JP6537989B2 - ウォーターフェンス - Google Patents

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Description

この発明は、ウォーターフェンスに関する。
従来、浸水を防止するための水嚢(ウォーターフェンス)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、洪水などによって大量の水が流れ出た場合、袋体に水を注水して、流出した水による浸水を防ぐ堰として機能させるための水嚢(ウォーターフェンス)が開示されている。この特許文献1の水嚢は、流出した水によって水嚢が流されないように積載性や、設置性を向上させる為に水嚢の底面に吸盤が複数設けられている。
特開2005−163514号公報
しかしながら、上記特許文献1では、注水した袋体からなる水嚢を地面に設置して浸水を防ぐという構造であるため、設置面と水嚢との間に隙間が生じて、侵入してくる水を確実に止めることが困難であるという不都合がある。また、上記特許文献1の水嚢は、前面からの水をある程度止めることができるものの、ウォーターフェンスの側方から背面に回り込む水を止めることが困難であるという不都合もある。このため、浸水を効果的に抑制することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、背面への水の回り込みを抑制して、浸水を効果的に抑制することが可能なウォーターフェンスを提供することである。
この発明の一の局面によるウォーターフェンスは、浸水を防止するための堰を形成するウォーターフェンス本体部と、ウォーターフェンス本体部の背面に配置され、ウォーターフェンス本体部の背面側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材とを備え、ウォーターフェンス本体部は、底面と設置面との間の水を吸い取る吸水装置を取り付けるための吸水装置取付部を含む。
この発明の一の局面によるウォーターフェンスでは、上記のように、ウォーターフェンス本体部の背面に配置され、ウォーターフェンス本体部の背面側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材を設ける。これにより、回り込み抑制部材を柱などの背面側の構造物に接触させることができるので、ウォーターフェンス本体部の背面と背面側の構造物との間に隙間が空くのを抑制することができる。その結果、背面への水の回り込みを抑制して、背面への浸水を効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、回り込み抑制部材は、弾性圧縮変形するとともに、背面側の構造物に密着するように構成されている。このように構成すれば、回り込み抑制部材が弾性変形して背面側の構造物に密着するので、回り込み抑制部材と背面側の構造物とのより大きな密着性を確保することができる。その結果、背面への水の回り込みを抑制して、背面への浸水をより効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、回り込み抑制部材は、設置面近傍まで延びている。このように構成すれば、下方側からの浸水(回り込み)を効果的に抑制することができるので、背面への水の回り込みを抑制して、浸水をより効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、ウォーターフェンス本体部の底面に配置され、設置面への設置性を向上させる設置力増強部材をさらに備える。このように構成すれば、凹凸のある設置面に対しての設置性や水密性を向上させることができるので、安定してウォーターフェンスを設置することができる。その結果、ウォーターフェンスの底面からの浸水を効果的に抑制することができる。
この場合に、好ましくは、回り込み抑制部材と、設置力増強部材とは、互いに当接するように設けられている。このように構成すれば、回り込み抑制部材と設置力増強部材との間において、ウォーターフェンス本体部の背面側への水の回り込みを効果的に抑制しながら、回り込もうとする水を排水することができるので、背面への水の回り込みを抑制して、浸水をより効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、回り込み抑制部材は、吸水することにより膨張するように構成されている。このように構成すれば、回り込み抑制部材が膨張することにより、ウォーターフェンス本体部の背面と背面側の構造物との間に一層隙間なく回り込み抑制部材を配置することができるので、背面への水の回り込みを抑制して、背面への浸水をより効果的に抑制することができる。
