JP6648715B2 - バランス訓練装置およびバランス訓練装置の制御方法 - Google Patents

バランス訓練装置およびバランス訓練装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、バランス訓練装置およびバランス訓練装置の制御方法に関する。
倒立振子型の移動装置を、訓練者である搭乗者がバランスを取りながら走行させることにより、歩行に必要な重心移動を訓練者に習得させるバランス訓練装置が知られている。訓練は、移動装置の移動を表示装置に表示されたキャラクタの移動に連動させ、表示装置を介して与えられるゲーム形式の課題を達成することにより行われることがある。訓練者は、このような課題を連続的に試行することにより、一定のトレーニング効果を得る。
特開2016−73386号公報
倒立振子型の移動装置を移動させられる範囲は、バランス訓練装置全体の大きさとの兼ね合いより、大きくすることが難しい。そこで、個々の課題は、移動装置が初期位置から移動を開始して初期位置に戻るように設定されている。したがって、直前の課題の終了時に移動装置が初期位置に戻っていないとしても、次の課題は初期位置からの移動を前提として与えられる。移動装置の搭乗者はバランス訓練を必要とする訓練者であるので、初期位置まで適切に戻れないことも多く、次の課題に対応することがより困難となってしまうことがあった。訓練者が課題に対応できなくなると、課題への意欲減退を招き、期待するトレーニング効果が得られなくなってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、訓練者の課題への意欲を維持して高いトレーニング効果を期待できるバランス訓練装置を提供するものである。
本発明の第1の態様におけるバランス訓練装置は、訓練者が搭乗して移動操作を行う倒立振子型の移動装置と連動するバランス訓練装置であって、移動装置の位置を検出する検出部と、訓練者に初期位置から目標位置への往復移動を所定時間以内に行わせる課題を設定すると共に、課題の進行を示す映像に移動装置の位置に対応して訓練者を示すキャラクタを重畳して表示部に表示させる制御部とを備え、制御部は、直後に実行する課題の初期位置を直前に実行した課題の終了時における移動装置の位置に修正すると共に、初期位置の修正に応じて目標位置を修正する。
このように、直前の課題終了時における移動装置の位置に応じて直後の課題の初期位置と目標位置を修正するので、訓練者が直後の課題を達成できる可能性を高めることができ、課題の試行への意欲が損なわれる虞が少ない。しかも、直後の課題を単に容易なものへ変更するのではなく、もともと設定されていた課題を修正するので、課題の難易度をある程度維持することができ、高いトレーニング効果が得られることも期待できる。
また、上記のバランス訓練装置において、制御部は、初期位置の修正によって課題が目標とする往復の移動距離に対して不足が生じた場合には、ひとつの課題ゲームとして連続して与えられる課題のうち不足が生じた当該課題よりも後に実行される課題において訓練者の負荷が大きくなるように調整しても良い。このように後の課題を調整することにより、当初期待したトレーニング効果に近い効果を得ることができる。
また、制御部は、初期位置の修正に基づいて、課題の達成に対して賦与されるスコアを調整して表示部に表示しても良い。表示部にキャラクタを表示して行う課題形式のトレーニングにおいて、達成度合に応じて賦与されるスコアは、意欲向上に貢献するのみならず、トレーニング量を客観的に評価するための指標にもなる。したがって、このように調整されたスコアは、より正確にトレーニング量を評価する指標として利用できる。
また、制御部は、直前に実行した課題の終了時における移動装置の位置が、初期位置から予め定められた距離以内である場合は、直後に実行する課題の初期位置を修正しないようにすることもできる。このように処理を簡略化することにより、制御部の負荷を低減することができる。
本発明の第2の態様におけるバランス訓練装置の制御方法は、訓練者が搭乗して移動操作を行う倒立振子型の移動装置と連動するバランス訓練装置の制御方法であって、訓練者に初期位置から目標位置への往復移動を所定時間以内に行わせる第1の課題と第2の課題を設定する設定ステップと、第1の課題の開始後に、第1の課題の進行を示す映像に移動装置の位置に対応して訓練者を示すキャラクタを重畳して表示部に表示させる表示ステップと、第2の課題における初期位置を、第1の課題の終了時における移動装置の位置に修正すると共に、初期位置の修正に応じて第2の課題における目標位置を修正する修正ステップとを有する。
このように、第1の課題の終了時における移動装置の位置に応じて第2の課題の初期位置と目標位置を修正するので、訓練者が第2の課題を達成できる可能性を高めることができ、課題の試行への意欲が損なわれる虞が少ない。しかも、第2の課題を単に容易なものへ変更するのではなく、もともと設定されていた課題を修正するので、課題の難易度をある程度維持することができ、高いトレーニング効果が得られることも期待できる。
