JP6651260B2 - ウォーターフェンス - Google Patents

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Description

この発明は、ウォーターフェンスに関する。
従来、浸水を抑制するための水嚢(ウォーターフェンス)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、洪水などによって大量の水が流れ出た場合、袋体に水を注水して、流出した水による浸水を防ぐ堰として機能させるための水嚢(ウォーターフェンス)が開示されている。この特許文献1の水嚢は、流出した水によって水嚢が流されないように積載性や、設置性を向上させる為に水嚢の底面に吸盤が複数設けられている。
特開2005−163514号公報
しかしながら、上記特許文献1では、水嚢(ウォーターフェンス)の設置性を向上させることができるものの、複数設置された水嚢の間から水が侵入するのを抑制することが困難であると考えられる。このため、浸水を効果的に抑制することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、浸水を効果的に抑制することが可能なウォーターフェンスを提供することである。
この発明の一の局面によるウォーターフェンスは、第1部材と、第1部材に対して水平面内の第1方向に隣接して配置された第2部材とを備え、第1部材は、吸水装置により底面と設置面との間の水を吸い取るための流路が設けられ、鉛直方向に延びる本体部と、第1部材の底部に配置され、本体部から第1方向に突出する第1嵌合部とを含み、第2部材は、第2部材の底部に配置され、第1部材の第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を含み、第1嵌合部は、本体部よりも硬い材料により形成されている。なお、本発明における第1嵌合部を構成する硬い材料とは、外力により、変形しにくい材料であり、引張試験、引裂試験および反発弾性試験によって、本体部よりも硬いと判断される材料である。たとえば、硬い材料は、引張試験において、引張応力に関してより大きな測定値が得られる。また、硬い材料は、引裂試験において、引裂強さに関してより大きな測定値が得られる。また、硬い材料は、反発係数試験において、反発弾性率に関してより小さな測定値が得られる。
この発明の一の局面によるウォーターフェンスでは、上記のように、第1部材と、第1部材に対して水平面内の第1方向に隣接して配置された第2部材とを設ける。これにより、第1部材と第2部材とを組み合わせてウォーターフェンスを構成することで、浸水を抑制することができる。また、吸水装置により、底面と設置面との間の水を空気と共に吸い取ることができるので、ウォーターフェンスの下方からの浸水を抑制しながら第1部材および第2部材の底面と設置面との間に負圧を発生させて、安定してウォーターフェンスを設置することができる。また、第1部材の本体部に第1部材の底面と設置面との間の水を吸い取る流路を設け、本体部よりも硬い材料により、第1部材の底部に配置される第1嵌合部を形成することによって、第1嵌合部が変形して、第1部材と第2部材との間に隙間が生じるのを抑制することができる。その結果、吸水装置による吸水時に、第1部材と第2部材との間に隙間が生じて、第1部材および第2部材の底面と設置面との間の負圧状態が維持できなくなることを抑制することができる。これにより、第1部材および第2部材を設置面に確実に吸着させることができるので、第1部材および第2部材が水によって移動されるのを抑制することができる。さらに、第1部材と第2部材との間に隙間が生じるのを抑制することができるので、第1部材と第2部材との間への浸水を抑制することができる。これによっても、ウォーターフェンスは、浸水を効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、本体部は、第1弾性材料により形成され、第1嵌合部は、第1弾性材料よりも硬い第2弾性材料により形成されている。このように構成すれば、本体部を第1嵌合部よりも柔らかい第1弾性材料により形成することによって、第1部材と第2部材との組み立てを容易に行うことができる。また、第1嵌合部を本体部よりも硬い第1弾性材料により形成することによって、第1嵌合部の変形を効果的に抑制することができる。その結果、吸水装置による吸水時に、第1嵌合部と第2嵌合部との間からの浸水をより抑制することができるとともに、第1部材が変形して第1部材の底面が設置面に接触または近接し、吸水装置による吸水を阻害することを抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1弾性材料は、第1ゴム材料であり、第2弾性材料は、第1ゴム材料よりも硬い第2ゴム材料である。このように構成すれば、本体部および第1嵌合部がゴム材料により形成されるので、本体部および第1嵌合部をゴム材料により一体的に成型することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、本体部は、流路が設けられた筒状部と、筒状部に対して水平面内で第1方向と直交する第2方向に接続され、第2方向に延びる板状部とを有し、鉛直方向における第1嵌合部の厚みは、第1方向における板状部の厚みよりも大きい。