JP6647226B2 - 髪のスタイリング用ヘアブラシ - Google Patents

髪のスタイリング用ヘアブラシ Download PDF

Info

Publication number
JP6647226B2
JP6647226B2 JP2016574211A JP2016574211A JP6647226B2 JP 6647226 B2 JP6647226 B2 JP 6647226B2 JP 2016574211 A JP2016574211 A JP 2016574211A JP 2016574211 A JP2016574211 A JP 2016574211A JP 6647226 B2 JP6647226 B2 JP 6647226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bristles
hair
brush
styling
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016574211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017522942A (ja
JP2017522942A5 (ja
Inventor
プルフリー,ショーン
ブルース ウィリアム トゥリービー,キャメロン
ブルース ウィリアム トゥリービー,キャメロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tangle Teezer Ltd
Original Assignee
Tangle Teezer Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB1411583.6A external-priority patent/GB201411583D0/en
Priority claimed from GBGB1411577.8A external-priority patent/GB201411577D0/en
Application filed by Tangle Teezer Ltd filed Critical Tangle Teezer Ltd
Publication of JP2017522942A publication Critical patent/JP2017522942A/ja
Publication of JP2017522942A5 publication Critical patent/JP2017522942A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6647226B2 publication Critical patent/JP6647226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B9/00Arrangements of the bristles in the brush body
    • A46B9/02Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
    • A46B9/028Bristle profile, the end of the bristle defining a surface other than a single plane or deviating from a simple geometric form, e.g. cylinder, sphere or cone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B9/00Arrangements of the bristles in the brush body
    • A46B9/02Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups
    • A46B9/023Position or arrangement of bristles in relation to surface of the brush body, e.g. inclined, in rows, in groups arranged like in hair brushes, e.g. hair treatment, dyeing, streaking
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B1/00Brush bodies and bristles moulded as a unit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B15/00Other brushes; Brushes with additional arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46DMANUFACTURE OF BRUSHES
    • A46D1/00Bristles; Selection of materials for bristles
    • A46D1/02Bristles details
    • A46D1/0238Bristles with non-round cross-section
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B2200/00Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/10For human or animal care
    • A46B2200/104Hair brush

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

本発明は、髪のスタイリング用ヘアブラシに関する。
髪をスタイリングする際、通常、専門的な美容師はヘアドライヤによって熱を加えながら、様々な量の張力を髪に加える。これにより、熱により、髪がまっすぐになり、そして形作られて、セットされ望みの髪型になる。
張力はヘアブラシにより加えられる。短い髪にはラウンドブラシが用いられる。髪に張力が加えられるようにブラシのブラシ毛(bristle)により掴まれ、髪がブラシのブラシ毛の間を滑らかに通るように、髪をブラシの上に巻き付ける。髪の間でより速くブラシを動かすと、より大きい張力が髪に加わる。長い髪には、より大きい直径のラウンドブラシか、パドルブラシが用いられる。
しかしながら、この技術を用いる際は、素人が用いたり、自分自身の髪をスタイリングするのは困難であるという問題が生じる。髪を掴み、張力を加えることができるようにするため、ヘアブラシのブラシ毛は、ぎっしりと詰まっている必要がある。髪を持ち上げ、その髪をこのようなブラシ毛の中におろして向かわせるのは難しい。また、髪をブラシ毛の間を通すときに、髪がしばしば固まり、髪を引っ張ることにつながり、不快感や、髪ののびや、抜け毛の原因となる。髪の中にもつれが存在する際に、ヘアブラシを用いて張力を加えると、もつれにおいて髪はすぐに引っ掛かる。
