JP7334511B2 - 監視装置、監視方法、監視プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

監視装置、監視方法、監視プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、監視装置、監視方法、監視プログラム、および、記録媒体に関する。
近年、ネットワークに接続可能なコンピュータの普及によって、様々な事業活動を監視するシステムが構築されている。このようなシステムとしては、例えば、事業活動が行われる現場の消費電力量を監視するシステムなどが挙げられる。さらには、種々のセンサがネットワークにつながることにより、消費電力量に限らず、現場のありとあらゆる項目の「見える化」が実現されるようになってきた。これらの「見える化」システムによって得られる様々な情報は、事業活動における環境負荷の低減、品質向上および生産性向上などといった様々な目的の達成のために活用されている。
例えば、特許文献1には、複数の被監視対象を複数の階層に階層分けし、下位階層に属する被監視対象が異常状態のとき、異常状態の被監視対象から任意の上位階層の被監視対象までの監視用記号を階層関係と共に画面に表示して、異常状態の被監視対象を特定させる監視装置が記載されている。
特開平7-182030号公報(1995年7月21日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、以下の問題がある。具体的には、特許文献1の監視装置では、下位階層の監視対象に異常が生じた場合に、上位階層の監視対象のアイコンを、異常を示すアイコンで表示する。しかしこれでは、上位階層の監視対象自体に異常が生じたのか、その下位階層の監視対象に異常が生じたのかを判別することができない。異常箇所が上位階層にあるのか下位階層にあるのかをユーザに判別させるためには、結局、異常状態の監視対象から任意の上位階層の監視対象までのアイコンを階層関係と共に画面に表示しなければならない。このような表示方法は、限られた表示領域を逼迫することになる。この問題は、階層が増えるほど、監視対象の数が増えるほど、深刻になる。
本発明の一態様は、表示領域を逼迫することなく、上位階層の状態および下位階層の状態の一覧性を確保する、監視装置、監視方法、監視プログラム、および、記録媒体を実現することを目的とする。
本開示の一例として、上述した課題を解決するために、以下の構成が採用される。
すなわち、本発明の一側面に係る監視装置は、複数のグループを含む木構造データであって、各グループが1つ以上の監視チャネルを含む、前記木構造データを記憶するデータ記憶部と、前記監視チャネルの状態を特定する状態特定部と、前記グループに対応したアイコンを表示させる表示制御部であって、単一の前記アイコンは第1表示領域と第2表示領域とを有し、前記第1表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに属する複数の前記監視チャネルの状態を集約した代表状態を表示させ、前記第2表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに属する一部の前記監視チャネルの状態を表示させる、前記表示制御部とを備える。
これにより、表示領域を逼迫することなく、上位階層の監視対象の状態および下位階層の監視対象の状態の一覧性を確保するという効果を奏する。
より具体的には、例えば、データ記憶部において、監視対象の状態を監視項目ごとに保持する監視チャネルを1つ以上含むグループを複数個含む木構造データが記憶されている。該木構造データを参照して、表示制御部は、複数のグループおよび監視チャネルの階層関係を把握することができる。
アイコンの第1表示領域は、例えば、該アイコンに対応するグループに直属する監視チャネル、および、該グループより下位階層の1以上のグループに属する監視チャネルのうち、少なくとも、該下位階層の1以上のグループに属する複数の監視チャネルの状態を集約した代表状態を表示する領域であってもよい。アイコンの第2表示領域は、例えば、該アイコンに対応するグループに直属する1以上の監視チャネルの状態を表示する領域であってもよい。
上述の構成によれば、管理者は、1個のアイコンを確認するだけで、第2表示領域の表示に基づいて、該アイコンに対応するグループ直属の監視チャネルの状態を知ることができるとともに、第1表示領域の表示に基づいて、該グループより下位階層の1以上のグループで監視されている複数の監視チャネルの状態をまとめて知ることができる。
このように、2種類の領域を1つのアイコンにまとめることにより、監視項目ごとの監視結果を画面に表示するために必要とされる表示領域の省スペース化が実現される上、グループ直属の監視項目に係る状態と、グループより下位階層の監視項目に係る状態との一覧性を確保することができる。例えば、管理者は、グループ直属の監視項目に係る正常を示す表示を第2表示領域によって確認し、グループより下位階層の監視項目に係る異常を示す表示を第1表示領域によって確認することにより、1個のアイコンを一目見るだけで、該当する階層直属の監視対象自体に異常が生じたのか、それより下位階層の監視対象に異常が生じたのかを判別することができる。
前記一側面に係る監視装置において、前記状態特定部は、前記アイコンに対応する前記グループの下位に属する複数の前記監視チャネルの状態のうち、最も異常レベルが高い前記監視チャネルの状態を、該グループの前記代表状態としてもよい。
一般に、異常レベル高いほど、管理者に宛てて報知すべき情報として重要度が高いと言える。これにより、監視装置は、異常レベルが高く重要な事象ほど、優先して管理者に報知することができる。
前記一側面に係る監視装置において、各監視チャネルに対応する測定値を取得する取得部を備え、前記監視チャネル毎に閾値が設定されており、前記状態特定部は、前記監視チャネルに対応する前記測定値と前記閾値とを比較することで、該監視チャネルの状態を特定してもよい。
上述の構成によれば、木構造データにおいて、監視チャネルごとに閾値が設定されている。状態特定部は、監視チャネルに対応付けられた測定値を前記閾値と比較することにより、該監視チャネルに対応する監視項目に関して、監視対象の状態を特定することができる。例えば、状態特定部は、センサなどから得られた測定値が閾値未満か以上かによって、監視対象が第1状態にあるのか第2状態にあるのかを判定することができる。
前記閾値は、1つの監視チャネルにつき、複数設定されてもよい。この場合は、状態特定部は、測定値が、第1閾値未満か、第1閾値以上第2閾値未満か、第2閾値以上かに応じて、監視対象の状態を、第1状態、第2状態、または、第3状態のうちから判定することができる。
前記一側面に係る監視装置において、表示制御部は、前記代表状態に応じて前記第1表示領域の色を変更してもよい。
これにより、管理者は、グループ直属の監視チャネル、および、該グループの下位階層のいずれかの監視チャネルにおける状態の変化を素早く察知することができる。
前記一側面に係る監視装置において、前記表示制御部は、前記代表状態と前記監視チャネルの状態とが互いに同じとき、前記第1表示領域と前記第2表示領域とを同じ色で表示してもよい。
これにより、管理者は、第1表示領域と第2表示領域との違いによらず、色によって、直感的に異常レベルの違いを認識することができる。
前記一側面に係る監視装置において、単一の前記アイコンは、複数の前記第2表示領域を有し、前記第1表示領域は、複数の前記第2表示領域を囲むものであってもよい。
これにより、グループの状態を集約した第1表示領域が、個々の監視チャネルの状態を表示する複数の第2表示領域を囲んでいるため、関連する監視対象の状態の視認性が向上する。また、単一のアイコンとして収まりが良くなり、表示領域を逼迫することなく、視認性および一覧性を向上することができる。
前記一側面に係る監視装置において、前記表示制御部は、前記代表状態が異常状態であるとき、単一の前記アイコンにおいて、前記第1表示領域を異常状態に応じた形態で表示させ、かつ、前記代表状態とは関係なく、前記第2表示領域を前記一部の前記監視チャネルの状態に応じた形態で表示させてもよい。
上述の構成によれば、下位階層の監視対象に異常が生じると上位階層の監視対象の記号の色を変えるような従来の構成と比較して、表示領域を逼迫することなく、視認性および一覧性を向上することができる。上述の従来の構成では、色が変化した上位階層の監視対象に異常があるのか、それよりも下位階層の監視対象に異常があるのか判別できない。これに対して、本開示の一側面に係る上述の構成によれば、下位階層の監視対象に異常が生じた場合、第1表示領域の表示態様を異常の状態に対応するように変化させるだけで、第2表示領域は、直接監視している監視対象の状態に変化が起こらない限りは、第1表示領域の表示態様の変化の影響を受けない。これにより、管理者は、直接監視している該当階層の監視チャネルに異常が発生したのか、下位階層の監視チャネルに異常が発生したのかを、単一のアイコンを一目見るだけで判別することができる。
前記一側面に係る監視装置において、ユーザから、表示されている前記アイコンの選択を受け付ける入力部を備え、前記アイコンが選択されると、前記表示制御部は、選択された前記アイコンに対応する第1グループに含まれる第2グループに対応する別のアイコンを表示させてもよい。
上述の構成によれば、アイコンを、第1表示領域を通じて、第1グループおよび第2グループに属する複数の前記監視チャネルの状態を、単に報知するように機能させるだけではなく、該アイコンを、第1グループに所属する1以上の第2グループにおいて異常が発生した場合に、異常が発生した監視チャネルへとユーザを誘導し、ユーザに早期に異常箇所を特定させる支援ツールとして機能させることができる。
