JP6649535B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

香りを有する物質を内包した複数のマイクロカプセルが塗工された塗工部(R)を有する吸収性物品(1)であって、包装材から取り出した状態において、複数のマイクロカプセルは、マイクロカプセルが破損した破損カプセルと、マイクロカプセルが破損していない非破損カプセルを有していることを特徴とする吸収性物品(1)である。

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
乳幼児の育児や成人の介護のみならず、ペットの飼育においても、排泄物を吸収する吸収体を有する使い捨ておむつが用いられている。また、特許文献1に記載されているように防虫成分を含むマイクロカプセルを備えた繊維構造物が蚊などの衛生害虫に対する忌避性を有することが知られている。
特開2017−179651号公報
しかしながら、特許文献1に示すような防虫成分を含むマイクロカプセルをそのまま使い捨ておむつ等の吸収性物品に適用すると、着用者や吸収性物品を着用させようとする使用者は、包装材に収容された包装状態の吸収性物品を取り出したときに、防虫成分がマイクロカプセル内に留められているため、着用者や使用者に防虫効果を備えた吸収性物品であることを認識させることが難しいという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、包装材から吸収性物品を取り出すとき、且つ吸収性物品の着用中に、着用者等に、吸収性物品に塗工された物質の効果を認識させやすい吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、香りを有する物質を内包した複数のマイクロカプセルが塗工された塗工部を有する吸収性物品であって、包装材から取り出した状態において、複数の前記マイクロカプセルは、前記マイクロカプセルが破損した破損カプセルと、前記マイクロカプセルが破損していない非破損カプセルを有し、ファスニングテープ部を有し、前記塗工部は、前記ファスニングテープ部に設けられていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、包装材から吸収性物品を取り出すとき、且つ吸収性物品の着用中に、着用者等に、吸収性物品に塗工された物質の効果を認識させやすくなる。
図1は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の肌側平面図である。 図2は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の非肌側平面図である。 図3Aは、図1に示すおむつ1をテープ折り線TLで折り畳んだ状態を示す模式図である。図3Bは、図3Aに示すおむつ1を左右折り線SLで折り畳んだ状態を示す模式図である。 図4は、包装状態のおむつ1を示す模式図である。 図5は、使い捨ておむつのパッケージ50の斜視図である。 図6は、塗工部において、破損カプセルDCと非破損カプセルNCとが混在する領域を撮影した電子顕微鏡写真である。 図7は、塗工部において、破損カプセルDCと非破損カプセルNCとが混在する領域を撮影した電子顕微鏡写真である。 図8は、塗工部において、破損カプセルDCと非破損カプセルNCとが混在する領域を撮影した電子顕微鏡写真である。 図9は、図2中の部分Xの拡大図である。 図10は、加工跡部の一例について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
香りを有する物質を内包した複数のマイクロカプセルが塗工された塗工部を有する吸収性物品であって、包装材から取り出した状態において、複数の前記マイクロカプセルは、前記マイクロカプセルが破損した破損カプセルと、前記マイクロカプセルが破損していない非破損カプセルを有していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、使用者又は着用者は、包装材から吸収性物品を取り出すときに、破損カプセルから流出した物質の効果を認識でき、且つ、着用前及び着用中に、非破損カプセルを割ることで、着用中における物質の効果を認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記物質が虫忌避香料であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者又は着用者は、包装材から取り出すときに虫忌避香料の効果を認識でき、且つ、着用前及び着用中に虫忌避香料の効果を認識しやすくなる。また、包装状態の破損カプセルから流出した虫忌避香料の効果によって、店頭や自宅等での保管時に、包装材の内側に虫が混入してしまう恐れを軽減させることができる。
