JP6647613B1 - 切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属帯状体を幅方向に分割するための切断時における金属帯状体の変形防止および切断刃の摩耗を防止すると共に、幅方向における一層の小型化を可能にした切断装置を提供すること。【解決手段】熱媒管挿通部PHが幅方向に複数列に形成された金属帯状体KOを幅方向に切断するための切断部としての列間スリットRSを形成する切断装置100であって、金属帯状体KOを挟み込むように互いに接離動可能に対向配置され、パンチ金型11が取り付けられた上金型10と、ダイ金型21が取り付けられた下金型20と、を具備し、ダイ金型21には列間スリットRSの幅寸法で開口するパンチ金型進入部22が形成され、パンチ金型11には、パンチ金型進入部22の列間スリットRSの幅方向における開口端縁部と協働して金属帯状体KOに列間スリットRSを形成するための切断刃12が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は切断装置に関し、より詳細には、幅方向に複数列の熱交換器用フィンが形成された金属帯状体を製品幅に分割させるために金属帯状体の列間部分を切断する際において、製品幅の熱交換器用フィンを破損させることのない切断装置に関する。
エアコン等に採用される熱交換器は、熱媒管挿通部が形成された放熱用フィンに熱媒管を挿通させることにより形成されている。このような熱交換器に用いられる放熱用フィンは、金属製の薄板からなる長尺体の幅方向に複数列の放熱用フィンをプレス金型によってまとめて形成し、熱媒管挿通部の列間に列間スリットと称される切断部分を形成したうえで分割(分離)させて製品幅の金属帯状体とした後、所定長さにカットオフされることにより形成されている。このような放熱用フィンの製造装置としては、例えば特許文献1(特許第5915640号公報)や特許文献2(特許第5716820号公報)において開示されているような構成が知られている。
特許第5915640号公報(明細書段落0031−0034;図6等) 特許第5716820号公報(明細書段落0020−0025;図5等)
特許文献1および2には、図7に示すように、上金型UKに保持された上刃ホルダUHの側面にボルトBTで固定された上刃UBと、下金型LKに保持された下刃ホルダLHの側面にボルトBTで固定された下刃LBとにより金属帯状体KOを上下で挟み込むことにより列間スリットと称される切断部分を形成する構成が開示されている。このような構成によると、上刃UBおよび下刃LBには図7中の矢印Aおよび矢印Bの方向の力が作用し、これにより金属帯状体KOには合力である矢印Cのように金属帯状体KOを倒れ込ませようとする力が作用することになる。これにより列間スリットの形成時に金属帯状体KOにバリ等の変形が生じてしまうといった課題や、切断装置の上刃UBおよび下刃LBの摩耗が激しくなってしまうといった課題がある。
また、図7に示されているように、上刃UBは上金型UKに保持された上刃ホルダUHの右側面に取り付けられ、下刃は下金型に保持された下刃ホルダの左側面に取り付けられていると共に、上刃ホルダUHの右側面と下刃ホルダLHの左側面が同一鉛直線上に配設されている。このため、列間スリットを形成する切断装置の幅寸法における小型化には制約が生じてしまうといった課題も有している。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは以下のとおりである。