このように構成すれば、第2部材に対する第1嵌合部の当て面をより増すことができるので、第1部材と第2部材とをより強固に係合させて、ウォーターフェンス本体部が押し寄せる水により変形するのを抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、本体部および第1嵌合部は、一体的に形成されている。このように構成すれば、本体部および第1嵌合部を別体とする場合よりも、構成を簡素化することができる。また、本体部および第1嵌合部を容易に形成することができる。また、本体部と第1嵌合部とを別体にする場合と異なり、本体部と第1嵌合部との隙間を密封する必要が無い。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、第1嵌合部は、第1方向に窪む肉抜穴を有している。このように構成すれば、肉抜穴により第1部材を軽量化することができる。また、少ない材料により第1嵌合部を形成することができる。また、第1嵌合部の肉厚を部分的に小さくすることができるので、金型などにより成形する場合には、比較的短い時間で成形品を冷やすことができる。その結果、成形時間を短縮することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、第1嵌合部は、第1方向において、本体部の両側に一対設けられ、第2部材は、第1部材を挟み込むように、第1部材の両側に一対配置されている。このように構成すれば、第1方向において、第2部材が第1部材を挟んで複数配置されるので、ウォーターフェンスの第1方向の長さを容易に大きくすることができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、第1部材および第2部材の底面に配置され、第1部材および第2部材の設置面への設置性を向上させる設置力増強部材をさらに備える。このように構成すれば、設置力増強部材により、凹凸のある設置面に対しての設置性や水密性を向上させることができるので、安定してウォーターフェンスを設置することができる。その結果、ウォーターフェンスの下方からの浸水を効果的に抑制することができる。また、吸水装置により第1部材および第2部材の底面の水を空気と共に吸い取ることによって、第1部材および第2部材の底面と設置面との間に負圧を発生させることができる。これにより、設置力増強部材を地面へ吸着させて、ウォーターフェンスを地面に対して安定して設置することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、第1部材は、弾性材料により形成され、第2部材は、発泡材料により形成されている。このように構成すれば、第1部材を弾性部材により形成することにより、第1部材と第2部材とを容易に密着させることができる。また、第2部材を発泡材料により形成することにより、第2部材を軽量化して、第2部材を持ち運びやすくして、ウォーターフェンス本体部の組み立て性も向上させることができる。
本発明によれば、上記のように、浸水を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態によるウォーターフェンスを上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスを下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンス本体部を下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスの分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスの第1部材を示した斜視図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスを底面側から見た図である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスの第1嵌合部および本体部の特性を示した表である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスの設置力増強部材の特性を示した表である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスの設置力増強部材の水透過の特性を示した表である。 本発明の一実施形態によるウォーターフェンスのチューブ材の特性を示した表である。 本発明の一実施形態の変形例によるウォーターフェンスの第1部材を示した斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態によるウォーターフェンス100の構成について説明する。
(ウォーターフェンスの構成)
図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態について説明する。ウォーターフェンス100は、建物への浸水を防いだり、工事現場などにおいて水を長時間せき止めたり、流れを有する河川などをせき止めたりするために用いられる。
