JP6650724B2 - 変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機に関する。
従来より、減速機または増速機として、例えば、特開2012−47325号公報に示される遊星変速機が利用されている。特開2012−47325号公報の変速機は、第1太陽ギア34と、第1遊星ギア32と、第1内歯ギア33と、第1キャリア31と、を備える。第1キャリア31の前端部および後端部は、2つのベアリングを介して筐体4に回転自在に支持される。第1キャリア31の後端部を支持する中間ベアリング7は、第1内歯ギア33の軸方向端面に接する。
特開2012−47325号公報
ところで、特開2012−47325号公報の変速機では、中間ベアリング7は第1内歯ギア33と径方向には接していないため、変速機の組み立ての際に、第1内歯ギア33と第1キャリア31との同軸度を向上することは容易ではない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、インターナルギアと遊星キャリアとの同軸度を向上することを目的としている。
本発明の例示的な変速機は、ケーシングと、中心軸を中心として前記ケーシングにより回転可能に支持される第1回転組立体と、前記中心軸を中心として前記ケーシングによりベアリングを介して回転可能に支持され、前記第1回転組立体との間で回転力の伝達を行う第2回転組立体と、前記第2回転組立体の径方向外側にて前記ケーシングに固定される環状のインターナルギアと、を備え、前記第1回転組立体は、前記中心軸が中心に位置する第1回転軸部材と、 前記ケーシング内において前記第1回転軸部材と共に回転する太陽ギアと、を備え、前記第2回転組立体は、遊星キャリアと、前記ケーシング内において前記太陽ギアの径方向外側にて周方向に配置され、それぞれが前記中心軸に沿う方向を向く遊星軸を中心として前記遊星キャリアにより回転可能に支持され、それぞれの外周歯が前記太陽ギアの外周歯および前記インターナルギアの内周歯に係合する複数の遊星ギアと、前記遊星キャリアに接続されるとともに前記中心軸が中心に位置する第2回転軸部材と、を備え、前記ベアリングが、前記遊星キャリアの外周面および前記インターナルギアの内周面と径方向にて接し、前記インターナルギアと前記ケーシングとの接触部にて軸方向を向く凹部および凸部であり、互いに係合する回転防止部をさらに備え、前記回転防止部が、前記ベアリングよりも径方向外側に位置する。
本発明では、インターナルギアと遊星キャリアとの同軸度を向上することができる。
図1は、一の実施形態に係る変速機の縦断面図である。 図2は、変速機の縦断面図である。 図3は、第2ケーシングおよびインターナルギアの平面図である。 図4は、インターナルギアの平面図である。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係る変速機1の構成を示す縦断面図である。図1では、変速機1の中心軸J1を含む面による断面を示す。また、図2は、変速機1の他の断面を示す縦断面図である。図2中の中心軸J1の右側は、中心軸J1とボルト23の中心軸とを通る断面を示し、中心軸J1の左側は、中心軸J1とピン527の中心軸とを通る断面を示す。図3は、第1ケーシング21およびインターナルギア5を示す平面図である。図4は、インターナルギア5を示す平面図である。変速機1は、例えば、精密加工機または3D測定装置等において減速機または増速機として利用される。
変速機1は、ケーシング2と、第1回転組立体3と、第2回転組立体4と、インターナルギア5と、を含む。ケーシング2は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。第1回転組立体3、第2回転組立体4の一部、および、インターナルギア5は、ケーシング2の内部に収容される。第1回転組立体3は、中心軸J1を中心としてケーシング2により回転可能に支持される。第2回転組立体4も、中心軸J1を中心としてケーシング2により回転可能に支持される。インターナルギア5は、中心軸J1を中心とする環状である。インターナルギア5は、中心軸J1を中心とする径方向において、第2回転組立体4の外側に位置する。以下の説明では、中心軸J1を中心とする径方向を、単に「径方向」という。インターナルギア5は、ケーシング2に固定される。
ケーシング2は、第1ケーシング21と、第2ケーシング22と、を含む。第1ケーシング21は、図1中における上下方向を向く中心軸J1を中心とする略円筒状である。第2ケーシング22は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿って第1ケーシング21側を上側、第2ケーシング22側を下側として説明するが、中心軸J1の向きは必ずしも重力方向と一致する必要はない。また、以下の説明では、中心軸J1が向く方向である上下方向を、「軸方向」とも呼ぶ。