他の髪のスタイリングの技術としては、髪を逆立てるものがある。この技術では、張力により髪を保持し、人の頭皮から離れるように延ばし、そして頭皮に戻すように徐々にブラシをかける。スタイリストの手から数本の髪を同時にすき、頭皮に向かって戻すこの方法は、かたまりを作るようにもつれを髪に導入する。このステップに続き、もつれを取り除き、魅力的な外観にするために、逆立てた髪のかたまりの外層にやさしくブラシをかける。
張力を加えた髪に熱を加えるのと同様に、この技術もまた髪を掴むことができるブラシを用いることが要求されるため、同様の困難に直面する。また、逆立てに続いて、外層を滑らかにするために、第2のブラシまたはくしが要求される。
これらの課題を考慮して、本発明の実施の形態は作られた。
本発明の形態においては、髪のスタイリング用ヘアブラシを提供する。ブラシは、ベースから自由端にそれぞれ延びる複数のブラシ毛の配列を備え、複数のブラシ毛の少なくともいくつかまたは全てが、相対的に広い、ベースからテーパの付いた第1の部分と、相対的に狭く、第1の部分から自由端に延びる第2の部分とからなり、複数のブラシ毛は間隙を介して相隔たり、オフセットされた2以上の行に配列されており、1つの行内の複数のブラシ毛の第1の部分の少なくとも一部が、隣接する1つの行内の隣接する複数のブラシ毛の間を延びるように複数の行の複数の中心線が間隙を介して相隔っており、及び/または、複数の行と垂直な方向から見たとき、1つの行内の複数のブラシ毛の第1の部分の幅は、それらの長さの一部にわたって、隣接する1つの行内の複数のブラシ毛の間の間隔を部分的に塞ぐように、隣接する1つの行内の複数のブラシ毛の間の間隔と同じかまたは該間隔よりも大きく、使用時において、第2の部分が髪に入りこんで複数のブラシ毛の間に髪を分けるように働き、髪が複数のブラシ毛の間を通る際に、張力が髪に加わえられることを第1の部分が可能にするように、ブラシ毛の寸法と配置が定められている。
複数のブラシ毛の第1の部分は、もつれを取り除くことを役立つだけではなく、髪を容易に分けることに役立つ。また、逆立てた髪の外層を滑らかにするためにも役に立つ。これらの大きな幅と複数のブラシ毛の配置の効果により、複数のブラシ毛の第1の部分の間の間隔は、複数のブラシ毛の第2の部分の間の間隔より小さい。その結果、複数のブラシ毛の第1の部分の間を髪が通るにつれて、複数のブラシ毛と髪の間により強い摩擦が生じ、髪に張力を加えることができる。
複数のブラシ毛の第1及び/または第2の部分は柔軟でもよく、弾力的に柔軟でもよい。複数のブラシ毛の第2の部分は第1の部分よりも柔軟でもよい。
複数のブラシ毛の第1の部分は、第2の部分よりも大きい断面積を備えていてもよい。
配列内またはブラシの、複数のブラシ毛の全てまたはかなりの割合(少なくとも半分)は、第1の部分と第2の部分を備えている。これらの全て、または配列内またはブラシ内の複数のブラシ毛の、全てまたは実質的に全ては、実質的に同じ形状をしていてもよい。
同じ方向から見たとき、第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の第1の部分の最も幅広い部分の幅は、第2の部分のいずれかの部分、または第2の部分の自由端または該自由端に近い部分のブラシ毛の幅の少なくとも2倍、3倍または4倍であってもよい。同じ方向から見たとき、第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の第1の部分の最も幅広い部分の幅は、第2の部分のいずれかの部分、または第2の部分の自由端または該自由端に近い部分のブラシ毛の幅の12倍または15倍より大きくなくてもよい。第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の長さは、その最大幅の7倍、9倍または10倍以下であってもよい。第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の長さは、その最大幅の2倍より小さくなくてもよい。
ある望ましい形態では、複数のブラシ毛のベースの幅と、先端または先端に近い部分の幅、あるいは第2の部分のいずれかの部分の幅との比率は、4から10の範囲で変動し、約6の比率が特に有益である。ブラシ毛の全長と最大幅との比率は、2から5の範囲で変動してもよく、約3の比率が特に有益である。
上記のさまざまな範囲で、ブラシ毛の第1の部分と第2の部分の性能の十分なバランスが備えられていることが見出されている。
複数のブラシ毛の幅は、これらのベースと自由端との間で連続または不連続に変化していてもよい。その全長の一部の間、望ましくは複数のブラシ毛の第1の部分の範囲において、複数のブラシ毛の幅は、同じ長さで幅が変化する均一のテーパが付いたブラシ毛のテーパの角度よりも大きい角度で減少してもよい。これにより、配置された複数のブラシ毛の第2の部分の間の間隔は、第1の部分の間の間隔よりもかなり大きくすることができる。このことは、過度に長くすることなく、ブラシ毛の2つの部分が異なる機能を果たすことを可能にしている。
第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の第1の部分の2つの対向するエッジ(edges)は、第1の部分の全長にわたって対向する2つのエッジの間で少なくとも10°の最小平均角度を持って互いに向かうテーパを持っていてもよく、第2の部分の対向する2つのエッジは、第2の部分の全長にわたって対向するエッジの間が5°の最大平均角度を持って互いに向かうテーパを持っていてもよい。第1の部分の2つの対向するエッジは、少なくとも15°または18°の最小平均角度を持って互い向かうテーパを持っていてもよい。
第1の部分の対向する2つのエッジの間の角度は、ブラシ毛のベースから第1の部分の端部に向かって増加していてもよい。第1の部分の対向する2つのエッジは、湾曲していてもよい。
第1の部分の全ての対向するエッジは、第1の部分の全長にわたって対向するエッジの間が少なくとも5°の最小平均角度を持って互いに向かうテーパを持っていてもよい。
ブラシ毛のテーパの角度は、第1の部分と第2の部分との境界において急に変化していてもよい。
これらの特徴は、緩やかなテーパのみの第2の部分に向かって、第1の部分の全長または全長のわずかな割合の部分において、相対的に急なテーパを持つ幅広の第1の部分を備えたブラシ毛を提供している。
複数のブラシ毛の第1の部分は、その全長の少なくとも一部または実質的に全ての部分の横断面が非円形であってもよい。その横断面の形状は、伸びている形状であってもよいし、実質的に楕円形であってもよい。ベースにおいて非円形の断面を備える複数のブラシ毛の第1の部分は、第2の部分と接するところで実質的に円形の断面になるように徐々に形が変わってもよい。第1の部分と第2の部分を備える複数のブラシ毛の第1の部分は、第2の部分が始まる位置で終結してもよい。複数のブラシ毛は、第1の部分と第2の部分のみで構成されてもよい。
楕円形の断面を備えた第1の部分の全長の少なくとも一部においては、該楕円形の断面の長軸上に位置する第1の部分の2つのエッジが、第1の部分の全長にわたって湾曲パス(curved path)で互いに近づいていてもよい。楕円形の断面の短軸上に位置する第1の部分のエッジは、第1の部分の全長にわたって実質的な直線パス(straight path)で互いに近づいていてもよい。
