JP6647194B2 - リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池に関する。
近年、様々な用途に供されているリチウムイオン二次電池は、より一層の小型化、軽量化を図るために高出力化の要請が高い。リチウムイオン二次電池の高出力化に影響する因子の一つとしては、例えば正極集電体上に形成される正極合剤層の抵抗の低減化が挙げられる。
従来、リチウムイオン二次電池の正極合剤層としては、正極活物質と、カーボンブラック、カーボンナノチューブなどの導電剤とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−136464号公報
ところで、従来の正極合剤層においては、導電剤を増量することによって、正極合剤層の抵抗の低減化を図ることはできる。しかしながら、導電剤を増量すると、正極合剤層における正極活物質の含有率が減少することによって出力が低下することとなる。
そこで、本発明の課題は、正極合剤層の抵抗の低減化を図ることによって高出力化を達成することができるリチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池を提供することにある。
前記課題を解決する本発明のリチウムイオン二次電池用正極は、正極集電体と、前記正極集電体上に積層される正極合剤層と、を備え、前記正極合剤層は、正極活物質と、導電剤と、バインダと、を含み、前記導電剤は、カーボンブラックと、第1カーボンナノチューブと、前記第1カーボンナノチューブよりも長い第2カーボンナノチューブと、を含み、前記正極合剤層における前記第1カーボンナノチューブの質量(MCNT1)と前記第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)との和に対する前記第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)の比[(MCNT2)/(MCNT1+MCNT2)]が、0.3以上、0.8以下であり、前記第2カーボンナノチューブは、前記正極活物質側に凹となるように屈曲又は湾曲することで前記正極活物質と複数箇所で接しているとともに、
この正極活物質に隣接し合う正極活物質又は導電剤の間で延びて導電パスを形成しており、前記第1カーボンナノチューブの長手方向の長さが5μm以下であり、前記第2カーボンナノチューブの長手方向の長さが7μm以上であることを特徴とする。
また、前記課題を解決する本発明のリチウムイオン二次電池は、前記リチウムイオン二次電池用正極を備えることを特徴とする。
本発明によれば、正極合剤層の抵抗の低減化を図ることによって高出力化を達成することができるリチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池を提供することができる。
本発明の実施形態に係るリチウムイオン電池の構成説明図である。 本発明の実施形態に係るリチウムイオン二次電池用正極の構成説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施例で作製したリチウムイオン二次電池用正極における正極合剤層の走査電子顕微鏡写真である。 本発明の実施例で作製したリチウムイオン二次電池用正極の正極合剤層に含まれるカーボンナノチューブにおける第2カーボンナノチューブの質量比(CNT[long]比)と、このリチウムイオン二次電池用正極を有するリチウムイオン二次電池の直流抵抗(DCR)との関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態におけるリチウムイオン二次電池用正極及びこれを備えるリチウムイオン二次電池について説明する。
本実施形態のリチウムイオン二次電池用正極は、正極合剤層に導電剤として含まれる長短2種のカーボンナノチューブのうち、長いカーボンナノチューブの質量比が、0.3以上、0.8以下であることを主な特徴とする。
まずリチウムイオン二次電池について説明した後にリチウムイオン二次電池用正極(以下では単に正極と称する)について説明する。
(リチウムイオン二次電池)
図1は、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池1の構成説明図である。
図1に示すように、リチウムイオン二次電池1は、正極2と、負極3と、セパレータ4と、図示しない電解液と、を備えて構成されている。
正極2は、正極集電体2aと正極合剤層2bとを備えている。正極2については後に詳しく説明する。
負極3は、負極集電体3a上に負極合剤層3bが積層されて形成されている。