すなわち、金属製の薄板からなる長尺体に熱媒管を挿通させるための熱媒管挿通部が幅方向に複数列に形成された金属帯状体を幅方向に分割するために列間部分で切断した後に製品幅の金属帯状体にバリ等の変形が生じることを防止すると共に、切断装置の上刃と下刃の摩耗を軽減し、幅方向における一層の小型化を可能にした切断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち本発明は、金属製の薄板からなる長尺体に熱媒管を挿通させるための熱媒管挿通部が幅方向に複数列に形成された金属帯状体に対し、前記熱媒管挿通部の列間部分を切断するための切断装置であって、前記金属帯状体を板厚方向に挟み込むように互いに接離動可能に対向配置され、パンチ金型が取り付けられた上金型と、ダイ金型が取り付けられた下金型と、を具備し、前記ダイ金型には、前記列間部分における幅寸法で開口し、前記パンチ金型が進入可能なパンチ金型進入部が形成されていて、前記パンチ金型には、前記パンチ金型進入部に進入する際において、前記パンチ金型進入部の前記列間部分の幅方向における開口端縁部と協働して前記金属帯状体を切断するための切断刃が形成されていることを特徴とする切断装置である。
これにより、金属帯状体を列間部分で分割するために金属帯状体を切断する際において、金属帯状体の幅方向に作用する力を打ち消すことができるため、金属帯状体を製品幅の金属帯状体にした際にバリ等の変形が生じることを防止することができ、切断装置の上刃と下刃の摩耗を軽減することができる。また、上刃をパンチ金型に形成すると共に下刃をダイ金型に形成しているため、従来技術に比べて切断装置の幅方向における寸法を大幅に小型化することができる。
また、前記上金型には、前記上金型の高さ方向に挿通され、前記切断刃が前記パンチ金型進入部の前記開口端縁部に到達した際には、前記熱媒管挿通部を貫通して前記ダイ金型の内部に進入するピンを有し、前記ダイ金型には、前記ダイ金型の内部に進入した前記ピンに当接する当接パッドと、前記当接パッドを前記パンチ金型に向けて付勢する付勢部材とを有していることが好ましい。
これにより、金属帯状体を切断して得た製品幅の金属帯状体をダイ金型の上面(搬送面)に押し上げることができ、ダイ金型からの製品幅の金属帯状体の取り出しを自動化することができ、金属帯状体を効率的に幅方向に分割するための切断部を形成することができる。
また、前記金属帯状体の幅方向における一方の端部に位置する前記パンチ金型は、前記金属帯状体の幅方向における外側の前記切断刃に代えて前記パンチ金型進入部の内壁面上を摺動可能な凸片が設けられていて、前記金属帯状体の前記幅方向における前記一方の端部に位置する前記ダイ金型における前記当接パッドには、前記凸片の位置に合わせて凹部が形成されていることがより好ましい。
これにより、金属帯状体の幅方向における一方の端部においても金属帯状体を幅方向に分割するための切断時において金属帯状体の幅方向に作用する力を打ち消すことができ、金属帯状体の切断時における製品幅の金属帯状体へのバリ等の変形発生を防止することができる。
また、前記当接パッドは、前記パンチ金型進入部の前記開口端縁部よりも前記パンチ金型の側に突出していて、前記凸片の下端部位置は、前記切断刃の下端部位置よりも前記ダイ金型の側に位置していることがさらに好ましい。
これにより、金属帯状体を幅方向に切断した後における製品幅の金属帯状体をより確実にダイ金型の上面に押し上げることができる。
本発明における切断装置の構成を採用することにより、パンチ―ダイ構造により列間スリットが形成されることになり、上刃と下刃によって金属帯状体の幅方向に作用する力を打ち消すことができる。これにより金属帯状体を幅方向に分割した後において、製品幅の金属帯状体にバリ等の変形が生じることを防止することができると共に、切断装置の上刃と下刃の摩耗を軽減させることができる。また、上刃をパンチ金型に形成すると共に下刃をダイ金型に形成しているため、従来技術に比べて切断装置の幅方向における寸法を大幅に小型化することができる。
本実施形態における切断装置を有する熱交換器製造装置の概略正面図である。 図1に示した熱交換器製造装置における切断装置の要部断面図である。 本実施形態における切断装置の動作を示す断面図である。 図3に続く切断装置の動作を示す断面図である。 図4に続く切断装置の動作を示す断面図である。 切断装置の変形例を示す要部正面断面図である。 従来技術における切断装置の要部拡大側面図である。