第2の部分は、第2の部分の全長又は実質的に全長にわたって、実質的に円形の断面を備えていてもよい。
第2の部分の全ての対向する複数のエッジは、第2の部分の全長にわたって対向する複数のエッジの間が3°の最大平均角度を持って互いに向かうテーパを持っていてもよい。
第2の部分の長さは、第1の部分の長さの少なくとも4分の1又は2分の1であってもよい。第2の部分の長さは、第1の部分の長さより長くなく、または第1の部分の2倍の長さより長くなくてもよい。
全てのブラシ毛は互いに間隙を介して相隔たっていてもよい。これにより、髪がブラシに固まるリスクが減少する。
本発明の他の形態では、ヘアブラシは、複数のブラシ毛の配列を備えており、複数のブラシ毛の少なくともいくつかのブラシ毛又は全てのブラシ毛は、それらの全長またはその一部にわたって細長い形状の横断面を備えており、複数のブラシ毛は間隙を介して相隔たり、オフセットされた2以上の行に配列されており、1つの行内の複数のブラシ毛の第1の部分の少なくとも一部が隣接する1つの行内の隣接する複数のブラシ毛の間を延びるように複数の行の複数の中心線が間隙を介して相隔っており、複数の行と垂直な方向から見たとき、1つの行内の複数のブラシ毛の第1の部分の幅は、それらの長さの一部にわたって、隣接する1つの行内の複数のブラシ毛の間の間隔を部分的に塞ぐように1つの列のブラシ毛の幅は、隣接する1つの行内の隣接する複数のブラシ毛の間の間隔と同じかまたは該間隔よりも大きい。
複数のブラシ毛の横断面の細長い形状は、実質的に楕円形であってもよい。配列の全て又は一部にわたって、複数のブラシ毛が実質的に同じ形状であてもよい。
以下は、本発明の両方の形態の任意的な特徴である。
各行内の隣接した複数のブラシ毛のベースは、複数のブラシ毛のベースの最大幅の半分に満たない距離で間隔を空けていてもよい。
ある実施の形態では、複数のブラシ毛は、最大2.5mmの間隔を空けていてもよい。
1つの行内の複数のブラシ毛の複数のベースは、隣接する行の隣接する複数のブラシ毛の間の間隔に満たない距離で、隣接する行の最も近いブラシ毛のベースと間隔を空けていてもよい。
1つの行内の複数のブラシ毛の複数のベースは、隣接する行の最も近いブラシ毛のベースと最大2mmの間隔を空けていてもよい。
1つの行内の複数のブラシ毛の幅と形状は、隣接する行の複数のブラシ毛の間の間隔を部分的にのみ塞ぐようになっていてもよい。
複数のブラシ毛からなる各行は、実質的に真っ直ぐであってもよいし、曲がっていてもよい。複数のブラシ毛からなる各行は、概ね平行であってもよい。各行内の複数のブラシ毛、または隣接する複数の行内の複数のブラシ毛は、実質的に同じ距離で全て均一の間隔を空けていてもよい。
1つの行内のそれぞれのブラシ毛の中心が、隣接する1つの行内の複数のブラシ毛の中間点と一直線になるように、隣接する複数の行は互いにオフセットされていてもよい。
複数のブラシ毛は、それらの断面がベースから自由端に向かって減少していくようにテーパが付いていてもよい。この配置においては、複数のブラシ毛の間の間隔の幅は、ベースに向かって減少する。したがって、より多くの髪が複数のブラシ毛の間に移動し、複数のブラシ毛の間の減少した間隔と複雑な通路を持つ複数のブラシ毛により多くの髪が掴まれることで、より大きな張力を髪に加えることができる。
複数のブラシ毛のテーパの度合いは、第1の部分と第2の部分との境界において急に変化してもよい。
少なくとも3行または4行の複数のブラシ毛からなる行を備えていてもよい。
実質的に楕円形の断面を備えた複数のブラシ毛が、複数のブラシ毛の概ね平行で長い行と複数のブラシ毛の概ね平行な短い行とから形成された、細長い長方形の複数のブラシ毛の配列を形成してもよい。この配置においては、各ブラシ毛の楕円形の断面の長軸が、そのブラシ毛が一部を形成する長い行いの方向と実質的に一致してもよい。
ブラシ毛はモールド成形されていてもよく、プラスチック材料、特に弾性的に柔軟なプラスチック材料、でモールド成形されていてもよい。
ヘアブラシの平面図である。 図1のヘアブラシの端部から見た図である。 下側から見た図1のヘアブラシの斜視図である。 上から見た図1のヘアブラシの斜視図である。 図1のヘアブラシのブラシ毛の配列の一部の斜視図である。 図5のブラシ毛の配列の平面図である。 図5のブラシ毛の配列の端部から見た図である。 図5のブラシ毛の配列の側面図である。 図6のA−A線断面図である。 図8のB−B線の断面の斜視図である。 図10の円形部の拡大図である。 図8のC−C線拡大断面図である。 他のヘアブラシの平面図である。 上から見た図13のヘアブラシの斜視図である。 下から見た図13のヘアブラシの斜視図である。 図13のヘアブラシの端部から見た図である。 他のヘアブラシの斜視図である。 図17のヘアブラシの平面図である。 図17のヘアブラシの端部から見た図である。 他のヘアブラシの斜視図である。 図20のヘアブラシのブラシ毛の配列の側面図である。 図21のブラシ毛の配列の端部から見た図である。 図21のブラシ毛の配列の平面図である。 図21のD−D線断面図である。 図23のE−E線断面図である。 図25の円形部の拡大図である。
本発明をより明確に理解させるために、ほんの一例として、添付の図面を参照しながら、以下で実施の形態を説明する。
以下において、前面、背面、平面、底面及び同様の用語は、説明する物品の方向を言及するものであり、別の限定を加えるものではない。
図1乃至図4で示すヘアブラシについて言及する。ヘアブラシは、長方形の短辺の一つによって形成された、本体の端部の一つの概ね中間点から概して垂直に延びる細長い取っ手2と一体にモールド成形された略長方形の本体1から構成されている。本体と取っ手は、概ね同一平面に延びている。本体の下側には、取っ手と一体化する概ね凸面が備えられている。対向する本体の上側には、挿入物3が嵌合されて中に入る空洞が確定されている。
ブラシの上側の挿入物の露出した表面は、概して凸状で、部分的に円筒状の表面を備えている。挿入物は、挿入物3の露出した表面から概して垂直に突き出たモールド成形された複数のブラシ毛4を構成するか、または支持する。
各ブラシ毛4は、他のブラシ毛と実質的に一致している。全ての複数のブラシ毛は、弾性的に柔軟なプラスチック材料で形成されたベース(挿入物3の全てまたは一部を形成してもよい)と一緒に一体としてモールド成形されている。適切な材料は、コポリエステル(copolyesters)や脂肪族ポリアミド(aliphatic polyamides)[ナイロン(nylons)]、特にE.I.du Pont de Nemours and CompanyからHytrelの商標で販売されているコポリエステルのような熱可塑性エラストマー(thermoplastic elastomers)が適切な材料である。45から82のShore DのHytrelの硬さのグレードが、特に適切である。
各ブラシ毛4は、長軸と垂直な短軸を備えた略楕円形状の断面のベースを備えている。テーパが付いたブラシ毛はベースから離れて延びている。ブラシ毛の第1の部分5の全長にわたってブラシ毛はテーパが付いており、ブラシ毛の断面形状は楕円から略円形に変化する。
