JP6649128B2 - 監視制御装置、監視制御装置に適用される情報表示方法、情報表示モジュール、および情報表示プログラム、ならびに情報表示テーブル - Google Patents

監視制御装置、監視制御装置に適用される情報表示方法、情報表示モジュール、および情報表示プログラム、ならびに情報表示テーブル Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、階層関係を有する複数の各監視対象のプロセス状態を監視制御するための監視制御装置、同監視制御装置に適用される情報表示方法、情報表示モジュール、および情報表示プログラム、ならびに、同プロセス状態を見易く表示するための情報表示テーブルに関する。
従来、送配電網、上下水処理設備、産業プラント、化学処理施設等には、各プロセスにおける状態の監視および制御のために、監視制御装置が広く用いられている。近年では、IoTの拡大に伴い、これら監視制御装置を用いて、ますます様々な監視制御が行われるようになってきている。
この種の監視制御装置では、各プロセスにおける状態が視覚的に容易に把握できるように、ディスプレイから表示される表示画面のレイアウトが工夫されている。
例えば、下水道処理は、図27に示すように、複数のポンプ場を、1つの管理センターが管理し、複数の管理センターを、1つの下水事務所が監視するというように、階層構造化された複数の施設によってなされている。
したがって、下水道処理における各プロセスにおける状態の監視および制御をするための監視制御装置の表示画面には、図27のような各施設の階層構造を表わすツリー図が表示される。
図27のツリー図において長方形で示される下水事務所、管理センター、ポンプ場といった各施設は、ノードと称される。そして、階層構造を表現するために、上位のノードは親ノード、下位のノードは子ノードと称される。
そして、表示されている各ノードの近傍に、そのプロセス状態や警戒度等が表示される。
特表2011−525029号公報
http://www.ibm.com/developerworks/jp/web/library/wa-webspheredojo http://mbostock.github.io/d3/talk/20111018/partition.html
しかしながら、図27のように、複数のノードの階層構造を示すツリー図をディスプレイから表示した場合、ノードとノードとの間は、何の情報も表示されない遊びの領域1400となってしまい、表示に必要なスペースが必然的に大きくなり、限られたディスプレイの表示面積を、有効に活用することができないという問題がある。
表示スペースが大きくなると、ユーザは、全体を見るための視線移動も大きくなる。このため、ツリー図の表示スペースは可能な限り小さく抑えることが望ましい。
また、図27のようなツリー表示では、監視対象のデータが適切に可視化されて表示されているとはいえず、監視制御の業務をサポートするのに十分ではないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、階層構造化された複数の各施設のプロセス状態を、できるだけ少ないスペースで、かつ見やすく表示することが可能な機能を有する監視制御装置を提供することである。また、その機能を実現するための情報表示方法、情報表示モジュール、および情報表示プログラムを提供することである。さらには、階層構造化された複数の各施設のプロセス状態を、できるだけ少ないスペースで、かつ見やすく提示するための情報表示テーブルを提供することである。
実施形態の監視制御装置は、階層関係を有する複数の各監視対象を監視および制御する装置であって、各監視対象において計測された各パラメータ値を取得する取得モジュールと、取得された各パラメータ値に基づいて、各監視対象における状態を判定するパラメータ値判定部と、判定された各監視対象の状態を表示するための、表形式の情報表示テーブルのレイアウトを、最下位階層に属する監視対象の数と、階層数とに基づいて決定するレイアウト決定部と、決定されたレイアウトに従って構築される情報表示テーブルの各セルに、パラメータ値判定部によって判定された対応する状態を書き込み、情報表示テーブルをディスプレイから表示させる表示部と、を備える。
本発明の第1の実施形態の監視制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 PTT(Partitioned Tree Table)の一例を示す図である。 情報表示モジュールによって実施される情報表示方法の流れを説明するための図である。 図3の処理を実施するための各部位の連携を例示するフローチャートである。 データ取得部によって実行される処理を例示するフローチャートである。 PTTレイアウト計算部によって実行される処理を例示するフローチャートである。 可視化対象パラメータ値計算部によって実行される処理を例示するフローチャートである。 親ノードのための可視化対象パラメータ値計算ルールを説明するための図である。 PTT表示部によって実行される処理を例示するフローチャートである。 更新前後のPTTを比較して表示する図である。 可視化対象パラメータ値結果テーブルの一例を示す図である。 更新前後の凡例所属情報テーブルを比較して表示する図である。 ディスプレイから表示される表示画面の一例を示す図である。 PTTからのノードの選択処理の流れの概略を示すフローチャートである。 ノード絞り込み部によって実行される処理を例示するフローチャートである。 第1の実施形態における各処理において生成および/または参照されるデータ類との関係を示す図(その1)である。 第1の実施形態における各処理において生成および/または参照されるデータ類との関係を示す図(その2)である。 警戒度の変化に応じて、対応するセルの表示色が変化する例を示す図である。 ノードの絞り込み、および絞り込まれたノードの映像が表示されることを説明する図である。 ノード選択処理の詳細を説明するための図(その1)である。 ノード選択処理の詳細を説明するための図(その2)である。 ノード選択処理の詳細を説明するための図(その3)である。 メータ表示機能が備えられたPTTの一例を示す図である。 第2の実施形態における各処理において生成および/または参照されるデータとの関係を示す図である。 可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブルの構成例を示す図である。 ノード可視化設定情報テーブルの構成例を示す図である。 複数のノードの階層構造を示すツリー図の一例である。
以下に、本発明の各実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の監視制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。
すなわち、本実施形態の監視制御装置10は、階層構造化された複数の各施設の監視制御を行う装置であって、通信モジュール12、監視制御装置操作モジュール14、レンダリングモジュール16、データ取得モジュール18、情報表示モジュール20、CPU 22、メモリ24、ディスプレイ26、入力装置28(例えばマウスやキーボード等)、元パラメータ格納用DB(データベース)30、可視化対象パラメータ値計算ルールDB 32、階層構造情報DB 34、および凡例対応情報DB 36を備える。
本実施形態の監視制御装置10は、このような構成により、複数の施設のような監視対象の監視状態を、これら複数の監視対象の階層構造関係を反映した表形式の情報表示テーブルであるPTT(Partitioned Tree Table)を、ディスプレイ26から表示する。本実施形態では、監視制御装置10が監視制御する対象を、例として、図27に示すような階層構造を有する下水事務所、管理センター、およびポンプ場とする。しかしながら、本実施形態の監視制御装置10は、図27に示すような下水道処理のための各施設の監視制御に限定されるものではない。
