkas、旋回アシストトルクTraのどちらも選択せず、追加アシストトルクTadを0とし、変化制限部170に出力する。また、LKASスイッチ142がオンであり、且つレーン検出部162が走行レーン200を検出できた場合、出力切替部168は、LKASトルクTlkasを選択して変化制限部170に出力する。この際、旋回アシストトルクTraは追加アシストトルクTadに含めない。さらに、LKASスイッチ142がオンであり、且つレーン検出部162が走行レーン200を検出できない場合、出力切替部168は、旋回アシストトルクTraを選択して変化制限部170に出力する。
(A−2−2−3−8.変化制限部170)
変化制限部170は、単位時間当たりの追加アシストトルクTadの変化量ΔTad(以下「追加アシストトルク変化速度ΔTad」又は「変化速度ΔTad」という。)の制限を追加アシストトルクTadに加えて修正追加アシストトルクTadrevを算出する。そして、変化制限部170は、算出した修正追加アシストトルクTadrevを加算器172に出力する。本実施形態の変化制限部170は、横加速度Glatが大きいほど、変化速度ΔTadを小さくする。
(A−2−2−3−9.加算器172)
加算器172は、基本アシストトルク算出部160からの基本アシストトルクTbと、変化制限部170からの修正追加アシストトルクTadrevとを加算して操舵アシストトルクTasi(目標トルク)を算出する。
(A−2−2−3−10.駆動信号出力部174)
駆動信号出力部174(以下「出力部174」ともいう。)は、操舵アシストトルクTasiに対応する目標モータ電流Imtarを算出する。そして、出力部174は、目標モータ電流Imtarと、電流センサ34からのモータ電流Imとが一致するようにインバータ30の各スイッチング素子に対して駆動信号Sdを出力する。
(A−2−2−4.LKASトルク算出部164と旋回アシストトルク算出部166の動作例)
上述した図4との関係で、LKASトルク算出部164と旋回アシストトルク算出部166の動作例について説明する。上記の通り、図4では、基本アシストトルク算出部160が算出する基本アシストトルクTbは図示を省略している。
図4の時点t0〜t2の間、レーン検出部162は、レーンマーク202l、202rを認識している。時点t0〜t1では、車両基準位置Prefvがレーン基準位置Preflと一致している。このため、LKASトルク算出部164は、LKASトルクTlkasの値としてゼロを出力する。この際、車両10は直進路204を走行しており、旋回アシストトルクTraもゼロである。このため、出力切替部168は、追加アシストトルクTadに旋回アシストトルクTraを含めない。
時点t1において車両10がカーブ路206に接近したことに伴って車両基準位置Prefvがレーン基準位置Preflからずれると、LKASトルク算出部164は、基準位置Prefv、Preflのずれに応じてLKASトルクTlkasを増加させる。この際、LKASトルクTlkasはゼロではなく、正常値である。このため、出力切替部168は、追加アシストトルクTadに旋回アシストトルクTraを含めないままである。また、変化制限部170は、追加アシストトルク変化速度ΔTadを制限して加算器172に出力する。時点t1〜t2における変化速度ΔTadは、変化制限部170の制限を超えていない。このため、追加アシストトルクTadの増加に合わせて操舵アシストトルクTasiも増加する。
時点t2〜t4まで、レーン検出部162はレーンマーク202l、202rを認識できていない。この際、LKASトルクTlkasがゼロになると共に、車両10がカーブ路206を走行中であるため旋回アシストトルクTraがゼロ以外の値となる。このとき、レーン検出部162が走行レーン200を検出できていないため、出力切替部168は、旋回アシストトルクTraを追加アシストトルクTadとして変化制限部170に出力する。変化制限部170は、急激に変化した追加アシストトルクTadを受信するが、追加アシストトルク変化速度ΔTadを制限する。このため、時点t2〜t3の間、追加アシストトルクTadは、LKASトルクTlkasよりも緩やかに減少する。