負極集電体3aの材料としては、例えば、銅、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラス、Al−Cd合金などが挙げられる。また、負極集電体3aとしては、銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタン、銀などで処理した材料を使用することもできる。
負極集電体3aの形状としては、例えば、フィルム状、ネット状、パンチされたもの、エキスパンドされたもの、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などが挙げられる。
負極集電体3aの厚さは、特に限定はないが、1μm以上、25μm以下に設定することができる。
負極合剤層3bは、負極活物質と、バインダとを含んで構成されている。
負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵/放出可能なものであれば特に制限はないが、例えば、黒鉛(グラファイト)、難黒鉛化炭素(ハードカーボン)、易黒鉛化炭素(ソフトカーボン)、Si、Si合金、Li4Ti512などが挙げられる。
バインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン、ポリ六フッ化プロピレンなどのフッ素系樹脂;スチレン−ブタジエンゴムなどのスチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂;ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系樹脂;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース系樹脂などが挙げられる。これらのバインダは、1種類単独又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
負極合剤層3bにおける負極活物質の含有量は、90質量%以上、99.75質量%以下とすることができる。
負極合剤層3bにおけるバインダの含有量は、0.25質量%以上、10質量%以下とすることができる。
負極合剤層3bの厚さは、10μm以上、450μm以下に設定することができる。
セパレータ4は、正極合剤層2bと負極合剤層3bとが対向するように配置される正極2と負極3との間に配置されている。
セパレータ4としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる微多孔質シート、アラミド樹脂、セルロースなどの不織布が挙げられる。また、セパレータ4の表面には、例えば、セラミック層、アラミド樹脂層などを設けることができる。また、セパレータ4の内部には、例えば、セラミックなどを分散させることもできる。
セパレータ4の厚さは、3μm以上、40μm以下に設定することができる。このようなセパレータ4の厚さに設定することで入出力密度と安全性とを高いレベルで両立させることができる。
本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、例えば、セパレータ4を正極2と負極3とで挟持したものの単体、巻回体、複数組積層体などが所定容器内に電解液とともに封入されて、コイン型二次電池、円筒型二次電池、角型二次電池、ラミネート型二次電池などとなる。
電解液としては、リチウム塩を非水溶媒に溶解させた非水電解液が用いられる。
リチウム塩としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCFSO)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、六フッ化ひ素リチウム(LiAsF)、ホウフッ化リチウム(LiBF)、リチウム ビス(フルオロスルホニル)イミド(LiTFSI)、リチウムビス(オキサラト)ボレート(LiBOB)などが挙がられる。これらのリチウム塩は、1種類単独又は2以上を組み合わせて使用することができる。
非水溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ギ酸メチル(MF)、酢酸メチル(MA)、プロピオン酸メチル(MP)、ガンマブチロラクトン(γ−BL)、アセトニトリルなどが挙げられる。これらの非水溶媒は、1種類単独又は2以上を組み合わせて使用することができる。
また、電解液には、ビニレンカーボネート、フェニルシクロヘキサン、1,3−プロパンサルトン、ジフェニルジスルフィド、リン酸エステル、フルオロエチレンカーボネート、リチウムジフルオロフォスフェート、エチレンサルファイトなどの各種添加剤を必要に応じて加えることもできる。