図27の例に示すように、下水道処理は、複数のポンプ場を、1つの管理センターが管理し、複数の管理センターを、1つの下水事務所が監視するというように、階層構造化された複数の施設によってなされている。
本実施形態の監視制御装置10によれば、各施設の階層関係が容易に把握できるように、各施設を各ノードとして、ディスプレイ26から、図2に例示されるようなPPT 1200を表示し、さらにPPT 1200において、各施設の警戒度に応じて、対応するノードを異なる色で表示する。例えば、警戒度がhighであれば赤色、警戒度がmiddleであれば黄色、警戒度がlowであれば緑色で表示する。図2では、赤色に相当するセルを格子網掛けで、黄色に相当するセルを斜線網掛けで、緑色に相当するセルを網掛け無しで示している。なお、警戒度の決定方法については後述する。
このような機能を達成するために、本実施形態の監視制御装置10の各部位は、以下のような構成をしてなる。
すなわち、通信モジュール12は、インターネットや専用ネットワーク等からなる通信ネットワーク50を介して、例えばポンプ場のような現場に設けられた現場システム40と通信する。
現場システム40は、例えば、サーバ42と、サーバ42に接続された複数のアクチュエータ44(#1)〜44(#n)と、サーバ42に接続された複数のセンサ46(#1)〜46(#N)とを備えてなる。アクチュエータ44は、本実施形態では例えば、ポンプ場に設けられたポンプの駆動制御のために用いられ、センサ46は、ポンプ場における積算地上雨量、鉛直積算雨量、水位、水温、ポンプの吐出圧、ポンプによって吐出された水の水量等の測定のために用いられる。
サーバ42は、これら複数のアクチュエータ44(#1)〜44(#n)によって取得されたデータや、複数のセンサ46(#1)〜46(#N)によって検出されたデータを受け取り、通信ネットワーク50を介して通信モジュール12へ通信する。
この通信ネットワーク50は、イーサネット(登録商標)等のLAN、あるいは公衆回線や専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等からなる。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示及び詳細説明を省略する。
これらアクチュエータ44によって取得されたデータや、センサ46によって検出されたデータを、本明細書では、以降、「元パラメータ」と称する。
元パラメータは、後述するように、情報表示モジュール20の可視化対象パラメータ値計算部204において、可視化対象パラメータの値を計算するために使用される。
通信モジュール12は、サーバ42から送信されたこれら元パラメータを、通信ネットワーク50を介して受信すると、受信した元パラメータを、元パラメータ格納用DB 30に格納する。
監視制御装置操作モジュール14はさらに、選択ノード関連操作実施部142を備える。
データ取得モジュール18はさらに、データ取得部182を備える。
情報表示モジュール20はさらに、PTTレイアウト計算部202、可視化対象パラメータ値計算部204、ノード絞り込み部206、およびPTT表示部208を備える。PTTレイアウト計算部202、可視化対象パラメータ値計算部204、ノード絞り込み部206、およびPTT表示部208を動作させるための情報表示プログラムは、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムや、インターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードしたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。
本実施形態の監視制御装置10のうち、情報表示モジュール20以外の部位の動作もまた、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムや、インターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードしたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。
監視制御装置10は、前述したような各部位を動作させることによって、(1)PTT 1200の表示処理と、(2)PTT 1200からのノードの選択処理とを実施する。
図3は、(1)情報表示モジュール20によって実施される情報表示方法の流れを説明するための図であって、PTT 1200の表示処理の流れの概略を示すデータ遷移図である。この表示処理は、ユーザがPTT 1200を初めて表示する場合であるか、あるいは、PTT 1200が既に表示された後に、元パラメータ値の変更に応じてPTT 1200を更新する場合であるかに分類される。このために、監視制御装置10が、サーバ42に対して、階層構造情報と、現在の元パラメータ値とを要求し(S1)、それに応じてサーバ42から監視制御装置10にデータが送信され(S2)、送信されたデータを元に、監視制御装置10が、表示用データを構築し、ディスプレイ26からPTT 1200を初期表示する(S3)。その後は、元パラメータに変化があるたびに、変化した元パラメータの値が、サーバ42から監視制御装置10へ送信され(S4)、新しい元パラメータの値をもとに、監視制御装置10が、表示用データを更新し、必要であれば更新されたPTT 1202をディスプレイ26から表示する(S5)。
この処理を実施するためには、データ取得部182と、PTTレイアウト計算部202と、可視化対象パラメータ値計算部204と、PTT表示部208とが連携して動作する。
図4は、図3の処理を実施するために、データ取得部182と、PTTレイアウト計算部202と、可視化対象パラメータ値計算部204と、PTT表示部208とがどのように連携するのかを示すフローチャートである。
図4に示すように、データ取得部182は、PTT 1200を初期表示するか否かに応じて異なる処理を行う。すなわち、PTT 1200を初期表示する場合(S10:Yes)、PTT 1200の初期表示に必要な階層構造情報と元パラメータの値を、サーバ42から取得し、PTTレイアウト計算部202および可視化対象パラメータ値計算部204に送る(S12)。一方、初期表示ではない場合(S10:No)、更新された元パラメータに関してのみ最新の値をサーバ42から取得し、可視化対象パラメータ値計算部204に送る(S14)。これら処理の詳細については、図5を用いて後述する。
PTTレイアウト計算部202は、ステップS12においてデータ取得部182から送られた階層構造情報と元パラメータの値とに基づいて、PTTレイアウト計算を実施し、同時に列所属情報を作成し、それらの結果を、PTT表示部208に出力する(S16)。この処理の詳細については、図6を用いて後述する。
可視化対象パラメータ値計算部204は、ステップS12においてデータ取得部182から送られた階層構造情報と元パラメータの値とに基づいて、可視化対象パラメータを計算するとともに、凡例所属情報を作成し、PTT表示部208へ送る(S18)。また、ステップS14においてデータ取得部182から送られた元パラメータに基づいて、可視化対象パラメータを計算するとともに、凡例所属情報を更新し、PTT表示部208へ送る(S19)。これら処理の詳細については、図7を用いて後述する。
PTT表示部208は、ステップS16においてPTTレイアウト計算部202から送られたPTTレイアウト情報および列所属情報、およびステップS18において可視化対象パラメータ値計算部204から送られた可視化対象パラメータおよび凡例所属情報を用いて、図2に例示されるようなPTT 1200をディスプレイ26から表示させる(S20)。なお、PTT 1200における1つの枠のことをセルと称する。セルという用語は、表計算ソフトウェアでも用いられており、周知である。