本発明の一側面に係る監視方法は、複数のグループを含む木構造データであって、各グループが1つ以上の監視チャネルを含む、前記木構造データを生成するデータ生成ステップと、前記監視チャネルの状態を特定する状態特定ステップと、前記グループに対応したアイコンを表示させる表示制御ステップであって、単一の前記アイコンは第1表示領域と第2表示領域とを有し、前記第1表示領域は、該アイコンに対応する前記グループの下位に属する複数の前記監視チャネルの状態を集約した代表状態を表示させ、前記第2表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに含まれる一部の前記監視チャネルの状態を表示させる、前記表示制御ステップとを含む。上述の方法によれば、上述の監視装置と同様の効果を奏する。
前記一側面に係る監視装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上述の監視装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上述の監視装置をコンピュータにて実現させる監視装置の監視プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、表示領域を逼迫することなく、上位階層の監視対象の状態および下位階層の監視対象の状態の一覧性を確保することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る監視サーバのハードウェア構成および機能構成の一例を模式的に例示する図である。 本実施形態に係る監視サーバの適用場面の一例を模式的に例示する図である。 階層定義データに定義された、監視チャネルの階層関係の一具体例を示す図である。 監視サーバまたは監視クライアントの表示部に表示されるアイコンの一具体例を示す図である。 表示部に表示されるGUIの一具体例を示す図である。 グループ定義データのデータ構造の一具体例を示す図である。 チャネル定義データのデータ構造の一具体例を示す図である。 監視サーバがデータ収集装置より取得した測定値の時間的変化と閾値との関係を示すグラフである。 監視サーバが実行する監視処理の流れを示すフローチャートである。 表示部に表示されるGUIの一具体例を示す図である。 表示部に表示されるGUIの一具体例を示す図である。 表示部に表示されるGUIの一具体例を示す図である。 監視サーバまたは監視クライアントの表示部に表示されるアイコンの他の例を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
§1 適用例
図2は、本実施形態に係る監視サーバ2(監視装置)の適用場面の一例を模式的に例示する図である。
監視サーバ2は、一例として、現場環境をあらゆる観点で監視する監視システム1に設けられる。本実施形態では、一例として、監視システム1は、現場の消費電力量、温度、湿度、パーティクル(単位容積あたりの埃の量)および照度などの監視項目を監視する。
監視システム1は、監視サーバ2、データ収集装置3およびセンサ4を含む。必要に応じて、監視システム1は、さらに監視クライアント5を含んでもよい。監視サーバ2、データ収集装置3および監視クライアント5は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク6を介して通信可能に接続される。センサ4は、データ収集装置3と有線または無線で通信可能に接続される。
センサ4は、現場環境における各種の物理量を測定し、測定値を得るものである。センサ4は、検出した測定値をデータ収集装置3に送信する。センサ4は、例えば、電力センサ4A~Dであり、現場で稼動する各種電気機器へ電力を供給する電力供給源に接続され、消費電力量を測定値として得る。あるいは、センサ4は、例えば、環境センサ4E~Hである。環境センサ4E~Hは、例えば、温度計、湿度計、パーティクルセンサまたは照度センサである。温度計は、現場空間の温度を測定値として得る。湿度計は、現場空間の湿度を測定値として得る。パーティクルセンサは、現場空間の単位容積あたりの埃の量を測定値として得る。照度センサは、現場空間の照度を測定値として得る。環境センサE~Hは、その他、エア流量センサ、CO2センサ、パルスセンサなどであってもよい。監視システム1において配置されるセンサ4の種類および数は特に限定されない。監視の目的などに応じて適宜の種類のセンサが適宜の数だけ適宜の場所に配置される。
データ収集装置3は、センサ4が得た測定値を収集し記憶するものである。データ収集装置3は、各種のセンサ4から測定値を取得するための接続ポートを複数備える。また、データ収集装置3は、測定値を監視サーバ2に供給するためのLANポートなどの通信ポートを備え、任意のタイミング(例えば、数秒~数分おき、数時間おき、1日おきなど)にて収集した測定値を監視サーバ2に供給する。
データ収集装置3において、各センサ4から得られる測定値は、監視項目ごとに監視チャネルとして管理される。
監視チャネルは、監視項目を監視システム1上で個々のデータとして識別、管理するためのデータであり、監視対象の監視項目に係るステータス(状態)を保持する。例えば、センサ4から得られる測定値は監視チャネルに対応付けられ、該測定値に基づいて導出される監視対象のステータスは、監視チャネルを識別するチャネルIDに紐付けて管理される。本実施形態では、説明を簡易にするために、一例として、データ収集装置3は、1つのセンサ4から得られる1種類の測定値に基づく監視対象のステータスを1つの監視チャネルで管理する。しかし、これに限らず、データ収集装置3は、複数種類の測定値を演算または統合して得た1つの総合測定値を、1つの監視チャネルから出力する機能を備えていてもよい。
図示の例では、監視システム1は、一例として、2台のデータ収集装置3Aおよび3Bを含む。データ収集装置3Aは、図示の例では、4つの監視チャネルを管理しており、1つの監視チャネルには、監視項目として1つの場所の消費電力量が割り当てられていてもよい。また、データ収集装置3Bは、図示の例では、4つの監視チャネルを管理している。例えば、第1の監視チャネルには、監視項目としてある場所の温度が割り当てられており、該監視チャネルにおいて、環境センサ4Eから送信される温度の入出力が管理されてもよい。例えば、第2の監視チャネルには、監視項目としてある場所の湿度が割り当てられており、該監視チャネルにおいて、環境センサ4Fから送信される湿度の入出力が管理されてもよい。例えば、第3の監視チャネルには、監視項目としてある場所のパーティクルが割り当てられており、該監視チャネルにおいて、環境センサ4Gから送信されるパーティクルの入出力が管理されてもよい。例えば、第4の監視チャネルには、監視項目としてある場所の照度が割り当てられており、該監視チャネルにおいて、環境センサ4Hから送信される照度の入出力が管理されてもよい。
監視サーバ2は、監視チャネルごとに得られた測定値を分析し、監視対象のステータスを特定して、その結果をユーザが認識できるように出力するものである。本実施形態では、監視サーバ2は、複数の監視チャネルを複数の階層に分け、複数階層に分かれた監視チャネルの関係性を示した木構造データを用いて現場環境の監視を行う。上述の木構造データを構成するノードは、個々の監視チャネルであってもよいし、複数の監視チャネルを束ねたグループであってもよい。本実施形態では、グループ(第1グループ)は、監視チャネルとともに、下位階層の別のグループ(第2グループ)を直属させてもよい。
図1に示すとおり、監視サーバ2は、複数のグループを含む木構造データであって、各グループが1つ以上の監視チャネルを含む、上述の木構造データを記憶する記憶部12(データ記憶部)と、監視チャネルに対応付けられた監視対象のステータスを特定する状態特定部22と、上述のグループに対応したアイコンを表示させる表示制御部23とを備える。
表示制御部23は、1つのグループにつき、第1表示領域と第2表示領域とを有する単一のアイコンを表示部13に表示させる。表示制御部23は、単一のアイコンを表示させるとき、第1表示領域には、該アイコンに対応するグループに属する複数の監視チャネルのステータスを集約した代表ステータス(代表状態)を表示させ、第2表示領域には、該アイコンに対応するグループに属する一部の監視チャネルのステータスを表示させる。
より具体的には、表示制御部23は、第1表示領域に、アイコンに対応するグループに直属する複数の監視チャネル、および、該グループより下位階層の1以上のグループに属する複数の監視チャネルのうち、少なくとも、該下位階層の1以上のグループに属する複数の監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスを表示させる。一方、表示制御部23は、第2表示領域に、該アイコンに対応するグループに直属する1以上の監視チャネルのステータスを表示させる。
上述の構成によれば、ユーザは、アイコンを1つ確認することにより、該アイコン内の第2表示領域の表示に基づいて、該アイコンに対応するグループ直属の監視チャネルのステータスを知ることができるとともに、第1表示領域の表示に基づいて、該グループより下位階層の1以上のグループで監視されている複数の監視チャネルのステータスをまとめて知ることができる。
このように、2種類の領域を単一のアイコンにまとめることにより、監視項目に係る監視対象のステータスを表示画面に表示するために必要とされる表示領域の省スペース化が実現された上で、グループ直属のステータスと、グループより下位階層のステータスとの一覧性を確保することができる。