図9は、複数のブラシ毛の楕円形の断面の長軸に沿ったブラシ毛4の断面を示している。この図からわかるように、延ばした長軸が通るブラシ毛のエッジは、ブラシ毛がベースから離れるに従い、角度を大幅に増加させて互いに近づいている。対向するエッジは、湾曲パスで互いに近づいている。
図12は、複数のブラシ毛の楕円形の断面の短軸に沿ったブラシ毛4の断面を示している。延ばした短軸が通るブラシ毛のエッジは、実質的に一定の角度で互いに近づいており、ブラシ毛のエッジは、実質的な直線である。
ブラシ毛の第1の部分の端部は、断面が実質的な円形である。この点において、ブラシ毛の第2の部分が始まる。ブラシ毛の第2の部分にわたって、ブラシ毛の断面は実質的な円形を維持し、ドーム状の表面の自由端に向かって、ブラシ毛はテーパが付いている。ブラシ毛の第2の部分におけるテーパの度合いは、特に第2の部分と隣接した第1の部分のテーパの度合いと比較すると、第1の部分よりもかなり小さい。したがって、第1の部分と第2の部分との接点におけるブラシ毛の表面形状は不連続である。
実際は、ブラシ毛の第2の部分のテーパの度合いは、金型からブラシ毛を確実に取り除くことができる最小限の度合いと一致する。ブラシ毛の第2の部分の機能に関する限りは、実質的に一定の直径にすることも可能である。
この実施の形態において、ブラシ毛の第1の部分5はベースから約12.0mm延びており、第2の部分6は、第1の部分の端部からブラシ毛の端部に向かってさらに約6.4mm延びている。ブラシ毛のドーム状の端部の曲率半径は約0.4mmである。
楕円形状の断面の長軸に沿ったベースにおいて計測すると、ブラシ毛の第1の部分の最大幅の部分は、約4.95mmである。楕円形状の断面の短軸に沿って計測した、ブラシ毛のベースの最も狭い部分は、約2.2mmの奥行きである。短軸に沿ったブラシ毛の側面は、約6.2°の角度で互いに近づいている。長軸に沿ったブラシ毛の側面は、徐々に角度を増加させ、なだらか曲面を形成して互いに近づいている。ブラシ毛の2つの側面の間のテーパの平均角度は、おおよそ19°であり、すなわち、一方の側面がテーパというよりもむしろ直線的であった場合は、他方の側面は、このようなテーパの角度が必要になる。
ブラシ毛の第1の部分の端部は、直径が約1mmの実質的な円形の断面である。
ブラシ毛の全長の第2の部分にわたって、ブラシ毛の側面は2°の角度で互いに近づいており、結果として、ドーム状の端部を含まないブラシ毛の自由端の直径は、約0.8mmである。
他で説明するように、他の寸法も可能である。特に、ブラシ毛の第2の部分は約1.2mmの直径までテーパになるような、ブラシ毛の寸法にすることができる。
それぞれの配列は略長方形の形状をしており、髪の間を長方形の長辺と概ね垂直な方向に移動させるように意図されている。
配列の中のそれぞれのブラシ毛は、複数のブラシ毛の長い行の一部を形成し、複数のブラシ毛の短い行は長い行に対して横方向に延びている。
それぞれの長い行は、非常にわずかに湾曲しており(しかし実質的に直線状にもできる)、実質的に平行にかつ実質的に均一に間隙を介して相隔たっている。それぞれの長い行において、複数のブラシ毛は実質的に均一に間隙を介して相隔たっており、複数のブラシ毛の第1の部分の楕円形の断面の長軸が、全て実質的に同一直線上に位置している。それぞれの長い行において、複数のブラシ毛は同じだけ間隔を空けており、隣接する複数の長い行は、1つの行の複数のブラシ毛の断面の中心が隣接する行の隣接する複数のブラシ毛の間の中ほどに位置するように、互いにオフセットされている。
それぞれの短い行は、実質的に直線状かつ実質的に平行である。それぞれの短い行において、複数のブラシ毛は実質的に均一に間隙を介して相隔たっており、複数のブラシ毛の第1の部分の楕円形の断面の短軸が、全て実質的に同一直線上に位置している。それぞれの短い行において、複数のブラシ毛は同じだけ間隔を空けており、それぞれの短い行のそれぞれのブラシ毛のベースが、隣接する短い行、または隣接する短い行のそれぞれの隣接する2つのブラシ毛の間で部分的に延びるように、それぞれの短い行の中心線は間隙を介して相隔たっている。
この実施の形態においては、各配列は、16のブラシ毛を備えた2つの長い行と15のブラシ毛を備えた2つの長い行とからなり、32の短い行を形成する4つの長い行から構成されている。もちろん、要望や適切性に応じて、行の数や各行のブラシ毛の数は変更することができる。
この実施の形態においては、それぞれの長い行の複数のブラシ毛は約2.1mmの間隔を空けており、隣接する複数の長い行の中心線は2.9mmの間隔を空けている。その結果、1つの行のブラシ毛と、隣接する行のブラシ毛との間の最小の間隙は、1.3mmである。他で説明するように、他の寸法も可能である。
複数のブラシ毛は、同じ材料で一体にモールド成形されているが、異なる断面と形状のおかげで、第1の部分は第2の部分よりもかなり固い。実際には、使用時においては、第2の部分が弾性的に柔軟であるのに対して、第1の部分は実際上は実質的に曲がらない。実際には、別の実施の形態においては、弾性的で柔軟な第2の部分を備えた方が好ましいが、第2の部分もまた、曲がらないか、または相対的に固くすることもできる。
複数のブラシ毛の複数の第2の部分は、利用できる表面領域の50%に大きく満たない部分を占有しているが、複数のブラシ毛の複数の第1の部分の複数のベースは、配列が延びる表面領域のかなりの部分(50%以上)を占有している。
複数のブラシ毛の長い行の全長にわたって、複数のブラシ毛の第1の部分のベースの幅が、その行の隣接する複数のブラシ毛との間隔よりも大きいため、複数のブラシ毛の長い行と垂直な方向から見たときに、それぞれのブラシ毛は、隣接する複数の行の隣接する複数のブラシ毛のベースの間の隙間を塞いでいる。複数のブラシ毛の第1の部分の形状のおかげで、隣接する複数のブラシ毛の間の隙間が、ベースより上のブラシ毛の部分の全長の長さの半分を少し越えた範囲で塞がれている。
図13乃至図16は、別の形態のヘアブラシを示している。略長方形の複数のブラシ毛の各配列が3つの実質的に平行な複数のブラシ毛の長い行で構成されていることを除き、このヘアブラシは、図1乃至図4で示したヘアブラシと実質的に同じであり、ブラシの各部分は同じ参照番号で示されている。ブラシのそれぞれの外側の端の2つの配列は、13、14、及び13のブラシ毛からなる長い行により構成されており、2つのブラシ毛からなる13の短い行と14の単独のブラシ毛とを交互に形成している。2つの外側の配列の間に並んで位置している2つの配列は、14、13、及び14のブラシ毛からなる長い行により構成されている。
図17乃至図19は、ラウンドブラシと呼ばれる別の形態のヘアブラシを示している。ブラシは、細長い本体7を備えている。本体の一方の端部8は円筒状であり、他方の端部9は快適な取っ手を形成するように形作られている。本体の円筒状の端部8は、径方向に延びる複数のブラシ毛4からなる6つの略長方形の配列を支持している。ブラシのそれぞれの配列は、図5乃至図12で示したタイプの13、12、及び13のブラシ毛からなる3つの平行な長い行により構成されている。複数のブラシ毛の各行は本体の円筒状の端部8の軸と平行に延びており、各行は本体の外周上で均一の間隙を介して相隔たっており、それぞれの配列の間の間隔は、各配列における個々の行の間の間隔よりも大きい。