かかる吸収性物品であって、前記塗工部は、単位面積あたりの非破損カプセルの数より、単位面積当たりの破損カプセルの数が多い加工跡部を有することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、加工跡部によって、吸収性物品により確実に破損カプセルと非破損カプセルを設けることができるため、着用前と着用中のいずれにおいても物質の効果を認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、包装材から取り出した状態において、前記塗工部は、単位面積あたりの破損カプセルの数より、単位面積当たりの非破損カプセルの数が多い非加工跡部を有し、前記加工跡部の面積より前記非加工跡部の面積の方が広いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用時において、着用者等が物質の効果に応じて、非破損カプセルを破損させるなど、物質の効果をより発揮させることができる。
かかる吸収性物品であって、包装材から取り出した状態において、前記吸収性物品の少なくとも一部が、折り線部において折り畳まれており、前記加工跡部が、前記折り線部であり、前記破損カプセルが、前記折り線部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り畳みによる押圧で、破損カプセルを形成しやすくなることから、製造時に加工跡部を容易に形成でき、より確実に包装材に収容している状態から、物質の効果を発揮させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、展開状態において、前記破損カプセルが、前記吸収性物品の外端部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、塗工部が設けられた吸収性物品の外端部を形成する切断工程における衝撃で、破損カプセルを形成しやすくなり、より確実に包装材に収容されている状態から、物質の効果を発揮させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、ファスニングテープ部を有し、前記塗工部は、前記ファスニングテープ部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ファスニングテープ部は、吸収性物品の装着の際に特に手で掴む可能性が高い部分であるため、より確実に装着の際に破損カプセルを形成しやすくなり、着用状態に物質の効果を発揮させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記破損カプセルが、前記ファスニングテープ部の先端部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ファスニングテープ部の形成時における切断工程における衝撃で、破損カプセルを形成しやすくなり、より確実に包装材に収容されている状態から物質の効果を発揮させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、包装材から取り出した状態において、前記ファスニングテープ部は、上下方向に沿ったテープ折り線で、肌側面を内側に折り畳まれており、前記ファスニングテープ部は、折り畳まれた状態を維持するための仮留め圧搾部を有し、前記破損カプセルが、前記仮留め圧搾部に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、仮留め圧搾部を形成するための圧力によって、破損カプセルが形成されやすくなり、より確実に包装材に収容されている状態から、物質の効果を発揮させやすくなる。
===実施形態===
本発明の吸収性物品として、所謂テープ型の展開型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。ただし、これに限定されず、例えば、パンツ型の使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン、おりものシート、動物用使い捨ておむつ等の吸収性物品に対しても適用可能である。
===使い捨ておむつ1の構成について===
使い捨ておむつ1は、所謂テープ型(オープンタイプ)の展開型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ1」とも呼ぶ)である。おむつ1は、乳幼児用の使い捨ておむつとして説明するが、大人用の使い捨ておむつであってもよい。