さらに、監視システム1において、1以上の監視クライアント5が現場の各所に設けられてもよい。監視クライアント5は、監視サーバ2によって特定された監視対象のステータスを、ユーザが認識できるように出力するものである。監視クライアント5は、表示部52を備え、監視サーバ2が表示部13に表示させたアイコンと同じアイコンを該表示部52に表示させることができる。
監視クライアント5は、現場全体を統括管理している監視サーバ2とは別に、現場の各所に設けられることが好ましい。例えば、監視サーバ2は、1つのビルを統括管理する部署に配置され、一方、監視クライアント5は、ビル内の各フロアに、あるいは、フロア内の各ルームに配置されてもよい。
このようにすれば、ビル全体の管理者だけでなく、フロア管理者、ルーム管理者など、より現場に近い管理者たちにも現場環境の監視結果を報知することができる。
§2 構成例
[ハードウェア構成]
<監視サーバ2>
図1は、本実施形態に係る監視サーバ2のハードウェア構成および機能構成の一例を模式的に例示する図である。本実施形態に係る監視サーバ2は、本発明の「監視装置」の一例である。
本実施形態に係る監視サーバ2は、一例として、制御部10、入力部11、記憶部12および表示部13を備えている。また、監視サーバ2は、一般的なサーバが備える図示しないその他の構成要素を備えていてもよい。例えば、監視サーバ2は、ネットワーク6を介してデータ収集装置3および監視クライアント5と通信するための通信部を備えている。
制御部10は、監視サーバ2を統括制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成される。制御部10は、情報処理に応じて後述する各部の制御を行う。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等の補助記憶装置であり、制御部10で実行される監視プログラム等を記憶する。また、記憶部12は、監視チャネル同士の階層関係、および、各監視チャネルのステータスなどを保持する木構造データ120を記憶している。
入力部11は、ユーザの入力操作を受け付けて、入力操作に対応する信号を制御部10に入力するものである。入力部11は、例えば、マウス、キーボード、リモコン、ボタン、スイッチなど、各種の入力機構またはこれらの組み合わせにより構成されている。
表示部13は、制御部10によって処理された情報を表示するものであり、例えば、液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどによって構成される。本実施形態では、制御部10の表示制御部23によって処理された上述のアイコンは、表示部13に表示される。
<監視クライアント5>
入力部51は、ユーザの入力操作を受け付けて、入力操作に対応する信号を監視クライアント5の不図示の制御部に入力するものである。例えば、監視クライアント5がノートパソコンであるとき、入力部51は、キーボード、マウスなどで構成される。表示部52は、不図示の制御部によって処理された情報を表示するものであり、LCDまたは有機ELディスプレイなどで構成される。監視クライアント5がタブレットであるとき、入力部51および表示部52は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
監視クライアント5は、監視サーバ2からアイコンの表示に係る表示制御コマンドを受信すると、該表示制御コマンドにしたがった表示態様にて、アイコンを表示部52に表示させる。
[機能構成]
<監視サーバ2>
図1に示すとおり、制御部10は、操作受付部20、データ生成部21、状態特定部22、表示制御部23、および、取得部24を含んでいる。制御部10内のブロックで示される各部は、例えば、CPU(central processing unit)がROM(read only memory)等の記憶装置(記憶部12)に記憶されている監視プログラムをRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
操作受付部20は、入力部11に対するユーザの入力操作が反映された入力信号に基づいて、どのような指示が入力されたのかを判別し、制御部10の各部に出力する。例えば、操作受付部20は、入力信号に基づいて、入力部11によって指定された表示部13上の座標を検出するとともに、入力時に表示部13に表示されていたグラフィカルユーザインターフェース(以下、GUI)の配置を考慮して、入力操作の内容を特定する。操作受付部20は、例えば、GUI上のアイコン、トグルボタン、チェックボックス、テキストボックスなど、操作対象のUI部品を判別し、クリック、ダブルクリック、右クリックまたはドラッグなど、該UI部品に対してなされた入力操作の種別を判別する。
データ生成部21は、操作受付部20を介して受け付けられたユーザの入力操作に応答して、現場を監視するために用いられる木構造データを生成する。木構造データは、後述するように、一例として、
(1)監視チャネルおよび該監視チャネルのグループの階層関係を定義した階層定義データ(図3)と、
(2)グループに割り当てられた監視チャネルとそのステータスとを定義したグループ定義データ(図6)と、
(3)監視チャネルに紐付けられた監視項目と、該監視チャネルに紐付けられたセンサ4の測定値の閾値とを定義したチャネル定義データ(図7)と、
を含むように構成される。
データ生成部21は、ユーザの指示にしたがって生成した木構造データ120を記憶部12に記憶する。木構造データ120は、状態特定部22および表示制御部23によって、現場環境の監視のために、読み出され、処理される。
状態特定部22は、監視チャネルに紐付けられた、監視項目に係るステータスを、該監視チャネルに紐付けられたセンサ4の測定値に基づいて特定する。例えば、上述のチャネル定義データには、監視チャネルごとに少なくとも1つの閾値が定義されている。
一例として、1つの監視チャネルにつき2個の閾値を用いて測定値の正常範囲を定義してもよい。この場合、監視チャネルには、下限閾値と上限閾値が定義される。状態特定部22は、センサ4から取得された測定値が下限閾値を下回った場合、および、上限閾値を超えた場合に、該監視チャネルに係るステータスを「異常」と判定してもよい。そして、センサ4から取得された測定値が下限閾値以上かつ上限閾値未満である場合に、該監視チャネルに係るステータスを「正常」と判定してもよい。例えば、温度、湿度または消費電力量に関係する監視チャネルに対しては、このように、下限および上限を決める2個の閾値を設定してもよい。
他の例では、1つの監視チャネルにつき1個の閾値を定義してもよい。この場合、状態特定部22は、センサ4から取得された測定値が該閾値を超えた場合に、該監視チャネルに係るステータスを「異常」と判定してもよい。状態特定部22は、測定値が閾値未満であれば「正常」と判定してもよい。例えば、パーティクルに関係する監視チャネルに対しては、このように、異常と正常を分ける1個の閾値を設定してもよい。
さらに他の例では、より具体的には、チャネル定義データには、監視チャネルごとに、判断基準が異なる2種類以上の閾値が定義されてもよい。例えば、注意喚起を行うべきかどうかを判断基準とする状態判定のための注意値と、警報を報知するべき深刻な状態かどうかを判断基準とする状態判定のための管理値との2種類の閾値が定義されていてもよい。状態特定部22は、ある監視チャネルの測定値が注意値以上管理値未満である場合に、該監視チャネルのステータスを「注意」と判定し、該監視チャネルの測定値が管理値を超えた場合に、該監視チャネルのステータスを「警告」と判定してもよい。状態特定部22は、測定値が注意値未満であれば「正常」と判定してもよい。
なお、それぞれの判断基準に基づく各種の閾値は、それぞれの上限値および下限値で構成されていてもよい。すなわち、1つの監視チャネルにつき、上限管理値、上限注意値、下限注意値、下限管理値の4個の閾値が設定されてもよい。この場合、状態特定部22は、監視チャネルの測定値が、下限注意値以上かつ上限注意値未満である場合に、該監視チャネルのステータスを「正常」と判定してもよい。また、状態特定部22は、測定値が、上限注意値以上かつ上限管理値未満の場合、または、下限管理値以上かつ下限注意値未満の場合に、該監視チャネルのステータスを「注意」と判定してもよい。また、状態特定部22は、測定値が、上限管理値以上または下限管理値未満の場合に、該監視チャネルのステータスを「警告」と判定してもよい。
さらに、状態特定部22は、階層定義データに定義された階層関係に基づいて、ある注目されているグループ(以下、注目グループ)について、該注目グループより下位階層にある下位グループに含まれる複数の監視チャネルの集合を決定し、この集合に含まれる各監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスを特定し、該注目グループに対応付けてグループ定義データにおいて管理する。状態特定部22は、木構造データ120に含まれるグループのうち、下位グループを含むすべてのグループごとに、代表ステータスを特定してもよい。
状態特定部22は、例えば、特定した集合の中で、異常の度合い(異常レベル)が最も高い監視チャネルのステータスを、その集合の代表ステータスとして取り扱う。例えば、状態特定部22は、集合の中に、「正常」のステータスを示す監視チャネルと、「注意」のステータスを示す監視チャネルとが含まれていれば、該集合の代表ステータスを「注意」と特定する。あるいは、状態特定部22は、集合の中に、「警告」のステータスを示す監視チャネルが1つでも含まれていれば、「正常」または「注意」のステータスを示す監視チャネルが多数を占めていても、該集合の代表ステータスを「警告」と特定する。
状態特定部22がグループごとに特定した代表ステータスおよび監視チャネルごとに特定した個別ステータスは、グループ定義データに反映される。