さらに図20は、他の形態のヘアブラシを示している。このブラシは、細長い本体11から構成されている。本体の一方の端部には、図23乃至図26においてより詳細に説明する、ブラシ毛13からなる略長方形の配列を支持する、細長い略長方形のパドル12が備えられている。ブラシ毛の配列は、髪の間を長方形の長辺と概ね垂直な方向に移動させるように意図されている。本体の対向する端部は、快適な取っ手14を形成するように形作られている。
列の個々のブラシ毛はそれぞれ、他のブラシ毛と実質的に同一である。全てのブラシ毛は、弾性的で柔軟なプラスチック材料によって、ベース15と一緒に、一体にモールド成形されている。適切な材料は、図5乃至図12で説明したブラシ毛に関して上述したものである。
それぞれのブラシ毛は、長軸と垂直方向の短軸を備えた略楕円状の断面であるベースを備えている。テーパが付いたブラシ毛はベース15から離れて延びている。ブラシ毛の断面形状が楕円から実質的な円に変化するように、ブラシ毛の全長の第1の部分16において、ブラシ毛はテーパが付いている。
図21は、ブラシ毛の配列の側面図を示している。延ばした短軸が通るブラシ毛のエッジは、実質的に一定の角度で互いに近づいており、ブラシ毛のエッジは、実質的な直線である。
図22は、ブラシ毛の配列の端部から見た図を示している。この図からわかるように、延ばした長軸が通るブラシ毛のエッジは、ブラシ毛がベースから離れるに従い、角度を大幅に大きく増加させて互いに近づいている。対向するエッジは、湾曲軌道で互いに近づいている。
ブラシ毛の第1の部分16の端部は、断面が実質的な円形である。この点において、ブラシ毛の第2の部分17が始まる。ブラシ毛の第2の部分にわたって、ブラシ毛の断面は実質的な円形を維持し、ドーム状の表面の自由端に向かって、ブラシ毛はテーパが付いている。ブラシ毛の第2の部分におけるテーパの度合いは、特に第2の部分と隣接した第1の部分のテーパの度合いと比較すると、第1の部分よりもかなり小さい。したがって、第1の部分と第2の部分との接点におけるブラシ毛の表面形状は不連続である。
実際は、ブラシ毛の第2の部分のテーパの度合いは、金型からブラシ毛を確実に取り除くことができる最小限の度合いと一致する。ブラシ毛の第2の部分の機能に関する限りは、実質的に一定の直径にすることも可能である。
この実施の形態において、ブラシ毛の第1の部分16はベースから約12.0mm延びており、第2の部分17は、第1の部分の端部からブラシ毛の端部に向かってさらに約6.4mm延びている。ブラシ毛のドーム状の端部の曲率半径は約0.4mmである。
楕円形状の断面の長軸に沿ったベースにおいて計測すると、ブラシ毛の第1の部分の最大幅の部分は、約3.5mmである。楕円形状の断面の短軸に沿って計測した、ブラシ毛のベースの最も狭い部分は、約1.5mmの奥行きである。短軸に沿ったブラシ毛の側面は、約2.4°の角度で互いに近づいている。長軸に沿ったブラシ毛の側面は、徐々に角度を増加させ、徐々に半径が減少するなだらか曲面を形成して互いに近づいている。ベースにおけるブラシ毛の2組の側面の間のテーパの初期角度は、おおよそ3.1°である。
ブラシ毛の第1の部分の端部は、直径が約1mmの実質的な円形の断面である。
ブラシ毛の全長の第2の部分にわたって、ブラシ毛の側面は2°の角度で互いに近づいており、結果として、ドーム状の端部を含まないブラシ毛の自由端の直径は、約0.8mmである。
他で説明するように、他の寸法も可能である。
この配列において、複数のブラシ毛は、実質的に直線で、実質的に平行な2つの長い行に配列されている。それぞれの行において、複数ブラシ毛は実質的に均一に間隙を介して相隔たっており、複数のブラシ毛の第1の部分の楕円形の断面の短軸が、全て実質的に同一直線上に位置している。それぞれの行において、複数のブラシ毛は同じだけ間隔を空けており、隣接する行は、1つの行の複数のブラシ毛の断面の中心が隣接する行の隣接する複数のブラシ毛の間の中ほどに位置するように、互いにオフセットされている。この実施の形態においては、それぞれの行は、18のブラシ毛を備えている。もちろん、要望や適切性に応じて、行の数や各行のブラシ毛の数は変更することができる。3行、4行またはそれ以上の行にする実施形態も可能である。
この実施の形態においては、それぞれの行の複数のブラシ毛は同じの間隙を介して相隔たっており、それぞれのブラシ毛の中心は約2.4mmの間隔を空けており、隣接する行の中心線は2.9mmの間隔を空けている。結果として、複数のブラシ毛の行と平行な方向から見たときに、複数のブラシ毛のベースにおいて2つの行は互いに重なっており、1つの行の複数のブラシ毛のベースは、隣接する行の隣接する2つのブラシ毛の間で部分的に延びている。図22においてよく分かるように、複数のブラシ毛の第1の部分の形状のおかげで、隣接するブラシ毛の間の隙間が、ベースより上のブラシ毛の部分の全長の長さの半分を少し越えた範囲で塞がれている。複数のブラシ毛の行と垂直な方向から見たときに、ブラシ毛の全長にわたって、隣接するブラシ毛の間に隙間がある。この隙間は、複数のブラシ毛のベースの位置において、0.9mmの最小幅を備えている。
他で説明するように、他の寸法も可能である。
複数のブラシ毛は、同じ材料で一体にモールド成形されているが、異なる断面と形状のおかげで、第1の部分は第2の部分よりもかなり固い。実際には、使用時においては、第2の部分が弾性的に柔軟であるのに対して、第1の部分は実際上は実質的に曲がらない。
複数のブラシ毛の複数の第2の部分は、利用できる表面領域の50%に大きく満たない部分を占有しているが、複数のブラシ毛の複数の第1の部分の複数のベースは、配列が延びる表面領域のかなりの部分(50%以上)を占有している。
図1乃至図19で説明したパドルブラシ及びラウンドブラシは、髪に張力を加えることができるため、髪を乾かしながらのスタイリングに特に適している。髪にブラシをかける際、まず相対的に薄くて柔軟なブラシ毛の第2の部分が髪に接する。これらの部分は、容易に髪に入りこんで、ブラシ毛の間に髪を分ける。そして、これらが柔軟なおかげで、髪からもつれを取り除く助けになる。ブラシが髪に追い立てられるように、相対的に固いブラシ毛の第1の部分の間のますます狭い間隙の中に髪が移動する。使用時には長い行の方向の概ね垂直な方向に髪を横切ってひき、ブラシ毛の長い行のオフセットの関係は、ベースの上のブラシ毛の第1の部分の高さのほとんどで見通し線(line of sight)がない複雑な通路に髪を押し込まさせて、ブラシ毛の間を曲がりくねって進ませる。ブラシが髪に追い立てられるようにブラシ毛の間の次第に狭くなる間隙に髪を押し進めるだけでなく、髪にこの通路を通させると、ブラシと髪との間の摩擦が増加し、何度もブラシを髪で覆う必要なく、髪に張力を加えることができる。ブラシのストロークの最後において、ブラシを容易に髪から離すことができる。髪の上のブラシの圧力が除去される時点で、ブラシ毛の第1の部分の形状は、髪がブラシ毛から簡単に離れて、複数のブラシ毛の間の間隔がより大きい領域に入っていくことを許容している。このことは、髪がブラシに結びつけられるリスクを減少させている。