第2ケーシング22は、第1ケーシング21の下側に位置し、第1ケーシング21と軸方向に対向する。第1ケーシング21と第2ケーシング22とは、複数のボルト23により接続される。複数のボルト23は、中心軸J1を中心とする周方向に、略等角度間隔にて配置される。各ボルト23は、軸方向に略平行に延びる。各ボルト23は、第1ケーシング21と第2ケーシング22とを接続する軸方向を向く接続部材である。なお、図2では、複数のボルト23のうち、1つのボルト23のみを図示する。また、以下の説明では、中心軸J1を中心とする周方向を、単に「周方向」という。
第1ケーシング21は、第1回転組立体3を内部に収容して回転可能に支持する。第2ケーシング22は、第2回転組立体4を内部に収容して回転可能に支持する。第2ケーシング22は、また、インターナルギア5を内部に収容する。
インターナルギア5は、歯車部51と、ベアリング支持部52と、を含む。歯車部51は、中心軸J1を中心とする略環状である。ベアリング支持部52も、中心軸J1を中心とする略環状である。歯車部51は、ベアリング支持部52の下側に位置する。歯車部51とベアリング支持部52とは一繋がりの部材である。ベアリング支持部52は、必ずしも環状である必要はなく、例えば、複数の切り欠き部が周方向に断続的に設けられた周方向に不連続な部位であってもよい。換言すれば、ベアリング支持部52は、周方向に断続的に配置された複数の支持要素部の集合であってもよい。
歯車部51の外周面は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。歯車部51の外周面は、ケーシング2の第2ケーシング22の内周面に接する。これにより、インターナルギア5が第2ケーシング22に固定される。インターナルギア5の第2ケーシング22への固定は、例えば、中間嵌めにより行われる。換言すれば、インターナルギア5が第2ケーシング22に固定される前の状態において、インターナルギア5と第2ケーシング22とが接する予定の部位では、インターナルギア5の外周面の直径が、第2ケーシング22の内周面の直径と略同じである。
歯車部51の内周面は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。歯車部51の内周面には、周方向に並ぶ複数の歯が設けられる。以下の説明では、歯車部51の内周面の複数の歯を「内周歯」という。ベアリング支持部52の内周面は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。インターナルギア5の軸方向端面であるベアリング支持部52の上端面は、第2ケーシング22の軸方向端面である上端面よりも僅かに下側に位置する。例えば、ベアリング支持部52の上端面は、第2ケーシング22の上端面よりも0.5mm〜1mm程度下側に位置する。
ベアリング支持部52の外周面は、円筒面部521と、凸面部522と、平面部523と、を含む。円筒面部521は、中心軸J1を中心とする円筒面の一部である。凸面部522は、円筒面部521よりも径方向外方に突出する。図4に示す例では、ベアリング支持部52の外周面は、4つの円筒面部521と、4つの凸面部522と、4つの平面部523と、を含む。ベアリング支持部52の外周面では、円筒面部521、凸面部522および平面部523が、この順に図4中における時計回り方向に並ぶ。
ベアリング支持部52の各円筒面部521の径方向内側の部位は、歯車部51の外周面よりも径方向外方へと突出する支持凸部525である。支持凸部525は、第2ケーシング22と軸方向にて接する。支持凸部525と第2ケーシング22との接触部には、軸方向を向く凹部および凸部であり、互いに係合する回転防止部526が設けられる。換言すれば、回転防止部526は、凸面部522の径方向内側に位置する。図4に示す例では、4つの支持凸部525、および、4つの回転防止部526が、周方向に略等角度間隔にて配置される。各回転防止部526の周方向の位置は、上述の各ボルト23の周方向の位置と異なる。図3に示すように、各ボルト23は、ベアリング支持部52の円筒面部521の径方向外側に位置する。
回転防止部526の凸部は、例えば、第2ケーシング22の軸方向に略垂直な面から上向きに突出するピン527である。ピン527として、例えば、横断面が略C字状のスプリングピンが利用される。回転防止部526の凹部は、例えば、インターナルギア5の支持凸部525の下面に設けられた穴である。また、回転防止部526の凸部は、例えば、インターナルギア5の支持凸部525の下面から下向きに突出するピン527であってもよい。この場合、回転防止部526の凹部は、例えば、第2ケーシング22の軸方向に略垂直な面に設けられた穴である。上述の穴にピン527が挿入されることにより、インターナルギア5のケーシング2に対する周方向の相対移動、すなわち、インターナルギア5の周方向のずれが防止される。
第1回転組立体3は、第1回転軸部材31と、太陽ギア33と、を含む。第1回転軸部材31は、中心軸J1が中心に位置する略円筒状または略円柱状である。太陽ギア33は、中心軸J1が中心に位置する略円筒状または略円柱状である。換言すれば、第1回転軸部材31および太陽ギア33は同軸上に位置する。太陽ギア33の外周面には、周方向に並ぶ複数の歯が設けられる。以下の説明では、太陽ギア33の外周面の複数の歯を「外周歯」という。