本発明により、訓練者の課題への意欲を維持して高いトレーニング効果を期待できるバランス訓練装置を提供することができる。
本実施形態にかかるバランス訓練装置の概略斜視図である。 移動装置の概略斜視図である。 バランス訓練装置のシステム構成を示す図である。 課題試行中の表示映像の例を示す図である。 課題試行中の表示映像の推移を示す図である。 課題試行中に移動装置が移動する様子を示す図である。 課題リストを説明する図である。 同方向への課題が連続する場合の課題修正の一例を説明する図である。 異方向への課題が連続する場合の課題修正の一例を説明する図である。 課題修正の変形例を説明する図である。 課題修正の更なる変形例を説明する図である。 一回の課題ゲームの開始から終了までの処理を示すフロー図である。 他の例における一回の課題ゲームの処理を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態にかかるバランス訓練装置の一例としての訓練装置100の概略斜視図である。訓練装置100は、片麻痺などの障害を持つ障害者が歩行に必要な重心移動を習得するためや、足関節に障害を抱える患者が足関節機能を回復させるための装置である。訓練装置100は、連動して作動する移動装置120を含む。例えば、足関節機能を回復させたい訓練者900がバランスを取りつつ移動装置120に搭乗を続けようとすると、移動装置120は、訓練者900の足関節にリハビリ効果を期待できる程度の負荷を与えることができる。
訓練装置100は、主に、全体の骨格を成すフレーム130に取り付けられた制御盤133、ハーネス引張部112と、訓練者900が搭乗する移動装置120を備える。
訓練者900やオペレータは、移動装置120をフレーム130に囲まれた走行面に移動させてから、訓練を実施する。走行面には、移動装置120の正常な移動範囲として移動制限範囲190が設定されている。また、その中央付近に、移動装置120の基準位置となる初期位置Vsが設定されている。初期位置Vsは、訓練者900等が認識できるように、床面等にマーキングが施されている。また、移動制限範囲190も、訓練者900等が視認識できるように、床面等にマーキングが施されていることが好ましい。
フレーム130は、モータやセンサの制御を行う全体制御部210を収容する制御盤133や、訓練の進捗状況等を表示する例えば液晶パネルである表示部138などを支持している。また、フレーム130は、訓練者900の頭上部付近でハーネス引張部112を支持している。
訓練装置100は、装具110、ハーネスワイヤ111、ハーネス引張部112を主な構成要素とする、安全装置としてのハーネス装置を備える。ハーネス装置は、訓練者900がバランスを崩しそうな場合に、訓練者900の上体を支えて訓練者900の安全を図る。装具110は、訓練者900の腰部に巻き付けられるベルトであり、例えば面ファスナによって腰部に固定される。ハーネスワイヤ111は、一端が装具110に連結されており、他端がハーネス引張部112の巻取機構に連結されている。ハーネス引張部112の巻取機構は、不図示のモータをオン/オフさせることにより、ハーネスワイヤ111を巻き取ったり繰り出したりする。
移動装置120は、倒立振子の姿勢制御モデルに基づいて姿勢を保ちつつ移動する同軸二輪車であり、訓練装置100と連動して作動する倒立移動訓練装置である。移動装置120の位置は、フレーム130に設置された位置センサ113によって検出される。位置センサ113は、例えば、レーザレンジファインダや超音波センサである。なお、本実施形態において位置センサ113は、移動制限範囲190内に示す矢印方向における一次元上の移動装置120の位置を検出するが、位置センサ113は、二次元上の位置や回転量も検出できるものであっても良い。
図2は、移動装置120の概略斜視図である。移動装置120は、全体の骨格を成す基台126に、左右に跨がる搭乗台121、左駆動輪123、右駆動輪124、ハンドルユニット125が備え付けられて構成されている。
ハンドルユニット125は、訓練者900が把持してバランスを保つための支えとしての機能を担うと共に、前進および旋回を指示するための指示受付部としての機能を担う。具体的には、移動装置120は、訓練者900がハンドルユニット125を前方に傾斜させると前進し、後方に傾斜させると後進する。同様に、進行方向に対して左側に傾斜させると左方向へ旋回し、右側に傾斜させると右方向へ旋回する。なお、後述する課題においては、訓練者900は移動装置120を前進させたり後進させたりするが旋回はさせないので、移動装置120は、旋回機能を省いたものであっても良い。