上記設置力増強部材を備える構成において、好ましくは、設置力増強部材は、設置時に、背面側部分が前面側部分よりも低くなるように構成されている。このように構成すれば、背面側の構造物側にウォーターフェンス本体部を寄り掛らせることができるので、ウォーターフェンスから背面側の構造物に押圧力を発生させることができる。その結果、ウォーターフェンスを背面側の構造物に、より押し付けて、より大きな密着性を確保することができる。したがって、背面への水の回り込みを抑制して、背面への浸水をより一層効果的に抑制することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、ウォーターフェンス本体部は、複数に分割可能に構成されている。このように構成すれば、ウォーターフェンスの設置場所に応じてウォーターフェンスの大きさを調整することができる。
上記一の局面によるウォーターフェンスにおいて、好ましくは、ウォーターフェンス本体部は、第1本体部および第2本体部をさらに含み、第1本体部の底面部には、凸状または凹状の第1嵌合部が設けられ、第2本体部の底面部には、第1本体部の第1嵌合部が嵌合する第2嵌合部が設けられ、少なくとも第2本体部に、回り込み抑制部材が設けられている。このように構成すれば、第1本体部および第2本体部を組み合わせてウォーターフェンス本体部を組み立てる際に、端部を互いに当接させるとともに、第1嵌合部および第2嵌合部を嵌合させることができるので、底面部の高さを揃えて組み立てることができるとともに、第1本体部および第2本体部がずれることがない。これにより、組み立てたウォーターフェンス本体部の底面に設置力増強部材を容易に取り付けることができる。また、組み立て時に、第1本体部および第2本体部の向きを間違えるのを防止するとともに、精度よく位置決めを行うことができる。また、ウォーターフェンスの設置時にウォーターフェンス本体部の短手方向に力が加わった場合に、第2本体部が第1本体部に対して折れ曲がるのを抑制することが可能である。
本発明によれば、上記のように、背面への水の回り込みを抑制して、浸水を効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスを設置した状態を上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスを下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスから設置力増強部材および回り込み抑制部材を取り外した状態を示した図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスの第1部材を下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスの第2部材を上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスを設置面に設置した状態を示した模式的な側面断面図である。 本発明の第1実施形態によるウォーターフェンスの設置力増強部材および回り込み抑制部材の特性を示した表である。 本発明の第2実施形態によるウォーターフェンスを設置面に設置した状態を示した模式的な側面断面図である。 本発明の第3実施形態によるウォーターフェンスを設置した状態を上方から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態によるウォーターフェンスを設置面に設置した状態を示した模式的な側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ウォーターフェンスの構成)
図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態によるウォーターフェンス100は、建物への浸水を防いだり、工事現場などにおいて水を長時間せき止めたり、流れを有する河川などをせき止めたりするために用いられる。ウォーターフェンス100は、図1および図2に示すように、ウォーターフェンス本体部1と、設置力増強部材2aと、回り込み抑制部材2bとを備えている。ウォーターフェンス100は、X方向に延びる細長形状を有しており、Y方向の水を止めるように設置される。また、図1に示すように、ウォーターフェンス100には、自吸機能を有した自吸ポンプ(以下「ポンプ」と称す)3が接続されている。ポンプ3は、急な増水に対しても信頼性の高い水没使用が可能な防水構造を有するポンプとすることが望ましい。また、ウォーターフェンス本体部1には、重りとして水を注水したり、ペットボトルなどの重り部材を配置可能に構成されている。なお、ポンプ3は、特許請求の範囲の「吸水装置」の一例である。
ウォーターフェンス本体部1は、第1部材11と、第2部材12と、連結部材13と、パイプ14と、パイプ15(図3参照)とを含んでいる。第1部材11は、凸部111(図3参照)と、篏合部112(図4参照)と、筒状部113(図5参照)と、板状部114(図5参照)と、フランジ部115(図5参照)とを有している。第2部材12は、図6に示すように、重り取付部121と、凸部122(図3参照)と、嵌合部123(図4参照)と、凹部124および125とを有している。なお、第1部材11は、特許請求の範囲の「第1本体部」の一例であり、第2部材12は、特許請求の範囲の「第2本体部」の一例である。また、パイプ14は、特許請求の範囲の「吸水装置取付部」の一例である。また、嵌合部112は、特許請求の範囲の「第1嵌合部」の一例であり、嵌合部123は、特許請求の範囲の「第2嵌合部」の一例である。