以上のようなリチウムイオン二次電池1においては、充電時には、正極2の正極合剤層2b(正極活物質)からリチウムイオンが放出される。また、放出されたリチウムイオンは、電解液を介して、負極3の負極合剤層3b(負極活物質)にインターカレートする。放電時には、負極3の負極合剤層3b(負極活物質)からリチウムイオンが放出される。また、放出されたリチウムイオンは、電解液を介して、正極2の正極合剤層2b(正極活物質)にインターカレートする。セパレータ4は、正極合剤層2bと負極合剤層3bとの接触による短絡を防止しつつ、リチウムイオンは、多孔内に含まれている電解液中を拡散する。
(正極)
次に、本実施形態に係る正極2について詳細に説明する。
図1に示すように、正極2は、正極集電体2a上に正極合剤層2bが積層されて形成されている。
正極集電体2aの材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケルなどが挙げられる。中でも耐酸化性に優れるアルミニウム、アルミニウム合金が好ましい。
正極集電体2aの形状としては、例えば、フィルム状、ネット状、パンチされたもの、エキスパンドされたもの、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などが挙げられる。中でも箔状の正極集電体2aが好ましい。
正極集電体2aの厚さは、5μm以上、30μm以下に設定することができる。
次に参照する図2は、リチウムイオン二次電池1の正極2(正極合剤層2b)の構成説明図である。
図2に示すように、正極合剤層2bは、正極活物質5と、カーボンブラック7と、第1カーボンナノチューブ6bと、第2カーボンナノチューブ6aと、図示しないバインダとを含んで構成されている。
なお、図2に示すリチウムイオン二次電池1の正極2は、部分断面を模式的に示すものであり、正極合剤層2bを構成する正極活物質5、カーボンブラック7、並びにカーボンナノチューブ6を構成する第1カーボンナノチューブ6b及び第2カーボンナノチューブ6aの形状、大きさ、数などは現実のものと異なっている。
正極活物質5としては、例えば、LiMOで表記される層状構造型正極活物質や、LiMO−LiM´Oで表記される層状固溶体正極活物質、LiMで表記されるスピネル型構造正極活物質、LiMPOのように表記されるオリビン型正極活物質、Liのように表記されるポリアニオン型正極活物質などが挙げられる。
なお、それぞれの表記において、M及びM´は、互いに異なるNi、Cu、Zn、Co、Fe、Mn、Cr、V、Ti、Mg、Al、Sn、Mo、Nb、Zr、Ta、Ru及びWからなる群より選択される少なくとも1種の元素を示し、Aは、PO、SiO、BOなどのアニオンを示している。
これらの正極活物質5の元素組成比は、厳密に化学量論比に従うものに限られず、結晶構造上許容される範囲の組成比であればよい。
本実施形態での正極活物質5は、例えば、共沈法、固相法、水熱法などの製法によって調製することができる。
正極活物質5の原料としては、含リチウム化合物、M(又はM´の元素)を含む化合物及びAを構成するヘテロ原子を含む化合物を、所定の正極活物質5の元素組成比を達成するような比率でそれぞれ使用される。
例えば、固相法においては、固体の原料化合物を、ボールミル、ジェットミルなどを使用して原料粉末を得る。
そして、得られた原料粉末を、例えば、500℃以上、1000℃以下の温度で焼成して正極活物質5とする。
原料の含リチウム化合物としては、例えば、炭酸リチウム(LiCO)、塩化リチウム(LiCl)、硫酸リチウム(LiSO)、硝酸リチウム(LiNO)、酢酸リチウム(CHCOLi)、水酸化リチウム(LiOH)などが挙げられる。
Mの元素(又はM´の元素)を含む化合物としては、例えば、Mの元素(又はM´の元素)の酸化物、炭酸塩、硫酸塩、酢酸塩、蓚酸塩などを使用することができる。複数の価数を採り得る元素にあっては、2価の化合物が好ましい。
また、Aを構成するヘテロ原子を含む化合物として、例えば、酸化物、オキソ酸、オキソ酸塩などを使用することができる。
なお、図2中、正極活物質5のそれぞれは、10nm以上、1μm未満程度の一次粒子が凝集した1μm以上、20μm以下程度の二次粒子、又は1μm以上、20μm以下程度の一次粒子である。中でも4μm程度のものが最も好ましい。なお、これらの粒径はレーザ光回折散乱式粒度分析計で測定した体積積算値に基づく平均粒径である。
正極合剤層2bにおける正極活物質5の含有量は、94.5質量%以上、95.5質量%以下に設定することができる。
カーボンブラック7としては、例えば、アセチレンブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラックなどが挙げられる。中でもアセチレンブラック、ファーネスブラック及びケッチェンブラックが好ましい。
カーボンブラック7の平均粒径は、30nm以上、400nm以下程度である。なお、この平均粒径は、レーザ光回折散乱式粒度分析計で測定した体積積算値に基づくものである。