時点t3になると、旋回アシストトルクTraと追加アシストトルクTadとが一致する。そこで、時点t3〜時点t4において、変化制限部170は、旋回アシストトルクTraの値をそのまま修正追加アシストトルクTadrevとして出力する。
(A−2−2−5.旋回アシストトルクTraの補足)
図6は、本実施形態における旋回アシストトルクTraを説明するための図である。図6の横軸は舵角θstrを示し、縦軸は、運転者の操舵トルクTstrを示している。一点鎖線300は、旋回アシストトルクTraを用いない場合の舵角θstrと操舵トルクTstrの関係の一例を示す。実線302は、旋回アシストトルクTraを用いる場合の舵角θstrと操舵トルクTstrの関係の一例を示す。一点鎖線300及び実線302は、舵角θstrと操舵トルクTstrの関係が時計回りに変化する。θcは、運転者がステアリング20を停止させた際の舵角θstr(以下「停止時舵角θc」ともいう。)である。
上記のように、本実施形態の旋回アシストトルクTraは、横加速度Glatに応じて設定される(図5のマップ188参照)。このため、旋回アシストトルクTraによりその時点の舵角θstr(すなわち、停止時舵角θc)が維持されるように作用する。
横加速度Glatは、自車10の車速Vsやカーブ路206の曲率半径等により大きさが変化する。横加速度Glatが大きくなる程、カーブ路206を旋回するためには運転者に強い操舵トルクTstrを要求することになる。また、横加速度Glatが発生すると、自車10の車輪96にセルフアライニングトルクがかかる。このため、運転者がステアリング20の保舵を弱めると、自車10の舵角θstrが原位置に向かって戻る。これにより、自車10は、旋回方向外側に誘導される。
旋回アシストトルクTraを用いない場合(一点鎖線300の場合)、舵角θstrが図6の左側から右側に増加する際、基本アシストトルクTbを発生させることで、転舵時の運転者の負担を適度に軽くする。従って、運転者は、カーブ路206において転舵の支援を受けるものの、ステアリング20の舵角θstrが大きくなる程、強い操舵トルクTstr(転舵力)が必要となる。
また、保舵している状態から操舵トルクTstrを弱めると、舵角θstrが舵角θcで短い時間保持された後、図6の右側から左側に向かって舵角θstrが急激に減少することになる。
一方、旋回アシストトルクTraを用いる場合(実線302の場合)、舵角θstrが図6の左側から右側に増加する際、基本アシストトルクTbに加えて旋回アシストトルクTraを発生させる(図5参照)。このため、一点鎖線300の場合と比較して、追加アシストトルクTadが大きくなる。従って、カーブ路206の旋回時には、運転者は、比較的弱い操舵トルクTstrでステアリング20の転舵を行うことが可能となる。
さらに、保舵している状態から操舵トルクTstrを弱めても、横加速度Glatに応じた旋回アシストトルクTraが直ぐには減少しないので、舵角θstrが舵角θcで長い時間保持された後、図6の右側から左側に向かって舵角θstrが緩やかに減少することになる。
以上によれば、旋回アシストトルクTraを用いることで、運転者は、急なカーブ路206の走行時でもステアリング20を軽快に操舵することが可能となる。
<A−3.本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、LKAS制御(走行レーン200を継続して走行するように制御する走行支援制御)が中断された場合、旋回アシスト制御部134(カーブ路操舵支援手段)(図2)によりカーブ路206の屈曲方向に操舵支援を行う(図3のS4、図4、図5)。このため、LKAS制御が中断された後においても、カーブ路206の走行に適した舵角θstrに維持され易くなり、カーブ路206における走行支援性能を向上させることが可能となる。従って、カーブ路206の屈曲方向への操舵支援(旋回アシスト制御)を、LKAS制御と組み合わせて利用することが可能となる。