以下の説明において水平面内でのウォーターフェンス100の長手方向をX方向とし、水平面内でのウォーターフェンス100の短手方向をY方向とし、鉛直方向(上下方向)をZ方向とする。なお、X方向は、特許請求の範囲の「第1方向」の一例である。また、Y方向は、特許請求の範囲の「第2方向」の一例である。
ウォーターフェンス100は、図1および図2に示すように、ウォーターフェンス本体部1と、ウォーターフェンス本体部1の底面1aに配置される設置力増強部材2とを備えている。ウォーターフェンス100は、X方向に延びる細長形状を有しており、Y方向の水を止めるように設置される。また、図1に示すように、ウォーターフェンス100には、自吸機能を有した自吸ポンプ(以下「ポンプ」と称す)3が接続されている。また、ウォーターフェンス本体部1には、重りとして水を注水したり、ペットボトルなどの重り部材を配置可能に構成されている。なお、ポンプ3は、特許請求の範囲の「吸水装置」の一例である。また、ウォーターフェンス100は、図2に示すように、設置力増強部材2の底面に配置されたチューブ材4を備えている。
ウォーターフェンス本体部1は、第1部材11と、第2部材12と、連結部材13とを含んでいる。第1部材11は、パイプ11aと、底面1aと設置面との間の水をポンプ3により吸い取るための吸水口11bが設けられたパイプ11cと、凸部111(図5参照)と、第1嵌合部112(図4参照)と、筒状部113(図5参照)および板状部114(図5参照)を有し、Y方向およびZ方向に延びる本体部115と、フランジ部116(図5参照)とを含んでいる。第2部材12は、図5に示すように、重り収容部121と、凸部122(図3参照)と、第2嵌合部123(図4参照)と、凹部124および125とを有している。
ウォーターフェンス本体部1は、背面1b側(Y1方向側)への浸水を防止するための堰を形成している。具体的には、ウォーターフェンス本体部1は、柱や壁或いは扉(図示せず)などの前面側(Y2方向側)に配置され、背面1b側(Y1方向側)への浸水を防止する堰を形成している。
第2部材12は、第1部材11に対してX方向に隣接して配置されている。また、第2部材12は、X方向において第1部材11を挟むように、第1部材11の両側に一対設けられ(配置され)、第1部材11に接続するように構成されている。一対の第2部材12は、第1部材11を挟み込んだ状態で、弾性を有する連結部材13により挟持されることにより、連結されている。
第1部材11は、水を透過させない素材により形成されている。第1部材11は、たとえば、ゴムや樹脂或いは金属などにより形成されている。好ましくは、第1部材11は、弾性材料により形成されている。また、第1部材11は、第2部材12よりも比重が大きい材料により形成されている。
図3に示すように、第1部材11の下面側(Z2方向側)には、凸部111が設けられている。凸部111の外側の平坦面110には、設置力増強部材2が取り付けられるように構成されている。また、凸部111は、図6に示すように、吸水口11bが設けられたパイプ11cをY方向に挟み込むように、一対設けられている。また、凸部111は、第1部材11に連結される第2部材12の凸部122とつながるように形成されており、長方形のロ字形状の凸部が形成される。この凸部111および122により設置力増強部材2が略水平方向(XY方向)にずれることが抑制される。また、凸部111は、Y方向において、設置力増強部材2と吸水口11bとの間に配置されている。また、凸部111は、底面1aから下方に突出している。
図4および図5に示すように、第1嵌合部112は、第1部材11の底部(Z2方向側部)に配置され、第1部材11(本体部115)からX方向に凸状に突出している。第1嵌合部112は、X方向において、本体部115の両側に一対設けられている。第1嵌合部112は、第2部材12の第2嵌合部123に嵌合するように構成されている。第1嵌合部112は、図3に示すように、第1部材11および第2部材12を底面1aを上にして組立てた場合に、第2部材12に覆いかぶさるように、第2嵌合部123に嵌合する。また、第1嵌合部112および本体部115は、一体的に形成されている。
ここで、本実施形態では、第1嵌合部112は、本体部115よりも硬い材料により形成されている。一例として、第1嵌合部112および本体部115は、EPDM系のゴム材料により形成されている。具体例として、第1嵌合部112および本体部115を構成する材料の物性値を図7に記載する。例えば、第1嵌合部112は、図7中の材料γにより形成されている。また、本体部115は、材料α、もしくは材料βのいずれか一方の材料により形成されている。なお、本体部115は、材料γよりも柔らかい材料で形成されていればよいので、材料αおよび材料βを所定の割合(たとえば、1対1の割合)で混合した材料により形成されていてもよい。なお、この図7中の引張応力のM100は試験片の伸びが100%になるまで引っ張った際の引張試験を行った結果であり、M300は試験片の伸びが100%になるまで引っ張った際の引張試験を行った結果である。また、引裂強さは切り込み無しアングル形で引裂試験を行った結果であり、反発弾性率はリュプケ式反発弾性試験を行った結果である。
なお、材料γの引張応力は、M100(試験片の伸びが100%になるまで引っ張った際の応力)において3.5MPaであり、M300(試験片の伸びが300%になるまで引っ張った際の応力)において8.3MPaであり、引裂強さは、30.6N/mmであり、反発弾性率は、38%である。