また、ステップS19において可視化対象パラメータ値計算部204から送られた可視化対象パラメータおよび凡例所属情報を用いて、更新が必要なセルに対して、PTT 1200の表示内容を更新する(S22)。これら処理の詳細については、図9を用いて後述する。
図5は、データ取得部182によってなされるステップS10、S12、S14の処理の詳細を、ステップS10a、S12a、S14aとして示している。なお、図4は、複数の部位(データ取得部182、PTTレイアウト計算部202、可視化対象パラメータ値計算部204、およびPTT表示部208)の間でなされるデータの授受を示すことを目的としている一方、図5は、データ取得部182でなされる処理の流れを詳細に説明している。従って、図4におけるステップS10、S12、S14の流れと、図5におけるステップS10a、S12a、S14aの流れとは必ずしも一致していないことに留意されたい。
図5に示されるように、データ取得部182では、これから監視制御装置10のディスプレイ26から表示しようとしているPTTが、初期表示である(S10:Yes)、すなわち、監視制御装置10が階層構造情報1000を保持していない(S10a:Yes)のであれば、階層構造情報DB 34から、階層構造情報1000を受信して、メモリ上に保持する(S12a)。
階層構造情報1000は、図5に示すような、ノード情報テーブル1020と、ノード間関係テーブル1040とを含む。ノード情報テーブル1020は、ノードID、ノード名、親ノードID、および子ノードIDを含む。ノードは、図27における下水事務所、管理センター、ポンプ場といった各施設に対応する。したがって、ノード名は、図27における各施設の名称であり、ノードIDは、各施設に付された識別番号である。親ノードIDは、自分の親ノードのノードIDである。例えば、C央管理センターの親ノードはA部流域下水道事務所であるので、C央管理センターの親ノードID欄には、A部流域下水道事務所のノードIDである1が記載されている。子ノードIDは、自分の子ノードのノードIDである。例えば、D槻管理センターの子ノードはN槻水みらいセンターとO島ポンプ場であるので、D槻管理センターの子ノードID欄には、N槻水みらいセンターのノードIDである9と、O島ポンプ場のノードIDである10とが記載されている。
ノード間関係テーブル1040は、階層IDと、階層名と、所属ノードIDとを含む。階層は、例えば図27に示す例では、第1層が下水事務所であり、第2層が管理センターであり、第3層がポンプ場である。このような階層関係を定義するために、ノード間関係テーブル1040では、階層IDとして、第1層を1、第2層を2、第3層を3とし、それに対応する階層名と、それに属するノードIDである所属ノードIDとを有している。
データ取得部182は次に、元パラメータの値を、元パラメータ格納用DB 30から取得して、メモリ24に保持し、元パラメータテーブル1060を作成する(S14a)。なお、元パラメータ格納用DB 30から元パラメータを取得する代わりに、サーバ42から送信され、通信モジュール12によって受信された元パラメータを、通信モジュール12から取得するようにしても良い。この場合、元パラメータは、通信モジュール12から、元パラメータ格納用DB 30とデータ取得部182との両方に送られる。
図5は、元パラメータテーブル1060の一例も示している。図5に示す元パラメータテーブル1060は、ノードIDと、処理可能水量と、積算地上雨量と、鉛直積算雨量とを含んでいる。処理可能水量、積算地上雨量、および鉛直積算雨量の単位は何れも(mm/h)である。積算地上雨量は、地上雨量の一時間の積算値である。鉛直積算雨量は、ある時点における、地上に降っている雨だけではなく、上空に存在している雨滴の量も積算した値である。
データ取得部182は、ステップS12aで得られた階層構造情報1000をPTTレイアウト計算部202および可視化対象パラメータ値計算部204に送る。また、可視化対象パラメータ値計算部204にはさらに、元パラメータテーブル1060をも送る。
図6は、PTTレイアウト計算部202によってなされるステップS16の処理の詳細を、ステップS16a、S16b、S16c、S16dとして示している。
すなわち、PTTレイアウト計算部202では、データ取得部182から送られた階層構造情報1000を参照して、PTT 1200の各セルの幅と大きさを計算する(S16a)。この計算ではまず、(i)各階層における階層名とノード名のうち、最大文字列数から、PTT 1200の各列の幅を決定する。次に、(ii)各ノードの子孫ノードのうち最下層に属するノードの数をカウントし、PTT 1200のセルの高さをノード毎に決定することによって、PTT 1200の各セルの高さを決定する。
PTTレイアウト計算部202は次に、PTT 1200の一番左上のセルに対する各セルの相対位置を計算する(S16b)。そして、ステップS16aおよびS16bの結果に基づいて、PTTレイアウト情報テーブル1070を作成する。図6に示されているように、PTTレイアウト情報テーブル1070は、セルID、ノードID、x位置、y位置、幅、および高さを含んでいる。
このようなPTTレイアウト情報テーブル1070が初めて作成された場合には、列所属情報が存在しない(S16c:Yes)ので、列所属情報テーブル1080を作成する(S16d)。列所属情報テーブル1080は、図6に示されているように、列IDと、列名と、所属ノードIDとを含んでいる。
PTTレイアウト計算部202は、このようにして作成したPTTレイアウト情報テーブル1070と列所属情報テーブル1080とを、PTT表示部208に送る。
図7は、可視化対象パラメータ値計算部204によってなされるステップS18、S19の処理の詳細を、ステップS18a〜S18f、S19a〜S19fとして示している。図4は、複数の部位(データ取得部182、PTTレイアウト計算部202、可視化対象パラメータ値計算部204、およびPTT表示部208)の間でなされるデータの授受を示すことを目的としている一方、図7は、可視化対象パラメータ値計算部204でなされる処理の流れを詳細に説明しているので、図4におけるステップS18、S19の流れと、図5におけるステップS18a〜S18f、S19a〜S19fの流れとは必ずしも一致しないことに留意されたい。
図7に示されるように、可視化対象パラメータ値計算部204では、データ取得部182から階層構造情報1000および元パラメータテーブル1060が送られると、可視化対象パラメータ値計算DB 32から、可視化対象パラメータ値計算ルールを読み込む(S18a、S19a)。次に、可視化対象パラメータ値計算ルールに基づいて、元パラメータテーブル1060から最下層の各セルの可視化対象パラメータの値を計算する。
本実施形態では、最終的には、図2に図示されるような表形式の情報表示テーブルであるPTT 1200を用いて、下水事務所、管理センター、およびポンプ場といった各施設の各々を、警戒度(警戒、注意、正常)に応じて異なる色で区別して表示する。したがって、本例において、可視化対象パラメータ値計算ルールとは、警戒度を判定するためのルールに相当する。例えば、本例では、以下に示すように、子ノードのおのおのの警戒度を、複数のパラメータを考慮した複数の条件の組み合わせによって警戒度を決定するように、また、親ノードの警戒度を、子ノードの警戒度の組み合せから決定するように、可視化対象パラメータ値計算ルールを定めている。
(子ノードのための可視化対象パラメータ値計算ルール)
−警戒度high 積算地上雨量>=処理可能水量×80%
−警戒度middle 積算地上雨量<処理可能水量×80%、かつ鉛直積算雨量>=4kg/m
−警戒度low 積算地上雨量<処理可能水量×80%、かつ鉛直積算雨量<4kg/m
(親ノードのための可視化対象パラメータ値計算ルール)