ウォーターフェンス本体部1は、浸水を防止するための堰を形成している。具体的には、ウォーターフェンス本体部1は、柱や壁あるいは扉(図示せず)などの前面側(Y2方向側)に配置され、背面側(Y1方向側)への浸水を防止する堰を形成している。また、ウォーターフェンス本体部1は、図1に示すように、第1部材11のX方向の両端に、それぞれ、第2部材12が連結されている。また、ウォーターフェンス本体部1は、複数に分割可能に構成されている。具体的には、第2部材12は、第1部材11に対してX方向に隣接して配置されている。
また、第2部材12は、X方向において第1部材11を挟むように一対設けられている。一対の第2部材12は、第1部材11を挟み込んだ状態で、弾性を有する連結部材13により挟持されることにより、連結されている。具体的には、図4に示すように、一対の第2部材12が第1部材11を挟んでX方向に隣接して配置された状態で、Y方向の両側(Y1方向およびY2方向)に設けられた連結部材13により、第1部材11および一対の第2部材12が連結されている。
第1部材11は、水を透過させない素材により形成されている。第1部材11は、たとえば、ゴムや樹脂あるいは金属などにより形成されている。好ましくは、第1部材11は、弾性材料により形成されている。また、第1部材11は、第2部材12よりも比重が大きい材料により形成されている。
図3に示すように、第1部材11の下面側(Z2方向側)には、凸部111が設けられている。凸部111の外側の平坦面には、設置力増強部材2aが取り付けられるように構成されている。また、凸部111は、吸水口部が設けられたパイプ15をY方向に挟み込むように、一対設けられている。また、凸部111は、第1部材11に連結される第2部材12の凸部122とつながるように形成されている。
図4および図5に示すように、第1部材11の底部(Z2方向側部)には、第2部材12側(X方向)に凸状に突出する篏合部112が設けられている。篏合部112は、第2部材12の嵌合部123に嵌合するように構成されている。また、篏合部112は、平面視において(Z方向から見て)、第2部材12とオーバーラップするように配置されている。つまり、篏合部112は、第1部材11および第2部材12を底面を上にして組立てた場合に、図3に示すように、第2部材12に覆いかぶさるように、嵌合部123に嵌合する。
図5に示すように、筒状部113は、上下方向(Z方向)に延びるように形成されている。また、筒状部113は、第1部材11のY方向の中央近傍に配置されている。また、筒状部113は、第1部材11のX方向の中央近傍に配置されている。また、筒状部113は、第2部材12の凹部124に嵌り込むように構成されている。図4および図5に示すように、筒状部113の内側には、ポンプ3により底面と設置面S(図1参照)との間の水を吸い取るための流路113aが設けられている。つまり、筒状部113の流路113aは、上下方向に貫通するように設けられている。
筒状部113の上部(流路113a)には、ポンプ3を取り付けるためのパイプ14が挿入されている。パイプ14は、たとえば、金属により形成されている。また、パイプ14は、略L字形状に形成されている。パイプ14の外側の端部には、ポンプ3に接続される管(ホースなど)が接続されるように構成されている。
筒状部113の底部には、吸水口部が設けられたパイプ15が挿入されている。パイプ15の下側(Z2方向側)の端部は、凸部111の下端近傍(Z2方向側の端部近傍)に配置されている。これにより、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面Sとの間の水が、ポンプ3により吸水される。
板状部114は、図5に示すように、筒状部113に対してY方向に接続され、Y方向に延びるように形成されている。
フランジ部115は、筒状部113の上部に配置されている。また、フランジ部115は、略水平方向(XY方向)に突出するように形成されている。また、フランジ部115は、第2部材12の凹部125に嵌り込むように構成されている。
図1に示すように、第2部材12は、直方体の箱型形状を有している。また、第2部材12は、X方向に延びるように形成されている。また、第2部材12は、水を透過させない素材により形成されている。第2部材12は、たとえば、発泡スチロールやゴムや樹脂あるいは金属などにより形成されている。好ましくは、第2部材12は、発泡材料により形成されている。第2部材12の重り取付部121には、重りとしてのペットボトルなどが取り付けられるように構成されている。第2部材12の重り取付部121にペットボトルなどの重りが取り付けられることによりウォーターフェンス100に加わる荷重を増すことが可能なように構成されている。なお、重り取付部121に、水、石、砂、土などを入れて重りとしてもよい。