図1は、おむつ1の展開状態かつ伸長状態の肌側平面図である。図2は、おむつ1の展開かつ伸長させた状態の非肌側平面図である。おむつ1の展開状態とは、おむつ1全体を平面的に展開した状態をいう。おむつ1の伸長状態とは、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程に伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば後述するトップシート3等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまでおむつ1が伸長した状態である。図1及び図2は、おむつ1を包装材(不図示)から取り出して、展開し、且つ伸長させた状態である。
図1等に示す展開且つ伸長状態において、おむつ1は、互いに直交する長手方向、左右方向、及び厚さ方向を有する。なお、展開且つ伸長状態における「長手方向」は、自然状態、包装状態における「上下方向」に対応する。厚さ方向とは、おむつ1を構成する各部材が積層された方向であり、着用者に接する側を「肌側」といい、その反対側を「非肌側」という。
図1等において、中心線C―Cは、左右方向の中心であり、おむつ1は、中心線C―Cに対して左右対称な形状を有している。中心線CLは、長手方向の中心であり、中心線CLより腹側に腹側部1A、中心線CLより背側に背側部1Bを有する。おむつ1において、腹側部1Aは、着用者の腹側を覆い、背側部1Bは、着用者の背側を覆う。
おむつ1は、尿等の排泄液を吸収する吸収体2と、吸収体2を肌側から覆う液透過性のトップシート3と、吸収体2を非肌側から覆う液不透過性の防漏シート4と、防漏シート4を非肌側から覆い、おむつ1の外形形状をなすバックシート5と、トップシート3上に幅方向に一対並んで設けられた一対のサイドシート6とを有している。
トップシート3としては、エアスルー不織布等を例示でき、防漏シート4としては、ポリエチレンフィルム等の樹脂フィルム等を例示でき、バックシート5としては、スパンボンド不織布等の柔軟なシートを例示できる。トップシート3及びバックシート5には、それぞれ、SMS不織布(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド不織布)、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、プラスチックシート、開孔プラスチックシート及びそれらのラミネートシート等の中から選択して用いてもよい。
吸収体2は、平面視において長手方向に長い長方形状を有し、吸収性コア(不図示)と吸収性コアの外周面を被覆するコアラップシート(不図示)とを有する。吸収性コアは、液体吸収性素材を所定の形状に成形したものであり、平面視において略砂時計形状を有する。液体吸収性素材としては、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)が含有されたものを例示できる。コアラップシートとしては、液透過性のティッシュや不織布等を例示できるが、吸収体がコアラップシートを有さない形態でもよい。なお、吸収性コアは、略砂時計形状のように左右方向の内側に括れた形状だけでなく、長方形等の矩形形状であってもよい。
また、おむつ1は、幅方向の両側部に、サイドシート6とともに、長手方向に伸縮可能な弾性部材61(例えば、糸ゴム)を備え、防漏壁としての一対の立体ギャザーを構成する。弾性部材61は、長手方向に伸長状態で、サイドシート6に固定されている。立体ギャザーを設けることで、おむつ1の左右方向から排泄物が漏れる恐れを軽減させる。
さらに、おむつ1の左右方向の両側部に、着用者の脚回りに沿うように、主に着用者の股下に対応する位置に、長手方向に伸縮可能な一対の脚回り弾性部材7(例えば、糸ゴム)が設けられている。具体的には、図1に示すように、展開且つ伸長状態において、立体ギャザー用の弾性部材61よりも左右方向の外側に、脚回り弾性部材7が設けられている。脚回り弾性部材7は、サイドシート6の非肌側面に長手方向に伸長状態で固定されている。よって、着用状態において、おむつ1の左右方向の各側部が着用者の脚回りにフィットし、排泄物の漏れが抑制される。
弾性部材61や脚回り弾性部材7の数や形状、材質等は、図1等に示すものに限られない。例えば、それぞれ弾性部材61、脚回り弾性部材7の数は任意に設定することができ、糸状のポリウレタン伸縮性繊維や、熱可塑性エラストマ樹脂を溶融してフィルム状とした伸縮性フィルムや伸縮繊維からなる伸縮性不織布としてもよい。
展開状態のおむつ1(図1及び図2)の外形形状は、略砂時計形状であり、腹側部1A、及び背側部1Bは、それぞれ長手方向における中央部(着用時における股下部)よりも左右方向の両外側に延出した一対のサイドフラップ20、30を有する。サイドフラップ20、30は、サイドシート6とバックシート5により形成されている。また、背側部1Bが有する一対のサイドフラップ30の左右方向の外側の各端部には、ファスニングテープ部40が固定されている。
