JP6647116B2 - 四輪駆動車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力配分装置としての油圧駆動式のクラッチの油圧を調圧するアクチュエータを備え、指令油圧に基づいて該アクチュエータの駆動電流を決定する制御を行う四輪駆動車両の制御装置に関する。
従来、二輪駆動(2WD)状態と四駆駆動(4WD)状態とを相互に切り替える電子制御式四輪駆動システムの一つとして、フロントデフ機構とリアデフ機構とを連結するプロペラシャフトの途中に前後トルク配分用クラッチが設けられ、そのクラッチを駆動する油圧(オイル)を逆止弁を介し電動オイルポンプによって供給し、供給された油圧をソレノイド弁によって封止することによりクラッチの締結状態を維持する油圧封入式四輪駆動システムが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、クラッチに所定の油圧(クラッチ圧)が封入された後、クラッチと逆止弁との間に設けられたソレノイド弁を開閉制御することによってクラッチの締結状態、すなわちクラッチの押し付け力、すなわち前後輪へ伝達されるトルク配分を変えることが可能となる。従って、車両が一度4WD状態へ遷移した後は、ソレノイド弁を閉じてさえいれば、クラッチの締結状態(クラッチの押し付け力)は保持されるため、電動オイルポンプのモータを動作させ続けなくとも4WD状態を継続する事が可能である。これは、モータ頻度低減や電力節約の観点から、油圧封入式四輪駆動システムのメリットとなっている。
しかし、ソレノイド弁の開閉制御のみでは前後輪へ伝達されるトルク配分を精度良く制御することはできない。そこで、高い4WD性能を実現する為に、特に精度が必要な低トルク領域のみを油圧開放式制御とすることで、4WD性能を損ねることなく油圧封入式四輪駆動システムのメリットでもあるモータ頻度の抑制を達成することが出来る。
ところで、4WD制御に必要な前後輪伝達トルクの指令値を指令トルクと呼んでいる。実際に発生する伝達トルクが、指令トルクに精度良く追従することが4WD性能の向上へつながる。ここで、伝達トルクと油圧の関係をあらかじめ計測しておくことで、指令トルクを指令油圧に変換することができる。つまり、実際に発生する実油圧が、指令油圧に精度良く追従すること(以後、「油圧精度」ともいう。)が制御目標となる。
油圧封入式四輪駆動システムにおいて、油圧調圧の際、油圧センサを用いた油圧フィードバック制御(例えば、PID制御)は必須技術である。しかし、油圧フィードバック制御にだけ依存する場合、油圧センサの失陥に対する耐性が問題となる。すなわち、油圧調圧制御量(例えば、電動オイルポンプのモータ駆動電流)をフィードバック制御のみで全て決定する場合、油圧センサ失陥時に、油圧制御装置は、実際とは異なる間違った実油圧を取り込み、この間違った油圧差異に基づいてフィードバック制御量を算出する。その結果、モータに必要以上の過大な駆動電流が流れ、これによりクラッチ圧が急激に上昇し、後輪へ必要以上の過大なトルクが伝達され、車両が不安全な挙動になってしまう虞がある。そこで、油圧センサに依存しないフィードフォワード制御で油圧調圧制御量の大半を決定し、車両が不安全な挙動にならない範囲でフィードバック制御量を使用する手法が知られている。
特開2013−067326号公報
フィードフォワード制御量の油圧精度を上げるためには、油圧調圧システム(電動オイルポンプからクラッチに至る油圧供給系統)における油圧とモータ駆動電流との間の動特性(入出力特性)を予め高い精度で解析することが必要となる。この解析において、動特性を知るために多数のセンサが必要となる場合がある。さらにはシステム構成部品のバラつき精度を向上させることも必要となる。