正極合剤層2bにおけるカーボンブラック7の含有量は、0.75質量%以上、2.10質量%以下に設定することができる。
カーボンナノチューブ6は、炭素六角網をなすグラフェンの筒状構造体である。
カーボンナノチューブ6の種類としては、1層のグラフェンにより形成されるシングルウォールカーボンナノチューブ(SWCNT)、2層以上のグラフェンにより形成されるマルチウォールカーボンナノチューブ(MWCNT)などが挙げられる。
カーボンナノチューブ6は、化学気相成長法(CVD)、アーク放電法、レーザ蒸発法などの一般的な製法によって調製することができる。カーボンナノチューブ6は、市販品を使用することもできる。
カーボンナノチューブ6の繊維径は、平均直径で10nm以上、15nm以下が好ましい。ここでの平均直径は、透過型電子顕微鏡を用いた直径分布測定法により得られる中央値である。
カーボンナノチューブ6は、前記のように、第1カーボンナノチューブ6bと、この第1カーボンナノチューブ6bよりも繊維長(長手方向の長さ)が長い第2カーボンナノチューブ6aとで構成されている。なお、屈曲したカーボンナノチューブ6の繊維長は、直線的に延ばした長さである。
具体的な第1カーボンナノチューブ6bの繊維長は、5μm以下が好ましく、より好ましくは1μm以上、5μm以下である。
また、第2カーボンナノチューブ6aの繊維長は、7μm以上が好ましく、より好ましくは7μm以上、11μm以下である。
なお、所定範囲の繊維長を有する第1カーボンナノチューブ6b及び第2カーボンナノチューブ6aは、市販品のカタログに基づいて得ることもできるが、密度勾配遠心法などの分級法により得ることもできる。
第2カーボンナノチューブ6aは、図2に示すように、正極活物質5の表面に沿うように屈曲している。図2に示す第2カーボンナノチューブ6aの屈曲点の数は、作図の便宜上、1つとなっている。しかし、第2カーボンナノチューブ6aの屈曲点の数は、正極活物質5と第2カーボンナノチューブ6aとの接点が増加する点で複数存在することが好ましい。また、第2カーボンナノチューブ6aは、正極活物質5側に凹となるように湾曲することで正極活物質5と複数箇所で接する態様とすることもできる。また、第2カーボンナノチューブ6aは、図示しないが、隣接する正極活物質5同士、正極活物質5及びカーボンブラック7同士、及びカーボンブラック7同士の間で延びて比較的長い導電パスを形成することもできる。
第1カーボンナノチューブ6bは、正極活物質5の表面に沿うように配置されている。図2に示す第1カーボンナノチューブ6bは、作図の便宜上、直線状に描かれているが、屈曲形状及び/又は湾曲形状を呈した態様とすることもできる。また、図示しないが、第1カーボンナノチューブ6bは、複数のそれぞれが共同して正極活物質5の表面を被覆するように配置されるものが好ましい。
なお、第1カーボンナノチューブ6b及び第2カーボンナノチューブ6aのそれぞれの繊維長、屈曲形状及び/又は湾曲形状、正極活物質5などに対する接触箇所、並びに正極活物質5に対する被覆状態は、走査電子顕微鏡により確認することができる。
また、前記したように、第1カーボンナノチューブ6bの質量(MCNT1)と第2カーボンナノチューブ6aの質量(MCNT2)との和に対する第2カーボンナノチューブ6aの質量(MCNT2)の比[(MCNT2)/(MCNT1+MCNT2)]は、0.3以上、0.8以下、好ましくは0.5以上、0.8以下となっている。
正極合剤層2bにおけるカーボンブラック7及びカーボンナノチューブ6からなる導電剤の含有量は、2.5質量%以上、3.0質量%以下に設定することができる。
また、正極合剤層2bにおけるカーボンブラック7の含有量は、0.75質量%以上、2.10質量%以下に設定することができる。
また、正極合剤層2bにおける第1カーボンナノチューブ6bの含有量は、0.15質量%以上、1.47質量%以下に設定することができる。
また、正極合剤層2bにおける第2カーボンナノチューブ6aの含有量は、0.22質量%以上、1.68質量%以下に設定することができる。
正極合剤層2bにおけるバインダは、正極活物質5、カーボンブラック7、及びカーボンナノチューブ6の相互間、並びにこれらと正極集電体2aとを結着するものである。
正極合剤層2bにおけるバインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン、ポリ六フッ化プロピレンなどのフッ素系樹脂;スチレン−ブタジエンゴムなどのスチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂;ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系樹脂;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース系樹脂などが挙げられる。これらのバインダは、1種類単独又は2種類以上組み合わせて使用することができる。