以下、本発明にかかる切断装置100の実施形態について、図面に基づいて具体的に説明する。本実施形態における熱交換器製造装置NSは図1に示すような構成を備える。すなわち、熱交換器用フィンの被加工材であるアルミニウム薄板等の金属製薄板からなる長尺体CJが、コイル状に巻かれたアンコイラーUCからピンチロールPRを経て引き出される。引き出された長尺体CJは、オイル付与装置OAに挿入され、加工用オイルをその表面に付着された後、プレス金型装置PMの内部に設けられた金型装置MEに間欠的に順送される。金型装置MEは、順送金型であって、内部に上下動可能な上型ダイセットUDと、静止状態にある下型ダイセットLDとが設けられている。この金型装置MEを通過した長尺体CJには、熱媒管挿通部としてのカラー付透孔(図示せず)が送り方向である長尺体CJの長手方向に沿って一列をなすカラー列(熱媒管挿通部の列)が幅方向に複数形成されることになる。以降、長尺体CJの幅方向に複数のカラー列(熱媒管挿通部の列)が形成されたものを金属帯状体KOと称する。かかる金属帯状体KOを切断装置100によって、その長手方向に切断して、一列のカラー列が形成された複数枚の幅狭の帯状材である製品幅の金属帯状体KO2を形成した後、引き続いて製品幅の金属帯状体KO2を所定長さとなるように切断して短冊状のフィンとしてスタッカST収容される。
図2は本実施形態における切断装置100の要部断面図であり、より詳細には、金属帯状体KOの送り出し方向に直交する切断面において金属帯状体KOの搬送方向における下流側から上流側を臨んだ際の右側半分を示したものである。本実施形態における切断装置100は、プレス金型装置PMの一部として組み込まれており、プレス金型装置PMの金型接離動部と動作制御部(いずれも図示せず)により金属帯状体KOを板厚方向に挟み込むように接離動可能に上金型10および下金型20が対向配置されている。上金型10には複数のパンチ金型11が取り付けられていて、下金型20には複数のパンチ金型11に対応するダイ金型21が取り付けられている。
上金型10に取り付けられたパンチ金型11の下端部には、金属帯状体KOの幅方向において複数列に形成された熱媒管挿通部PHの列間部分に対応させた配列で切断部分としての列間スリットRSを形成するための切断刃12が形成されている。パンチ金型11における切断刃12は、下金型20に装着され、パンチ金型11が進入可能なパンチ金型進入部22の開口端縁部22Aと共働して金属帯状体KOに列間スリットRSをパンチ(打ち抜き)によって形成する。
本実施形態のようにパンチ金型11の平面中心部には、パンチ金型11の高さ方向に貫通する貫通孔14を形成し、この貫通孔14にピン16を挿通させて、パンチ金型11の側面からねじ止め等の公知の手法によって固定することもできる。このようにしてパンチ金型11に取り付けられたピン16の下端部は、切断刃12の下端部位置よりも下金型20(ダイ金型21)の側に位置(突出)していると共に、金属帯状体KOに形成されている熱媒管挿通部PHの平面位置上に設けられている。また、ピン16の外径寸法は図示しない熱媒管の外径寸法以下に形成されているので、上金型10と下金型20を型締めした際(切断刃12がパンチ金型進入部22の開口端縁部22Aに到達(当接)した際)には、ピン16を金属帯状体KOの熱媒管挿通部PHに挿入させた状態でダイ金型21の内部に進入させることができる。
図2からも明らかなように、金属帯状体KOの幅方向における一方の端部に位置するパンチ金型11には、金属帯状体KOの幅方向における外側の部分には、切断刃12に代えて凸片18が設けられている。すなわち、図2中の右端に配設されたパンチ金型11には、切断刃12と凸片18が形成されていることになる。この凸片18は、金属帯状体KOの幅方向における一方の端部に位置するパンチ金型進入部22の外側の内壁面上を摺動可能に形成されている。このような凸片18を配設することにより、金属帯状体KOの幅方向における一方の端部に位置する部分に列間スリットRSを形成する際において、金属帯状体KOが片持ち(片刃による切断)状態になることに起因する金属帯状体KOが倒れ込む方向の力を相殺するカウンターフォースを得ることができる。