図20乃至図26で説明したブラシは、髪を逆立てるものに特に適している。他の実施の形態と同様に、相対的に薄くて柔軟なブラシ毛の第2の部分は、容易に髪に入りこんで、ブラシ毛の間に髪を分ける。このことは、ブラシ毛の第1の部分の間の相対的に狭い間隙において髪を捕らえることを可能にする。髪を逆立てる技術で要求されるのと同様に、狭い間隙は髪とブラシ毛との摩擦を増加させ、ブラシが効果的に髪を掴み、髪をすくことを可能にする。このように十分な塊が作り出された際は、整った仕上がりを提供するために、ブラシ毛の第2の部分は髪の外層を滑らかにするために用いられる。このブラシは、より効果的に髪をすいて塊を作るだけでなく、それに続く滑らかにするステップが、同じブラシで行われることを許容し、2つの異なるブラシまたはくしを使用することが必要になるのを避けている。
上述の実施の形態は、ほんの一例を説明したものである。添付の特許請求の範囲で規定される発明の範囲から離れない、たくさんの変形例が可能である。

Claims (15)

  1. ベースから自由端に延びる複数のブラシ毛の配列を備え、
    前記複数のブラシ毛の少なくともいくつかまたは全ては、相対的に広い、前記ベースからテーパの付いた第1の部分と、相対的に狭く、前記第1の部分から前記自由端に延びる第2の部分とからなり、
    前記ベースにおいて非円形の横断面を備える前記複数のブラシ毛の前記第1の部分は、前記第2の部分と接するところで実質的に円形の断面になるように徐々に形が変わっており、
    前記複数のブラシ毛は、間隙を介して相隔たり、オフセットされた2以上の行に配列されており、1つの行内の前記複数のブラシ毛の前記第1の部分の少なくとも一部が、隣接する1つの行内の隣接する複数のブラシ毛の間を延びるように前記複数の行の複数の中心線が間隙を介して相隔っており、及び/または、
    前記複数の行を垂直な方向から見たときに、1つの行内の前記複数のブラシ毛の前記第1の部分の幅は、それらの長さの一部にわたって、隣接する1つの行内の前記複数のブラシ毛の間の間隔を部分的に塞ぐように、隣接する1つの行の隣接する複数のブラシ毛の間の間隔と同じかまたは該間隔よりも大きく、
    前記複数のブラシ毛は、使用時において、前記第2の部分が髪に入りこんで前記複数のブラシ毛の間に髪を分けるように働き、髪が前記複数のブラシ毛の間を通る際に、張力が髪に加わえられることを前記第1の部分が可能にするように、前記ブラシ毛の寸法と配置が定められていることを特徴とする髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  2. 同じ方向から見たとき、前記第1の部分及び第2の部分を備える前記複数のブラシ毛の前記第1の部分の最も幅広い部分の幅は、前記第2の部分の自由端または該自由端に近い部分の前記ブラシ毛の幅の少なくとも2倍または3倍である請求項1に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  3. 前記第1の部分及び第2の部分を備える前記複数のブラシ毛の長さは、その最大幅の7倍または9倍以下である請求項1または2に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  4. 前記第1の部分及び第2の部分を備える前記複数のブラシ毛の前記第1の部分の2つの対向するエッジは、前記第1の部分の全長にわたって前記対向する2つのエッジの間で少なくとも10°の最小平均角度を持って互いに向かうテーパを持っており、前記第2の部分の対向する2つエッジは、前記第2の部分の全長にわたって前記対向するエッジの間が5°の最大平均角度を持って互いに向かうテーパを持っている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  5. 前記第1の部分の対向する2つのエッジの間の角度は、前記ブラシ毛の前記ベースから前記第1の部分の端部に向かって増加している請求項4に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  6. 前記第1の部分の対向する2つのエッジは、湾曲している請求項5に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  7. 前記複数のブラシ毛の前記第1の部分は、その全長の少なくとも一部にわたって横断面が非円形である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  8. 前記複数のブラシ毛の前記第1の部分の横断面形状は、その全長の少なくとも一部にわたって伸びている請求項7に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  9. 前記複数のブラシ毛の前記第1の部分は、その全長の少なくとも一部の横断面が実質的に楕円形である請求項8に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  10. 前記楕円形の横断面の長軸上に位置する前記第1の部分の2つのエッジは、前記第1の部分の全長にわたって湾曲パスで互いに近づいており、前記楕円形の横断面の短軸上に位置する前記第1の部分の2つのエッジは、前記第1の部分の全長にわたって実質的に直線パスで互いに近づいている請求項9に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  11. 実質的に全ての前記複数のブラシ毛が前記第1の部分及び前記第2の部分を備えている請求項1乃至10のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  12. 前記第2の部分の長さは、前記第1の部分の長さより長くない請求項1乃至11のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  13. 前記複数のブラシ毛は、それらの断面が前記ベースから前記自由端に向かって減少していくようにテーパがついており、前記複数のブラシ毛のテーパの度合いは、前記第1の部分と前記第2の部分との境界において急に変化する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  14. 実質的に楕円形の断面を備えた複数のブラシ毛が、複数のブラシ毛の概ね平行で長い行と複数のブラシ毛の概ね平行な短い行とから形成された、細長い長方形の複数のブラシ毛の配列を形成する請求項9に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ、または請求項9に従属する請求項10乃至13のいずれか1項に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
  15. 各ブラシ毛の楕円形の断面の長軸が、そのブラシ毛が一部を形成する長い行の方向と実質的に一致する請求項14に記載の髪のスタイリング用ヘアブラシ。
JP2016574211A 2014-06-30 2015-06-30 髪のスタイリング用ヘアブラシ Active JP6647226B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1411583.6 2014-06-30
GB1411577.8 2014-06-30