ファスニングテープ部40は、テープ基材41と、フック材42と、固定部43とを有する。テープ基材41は、例えば緑色の不織布の部材であり、左右方向に長い略長方形状を成す。図2に示すように、テープ基材41には、略矩形状の複数の圧搾部40Eがテープ基材41の略全域に亘って千鳥状に設けられている。図1では、便宜上、圧搾部40Eを省略して示している。テープ基材41に圧搾部40Eを設けることで、テープ基材41の不織布の繊維を押し固めて、そのテープ形状を維持するとともに、テープ基材41の剛性を高くして、おむつ1を着用させようとする保護者等の使用者(以下、単に「使用者」ともいう。)等が、ファスニングテープ部40を掴みやすくなり、おむつ1の装着動作をより容易に行うことができる。フック材42(例えば、面ファスナーの雄部材)は、サイドフラップ30から左右方向の外側に延出したテープ基材41の肌側面に設けられている。
おむつ1の着用状態とするために、つまり、着用者がおむつ1を装着した状態にするために、使用者又は着用者自身が、展開状態のおむつ1を着用者にあてがいつつ、長手方向の略中央(中心線CLの周辺)で2つ折りし、背側部1B側の一対のサイドフラップ30を左右方向の内側に折り返す。そして、ファスニングテープ部40に設けられたフック材42を腹側部1Aの非肌側面に係止する。おむつ1は、バックシート5に不織布を用いることで、フック材42をバックシート5に直接に係止可能としている。ただし、これに限らず、面ファスナーの雌部材等、フック材42が係止することができる部材をバックシート5と別に設けてもよい。また、フック材42の代わりに、例えば、粘着テープをファスニングテープ部40に設けても良い。
おむつ1は、虫忌避香料を内包したマイクロカプセルMCが塗工された塗工部を有する。塗工部の詳細については、後述する。
虫忌避香料とは、蚊、蚋、ユスリカ、ハエ類等の害虫に対する忌避剤(虫よけ剤)であり、合成化合物や天然植物抽出物の香料である。例えば、シトロネラール、ディート(N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド)、セスキテルペン、エチルブチルアセチルアミノプロピオン酸エチル、ピカリジン、ピレスロイド、シナモン、ローズマリー、ラベンダー、ペパーミント、ユーカリ等を用いることができる。虫忌避香料は、対象とする害虫や着用対象者に芳香等に応じて選択可能である。
マイクロカプセルMCは、直径1〜1,000μmの大きさを有し、芯材(本実施形態では、虫忌避香料)を内包する空間を有するカプセルを意味する。マイクロカプセルMCとしては、芯材を内包し且つ芯材の放出を制御することができるものであれば、その外観形状は特に制限されず、例えば、球形、不定形等の外観形状が挙げられる。また、マイクロカプセルMCは、芯材を保持する空間を1つ有する単核型、又は芯材を保持する空間を複数有する多核型であってもよい。上記空間の形状としては、球形、不定形等の空間形状が挙げられる。
マイクロカプセルMCは、芯材を内包する皮膜(壁材等ともいう)が物理的な刺激若しくは化学的な刺激によって変化し、内包する成分を放出させる。物理的な刺激としては、例えば、熱、物理的圧力、物理的衝撃、振動、光などをマイクロカプセルMCの皮膜に与えることが挙げられる。化学的な刺激としては、例えば、体液等の液体(水溶液)とマイクロカプセルMCの皮膜との接触などが挙げられる。
これらの物理的又は化学的な刺激をマイクロカプセルMCの皮膜に与えることによって、皮膜の劣化、変性、柔軟化、多孔化、溶解、崩壊又は分解等を起こすことができる。この結果、マイクロカプセルMC内の芯材の放出を開始させるか、又は、刺激前に徐々に放出していた場合には、その放出の程度を促進させることができる。
上記マイクロカプセルMCの素材としては、無機系材料や有機系材料を用いることができ、例えば、糖類、単糖類(例えば、ブドウ糖)、二糖類(例えば、ショ糖)、多糖類(例えば、デキストリン、グルコマンナン、アルギン酸ナトリウム、水溶性でんぷん等)、ゼラチン、ゼラチン・アラビアゴム、水溶性ポリマー(例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル等)、メラミン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、ウレタン樹脂、ポリスチレン、エチルセルロース、ポリアミド、ポリアクリル酸、シリコーン樹脂、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