左駆動輪123は、左右の搭乗台121の中心に対して左側に偏位して取り付けられており、不図示のモータによって回転駆動される。右駆動輪124は、左右の搭乗台121の中心に対して右側に偏位して取り付けられており、不図示のモータによって回転駆動される。左駆動輪123と右駆動輪124は、同軸芯線上に平行に配置されている。したがって、左駆動輪123と右駆動輪124が、同じ方向に同じ速度で回転すれば直進するし、異なる速度で回転すれば左右に旋回する。後述する移動体制御部は、訓練者900が搭乗した移動装置120の全体の姿勢を検知して、訓練者900が搭乗した状態を安定的に維持できるように左駆動輪123と右駆動輪124の回転を制御する。
荷重センサ122は、左右の搭乗台121のそれぞれに埋め込まれた荷重センサであり、訓練者900の各脚からの荷重を検知する。バッテリ129は、移動装置120を動作させるために必要な電力を供給する。バッテリ129は、例えばリチウムイオン電池であり、充電により繰り返し利用できる。
次に訓練装置100のシステム構成について説明する。図3は、訓練装置100のシステム構成図である。全体制御部210は、例えばCPUであり、メモリ214から読み込んだ制御プログラムを実行することにより、装置全体の制御を実行する。操作受付部211は、訓練者900やオペレータからの入力操作を受け付けて、操作信号を全体制御部210へ送信する。訓練者900やオペレータは、操作受付部211を構成する、装置に設けられた操作ボタンやタッチパネル、付属するリモコン等を操作して、電源のオン/オフやトレーニングの開始の指示を与えたり、設定に関する数値の入力やメニュー項目の選択を行ったりする。
表示制御部212は、全体制御部210からの表示信号に従って、後述する課題ゲームのグラフィック映像等を生成し、表示部138に表示する。ハーネス駆動部213は、ハーネス引張部112を構成する、ハーネスワイヤ111を引張するためのモータとその駆動回路を含む。全体制御部210は、ハーネス駆動部213へ駆動信号を送ることにより、ハーネスワイヤ111の巻き取りと、ハーネスワイヤ111の引張力を制御する。
位置センサ113は、検出した移動装置120の位置を全体制御部210へ送信する。メモリ214は、不揮発性の記憶媒体であり、例えばソリッドステートドライブが用いられる。メモリ240は、訓練装置100を制御するための制御プログラム等を記憶している。メモリ240は、特に、訓練者900が楽しくトレーニングできるようにゲーム形式で連続する課題を与えるプログラムである課題ゲーム215を記憶している。また、制御に用いられる様々なパラメータ値、関数、ルックアップテーブル等を管理するデータベース216を記憶している。
上述のように、移動装置120は、フレーム130に囲まれた走行面上を走行するが、訓練装置100は、移動装置120に指令を与えたり、センサ情報を受け取ったりするために、全体制御部210に接続された通信接続IF219を備える。移動装置120も、通信接続IF219と有線または無線によって接続される通信接続IF229を備える。通信接続IF229は、移動装置120の移動体制御部220に接続されている。通信接続IF219、229は、通信規格に則った例えば無線LAN等の通信インタフェースである。
移動体制御部220は、例えばCPUであり、全体制御部210から与えられた制御プログラムを実行することにより、移動装置120の制御を実行する。また、移動装置120の状態を、通信接続IF219、229を介して全体制御部210へ通知する。また、全体制御部210からの指令を受けて、移動装置120の起動/停止等を実行する。
駆動輪ユニット221は、左駆動輪123、右駆動輪124を駆動するための駆動回路やモータを含み、移動体制御部220は、駆動輪ユニット221へ駆動信号を送ることにより、左駆動輪123、右駆動輪124の回転を制御する。
姿勢センサ222は、加速度センサやジャイロセンサを含み、移動体制御部220の要求信号に応じて検出信号を移動体制御部220へ送信する。移動体制御部220は、これらの検出信号から移動装置120の倒立状態を認識し、倒立状態を維持するために必要な駆動信号を生成して駆動輪ユニット221へ送信する。
バッテリセンサ223は、バッテリ129の残容量を検出する残容量センサや、バッテリ129の温度を監視する温度センサを含む。バッテリセンサ223は、残容量や温度を含むバッテリ129の各種検出結果を移動体制御部220へ送信する。
荷重センサ122は、訓練者900が搭乗したことを検出して、検出信号を移動体制御部220へ送信する。移動体制御部220は、当該検出信号を受信したら、搭乗者が搭乗したと認識して、倒立振子の姿勢制御を開始する。
ハンドルユニット125は、基台126に軸支された軸支部分に設けられた角度センサを含む。ハンドルユニット125は、角度センサが検出した傾斜方向と角度を検出信号として移動体制御部220へ送信する。