−子ノードの警戒度が全てlowであれば、その親ノードの警戒度をlowとする(図8(a))。
−子ノードの警戒度の少なくとも1つがhighまたはすべてがmiddleであれば、その親ノードの警戒度をhighとする(図8(b)および図8(c))。
−それ以外の場合は、親ノードの警戒度をmiddleとする(図8(d))。
このように、親ノードの警戒度は、加算された合計値のような単純な計算によって算出されるものではなく、前述したような複数のパラメータを考慮した複数の条件の組み合わせによって、論理的に決定される。
可視化対象パラメータ値計算部204は、前述したような子ノードのための可視化対象パラメータ値計算ルールに基づいて、元パラメータテーブル1060から、最下層の各セルの可視化対象パラメータの値を計算する(S18b、S19b)。
可視化対象パラメータ値計算部204はさらに、前述したような親ノードのための可視化対象パラメータ値計算ルールに基づいて、順に親階層の可視化対象パラメータの値を計算する(S18c、S19c)。
可視化対象パラメータ値計算部204は、ステップS18b〜S18c、S19b〜S19cの結果、図7に示されるような可視化対象パラメータ値結果テーブル1100を生成する。
可視化対象パラメータ値計算部204は次に、凡例対応情報DB 36から、凡例対応情報テーブル1120を読み込む(S18d、S19d)。凡例対応情報テーブル1120は、凡例IDと、対応する警戒度と、名称とを含んでいる。例えば、凡例ID=1は、セルの色は赤(red)であり、警戒度がhighであり、凡例の名称が「警戒」であることを示している。
そして、凡例所属情報テーブル1140が存在していない場合(S18e、S19e:Yes)には、可視化対象パラメータ値計算部204は、可視化対象パラメータ値結果テーブル1100と、凡例対応情報テーブル1120とを用いて、凡例所属情報テーブル1140を作成する(S18f)。例えば、凡例対応情報テーブル1120では、凡例ID=1は、警戒度=highである。凡例所属情報テーブル1140における凡例ID=1に該当する所属ノードIDには、可視化対象パラメータ値結果テーブル1100から、警戒度=highであるノードIDが書き込まれている。
一方、ステップS18e、S19eにおいて、凡例所属情報テーブル1140が存在する場合(S18e、S19e:No)には、可視化対象パラメータ値計算部204は、凡例所属情報テーブル1140を更新する(S19f)。
図9は、PTT表示部208によってなされるステップS20、S22の処理の詳細を、ステップS20a〜S20d、S22aとして示している。なお、図4は、複数の部位(データ取得部182、PTTレイアウト計算部202、可視化対象パラメータ値計算部204、およびPTT表示部208)の間でなされるデータの授受を示すことを目的としている一方、図9は、PTT表示部208でなされる処理の流れを詳細に説明しているので、図4におけるステップS20、S22の流れと、図9におけるステップS20a〜S20d、S22aの流れとは必ずしも一致しないことに留意されたい。
PTT表示部208は、PTTレイアウト計算部202から、PTTレイアウト情報テーブル1070を受け取り、可視化対象パラメータ値計算部204から可視化対象パラメータ値結果テーブル1100を受け取る。さらには、凡例対応情報DB 36から、凡例対応情報テーブル1120を読み込む。あるいは、凡例対応情報テーブル1120を、可視化対象パラメータ値計算部204から受け取っても良い(S20a)。
そして、これらテーブル1070、1100、1120を用いて、可視化対象パラメータ値が得られたノードに対応するセルの色を決定する(S20b)。そして、PTT 1200の表示が初期表示である場合(S20c:Yes)、各セルの情報を基に、PTT 1200に追加し、レンダリングモジュール16を介して、ディスプレイ26から表示させる(S20d)。一方、初期表示ではない場合(S20c:No)、PTTレイアウト情報テーブル1070から、更新されたノードIDに対応するセルを特定し、表示を更新し、レンダリングモジュール16を介して、ディスプレイ26から表示させる(S22a)。
次に、PTT表示の更新の例についてさらに詳細に説明する。ここでは、例えば、図10(a)に示すような更新前のPTT 1200から、図10(b)に示すような更新後のPTT 1204に更新される場合について説明する。
すなわち、図10(a)に示すように、更新前は、K部ポンプ場の警戒度がhighであったために、その親ノードであるC央管理センターも、さらにC央管理センターの親ノードであるA部流域下水道事務所も、ともに警戒度がhighとなっている。
この状態から、K部ポンプ場(ノードID=6)の元パラメータである積算地上雨量が28mm/hであることがサーバ42から通知されたと仮定する。この場合、積算地上雨量<処理可能水量(37.5mm/h)×80%の条件を満たすために、警戒度はlowとなる。その結果、C央管理センター(ノードID=2)の子ノードのすべての施設の警戒度がlowとなるので、C央管理センターの警戒度もlowとなる。その結果、A部流域下水道事務所(ノードID=1)の警戒度もlowとなる。
これによって、可視化対象パラメータ値結果テーブル1100aは、図11のように更新される。これに応じて、図12に示すように、更新前の凡例所属情報テーブル1140aが、凡例所属情報テーブル1140bのように更新される。
これに応じて、図10(b)に示すように、更新されたPTT 1204が、ディスプレイ26から表示されるようになる。
なお、PTT 1200,1202,1204は、ディスプレイ26の全面を占有するものではなく、例えば、図13に示されるように、ディスプレイ26の一部に、他の情報(例えば、地図1300、降水強度分布図1320、警戒通知情報1340、雨量トレンドグラフ1360)とともに共存するように表示される。また、ディスプレイ26におけるPTT 1200の表示位置や、表示サイズは、マウスやタッチパネル等による操作入力に応じて可変としている。
次に、図14に、(2)PTT 1200からのノードの選択処理の流れの概略を示すフローチャートを示す。この処理を実施するためには、ノード絞り込み部206と、選択ノード関連操作実施部142とが連携して動作する。
図14に示すように、ノード絞り込み部206は、ユーザによる絞り込み操作入力を受信し、この絞り込み操作入力による操作対象が凡例、列名、および各ノードのセルのうちの何れであるかによって、3通りの処理を行う(S30)。すなわち、操作対象が凡例である場合、凡例所属情報テーブル1140を参照し、絞り込みノードリストテーブル1160(図15に示す)を更新する(S32)。一方、操作対象が列名である場合、列所属情報テーブル1080を参照し、絞り込みノードリストテーブル1160を更新する(S34)。さらには、操作対象が各ノードのセルである場合、階層構造情報1000を参照し、絞り込みノードリストテーブル1160を更新する(S36)。その後、ユーザの操作がノード選択完了操作である場合(S38:Yes)には、選択ノード関連操作実施部142をトリガし、そうではない場合(S38:No)には、処理を終了する。これら処理の詳細については、図15を用いて後述する。
選択ノード関連操作実施部142は、ステップS40においてノード絞り込み部206によってトリガされると、絞り込みノードリストテーブル1160に含まれる全ノードに対して処理を実施する。そして、処理内容に応じて、必要であれば、通信モジュール12を介してサーバ42と通信し、データを要求したり、アクチュエータ44を制御する(S42)。これによって、例えば、全ノードの監視カメラ映像をまとめて表示させるような制御を行う。
図15は、ノード絞り込み部206によってなされるステップS30〜S36の処理の詳細を、ステップS30a〜S30b、S32a〜S32d、S34a〜S34d、S36a〜S36dとして示している。