つまり、フィードフォワード制御によって油圧調圧制御量の大半を決定する場合、コストの面で不利となる問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、その目的は、システム構成部品のバラつき精度を過度に向上させずに済み、複雑なシステム動特性解析を必要とすること無く、かつ、車両を不安全な挙動に陥らせない四輪駆動車両の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る四輪駆動車両の制御装置は、駆動源(3)からの駆動力を第1駆動輪(W1,W2)及び第2駆動輪(W3,W4)に伝達する駆動力伝達経路(20)と、駆動力伝達経路(20)に設置された駆動力配分装置としての油圧駆動式のクラッチ(10)と、クラッチ(10)の油圧を調圧するアクチュエータ(35、37、43)と、指令油圧(PCMD)に基づいてアクチュエータの駆動電流を決定する制御を行う制御手段(50)と、を備える四輪駆動車両の制御装置であって、クラッチ(10)の実油圧(PR)を計測する油圧センサ(45)と、指令油圧(PCMD)と実油圧(PR)との差異(ΔP)に基づいてアクチュエータの駆動電流に係るフィードバック制御量を決定するフィードバック制御部(542a)と、実油圧(PR)とアクチュエータの駆動電流との間の入出力特性に基づいて該アクチュエータの駆動電流に係るフィードフォワード制御量を決定するフィードフォワード制御部(542b)と、フィードバック制御量とフィードフォワード制御量とを加算して駆動電流に係る信号を出力する出力部(542c)と、フィードバック制御量を所定の範囲内(LIML、LIMH)に制限する制限処理部(542c1)と、を備え、制御手段(50)は、指令油圧(PCMD)の所定の変化を契機として規定時間(T*)の間、フィードバック制御量に対する制限を解除するように構成されていることを特徴とする。
上記構成では、アクチュエータ(35、37、43)の駆動電流は、フィードバック制御量(F/B制御量)とフィードフォワード制御量(F/F制御量)との加算量によって決定されることになる。つまり、フィードバック制御量はアクチュエータ(35、37、43)の駆動電流を決定する要素の一部であり、フィードフォワード制御部(542b)がアクチュエータ(35、37、43)の駆動電流を決定する残余の要素となる。つまり、アクチュエータ(35、37、43)の駆動電流を決定する要素としてのフィードバック制御量(F/B制御量)とフィードフォワード制御量(F/F制御量)それぞれの依存度(寄与度)を低減させることができる。フィードバック制御量の依存度が低減することにより、油圧センサ(45)の依存度が下がることになる。その結果、油圧センサ(45)失陥に対する耐性が向上する。
他方、フィードフォワード制御量(F/F制御量)の依存度が低減することにより、フィードフォワード制御部(542b)においてシステム動特性に対する解析精度要求レベル、システム構成部品のバラツキ精度要求レベルがそれぞれ緩和されるようになる。これにより四輪駆動車両及び制御装置のコストアップが抑制されることになる。
また、本発明にかかる四輪駆動車両の制御装置の制御手段は、フィードバック制御量(F/B制御量)を所定範囲内に制限する制限処理部(542c1)を備える。そのため、所定範囲を超過するフィードバック制御量(F/B制御量)については、制限処理部(542c1)によってカットされることになる。従って、油圧センサ(45)が失陥し、これによりフィードバック制御量(F/B制御量)が急激に増大する場合、所定範囲を超過するフィードバック制御量(F/B制御量)は制限処理部(542c1)によってカットされる。これにより、油圧センサ(45)が失陥し、フィードバック制御量(F/B制御量)が実際とは異なる間違った実油圧(PR)に基づいて決定される場合であっても、過大な駆動電流がアクチュエータに流れなくなる。
そして本発明では、制御手段は、指令油圧(PCMD)の所定の変化を契機として規定時間(T*)の間、フィードバック制御量(F/B制御量)に対する制限を解除するように構成されている。つまり、例えば指令油圧(PCMD)が大きく変化する時間領域では、高い油圧精度が求められるため、フィードバック制御量(F/B制御量)を制限しないこととしている。
ところで、この規定時間(T*)の間に、極めて低い確率で油圧センサ(45)の失陥が起こる場合が考えられる。しかし、この規定時間(T*)を経過した後は、再びフィードバック制御量(F/B制御量)は制限処理部(542c1)によって制限されるため、油圧センサ(45)の失陥により車両が不安全な挙動に陥ることはない。