状態特定部22は、さらに、ある注目グループに直属する複数の監視チャネル(以下、直属監視チャネル)の集合を決定し、この集合に含まれる各直属監視チャネルのステータスを集約した直属統合ステータスを特定し、該注目グループに対応付けて管理することもできる。
表示制御部23は、グループ定義データを参照し、状態特定部22によって特定されたステータスに応じて、グループごとのアイコンの表示態様を決定し、決定した表示態様にて該アイコンを表示部13に表示させる。
具体的には、表示制御部23は、グループに対応するアイコンの第1表示領域を、状態特定部22によって特定された、該グループの代表ステータスに応じた色で表示する。そして、表示制御部23は、該アイコンの第2表示領域を、該第2表示領域に割り当てられた1つの直属監視チャネルの個別ステータス、または、複数の直属監視チャネルの直属統合ステータスに応じた色で表示する。
第1表示領域の表示態様と、第2表示領域の表示態様とは、それぞれ独立して制御される。つまり、表示制御部23は、あるグループのアイコンについて、該グループの代表ステータスが「異常」であれば、第1表示領域を異常状態に応じた表示態様、例えば、「異常」を示す色で表示させ、かつ、代表ステータスとは関係なく、第2表示領域を、直属監視チャネルのステータスに応じた色で表示させる。
ただし、ステータスの異常レベルに応じた表示態様の変更の仕方は、第1表示領域と第2表示領域とで統一させておこくことが好ましい。つまり、表示制御部23は、グループの代表ステータスと、該グループの直属監視チャネルのステータスとが互いに同じ異常レベルであるとき、第1表示領域と第2表示領域とを同じ表示態様、例えば、同じ色で表示する。
監視システム1に監視クライアント5が設けられている場合には、表示制御部23は、監視クライアント5に対して、アイコンを、上述のように決定した表示態様にて表示するように指示するための表示制御コマンドを送信してもよい。これにより、監視クライアント5は、監視サーバ2と同じように、アイコンを自装置の表示部52に表示させることができる。
取得部24は、データ収集装置3と通信して、監視チャネルに対応する測定値を取得する。取得部24によって取得された測定値は、状態特定部22によって、監視チャネルのステータスを特定するために参照される。
<データ構造>
図3は、階層定義データに定義された、監視チャネルの階層関係の一具体例を示す図である。図3は、ユーザが階層関係を認識しやすいように、階層定義データをグラフィカルに表現したものであり、制御部10によって処理されるために木構造データ120として記憶部12に格納されている階層定義データは、図3とは異なる適宜のデータ構造を有していてもよい。
階層定義データにおいて、ノードとして、監視チャネルが定義されている。一例として、1つのセンサ4から得られる1種類の測定値に基づいてステータスが特定される監視項目1つにつき、1つの監視チャネルが割り当てられる。
図示の例では、第1ビル全体の積算の消費電力量を意味する監視項目「第1ビル積算電力」は、チャネルID「S0001」の監視チャネルに割り当てられている。同様に、チャネルID「S0002」~「S0013」の監視チャネルにも、必要な適宜の監視項目が割り当てられ、図示の例では、監視システム1において、合計13個の監視チャネルが管理されている。
さらに、階層定義データにおいて、ノードとして、グループが定義されている。木構造データ120において最も下位の階層(最下位階層)のグループは、1または複数の監視チャネルを有するグループとして定義されている。例えば、チャネルID「S0005」~「S0008」の4つの監視チャネルの含む最下位階層のグループとして、グループ名「第1ビル1階第1ルーム」のグループが定義されている。
さらに、階層定義データにおいて、ノードとして、グループを下位階層に含む上位階層のグループが定義されてもよい。上位階層のグループは、下位階層のグループを有するとともに、直接、個別の監視チャネルを直属させることもできる。例えば、グループ名「第1ビル1階」の上位階層のグループは、グループ名「第1ビル1階第1ルーム」のグループを下位階層のグループとして有するとともに、監視項目「第1ビル1階照度」の監視チャネル「S0003」を直属させている。
なお、階層定義データにおいて、下位階層のグループを有する上位階層のグループを有するさらに上位階層のグループが、定義されていてもよい。例えば、グループ名「第1ビル」のグループは、上述の「第1ビル1階」のグループを含むさらに上位階層のグループとして定義されている。
<アイコンの構成>
図4は、表示部13または表示部52に表示されるアイコンの一具体例を示す図である。木構造データ120において、アイコンは、1つのグループにつき、1つ対応付けられている。グループに対応付けられている単一のアイコンは、下位グループ内の監視チャネルおよび直属監視チャネルを含んだ該グループに属するすべての監視チャネルのうち、1または複数の監視チャネルのステータスを反映するための複数の領域を有する。
具体的には、アイコン70は、網掛けで表示された第1表示領域71と、斜線で表示された第2表示領域72とを有する。
第1表示領域71は、アイコンに対応するグループに属する複数の監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスを表示するための領域である。例えば、第1表示領域71は、アイコンに対応するグループの直属監視チャネル、および、該グループより下位階層にある1以上のグループのいずれかに属する複数の下位の監視チャネルのうち、少なくとも、複数の下位の監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスを表示するための領域である。
本実施形態では、一例として、アイコン70は、1つの第1表示領域71を有し、第1表示領域71は、アイコン70に対応付けられたグループの下位の監視チャネルおよび該グループの直属監視チャネルのすべてのステータスを集約した代表ステータスを表示する。例えば、図3に示すグループ「第1ビル1階」のアイコン70において、第1表示領域71は、直属監視チャネル「S0003」、および、下位の監視チャネル「S0005」~「S0008」のすべてのステータスを集約した代表ステータスを表示してもよい。
他の例では、第1表示領域71は、グループの直属監視チャネルを除き、該グループの下位の監視チャネルのすべてのステータスを集約した代表ステータスを表示してもよい。例えば、図3に示すグループ「第1ビル1階」のアイコン70において、第1表示領域71は、下位の監視チャネル「S0005」~「S0008」のステータスを集約した代表ステータスを表示してもよい。
また、他の例では、アイコン70は、第1表示領域71を複数個有していてもよい。例えば、図4に示す第1表示領域71の上半分を、1個目の第1表示領域、第1表示領域71の下半分を、2個目の第1表示領域としてもよい。そして、例えば、1個目の第1表示領域には、下位の監視チャネルのうち、消費電力量に係るすべての監視チャネルのステータスを表示させ、2個目の第1表示領域には、下位の監視チャネルのうち、温度および湿度に係るすべての監視チャネルのステータスを表示させてもよい。
第2表示領域72は、アイコンに対応するグループに属する一部の監視チャネルのステータスを表示するための領域である。例えば、第2表示領域72は、アイコンに対応するグループに直属する1以上の直属監視チャネルのステータスを表示するための領域である。
アイコン70は、少なくとも1つの第2表示領域72を有する。本実施形態では、アイコン70は、複数個の第2表示領域72を有していてもよい。例えば、図4に示すとおり、アイコン70は、第2表示領域72A~Dの4個の第2表示領域72を有していてもよい。
1個の第2表示領域72は、1つの直属監視チャネルの個別ステータスを表示してもよいし、複数の直属監視チャネルの各ステータスを集約した直属統合ステータスを表示してもよい。例えば、図3に示すグループ「第1ビル2階第1ルーム」のアイコン70において、第2表示領域72Aは、直属監視チャネル「S0009」~「S0011」の直属統合ステータスを表示し、第2表示領域72Bは、直属監視チャネル「S0009」の個別ステータスを表示し、第2表示領域72Cは、直属監視チャネル「S0010」の個別ステータスを表示し、第2表示領域72Dは、直属監視チャネル「S0011」の個別ステータスを表示してもよい。
単一のアイコンが有する第2表示領域72の数は、当然ながら、4個に限定されず、1個以上の任意の数の第2表示領域72が単一のアイコン70に設けられてよい。ここで、第2表示領域72の個数を増やすほど、第2表示領域72の1個あたりの面積を狭くするか、または、アイコン70全体を大きくする必要がある。そこで、単一のアイコン70に配置する第2表示領域72の最適な数は、表示部13および表示部52の画面の大きさの制約、ならびに、直属で監視したい監視チャネルの数とアイコン70の視認性とのオフセットの関係を考慮して決定される。
アイコン70は、本質的には、第2表示領域72が複数個ある場合に、これらの各領域が均一に配列されること、かつ、第1表示領域71は第2表示領域72の各領域と接するように配置されることの条件を満たすように構成されることが好ましい。
上述の構成によれば、個々の第2表示領域72の視認性をバランスよく均一に高めることができるとともに、アイコン70全体として収まりがよく、第1表示領域71と第2表示領域72との一体感を示すことができる。結果として、視認性の向上と、表示領域の省スペース化とを両立することが可能となる。