図3に示すように、第2部材12の下面側(Z2方向側)には、凸部122が設けられている。凸部122の外側の平坦面には、設置力増強部材2aが取り付けられるように構成されている。また、凸部122は、略U字形状に形成されている。また、凸部122は、第2部材12に連結される第1部材11の凸部111とつながるように形成されている。つまり、第1部材11の凸部111と、第2部材12の凸部122とが連結されて、長方形のロ字形状の凸部が形成される。ロ字形状の凸部の内側は、ポンプ3により吸水される水の通り道となる。
図4に示すように、第2部材12の底部(Z2方向側部)には、第1部材11の篏合部112が嵌合する嵌合部123が設けられている。具体的には、嵌合部123は、凹状に形成されており、凸状の篏合部112が嵌合するように構成されている。
図6に示すように、凹部124は、第1部材11の筒状部113に対応する部分に形成されている。つまり、第1部材11および第2部材12を組み合わせた場合に、第1部材11の筒状部113が第2部材12の凹部124に嵌り込むように構成されている。凹部125は、第1部材11のフランジ部115に対応する部分に形成されている。つまり、第1部材11および第2部材12を組み合わせた場合に、第1部材11のフランジ部115が第2部材12の凹部125に嵌り込むように構成されている。
図2に示すように、設置力増強部材2aは、ウォーターフェンス本体部1の底面1aに配置され、ウォーターフェンス本体部1の設置面S(図1参照)への設置性を向上させるように構成されている。つまり、ウォーターフェンス本体部1の設置時の自重と、ポンプ3が吸水することとによって、設置力増強部材2aは、弾性圧縮変形するとともに、外部の水を所定量透過させることにより、ウォーターフェンス本体部1の設置面S内の圧力を低圧安定させるように構成されている。
具体的には、設置力増強部材2aは、ウォーターフェンス本体部1の自重と、ポンプ3が吸水することにより生じる負圧とにより、水の透過率が所定の値となることにより、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面Sとの間に外部からの水を所定量透過させてポンプ3の自吸水を確保するように構成されている。
設置力増強部材2aは、半連続気泡構造を有しており、圧縮変形されることにより水の透過率が変化するように構成されている。設置力増強部材2aは、たとえば、半連続気泡構造の気孔率50%〜60%程度のやわらかいスポンジにより形成されている。また、設置力増強部材2aは、半連続気泡構造のスポンジが圧縮されることによりスポンジの孔が小さくなり、水の透過率が変わるように構成されている。また、設置力増強部材2aは、圧縮力がかからない状態において、たとえば、約20mm以上約30mm以下の高さを有する。ポンプ3が駆動された場合、半連続気泡構造のスポンジは50〜80%程度圧縮されることが望ましい。また、設置力増強部材2aは、第1部材11よりも柔らかい材料により形成されている。
設置力増強部材2aは、ウォーターフェンス本体部1の自重と、重り収容部121に取り付けられた重りと、ポンプ3の吸引力によって生じる負圧とにより圧縮されるように構成されている。また、ポンプ3は設置力増強部材2aを透過した水を、設置面S内側の空間の空気と共に吸引するように構成されている。つまり、設置力増強部材2aにより吸水された水が第1部材11の流路113aを介してポンプ3に吸引されるように構成されている。なお、ポンプ3は、空気とともに水を吸い込むので、ポンプ3の吐出口から水を吐き出す状態と、ポンプ3の吐出口から少しの水を空気とともに吐き出す状態とを数秒程度の周期で繰り返す間欠運転となる。
また、ポンプ3により、設置力増強部材2aを透過した水を、設置面S内側の空間の空気と共に吸引することにより、ウォーターフェンス本体部1と設置面Sとの間の空間の真空度が上げられる。これにより、設置面Sに対してウォーターフェンス本体部1を安定させて配置することが可能に構成されている。その結果、ウォーターフェンス本体部1が水により押されて変形したり、流されたりすることを効果的に抑制することが可能である。
また、設置力増強部材2aは、第1部材11の凸部111の外側の平坦面および第2部材12の凸部122の外側の平坦面に取り付けられるように構成されている。具体的には、設置力増強部材2aは、両面テープなどの接着層を介して、第1部材11および第2部材12の底面に取り付けられる。また、設置力増強部材2aは、図7に示すように、側面視(X方向から見て)において、柱Hとは逆側(Y2方向側)の一方端部が、第2部材12の前面(Y2方向側の面)と略面一となるように配置されている。また、設置力増強部材2aは、側面視(X方向から見て)において、柱H側(Y1方向側)の他方端部が、第2部材12の背面1bよりも後方に突出しており、回り込み抑制部材2bの背面と略面一となるように配置されている。また、設置力増強部材2aは、第2部材12の背面1bよりも後方に突出した部分の上側(Z1方向側の面)の面が、回り込み抑制部材2bと当接するように配置されている。したがって、ウォーターフェンス100は、設置力増強部材2aと回り込み抑制部材2bとにより、ウォーターフェンス100の前方側(Y2方向側)および側方側(X方向)の空間と、ウォーターフェンス100の背面側(Y1方向側)の空間とを隙間なく区切るように構成されている。また、回り込み抑制部材2bは、底面が設置力増強部材2aが設置される第2部材12の底面と略面一となるように配置されている。なお、柱Hは、特許請求の範囲の「構造物」の一例である。