本発明に係る四輪駆動車両の制御装置の第2の特徴は、上記の所定の変化は、指令油圧(PCMD)のゼロからの立ち上がり変化、又は該指令油圧のステップ状の変化であることである。
上記構成では、指令油圧(PCMD)のゼロ立ち上がり時あるいは指令油圧(PCMD)がステップ状に変化する時から規定時間(T*)内の時間領域では、フィードバック制御量(F/B制御量)を所定の範囲内に制限しないこととしている。これにより、上記規定時間(T*)内の時間領域において実油圧が指令油圧(PCMD)に精度良く追従するようになる。
また、上記規定時間(T*)を除く時間領域においては、フィードバック制御量(F/B制御量)は、制限処理部(542c1)によって所定の範囲内に制限される。そのため、過大な駆動電流がアクチュエータ(37、43)に流れることはない。従って、上記規定時間(T*)内を含む、油圧制御装置が動作している間、車両が不安全な挙動に陥ることはなくなる。
また、本発明にかかる上記の四輪駆動車両の制御装置の一実施態様として、クラッチ(10)を押圧して係合させるピストン(12)に対して油圧を発生するピストン室(15)と、ピストン室(15)に作動油を供給するためのオイルポンプ(35)と、オイルポンプ(35)を駆動するモータ(37)と、を備え、アクチュエータは、オイルポンプ(35)及びモータ(37)であってよい。
さらに、オイルポンプ(35)からピストン室(15)に通じる油路(49)に作動油を封入するための作動油封入弁(39)と、該作動油封入弁(39)とピストン室(15)との間の油路(49)を開閉するための開閉弁(43)とで構成された油圧回路(30)を備え、アクチュエータは、開閉弁(43)であってもよい。
本発明の四輪駆動車両の制御装置によれば、指令油圧の所定の変化から規定時間内に限って、フィードバック制御量(F/B制御量)に対する制限が解除される。これにより、フィードバック制御量に対する最低限の油圧精度を維持しながら油圧センサの失陥により車両が不安全な挙動に陥ることを防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る制御装置を備えた四輪駆動車両の概略構成を示す説明図である。 油圧回路の詳細構成を示す油圧回路図である。 本実施形態に係る制御装置の主要な構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るモータPWM制御ブロックの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るモータ出力ゲートの構成を示すブロック図である。 指令油圧の変化が大きい場合のF/B制御量の制限解除を示す説明図である。 指令油圧の変化が小さい場合のF/B制御量の制限を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置を備えた四輪駆動車両の概略構成を示す説明図である。同図に示す四輪駆動車両1は、車両の前部に横置きに搭載したエンジン(駆動源)3と、エンジン3と一体に設置された自動変速機4と、エンジン3からの駆動力を前輪W1,W2及び後輪W3,W4に伝達するための駆動力伝達経路20とを備えている。以下、各構成について更に詳細に説明する。
エンジン3の出力軸(図示せず)は、自動変速機4、フロントディファレンシャル(以下、「フロントデフ」という。)5、左右のフロントドライブシャフト6,6を介して、第1駆動輪である左右の前輪W1,W2に連結されている。さらに、エンジン3の出力軸は、自動変速機4、フロントデフ5、プロペラシャフト7、リアディファレンシャルユニット(以下、「リアデフユニット」という。)8、左右のリアドライブシャフト9,9を介して第2駆動輪である左右の後輪W3,W4に連結されている。
リアデフユニット8には、左右のリアドライブシャフト9,9に駆動力を配分するためのリアディファレンシャル(以下、「リアデフ」という。)19と、プロペラシャフト7からリアデフ19への駆動力伝達経路を接続・切断するための前後トルク配分用クラッチ10とが設けられている。前後トルク配分用クラッチ10は、油圧駆動式のクラッチであり、駆動力伝達経路20において後輪W3,W4に配分する駆動力を制御するための駆動力配分装置である。また、前後トルク配分用クラッチ10に作動油を供給するための油圧回路30と、油圧回路30による供給油圧を制御するための制御手段である4WD・ECU(以下、単に「ECU」と記す。)50を備えている。ECU50は、マイクロコンピュータなどで構成されている。