図示の例では、単一のアイコン70は、1個の第1表示領域71と、4個の第2表示領域72とを有する。これにより、1つのアイコン70を見るだけで、ユーザは、該アイコンに対応するグループ内の下位の監視チャネルの代表ステータスが確認できるとともに、グループ直属の4つの直属監視チャネルの個別ステータス、または、複数の直属監視チャネルの直属統合ステータスを確認することができる。
アイコン70において、第1表示領域71と複数個の第2表示領域72とが設けられていることによって、監視機能の利便性は、以下のように格段に向上する。具体的には、監視システム1に多数配置されているセンサ4の測定値について、すべての監視チャネルを一覧表示し、ユーザが一度に全部監視することが望まれるが、表示画面の大きさと犠牲になる視認性とを考慮すると、すべての監視チャネルを一覧表示することは難しい。
しかし、大抵、現場の管理者は、エリア別(棟、フロア、ルームなどごと)に、あるいは、監視の目的別に(品質責任者、省エネ責任者など)のように、複数人設定され、管理者ごとに、注目している監視チャネルは異なる。
そこで、図3に示すように複数の監視チャネルを束ねたグループを定義し、該グループのアイコン70においては、該グループに関わる責任者にとって、常時確認しておきたい監視チャネル、異常の発生頻度が高く注目している監視チャネルなどを、優先的に、第2表示領域72に割り当てればよい。このように、管理者は、第2表示領域72によって、優先度の高い監視項目を常時一目で確認することができ、異常発生をすばやく認識すると同時に、異常の発生場所をすばやく特定することができる。
しかしながら、第2表示領域72に優先的に割り当てられた監視チャネル以外のグループ内の監視チャネルにおいても、異常が発生することは起こり得る。そのような場合に備えて、それ以外の監視チャネルを代表する代表ステータスを第1表示領域71に表示させる。こうして、いざというときには、第1表示領域71の表示によって、管理者は、上述の優先度の高い監視項目を常時確認しつつも、下位の監視チャネルに異常が発生したことをすばやく認識することができる。
また、第1表示領域71と第2表示領域72とを有する単一のアイコン70において、直接の監視チャネルに異常がない場合には第2表示領域72が正常を示す表示態様で表示され、下位を含むいずれかの監視チャネルに異常がある場合には第1表示領域71が異常を示す表示態様で表示される。これにより、管理者は、上位階層の監視対象に異常が生じたのか、下位階層の監視対象に異常が生じたのかを、単一のアイコンにより一目で判別することができる。
さらに、単一のアイコン70は、複数の第2表示領域72を有し、第1表示領域71は、これら複数の第2表示領域72を囲むように配置されることが好ましい。このような配置によれば、グループ内の各監視チャネルを集約した代表ステータスを表す第1表示領域71が、グループ内の直属監視チャネルのステータスを表示する複数の第2表示領域72を囲むようにアイコン70を見せられる。このように各領域を配置すれば、単一のアイコンとして収まりがよくなり、これにより、1つのグループに関連する複数の監視チャネルのステータスを確認する際の視認性が向上する。
さらに、アイコン70において、複数の(例えば、4個)の第2表示領域72を扇形で構成し、これらを合わせて四分割円を構成した上で、該四分割円の円周上に環状に第1表示領域71を設けてもよい。このように、上述の形状にて各領域を配置すれば、個々の領域の視認性が向上するとともに、単一のアイコンとして一層収まりがよくなり、結果として、視認性の向上と、表示領域の省スペース化とを両立できる。
§3 動作例
[木構造データの生成]
図5は、表示部13に表示されるGUIの一具体例を示す図である。表示制御部23は、一例として、管理者が、あるグループに対応付けられたアイコンをカスタマイズするためのGUIとして、グループ定義画面500を生成し、表示部13に表示させる。操作受付部20は、入力部11を介して管理者の入力操作を受け付け、受け付けた時に表示部13に表示されていたグループ定義画面500の配置を考慮して、該入力操作に対応する信号をデータ生成部21に供給する。データ生成部21は、グループ定義画面500に対する管理者の入力操作にしたがって、図6に示すグループ定義データを生成する。
図5に示すとおり、グループ定義画面500は、一例として、グループ「第1ビル1階第1ルーム」のアイコンをカスタマイズするためのGUIである。グループ定義画面500は、例えば、アイコン模型501、ラジオボタン502、ドロップダウンリスト503、リスト504、チェックボックス505、および、ボタン506などのUI部品を含む。
管理者は、アイコン70の4つの第2表示領域72のそれぞれに、監視したい監視チャネルを割り当てることができる。本実施形態では、1つの第2表示領域72に対して、対応するグループに直接所属する直属監視チャネルの1つまたは任意の複数個を割り当てることができる。
ラジオボタン502は、割り当てを行う第2表示領域72を指定するためのUI部品であり、アイコン模型501とともに表示されることにより、管理者は、いずれのラジオボタン502が、いずれの第2表示領域72に対応しているのかを把握することができる。
リスト504は、第2表示領域72に割り当てることができる直属監視チャネルの一覧を表示するためのUI部品であり、リスト504において、監視チャネルごとにチェックボックス505を設けることにより、管理者は、指定した第2表示領域72に割り当てたい直属監視チャネルを選択することができる。リスト504に、複数の直属監視チャネルが挙げられた場合には、管理者は、所望の複数のチェックボックス505にチェックを入れることにより、1つの第2表示領域72に対して、複数の直属監視チャネルを割り当てることができる。図示の例は、アイコン70の第2表示領域72Aに対して、監視チャネル「1階第1ルーム温度」が割り当てられた状態を示している。
必要に応じて、ドロップダウンリスト503が配置されてもよい。これは、リスト504に挙げられる直属監視チャネルが非常に多数ある場合に、管理者が所望の監視チャネルの分類を指定して、所望の直属管理チャネルだけを抽出してリスト504に表示させるためのUI部品である。例えば、ドロップダウンリスト503の「すべて」が選択されると、リスト504には、グループ「第1ビル1階第1ルーム」に直属するすべての監視チャネルが挙げられる。例えば、ドロップダウンリスト503の「電力関連」が選択されると、グループ「第1ビル1階第1ルーム」に直属する監視チャネルのうち、電力に関わる監視チャネルだけが抽出されてリスト504に挙げられる。
リスト504において、管理者が監視チャネルごとに閾値を設定するためのカラムが設けられていてもよい。例えば、管理者は、監視チャネル「1階第1ルーム温度」の「注意値設定」ボタンをクリックして、何℃以上でステータス「注意」と判定させるのかを指定することができる。表示制御部23および操作受付部20は、権限のある特定の管理者のみが閾値の設定を行えるように、これらのUI部品を制御してもよい。
管理者は、4個すべての第2表示領域72に監視チャネルを割り当てる必要はなく、監視チャネルの割り当てがない第2表示領域72があってもよい。管理者は、所望するすべての監視チャネルの割り当て操作を終了させると、例えば、ボタン506をクリックする。
データ生成部21は、ボタン506がクリックされたことに応答して、グループ定義画面500を介して指定された第2表示領域72と監視チャネルとの対応関係を図6に示すグループ定義データに登録する。
図6は、グループ定義データのデータ構造の一具体例を示す図である。グループ定義データにおいて、1つのグループにつき、1つのレコードが定義される。本実施形態における木構造データ120は、図3に示すとおり、6つのグループを含んでいる。よって、グループ定義データには、6つのレコードが定義される。
図6に示すとおり、レコードは、一例として、グループ名、集約範囲、代表ステータス、直属監視範囲1~4、および、直属ステータス1~4の合計11個の項目で構成される。
グループ名の項目には、該当するグループを一意に識別する情報、例えば、グループの名前が格納されている。グループ名は、管理者によって指定されてもよい。
集約範囲の項目には、該当するグループにおいて、まとめて監視する監視チャネルの集合を指定する情報が格納されている。本実施形態では、該当するグループのすべての直属監視チャネルのチャネルIDと、該当するグループより下位階層のグループに含まれるすべての下位の監視チャネルのチャネルIDとが格納されている。
代表ステータスの項目には、集約範囲の項目において指定されたすべての監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスが格納される。本実施形態では、一例として、「正常」、「注意」、「警告」、「エラー」のいずれかのステータスが格納されている。「正常」は、集約範囲の項目で指定されたすべての監視チャネルの測定値が正常の範囲であることを意味する。「注意」は、集約範囲の項目で指定されたすべての監視チャネルの測定値が、管理値を下回っているが、少なくとも1つの監視チャネルの測定値が注意値以上管理値未満であることを意味する。「警告」は、少なくとも1つの監視チャネルの測定値が管理値以上であることを意味する。「エラー」は、少なくとも1つの監視チャネルの測定値が取得できない状態(監視サーバ2とデータ収集装置3との間、または、データ収集装置3とセンサ4との間において通信エラーが発生している状態)を意味する。
直属監視範囲1の項目には、該当するグループのアイコン70において第2表示領域72Aに割り当てられた直属監視チャネルを指定する情報(例えば、チャネルID)が格納されている。