正極合剤層2bにおけるバインダの含有量は、2質量%以上、2.5質量%以下に設定することができる。
このような正極合剤層2bの厚さは、10μm以上、450μm以下に設定することができる。
次に、正極2(図1参照)の製造方法について説明する。
この製造方法では、まず正極合剤層2b(図1参照)を形成するための正極合剤を調製する。
正極合剤は、カーボンブラック7(図2参照)と、第1カーボンナノチューブ6b(図2参照)と、第2カーボンナノチューブ6a(図2参照)と、図示しないバインダと、図示しない分散媒とを混合することによってスラリ状の組成物として得られる。
分散媒としては、例えば、乾燥などによって正極合剤から除去できる分散媒であれば特に限定されないが、例えば、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール、エーテル類、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、水などが挙げられる。
正極合剤材料の混合方法としては、例えば、ホモジナイザ、超音波分散機、震盪機、ロータリーミキサー、ビーズミル、プラネタリーミキサ、自転公転ミキサなどを使用する方法が挙げられる。
次に、正極集電体2a(図1参照)上に正極合剤を塗布し、乾燥することによって正極合剤層2bが形成される。
正極合剤の塗布方法としては、例えば、ダイコータ塗布法、コンマコータ塗布法、グラビアコータ塗布法、ドクターブレード塗布法、スプレー塗布法、スクリーン印刷法などが挙げられる。
正極合剤の乾燥方法としては、例えば、加熱乾燥法、真空乾燥法などが挙げられる。
また、必要に応じて正極集電体2a(図1参照)上に塗布した正極合剤を加熱加圧成形することもできる。
リチウムイオン二次電池1(図1参照)の製造方法としては、特に制限はなく、前記のようにセパレータ4(図1参照)を正極2(図1参照)と負極3(図1参照)とで挟持したものを所定容器内に電解液とともに封入する一般的な方法が挙げられる。
負極3についても、製造方法に特に制限はなく、負極集電体3a(図1参照)上に負極合剤層3b(図1参照)を形成する一般的な製造方法で作製することができる。
次に、本実施形態の正極2を有するリチウムイオン二次電池1の奏する効果について説明する。
前記したように、従来のリチウムイオン二次電池(例えば、特許文献1参照)においては、正極合剤層に含まれる導電剤を増量することによって、正極合剤層の抵抗の低減化を図ることはできる。しかしながら、導電剤を増量すると、正極合剤層における正極活物質の含有率が減少することによって放電容量が低下する。
これに対して、本実施形態の正極2(図1参照)を有するリチウムイオン二次電池1は、正極合剤層2bに導電剤として含まれるカーボンナノチューブ6(図2参照)のうち、長い第2カーボンナノチューブ2aの質量比が、特定の範囲内に設定されている。
具体的には、第1カーボンナノチューブ2b(図2参照)の質量(MCNT1)と第2カーボンナノチューブ2aの質量(MCNT2)との和に対する第2カーボンナノチューブ2aの質量(MCNT2)の比[(MCNT2)/(MCNT1+MCNT2)]が、0.3以上、0.8以下に設定されている。
これにより本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、正極合剤層2b(図1参照)の抵抗の低減化を図ることによって高容量かつ高出力化を達成することができる。
また、本実施形態のリチウムイオン二次電池1においては、第1カーボンナノチューブ6bの繊維長を5μm以下とし、第2カーボンナノチューブ6aの繊維長を7μm以上とすることによって、より確実に正極合剤層2bの抵抗の低減化を達成することができる。
また、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、正極合剤層2b(図2参照)において、正極活物質5(図2参照)を94.5質量%以上、95.5質量%以下、カーボンブラック7(図2参照)、第1カーボンナノチューブ6b(図2参照)、及び第2カーボンナノチューブ6a(図2参照)からなる導電剤を2.5質量%以上、3質量%以下、バインダ(図示省略)を2質量%以上、2.5質量%以下で含むことによって、より確実に正極合剤層2bの抵抗の低減化を達成することができる。
また、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、正極合剤層2b(図2参照)において、第2カーボンナノチューブ6aが正極活物質5の表面に沿うように配置され、正極活物質5と複数箇所で接触している。また、第2カーボンナノチューブ6aは、隣接する正極活物質5同士、正極活物質5及びカーボンブラック7同士、及びカーボンブラック7同士の間でも延びている。これにより正極2における導電パスが大きくなる。