第1回転軸部材31は、第1ケーシング21の内部に位置する。太陽ギア33は、第1ケーシング21から下方へと突出する第1回転軸部材31の下端部に接続される。太陽ギア33は、第2ケーシング22の内部に位置する。太陽ギア33は、ケーシング2内において第1回転軸部材31と共に回転する。なお、太陽ギア33は、他の部材を介して第1回転軸部材31に間接的に接続されてもよく、第1回転軸部材31と一繋がりの部材であってもよい。
第1回転軸部材31の外周面と第1ケーシング21の内周面との間には、第1ベアリング24が設けられる。第1ベアリング24は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。第1ベアリング24は、第1回転軸部材31の径方向の外側に位置する。第1回転組立体3は、第1ベアリング24を介して、中心軸J1を中心としてケーシング2の第1ケーシング21により回転可能に支持される。第1ベアリング24は、例えば、ボールベアリングである。第1ベアリング24として、ボールベアリング以外の様々なベアリングが利用されてよい。
第2回転組立体4は、第2回転軸部材41と、遊星キャリア42と、複数の遊星軸部材43と、複数の遊星ギア44と、を含む。第2回転軸部材41は、中心軸J1が中心に位置する略円筒状または略円柱状である。第2回転軸部材41は、第2ケーシング22の下面から下方に向かってケーシング2の外側へと突出する。遊星キャリア42、複数の遊星軸部材43、および、複数の遊星ギア44は、第2ケーシング22内に位置する。
遊星キャリア42は、キャリア軸部421と、遊星支持部422と、を含む。キャリア軸部421は、遊星支持部422の下側に位置する。キャリア軸部421と遊星支持部422とは、一繋がりの部材である。キャリア軸部421は、中心軸J1が中心に位置する略円筒状または略円柱状である。遊星支持部422は、中心軸J1が中心に位置する有底および有蓋略円筒状である。キャリア軸部421の下端部には、第2回転軸部材41が接続される。第2回転軸部材41および遊星キャリア42は、中心軸J1を中心として同軸上に位置する。
遊星支持部422は、支持下面部423と、支持側面部424と、支持上面部425と、を含む。支持下面部423は、中心軸J1を中心とする略円板状である。支持側面部424は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。支持上面部425は中心軸J1を中心とする略円環板状である。支持側面部424は、支持下面部423の外周部から上方に広がる。支持上面部425は、支持側面部424の上端部から径方向内方に広がる。支持上面部425は、インターナルギア5のベアリング支持部52と軸方向のおよそ同じ位置に位置する。支持上面部425の中央開口内には、第1回転軸部材31の下端部が位置する。太陽ギア33は、遊星支持部422の内部に位置する。換言すれば、太陽ギア33は、支持下面部423と支持上面部425との間において、支持側面部424の径方向内側に位置する。
複数の遊星軸部材43はそれぞれ、中心軸J1に沿う方向を向く略円柱状である。複数の遊星軸部材43は、互いに同様の形状を有し、同じ大きさである。以下の説明では、各遊星軸部材43の中心軸を「遊星軸J2」と呼ぶ。上述の「中心軸J1に沿う方向」とは、中心軸J1が向く軸方向におよそ平行な方向を意味しており、軸方向に厳密に平行である必要はない。すなわち、各遊星軸部材43の遊星軸J2は、中心軸J1に平行であってもよく、中心軸J1に対して小さい角度だけ傾斜してもよい。
各遊星軸部材43の下端部および上端部は、支持下面部423および支持上面部425にそれぞれ固定される。これにより、各遊星軸部材43は、遊星支持部422に回転不能に固定される。複数の遊星軸部材43は、太陽ギア33の径方向外側にて、周方向に略等角度間隔に位置する。図1に示す例では、3つの遊星軸部材43が、周方向に120°間隔にて配列される。図1では、複数の遊星軸部材43のうち、1つの遊星軸部材43のみを図示する。遊星ギア44についても同様である。
複数の遊星ギア44はそれぞれ、ケーシング2内において複数の遊星軸部材43を介して、遊星キャリア42の遊星支持部422により支持される。すなわち、複数の遊星ギア44は、ケーシング2内において太陽ギア33の径方向外側にて周方向に配置される。図1に示す例では、3つの遊星ギア44が、3つの遊星軸部材43を介して遊星キャリア42により支持される。複数の遊星ギア44は、太陽ギア33およびインターナルギア5の歯車部51と軸方向のおよそ同じ位置に位置する。なお、遊星ギア44および遊星軸部材43の数および配置は、適宜変更されてよい。
各遊星ギア44は、遊星軸部材43の周囲に位置する略円筒状である。各遊星ギア44の外周面には、周方向に並ぶ複数の歯が設けられる。以下の説明では、遊星ギア44の外周面の複数の歯を「外周歯」という。複数の遊星ギア44は、互いに同様の形状を有し、同じ大きさである。各遊星ギア44の外周歯の一部は、支持側面部424に設けられた側部開口から径方向外方に突出する。換言すれば、各遊星ギア44の外周歯の一部は、遊星支持部422の径方向外側に位置する。複数の遊星ギア44のそれぞれの外周歯は、太陽ギア33の外周歯、および、インターナルギア5の内周歯に係合する。