直属ステータス1の項目には、第2表示領域72Aに割り当てられた直属監視チャネルのステータスが格納されている。本実施形態では、一例として、「正常」、「注意」、「警告」、「エラー」、「なし」のいずれかのステータスが格納されている。「正常」は、第2表示領域72Aに割り当てられたすべての直属監視チャネルの測定値が正常の範囲であることを意味する。「注意」は、第2表示領域72Aに割り当てられたすべての直属監視チャネルの測定値が管理値を下回っているが、少なくとも1つの直属監視チャネルの測定値が注意値以上管理値未満であることを意味する。「警告」は、第2表示領域72Aに割り当てられた少なくとも1つの直属監視チャネルの測定値が管理値以上であることを意味する。「エラー」は、少なくとも1つの直属監視チャネルにおいて通信エラーが発生していることを意味する。「なし」は、第2表示領域72Aに監視チャネルの割り当てがないことを意味する。
直属監視範囲2の項目には、該当するグループのアイコン70において第2表示領域72Bに割り当てられた直属監視チャネルを指定する情報が格納されている。直属ステータス2の項目には、第2表示領域72Bに割り当てられた直属監視チャネルのステータスが格納されている。直属監視範囲3の項目には、該当するグループのアイコン70において第2表示領域72Cに割り当てられた直属監視チャネルを指定する情報が格納されている。直属ステータス3の項目には、第2表示領域72Cに割り当てられた直属監視チャネルのステータスが格納されている。直属監視範囲4の項目には、該当するグループのアイコン70において第2表示領域72Dに割り当てられた直属監視チャネルを指定する情報が格納されている。直属ステータス4の項目には、第2表示領域72Dに割り当てられた直属監視チャネルのステータスが格納されている。
こうして、操作受付部20によって受け付けられた管理者の指定にしたがって、データ生成部21が、グループ定義データを生成することにより、監視サーバ2は、グループごとに、代表ステータス、および、直属監視チャネルのステータスの複数を保持することができる。
図7は、チャネル定義データのデータ構造の一具体例を示す図である。チャネル定義データにおいて、1つの監視チャネルにつき、1つのレコードが定義される。本実施形態における木構造データ120は、図3に示すとおり、13個の監視チャネルを含んでいる。よて、チャネル定義データには、13個のレコードが定義される。
図7に示すとおり、レコードは、一例として、監視チャネル名、チャネルID、注意値、および、管理値の4個の項目で構成される。
監視チャネル名の項目には、該当する監視チャネルを一意に識別する情報、例えば、監視チャネルの名前が格納されている。監視チャネル名は、管理者によって指定されてもよく、例えば、「第1ビル積算電力」などのように、どこを監視対象としたどのような監視項目であるのかが誰が見ても分かるように識別力のある文字列が付与されることが望ましい。
チャネルIDの項目には、監視システム1の各装置が監視チャネルを一意に識別する情報が格納されている。チャネルIDは、監視サーバ2またはデータ収集装置3が監視チャネルを識別可能なように、ユニークな番号または記号の羅列で構成されてもよい。チャネルIDは、監視サーバ2またはデータ収集装置3が自動で決定してもよい。監視チャネルとセンサ4とが1対1で対応している場合には、チャネルIDは、センサ4に付与された製品シリアル番号であってもよいし、ネットワーク6上のネットワークアドレスであってもよい。
注意値の項目には、該当する監視チャネルで取得される測定値について、ステータスを「正常」か「注意」かに分けるための閾値である、注意値が格納される。管理値の項目には、該当する監視チャネルで取得される測定値について、ステータスを「注意」か「警告」かに分けるための閾値である、管理値が格納される。注意値および管理値は、センサ4の仕様によって予め固定の値が定められていてもよいし、権限のある管理者によって、グループ定義画面500を介して指定されてもよい。
こうして、操作受付部20によって受け付けられた管理者の指定にしたがって、データ生成部21が、チャネル定義データを生成することにより、監視サーバ2は、現場環境を、監視チャネルとして定義した監視項目ごとに監視することができる。
[ステータスの特定]
図8は、ある監視チャネルに紐付けて取得部24がデータ収集装置3より取得した測定値の時間的変化と閾値との関係を示すグラフである。グラフの横軸は、時間の経過を表し、縦軸は、一例として、測定値としての温度を示す。図示の例に該当する監視チャネルは、監視項目「ある場所の温度」に関する監視チャネルであり、該監視チャネルには、注意値T1と管理値T2とが定義されている。
取得部24は、データ収集装置3と通信して、データ収集装置3がセンサ4から収集した測定値を、監視チャネルに紐付けて随時取得する。例えば、取得部24は、数秒または数分おきに測定値を取得してもよい。
図示のとおり、時点t1において、センサ4が計測した温度が注意値T1に到達したとする。この場合、状態特定部22は、これまで「正常」と特定していた、上述の監視チャネルのステータスを「注意」と特定する。
これに伴い、表示制御部23は、アイコン70の表示態様を変化させて、該当する監視チャネルの「注意」を報知する。具体的には、表示制御部23は、該当する監視チャネルが割り当てられているアイコン70上の第2表示領域72を、「注意」に対応する表示態様にて表示させる。
さらに、状態特定部22は、該当する監視チャネルが、代表ステータスを集約するための集合に含まれている場合に、必要に応じて、該代表ステータスも更新する。例えば、状態特定部22は、上述の集合に含まれている監視チャネルのすべてがこれまで「正常」であって、時点t1において、該当する監視チャネルが初めて「注意」になったことに基づいて、上述の代表ステータスを「正常」から「注意」に更新する。
これに伴い、表示制御部23は、上位階層のアイコン70の表示態様を変化させて、下位階層の監視チャネルにおける「注意」を報知する。具体的には、表示制御部23は、該当する監視チャネルが属している上位階層のグループのアイコン70の第1表示領域71を、「注意」に対応する表示態様にて表示させる。なお、「注意」よりも異常レベルが高い「警告」が他の監視チャネルのステータスとして検出されている場合には、表示制御部23は、異常レベルを下げる報知は行わず、第1表示領域71において「警告」に対応する表示態様を維持する。
また、時点t2において、センサ4が計測した温度が管理値T2に到達した場合には、該当する監視チャネルのステータスを「注意」から「警告」に更新するとともに、該当する監視チャネルが属する集合の代表ステータスも「注意」から「警告」に更新する。
これに伴い、表示制御部23は、「注意」報知のときと同様に、対応するアイコン70の第1表示領域71および第2表示領域72の表示態様を、「警告」に対応する表示態様へと変化させる。
図9は、監視サーバ2が実行する監視処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
図9に示す一連の処理は、例えば、監視サーバ2の電源がオンされ、管理者によって、監視システム1による監視の開始が指示されたことに伴って開始され、管理者によって監視の終了が指示されるまでの間、定期的に繰り返される。これらの一連の処理が実行される前提として、記憶部12には、木構造データ120が格納されている。木構造データ120は、例えば、これらの一連の処理が実行される前に、不図示のデータ生成ステップにて、データ生成部21によって生成されて、記憶部12に格納される。
S101(状態特定ステップ)では、状態特定部22は、監視チャネルごとに、取得部24によって取得された測定値と閾値とを比較し、比較結果に応じて、監視チャネルの個別ステータスを特定する。状態特定部22は、特定した個別ステータスに応じて、図6に示すグループ定義データのうち、まず、直属ステータス1~4の項目を更新する。
S102(状態特定ステップ)では、状態特定部22は、下位階層の監視チャネルのステータスに基づいて、集約範囲の項目で指定された集合の代表ステータスをグループごとに特定する。状態特定部22は、図6に示すグループ定義データのうち、代表ステータスの項目を、特定したとおりに更新する。
S103では、表示制御部23は、木構造データ120のグループ定義データから、グループごとに、代表ステータスと、直属監視チャネルのステータスとを読み出す。
S104(表示制御ステップ)では、表示制御部23は、更新されたステータスに基づいて、各グループのアイコンにおける各表示領域の表示態様を決定する。例えば、表示領域の色を決定する。
S105(表示制御ステップ)では、表示制御部23は、決定した表示態様にて、各アイコンを表示部13に表示させる。ここで、表示制御部23は、監視クライアント5と通信して、決定した表示態様にてアイコンを表示部52に表示させるように、表示制御コマンドを監視クライアント5に対して送信してもよい。
[アイコンの表示]
図10~図12は、表示部13に表示されるGUIの一具体例を示す図である。表示制御部23は、一例として、管理者に対して、現場環境の監視結果を報知するとともに、異常箇所の即時特定を支援するためのGUIとして、監視結果画面601~603を生成し、表示部13に表示させる。操作受付部20は、入力部11を介して管理者の入力操作を受け付け、受け付けた時に表示部13に表示されていた監視結果画面601~監視結果画面603の配置を考慮して、該入力操作に対応する信号を表示制御部23に供給する。表示制御部23は、監視結果画面601~603に対する管理者の入力操作にしたがって、新たな監視結果画面を生成し、表示部13に表示させる。
図10に示すとおり、監視結果画面601は、一例として、最上位階層のグループ「第1ビル」の現場環境を管理者に提示するためのGUIである。監視結果画面601は、一例として、第1サブ画面611、第2サブ画面612、第3サブ画面610の3つのサブ画面に仕切られる。