本実施形態においては、課題ゲーム215を実行することにより、訓練者900にトレーニングを促す。全体制御部210によって処理される課題ゲーム215は、刻々と変化するグラフィック映像を生成して表示部138に映しだし、訓練者900は、その映像に促されて移動装置120の移動操作を行う。
図4は、課題試行中の表示映像の例を示す図である。図は、表示部138に表示された映像であり、複数の課題ゲーム215の中からテニスをモチーフにしたものが選択され、実行されている様子を示している。
中央に表示されたテニスコートの右側には、テニスボールBを投擲するキャラクタMが背景画像に重畳して配され、同じく左側には、投擲されたテニスボールBを打ち返すキャラクタPが背景画像に重畳して配されている。キャラクタMは、課題ゲーム215が与える課題に合わせて上下に移動したり投擲したりする動作を表現する。キャラクタPは、訓練者900を示すキャラクタであり、移動装置120の移動に合わせて上下に移動したり、テニスボールBの到達に合わせてラケットを振ったりする動作を表現する。テニスボールBは、キャラクタM、Pの動作に合わせて、テニスコート上を左右に往復する。
また、ゲームの状況を表す情報も表示される。図示する例では、課題ゲーム215の中から「テニス」のゲームが選択されていることを示す「トレーニングゲーム01」、難易度を示す「レベル03」、現時点での得点を表す「スコア01500」が表示されている。スコアは、課題の達成に対して賦与される数値であり、例えば、テニスボールBを打ち返すごとに100点が加点され、初期位置に戻れなかった場合には初期位置までの距離に応じて減点される。
画面の右上には、バッテリ129の残容量を示すアイコンIが表示される。アイコンIは、残容量に応じて変化する。具体的には、バッテリセンサ223が検出した検出信号を、移動体制御部220を経由して全体制御部210が受け取り、その結果に応じてアイコンIを表示する表示信号を生成して表示制御部へ送信する。
課題ゲーム215は、複数の課題を連続して与え、訓練者900に試行させる。「テニス」のゲームの場合、1つの課題は、投擲されたテニスボールBを一回打ち返すものである。1つの課題の試行について、より具体的に説明する。図5は、課題試行中の表示映像の推移を示す図である。また、図6は、課題試行中に移動装置が移動する様子を上方から観察した図である。図5(a)と図6(a)、図5(b)と図6(b)、図5(c)と図6(c)が、それぞれ対応している。
図5(a)は、課題開始直前の様子を示し、キャラクタPは、上下方向の真ん中である初期位置Tsに位置している。キャラクタMも、初期位置Tsに対してコートを挟んで反対側に位置している。図6(a)は、このときの訓練者900の状況を示し、移動装置120は、移動制限範囲190の中央である初期位置Vs上に留まっている。すなわち、訓練者900が課題の開始まで待機している状況である。
なお、訓練者900は、図5(a)の画面が表示されている表示部138を注視しているので、移動装置120が表示部138へ向かって移動する場合を前進とする。また、移動装置120が表示部138から遠ざかるときにも訓練者900は表示部138を注視したままなので、移動装置120が表示部138から遠ざかる場合を後進とする。
図5(b)は、課題開始直後の様子を示し、キャラクタMは、この課題に設定された目標位置BhへテニスボールBを到達させるべく、コートの上方へ移動してテニスボールBを投擲する。すると、テニスボールBは、図示する軌跡に沿って移動する。テニスボールBが移動する速さは、レベルに応じて予め定められており、レベルが高いほど速い。
訓練者900は、テニスボールBがBhに到達する前に、Bhで打ち返すことができる打撃位置ThまでキャラクタPを移動させる。すなわち、図6(b)に示すように、訓練者900は、移動装置120を移動制限範囲190において打撃位置Thに対応する目標位置Vhへ前進させる。
テニスボールBがBhに到達する前にキャラクタPをThまで移動させることができれば、テニスボールBが到達したときにラケットが振られ、テニスボールBは打ち返される。図5(c)は、キャラクタPがテニスボールBを打ち返した後に初期位置Tsまで戻る様子を示す。訓練者900は、テニスボールBがコートの右端に到達するまでにキャラクタPを初期位置Tsへ戻すべく、図6(c)に示すように、移動装置120を初期位置Vsへ向かって後進させる。
図5、図6を用いて説明した課題は、表示部138に表示したキャラクタP等の動作を連動させて、訓練者900に移動装置120を初期位置Vsから目標位置Vhまで前進させ、再び初期位置Vsまで後進させる課題であった。1つ1つの課題は、移動装置120を移動させる目標位置Vhまでの距離と方向で定義され、課題の全体は、課題リストによって管理されている。