より詳細に説明すると、幅方向における一方の端部に位置する金属帯状体KOの部分に対しては幅方向の内側のみに列間スリットRSが形成されることになり、従来技術と同様に上金型10が図2中の矢印Aの方向に倒れ込もうとする力が作用する。このとき、金属帯状体KOの幅方向の外側においては凸片18がパンチ金型進入部22の外側の内壁面上を摺動しながらパンチ金型進入部22に進入するので、パンチ金型進入部22の幅方向の外側の内壁面から矢印Aの方向に倒れ込もうとする力に対するカウンターフォースとなる反力を得ることになる。このカウンターフォースにより、上金型10が矢印Aの方向に倒れ込もうとする力を相殺することができ、幅方向における一方の端部に位置する金属帯状体KOの変形が防止されると共に、同位置におけるパンチ金型11の摩耗を軽減させることができる。
また本実施形態のように、凸片18の下端部位置は凸片18が形成されているパンチ金型11における切断刃12の下端部位置よりも下金型20(ダイ金型21)の側に位置(突出)させておくことが好ましい。これにより切断刃12が金属帯状体KOに当接した際に必ずカウンターフォースを得ることができる状態になるため好都合である。
次に下金型20について説明する。下金型20には、上金型10に取り付けられたパンチ金型11の位置に対応させた状態でダイ金型21が取り付けられている。ダイ金型21にはパンチ金型11の平面形状とほぼ同一の平面形状に形成され、パンチ金型11が摺動しながら進退出可能なパンチ金型進入部22が形成されている。パンチ金型進入部22の上端開口部である開口端縁部22Aは列間スリットRSの幅寸法で開口している。また、パンチ金型進入部22には金属帯状体KOおよびこれを貫通した切断刃12の下端部と当接する当接パッド23が収容されている。
本実施形態における当接パッド23は、大径部23Aと小径部23Bとからなる柱体に、ねじ止め等の公知の手法により小径部23Bよりも径寸法が大きい基部23Dが一体に取り付けられてなる。なお、柱体は、大径部23Aと小径部23Bとをねじ止め等の公知の手法により組み立てたツーピース構造の他、ワンピース構造のものを採用することもできる。このような当接パッド23は、大径部23Aと小径部23Bをパンチ金型進入部22に収容した後、付勢部材25が収容されている収容部26の側から基部23Dを小径部23Bの底面に取り付けられる。
金属帯状体KOの幅方向における一方の端部(図3の右端)に位置するダイ金型21における当接パッド23には、同一平面上におけるパンチ金型11に形成された凸片18の位置に合わせて凹部23Cが形成されている。このような凹部23Cを形成することにより、パンチ金型11に形成された凸片18を当接パッド23に凹凸嵌合させることができ、列間スリットRSの形成時におけるパンチ金型11とダイ金型21の型締めを確実に行うことができ、寸法精度の高いプレス加工が可能になる点で好都合である。
また、下金型20における当接パッド23の直下位置には、当接パッド23を上方に付勢するための付勢部材25と基部23Dが配設されている。また、付勢部材25と基部23Dが収容されている収容部26の内幅寸法(内径寸法)は、当接パッド23の小径部23Bの幅寸法(外形寸法)よりも大きく形成されており、収容部26の上端部の高さ位置を調整することにより基部23Dの上端部の高さ位置を規制することができる。これにより当接パッド23の初期高さ位置を適宜設定することができる。本実施形態においては、当接パッド23の初期高さ位置をパンチ金型進入部22の開口端縁部22A(ダイ金型21の上面)の高さ位置と面一高さまたはパンチ金型進入部22の開口端縁部22Aから僅かに突出する高さ位置になるように設定している。