また、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、正極合剤層2b(図2参照)において、第1カーボンナノチューブ6bが正極活物質5の表面に沿うように配置され、好ましくは複数の正極活物質5が共同しての正極活物質5の表面を覆うように配置されている。これにより正極2における導電パスが大きくなる。
また、これら第1カーボンナノチューブ6b及び第2カーボンナノチューブ6aの正極活物質5に対するこのような配置は、前記の第2カーボンナノチューブ2aの質量比を0.3以上、0.8以下に設定することで、より確実に行われることとなる。
以上のように、本実施形態の正極2を有するリチウムイオン二次電池1によれば、正極合剤層2bにおける導電剤を増量しなくても、第2カーボンナノチューブ2aの質量比を0.3以上、0.8以下に設定することで、正極合剤層2bの抵抗の低減化を図ることによって高出力化を達成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態のリチウムイオン二次電池1(図1参照)は、燃料電池自動車、電気自動車、ハイブリッド型電気自動車などの動力用電源に使用されるものを想定しているが、本発明は、船舶、航空機などの他の移動体に搭載される電源、各種携帯型機器、情報機器、家庭用電気機器、電動工具などに使用される小型電源に使用することもできる。
次に、本発明の奏する効果を検証した実施例について説明する。
実施例1から実施例4、及び比較例1から比較例3では、互いに正極合剤層における第1カーボンナノチューブと第2カーボンナノチューブの配合比のみが異なるリチウムイオン二次電池を作製し、その直流抵抗(DCR:Direct Current Resistance)を測定した。
実施例1から実施例4、及び比較例1から比較例3での第1カーボンナノチューブと第2カーボンナノチューブの配合比以外の各組成は共通である。
具体的には、正極合剤層における正極活物質としてのLiNi0.33Co0.33Mn0.33粉末(平均粒径4μm)は95質量%、導電剤としてのカーボンブラックは1.5質量%、バインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)は2質量%、導電剤としてのカーボンナノチューブ(第1カーボンナノチューブと第2カーボンナノチューブの合計)は1.5質量%であった。
実施例1から実施例4、及び比較例1から比較例3での第1カーボンナノチューブと第2カーボンナノチューブの配合比を表1に示す。
第1カーボンナノチューブは、繊維径が1.4nm、繊維長が5μmである。第2カーボンナノチューブは、繊維径が10nm以上、15nm以下、繊維長が7μm以上、11μm以下である。
表1中、第1カーボンナノチューブは、CNT[short]と表し、第2カーボンナノチューブは、CNT[long]と表している。
また、表1中、第1カーボンナノチューブの質量(MCNT1)と第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)との和に対する第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)の比[(MCNT2)/(MCNT1+MCNT2)]は、CNT[long]比と表している。
まず、実施例1から実施例4、及び比較例1から比較例3ごとに、前記組成の正極活物質、導電剤、及びバインダと、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)とを混合して正極合剤スラリを調製した。この正極合剤スラリを、コンマコータにより正極集電体としてのアルミニウム箔に塗布した。これを120℃で加熱し、乾燥させることにより正極を作製した。得られた正極をロールプレス機に通して荷重を加えて正極シートを作製した。この正極シートを所定面積の長方形となるように切り出してラミネート型二次電池用正極とした。
図3(a)及び図3(b)は、実施例1で作製したラミネート型二次電池用正極における正極合剤層の走査電子顕微鏡写真である。
図3(a)に示すように、第1カーボンナノチューブ、第2カーボンナノチューブ、及びカーボンブラックのそれぞれは正極活物質の表面に付着している。そして、複数の第1カーボンナノチューブが共同して正極活物質5の表面を覆うように付着している。
また、図3(b)に示すように、屈曲した第2カーボンナノチューブは、正極活物質の表面の複数箇所で接触している。
次に、負極を作製した。