材料αの引張応力は、M100において0.8MPaであり、M300において2.7MPaであり、引裂強さは、17.2N/mmであり、反発弾性率は、59%である。
材料βの引張応力は、M100において1.4MPaであり、M300において4.3MPaであり、引裂強さは、23.6N/mmであり、反発弾性率は、53%である。
ここで、本実施形態における第1嵌合部112を構成する硬い材料とは、外力により、変形しにくい材料であり、引張試験、引裂試験および反発弾性試験によって、本体部115よりも硬いと判断される材料である。具体的には、第1嵌合部112は、引張試験において、本体部115と比較して、引張応力に関してより大きな測定値が得られる。また、第1嵌合部112は、引裂試験において、本体部115と比較して、引裂強さに関してより大きな測定値が得られる。また、第1嵌合部112は、反発係数試験において、本体部115と比較して、反発弾性率に関してより小さな測定値が得られる。
図5に示すように、Z方向における第1嵌合部112の厚みT1は、X方向における板状部114の厚みT2よりも大きい。
第1嵌合部112は、X方向に窪む肉抜穴112aを有している。肉抜穴112aは、矩形形状の孔部であり、Y方向の所定間隔ごとに3つ設けられている。なお、図5ではX1方向側の第1嵌合部112の3つの肉抜穴112aのみを示しているが、X2方向側の第1嵌合部112も、3つの肉抜穴を有している。
筒状部113は、上下方向(Z方向)に延びるように形成され、第1部材11のY方向の中央近傍で、かつ、X方向の中央近傍に1つ配置されている。また、筒状部113は、第2部材12の凹部124に嵌り込むように構成されている。筒状部113の内側には、ポンプ3により底面1aと設置面との間の水を吸い取るための流路113aが設けられている。筒状部113の上部には、図4に示すように、ポンプ3が接続されるためのパイプ11aが挿入されている。筒状部113の底部には、図3に示すように、吸水口11bが設けられたパイプ11cが挿入されている。パイプ11cの下側(Z2方向側)の端部は、凸部111の下端近傍(Z2方向側の端部近傍)に配置されている。これにより、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面との間の水が、ポンプ3により吸水される。
図5に示すように、板状部114は、筒状部113に対してY方向に接続され、Y方向に延びるように形成されている。具体的には、板状部114は、筒状部113のY方向の両側(Y1方向およびY2方向)に配置されている。また、板状部114の下方側の角部には、テーパーが設けられている。このテーパーにより、ウォーターフェンス100が設置面に対して傾斜して配置された場合でも、設置面に板状部114が干渉(接触)するのを抑制することができる。
フランジ部116は、筒状部113の上部に配置されている。また、フランジ部116は、略水平方向(XY方向)に突出するように形成されている。また、フランジ部116は、第2部材12の凹部125(図4参照)に嵌り込むように構成されている。
図1に示すように、第2部材12は、直方体の箱型形状を有している。また、第2部材12は、X方向に延びるように形成されている。また、第2部材12は、水を透過させない素材により形成されている。第2部材12は、発泡スチロールなどの発泡材料により形成されている。第2部材12の重り収容部121は、上方が開放された凹状に形成されている。重り収容部121の内側には、重りとして水を注水したり、ペットボトルなどが収容されるように構成されている。また、第2部材12の下方側の四隅にある角部には、テーパーが設けられている。このテーパーにより、ウォーターフェンス100が設置面に対して傾斜して配置された場合でも、設置面に第2部材12が干渉(接触)するのを抑制することができる。
図3に示すように、第2部材12の下面側(Z2方向側)には、凸部122が設けられている。凸部122の外側の平坦面120には、設置力増強部材2が取り付けられるように構成されている。また、凸部122は、第2部材12に連結される第1部材11の凸部111とつながるように形成されている。また、凸部122は、Y方向において、設置力増強部材2と吸水口11bとの間に配置され、底面1aから下方に突出している。この凸部111および122により設置力増強部材2が略水平方向(XY方向)にずれることが抑制される。
図4に示すように、第2嵌合部123は、第2部材12の底部(Z2方向側部)に配置され、凹状に形成されており、凸状の第1嵌合部112が嵌合するように構成されている。凹部124は、第1部材11および第2部材12を組み合わせた場合に、第1部材11の筒状部113が第2部材12の凹部124に嵌り込む(係合する)ように構成されている。凹部125は、第1部材11および第2部材12を組み合わせた場合に、第1部材11のフランジ部116が第2部材12の凹部125に嵌り込む(係合する)ように構成されている。