本実施形態において、レーン検出装置176(走行レーン検出手段)(図5)は、自車10の前方画像Ifを取得するカメラ140(撮像装置)と、前方画像Ifから走行レーン200を検出するレーン検出部162とを備える(図5)。LKAS制御部132(走行支援手段)(図2)は、レーン検出部162により検出された走行レーン200内での走行を維持させるLKASトルクTlkas(第1操舵支援量)を算出してLKASトルクTlkasに基づく操舵支援としてのLKAS制御を行うLKASトルク算出部164(レーン維持支援手段)を有する(図5)。旋回アシスト制御部134(カーブ路操舵支援手段)(図2)は、自車10の横加速度Glatの増大に伴って増大するように旋回アシストトルクTra(第2操舵支援量)を算出して旋回アシストトルクTraに基づく操舵支援を行う(図3)。ECU38(車両走行制御装置)は、LKAS制御に必要な程度まで走行レーン200を検出できなくなったとき(図4の時点t2)、LKASトルクTlkasに基づく修正追加アシストトルクTadrev(修正操舵支援量)が旋回アシストトルクTraと一致するまで修正追加アシストトルクTadrevの減少を制限する変化制限部170(減少制限部)を有する(図5)。
自車10の前方がカーブ路206になると、レーン検出部162では、LKAS制御に必要な程度まで走行レーン200を検出できない可能性がある。その場合、LKAS制御を中断させることになるが、修正追加アシストトルクTadrevをすぐにゼロにしてしまうのではなく、修正追加アシストトルクTadrevが旋回アシストトルクTraと一致するまで修正追加アシストトルクTadrevの減少を制限することで支援制御の急抜けを防止することが可能となる。加えて、横加速度Glatに基づく操舵支援に移行する際に、制御の切り替わりに伴って修正追加アシストトルクTadrevが急に変化することを抑制することができる。従って、操舵支援に対する運転者の違和感を低減することができる。
本実施形態において、レーン検出部162が、LKAS制御に必要な程度まで走行レーン200を検出できずに修正追加アシストトルクTadrev(修正操舵支援量)の減少を制限する場合、LKASトルク算出部164(レーン維持支援手段)は、横加速度Glatが大きいほど、単位時間当たりの修正追加アシストトルクTadrevの減少量を小さくする。
カーブ路206の走行に伴って前方画像Ifから、LKAS制御に必要な程度まで走行レーン200を検出できなくなる場合、それより前に前方画像Ifから走行レーン200を検出できていたこと(より緩やかなカーブ路206を走行していたこと)が通常である。このため、前方画像Ifから走行レーン200を検出できなくなって修正追加アシストトルクTadrevを徐々に減少させる場合、カーブ路206を走行中である可能性が高い。そこで、走行レーン200の不検出に伴って修正追加アシストトルクTadrevを徐々に減少させる際に横加速度Glatが大きければ、単位時間当たりの修正追加アシストトルクTadrevの減少量を小さくすることで、急なカーブ路206における走行支援性能を維持し易くなる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<B−1.搭載対象>
上記実施形態では、操舵装置12を車両10に搭載した(図1)。しかしながら、例えば、ステアリング20の操舵を支援する観点からすれば、これに限らない。例えば、ステアリング20(又は操作子)を備える移動物体又は可動装置に本発明を適用してもよい。
<B−2.EPS装置14>
[B−2−1.EPS装置14の全体構成]
上記実施形態のEPS装置14は、EPSモータ28がステアリング軸52にモータトルクTmを伝達する構成(いわゆるコラムアシスト式EPS装置)であった。しかしながら、モータトルクTmを発生するものであれば、EPS装置14の構成はこれに限らない。例えば、ピニオンアシスト式EPS装置、デュアルピニオンアシスト式EPS装置、ラックアシスト式EPS装置及び電動油圧パワーステアリング装置のいずれかであってもよい。なお、電動油圧パワーステアリング装置では、電動ポンプで油圧をつくり、その油圧でモータトルクTmを生成する。
上記実施形態では、運転者による操舵トルクをそのまま前輪96に伝達する構成(以下、「直接伝達方式」ともいう。)であったが、ステアバイワイヤ式の電動パワーステアリング装置にも適用可能である。