各遊星ギア44の内周面と遊星軸部材43の外周面との間には、遊星ベアリング45が設けられる。遊星ベアリング45は、例えば、ニードルベアリングである。遊星ベアリング45として、ニードルベアリング以外の様々なベアリングが利用されてよい。各遊星ギア44は、遊星ベアリング45を介して、遊星軸部材43を中心として遊星軸部材43により回転可能に支持される。換言すれば、複数の遊星ギア44はそれぞれ、中心軸J1に沿う方向を向く遊星軸J2を中心として、遊星キャリア42により回転可能に支持される。
キャリア軸部421の外周面と第2ケーシング22の内周面との間には、第2下ベアリング251が設けられる。第2下ベアリング251は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。第2下ベアリング251は、キャリア軸部421の径方向外側に位置する。第2下ベアリング251の内周面は、キャリア軸部421の外周面と径方向にて接する。第2下ベアリング251の外周面は、第2ケーシング22の内周面と径方向にて接する。これにより、遊星キャリア42が、第2下ベアリング251を介して第2ケーシング22により回転可能に支持される。第2下ベアリング251の下端面は、第2ケーシング22の中心軸J1に略垂直な面と軸方向にて接する。これにより、軸方向において、遊星キャリア42が第2ケーシング22に対して位置決めされる。
遊星支持部422の支持上面部425の外周面とインターナルギア5のベアリング支持部52の内周面との間には、第2上ベアリング252が設けられる。第2上ベアリング252は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。第2上ベアリング252は、支持上面部425の径方向外側に位置する。第2上ベアリング252の内周面は、遊星キャリア42の支持上面部425の外周面と径方向にて接する。第2上ベアリング252の外周面は、インターナルギア5のベアリング支持部52の内周面と径方向にて接する。これにより、遊星キャリア42が、第2上ベアリング252を介してインターナルギア5により回転可能に支持される。上述のように、インターナルギア5は第2ケーシング22に固定されているため、遊星キャリア42は、第2上ベアリング252を介して第2ケーシング22により回転可能に支持される。
すなわち、第2回転組立体4は、第2上ベアリング252および第2下ベアリング251を介して、中心軸J1を中心としてケーシング2により回転可能に支持される。第2上ベアリング252および第2下ベアリング251は、例えば、ボールベアリングである。第2上ベアリング252および第2下ベアリング251として、ボールベアリング以外の様々なベアリングが利用されてよい。
図1に示す例では、第2上ベアリング252の上部は、遊星キャリア42の上端面およびインターナルギア5の上端面から上方に突出する。第2上ベアリング252の上部の外周面は、第1ケーシング21の内周面と径方向にて接する。第1ケーシング21の軸方向端面である下端面と、第2ケーシング22の上端面とは、第2上ベアリング252の径方向外側において軸方向にて接する。以下の説明では、第1ケーシング21の下端面と第2ケーシング22の上端面との接触部を「ケーシング境界部26」という。ケーシング境界部26では、第1ケーシング21の下端面と第2ケーシング22の上端面とが、嵌め合い構造にて密着する。
ケーシング境界部26は、径方向において第2上ベアリング252と重なる。ケーシング境界部26の軸方向の位置は、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と異なる。なお、ケーシング境界部26では、径方向内端縁が径方向において第2上ベアリング252と重なり、当該径方向内端縁の軸方向の位置が、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と異なっていればよい。例えば、ケーシング境界部26の径方向外端縁は、必ずしも第2上ベアリング252と径方向に重なる必要はない。
第2上ベアリング252の軸方向の長さに対する、第2上ベアリング252の下端面とケーシング境界部26の径方向内端縁との間の軸方向の距離の割合は、例えば、20%以上80%以下である。図1に示す例では、ケーシング境界部26は、第2上ベアリング252の軸方向中央部よりも上側に位置する。第2上ベアリング252の軸方向の長さに対する、第2上ベアリング252の下端面とケーシング境界部26の径方向内端縁との間の軸方向の距離の割合は、約70%である。
第2上ベアリング252は、また、遊星キャリア42の軸方向端面である上端面と径方向に重なる。遊星キャリア42の上端面の軸方向の位置は、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と異なる。なお、上述の遊星キャリア42の軸方向端面とは、遊星キャリア42のうち第2上ベアリング252の外周面と径方向に接する部位の軸方向端面であり、例えば、遊星キャリア42のうち当該部位よりも径方向内側の部位の上端面は、必ずしも第2上ベアリング252と径方向に重なる必要はない。