図2に示すように、設置力増強部材2は、ウォーターフェンス本体部1の底部(底面1a)に、パイプ11cの吸水口11bを取り囲むように矩形の周状(枠状)に設けられている。また、ウォーターフェンス本体部1の設置時の自重と、ポンプ3が吸水することとによって、設置力増強部材2は、弾性圧縮変形するとともに、外部の水を所定量透過させることにより、ウォーターフェンス本体部1の設置面内の圧力を低圧安定させるように構成されている。具体的には、設置力増強部材2は、ウォーターフェンス本体部1の自重と、注水される水やペットボトルなどの重りの重力と、ポンプ3が吸水することにより生じる負圧とにより、圧縮されるように構成されている。設置力増強部材2は、圧縮によって水の透過率が所定の値となることにより、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面との間に外部からの水を所定量透過させてポンプ3の自吸水を確保するように構成されている。
設置力増強部材2は、半連続気泡構造を有しており、圧縮変形されることにより水の透過率が変化するように構成されている。また、設置力増強部材2は、半連続気泡構造のスポンジが圧縮されることによりスポンジの孔が小さくなり、水の透過率が変わるように構成されている。また、設置力増強部材2は、圧縮力がかからない状態において、たとえば、約20mm以上約30mm以下の高さを有する。重り収容部121に水などの重りが収容されてポンプ3が駆動された場合、半連続気泡構造のスポンジは、50〜80%程度圧縮されることが望ましい。また、設置力増強部材2は、第1部材11よりも柔らかい材料により形成されている。
ポンプ3は、設置力増強部材2を透過した水を、設置面内側の空間(周状の設置力増強部材2に囲まれた空間)の空気と共に吸引するように構成されている。また、ポンプ3により、設置力増強部材2を透過した水を、設置面内側の空間の空気と共に吸引することにより、ウォーターフェンス本体部1と設置面との間の空間の真空度が上げられる(空間の気圧が下がる)。これにより、設置面に対してウォーターフェンス本体部1を安定させて配置することが可能に構成されている。その結果、ウォーターフェンス本体部1が水により押されて変形したり、流されたりすることを効果的に抑制することが可能である。
設置力増強部材2は、第1部材11の凸部111の外側の平坦面110(図3参照)および第2部材12の凸部122の外側の平坦面120(図3参照)に取り付けられるように構成されている。具体的には、設置力増強部材2は、両面テープなどの接着層を介して、第1部材11および第2部材12の底面1aに取り付けられる。また、設置力増強部材2は、図2に示すように、平面視(Z方向から見て)において、Y方向の端部が、第2部材12の細い部分と略面一となるように配置されている。また、図2および図6に示すように、設置力増強部材2は、平面視において(Z方向から見て)、ウォーターフェンス本体部1の底面1aの外周部に環状に配置されている。また、図4に示すように、設置力増強部材2は、第1部材11に取り付けられる設置力増強部材21と、第2部材12に取り付けられる設置力増強部材22とに分割可能である。つまり、設置力増強部材21を第1部材11に取り付け、設置力増強部材22を第2部材12に取り付けた状態で、第1部材11および第2部材12を、分割すること、または、組み立てることが可能である。
また、設置力増強部材21の端部は、組み立てる前において、第1部材11の端部(側面)からX方向に突出して構成されていることが望ましい。たとえば、X1方向側の設置力増強部材21の端部が、X1方向側の第1部材11の端部よりも5〜10mm程度突出し、さらに、X2方向側の設置力増強部材21の端部が、X2方向側の第1部材11の端部よりも5〜10mm程度突出して構成されることが望ましい。なお、設置力増強部材21のX方向における端部を、第1部材11の端部と面一に揃え、設置力増強部材22の端部が、第2部材12の端部からX方向(設置力増強部材21側)に5〜10mm程度突出して構成してもよい。また、設置力増強部材21のX方向側の端部を、第1部材11の端部からX方向(設置力増強部材22側)に3〜5mm程度突出させ、さらに、設置力増強部材22のX方向側の端部を、第2部材12の端部からX方向(設置力増強部材21側)に3〜5mm程度突出させて構成してもよい。また、突出量は、ウォーターフェンス100のX方向の長さ、設置力増強部材2の硬さなどに応じて適宜設定してもよい。
これにより、第1部材11と第2部材12を組立ててウォーターフェンス本体部1を形成した場合に、第1部材11に設けられた設置力増強部材21と第2部材12に設けられた設置力増強部材22同士が圧縮されて端部が合わされる。したがって、設置力増強部材21と設置力増強部材22の端部間に隙間が生じるのを抑制して、密着させた状態でウォーターフェンス100を組み立てることができるので、ウォーターフェンス本体部1と設置面との間の気密性を高めることができる。その結果、ポンプ3の吸引により、ウォーターフェンス本体部1と設置面との間の空間(図6に示す領域A)の真空度を効果的に上げる(空間の気圧を下げる)ことが可能である。
ポンプ3は、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面との間の水を空気とともに吸い取るように構成されている。また、ポンプ3は、水深が浅い水を吸水可能に構成されている。これにより、ポンプ3は、設置面とウォーターフェンス本体部1の底面1aとの間に浸水した少量の水を効果的に排水することが可能である。