[B−2−2.EPSモータ28]
上記実施形態では、EPSモータ28を3相交流ブラシレス式としたが、これに限らない。例えば、モータ28を3相交流ブラシ式、単相交流式又は直流式としてもよい。
上記実施形態では、モータ28は、低電圧バッテリ40から電力が供給された(図1)。これに加えて又はこれに代えて、オルタネータ、燃料電池又は高電圧バッテリからモータ28に電力を供給してもよい。
[B−2−3.ECU38]
上記実施形態では、ECU38を車両10に搭載することを念頭に説明した(図1)。しかしながら、例えば、ECU38の一部を携帯端末に設け、当該携帯端末を車両10のネットワークに接続することでECU38を構成してもよい。
上記実施形態では、1つのECU38が、EPS装置14及びLKAS16の両方を制御した(図1、図3)。しかしながら、EPS装置14とLKAS16に分けて別々のECU38を設けることも可能である。
<B−3.LKAS16>
[B−3−1.レーン検出装置176(走行レーン検出手段)]
上記実施形態では、走行レーン200を検出する走行レーン検出手段として、カメラ140、特徴点抽出部161及びレーン検出部162を有するレーン検出装置176を用いた(図5)。しかしながら、後述するように、地図情報を用いて走行レーン200を検出することも可能である。
上記実施形態のレーン検出部162は、白線としてのレーンマーク202l、202rからなる走行レーン200(図2)を検出することを想定していた。しかしながら、車両10の走行レーン200を特定するものとしてのレーンマーク202を検出するのであれば、レーン検出部162は、その他のレーンマーク202を検出してもよい。例えば、走行レーン200の側方に白線は存在しないが、ガードレール(図示せず)が存在する場合、ガードレール又はガードレールから所定距離内側の位置を仮想的なレーンマーク202として検出してもよい。
[B−3−2.走行支援手段]
上記実施形態では、自車10が走行レーン200内を継続して走行する走行支援制御を行う走行支援手段としてECU38のLKAS制御部132を挙げた(図1)。しかしながら、前記走行支援手段の観点からすれば、これに限らない。例えば、車両基準位置Prefvとレーン基準位置Preflとのずれを検出することなく、レーンマーク202l、202rに対する車両10の逸脱を防止する走行支援手段としての路外逸脱防止装置に本発明を適用することも可能である。
<B−4.旋回アシスト制御>
[B−4−1.旋回アシストトルクTra(操舵アシストトルクTasi)]
上記実施形態の旋回アシスト制御では、操舵アシストトルクTasiとして、運転者の操舵トルクTstrと同じ方向の駆動力(トルク)を生成した。しかしながら、例えば、ステアリングホイール20を用いての操舵を補助する観点からすれば、これに限らず、操舵トルクTstrと反対方向に働くもの(例えば、反力)であってもよい。
ここにいう「ステアリングホイール20を用いての操舵を補助する」とは、EPS装置14が操舵トルクTstrをそのまま操舵輪(前輪96)に伝達する構成(直接伝達方式)であれば、運転者が意図する方向にステアリングホイール20を回し易くすること(例えば、上記実施形態のような構成)及び運転者が意図する方向にステアリングホイール20を回し難くすることの両方を含む。
[B−4−2.カーブ路情報Icv]
上記実施形態では、ECU38は、前方画像Ifに基づいてカーブ路情報Icvを取得したが(図5)、カーブ路情報Icvの取得方法はこれに限らない。例えば、ECU38は、地図情報に基づいてカーブ路情報Icvを取得してもよい。地図情報に基づいてカーブ路情報Icvを取得する場合、車両10の現在位置Pcを検出するグローバル・ポジショニング・システム・アンテナ(GPSアンテナ)と、地図情報提供装置を設ける。地図情報提供装置は、地図データベース(地図DB)を有し、現在位置Pcに基づいてカーブ路情報IcvをECU38に提供する。