第2上ベアリング252の軸方向の長さに対する、第2上ベアリング252の下端面と遊星キャリア42の上記軸方向端面との間の軸方向の距離の割合は、例えば、20%以上80%以下である。図1に示す例では、遊星キャリア42の当該軸方向端面は、第2上ベアリング252の軸方向中央部よりも上側に位置する。第2上ベアリング252の軸方向の長さに対する、第2上ベアリング252の下端面と遊星キャリア42の当該軸方向端面との間の軸方向の距離の割合は、約55%である。
第2上ベアリング252の下端面は、例えば、第2ケーシング22の中心軸J1に略垂直な面と軸方向にて接する。また、第2上ベアリング252の下端面は、インターナルギア5の中心軸J1に略垂直な面と軸方向にて接する。なお、第2上ベアリング252の下端面と、第2ケーシング22の上記面およびインターナルギア5の上記面との間には、公差等による僅かな隙間が存在してもよい。第2上ベアリング252の上端面は、例えば、第1ケーシング21の中心軸J1に略垂直な面と軸方向にて接する。なお、第2上ベアリング252の上端面と第1ケーシング21の上記面との間には、公差等による僅かな隙間が存在してもよい。
上述の回転防止部526は、第2上ベアリング252よりも径方向外側に位置する。また、回転防止部526は、第2上ベアリング252と径方向に重なる。図2に示す例では、回転防止部526の軸方向の一部が、第2上ベアリング252と径方向に重なる。換言すれば、回転防止部526の一部が、第2上ベアリング252と軸方向に関して同じ位置に位置する。例えば、回転防止部526の上部、すなわち、ピン527の上部およびインターナルギア5の穴の上部が、第2上ベアリング252と径方向に重なる。
変速機1が減速機として利用される場合、高速軸である第1回転軸部材31と共に、太陽ギア33が中心軸J1を中心として回転する。換言すれば、第1回転組立体3が、中心軸J1を中心として回転する。太陽ギア33の回転により、太陽ギア33と係合する各遊星ギア44が、遊星軸J2を中心として回転する。上述のように、各遊星ギア44は、ケーシング2に固定されたインターナルギア5とも係合しているため、複数の遊星ギア44が中心軸J1を中心として回転する。
以下の説明では、各遊星ギア44の遊星軸J2を中心とする回転を「自転」と呼び、複数の遊星ギア44の中心軸J1を中心とする回転を「公転」と呼ぶ。上述のように、遊星キャリア42は、複数の遊星軸部材43を介して複数の遊星ギア44に接続され、低速軸である第2回転軸部材41は遊星キャリア42に接続される。このため、複数の遊星ギア44の公転に伴い、遊星キャリア42および第2回転軸部材41も、中心軸J1を中心として回転する。すなわち、第2回転組立体4が中心軸J1を中心として回転する。
変速機1が増速機として利用される場合は、減速機として利用される場合とは反対に、第2回転組立体4の第2回転軸部材41、遊星キャリア42および複数の遊星ギア44が中心軸J1を中心として回転する。各遊星ギア44は、上述のように、インターナルギア5と係合しているため、遊星軸J2を中心として自転する。各遊星ギア44の自転により、各遊星ギア44と係合する太陽ギア33が、第1回転軸部材31と共に中心軸J1を中心として回転する。
このように、変速機1が減速機として利用される場合も、増速機として利用される場合も、第1回転組立体3と第2回転組立体4との間で、回転力の伝達が行われる。
変速機1の組み立てが行われる際には、まず、第2ケーシング22にインターナルギア5が取り付けられる。第2ケーシング22に対するインターナルギア5の取り付けは、例えば、上述のように中間嵌めにて行われる。また、複数の遊星ギア44が、複数の遊星軸部材43により遊星キャリア42に取り付けられる。さらに、第2回転軸部材41が遊星キャリア42に接続される。これにより、第2回転組立体4が形成される。
続いて、遊星キャリア42の上部および下部に、第2上ベアリング252および第2下ベアリング251が取り付けられる。遊星キャリア42に対する第2上ベアリング252の取り付けは、例えば、第2上ベアリング252を支持上面部425に対して圧入することにより行われる。遊星キャリア42に対する第2下ベアリング251の取り付けは、例えば、第2下ベアリング251をキャリア軸部421に対して圧入することにより行われる。
次に、第2上ベアリング252および第2下ベアリング251が固定された第2回転組立体4が、インターナルギア5が固定された第2ケーシング22内に挿入されて取り付けられる。このとき、第2下ベアリング251の外周面が第2ケーシング22の内周面に接することにより、第2下ベアリング251が第2ケーシング22に固定される。第2ケーシング22に対する第2下ベアリング251の固定は、例えば、焼き嵌めにて行われる。