GBGB1411583.6A GB201411583D0 (en) 2014-06-30 2014-06-30 Hair brush
GBGB1411577.8A GB201411577D0 (en) 2014-06-30 2014-06-30 Hair brush
PCT/GB2015/051916 WO2016001658A1 (en) 2014-06-30 2015-06-30 Hair brush

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017522942A JP2017522942A (ja) 2017-08-17
JP2017522942A5 JP2017522942A5 (ja) 2018-08-09
JP6647226B2 true JP6647226B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=53718033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016574211A Active JP6647226B2 (ja) 2014-06-30 2015-06-30 髪のスタイリング用ヘアブラシ

Country Status (14)

Country Link
US (2) US11793298B2 (ja)
EP (1) EP3160298B1 (ja)
JP (1) JP6647226B2 (ja)
CN (1) CN106455801B (ja)
AU (1) AU2015282477B2 (ja)
BR (1) BR112016029836B1 (ja)
CA (1) CA2952545C (ja)
DE (1) DE202015009704U1 (ja)
ES (1) ES2856215T3 (ja)
GB (2) GB2528574B (ja)
MX (1) MX2016015955A (ja)
PL (1) PL3160298T3 (ja)
TW (1) TWI670027B (ja)
WO (1) WO2016001658A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL3160298T3 (pl) 2014-06-30 2021-07-26 Tangle Teezer Limited Szczotka do włosów
GB201605073D0 (en) * 2016-03-24 2016-05-11 Richard Ward Couture Styling Ltd Brush
GB2548817A (en) * 2016-03-24 2017-10-04 Dyson Technology Ltd Attachment for a handheld appliance
AU2017236400B2 (en) 2016-03-24 2019-11-21 Dyson Technology Limited Attachment for a handheld appliance
GB2549765B (en) * 2016-04-28 2018-07-11 Tangle Teezer Ltd Hair brush for hair with extensions
TWD185139S (zh) * 2016-05-05 2017-08-21 糾結立順有限公司 髮梳
USD859850S1 (en) * 2016-05-05 2019-09-17 Tangle Teezer Limited Hair brush
JP1583982S (ja) 2016-07-21 2017-08-21
USD853130S1 (en) 2016-07-21 2019-07-09 Richard Ward Couture Styling Limited Hair brush and cover
WO2018022471A1 (en) 2016-07-23 2018-02-01 Damptey Kayvis Designer comb
USD844331S1 (en) 2017-07-24 2019-04-02 Shordee Products Llc Hair brush
US10638831B2 (en) 2016-09-30 2020-05-05 Shordee Products Llc Fluid dispensing brush
GB2559538B (en) 2016-10-13 2019-01-23 Tangle Teezer Ltd Backcombing brush
USD854340S1 (en) * 2017-08-09 2019-07-23 Conair Corporation Hair brush
AU201810304S (en) * 2017-08-10 2018-02-19 Tangle Teezer Ltd Part of a hair brush
USD846888S1 (en) * 2017-12-12 2019-04-30 J & D Brush Co., Llc Brush
US20190246763A1 (en) * 2018-02-12 2019-08-15 Madison Reed, Inc. Highlight Applicator
WO2019215961A1 (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 シャープ株式会社 ヘアブラシ
WO2020100380A1 (ja) 2018-11-14 2020-05-22 花王株式会社 ヘアブラシ
JP1650698S (ja) 2018-11-29 2020-01-20
USD908367S1 (en) 2019-09-09 2021-01-26 KHS Inc. Hair brush
CA3153220A1 (en) * 2019-09-23 2021-04-01 Tangle Teezer Limited Hair styling device
GB2587606B (en) * 2019-09-23 2024-05-22 Tangle Teezer Ltd Hair styling device
GB2587605A (en) * 2019-09-23 2021-04-07 Tangle Teezer Ltd Hair styling device
TWD208904S (zh) * 2019-09-24 2020-12-11 英商糾結立順有限公司 髮梳
USD944535S1 (en) * 2020-02-19 2022-03-01 Candybrush Llc Hairbrush
KR102610500B1 (ko) 2023-08-29 2023-12-06 이재천 헤어 브러쉬

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE632357C (de) 1937-02-01 Anna Hempel Gummibuerste zum Reinigen von Kleidungsstuecken usw
US912139A (en) * 1908-06-16 1909-02-09 Charles M Levy Finger-ring.