ECU50は、油圧回路30による供給油圧を制御することで、前後トルク配分用クラッチ(以下、単に「クラッチ」という。)10で後輪W3,W4に配分する駆動力を制御する。これにより、前輪W1,W2を第1駆動輪とし、後輪W3,W4を第2駆動輪とする駆動制御を行うようになっている。
すなわち、クラッチ10が解放(切断)されているときには、プロペラシャフト7の回転がリアデフ19側に伝達されず、エンジン3のトルクがすべて前輪W1,W2に伝達されることで、前輪駆動(2WD)状態となる。一方、クラッチ10が締結(接続)されているときには、プロペラシャフト7の回転がリアデフ19側に伝達されることで、エンジン3のトルクが前輪W1,W2と後輪W3,W4の両方に配分されて四輪駆動(4WD)状態となる。ECU50は、車両の走行状態を検出するための各種検出手段(図示せず)の検出に基づいて、後輪W3,W4に配分する駆動力およびこれに対応するクラッチ10への油圧供給量を演算すると共に、当該演算結果に基づく駆動信号をクラッチ10に出力する。これにより、クラッチ10の締結力を制御し、後輪W3,W4に配分する駆動力を制御するようになっている。
図2は、油圧回路30の詳細構成を示す油圧回路図である。同図に示す油圧回路30は、ストレーナ33を介してオイルタンク31に貯留されている作動油を吸い込み圧送するオイルポンプ(アクチュエータ)35と、オイルポンプ35を駆動するモータ(アクチュエータ)37と、オイルポンプ35からクラッチ10のピストン室15に連通する油路40とを備えている。
クラッチ10は、シリンダハウジング11と、シリンダハウジング11内で進退移動することで積層された複数の摩擦材13を押圧するピストン12とを備えている。シリンダハウジング11内には、ピストン12との間に作動油が導入されるピストン室15が画成されている。ピストン12は、複数の摩擦材13における積層方向の一端に対向配置されている。したがって、ピストン室15に供給された作動油(オイル)の油圧でピストン12が摩擦材13を積層方向に押圧することで、クラッチ10を所定の係合圧で係合させるようになっている。
オイルポンプ35からピストン室15に連通する油路40には、逆止弁39、リリーフ弁41、ソレノイド弁(開閉弁)(アクチュエータ)43、油圧センサ45がこの順に設置されている。逆止弁39は、オイルポンプ35側からピストン室15側に向かって作動油を流通させるが、その逆の向きには作動油の流通を阻止するように構成されている。これにより、オイルポンプ35の駆動で逆止弁39の下流側に送り込まれた作動油を、逆止弁39とピストン室15との間の油路(以下では、「封入油路」ということがある。)49に封じ込めることができる。上記の逆止弁39とオイルポンプ35を設けた油路49によって、油圧封入式の油圧回路30が構成されている。そして本実施形態では、逆止弁39は、オイルポンプ35からピストン室15に通じる油路49に作動油を封入するための作動油封入弁である。
リリーフ弁41は、逆止弁39とピストン室15との間の油路49の圧力が所定の閾値を超えて異常上昇したときに開くことで、油路49の油圧を解放するように構成された弁である。リリーフ弁41から排出された作動油は、オイルタンク31に戻されるようになっている。ソレノイド弁43は、オンオフ型の開閉弁で、ECU50の指令に基づいてオン/オフ制御(On/Off)されることで、油路49の開閉を制御することができる。これにより、ピストン室15の油圧を制御することができる。なお、ソレノイド弁43が開かれることで油路49から排出された作動油は、オイルタンク31に戻されるようになっている。また、油圧センサ45は、油路49及びピストン室15の油圧を検出するための油圧検出手段であり、その検出値は、ECU50に送られるようになっている。また、ピストン室15は、アキュムレータ18に連通している。アキュムレータ18は、ピストン室15及び油路49内の急激な油圧変化や油圧の脈動を抑制する作用を有している。また、オイルタンク31内には、作動油の温度を検出するための油温センサ47が設けられている。油温センサ47の検出値は、ECU50に送られるようになっている。