図2に示すように、チューブ材4は、設置力増強部材2の底面に配置されている。また、チューブ材4は、設置力増強部材2よりも低い吸水率を有するとともに、設置力増強部材2よりも柔らかい。また、チューブ材4は、外力により変形しやすい材料により形成されている。また、チューブ材4は、設置力増強部材2に、接着層を介して貼りつけられている。また、チューブ材4は、圧縮されて変形することにより、設置面の目地などの凹凸に食い込むとともに、設置力増強部材2を設置面に密着させるように構成されている。また、チューブ材4は、設置力増強部材2よりも小さい幅を有する。また、図2および図6に示すように、チューブ材4は、設置力増強部材2に沿って配置されている。また、チューブ材4は、設置力増強部材2の略中央に配置されている。また、チューブ材4は、図4に示すように、分割可能に構成されている。また、チューブ材41の端部と、チューブ材42の端部とは、平面視において(Z方向から見て)、互いにY方向にずれた状態で配置されている。つまり、チューブ材41の端部と、チューブ材42の端部とは、略水平方向(XY方向)に重なることがないように配置されている。
図8を参照して、設置力増強部材2の特性の一例について説明する。
設置力増強部材2は、たとえば、見掛け密度が110kg/m3であり、引張強さが80kPaであり、伸びが450%である。また、設置力増強部材2は、圧縮硬さが、圧縮率が25%の場合、3.3kPaであり、圧縮率が50%の場合、4.5kPaである。
図9を参照して、設置力増強部材2の特性(水透過)の一例について説明する。
水透過について、設置力増強部材2は、圧縮率が60%の場合、水深100mmの水頭圧(100mmH2O=0.01kgf/cm2≒0.98kPa)に対して、10分以内に水漏れがあった。また、設置力増強部材2は、圧縮率が70%の場合、水深100mmの水頭圧(100mmH2O=0.01kgf/cm2≒0.98kPa)に対して、10分を超えて30分以内に水漏れがあった。また、設置力増強部材2は、圧縮率が80%および90%の場合、水深100mmの水頭圧(100mmH2O=0.01kgf/cm2≒0.98kPa)に対して、30分間水漏れしなかった。なお、水透過について、10分以内に水漏れがあった場合、「△」と示し、10分を超えて30分以内に水漏れがあった場合、「○」と示し、30分間水漏れしなかった場合、「◎」と示している。
設置力増強部材2に用いる気孔率50%〜60%程度の半連続気泡構造のスポンジ材は、圧縮率に応じた透過率となる。また、設置力増強部材2は、50%以上80%以下の圧縮率になるように圧縮抑制することにより、半連続気泡構造のスポンジを透過する水量をポンプ3の呼び水として適度な透過水量に抑えることが可能である。また、設置力増強部材2(スポンジ)を透過した水をポンプ3で排水するのでウォーターフェンス本体部1を越えて浸水させないようにすることが可能である。つまり、ポンプ3を駆動させた場合に、設置力増強部材2の圧縮率が50%以上80%以下になることが好ましい。
図10を参照して、チューブ材4の特性の一例について説明する。
チューブ材4は、たとえば、見掛け密度が780kg/m3であり、引張強さが340kPaであり、伸びが750%である。つまり、チューブ材4は、設置力増強部材2よりも柔らかい。また、チューブ材4は、200%に伸ばした際の引張応力が80kPaである。なお、引張強さ、伸び率、200%引張応力は、長さ10cmのチューブ材4に2.5mmほどの切り込みを入れて試験を行った。また、チューブ材4は、吸水率が1.0%以下である。つまり、チューブ材4は、設置力増強部材2よりも低い吸水率を有する。
(実施形態の効果)
本実施形態では、上記のように、第1部材11と、第1部材11に対して水平面内のX方向に隣接して配置された第2部材12とを設ける。これにより、第1部材11と第2部材12とを組み合わせてウォーターフェンス100を構成することで、浸水を抑制することができる。また、ポンプ3により、底面と設置面との間の水を空気と共に吸い取ることができるので、ウォーターフェンス100の下方からの浸水を抑制しながら第1部材11および第2部材12の底面と設置面との間に負圧を発生させて、安定してウォーターフェンス100を設置することができる。その結果、ウォーターフェンス100は、浸水を効果的に抑制することができる。また、第1部材11の本体部115に第1部材11の底面と設置面との間の水を吸い取る流路を設け、本体部115よりも硬い材料により、第1部材11の底部に配置される第1嵌合部112を形成することによって、第1嵌合部112が変形して、第1部材11と第2部材12との間に隙間が生じるのを抑制することができる。その結果、ポンプ3による吸水時に、第1部材11と第2部材12との間に隙間が生じて、第1部材11および第2部材12の底面と設置面との間の負圧状態が維持できなくなることを抑制することができる。これにより、第1部材11および第2部材12を設置面に確実に吸着させることができるので、第1部材11および第2部材12が水によって移動されるのを抑制することができる。さらに、第1部材11と第2部材12との間に隙間が生じるのを抑制することができるので、第1部材11と第2部材12との間への浸水を抑制することができる。