第1サブ画面611は、該当するグループに対応するアイコンを表示させるためのサブ画面である。図示の例では、第1サブ画面611には、最上位階層のグループ「第1ビル」に対応するアイコン613が配置される。
第2サブ画面612は、該当するグループに対応するアイコンの凡例を表示させるためのサブ画面である。図示の例では、第2サブ画面612には、アイコンの第2表示領域72に割り当てられている監視チャネル名を示す情報と、第2表示領域72の各表示態様が、どのステータスに対応しているのかを示す情報とが配置される。
第3サブ画面610は、該当するグループの1つ下の階層に属する各グループに対応する各アイコンを表示させるためのサブ画面である。本実施形態では、複数の下位のグループのアイコンは、単に、整列して配置されずに、例えば、下記のように配置される。まず、第3サブ画面610には、監視対象が存在する箇所を含んだ広域地図のグラフィックを配置し、該監視対象が存在する箇所に対応するグラフィック上の位置に、アイコンをプロットする。
図10に示す例では、第1ビル全体のグラフィックを配置し、該グラフィックにおいて、監視対象である第1ビルの「1階」付近に、「第1ビル1階」のグループに対応するアイコン615を配置し、第1ビルの「2階」付近に、「第1ビル2階」のグループに対応するアイコン614を配置する。
図10に示す監視結果画面601は、図3に示す階層定義データにおいて、チャネルID「S0009」の監視チャネルのステータスが「注意」と判定され、「S0012」の監視チャネルのステータスが「警告」と判定されたときの報知例を示す。
監視結果画面601において注目グループ「第1ビル」のアイコン613の第2表示領域72Aには「S0001」の、第2表示領域72Bには「S0002」の監視チャネルが割り当てられている。これらの監視チャネルのステータスは「正常」と判定されていることから、表示制御部23は、アイコン613の第2表示領域72Aおよび第2表示領域72Bをステータス「正常」に対応する色(例えば、水色)で表示する。
注目グループ「第1ビル」の集約範囲は、図6のグループ定義データに示すとおり、「S0001」~「S0013」の監視チャネル群である。この集合には、「注意」と判定された「S0009」の監視チャネルと、「警告」と判定された「S0012」の監視チャネルとが下位階層の監視チャネルとして含まれている。これにより、状態特定部22は、注目グループ「第1ビル」の代表ステータスは「警告」と特定する。そこで、表示制御部23は、アイコン613の第1表示領域71を、異常レベルが高い方の「警告」に対応する色(例えば、赤色)で表示する。
一方、表示制御部23は、第3サブ画面610にプロットするアイコン614およびアイコン615の表示態様を以下のように制御する。まず、図3に示すとおり、中間階層のグループ「第1ビル1階」において、直属監視チャネルにも、下位のグループの監視チャネルにも異常は発生していない。そこで、表示制御部23は、グループ「第1ビル1階」について、直属監視チャネルが正常であることを示した第2表示領域72Aと、該グループの下位階層に属する監視チャネルがすべて正常であることを示した第1表示領域71とを含むアイコン615を生成し、第1ビルのグラフィックの1階付近にプロットする。次に、中間階層のグループ「第1ビル2階」において、直属監視チャネルには異常が発生していないが、下位のグループの監視チャネルに「注意」および「警告」の異常が発生している。そこで、表示制御部23は、グループ「第1ビル2階」について、直属監視チャネルが正常であることを示した第2表示領域72Aと、該グループの下位階層に属する監視チャネルの少なくとも1つに「警告」のステータスを持つ監視チャネルがあることを示した第1表示領域71とを含むアイコン614を生成し、第1ビルのグラフィックの2階付近にプロットする。
これにより、管理者は、1つのアイコン613を一目見ただけで、注目グループである第1ビル全体として直接監視している監視項目には異常が発生していないことと、第1ビルのどこかで異常が発生していることとを、瞬時に確認することができる。
さらに、第3サブ画面610において、注目グループの1つ下の階層のグループのアイコンが、監視場所のグラフィック上にプロットされていることにより、管理者は、「警告」の異常が、第1ビルの1階ではなく、2階において発生していること、および、「第1ビル2階」のグループで直接監視している監視項目には異常が発生しておらず、その下位の監視項目において異常が発生していることを、一目で確認することができる。
さらに、表示制御部23は、監視結果画面601の各アイコンを、選択操作が可能なように(例えば、クリッカブルに)表示する。具体的には、操作受付部20は、表示部13に表示されているアイコンに対する選択操作を、入力部11を介して受け付けることができる。アイコンが選択されると、表示制御部23は、選択されたアイコンに対応する上位階層のグループ(第1グループ)に含まれる、1つ下の下位階層のグループ(第2グループ)に対応する別のアイコンを表示させる。選択された上位階層のグループが、1つ下の階層に複数のグループを有している場合には、表示制御部23は、それらの各グループに対応するように、複数の別のアイコンを表示させる。
例えば、操作受付部20が、グループ「第1ビル2階」に対応するアイコン614に対する管理者のクリック操作を受け付けると、表示制御部23は、グループ「第1ビル2階」の1つの下の階層にある、2つのグループ「第1ビル2階第1ルーム」および「第1ビル2階第2ルーム」のそれぞれに対応する2つのアイコンを含む監視結果画面602に表示を切り替える。
図11に示すとおり、監視結果画面602は、一例として、先の監視結果画面601において選択された、中間階層のグループ「第1ビル2階」の現場環境を管理者に提示するためのGUIである。監視結果画面602は、監視結果画面601と同様に、第1サブ画面611、第2サブ画面612、第3サブ画面610の3つのサブ画面に仕切られる。
第1サブ画面611には、該当するグループに対応するアイコンが表示される。本実施形態では、監視結果画面601で選択された「第1ビル2階」に対応するアイコン614が表示される。第2サブ画面612には、第1サブ画面611に表示されているアイコンの凡例が表示される。
別の実施形態では、現在選択されているグループがどの階層のグループであるのかに拘わらず、第1サブ画面611は、常に、管理者によって管轄されるグループのアイコンを表示してもよい。例えば、ビル全体を管轄する管理者が使用する監視サーバ2では、第1サブ画面611には「第1ビル」に対応するアイコン613を常に表示させてもよい。
第3サブ画面610には、該当するグループの1つ下の階層に属する各グループに対応する各アイコンを表示させる。図示の例では、該当するグループは、「第1ビル2階」であるので、「第1ビル2階」の1つ下の階層に属するグループ「第1ビル2階第1ルーム」と「第1ビル2階第2ルーム」とのそれぞれに対応するアイコン616とアイコン617とを表示させる。本実施形態では、第3サブ画面610に、まず、第1ビルの2階全体のマップを配置し、マップ上の第1ルームおよび第2ルームに対応する箇所に、アイコン616およびアイコン617をそれぞれプロットする。
図11に示す例では、図3に示す階層定義データにおいて、「第1ルーム」のグループ直下のチャネルID「S0009」の直属監視チャネルのステータスが「注意」と判定されている。したがって、表示制御部23は、「第1ルーム」のアイコン616において、チャネルID「S0009」が割り当てられている第2表示領域72Aを、ステータス「注意」に対応する色(例えば、黄色)で表示する。表示制御部23は、チャネルID「S0009」が、「第1ルーム」のグループの集約範囲に含まれている場合には、第1表示領域71も、ステータス「注意」に対応する同じ色で表示する。
また、図11に示す例では、図3に示す階層定義データにおいて、「第2ルーム」のグループ直下のチャネルID「S0012」の直属監視チャネルのステータスが「警告」と判定されている。したがって、表示制御部23は、「第2ルーム」のアイコン617において、チャネルID「S0012」が割り当てられている第2表示領域72Aを、ステータス「警告」に対応する色(例えば、赤色)で表示する。表示制御部23は、チャネルID「S0012」が、「第2ルーム」のグループの集約範囲に含まれている場合には、第1表示領域71も、ステータス「警告」に対応する同じ色で表示する。
これにより、管理者は、監視結果画面602の第3サブ画面610を確認することにより、第1ルームで「注意」のステータス異常が発生していることと、第2ルームで「警告」のステータス異常が発生していることとを、監視結果画面601よりも詳細に確認することができる。
さらに、表示制御部23は、監視結果画面602の各アイコンを、選択操作が可能なように表示する。例えば、アイコン616がクリックされると、表示制御部23は、「第1ルーム」を該当グループとする監視結果画面(不図示)へと表示部13の表示を切り替える。アイコン617がクリックされると、表示制御部23は、「第2ルーム」を該当グループとする監視結果画面603(図12に基づいて後述)へと表示部13の表示を切り替える。
さらに、表示制御部23は、第3サブ画面610に配置する、階層関係を示す文字列を、選択操作が可能なように表示してもよい。例えば、「第1ビル2階」の上位階層のグループ「第1ビル」の文字列がクリックされると、表示制御部23は、「第1ビル」を該当グループとする図10の監視結果画面601へと表示部13の表示を戻してもよい。