オイルポンプ35は、容積型ポンプ、例えば内接ギヤポンプである。モータ37がECU50の指令に基づいてPWM制御(デューティ制御)されることで、オイルポンプ35から油路49及びピストン室15へオイルが供給される。これによりクラッチ10を締結するのに必要なピストン圧が確保される。
ここで、油圧回路30の動作を簡単に説明する。先ず、車両1が2WD状態から4WD状態へ遷移する場合の油圧回路30の動作を説明する。
ECU50は、モータ37に通電し、オイルポンプ35を動作させ、油路49へオイルを注入する。ECU50は同時にソレノイド弁43へ通電し、閉状態とする。逆止弁39はオイルポンプ35から油路49への方向しかオイルを通過させない為、油路49内にオイルが封入される。
油路49内にオイルが封入されると、油路49内の油圧が上昇し、ピストン12を図の左側へ押す圧力が発生する。ピストン12が押される事により、摩擦材13が押し付けられ、クラッチ10が締結され、4WD状態となる。
なお、後輪W3,W4へ配分したいトルクと、油路49内の油圧値の関係はあらかじめモデル化されており、後輪W3,W4へ配分する必要トルクに対応する油路49内の油圧値は既知となっている。従って、ECU50は、油圧センサ45を用いて油路49内の油圧値を計測しながら、油路49内の油圧値が、後輪W3,W4へ配分したいトルクに対応する油圧値(=目標油圧)となるまでモータ37の動作とソレノイド弁43の閉状態を継続する。
油路49内の油圧値が目標油圧に到達したら、ECU50はモータ37の動作を停止する一方、ソレノイド弁43については閉状態を継続する。このように、ECU50は油路49内の油圧を保持することで車両1の4WD状態を必要な時間継続する。なお、より高い目標油圧が設定された場合、ECU50はさらにモータ37を動作させ油路49内の加圧を行う。
次に、車両1が4WD状態から2WD状態へ遷移する場合の油圧回路30の動作を説明する。ECU50は、モータ37が停止した状態で、ソレノイド弁43を開状態とする。これにより油路49内のオイルがソレノイド弁43を通してドレインされ、油路49内の油圧が低下する。
油路49内の油圧が低下すると、ピストン12にかかる圧力も低下する為、摩擦材13に対する押し付け力が減少し、後輪W3、W4へのトルク配分量が減少する。
油路49内の油圧が2WD状態に対応する所定油圧まで低下すると、ECU50はソレノイド弁43を閉状態とする。なお、より低い目標油圧が設定される場合、ECU50は油路49内の油圧がその目標油圧へ到達するまでソレノイド弁43を開状態とし、油路49内の油圧が目標油圧に到達したらソレノイド弁43を閉状態とする。
図3は、4WD・ECU(制御手段)50の主要な構成を示すブロック図である。駆動トルク算出ブロック51では、車両1の走行条件(エンジン3のトルク、自動変速機4の選択ギヤ段、シフト位置等)に応じて車両1に要求される駆動トルク(推定駆動力)を算出する。
制御トルク算出ブロック52では、基本配分制御(前後輪W1〜W4への駆動力の基本配分制御)ブロック521、LSD制御ブロック522、登坂制御ブロック523等により、種々の制御ファクターに応じて前記駆動トルクの前後輪への配分を決定し、前後トルク配分用クラッチ(駆動力配分装置)10の指令トルクを算出する。
指令油圧算出ブロック53では、上記指令トルクに従ってクラッチ10に対する指令油圧PCMDを算出する。すなわち、制御目標値算出ブロック531が上記指令トルクに従ってクラッチ10に対する制御目標値(つまり上記指令油圧PCMD)を算出し、また、故障時2WD化ブロック532が故障時に2WD化するための制御目標値(つまり上記指令油圧PCMD)を算出する。通常時は、制御目標値算出ブロック531が算出した制御目標値が指令油圧PCMDとして出力されるが、故障時は故障時2WD化ブロック532が算出した制御目標値が指令油圧PCMDとして出力される。