また、第2上ベアリング252の外周面がインターナルギア5のベアリング支持部52の内周面に接することにより、第2上ベアリング252がインターナルギア5に固定される。インターナルギア5に対する第2上ベアリング252の固定は、例えば、中間嵌めにて行われる。換言すれば、第2上ベアリング252がインターナルギア5に固定される前の状態において、インターナルギア5の内周面と第2上ベアリング252の外周面とが接する予定の部位では、第2上ベアリング252の外周面の直径が、インターナルギア5の内周面の直径と略同じである。
第2ケーシング22に対する第2回転組立体4の上記取り付けと並行して、太陽ギア33が第1回転軸部材31に取り付けられることにより、第1回転組立体3が形成される。また、第1回転組立体3に第1ベアリング24が取り付けられる。第1回転組立体3に対する第1ベアリング24の取り付けは、例えば、第1ベアリング24を第1回転軸部材31に対して圧入することにより行われる。
続いて、第1ベアリング24が固定された第1回転組立体3が、第1ケーシング21内に挿入されて取り付けられる。このとき、第1ベアリング24の外周面が第1ケーシング21の内周面に接することにより、第1ベアリング24が第1ケーシング21に固定される。第1ケーシング21に対する第1ベアリング24の固定は、例えば、焼き嵌めにて行われる。
その後、第1ケーシング21が第2ケーシング22に取り付けられる。第1ケーシング21を第2ケーシング22に取り付ける際には、第1ケーシング21から下方に突出する太陽ギア33が、遊星キャリア42の支持上面部425の中央開口から遊星支持部422の内部に挿入される。また、第1ケーシング21の下端部の内周面が第2上ベアリング252の外周面に接することにより、第1ケーシング21が第2上ベアリング252に固定される。第2上ベアリング252に対する第1ケーシング21の固定は、例えば、中間嵌めにて行われる。第1ケーシング21と第2ケーシング22とは、第2上ベアリング252を介する嵌め合い構造により、互いに取り付けられる。その後、第1ケーシング21と第2ケーシング22とがボルト23により互いに固定されることにより、変速機1が形成される。
以上に説明したように、変速機1は、ケーシング2と、第1回転組立体3と、第2回転組立体4と、環状のインターナルギア5と、を含む。第1回転組立体3は、中心軸J1を中心としてケーシング2により回転可能に支持される。第2回転組立体4は、中心軸J1を中心としてケーシング2により第2上ベアリング252を介して回転可能に支持され、第1回転組立体3との間で回転力の伝達を行う。インターナルギア5は、第2回転組立体4の径方向外側にてケーシング2に固定される。第1回転組立体3は、第1回転軸部材31と、太陽ギア33と、を含む。第1回転軸部材31では、中心軸J1が中心に位置する。太陽ギア33は、ケーシング2内において第1回転軸部材31と共に回転する。
第2回転組立体4は、遊星キャリア42と、複数の遊星ギア44と、第2回転軸部材41と、を含む。複数の遊星ギア44は、ケーシング2内において太陽ギア33の径方向外側にて周方向に配置される。複数の遊星ギア44は、それぞれが中心軸J1に沿う方向を向く遊星軸J2を中心として遊星キャリア42により回転可能に支持される。複数の遊星ギア44のそれぞれの外周歯は、太陽ギア33の外周歯およびインターナルギア5の内周歯に係合する。第2回転軸部材41では、中心軸J1が中心に位置する。第2回転軸部材41は、遊星キャリア42に接続される。第2上ベアリング252は、遊星キャリア42の外周面およびインターナルギア5の内周面と径方向にて接する。これにより、変速機1の組み立ての際に、遊星キャリア42とインターナルギア5との同軸度を容易に向上することができる。
また、第2上ベアリング252は、遊星キャリア42およびインターナルギア5と軸方向にて接する。これにより、遊星キャリア42およびインターナルギア5に対する第2上ベアリング252の軸方向の位置を、精度良く決定することができる。
上述のように、ケーシング2は、第1ケーシング21と、第2ケーシング22と、を含む。第1ケーシング21は、第1回転組立体3を内部に収容して支持する。第2ケーシング22は、第1ケーシング21と軸方向に対向する。第2ケーシング22は、第2回転組立体4を内部に収容して第2上ベアリング252を介して支持する。第1ケーシング21の軸方向端面と第2ケーシング22の軸方向端面とが接するケーシング境界部26は、径方向において第2上ベアリング252と重なる。ケーシング境界部26の軸方向の位置は、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と異なる。これにより、ケーシング2に生じる応力によって第2上ベアリング252が変形または破損することを抑制することができる。その結果、第2上ベアリング252の寿命を延ばすことができる。
また、ケーシング2は、軸方向を向く接続部材であるボルト23をさらに含む。ボルト23は、第1ケーシング21と第2ケーシング22とを接続する。これにより、低コストかつ簡易的な方法により、第1ケーシング21と第2ケーシング22とを強固に固定することができる。