芯材の物性や芯材の放出が望まれる環境や条件に応じてマイクロカプセルMCの材質を選択することが好ましい。本実施形態のおむつ1は、マイクロカプセルMCとして、膜厚2μmのウレタン樹脂によるマイクロカプセルを用い、虫忌避香料としてシトロネラールを用いている。このシトロネラールは、薬草系の芳香を有しており、虫忌避効果を印象づけやすい香りでもある。特に、カプセルとしては、ウレタン樹脂のように物理的刺激によって崩壊するカプセルを用いることが好ましい。
塗工部には、所定の溶媒とともにマイクロカプセルが塗工される。マイクロカプセルMCは、溶媒に不溶であることが好ましく、そしてマイクロカプセルMCの分散媒である溶媒に膨潤しないことが好ましい。内包する芯材の保護の観点からである。なお、マイクロカプセルを分散させる溶媒は、虫忌避香料と共に、マイクロカプセルに内包されうる第2溶媒と区別するために、第1溶媒と称される場合がある。
マイクロカプセルMCは、25℃において、マイクロカプセルの分散媒である溶媒100gに対して、好ましくは1.0g以下、より好ましくは0.5g以下、そしてさらに好ましくは0.1g以下の溶媒溶解度を有する。溶媒溶解度は、25℃において、100gの溶媒に、1.0g(0.5g,0.1g等)の試料を添加し、24時間静置し、必要に応じて軽く攪拌し、次いで、試料が溶解したか否か目視で評価することにより評価する。
溶媒としては、虫忌避香料をマイクロカプセルに内包させたまま保持し且つ機能性成分を保持するものであること、すなわち、機能性成分を溶解させるが、マイクロカプセルを溶解又は膨潤させないものであることが好ましい。
虫忌避香料の放出量は、その量、その蒸気圧、マイクロカプセルの物理的刺激に対する破損度、マイクロカプセルの層の厚さ、マイクロカプセルの粒径等により変化させることができる。
===おむつ1の包装状態について===
図1及び図2に示す展開且つ伸長状態のおむつ1は、図3A、図3Bに示す順に折り畳むことで、図4Aに示す包装状態のおむつ1とすることができる。図3Aは、図1に示すおむつ1をテープ折り線TLで折り畳んだ状態を示す模式図である。図3Bは、図3Aに示すおむつ1を左右折り線SLで折り畳んだ状態を示す模式図である。図4は、包装状態のおむつ1を示す模式図である。図5は、使い捨ておむつのパッケージ50の斜視図である。
まず、展開且つ伸長状態のおむつ1のファスニングテープ部40のテープ折り線TLで、肌側面(フック材42が設けられた面)を内側にして折り畳み、折り畳んだファスニングテープ部40を肌側から非肌側に向かって(ファスニングテープ部40の非肌側面から)複数の仮留め圧搾部Fを設けることで、図3Aに示す状態となる。テープ折り線TLは、サイドフラップ20より左右方向の外側に設けられた長手方向(上下方向)に沿った折り線である。なお、仮留め圧搾部Fは、ファスニングテープ部40の折り畳まれた状態を維持するために設けており、再度、着用時に、ファスニングテープ部40を図1及び図2に示す展開状態にできるように、仮留めとして設けた圧搾部である。仮留め圧搾部Fは、円形形状の圧搾部で、千鳥状に配置されている。
続いて、図3Aに示す状態から、おむつ1の左右折り線SLで、左右方向の側端部Sをそれぞれ左右方向の内側に、且つ厚さ方向の内側(肌側)に折り畳むことで、図3Bに示す状態となる。左右折り線SLは、上下方向に沿った一対の折り線である。本実施形態では、左右折り線SLは、左右方向において、吸収体2より外側で、トップシート3及びサイドフラップ30より内側にそれぞれ設けられている。
そして、図3Bに示す状態から、おむつ1の上下折り線CLで、肌側面を内側にして折り畳むことで、図4に示す状態となる。上下折り線CLは、左右方向に沿った折り線であり、長手方向の中心である中心線CLでもある。この図4に示す包装状態のおむつ1は、図5に示す包装材51に収容されたおむつ1の状態でもある。つまり、図4に示すおむつ1は、包装材51に収容されたおむつ1を取り出した状態のおむつ1でもある。なお、パッケージ50は、取っ手52を備えた包装材51の内側に複数個のおむつ1を収容した状態の商品であり、包装材51によって密封された包装状態となっている。なお、図5には、複数個のおむつ1を備えたパッケージ50を示したが、これに限られない。例えば、1つの包装材に対して1つの吸収性物品が収容されたパッケージであってもよい。
===塗工部について===
塗工部は、おむつ1全域のうちの任意の場所に設けられる。本実施形態では、左右方向における両側のファスニングテープ部40の非肌側面で、バックシート5やサイドシート6と重なっていない部分に塗工部R(図2及び図9の斜線部)を設けている。塗工部Rは、予め複数の圧搾部40Eが形成されたテープ基材41の略全域に、面状に塗布されている。塗工部Rの塗布パターンは、これに限られない。例えば、面状、線状、スパイラル状、Z状、線状、ドット状等に塗布してもよい。また、ファスニングテープ部40のテープ基材41の不織布繊維45にマイクロカプセルMCが絡みやすくなるように、テープ基材41が親水性を有することが好ましい。