図7は、課題リストを説明する図である。課題リストは、メモリ214のデータベース216に予め記憶されている。図示するように、1つ1つの課題には課題番号H1、H2、…Hnが与えられている。そして、それぞれの課題に対応して、初期位置Vsから目標位置Vhまでの距離D1、D2、…Dnと、方向「+」または「−」とが関連づけられている。方向「+」は、目標位置Vhが初期位置Vsに対して表示部138側に位置することを表し、方向「−」は、目標位置Vhが初期位置Vsに対して表示部138側とは反対側に位置することを表す。したがって、訓練者900は、方向「+」の課題であれば、目標位置Vhへ向かって移動装置120を前進させ、方向「−」の課題であれば、目標位置Vhへ向かって移動装置120を後進させることになる。
課題ゲーム215を実行する全体制御部210は、実行させる課題に対応させてキャラクタMやテニスボールBのグラフィック映像を生成して表示部138に表示する。例えば、課題番号H3においては、初期位置Vsから「+」方向の距離D3である目標位置Vs3に対応する表示画面上の打撃位置Th3を計算し、Th3の位置でラケットを振った場合にヒットするテニスボールBの目標位置Bh3を確定する。そして、テニスボールBが目標位置Bh3に到達する軌跡を計算し、当該軌跡に沿ってテニスボールBを移動させるグラフィック映像を生成して表示部138に表示する。
1回の課題ゲームは、課題リストからランダムに選択されたk個の課題から成る。個数kは、選択されたレベルに応じて変更される。高いレベルほど多くの課題が選択される。また、選択されたレベルによっては、大きな距離が関連づけられた課題は選ばれないなど、課題リストからの課題選択に制限を設けても良い。
次に、複数の課題が連続して実行される場合の、直前の課題の試行結果に対する直後の課題の修正について説明する。図8は、同方向への課題が連続する場合の課題修正の一例を説明する図である。
図8(a)は、m回目の課題Hmと試行結果を示す図である。ここで、m回目の課題Hmは、直前に実行された課題である。課題Hmは、初期位置Vsから+方向に距離Dmだけ離れた目標位置Vhmまでを往復する課題であり、制限時間Tmは、往復の距離2Dmと選択されたレベルに応じて予め設定される時間である。表示画面でテニスボールBが移動する速度は、この制限時間Tmに応じて設定される。
図8(a)において、終了位置Vrmは、制限時間Tmが経過した時点での到達位置である。すなわち、訓練者900は、本来であれば制限時間Tmが経過するまでに移動装置120を初期位置Vsまで戻すべきところ、結果的に、終了位置Vrmまでしか戻せなかったことを表す。このとき、終了位置Vrmから初期位置Vsまでの距離をDLとすると、課題が要求する移動距離に対してDL分が不足したことになる。
図8(b)は、課題ゲームの開始時において選択されたm+1回目の課題Hm+1を示す図である。ここで、m+1回目の課題Hm+1は、課題Hmの直後に予定されていた課題である。課題Hm+1は、初期位置Vsから+方向に距離Dm+1だけ離れた目標位置Vhm+1までを往復する課題であり、制限時間Tm+1は、往復の距離2Dm+1と選択されたレベルに応じて予め設定される時間である。
ここで、課題Hm+1は、その実行開始時において移動装置120が初期位置Vsに位置していることを想定しているが、実際にはVsとは異なるVrmに位置している。したがって、課題Hm+1をそのまま実行すると、目標位置Vhm+1まで実際に移動する距離が短くなってしまい、期待するトレーニング効果が得られなくなってしまう。そこで、本実施形態においては、課題Hm+1の初期位置を、課題Hmの終了時における移動装置120の位置である終了位置Vrmに修正すると共に、この修正に応じて目標位置Vhm+1も修正する。
図8(c)は、修正されたm+1回目の課題H’m+1を示す図である。図示するように、課題H’m+1の初期位置V’sをVrmに設定すると共に、V’sから+方向に距離Dm+1だけ離れたV’hm+1を新たな目標位置に定めている。ここで、戻るべき位置は修正された初期位置V’sではなく、本来の初期位置Vsとする。このように設定すれば、課題Hmの試行時に不足した距離DLを相殺することが期待できる。ここで、制限時間T’m+1は、目標移動距離である2Dm+1+DLと選択されたレベルに応じて新たに設定される時間である。
なお、図8は、同方向への課題が連続する場合として、課題Hmの移動方向が「+」、課題Hm+1の移動方向も「+」の場合を説明したが、課題Hmの移動方向が「−」、課題Hm+1の移動方向も「−」の場合であっても、同様に課題Hm+1を修正することができる。
図9は、異方向への課題が連続する場合の課題修正の一例を説明する図である。図9(a)は、m回目の課題Hmと試行結果を示す図である。ここでは、説明を簡単にするため、図8(a)と同様の状況を想定する。