切断刃12が金属帯状体KOの一部と共にパンチ金型進入部22に進入することにより金属帯状体KOに列間スリットRSが形成され、製品幅の金属帯状体KO2が形成される。この後パンチ金型11とダイ金型21が離反すると、付勢部材25により上方に付勢された当接パッド23が製品幅の金属帯状体KO2の一部と共に上昇し、製品幅の金属帯状体KO2を初期位置である搬送面に戻すことができる。この状態で切断装置100に金属帯状体KOが継続的に間欠送りされた後、以上の動作を繰り返し実行させることで、金属帯状体KOの列間部分に列間スリットRSを連続的に形成することができる。
切断装置100の各構成の動作は、プレス金型装置PM内の動作制御部により行われている。動作制御部としては別体のパーソナルコンピュータの記憶部に予めインストールした動作制御プログラムと、この動作制御プログラムに基づいて作動するCPUにより実現することが可能である。このような動作制御部としては熱交換器製造装置NSの中央制御部と共通させることもできる。
次に、本実施形態における切断装置100における金属帯状体KOへの列間スリットRSの形成工程について説明する。図3に示すように、プレス金型装置PMの下流側位置に組み込まれた切断装置100に図示しない搬送装置により金属帯状体KOが供給される。次に、図4に示すように、図示しない金型接離動部がプレス金型装置PMの上型ダイセットUDと共に上金型10を下金型20に向けて接近させ、上金型10に取り付けたパンチ金型11に形成された切断刃12を下金型20に取り付けたダイ金型21のパンチ金型進入部22に進入させる。このとき切断刃12は、金属帯状体KOの一部を当接パッド23に押圧させた状態でパンチ金型進入部22に進入させることで、パンチ金型進入部22の開口端縁部22Aと協働して金属帯状体KOの所定位置(金属帯状体KOの幅方向において複数列に形成された熱媒管挿通部PHの列間部分)に列間スリットRS(図5参照)を形成している。
金属帯状体KOに列間スリットRSが形成された後、図示しない動作制御部は、金型接離動部により上型ダイセットUDと共に上金型10を下金型20から離反させる処理を実行する。このとき、当接パッド23は、図5に示すように付勢部材25からの付勢力によってパンチ金型進入部22において上方に移動し、パンチ金型進入部22に進入していた金属帯状体KOの一部を当初位置であるパンチ金型進入部22の開口端縁部の高さ位置に戻す。この時点での金属帯状体KOは列間スリットRSの位置で幅方向に分割(分離)され、いわゆる製品幅の金属帯状体KO2に形成される。この後、図示しない搬送装置の動作により切断装置100から製品幅の金属帯状体KO2が排出されると共に金属帯状体KOが切断装置100に供給され、以後、同様の動作が動作制御部によって繰り返し行われる。このように本実施形態における切断装置100による金属帯状体KOへの列間スリットRSの形成工程は、プレス金型装置PMによる金属帯状体KOのプレス成形工程と同期して行われることになる。
また、以上の実施形態における金型接離動部は、上金型10を下金型20に接離動させる形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。金型接離動部は、上金型10に下金型20を接離動させる形態にすることもできるし、上金型10と下金型20の両方を互いに接離動させる構成を採用することもできる。すなわち金型接離動部は、上金型10と下金型20のうちの少なくとも一方を他方に接離動させることができればよいのである。
また、以上の実施形態における金属帯状体KOの幅方向における一方の端部に位置するパンチ金型11の幅方向外側には切断刃12に代えて凸片18を形成し、凸片18の下端部位置を切断刃12の下端部位置よりも下方になるようにしているが、この形態に限定されるものではない。要は、列間スリットRSの形成時において金属帯状体KOに作用する金属帯状体KOの倒れ込み方向に作用する力であるカウンターフォースを得ることができればよく、切断刃12のパンチ金型進入部22への進入と同時またはその前にパンチ金型進入部22の外側内壁面上を摺動する部分が設けられていればよい。