ノード絞り込み部206では、ステップS30において、ユーザによる絞り込み操作を受信し、これが凡例による絞り込み操作であれば(S30a:Yes)、凡例所属情報テーブル1140を参照し、ユーザが選択した凡例に属する全ノードのIDを取得する(S32a)。
一方、ステップS30において、受信した絞り込み動作が、凡例による絞り込み操作ではなく(S30a:No)、列による絞り込み操作である場合(S30b:Yes)には、列所属情報テーブル1080を参照し、ユーザが選択した列に属する全ノードのIDを取得する(S34a)。
さらには、ステップS30において、受信した絞り込み動作が、凡例による絞り込み操作ではなく(S30a:No)、列による絞り込み操作でもない場合(S30b:No)には、階層構造情報1000を参照し、ユーザが選択したノードおよびその子孫にあたる全ノードのIDを取得する(S36a)。
ステップS32a、S34a、S36aの後、絞り込みノードリストテーブル1160が空である場合(S32b、S34b、S36b:Yes)、ノード絞り込み部206は、取得した全ノードIDを絞り込みノードリストテーブル1160に追加する(S32c、S34c、S36c)。一方、空ではない場合(S32b、S34b、S36b:No)、ノード絞り込み部206は、取得したノードIDのリストと、絞り込みノードリストテーブル1160にどちらか一方にしか存在しないノードIDを、絞り込みノードリストテーブル1160から削除する(S32d、S34d、S36d)。
図16および図17は、図5〜図7、図9、図14〜図15における各処理と、各処理において生成および/または参照されるデータ類との関係を示す図である。
前述した(1)の処理によってディスプレイ26から表示されるPTT 1200の表示例を図2に示す。
図2に例示されるように、PTT 1200は、階層構造データを可視化することを目的として表形式で構成される。テーブル内の各セルは、各ノードに対応している。図2では、図中左側(すなわち、下水道事務所側)が親階層側であり、図中右側(すなわち、施設名称側)が子階層側になっているが、このような表示形式に限定されず、例えば、縦横を逆転させ、図中上側を親階層側とし、図中下側を子階層側としても良い。
図2に例示するPTT 1200は、図27に示すような3階層に対応しており、先頭行には、列名が記載されている。列名は、列所属情報テーブル1080に従って、親階層側から順に、すなわち階層IDの若い順に、「下水道事務所」、「管理センター」、「施設名称」となる。さらに、ノード情報テーブル1020およびノード間関係テーブル1040にしたがって、「下水道事務所」、「管理センター」、「施設名称」にそれぞれ、対応するノード名が割り付けられる。また、各セルは、PTTレイアウト情報テーブル1070による定義にしたがって配置される。
さらに、図2に例示するPTT 1200では、凡例対応情報テーブル1120に従って、先頭行の上側に、警戒度のhigh、middle、lowに応じた「警戒」、「注意」、および「正常」からなる凡例1210が表示されている。凡例1210は、凡例対応情報テーブル1120に従って、「警戒」は赤色で、「注意」は黄色で、「正常」は緑色で表示される。
さらに、可視化対象パラメータ値結果テーブル1100において各ノードに対して定義された警戒度に応じて、各ノードが色表示される。
各ノードの警戒度は、元パラメータの値に応じて時々刻々と変化する。警戒度の変化は、元パラメータの値の変化に応じて元パラメータテーブル1060が更新され、それに応じて可視化対象パラメータ値結果テーブル1100が更新されることによって、PTT 1200に反映される。
これによって、例えば、岸部ポンプ場の警戒度がhighからlowに変化し、それに応じて、C央管理センターおよびA部流域下水道事務所の警戒度もhighからlowに変化した場合には、図18(a)から図18(b)に示すように、K部ポンプ場、C央管理センターおよびA部流域下水道事務所の表示色が、赤色から緑色に(格子網掛けから、網掛け無しに)変化する。
このように、本実施形態によれば、子ノードの元パラメータ値の変化を、親ノードの可視化対象パラメータの値に変換し、即座にPTT 1200を、PTT 1202に書き換える。
次に、(2)PTT 1200からのノードの選択処理の概要を説明する。
前述したように、選択ノード関連操作実施部142は、ステップS40においてノード絞り込み部206によってトリガされると、絞り込みノードリストテーブル1160に含まれる全ノードに関して処理を実施する。
例えば、警戒度がhighである「管理センター」の絞り込みを行う場合、図19に例示するように、PTT 1200に対して、凡例1210における「警戒」をクリックし、さらに、PTT 1200の先頭行に示された「管理センター」という列名をダブルクリックすることによって実施される。これらの操作によって、警戒度がhighである「管理センター」が絞り込まれる。
そして、通信モジュール12を介してサーバ42と通信し、データを要求したり、アクチュエータ44を制御する(S42)。これによって、例えば、図19(b)に示すように、絞り込まれた「管理センター」である「C央管理センター」、「F池管理センター」、および「G俣管理センター」の監視カメラ映像が、監視制御装置10のディスプレイ26からまとめて表示される。
このようなノード選択処理の詳細を、具体例を用いて説明する。
図20(a)に示されるようなPTT 1200において、凡例1210における「警戒」がクリックされた状態が、図20(b)に示されている。これによって、図20(c)に図示されるように、凡例所属情報テーブル1140aから、絞り込みノードリストテーブル1160aが作成される。
次に、図21(a)に示されるように、「警戒」がクリックされた状態から、さらに、PTT 1200の先頭行にある「管理センター」がダブルクリックされた状態が、図21(b)に示されている。「管理センター」がダブルクリックされることによって、図21(c)に示すように、絞り込みノードリストテーブル1160aにリストされたノードIDのうち、列所属情報テーブル1080の列ID=2に所属するノードIDが絞り込まれ、絞り込みノードリストテーブル1160bが生成される。
その結果、ノードID=2、13、14が絞り込まれる。ノードID=2は、ノード情報テーブル1020より、C央管理センターである。また、図5のノード情報テーブル1020には省略されているが、ノードID=13は、F池管理センターであり、ノードID=14は、G俣管理センターである(図22(b)参照)。
これに基づいて、図22(a)のように、監視制御装置10のディスプレイ26から、C央管理センター、F池管理センター、およびG俣管理センターの映像が表示されるようになる。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、凡例1210や、PTT 1200における列名の一部を指定することで、可能な限り少ない手数で、一度に複数のノードを選択し、選択されたこれらノードに対する監視制御情報を取得することが可能となる。
上述したように、本実施形態の監視制御装置10は、前述したような情報表示方法が適用された情報表示モジュール20を動作させることによって、図2に例示されるようなPTT 1200を、ディスプレイ26から表示させることができる。
図2に例示するように、PTT 1200には、PTT 1200の先頭行に、列名が表示されている。したがって、ユーザは、PTT 1200を見ることによって、各ノードの階層関係を容易に把握することができる。更に、ユーザは、従来よりも少ない視線移動で、全体の状況を把握することが可能となる。
また、PTT 1200では、親子関係にあるノードのセルが隣接しているので、ユーザは、例えば、赤色(図中では、格子網掛け)の表示が横一列に繋がっている状態を見ることによって、子孫ノードの警戒度が高くなった影響で、その親ノードの警戒度が高くなっているという関係性を、視覚的に、短時間で、かつ容易に把握することが可能となる。