油圧フィードバック制御ブロック54では、目標油圧算出ブロック541により、上記指令油圧算出ブロック53から与えられる上記指令油圧PCMDと実油圧PR(油圧センサ45からのフィードバック信号)との油圧差異ΔPに対し、目標油圧(例えば、±数%以内)を算出する。該算出された目標油圧(つまり油圧差異ΔP)に従ってモータ37又はソレノイド弁43を制御する。
モータPWM制御ブロック542では、目標油圧(つまり油圧差異ΔP)に応じてモータ37に対するPWM駆動指令信号(目標駆動電流)を生成し、モータドライバ(図示せず)へ出力する。モータドライバは、PWM駆動指令信号に対応する駆動電圧をモータ37に印加する。なお、詳細については、図4及び図5を参照しながら後述するが、PWM駆動指令信号は、油圧差異ΔPから作られるフィードバック制御量(以下、「F/B制御量」という。)と、指令油圧PCMDから作られるフィードフォワード制御量(以下、「F/F制御量」という。)とを加算することにより生成される。
ソレノイドON/OFF制御ブロック543では、上記指令油圧PCMD及び油圧センサ45からのフィードバック信号(実油圧PR)との油圧差異ΔP(目標油圧)に応じてソレノイド弁43に対するON(閉鎖)/OFF(開放)指示信号(目標駆動電流)を生成し、ソレノイドドライバ(図示せず)へ出力する。ソレノイドドライバは、ON/OFF指示信号に対応する駆動電圧をソレノイド弁43に印加する。なお、モータ37に対するPWM駆動指令信号と同様に、ソレノイド弁43に対するON/OFF指示信号についても油圧差異ΔPから作られるF/B制御量と、指令油圧PCMDから作られるF/F制御量とを加算することにより生成される。
図4は、本実施形態に係るモータPWM制御ブロック542の構成を示すブロック図である。なお、説明の都合上、油圧センサ45、指令油圧算出ブロック53及び目標油圧算出ブロック541についても併せて図示されている。
モータPWM制御ブロック542は、目標油圧算出ブロック541が出力する油圧差異ΔPを基にモータ37を駆動するための駆動電流を決定するフィードバック制御ブロック(以下、「F/B制御ブロック」という。)542aと、指令油圧PCMDを基にモータ37を駆動するための駆動電流を決定するフィードフォワード制御ブロック(以下、「F/F制御ブロック」という。)542bと、F/B制御ブロック542aから出力される駆動電流(F/B制御量)と、F/F制御ブロック542bから出力される駆動電流(F/F制御量)とを加算するモータ出力ゲート(出力部)542cとによって構成される。
なお、詳細については、図5及び図6を参照しながら後述するが、上記F/B制御量は、通常はモータ出力ゲート542cにおいて抑制処理(制限処理)が施されて上記F/F制御量に加算される。ここでいう「抑制処理(制限処理)」とは、F/B制御量について上限値LIMH又は下限値LIMLを超える超過量をカットする処理である。
一方、指令油圧PCMDのゼロ立ち上がり時から規定時間T*、或いは指令油圧PCMDが大きく変化する時(例えば、ステップ状に変化する時)から規定時間T*の間、上記F/B制御量は抑制処理が解除され(すなわち抑制処理が施されずに)F/F制御量に加算される。以下、モータ出力ゲート542cについて説明する。
図5は、本実施形態に係るモータ出力ゲート542cの構成を示すブロック図である。
モータ出力ゲート542cは、上限値LIMH又は下限値LIMLを超えるF/B制御量をカットする抑制処理ブロック542c1と、指令油圧PCMDを取り込んで指令油圧PMCDのゼロ立上がり状態を判定する第1判定ブロック542c2と、指令油圧PCMDを取り込んで指令油圧PCMDが大きく変化している状態(例えばステップ状に変化している状態)を判定する第2判定ブロック542c3と、後述するセレクタ542c5に対する制御信号を出力するセレクタ制御ブロック542c4と、抑制処理が施されたF/B制御量または抑制処理が施されていないF/B制御量の何れか一方を選択的に通過させるセレクタ542c5と、セレクタ542c5から出力されるF/B制御量とF/F制御量とを加算する加算ブロック542c6と、F/B制御量とF/F制御量との加算量からPWMのデューティ電圧(目標駆動電流)を生成するデューティ変換ブロック542c7と、否定論理和演算器NORとによって構成される。