(回り込み抑制部材の構成)
図4に示すように、回り込み抑制部材2bは、第2部材12の背面1bに配置されている。また、回り込み抑制部材2bは、X方向において連結部材13が設けられた部分を除いた背面1bの略全域に配置されている。また、回り込み抑制部材2bは、背面1bに沿って延びる平板形状に形成されている。
図1に示すように、回り込み抑制部材2bは、ウォーターフェンス本体部1の背面1b側(図3参照)への水の回り込みを抑制するように構成されている。また、回り込み抑制部材2bは、ウォーターフェンス本体部1の前面側の水の圧力により、背面1b側の柱Hに押し付けられて、弾性圧縮変形するように構成されている。その結果、回り込み抑制部材2bは、背面1b側の柱Hに密着するように構成されている。なお、四角柱形状の柱Hではなく、円柱形状などの柱Hに、回り込み抑制部材2bを、密着させてもよい。また、柱Hではなく、壁面などに回り込み抑制部材2bを密着させてもよい。
図7に示すように、ウォーターフェンス本体部1の背面側の設置力増強部材2aは、柱Hに当接する位置まで延びて配置されており、回り込み抑制部材2bは、設置力増強部材2aと密着するように設けられている。また、回り込み抑制部材2bは、ウォーターフェンス本体部1の側面から背面1b側に回り込もうとする水を止める(浸水を抑制する)ように構成されている。詳細には、回り込み抑制部材2bは、水を吸水し、膨張するように構成されている。その結果、回り込み抑制部材2bは、ウォーターフェンス本体部1の背面側へ回り込もうとする水を吸水することで膨張し、ウォーターフェンス本体部1の側面と背面1b側の構造物(柱H)との間に隙間なく配置されて、ウォーターフェンス本体部1の側面から背面1b側に回り込もうとする水を効果的に止める(浸水を抑制する)ように構成されている。より詳細に説明すると、回りこみ抑制部材2bは、吸水による体積膨張で、回り込み抑制部材2bを構成するセル間の隙間を埋めて高止水性を発揮するように構成されている。また、設置力増強部材2aは、柱Hに当接する位置まで延びて配置されている。このため、ウォーターフェンス本体部1の背面側へ回り込もうとする水を設置力増強部材2aで吸水し、ポンプ3によって吸引することができるので、ウォーターフェンス本体部1の背面側へ回り込もうとする水を排水することができる。また、回り込み抑制部材2bは、半連続気泡構造を有しており、圧縮変形されることにより水の透過率が変化するように構成されている。回り込み抑制部材2bは、たとえば、半連続気泡構造の気孔率50%〜60%程度のやわらかいスポンジにより形成されている。また、回り込み抑制部材2bは、半連続気泡構造のスポンジが圧縮されることによりスポンジの孔が小さくなり、水の透過率が変わるように構成されている。
(設置力増強部材および回り込み抑制部材の特性)
図8を参照して、設置力増強部材2aおよび回り込み抑制部材2bの特性の一例について説明する。
設置力増強部材2aは、たとえば、気孔率が90%であり、引張強さが80kPaであり、伸びが450%である。また、設置力増強部材2aは、圧縮硬さが、圧縮率が25%の場合、3.3kPaである。
回り込み抑制部材2bは、たとえば、引張強さが260kPaであり、伸びが200%である。また、回り込み抑制部材2bは、圧縮硬さが、圧縮率が25%の場合、13kPaである。また、回り込み抑制部材2bは、浸漬後に十分時間経過した状態の膨張率((浸漬後の厚み−浸漬前の厚み)/(浸漬前の厚み)×100)が約15.5%である。
ポンプ3は、ウォーターフェンス本体部1の底面1aと設置面Sとの間の水を吸い取るように構成されている。また、ポンプ3は、水深が浅い水を吸水可能に構成されている。これにより、ポンプ3は、設置面Sとウォーターフェンス本体部1の底面1aとの間に浸水した少量の水を効果的に排水することが可能である。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、ウォーターフェンス本体部1の背面1bに配置され、ウォーターフェンス本体部1の背面1b側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材2bを設ける。これにより、回り込み抑制部材2bを背面1b側の柱Hに接触させることができるので、ウォーターフェンス本体部1の背面1bと背面1b側の柱Hとの間に隙間が空くのを抑制することができる。その結果、背面1bへの水の回り込みを抑制して、背面1bへの浸水を効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回り込み抑制部材2bを、弾性圧縮変形するとともに、背面1b側の柱Hに密着するように構成する。これにより、回り込み抑制部材2bが弾性変形して背面1b側の柱Hに密着するので、回り込み抑制部材2bと背面1b側の柱Hとのより大きな密着性を確保することができる。