地図DBからのカーブ路情報Icvを取得する場合、前方画像Ifからカーブ路206のレーンマーク202l、202rを検出できなければ、単位時間当たりのLKASトルクTlkas(第1操舵支援量)の減少量を少なくする。これにより、カーブ路206に応じた操舵アシストが継続されやすくなり、カーブ路206の走行時における走行支援性能を向上させることができる。
[B−4−3.修正追加アシストトルクTadrev]
上記実施形態では、レーン検出装置176がレーンマーク202l、202rを検出できずにLKASトルクTlkasの減少を制限する場合、変化制限部170は、横加速度Glatが大きいほど、単位時間当たりの修正追加アシストトルクTadrev(LKASトルクTlkas)の減少量を小さくした(図4の時点t2〜t3)。しかしながら、例えば、走行レーン200がカーブ路206であり且つLKAS制御部132による走行支援制御が中断された場合、カーブ路206の屈曲方向に操舵支援を行う観点からすれば、これに限らない。例えば、横加速度Glatにかかわらず、単位時間当たりの修正追加アシストトルクTadrev(LKASトルクTlkas)の減少量を一定としてもよい。
上記実施形態では、LKASトルクTlkasから旋回アシストトルクTraに切り替えるため、追加アシストトルクTad及び修正追加アシストトルクTadrevを用いた(図4及び図5)。しかしながら、単位時間当たりのLKASトルクTlkasの変化量ΔTlkas自体に制限を設けることも可能である。
10…車両(自車) 38…ECU(車両走行制御装置)
132…LKAS制御部(走行支援手段)
134…旋回アシスト制御部(カーブ路操舵支援手段)
140…カメラ(撮像装置) 162…レーン検出部
164…LKASトルク算出部(レーン維持支援手段)
166…旋回アシストトルク算出部
170…変化制限部(減少制限部)
176…レーン検出装置(走行レーン検出手段)
200…走行レーン 202l、202r…レーンマーク
206…カーブ路 Glat…横加速度
If…前方画像
Tadrev…修正追加アシストトルク(修正操舵支援量)
Tlkas…LKASトルク(第1操舵支援量)
Tra…旋回アシストトルク(第2操舵支援量)

Claims (2)

  1. 自車の走行レーンを検出する走行レーン検出手段と、
    前記自車が前記走行レーン内を継続して走行するように走行支援制御を行う走行支援手段と、
    前記走行レーンがカーブ路であり且つ前記走行支援手段による前記走行支援制御が中断された場合、前記カーブ路の屈曲方向に操舵支援を行うカーブ路操舵支援手段とを有し、
    前記走行レーン検出手段は、
    前記自車の前方画像を取得する撮像装置と、
    前記前方画像から前記走行レーンを検出するレーン検出部と
    を備え、
    前記走行支援手段は、前記レーン検出部により検出された前記走行レーン内での走行を維持させる第1操舵支援量を算出して前記第1操舵支援量に基づく操舵支援としてのレーン維持制御を行うレーン維持支援手段を有し、
    前記カーブ路操舵支援手段は、前記自車の横加速度の増大に伴って増大するように第2操舵支援量を算出して前記第2操舵支援量に基づく操舵支援を行い、
    前記走行支援制御に必要な程度まで前記レーン検出部が前記走行レーンを検出できなくなったとき、前記第1操舵支援量に対して修正を加えることによって得られる修正操舵支援量が前記第2操舵支援量と一致するまで前記修正操舵支援量の減少を制限する、又は、前記第1操舵支援量が前記第2操舵支援量と一致するまで前記第1操舵支援量の減少を制限する減少制限部を更に有する
    ことを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 請求項に記載の車両走行制御装置において、
    記修正操舵支援量の減少を制限する場合、前記減少制限部は、前記横加速度が大きいほど、単位時間当たりの前記修正操舵支援量の減少量を小さくし、
    前記第1操舵支援量の減少を制限する場合、前記減少制限部は、前記横加速度が大きいほど、単位時間当たりの前記第1操舵支援量の減少量を小さくする
    ことを特徴とする車両走行制御装置。
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