図9(b)は、課題ゲームの開始時において選択されたm+1回目の課題Hm+1を示す図である。ここで、m+1回目の課題Hm+1は、課題Hmの直後に予定されていた課題である。課題Hm+1は、初期位置Vsから−方向に距離Dm+1だけ離れた目標位置Vhm+1までを往復する課題であり、制限時間Tm+1は、往復の距離2Dm+1と選択されたレベルに応じて予め設定される時間である。
ここで、課題Hm+1は、その実行開始時において移動装置120が初期位置Vsに位置していることを想定しているが、実際にはVsより+側のVrmに位置している。したがって、課題Hm+1をそのまま実行すると、目標位置Vhm+1まで実際に移動する距離が長くなりすぎて、結局目標位置まで到達できないということが起こり得る。特に、課題Hmの移動方向と課題Hm+1の移動方向が異なる場合には、課題Hm+1の目標位置Vhm+1によっては移動制限範囲190の半分以上の距離を移動しなければならない状況が発生する。このような状況では、そもそも移動装置120の性能限界から、制限時間以内にそのような目標位置に対して移動装置120を往復させられないこともあり得る。
訓練者900が課題を達成できないと、課題への意欲減退を招きかねず、期待するトレーニング効果が得られなくなってしまう虞がある。そこで、本実施形態においては、図8で説明した同方向への課題が連続する場合と同様に、課題Hm+1の初期位置を、課題Hmの終了時における移動装置120の位置である終了位置Vrmに修正すると共に、この修正に応じて目標位置Vhm+1も修正する。
図9(c)は、修正されたm+1回目の課題H’m+1を示す図である。図示するように、課題H’m+1の初期位置V’sをVrmに設定すると共に、V’sから−方向に距離Dm+1だけ離れたV’hm+1を新たな目標位置に定めている。ここで、戻るべき位置は修正された初期位置V’sではなく、本来の初期位置Vsとする。このように設定すると、課題H’m+1における目標移動距離は、2Dm+1−DLとなるので、課題Hmの試行時に不足した距離DLと合わせると、もともとの目標移動距離に対して2DL分不足する。この不足分は、さらに後に与えられる他の課題を修正することにより相殺しても良いし、課題ゲーム開始時に選択されたk個の課題に不足分に相当する課題を追加することにより相殺しても良い。ここで、制限時間T’m+1は、目標移動距離である2Dm+1−DLと選択されたレベルに応じて新たに設定される時間である。
なお、図9は、異方向への課題が連続する場合として、課題Hmの移動方向が「+」、課題Hm+1の移動方向が「−」の場合を説明したが、課題Hmの移動方向が「−」、課題Hm+1の移動方向が「+」の場合であっても、同様に課題Hm+1を修正することができる。
図10は、図9(c)の課題修正に対する変形例を説明する図である。前提としては図9(a)(b)と同様であるので、これらの説明を省略する。
図9(c)で示した修正された課題H’m+1の目標移動距離は、本来の課題Hm+1の目標移動距離2Dm+1に対して、DL分短くなった。そこで、本変形例では、この不足分を補うように、課題Hmの試行時に不足した距離DLに基づいて、修正された初期位置V’sから目標位置までの距離Dm+1を大きくする。すなわち、図9(c)で修正した目標位置V’hm+1よりも遠いV’’hm+1を新たな目標位置とする。特に、図示するようにV’’hm+1をV’hm+1よりDL/2だけ遠い位置に修正すれば、修正後の目標移動距離を本来の課題Hm+1の目標移動距離2Dm+1と一致させることができる。このように目標位置を修正すると、課題ゲームの開始時に想定したトレーニング量に対する不足分を軽減することができる。また、移動装置120の能力を超えるような目標位置を設定してしまう虞もない。
図11は、課題修正の更なる変形例を説明する図である。図11(a)は、m回目の課題Hmと試行結果を示す図である。図11(a)の課題Hmは、図8(a)の課題Hmと同じであるが、訓練者900の試行の結果として、制限時間Tmが経過した時点で到達できた終了位置Vrmが、図8(a)の場合に比べて目標位置Vhmに近い。すなわち、不足分である距離DL’は、図8(a)の場合における距離DLよりも大きい。
このような場合において、課題ゲームの開始時に選択されたm+1回目の課題Hm+1が図8(b)の課題Hm+1と同じであれば、図8(c)と同様の課題修正を施すと、図11(b)に示すように、修正された目標位置V’hm+1は、移動制限範囲190の外部に位置してしまう。この時のはみ出し分の距離をDWとする。このように、目標位置が移動制限範囲190の外部に存在すると、移動装置120は、そもそも目標位置に到達できない。