第1判定ブロック542c2では、指令油圧PCMDのゼロ立上がり状態を検出すると、例えば”1”を出力し、それ以外の場合は”0”を出力する。
第2判定ブロック542c3では、指令油圧PCMDが大きく変化している状態(例えばステップ状に変化している状態)を検出すると、例えば”1”を出力し、それ以外の場合は”0”を出力する。
第1判定ブロック542c2及び第2判定ブロック542c3からそれぞれ出力される信号は、否定論理和演算器NORに入力される。
否定論理和演算器NORでは、第1判定ブロック542c2が”1”を出力している状態(すなわち、指令油圧PCMDのゼロ立上がり状態)か、或いは第2判定ブロック542c3が”1”を出力している状態(すなわち指令油圧PCMDが大きく変化した状態)かの何れかの場合は、”0”を出力し、それ以外の場合は”1”を出力する。
セレクタ制御ブロック542c4は、否定論理和演算器NORから”0”が入力される場合、タイマーを規定時間T*だけ作動させ、タイマーが作動している間”0”を出力する。一方、否定論理和演算器NORから”1”が入力される場合、セレクタ制御ブロック542c4は、”1”を出力する。なお、以降ではセレクタ制御ブロック542c4が出力する信号をセレクタ制御信号と呼ぶことにする。
セレクタ542c5は、セレクタ制御信号が”1”の場合、抑制処理が施されたF/B制御量を通過させる。つまり、上側のパスを選択する。一方、セレクタ制御信号が”0”の場合、抑制処理が施されていないF/B制御量を通過させる。つまり、下側のパスを選択する。
加算ブロック542c6では、セレクタ542c5から出力されるF/B制御量と、F/F制御ブロック542bから出力されるF/F制御量とを加算する。加算された制御量は、デューティ変換ブロック542c7へ出力され、対応するPWMのデューティ電圧(目標駆動電流)に変換される。
図6は、指令油圧PCMDの変化が大きい場合のF/B制御量の制限解除を示す説明図で、同図(a)、(b)はそれぞれ、指令油圧PCMDとセレクタ制御信号の時系列データを示し、同図(c)は対応するF/B制御量の時系列データを示している。
図6(a)中の○印は、指令油圧PCMDが大きく変化している箇所を示している。A部は、指令油圧PCMDがゼロから立ち上がる状態を示している。B部は、指令油圧PCMDがステップ状に立ち上がる状態を示している。C部は指令油圧PCMDがステップ状に立ち下がる状態を示している。なお、ここで言う「ステップ状」とは、例えば水平→垂直→水平の不連続変化を意味している。
図6(b)に示されるように、時刻t3において指令油圧PCMDのステップ状立下がり状態が検出されると、セレクト制御信号が”1”から”0”に変化する。同時に、規定時間T*の間(t3〜t3+T*)、セレクト制御信号が”0”に保持される。
図6(c)に示されるように、セレクト制御信号が”0”の場合、F/B制御量に対する抑制処理が解除される。すなわち、モータ出力ゲート542c(図5)のセレクタ542c5において、下側のパスが選択される。従って、F/B制御量が下限値LIMLを超過する場合であっても、F/B制御量はカットされることはなく、加算ブロック542c6(図5)においてF/F制御量と加算される。
なお、時刻t1及び時刻t2において、指令油圧PCMDのゼロ立上がり状態、ステップ状立上がり状態がそれぞれ検出される。時刻t3と同様に、セレクト制御信号が”1”から”0”に変化する。同時に、規定時間T*の間(t1〜t1+T*、t2〜t2+T*)、セレクト制御信号が”0”に保持され、F/B制御量に対する抑制処理が解除される。しかし、この場合、F/B制御量は上限値LIMH及び下限値LIMLを超過していないため、抑制処理の解除による効果は表れされていない。
図7は、指令油圧PCMDの変化が小さい場合のF/B制御量の制限を示す説明図である。なお、図7(a)は指令油圧PCMDと実油圧PRの時系列データを示し、同図(b)は対応するF/B制御量の時系列データを示している。