図4に示す包装材51から取り出したおむつ1の塗工部Rには、マイクロカプセルMCが破損した破損カプセルDCと、マイクロカプセルMCが破損していない非破損カプセルNCが設けられている。つまり、包装材51に収容された状態のおむつ1は、破損カプセルDCと非破損カプセルNCを有している。
破損カプセルDCとは、皮膜の少なくとも一部が破損しているマイクロカプセルMCである。破損とは、皮膜が傷、凹み、変形、割れの少なくとも1つを有している状態をいう。破損カプセルDCは、その破損部分から内包した虫忌避香料がマイクロカプセルMCの外部に流出したり、虫忌避香料が露出した状態である。
図6〜図8は、塗工部において、破損カプセルDCと非破損カプセルNCとが混在する領域を撮影した電子顕微鏡写真であり、拡大倍率500倍の写真である。図6〜図8に示す写真において、棒状の物体がテープ基材41の不織布繊維45であり、不織布繊維45の周囲にマイクロカプセルMCが設けられている。非破損カプセルNCは、球形状であり、その内部に虫忌避香料を備えている。一方、破損カプセルは、様々な形状となっており、潰れていたり、内側が視認可能な状態であったりする。
本実施形態の虫忌避香料は、揮発性が高い香料であるため、おむつ1が破損カプセルDCを備えることで、密封された包装状態において、包装材51の内側に虫忌避香料を充満させやすくなる。この包装材51を開封すると、まず、着用者や使用者は、破損カプセルDCが内包していた虫忌避香料の香りを認識することができる。これによって、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。また、包装状態の破損カプセルから流出した虫忌避香料の効果によって、店頭や自宅等での保管時に、包装材51の内側に虫が混入してしまう恐れを軽減させることができる。
また、包装材51から取り出したおむつ1が破損カプセルDCを備えることで、着用者や使用者は、包装材51からおむつ1を取り出しり、おむつ1を展開させるなどの動作を行う際に、破損カプセルDCから放出された虫忌避香料の香りを認識することができる。これによって、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。
さらに、おむつ1は、破損カプセルDCだけでなく、非破損カプセルNCを有するため、着用状態において、何等かの衝撃や接触を加えて非破損カプセルNCを破損させることができる。非破損カプセルNCに物理的な刺激を加えて、破損カプセルDCとすることで、新たに虫忌避香料を外部に流出させたり、露出させたりすることができる。これによって、着用前だけでなく、着用状態においても、虫忌避香料の存在を認識することができる。また、おむつ1の着用前だけでなく、おむつ1を着用している間においても、虫忌避香料の防虫効果を発揮させやすくなる。
ちなみに、テープ基材41は、複数の圧搾部40Eを備えているが、予め圧搾部40Eが形成されたテープ基材41に塗工部Rを形成するため、テープ基材41への圧搾部40Eの形成を理由としてマイクロカプセルが破損することはない。
図9は、図2中の部分Xの拡大図である。図9において、テープ基材41に設けた圧搾部40Eは省略して示している。通常、ファスニングテープ部は、着用の際に、着用者又は使用者がファスニングテープ部40に手で掴まれる部分である。そのため、ファスニングテープ部40に塗工部Rを設けることで、着用者又は使用者によって掴まれる物理的刺激、例えば、ファスニングテープ部40を擦ったりすることによって、塗工部RのマイクロカプセルMCのうちの非破損カプセルNCを、より確実に破損カプセルDCの状態にすることができるため、着用中に虫忌避香料の効果を発揮させやすくなる。
この塗工部Rは、単位面積当たりの非破損カプセルNCの数より、単位面積当たりの破損カプセルDCの数が多い加工跡部を有している。加工跡部とは、塗工部Rの形成後に、圧搾加工、折り加工、切断加工、レーザー加工等の圧力や衝撃を加える加工を行った跡部である。加工跡部は、加工による圧力や衝撃によって、非破損カプセルNCを破損カプセルDCにしている部分である。この加工跡部を形成する加工は、製造過程において行われることが好ましい。製造過程で行われることで、包装状態のおむつ1の加工跡部に破損カプセルDCが設けられた状態となる。これによって、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。なお、図9及び後述の図10において、加工跡部(M1〜M2、P1〜P5)をドッド状のハッチングで示している。