その結果、背面1bへの水の回り込みを抑制して、浸水をより効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回り込み抑制部材2bを、設置面S近傍まで延びるように構成する。これにより、下方側からの浸水(回り込み)を効果的に抑制することができるので、背面1bへの水の回り込みを抑制して、浸水をより効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ウォーターフェンス本体部1の底面1aに配置され、設置面Sへの設置性を向上させる設置力増強部材2aを設ける。これにより、凹凸のある設置面Sに対しての設置性や水密性を向上させることができるので、安定してウォーターフェンス100を設置することができる。その結果、ウォーターフェンス100の底面1aからの背面1bへの浸水を効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回り込み抑制部材2bと、設置力増強部材2aとを、互いに当接するように設ける。これにより、回り込み抑制部材2bと設置力増強部材2aとの間において、ウォーターフェンス本体部1の背面側への水の回り込みを効果的に抑制しながら、回り込もうとする水を排水することができるので、背面1bへの水の回り込みを抑制して、浸水をより効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、回り込み抑制部材2bを、吸水することにより膨張するように構成する。これにより、回り込み抑制部材2bが膨張することにより、ウォーターフェンス本体部1の背面1bと背面1b側の構造物(柱H)との間に一層隙間なく回り込み抑制部材2bを配置することができるので、背面1bへの水の回り込みを抑制して、背面1bへの浸水をより効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ウォーターフェンス本体部1を、複数に分割可能に構成する。これにより、ウォーターフェンス100の設置場所に応じてウォーターフェンス100の大きさを調整することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ウォーターフェンス本体部1に、第1部材11および第2部材12を設け、第1部材11の底面部に、凸状または凹状の嵌合部115を設け、第2部材12の底面部に、第1部材11の嵌合部115が嵌合する嵌合部124を設け、第2部材12に、回り込み抑制部材2bを設ける。これにより、第1部材11および第2部材12を組み合わせてウォーターフェンス本体部1を組み立てる際に、端部を互いに当接させるとともに、嵌合部115および嵌合部124を嵌合させることができるので、底面部の高さを揃えて組み立てることができるとともに、第1部材11および第2部材12がずれることがない。これにより、組み立てたウォーターフェンス本体部1の底面に設置力増強部材2aを容易に取り付けることができる。また、組み立て時に、第1部材11および第2部材12の向きを間違えるのを防止するとともに、精度よく位置決めを行うことができる。また、ウォーターフェンス100の設置時にウォーターフェンス本体部1の短手方向に力が加わった場合に、第2部材12が第1部材11に対して折れ曲がるのを抑制することが可能である。
[第2実施形態]
次に、図1および図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、回り込み抑制部材2bと設置力増強部材2aとが異なる材料で構成され、回り込み抑制部材2bの底面が、設置力増強部材2aが設置される第2部材12の底面と略面一となる上記第1実施形態とは異なり、回り込み抑制部材202bと設置力増強部材202aとが同一の材料で構成され、回り込み抑制部材202bの底面が、設置面Sまで伸びて構成されている例について説明する。
(ウォーターフェンスの構成)
第2実施形態のウォーターフェンス200は、図1に示すように、ウォーターフェンス本体部1と、設置力増強部材202aと、回り込み抑制部材202bとを備えている。
(設置力増強部材の構成および回り込み抑制部材の構成)
図9に示すように、回り込み抑制部材202bと設置力増強部材202aとは互いに当接して配置されている。詳細には、設置力増強部材202aは、側面視(X方向から見て)において、柱Hとは逆側(Y2方向側)の一方端部が、第2部材12の前面(Y2方向側の面)と略面一となるように配置されている。また、設置力増強部材202aは、側面視(X方向から見て)において、柱H側(Y1方向側)の他方端部が、第2部材12の背面1bと略面一となるように配置されている。また、回り込み抑制部材202bは、第2部材12の底面よりも下方(Z2方向)に突出しており、設置時において、底面が設置力増強部材202aの底面と面一になるように配置されている。また、回り込み抑制部材202bは、第2部材12の底面よりも下方(Z2方向)に突出した部分の前方側(Y2方向側の面)の面が、回り込み抑制部材202bと当接するように配置されている。