これによっても、ウォーターフェンス100は、浸水を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、本体部115を、第1弾性材料により形成し、第1嵌合部112を、第1弾性材料よりも硬い第2弾性材料により形成する。これにより、本体部115を第1嵌合部112よりも柔らかい第1弾性材料により形成することによって、第1部材11と第2部材12との組み立てを容易に行うことができる。また、第1嵌合部112を本体部115よりも硬い第1弾性材料により形成することによって、第1嵌合部112の変形を効果的に抑制することができる。その結果、ポンプ3による吸水時に、第1嵌合部112と第2嵌合部123との間からの浸水をより抑制することができるとともに、第1部材11が変形して第1部材11の底面が設置面に接触または近接し、ポンプ3による吸水を阻害することを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1弾性材料を、第1ゴム材料により形成し、第2弾性材料を、第1ゴム材料よりも硬い第2ゴム材料により形成する。これにより、本体部115および第1嵌合部112がゴム材料により形成されるので、本体部115および第1嵌合部112をゴム材料により一体的に成型することができる。
また、本実施形態では、上記のように、本体部115に、流路が設けられた筒状部113と、筒状部113に対して水平面内でX方向と直交するY方向に接続され、Y方向に延びる板状部114とを設け、鉛直方向における第1嵌合部112の厚みを、X方向における板状部114の厚みよりも大きくする。これにより、第2部材12に対する第1嵌合部112の当て面をより増すことができるので、第1部材11と第2部材12とをより強固に係合させて、ウォーターフェンス本体部1が押し寄せる水により変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、本体部115および第1嵌合部112を、一体的に形成する。これにより、本体部115および第1嵌合部112を別体とする場合よりも、構成を簡素化することができる。また、本体部115および第1嵌合部112を容易に形成することができる。また、本体部115と第1嵌合部112とを別体にする場合と異なり、本体部115と第1嵌合部112との隙間を密封する必要が無い。
また、本実施形態では、上記のように、第1嵌合部112に、X方向に窪む肉抜穴112aを設ける。これにより、肉抜穴112aにより第1部材11を軽量化することができる。また、少ない材料により第1嵌合部112を形成することができる。また、第1嵌合部112の肉厚を部分的に小さくすることができるので、金型などにより成形する場合には、比較的短い時間で成形品を冷やすことができる。その結果、成形時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1嵌合部112を、X方向において、本体部115の両側に一対設け、第2部材12を、第1部材11を挟み込むように、第1部材11の両側に一対配置する。これにより、X方向において、第2部材12が第1部材11を挟んで複数配置されるので、ウォーターフェンス100のX方向の長さを容易に大きくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1部材11および第2部材12の底面に配置され、第1部材11および第2部材12の設置面への設置性を向上させる設置力増強部材2を設ける。これにより、設置力増強部材2により、凹凸のある設置面に対しての設置性や水密性を向上させることができるので、安定してウォーターフェンス100を設置することができる。その結果、ウォーターフェンス100の下方からの浸水を効果的に抑制することができる。また、ポンプ3により第1部材11および第2部材12の底面の水を空気と共に吸い取ることによって、第1部材11および第2部材12の底面と設置面との間に負圧を発生させることができる。これにより、設置力増強部材2を地面へ吸着させて、ウォーターフェンス100を地面に対して安定して設置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1部材11を、弾性材料により形成し、第2部材12を、発泡材料により形成する。これにより、第1部材11を弾性部材により形成することにより、第1部材11と第2部材12とを容易に密着させることができる。また、第2部材12を発泡材料により形成することにより、第2部材12を軽量化して、第2部材12を持ち運びやすくして、ウォーターフェンス本体部1の組み立て性も向上させることができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、第1嵌合部を本体部よりも硬いゴム材料により形成することにより、第1嵌合部を本体部よりも硬くした例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、たとえば、図11に示す変形例のように、第1嵌合部212の内部に金属板などの補強部材212aを設けることにより、第1嵌合部212を本体部115よりも硬くしてもよい。また、第1嵌合部の肉抜穴に補強用の金属を挿入してもよい。
また、上記実施形態では、第1部材をゴム材料により形成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1部材を樹脂材料などのゴム材料以外の材料により形成してもよい。