おむつ1の単位面積当たりの破損カプセルDCの数と単位面積当たりの非破損カプセルNCの数の比較は、該当領域を単位面積だけ切り抜いたサンプル片を複数作成し、各サンプル片中の、破損カプセルNCの数をそれぞれ電子顕微鏡で見て比較することで行うことができる。
また、おむつ1には、ファスニングテープ部40の先端部M1に、破損カプセルDCが設けられている。ファスニングテープ部40の先端部M1は、テープ基材41をその形状に切断する際の切断箇所に隣接する部分である。そのため、先端部M1は、加工跡部M1でもある。加工跡部M1は、切断工程における衝撃で、破損カプセルDCを形成しやすくなる。このように、ファスニングテープ部40の先端部M1を加工跡部M1とすることで、別途破損カプセルDCを形成するための工程を設ける必要がないため、より容易に、より確実に包装状態において、破損カプセルDCが設けられたおむつ1とすることができる。これによって、包装状態のおむつ1は、破損カプセルDCを有する状態となり、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。
さらに、図3Aに示すように、包装状態において、おむつ1は、ファスニングテープ部40の折り畳まれた状態を維持するための仮留め圧搾部Fを有しており、この仮留め圧搾部Fが加工跡部M2である。加工跡部M2は、塗工部Rの塗工後に仮留め圧搾部Fを形成するため、その圧力によって、破損カプセルDCが形成されやすくなる部分である。これによって、包装状態のおむつ1は、破損カプセルDCを有する状態となり、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。
なお、包装材51からおむつ1を取り出した状態において、塗工部Rは、単位面積当たりの破損カプセルDCの数より、単位面積あたりの非破損カプセルNCの数が多い非加工跡部Nを有している。このとき、塗工部Eにおいて、加工跡部の面積より非加工跡部Nの方が広いことが好ましい。具体的には、おむつ1の塗工部Rの加工跡部は、加工跡部M1、M2(仮留め圧搾部F)であり、非加工跡部Nは、ファスニングテープ部40のうち、加工跡部M1、M2(仮留め圧搾部F)を除いた領域である。図9からわかるように、おむつ1の加工部Rの加工跡部の面積より非加工跡部Nの方が広い。このように、非破損カプセルNCの領域をより広く設けることで、着用者や使用者が、虫忌避香料の効果に応じて、破損させるカプセルを調整することができるため、着用状態に応じた虫忌避香料の効果を得ることができる。
===その他の実施形態===
上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上述の実施形態においては、塗工部Rをファスニングテープ部の非肌側面に設けたがこれに限られない。着用状態等に応じて、おむつ1の全域のうちの任意の部分に塗工部を設けることができる。なお、おむつ1のように、虫忌避香料を用いる場合には、外部からの虫を防ぐ目的として、おむつ1の非肌側面に設けることが好ましい。
また、上述の実施形態においては、ファスニングテープ部40のうち加工跡部M1、M2について説明したが、加工跡部は上記に限られない。図10は、加工跡部の一例について説明する図である。塗工部を加工跡部P1〜P5の少なくとも一部と重なる部分に設けた場合に、加工跡部P1〜P5に、破損カプセルDCが形成される。
加工跡部P1は、おむつ1の外端部であり、バックシート5及びサイドシート6を図10等の形状に切断する際の切断箇所に隣接する部分である。加工跡部P1は、切断工程における衝撃で、破損カプセルを形成されやすくなる。
加工跡部P2及び加工跡部P3は、それぞれ左右折り線SL及び上下折り線CLである。左右折り線SL及び上下折り線CLは、それぞれおむつ1のうちの該当する部分が折り曲げられるため、その折り曲げによって、左右折り線SL及び上下折り線CLと重なる部分は、おむつ1の各部材の繊維が押し潰されやすく、マイクロカプセルが破損しやすい。そのため、左右折り線SL及び上下折り線CLと重なる部分である加工跡部P2及び加工跡部P3には、折り畳み加工による圧力によって、破損カプセルDCが形成されやすい。
加工跡部P4は、ファスニングテープ部40を図10等の形状に切断する際の切断箇所に隣接する部分である。加工跡部P4は、切断工程における衝撃で、破損カプセルDCを形成しやすくなる。
加工跡部P5は、テープ折り線TLである。おむつ1は、包装材51から取り出した状態において、ファスニングテープ部40がテープ折り線(折り線部)TLにおいて折り畳まれている。テープ折り線TLは、テープ基材41が折り曲げられるため、その折り曲げによって、テープ折り線TLと重なる部分は、テープ基材41の繊維が押し潰されやすく、マイクロカプセルが破損しやすい。そのため、少なくとも加工跡部M1には、折り畳み加工による圧力によって、破損カプセルDCが形成されやすい。