負極活物質としてのグラファイトと、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)とカルボキシメチルセルロース(CMC)との所定量を蒸留水と混合して負極合剤スラリを調製した。この負極合剤スラリを、コンマコータにより負極集電体としての銅箔に塗布し、100℃で加熱し、乾燥させるとことにより負極を得た。得られた負極をロールプレス機に通して荷重を加えて負極シートを作製した。この負極シートを所定面積の長方形となるように切り出してラミネート型二次電池用負極とした。
セパレータを前記の正極と負極とで挟持したものを電解液とともに、絶縁性シートで内張りされた袋状のアルミラミネートシート容器に封入することで容量2Ahのラミネート型リチウムイオン二次電池を作製した。セパレータには、ポリプロピレン(PP)系微多孔質セパレータを使用した。電解液には、1MのLiPFのエチレンカーボネート/ジエチルカーボネート混合溶媒溶液を使用した。
実施例1から実施例4、及び比較例1から比較例3でそれぞれ作製したラミネート型リチウムイオン二次電池について直流抵抗(DCR:Direct Current Resistance)を測定した。
直流抵抗は、ラミネート型リチウムイオン二次電池(電池温度60℃、SOC(State of Charge)50%)の正極負極間に一定の直流電流を10秒間印加し、このときの電流Iと、通電開始時の電圧降下ΔE0secと、10秒経過時の電圧降下ΔE10secとを測定した。そして、直流抵抗(DCR10sec)mΩ=(ΔE0sec−ΔE10sec)/Iを算出した。その結果を表1及び図4に示す。
図4は、ラミネート型リチウムイオン二次電池の正極合剤層に含まれる第2カーボンナノチューブの質量比(CNT[long]比)と、このリチウムイオン二次電池用正極を有するリチウムイオン二次電池の直流抵抗(DCR)との関係を示すグラフである。
図4に示すように、第2カーボンナノチューブの質量比(CNT[long]比)が0.8を示す位置でDCRカーブに変曲点が現れている。そして、概ね下に凸となるDCRカーブは、変曲点を上限とする第2カーボンナノチューブの質量比(CNT[long]比)の0.3〜0.8の限定的範囲において、直流抵抗(DCR)の特異的な低下を示している。
以上のことから、第2カーボンナノチューブの質量比が0.3〜0.8に設定された正極を有するリチウムイオン二次電池は、正極合剤層の抵抗の低減化を図ることによって高出力化を達成することができることが検証された。
1 リチウムイオン二次電池
2 正極
2a 正極集電体
2a 第2カーボンナノチューブ
2b 正極合剤層
2b 第1カーボンナノチューブ
3 負極
3a 負極集電体
3b 負極合剤層
4 セパレータ
5 正極活物質
6 カーボンナノチューブ
6a 第2カーボンナノチューブ
6b 第1カーボンナノチューブ
7 カーボンブラック

Claims (3)

  1. 正極集電体と、前記正極集電体上に積層される正極合剤層と、を備え、
    前記正極合剤層は、正極活物質と、導電剤と、バインダと、を含み、
    前記導電剤は、カーボンブラックと、第1カーボンナノチューブと、前記第1カーボンナノチューブよりも長い第2カーボンナノチューブと、を含み、
    前記正極合剤層における前記第1カーボンナノチューブの質量(MCNT1)と前記第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)との和に対する前記第2カーボンナノチューブの質量(MCNT2)の比[(MCNT2)/(MCNT1+MCNT2)]が、0.3以上、0.8以下であり、
    前記第2カーボンナノチューブは、前記正極活物質側に凹となるように屈曲又は湾曲することで前記正極活物質と複数箇所で接しているとともに、
    この正極活物質に隣接し合う正極活物質又は導電剤の間で延びて導電パスを形成しており、
    前記第1カーボンナノチューブの長手方向の長さが5μm以下であり、前記第2カーボンナノチューブの長手方向の長さが7μm以上であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用正極において、
    前記正極合剤層は、前記正極活物質を94.5質量%以上、95.5質量%以下、前記導電剤を2.5質量%以上、3質量%以下、前記バインダを2質量%以上、2.5質量%以下で含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリチウムイオン二次電池用正極を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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