そこで、本変形例においては、修正された目標位置V’hm+1が移動制限範囲190の外部に位置した場合には、図11(c)に示すように、移動制限範囲190の端部を新たな目標位置V’’hm+1に定める。このように目標位置が修正された場合の課題H’’m+1の目標移動距離は、2Dm+1+DL’−2DWとなるので、制限時間T’’m+1は、この目標距離と選択されたレベルに応じて新たに設定される時間とする。なお、このような課題修正により課題ゲーム開始時に想定していた移動距離に対して不足分を生じるが、この不足分は、さらに後に与えられる他の課題を修正することにより相殺しても良い。あるいは、課題ゲーム開始時に選択されたk個の課題に不足分に相当する課題を追加することにより相殺しても良い。
図12は、一回の課題ゲームの開始から終了までの処理を示すフロー図である。フローは、訓練者900またはオペレータによって訓練装置100が起動された時点から開始する。ここでは、全体制御部210は、起動と同時にメモリ214から課題ゲーム215のうち「テニス」のゲームを選択して読み出し、実行するものとする。
全体制御部210は、ステップS101で、操作受付部211を介して訓練者900等から難易度の選択を受け付ける。そして、ステップS102で、データベース216から課題リストを読み出し、受け付けた難易度に応じたk個の課題をランダムに選択する。全体制御部210は、高い難易度が選択されている場合には、低い難易度が選択されている場合に比べて、個数kを多くする。また、目標距離に対して許容する制限時間を短くする。
全体制御部210は、ステップS103へ進み、カウント変数mを1にセットする。そして、ステップS104へ進み、位置センサ113の出力を監視して、移動装置120が初期位置Vsに到達して静止したか否かを判断する。静止していないと判断したら、静止するまで待機する。静止したと判断したら、ステップS105へ進む。
全体制御部210は、ステップS105へ進むと、ステップS102で決定した課題の内m番目に予定した課題Hmを実行する。具体的には、図5および図6を用いて説明したように、課題Hmの進行を示す映像に移動装置120の位置に対応して訓練者900を示すキャラクタPを重畳して表示部138に表示させる。
全体制御部210は、課題Hmの制限時間Tmが終了したらステップS106へ進み、位置センサ113の検出信号を取得して移動装置120の現在位置を確認する。確認された現在位置は、課題Hmの終了位置Vrmである。そして、ステップS107へ進み、初期位置Vsとの差を算出する。全体制御部210は、この差に基づいて、課題Hmの達成に対して賦与されるスコアを算出し、表示部138に表示する累積スコアを更新する。課題Hmの達成に対して賦与されるスコアは、終了位置Vrmと初期位置Vsの差が大きいほど減点するように調整される。
全体制御部210は、ステップS109へ進み、カウント変数mをインクリメントする。そして、ステップS110で、インクリメントされたカウント変数mと課題の個数kを比較する。kを超えていないと判断したらステップS111へ進み、超えたと判断したらステップS112へ進む。
全体制御部210は、ステップS111へ進むと、インクリメントされたmに対応する課題Hmの初期位置と目標位置を、図8から図11を用いて説明した例に倣って修正する。修正を終えたら、修正後の課題を実行すべくステップS105へ進む。ステップS105で実行される課題は、修正後の課題である。
全体制御部210は、ステップS112へ進んだ場合は、終了処理を実行して一連のフローを終了する。終了処理は、確定したスコアを表示部138に表示したり、これまで実行してきたトレーニングの履歴情報を更新したりする処理である。
このような処理フローによれば、訓練者900の課題への意欲を維持して高いトレーニング効果を期待できる。
図13は、他の例における一回の課題ゲームの処理を示すフロー図である。図12と同じ処理については同じステップ番号を付して、その説明を省略する。
全体制御部210は、ステップS102が終了したら、ステップS203へ進む。ステップS203では、カウント変数mを1にセットすると共に、課題ごとに生じ得る移動距離の不足分を積算するための積算変数sをリセットする。
全体制御部210は、ステップS111でm番目の課題を修正したら、ステップS212へ進む。全体制御部210は、ステップS212で、課題mの修正によって確定した、移動距離の不足分smを算出する。ここでは、直前の課題の試行の結果として不足した終了位置Vrmと初期位置Vsの差も考慮して算出される。全体制御部210は、ステップS213へ進み、算出されたsmをそれまでに積算された積算変数sに加算して、sを更新する。
全体制御部210は、ステップS110でカウント変数mが課題の個数kを超えたと判断したらステップS214へ進み、積算変数sの値に応じた追加課題を決定し、実行する。具体的には、課題リストから、積算変数sの値とほぼ等しい距離Dが定義された課題を追加課題として選択して実行する。積算変数sが大きければ、追加課題を複数回に分けて実行しても良い。
追加課題の実行を終えたら、全体制御部210は、ステップS215へ進み、追加課題の達成に対して賦与されるスコアを算出し、表示部138に表示する累積スコアを更新する。そして、終了処理ステップS112を実行して一連のフローを終了する。