さらにまた、表形式のPTT 1200によれば、図27に記載されたような遊びの領域1400を排除することができる。このため、複数階層にわたる監視対象の可視化対象パラメータ(例えば、警戒度)を、少ないスペースで可視化表示することが可能となる。その結果、図13のように、ディスプレイ26上から、他の多くの情報も表示される場合であっても、他の情報を極力隠さないように表示することが可能となる。
さらに、子ノードの元パラメータ(例えば、積算地上雨量)の値の変化に応じて、親ノードの可視化対象パラメータ(例えば、警戒度)の値を更新し、PTT 1200の表示に反映することもできる。
例えば、PTT 1200が、図18(a)のように図示されている状態から、K部ポンプ場の積算地上雨量が低下し、K部ポンプ場の警戒度が、highからlowに変化した場合、K部ポンプ場の警戒度の変化に応じて、K部ポンプ場の親ノードであるC央管理センターの警戒度も再評価され、highからlowになる。さらに、C央管理センターの警戒度の変化に応じて、C央管理センターの親ノードであるA部流域下水道事務所の警戒度も再評価され、highからlowになる。これに応じて、情報表示モジュール20は、図18(b)のように、更新されたPTT 1202を、ディスプレイ26から表示させることができる。
更にまた、ユーザは、ディスプレイ26上に表示されたPTT 1200において、凡例1210や、列名の一部を指定することにより、可能な限り少ない手数で、一度に複数のノードを選択することが可能となる。これによって、例えば、図22(a)に例示するように、警戒度がhighである複数の管理センターの監視カメラ映像を同時に表示させるような操作を、少ない手数で行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の変形例である。従って、以下では、第1の実施形態と異なる点のみについて説明し、重複説明を避ける。また、第1の実施形態と同一部分については、同一符号を用いて説明する。
本実施形態は、第1の実施形態において、監視制御装置10のディスプレイ26から表示されるPTT 1200の表示方法を工夫したものであり、警戒度がhighである最下位ノードの表示方法に特徴がある。
すなわち、図23に図示されるように、警戒度がhighである最下層ノード(すなわち、K部ポンプ場、Q池水みらいセンター、R平ポンプ場、Y島ポンプ場、a俣水みらいセンター)に対して、警戒度がhighになった時点からの時間長さに応じた長さでメータ表示する。メータ表示を認識できるように、警戒度がhighである最下位ノードのセルの背景色を、少し薄い赤色とし、セルの左端から伸びる横棒グラフを、それよりも濃い赤色を用いてメータ表示する。図23では、これらノードの左から伸びる横棒グラフの格子網掛けを、図26(b)に示すように密にすることによって代替的に図示している。ここで、横棒グラフの長さは、警戒度がhighになった時点からの経過時間長さに対応している。
このようなメータ表示を実現するために、図24に示されるように、可視化対象パラメータ値計算部204が、可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170と、ノード可視化設定情報テーブル1180とを作成する。
図25は、可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170の構成例を示し、図26は、ノード可視化設定情報テーブル1180の構成例を示す。
可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170は、ノードID、凡例ID、タイムステップ計測開始時刻、および経過タイムステップ数を含む。
可視化対象パラメータ値計算部204は、凡例所属情報テーブル1140を参照することによって、可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170のノードIDと、凡例IDとを書き込む。そして凡例IDが1、すなわち、警戒度がhighであるノード(図25の場合、ノードID=3)に対しては、さらに、ステップ計測開始時刻欄に、警戒度がhighになった時刻を書き込む。
したがって、図25の例では、警戒度がhighではないノードID=1および2については、ステップ計測開始時刻は「値なし」となる。可視化対象パラメータ値計算部204はさらに、警戒度がhighであるノード(図25の場合、ノードID=3)に対し、ステップ計測開始時刻からの経過タイムステップ数を書き込む。
可視化対象パラメータ値計算部204は、このような可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170を、元パラメータテーブル1060が更新される毎に更新する。
図25の例では、1タイムステップを30秒としている。したがって、図25に示す6タイムステップは、警戒度がhighのままで6タイムステップ=3分間、継続していることを意味している。なお、タイムステップの値は可変である。したがって、1タイムステップは30秒に限定されず、他の値を設定することも可能である。
ノード可視化設定情報テーブル1180は、図26(a)に示されるように、初期位置(%)、開始タイムステップ、および終了タイムステップを含む。図26(a)では一例として、初期位置が50(%)となっている。これは、セルの横幅における50%位置から右側に向かってメータ表示を開始することを意味する。すなわち、図26(b)に示すように、セルの横幅における左端から、セルの横幅における50%位置であるセル中央位置までは、常に濃い赤色(図26(b)では、密な格子網掛け)で表示され、50%位置から100%位置(セル右端)までの間で、濃い赤色(図26(b)では、密な格子網掛け)でメータ表示をすることを意味する。
開始タイムステップは、セル中央位置に対応し、終了タイムステップは、セル右端に対応する。すなわち、図26(a)に示す例では、セル中央位置が、タイムステップ=0に対応し、セル右端が、タイムステップ=20に対応している。前述したように、1タイムステップ=30秒であれば、20タイムステップは、600秒に相当する。したがって、図26(b)に例示されるセルでは、セル中央位置からセル右端までが20分割され、警戒度がhighである間は、警戒度がhighになったときから、30秒毎に、メータ表示がステップ状に伸びて行くことになる。
可視化対象パラメータ値計算部204は、このようなノード可視化設定情報テーブル1180を作成し、保持する。ノード可視化設定情報テーブル1180は、可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170とは異なり、元パラメータの値に影響されない。したがって、可視化対象パラメータ値計算部204は、ノード可視化設定情報テーブル1180を一旦作成すると、その後は、必要な場合にのみ、値を変更する。
そして、PTT表示部208が、可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル1170とノード可視化設定情報テーブル1180とを参照することにより、図23に示されるように、警戒度がhighである最下位ノードに対して、警戒度がhighになった時点からの長さに応じてメータ表示する。
ユーザは、このようなメータ表示を見ることによって、警戒度がhighである複数の最下位ノードのうち、どの最下位ノードが、最も早く警戒度がhighになったのかを把握することが可能となる。
例えば、図23の例では、K部ポンプ場、Q池水みらいセンター、R平ポンプ場、Y島ポンプ場、およびa俣水みらいセンターの警戒度がhighであり、さらに、これらのうち、最も早く警戒度がhighになったのがY島ポンプ場であり、以下、a俣水みらいセンター、K部ポンプ場、R平ポンプ場、Q池水みらいセンターの順であることを容易に把握することができる。