上述のように、遊星キャリア42の軸方向端面は、径方向において第2上ベアリング252と重なる。遊星キャリア42の軸方向端面の軸方向の位置は、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と異なる。これにより、遊星キャリア42からの荷重によって第2上ベアリング252が変形または破損することを抑制することができる。その結果、第2上ベアリング252の寿命を延ばすことができる。
上述のように、変速機1は、回転防止部526をさらに含む。回転防止部526は、インターナルギア5とケーシング2との接触部にて軸方向を向く凹部および凸部であり、互いに係合する。回転防止部526は、第2上ベアリング252よりも径方向外側に位置する。これにより、回転防止部526を中心軸J1から離れた位置に配置することができる。その結果、インターナルギア5のケーシング2に対する相対的な回転を防止することができる。
また、回転防止部526は、第2上ベアリング252と径方向に重なる。これにより、ケーシング2を軸方向に小型化することができる。あるいは、ケーシング2の回転防止部526近傍の部位における設計の自由度を向上させることができる。上述のように、回転防止部526の周方向の位置は、上述の接続部材であるボルト23の周方向の位置と異なる。これにより、変速機1を径方向に小型化することができる。
インターナルギア5の外周面は、円筒面部521と、凸面部522と、を含む。円筒面部521は、中心軸J1を中心とする円筒面の一部である。凸面部522は、円筒面部521よりも径方向外方に突出する。回転防止部526は、凸面部522の径方向内側に位置する。上述の接続部材であるボルト23は、円筒面部521の径方向外側に位置する。これにより、変速機1を径方向に小型化することができる。
上述のように、第2上ベアリング252の外周面は、インターナルギア5の内周面に接する。また、第2上ベアリング252がインターナルギア5に固定される前の状態において、第2上ベアリング252の外周面の直径は、インターナルギア5の内周面の直径と同じである。これにより、インターナルギア5と第2上ベアリング252との固定時の荷重が第2上ベアリング252に悪影響を及ぼすこと抑制しつつ、インターナルギア5と第2上ベアリング252とを互いに好適に固定することができる。
上述の変速機1では、様々な変更が可能である。
例えば、ケーシング境界部26の軸方向の位置は、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と同じであってもよい。また、遊星キャリア42の軸方向端面の軸方向の位置も、第2上ベアリング252の軸方向中央部の軸方向の位置と同じであってもよい。
第1ケーシング21と第2ケーシング22とは、ボルト23以外の様々な接続部材により接続されてもよい。また、ケーシング2は、必ずしも、第1ケーシング21および第2ケーシング22の2つの部材を接続することにより形成される必要はなく、例えば、一繋がりの部材であってもよい。
回転防止部526は、例えば、第2上ベアリング252と径方向に関して略同じ位置に位置してもよい。また、回転防止部526は、例えば、上述の接続部材と周方向に関して略同じ位置に位置してもよい。
変速機1では、第2下ベアリング251は省略されてもよい。この場合、第2上ベアリング252として、例えば、クロスギアベアリングが利用される。第2上ベアリング252は、必ずしも、ケーシング境界部26と径方向に重なる必要はない。第2上ベアリング252は、例えば、インターナルギア5の歯車部51および遊星ギア44よりも下方において、遊星キャリア42の外周面およびインターナルギア5の内周面と径方向にて接していてもよい。
変速機1では、インターナルギア5や遊星キャリア42等の各構成の形状は、様々に変更されてよい。変速機1の各構成の取り付けは、上記以外の様々な方法にて行われてもよい。また、各構成の取り付けは、直接的に行われてもよく、他の部材を介して行われてもよい。
図1に示す変速機1では、軸方向の同じ位置にて周方向に配置された複数の遊星ギア44の集合である遊星ギア群を1つのみ含んでいるが、変速機1は、軸方向に配列された複数の遊星ギア群を含んでいてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明に係る変速機は、精密加工機や3D測定装置等の様々な装置において減速機または増速機として利用可能である。本発明に係る変速機は、また、他の用途に利用することもできる。
1 変速機
2 ケーシング
3 第1回転組立体
4 第2回転組立体
5 インターナルギア
21 第1ケーシング
22 第2ケーシング
23 ボルト
26 ケーシング境界部
31 第1回転軸部材
33 太陽ギア
41 第2回転軸部材
42 遊星キャリア
44 遊星ギア
252 第2上ベアリング
521 円筒面部
522 凸面部
526 回転防止部
J1 中心軸
J2 遊星軸

Claims (10)