このような処理フローによれば、課題ゲームの開始時に期待されたトレーニング量に近いトレーニング量を達成することが期待できる。なお、課題ゲームの開始時に決定された各課題に対して移動装置120の移動量が不足した場合の補償策は、この処理フローの例に限らない。この処理フローの例のように、不足分に応じて後に追加の課題を設定することにより訓練者900の負荷が大きくなるよう調整する他に、課題ゲームの開始時に設定されているこれから実行する課題に対して、訓練者900の負荷が大きくなるよう調整しても良い。この場合、目標距離を大きくしても良いし、目標距離はそのままに、課題達成の制限時間を短くしても良い。あるいは、目標距離を大きくし、かつ制限時間を短くしても良い。いずれにしても、ひとつの課題ゲームで連続して与えられる課題のうち、ある課題において初期位置の修正により目標とする往復の移動距離に対して不足が生じた場合には、全体制御部210は、その不足分の補償を実行する。不足分の補償は、当該課題ゲームとして連続して与えられる課題のうち不足が生じた課題よりも後に実行される課題において訓練者900の負荷が大きくなるように調整するものであれば、いかなる形式のものであっても良い。
以上説明した本実施形態においては、課題Hmの終了位置Vrmが初期位置Vsと一致しなかった場合に、直後に実施する課題Hm+1の修正を行ったが、VrmとVsの距離が予め定められた距離以内である場合は、課題Hm+1の修正を行わなくても良い。このように処理を簡略化すれば、全体制御部210の負荷を低減することができる。
100 訓練装置、110 装具、111 ハーネスワイヤ、112 ハーネス引張部、113 位置センサ、120 移動装置、121 搭乗台、122 荷重センサ、123 左駆動輪、124 右駆動輪、125 ハンドルユニット、126 基台、129 バッテリ、130 フレーム、133 制御盤、138 表示部、190 移動制限範囲、210 全体制御部、211 操作受付部、212 表示制御部、213 ハーネス駆動部、214 メモリ、215 課題ゲーム、216 データベース、219 通信接続IF、220 移動体制御部、221 駆動輪ユニット、222 姿勢センサ、223 バッテリセンサ、229 通信接続IF、900 訓練者

Claims (5)

  1. 訓練者が搭乗して移動操作を行う倒立振子型の移動装置と連動するバランス訓練装置であって、
    前記移動装置の位置を検出する検出部と、
    前記訓練者に初期位置から目標位置への往復移動を所定時間以内に行わせる課題を設定
    すると共に、前記課題の進行を示す映像に前記移動装置の位置に対応して前記訓練者を示すキャラクタを重畳して表示部に表示させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、直後に実行する前記課題の前記初期位置を直前に実行した前記課題の終了時における前記移動装置の位置に修正すると共に、前記初期位置の修正に応じて前記目標位置を修正するバランス訓練装置。
  2. 前記制御部は、前記初期位置の修正によって前記課題が目標とする往復の移動距離に対して不足が生じた場合には、ひとつの課題ゲームとして連続して与えられる前記課題のうち不足が生じた当該課題よりも後に実行される課題において前記訓練者の負荷が大きくなるように調整する請求項1に記載のバランス訓練装置。
  3. 前記制御部は、前記初期位置の修正に基づいて、前記課題の達成に対して賦与されるスコアを調整して前記表示部に表示する請求項1または2に記載のバランス訓練装置。
  4. 前記制御部は、直前に実行した前記課題の終了時における前記移動装置の位置が、前記初期位置から予め定められた距離以内である場合は、直後に実行する前記課題の前記初期位置を修正しない請求項1から3のいずれか1項に記載のバランス訓練装置。
  5. 訓練者が搭乗して移動操作を行う倒立振子型の移動装置と連動するバランス訓練装置の制御方法であって、
    前記バランス訓練装置の制御部が、前記訓練者に初期位置から目標位置への往復移動を所定時間以内に行わせる第1の課題と第2の課題を設定する設定ステップと、
    前記制御部が、前記第1の課題の開始後に、前記第1の課題の進行を示す映像に前記移動装置の位置に対応して前記訓練者を示すキャラクタを重畳して表示部に表示させる表示ステップと、
    前記制御部が、前記第2の課題における前記初期位置を、前記第1の課題の終了時における前記移動装置の位置に修正すると共に、前記初期位置の修正に応じて前記第2の課題における前記目標位置を修正する修正ステップと
    を有するバランス訓練装置の制御方法。
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