また、ノード可視化設定情報テーブル1180の初期位置(%)にゼロではない値を入力し、メータ表示の初期位置を、セルの横幅における0%(すなわち、セルの左端)よりも右側にすることによって、警戒度がhighになった時点からの経過時間が短い時点であっても、親ノードと同じ濃い赤い色で連続して表示されるので、メータ表示した場合であっても、親ノードとの関係性の把握の容易さを阻害することがない。
なお、上記説明では、警戒度がhighである最下層ノードを対象に説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、警戒度がmiddleである最下層ノードに対しても、警戒度がlowである最下層ノードに対しても適用することができる。また、最下層ノードに限定されず、任意のノードについて、任意の警戒度に対しても適用することも可能である。
本実施形態によれば、前述したようなメータ表示がなされるので、情報表示モジュール20によって、監視制御装置10のディスプレイ26から表示されたPTT 1204を見ることによって、ユーザは、各ノードの現在の警戒度がどれくらいの間継続しているのかを、容易に把握することが可能となる。
また、ユーザは、メータ表示されたPTT 1204を見ることによって、複数のノードが、どのような順序で、現在の警戒度になったか、また、それらがどのようなタイミングで現在の警戒度になったのかを、容易に把握することも可能となる。
さらに、これらにより、ユーザは、次にどのノードの警戒度が高くなるのかの予測をすることも容易となる。
なお、請求項における取得モジュール、パラメータ値判定部、レイアウト決定部、表示部、絞り込み部、実施部は、実施形態におけるデータ取得モジュール18、可視化対象パラメータ値計算部204、PTTレイアウト計算部202、PTT表示部208、ノード絞り込み部206、選択ノード関連操作実施部142にそれぞれ対応する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、第1列目が最上位の階層であり、第2列目、第3列目に進むにしたがって下層になるPTTを例に説明したが、丁度90度回転させたように、第1行目が最上位の階層であり、第2行目、第3行目に進むにしたがって下層になるようなPTT、すなわち、上記実施形態の行を列とし、列を行とするPTTであっても、本発明の範囲に含まれる。
また、上記実施形態では一例として、下水道処理における各プロセスにおける状態の監視および制御について説明したが、本発明の実施形態の適用対象は、これに限定されるものではなく、例えば、送配電網、産業プラント、化学処理施設等のように、階層構造を有する複数の監視対象であれば、何れにも適用できるものである。
10 監視制御装置、12 通信モジュール、14 監視制御装置操作モジュール、16 レンダリングモジュール、18 データ取得モジュール、20 情報表示モジュール、24 メモリ、26 ディスプレイ、28 入力装置、30 元パラメータ格納用データベース、32 可視化対象パラメータ値計算ルールデータベース、34 階層構造情報データベース、36 凡例対応情報データベース、40 現場システム、42 サーバ、44 アクチュエータ、46 センサ、50 通信ネットワーク、142 選択ノード関連操作実施部、182 データ取得部、202 PTTレイアウト計算部、204 可視化対象パラメータ値計算部、206 ノード絞り込み部、208 PTT表示部、1000 階層構造情報、1020 ノード情報テーブル、1040 ノード間関係テーブル、1060 元パラメータテーブル、1070 PTTレイアウト情報テーブル、1080 列所属情報テーブル、1100 可視化対象パラメータ値結果テーブル、1120 凡例対応情報テーブル、1140 凡例所属情報テーブル、1160 絞り込みノードリストテーブル、1170 可視化対象パラメータ値経過時間情報テーブル、1180 ノード可視化設定情報テーブル、1200、1202、1204 PTT、1210 凡例、1300 地図、1320 降水強度分布図、1340 警戒通知情報、1360 雨量トレンドグラフ、1400 遊びの領域。

Claims (22)

  1. 階層関係を有する複数の各監視対象の状態を表示するための、(最下位階層に属する監視対象の数)×(階層数)のセルからなる表形式の情報表示テーブルであって、
    前記各セルは、対応する各監視対象の状態に応じて、状態毎に予め決定された色で表示され、
    監視対象の状態が変化した場合、対応するセルは、変化後の状態に対応する色に切り替えられて表示され、
    前記色が切り替えられたセルでは、色が切り替えられた時点から、同じ色で表示され続けている経過時間を示すメータが表示される、情報表示テーブル
  2. 前記セルの各々は、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の行と、前記階層数であるM個の列とによって決定される、請求項1に記載の情報表示テーブル。
  3. 第M列における各行に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1列における各行に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に配置し、
    第2乃至(M−1)列の各行において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    前記各セルに、対応する各監視対象の状態を表示する、請求項2に記載の情報表示テーブル。
  4. 前記セルの各々は、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の列と、前記階層数であるM個の行とによって決定される、請求項1に記載の情報表示テーブル。
  5. 第M行における各列に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1行における各列に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に配置し、
    第2乃至(M−1)行の各列において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    前記各セルに、対応する各監視対象の状態を表示する、請求項4に記載の情報表示テーブル。
  6. 前記最下位階層に属する監視対象の状態は、当該監視対象のプロセス値によって決定され、前記最下位階層以外の階層に属する監視対象の状態は、当該監視対象の子階層に属する監視対象の状態に基づいて決定される、請求項1乃至のうち何れか1項に記載の情報表示テーブル。
  7. 階層関係を有する複数の各監視対象において計測された各パラメータ値に基づいて、前記各監視対象における状態を判定するパラメータ値判定部と、
    前記判定された各監視対象の状態を表示するための、表形式の情報表示テーブルのレイアウトを、最下位階層に属する監視対象の数と、階層数とに基づいて決定するレイアウト決定部と、
    前記決定されたレイアウトに従って構築される前記情報表示テーブルの各セルに、前記パラメータ値判定部によって判定された対応する状態を書き込み、前記情報表示テーブルをディスプレイから表示させる表示部
    備え
    前記表示部は、前記情報表示テーブルを前記ディスプレイから表示させる際、
    前記各セルを、対応する各監視対象の状態に応じて、状態毎に予め決定された色で表示し、
    監視対象の状態が変化した場合、対応するセルを、変化後の状態に対応する色に切り替えて表示し、
    前記色が切り替えられたセルでは、色が切り替えられた時点から、同じ色で表示され続けている経過時間を示すメータを表示する、情報表示モジュール。