加工跡部P1〜P5は、それぞれおむつ1の製造過程における工程であることから、製造工程を増やすことなく破損カプセルDCをより確実に形成することができる。これによって、包装状態において、破損カプセルDCを有する状態となり、着用者や使用者は、おむつ1の着用前において、おむつ1が虫忌避香料を備えていることを認識することができる。
上述の実施形態においては、加工跡部に破損カプセルDCが設けられている形態について説明したが、これに限られない。必ずしも加工跡部ではなく、加工跡部とは別の部位に破損カプセルを備えるおむつであってもよい。
上述の実施形態においては、ファスニングテープ部40を、バックシート5やサイドシート6と異なる部材として設けたが、これに限られない。例えば、バックシート5やサイドシート6を用いてファスニングテープ部40を構成するものであってもよい。
上述の実施形態においては、マイクロカプセルに薬草系の芳香の香りを有する虫忌避香料を内包させたが、これに限られない。マイクロカプセルに、それぞれ香りを有する温感成分を備えた温感剤、冷感成分を備えた冷感剤、芳香成分を備えた香料、消臭成分を備えた消臭剤、抗菌機能を備えた抗菌剤、スキンケア成分を備えたスキンケア剤等の周知の機能性成分を備えた物質を内包させるものであってもよい。
1 おむつ(展開型使い捨ておむつ、テープ型使い捨ておむつ、使い捨ておむつ)、1A 腹側部、1B 背側部、2 吸収体、3 トップシート、4 防漏シート、5 バックシート、6 サイドシート、7 脚回り弾性部材、20 サイドフラップ、30 サイドフラップ、40 ファスニングテープ部、41 テープ基材、40E 圧搾部、42 フック材、43 固定部、50 パッケージ、51 包装材、61 弾性部材、F 仮留め圧搾部、MC マイクロカプセル、M1 加工跡部(先端部)、M2 加工跡部、P1 加工跡部、P2 加工跡部、P3 加工跡部、P4 加工跡部、P5 加工跡部、DC 破損カプセル、NC 非破損カプセル、R 塗工部、S 側端部

Claims (8)

  1. 香りを有する物質を内包した複数のマイクロカプセルが塗工された塗工部を有する吸収性物品であって、
    包装材から取り出した状態において、
    複数の前記マイクロカプセルは、
    前記マイクロカプセルが破損した破損カプセルと、
    前記マイクロカプセルが破損していない非破損カプセルを有し
    ファスニングテープ部を有し、
    前記塗工部は、前記ファスニングテープ部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記物質が虫忌避香料であることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記塗工部は、単位面積あたりの非破損カプセルの数より、単位面積当たりの破損カプセルの数が多い加工跡部を有することを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品であって、
    包装材から取り出した状態において、
    前記塗工部は、単位面積あたりの破損カプセルの数より、単位面積当たりの非破損カプセルの数が多い非加工跡部を有し、
    前記加工跡部の面積より前記非加工跡部の面積の方が広いことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項3又は4に記載の吸収性物品であって、
    包装材から取り出した状態において、
    前記吸収性物品の少なくとも一部が、折り線部において折り畳まれており、
    前記加工跡部が、前記折り線部であり、
    前記破損カプセルが、前記折り線部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    展開状態において、
    前記破損カプセルが、前記吸収性物品の外端部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記破損カプセルが、前記ファスニングテープ部の先端部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    包装材から取り出した状態において、
    前記ファスニングテープ部は、上下方向に沿ったテープ折り線で、肌側面を内側に折り畳まれており、
    前記ファスニングテープ部は、折り畳まれた状態を維持するための仮留め圧搾部を有し、
    前記破損カプセルが、前記仮留め圧搾部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
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