US3133546A (en) 1961-05-24 1964-05-19 Valden Company Combination comb and brush
US3797506A (en) * 1972-10-27 1974-03-19 A Reinsch Hair cleaning implement
SU912139A1 (ru) * 1979-07-20 1982-03-15 За витель . ошзай} Р ЯА1В15НО. Hxjojqg-iaa й5Й2ЛНПТ Ярмолинский и И. Г. Левин Щетка дл волос
US4565205A (en) * 1983-03-18 1986-01-21 Super Brush Co., Inc. Molded mascara applicator
US4612944A (en) * 1985-02-20 1986-09-23 American Comb Corporation Comb
US4612945A (en) * 1985-02-20 1986-09-23 American Comb Corporation Comb
USD315428S (en) * 1989-01-24 1991-03-12 Sepralash Ltd. Eyelash comb
US5679067A (en) * 1995-04-28 1997-10-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Molded abrasive brush
DE29520134U1 (de) * 1995-12-08 1996-02-08 Braun Ag Borsten für eine Haarbürste
JP3076313B2 (ja) * 1998-06-09 2000-08-14 花王株式会社 マッサージ用ブラシ
JP2000350619A (ja) 1999-06-11 2000-12-19 Matsushita Electric Works Ltd ヘアーセッター
JP2002360345A (ja) * 2001-06-13 2002-12-17 Tetsuji Nakamura ヘアーブラシ
US6732398B2 (en) * 2001-12-20 2004-05-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Stepped diameter bristles for a toothbrush
JP2003206217A (ja) 2002-01-10 2003-07-22 Kao Corp 毛髪用シートブラシ
JP2003199621A (ja) * 2002-01-10 2003-07-15 Kao Corp 毛髪用シートブラシ
JP2003199624A (ja) 2002-01-10 2003-07-15 Kao Corp 毛髪用シートブラシ
US20050015909A1 (en) * 2003-06-25 2005-01-27 Paul Spitale Method for tufting bristles and brush using the same
US20060070635A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 The Procter & Gamble Company Cosmetic brush comprising bristles having external depressions
US20080017217A1 (en) 2006-07-03 2008-01-24 Leung Anthony K L Brush
GB2447692B (en) * 2007-03-23 2012-03-07 Shaun Pulfrey Hair care device
FR2917276B1 (fr) * 2007-06-15 2012-07-27 Cinqpats Dispositif et conditionnement de brossage et de peignage de precision, ainsi que procede et outillage d'obtention
US8056568B2 (en) * 2007-10-17 2011-11-15 Ruckart John P Systems and methods for combing, drying, and straightening hair
JP2009201650A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Masatoshi Nishimura ヘアーブラシ
USD593710S1 (en) * 2008-06-06 2009-06-02 Wise Ouidad S Double row comb
JP4872013B2 (ja) * 2009-07-29 2012-02-08 花王株式会社 頭皮洗浄具
GB2474364B (en) * 2009-10-09 2011-09-14 Michel Mercier Ltd Hairbrush, methods of use, and methods of manufacturing the same
US20110088188A1 (en) 2009-10-15 2011-04-21 Niloufar Ghodsi Hair brush
US8627829B2 (en) * 2010-12-31 2014-01-14 Goody Products, Inc. Water removing hair brush
JP5903744B2 (ja) * 2011-08-31 2016-04-13 株式会社吉野工業所 洗髪用ブラシ
CN202456955U (zh) 2012-02-16 2012-10-03 建福实业有限公司 发梳装置
IL219875A (en) * 2012-05-17 2017-04-30 Sharon Rabi Heated hair brush
EP3097817B1 (en) 2014-01-21 2020-04-29 Park Way Co., Ltd. Comb
PL3160298T3 (pl) 2014-06-30 2021-07-26 Tangle Teezer Limited Szczotka do włosów

Also Published As

Publication number Publication date
DE202015009704U1 (de) 2019-05-14
EP3160298A1 (en) 2017-05-03
CA2952545C (en) 2023-08-22
TWI670027B (zh) 2019-09-01
GB201702397D0 (en) 2017-03-29
ES2856215T3 (es) 2021-09-27
GB2528574B (en) 2017-07-12
AU2015282477B2 (en) 2020-05-21
GB2528574A (en) 2016-01-27
JP2017522942A (ja) 2017-08-17
CN106455801A (zh) 2017-02-22
GB2546012A (en) 2017-07-05
GB201511472D0 (en) 2015-08-12
BR112016029836A8 (pt) 2020-04-07
CA2952545A1 (en) 2016-01-07
NZ727739A (en) 2021-10-29
GB2546012B (en) 2018-03-14
MX2016015955A (es) 2017-04-10
CN106455801B (zh) 2018-12-07
US11793298B2 (en) 2023-10-24
US20180228277A1 (en) 2018-08-16
TW201601660A (zh) 2016-01-16
BR112016029836B1 (pt) 2022-05-17
WO2016001658A1 (en) 2016-01-07
EP3160298B1 (en) 2020-11-18
AU2015282477A1 (en) 2017-01-12
BR112016029836A2 (pt) 2017-08-22
PL3160298T3 (pl) 2021-07-26
US20240041195A1 (en) 2024-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6647226B2 (ja) 髪のスタイリング用ヘアブラシ
US11779101B2 (en) Hair care device
JP2019503772A (ja) 流体状またはペースト状製品をケラチン性繊維に塗布する用具
JP6827102B2 (ja) 毛髪をとかすヘアブラシ
US11910912B2 (en) Backcombing brush
TWI661768B (zh) 動物梳理刷以及梳理動物的方法
KR101254672B1 (ko) 손가락 타입 헤어 브러시
KR200436831Y1 (ko) 빗살형 브러시 모가 구비된 마스카라 도포 브러시
GB2544344A (en) Hair care device
NZ727739B2 (en) Hair brush

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6647226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250