また、上記実施形態では、第1嵌合部に肉抜穴を設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1嵌合部に肉抜穴を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1部材を挟むように一体の第2部材を配置した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、たとえば、第1部材の一方側のみに第2部材を配置してもよい。
また、上記実施形態では、第2部材を2つ設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、たとえば、第2部材を3つ以上設けてもよい。
また、上記実施形態では、ウォーターフェンスが直線的に配置されている構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ウォーターフェンスがコ字状等に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、ウォーターフェンスに入れる重りとして水を注水したり、ペットボトルを用いた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、水やペットボトル以外の部材などを重りとして用いてもよい。たとえば、バーベルや、石、砂、土などを重りとして用いてもよい。
また、上記実施形態では、吸水装置として自吸式のポンプを用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、自吸式に限らず、吸水機能を有するポンプであれば特に限定されない。また、真空ポンプや掃除機などの真空吸引方式の吸引装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ウォーターフェンスにチューブ材を設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ウォーターフェンスにチューブ材を設けなくてもよい。
2、21、22 設置力増強部材
3 ポンプ(吸水装置)
11 第1部材
12 第2部材
100 ウォーターフェンス
112、212 第1嵌合部
112a 肉抜穴
113 筒状部
114 板状部
115 本体部
123 第2嵌合部

Claims (9)

  1. 第1部材と、
    前記第1部材に対して水平面内の第1方向に隣接して配置された第2部材とを備え、
    前記第1部材は、吸水装置により底面と設置面との間の水を吸い取るための流路が設けられ、鉛直方向に延びる本体部と、前記第1部材の底部に配置され、前記本体部から前記第1方向に突出する第1嵌合部とを含み、
    前記第2部材は、前記第2部材の底部に配置され、前記第1部材の前記第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を含み、
    前記第1嵌合部は、前記本体部よりも硬い材料により形成されている、ウォーターフェンス。
  2. 前記本体部は、第1弾性材料により形成され、
    前記第1嵌合部は、前記第1弾性材料よりも硬い第2弾性材料により形成されている、請求項1に記載のウォーターフェンス。
  3. 前記第1弾性材料は、第1ゴム材料であり、
    前記第2弾性材料は、前記第1ゴム材料よりも硬い第2ゴム材料である、請求項2に記載のウォーターフェンス。
  4. 前記本体部は、前記流路が設けられた筒状部と、前記筒状部に対して水平面内で前記第1方向と直交する第2方向に接続され、前記第2方向に延びる板状部とを有し、
    鉛直方向における前記第1嵌合部の厚みは、前記第1方向における前記板状部の厚みよりも大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  5. 前記本体部および前記第1嵌合部は、一体的に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  6. 前記第1嵌合部は、前記第1方向に窪む肉抜穴を有している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  7. 前記第1嵌合部は、前記第1方向において、前記本体部の両側に一対設けられ、
    前記第2部材は、前記第1部材を挟み込むように、前記第1部材の両側に一対配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  8. 前記第1部材および前記第2部材の底面に配置され、前記第1部材および前記第2部材の設置面への設置性を向上させる設置力増強部材をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  9. 前記第1部材は、弾性材料により形成され、
    前記第2部材は、発泡材料により形成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
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