また、以上の実施形態においては、上金型10およびパンチ金型11を高さ方向に挿通させた状態のピン16の形態について説明しているが、ピン16の形態は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、切断装置の変形例を示す要部正面断面図である図6に示すように、パンチ金型11の平面領域の外側位置であり、かつ、当接パッド23に当接可能な位置(図6における大径部23Aの平面領域内の位置)であれば、上金型10の高さ方向のみにピン16を挿通させた形態を採用することもできる。
また、本実施形態における切断装置100は、プレス金型装置PMの一部に組み込まれている形態について説明しているが、切断装置100をプレス金型装置PMから独立させた形態を採用することもできる。この場合、上金型10と下金型20とを接離動させるための金型接離動部や動作制御部等の構成は、必要に応じて適宜配設すればよい。
また、以上に説明した実施形態における各種変形例どうしを適宜組み合わせた構成を採用することも可能である。
10 上金型,
11 パンチ金型,12 切断刃,14 貫通孔,16 ピン,18 凸片,
20 下金型,
21 ダイ金型,22 パンチ金型進入部,22A 開口端縁部,
23 当接パッド,23A 大径部,23B 小径部,23C 凹部,23D 基部,
25 付勢部材,26 収容部,
100 切断装置,
NS 熱交換器製造装置,
UC アンコイラー,PR ピンチロール,OA オイル付与装置,
ME 金型装置,UD 上型ダイセット,LD 下型ダイセット,
PM プレス金型装置,
CJ 長尺体,KO 金属帯状体,PH 熱媒管挿通部,KO2 製品幅の金属帯状体,
ST スタッカ,
RS 列間スリット,
UK 上金型,UH 上刃ホルダ,UB 上刃,BT ボルト,
LK 下金型,LH 下刃ホルダ,LB 下刃

Claims (4)

  1. 金属製の薄板からなる長尺体に熱媒管を挿通させるための熱媒管挿通部が幅方向に複数列に形成された金属帯状体に対し、前記熱媒管挿通部の列間部分を切断するための切断装置であって、
    前記金属帯状体を板厚方向に挟み込むように互いに接離動可能に対向配置され、パンチ金型が取り付けられた上金型と、ダイ金型が取り付けられた下金型と、を具備し、
    前記ダイ金型には、前記列間部分における幅寸法で開口し、前記パンチ金型が進入可能なパンチ金型進入部が形成されていて、
    前記パンチ金型には、前記パンチ金型進入部に進入する際において、前記パンチ金型進入部の前記列間部分の幅方向における開口端縁部と協働して前記金属帯状体を切断するための切断刃が形成されていることを特徴とする切断装置。
  2. 前記上金型には、前記上金型の高さ方向に挿通され、前記切断刃が前記パンチ金型進入部の前記開口端縁部に到達した際には、前記熱媒管挿通部を貫通して前記ダイ金型の内部に進入するピンを有し、
    前記ダイ金型には、前記ダイ金型の内部に進入した前記ピンに当接する当接パッドと、前記当接パッドを前記パンチ金型に向けて付勢する付勢部材とを有していることを特徴とする請求項1記載の切断装置。
  3. 前記金属帯状体の幅方向における一方の端部に位置する前記パンチ金型は、前記金属帯状体の幅方向における外側の前記切断刃に代えて前記パンチ金型進入部の内壁面上を摺動可能な凸片が設けられていて、
    前記金属帯状体の前記幅方向における前記一方の端部に位置する前記ダイ金型における前記当接パッドには、前記凸片の位置に合わせて凹部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の切断装置。
  4. 前記当接パッドは、前記パンチ金型進入部の前記開口端縁部よりも前記パンチ金型の側に突出していて、
    前記凸片の下端部位置は、前記切断刃の下端部位置よりも前記ダイ金型の側に位置していることを特徴とする請求項3記載の切断装置。
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