  1. ケーシングと、 中心軸を中心として前記ケーシングにより回転可能に支持される第1回転組立体と、 前記中心軸を中心として前記ケーシングによりベアリングを介して回転可能に支持され、前記第1回転組立体との間で回転力の伝達を行う第2回転組立体と、 前記第2回転組立体の径方向外側にて前記ケーシングに固定される環状のインターナルギアと、を備え、 前記第1回転組立体は、 前記中心軸が中心に位置する第1回転軸部材と、 前記ケーシング内において前記第1回転軸部材と共に回転する太陽ギアと、を備え、 前記第2回転組立体は、 遊星キャリアと、 前記ケーシング内において前記太陽ギアの径方向外側にて周方向に配置され、それぞれが前記中心軸に沿う方向を向く遊星軸を中心として前記遊星キャリアにより回転可能に支持され、それぞれの外周歯が前記太陽ギアの外周歯および前記インターナルギアの内周歯に係合する複数の遊星ギアと、 前記遊星キャリアに接続されるとともに前記中心軸が中心に位置する第2回転軸部材と、を備え、 前記ベアリングが、前記遊星キャリアの外周面および前記インターナルギアの内周面と径方向にて接し、前記インターナルギアと前記ケーシングとの接触部にて軸方向を向く凹部および凸部であり、互いに係合する回転防止部をさらに備え、 前記回転防止部が、前記ベアリングよりも径方向外側に位置する、変速機。
  2. 前記ベアリングが、前記遊星キャリアおよび前記インターナルギアと軸方向にて接する、請求項1に記載の変速機。
  3. 前記ケーシングが、 前記第1回転組立体を内部に収容して支持する第1ケーシングと、 前記第1ケーシングと軸方向に対向し、前記第2回転組立体を内部に収容して前記ベアリングを介して支持する第2ケーシングと、を備え、 前記第1ケーシングの軸方向端面と前記第2ケーシングの軸方向端面とが接するケーシング境界部が、径方向において前記ベアリングと重なり、前記ケーシング境界部の軸方向の位置が、前記ベアリングの軸方向中央部の軸方向の位置と異なる、請求項1または2に記載の変速機。
  4. 前記ケーシングが、 前記第1回転組立体を内部に収容して支持する第1ケーシングと、 前記第1ケーシングと軸方向に対向し、前記第2回転組立体を内部に収容して前記ベアリングを介して支持する第2ケーシングと、 前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとを接続する軸方向を向く接続部材と、を備える、請求項1または2に記載の変速機。
  5. 前記遊星キャリアの軸方向端面が、径方向において前記ベアリングと重なり、前記遊星キャリアの前記軸方向端面の軸方向の位置が、前記ベアリングの軸方向中央部の軸方向の位置と異なる、請求項1ないし4のいずれかに記載の変速機。
  6. 前記回転防止部が、前記ベアリングと径方向に重なる、請求項に記載の変速機。
  7. ケーシングと、 中心軸を中心として前記ケーシングにより回転可能に支持される第1回転組立体と、 前記中心軸を中心として前記ケーシングによりベアリングを介して回転可能に支持され、前記第1回転組立体との間で回転力の伝達を行う第2回転組立体と、 前記第2回転組立体の径方向外側にて前記ケーシングに固定される環状のインターナルギアと、を備え、 前記第1回転組立体は、 前記中心軸が中心に位置する第1回転軸部材と、 前記ケーシング内において前記第1回転軸部材と共に回転する太陽ギアと、を備え、 前記第2回転組立体は、 遊星キャリアと、 前記ケーシング内において前記太陽ギアの径方向外側にて周方向に配置され、それぞれが前記中心軸に沿う方向を向く遊星軸を中心として前記遊星キャリアにより回転可能に支持され、それぞれの外周歯が前記太陽ギアの外周歯および前記インターナルギアの内周歯に係合する複数の遊星ギアと、 前記遊星キャリアに接続されるとともに前記中心軸が中心に位置する第2回転軸部材と、を備え、 前記ベアリングが、前記遊星キャリアの外周面および前記インターナルギアの内周面と径方向にて接し、前記インターナルギアと前記ケーシングとの接触部にて軸方向を向く凹部および凸部であり、互いに係合する回転防止部をさらに備え、 前記ケーシングが、 前記第1回転組立体を内部に収容して支持する第1ケーシングと、 前記第1ケーシングと軸方向に対向し、前記第2回転組立体を内部に収容して前記ベアリングを介して支持する第2ケーシングと、 前記第1ケーシングと前記第2ケーシングとを接続する軸方向を向く接続部材と、を備え、 前記回転防止部の周方向の位置が、前記接続部材の周方向の位置と異なる、変速機。
  8. 前記ベアリングが、前記遊星キャリアおよび前記インターナルギアと軸方向にて接する、請求項7に記載の変速機。
  9. 前記インターナルギアの外周面が、 前記中心軸を中心とする円筒面の一部である円筒面部と、 前記円筒面部よりも径方向外方に突出する凸面部と、を備え、 前記回転防止部が、前記凸面部の径方向内側に位置し、 前記接続部材が、前記円筒面部の径方向外側に位置する、請求項7または8に記載の変速機。
  10. 前記ベアリングの外周面が前記インターナルギアの前記内周面に接し、 前記ベアリングが前記インターナルギアに固定される前の状態において、前記ベアリングの前記外周面の直径が、前記インターナルギアの前記内周面の直径と同じである、請求項1ないし9のいずれかに記載の変速機。
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