  8. 前記レイアウト決定部は、前記情報表示テーブルのレイアウトを、(最下位階層に属する監視対象の数)×(階層数)のセルから構成されるように決定する、請求項に記載の情報表示モジュール。
  9. 前記レイアウト決定部は、前記情報表示テーブルのレイアウトを、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の行と、前記階層数であるM個の列とによって決定する、請求項に記載の情報表示モジュール。
  10. 前記レイアウト決定部は、
    第M列における各行に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1列における各行に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に配置し、
    第2乃至(M−1)列の各行において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置する、
    請求項9に記載の情報表示モジュール。
  11. 前記レイアウト決定部は、前記情報表示テーブルのレイアウトを、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の列と、前記階層数であるM個の行とによって決定する、請求項に記載の情報表示モジュール。
  12. 前記レイアウト決定部は、
    第M行における各列に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1行における各列に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に配置し、
    第2乃至(M−1)行の各列において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置する、
    請求項11に記載の情報表示モジュール。
  13. 階層関係を有する複数の各監視対象において計測された各パラメータ値に基づいて、前記各監視対象における状態を判定し、
    前記判定された各監視対象の状態を表示するための、表形式の情報表示テーブルのレイアウトを、最下位階層に属する監視対象の数と、階層数とに基づいて決定し、
    前記決定されたレイアウトに従って構築される前記情報表示テーブルの各セルに、前記判定された対応する各監視対象の状態を書き込み、前記情報表示テーブルをディスプレイから表示させ、
    前記情報表示テーブルを前記ディスプレイから表示させる際、
    前記各セルを、対応する各監視対象の状態に応じて、状態毎に予め決定された色で表示し、
    監視対象の状態が変化した場合、対応するセルを、変化後の状態に対応する色に切り替えて表示し、
    前記色が切り替えられたセルでは、色が切り替えられた時点から、同じ色で表示され続けている経過時間を示すメータを表示する、情報表示方法。
  14. 前記情報表示テーブルのレイアウトを、(最下位階層に属する監視対象の数)×(階層数)のセルから構成されるように決定する、請求項13に記載の情報表示方法。
  15. 前記セルの各々を、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の行と、前記階層数であるM個の列とによって決定する、請求項14に記載の情報表示方法。
  16. 前記レイアウトを決定する際にさらに、
    第M列における各行に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1列における各行に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に配置し、
    第2乃至(M−1)列の各行において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ行に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置する、
    請求項15に記載の情報表示方法。
  17. 前記セルの各々を、前記最下位階層に属する監視対象の数であるN個の列と、前記階層数であるM個の行とによって決定する、請求項14に記載の情報表示方法。
  18. 前記レイアウトを決定する際にさらに、
    第M行における各列に、前記最下位階層に属する監視対象のためのセルを、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置し、
    第1行における各列に、最上位階層に属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に配置し、
    第2乃至(M−1)行の各列において、第2乃至(M−1)位階層それぞれに属する監視対象のためのセルを、当該監視対象の子階層に属する監視対象のためのセルと同じ列に、かつ、同じ親階層を有する監視対象のためのセルが連続するように配置する、
    請求項17に記載の情報表示方法。
  19. 階層関係を有する複数の各監視対象において計測された各パラメータ値に基づいて、前記各監視対象における状態を判定する判定機能、
    前記判定された各監視対象の状態を表示するための、表形式の情報表示テーブルのレイアウトを、最下位階層に属する監視対象の数と、階層数とに基づいて決定する決定機能、
    前記決定されたレイアウトに従って構築される前記情報表示テーブルの各セルに、前記判定された対応する各監視対象の状態を書き込み、前記情報表示テーブルをディスプレイから表示させる表示機能であって、前記情報表示テーブルを前記ディスプレイから表示させる際、前記各セルを、対応する各監視対象の状態に応じて、状態毎に予め決定された色で表示し、監視対象の状態が変化した場合、対応するセルを、変化後の状態に対応する色に切り替えて表示し、前記色が切り替えられたセルでは、色が切り替えられた時点から、同じ色で表示され続けている経過時間を示すメータを表示する、表示機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  20. 階層関係を有する複数の各監視対象を監視および制御する監視制御装置であって、
    前記各監視対象において計測された各パラメータ値を取得する取得モジュールと、
    前記取得された各パラメータ値に基づいて、前記各監視対象における状態を判定するパラメータ値判定部と、
    前記判定された各監視対象の状態を表示するための、表形式の情報表示テーブルのレイアウトを、最下位階層に属する監視対象の数と、階層数とに基づいて決定するレイアウト決定部と、
    前記決定されたレイアウトに従って構築される前記情報表示テーブルの各セルに、前記パラメータ値判定部によって判定された対応する状態を書き込み、前記情報表示テーブルをディスプレイから表示させる表示部とを備え
    前記表示部は、前記情報表示テーブルを前記ディスプレイから表示させる際、
    前記各セルを、対応する各監視対象の状態に応じて、状態毎に予め決定された色で表示し、
    監視対象の状態が変化した場合、対応するセルを、変化後の状態に対応する色に切り替えて表示し、
    前記色が切り替えられたセルでは、色が切り替えられた時点から、同じ色で表示され続けている経過時間を示すメータを表示する、監視制御装置。
  21. 前記表示された情報表示テーブルの各セルから、入力された指定条件にマッチするセルを絞り込む絞り込み部をさらに備える、請求項20に記載の監視制御装置。
  22. 前記絞り込み部によって絞り込まれたセルに対応する監視対象の状態の監視および制御を実施する実施部をさらに備える、請求項21に記載の監視制御装置。
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