したがって、ウォーターフェンス200は、設置力増強部材202aと回り込み抑制部材202bとにより、ウォーターフェンス200の前方側(Y2方向側)および側方側(X方向)の空間と、ウォーターフェンス200の背面側(Y1方向側)の空間とを隙間なく区切るように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、ウォーターフェンス本体部1の背面1bに配置され、ウォーターフェンス本体部1の背面1b側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材202bを設ける。これにより、背面1bへの水の回り込みを抑制して、背面1bへの浸水を効果的に抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、回り込み抑制部材2bを、設置力増強部材2aと同一の材料で構成する。これにより、回り込み抑制部材2bが吸水した水を、設置力増強部材2aを介してポンプ3により排水することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図10および図11を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、設置時に、設置力増強部材2aの下面とウォーターフェンス本体部1の底面1aとが平行になるようにして、設置力増強部材2aの背面側部分と前面側部分との高さが同じになるように構成した上記第1実施形態とは異なり、設置時に、設置力増強部材302aの背面側部分302bが前面側部分302cよりも低くなるように構成する例について説明する。
(ウォーターフェンスの構成)
第3実施形態のウォーターフェンス300は、図10に示すように、ウォーターフェンス本体部1と、設置力増強部材302aと、回り込み抑制部材2bとを備えている。
(設置力増強部材の構成の構成)
図11に示すように、設置力増強部材302aは、設置面Sへの設置時に、背面側部分302b(二点鎖線で囲われた部分)が前面側部分302c(一点鎖線で囲われた部分)よりも低く(高さ方向に短く)なるように構成されている。
詳細には、設置力増強部材302aは、設置面Sへの設置時に、背面側部分302bが前面側部分302cよりも低く(高さ方向に短く)なるように、弾性圧縮されるように構成されている。設置面Sは、背面1b側に向かうにつれて高くなるように水平面に対して角度θで傾斜している。回り込み抑制部材2bは、設置時に、柱H側に傾斜することにより、柱Hを押圧して、柱Hに密着するように構成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、ウォーターフェンス本体部1の背面1bに配置され、ウォーターフェンス本体部1の背面1b側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材2bを設ける。これにより、背面1bへの水の回り込みを抑制して、背面1bへの浸水を効果的に抑制することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、設置力増強部材302aを、設置時に、背面側部分302bが前面側部分302cよりも低くなるように構成する。これにより、背面1b側の柱H側にウォーターフェンス本体部1を寄り掛らせることができるので、ウォーターフェンス300から背面1b側の柱Hに押圧力を発生させることができる。その結果、ウォーターフェンス300を背面1b側の柱Hに、より押し付けて、より大きな密着性を確保することができる。したがって、背面1bへの水の回り込みを抑制して、浸水をより一層効果的に抑制することができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、回り込み抑制部材をウォーターフェンス本体部の背面の略全域に設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、回り込み抑制部材をウォーターフェンス本体部の背面の一部に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、第2本体部に回り込み抑制部材を設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1本体部に回り込み抑制部材を設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、設置力増強部材が、1層により形成されている例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、設置力増強部材を2層以上により形成してもよい。また、設置力増強部材を設けなくてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、吸水装置として自吸式のポンプを用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、自吸式に限らず、吸水機能を有するポンプであれば特に限定されない。