図12は、図3に示す階層定義データにおいて最下位階層のグループ、すなわち、監視チャネルを直属させているのみで、他のグループを直下に持たないグループに対応する監視結果画面603を示す。図12に示すとおり、監視結果画面603は、一例として、先の監視結果画面602において選択された、最下位階層のグループ「第1ビル2階第2ルーム」の現場環境を管理者に提示するためのGUIである。監視結果画面603は、監視結果画面601および監視結果画面602と同様に、第1サブ画面611、第2サブ画面612、第3サブ画面610の3つのサブ画面に仕切られる。
第1サブ画面611には、該当するグループとして「第1ビル2階第2ルーム」に対応するアイコン617が表示される。第2サブ画面612には、第1サブ画面611に表示されているアイコン617の凡例が表示される。
第3サブ画面610には、該当する最下位階層のグループに直属する直属監視チャネルごとの監視結果が表示される。監視結果は、一例として、該当する監視チャネルにてセンサ4によって計測された測定値を時系列で示したグラフを含む。
監視結果618は、「第1ビル2階第2ルーム」のグループに直属する直属監視チャネル「2階第2ルーム温度」のグラフを含む。監視結果619は、「第1ビル2階第2ルーム」のグループに直属する直属監視チャネル「2階第2ルーム湿度」のグラフを含む。
表示制御部23は、ステータス異常が発生している直属監視チャネルの監視結果の表示態様を、他のものと異ならせてもよい。例えば、ステータス異常(例えば、「警告」)が発生している監視チャネルは、「2階第2ルーム温度」であるので、表示制御部23は、監視結果618を、ステータス「警告」に対応する色(例えば、赤色)で強調表示してもよい。
これにより、管理者は、ステータス異常が発生している監視チャネルの測定値をすばやく確認することができるようになる。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態では、管理者にステータス異常を報知する単一のアイコンが、該アイコンに対応するグループに属する複数の監視チャネルのステータスを集約した代表ステータスを表示するための第1表示領域と、該アイコンに対応するグループに属する一部の監視チャネルのステータスを表示させる第2表示領域とを有している。第1表示領域は、少なくとも、上述のグループより下位階層に属する下位の監視チャネルを少なくとも含む監視チャネルの集合について、ステータスを集約した代表ステータスを表示するための領域である。第2表示領域は、アイコンに対応するグループに直属する1または複数の直属監視チャネルのステータスを表示するための領域である。
したがって、このような第1表示領域と第2表示領域とを有する単一のアイコンにおいて、直属の監視チャネルに異常がない場合には第2表示領域が正常を示す表示態様で表示され、下位を含むいずれかの監視チャネルに異常がある場合には第1表示領域が異常を示す表示態様で表示される。これにより、管理者は、上位階層の監視対象に異常が生じたのか、下位階層の監視対象に異常が生じたのかを、単一のアイコンにより一目で判別することができる。
また、第1表示領域と第2表示領域とは単一のアイコンとして収まりよく配置されるため、階層別に異常報知を行いながらも、表示のための場所がかさばらず、表示領域を逼迫しないというメリットがある。
特に、アイコンを、単に、整列して一覧表示するのではなく、図10または図11に示すように、監視対象箇所を含む広域のマップなどにプロットして、異常箇所をよりグラフィカルに表現するような表示形態では、アイコンを表示させる位置にも工夫が必要となる。そのため、視認性および一覧性を高めつつ、表示領域を逼迫しないように単一のアイコンに収めることは、より一層大きなメリットをもたらす。
さらに、図10~図12に基づいて説明したとおり、下位階層で発生した異常なステータスを第1表示領域にて報知しているアイコンは、選択操作に応答して、異常な監視チャネルを含むさらに下位階層のグループに対応するアイコンを呼び出すように構成される。これにより、下位階層での異常の発生を管理者にすばやく認識させるだけでなく、さらに異常発生箇所をより早く特定できるように管理者を誘導することが可能な支援ツールとしてアイコンを機能させることができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。
アイコン70は、円形に限らず、楕円、正方形、長方形、多角形、など様々な形状とすることができる。
図13は、アイコン70の他の例を示す図である。アイコン70は、図13に示すように、円の中央に第1表示領域71を有し、その外周に第2表示領域72を有する配置とすることができる。このような場合も、第1表示領域71および第2表示領域72を、視認性および一覧性を高めつつ、収まり良く単一のアイコンにまとめることができる。
なお、第2表示領域72の配列は、放射状の配列に限定されない。アイコン70のさらに他のバリエーションとして、例えば、複数の第2表示領域72は、横または縦一列などのように均等に並ぶように配列されてもいいし、N個×M個(例えば、3×2など)のマトリクス状に配列されてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
監視サーバ2の制御ブロック(特に、操作受付部20、データ生成部21、状態特定部22、表示制御部23および取得部24)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、監視サーバ2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1…監視システム、2…監視サーバ(監視装置)、3…データ収集装置、4…センサ、5…監視クライアント、6…ネットワーク、10…制御部、11…入力部、12…記憶部(データ記憶部)、13…表示部、20…操作受付部、21…データ生成部、22…状態特定部、23…表示制御部、24…取得部、51…入力部、52…表示部、70…アイコン、71…第1表示領域、72、72A~72D…第2表示領域、120…木構造データ、T1…注意値(閾値)、T2…管理値(閾値)

Claims (11)

  1. 複数のグループを含む木構造データであって、各グループが1つ以上の監視チャネルを含む、前記木構造データを記憶するデータ記憶部と、
    前記監視チャネルの状態を特定する状態特定部と、
    前記グループに対応したアイコンを表示させる表示制御部であって、単一の前記アイコンは第1表示領域と第2表示領域とを有し、前記第1表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに属する複数の前記監視チャネルの状態を集約した代表状態を表示させ、前記第2表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに属する一部の前記監視チャネルの状態を表示させる、前記表示制御部とを備える、監視装置。
  2. 前記状態特定部は、前記アイコンに対応する前記グループの下位に属する複数の前記監視チャネルの状態のうち、最も異常レベルが高い前記監視チャネルの状態を、該グループの前記代表状態とする、請求項1に記載の監視装置。
  3. 各監視チャネルに対応する測定値を取得する取得部を備え、
    前記監視チャネル毎に閾値が設定されており、
    前記状態特定部は、前記監視チャネルに対応する前記測定値と前記閾値とを比較することで、該監視チャネルの状態を特定する、請求項1または2に記載の監視装置。
  4. 前記表示制御部は、前記代表状態に応じて前記第1表示領域の色を変更する、請求項1から3のいずれか一項に記載の監視装置。
  5. 前記表示制御部は、前記代表状態と前記監視チャネルの状態とが互いに同じとき、前記第1表示領域と前記第2表示領域とを同じ色で表示する、請求項4に記載の監視装置。
  6. 単一の前記アイコンは、複数の前記第2表示領域を有し、
    前記第1表示領域は、複数の前記第2表示領域を囲む、請求項1から5のいずれか1項に記載の監視装置。
  7. 前記表示制御部は、前記代表状態が異常状態であるとき、単一の前記アイコンにおいて、
    前記第1表示領域を異常状態に応じた形態で表示させ、かつ、
    前記代表状態とは関係なく、前記第2表示領域を前記一部の前記監視チャネルの状態に応じた形態で表示させる、請求項1から6のいずれか一項に記載の監視装置。
  8. ユーザから、表示されている前記アイコンの選択を受け付ける入力部を備え、
    前記アイコンが選択されると、前記表示制御部は、選択された前記アイコンに対応する第1グループに含まれる第2グループに対応する別のアイコンを表示させる、請求項1から7のいずれか一項に記載の監視装置。
  9. 複数のグループを含む木構造データであって、各グループが1つ以上の監視チャネルを含む、前記木構造データを生成するデータ生成ステップと、
    前記監視チャネルの状態を特定する状態特定ステップと、
    前記グループに対応したアイコンを表示させる表示制御ステップであって、単一の前記アイコンは第1表示領域と第2表示領域とを有し、前記第1表示領域は、該アイコンに対応する前記グループの下位に属する複数の前記監視チャネルの状態を集約した代表状態を表示させ、前記第2表示領域は、該アイコンに対応する前記グループに含まれる一部の前記監視チャネルの状態を表示させる、前記表示制御ステップとを含む、監視方法。
  10. 請求項1に記載の監視装置としてコンピュータを機能させるための監視プログラムであって、前記状態特定部および前記表示制御部としてコンピュータを機能させるための監視プログラム。
  11. 請求項10に記載の監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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