また、真空ポンプや掃除機などの真空吸引方式の吸引装置を用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ウォーターフェンス本体部の第1部材と第2部材とを連結部材により係合させて連結する構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ウォーターフェンス本体部の第1部材と第2部材とをボルトにより締結して連結してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ウォーターフェンス本体部を分割して設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ウォーターフェンス本体部を分割することなく一体的に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ポンプを取り付けるためのパイプと、吸水口部が設けられたパイプとの2つを設けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、設置面Sにまで当接する長さのL字状のパイプを1本用いて第1部材の筒状部に挿入するよう構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、回り込み抑制部材と、設置力増強部材とを同じ材料により形成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第2実施形態の構成で、回り込み抑制部材と、設置力増強部材との材料を第1実施形態と同じ材料により形成してもよい。
また、上記第2実施形態では、同一材料で構成した回り込み抑制部材と、設置力増強部材とを、それぞれ別体で設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、回り込み抑制部材と、設置力増強部材とを一体的に構成してもよい。
また、上記第3実施形態では、ウォーターフェンスを傾斜した設置面Sに設置した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ウォーターフェンスを水平な設置面Sに設置してもよい。
1 ウォーターフェンス本体部
1a 底面
1b 背面
2a、202a、302a 設置力増強部材
2b、202b 回り込み抑制部材
3 ポンプ(吸水装置)
11 第1部材(第1本体部)
12 第2部材(第2本体部)
14 パイプ(吸水装置取付部)
100、200、300 ウォーターフェンス
112 嵌合部(第1嵌合部)
123 嵌合部(第2嵌合部)
302b 背面側部分
302c 前面側部分
S 設置面
H 柱(構造物)

Claims (9)

  1. 浸水を防止するための堰を形成するウォーターフェンス本体部と、
    前記ウォーターフェンス本体部の背面に配置され、前記ウォーターフェンス本体部の背面側への水の回り込みを抑制する回り込み抑制部材とを備え、
    前記ウォーターフェンス本体部は、底面と設置面との間の水を吸い取る吸水装置を取り付けるための吸水装置取付部を含む、ウォーターフェンス。
  2. 前記回り込み抑制部材は、弾性圧縮変形するとともに、前記背面側の構造物に密着するように構成されている、請求項1に記載のウォーターフェンス。
  3. 前記回り込み抑制部材は、前記設置面近傍まで延びている、請求項1または2に記載のウォーターフェンス。
  4. 前記ウォーターフェンス本体部の底面に配置され、前記設置面への設置性を向上させる設置力増強部材をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  5. 前記回り込み抑制部材と、前記設置力増強部材とは、互いに当接するように設けられている、請求項4に記載のウォーターフェンス。
  6. 前記回り込み抑制部材は、吸水することにより膨張するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  7. 前記設置力増強部材は、設置時に、背面側部分が前面側部分よりも低くなるように構成されている、請求項4または5に記載のウォーターフェンス。
  8. 前記ウォーターフェンス本体部は、複数に分割可能に構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
  9. 前記ウォーターフェンス本体部は、第1本体部および第2本体部をさらに含み、
    前記第1本体部の底面部には、凸状または凹状の第1嵌合部が設けられ、
    前記第2本体部の底面部には、前記第1本体部の前記第1嵌合部が嵌合する第2嵌合部が設けられ、
    少なくとも前記第2本体部に、前記回り込み抑制部材が設けられている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のウォーターフェンス。
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