図7(a)に示されるように、全体(時刻ゼロからt9)を通して、指令油圧PCMDはほぼ一定の状態である。すなわち、指令油圧PCMDは、図6(a)に示されるゼロ立ち上がり状態、ステップ状立上がり状態、或いはステップ状立下がり状態のいずれの状態変化をも示していない。従って、全体を通して、F/B制御量は抑制処理を受けることになる。
図7(b)に示されるように、例えば時刻t4〜t5において、下限値LIMLを超過するF/B制御量は抑制処理ブロック542c1(図5)によってカットされる。時刻t6〜t7においても同様に、下限値LIMLを超過するF/B制御量は抑制処理ブロック542c1(図5)によってカットされる。
また、時刻t7〜t8において、上限値LIMHを超過するF/B制御量は抑制処理ブロック542c1(図5)にカットされる。この場合、抑制処理無しのF/B制御量はモータ37の駆動電流が増大する方向に超過している。そのため、F/B制御量が上限値LIMHによって制限されない場合、過大な駆動電流がモータ37に流れることになり、必要以上のトルクが後輪へ配分されることになる。その結果、車両1が不安全な挙動をとる虞がある。
しかし、全体を通してF/B制御量が上限値LIMHによって制限されるため、過大な駆動電流がモータ37又はソレノイド弁43に流れることはない。これにより、必要以上のトルクが後輪W3,W4へ配分されることはない。
これとは逆に、時刻t4〜t5において、抑制処理無しのF/B制御量はソレノイド弁43の駆動電流が減少する方向に超過している。そのため、F/B制御量が下限値LIMLによって制限されない場合、必要とする駆動電流がソレノイド弁43に流れなくなり、これにより必要とするトルクが後輪W3,W4へ配分されなくなる。その結果、車両1が不安全な挙動をとる虞がある。
しかし、全体を通してF/B制御量が下限値LIMLによって制限されるため、必要とする駆動電流がモータ37又はソレノイド弁43に流れなくなることが防止される。なお、上限値LIMH及び下限値LIMLについては、車として不安全な挙動とならないようトルク変化への影響度合いを見て決定される。
以上の通り、本発明のECU50(制御手段)は、指令油圧PCMDの所定の変化時、具体的には、指令油圧PCMDのゼロ立ち上がり時、ステップ状立上がり時、或いはステップ状立下がり時の何れかの時から規定時間T*の間、F/B制御量に対する制限を解除すると共に、規定時間T*を除く時間領域においてはF/B制御量を上限値LIMH及び下限値LIMLによって制限する。これにより、F/B制御量に対する最小限の油圧精度を維持しながら、過大な駆動電流あるいは過小な駆動電流がモータ37又はソレノイド弁43に流れることを防止することが可能となる。
また、本発明のECU50(制御手段)は、モータ37又はソレノイド弁43(アクチュエータ)の目標駆動電流をF/B制御量とF/F制御量とによって決定する。そのため、アクチュエータの目標駆動電流を決定する要素としてのF/B制御量またはF/F制御量の各依存度(寄与度)を低減させることができる。F/B制御量の依存度が低減することにより、油圧センサ45の依存度が下がることになる。その結果、油圧センサ45失陥に対する耐性が向上する。
他方、F/F制御量の依存度(寄与度)が低減することにより、F/F制御量に対する油圧精度が緩和されるようになる。これにより、F/F制御ブロック542bにおいてシステム動特性に対する解析精度要求レベル、システム構成部品のバラツキ精度要求レベルがそれぞれ緩和されるようになる。これにより四輪駆動車両1のコストアップが抑制されることになる。
1 四輪駆動車両
3 エンジン(駆動源)
4 自動変速機
5 フロントデフ
6 フロントドライブシャフト
7 プロペラシャフト
8 リアデフユニット
9 リアドライブシャフト
10 前後トルク配分用クラッチ(油圧駆動式のクラッチ)
19 リアデフ
11 シリンダハウジング
12 ピストン
13 摩擦材
15 ピストン室
18 アキュムレータ
20 駆動力伝達経路
30 油圧回路
31 オイルタンク
33 ストレーナ
35 オイルポンプ(電動オイルポンプ)(アクチュエータ)
37 モータ(ポンプモータ)(アクチュエータ)
39 逆止弁(作動油封入弁)
41 リリーフ弁
43 ソレノイド弁(開閉弁)(アクチュエータ)
45 油圧センサ
47 油温センサ
49 油路(封入油路)
50 4WD・ECU(制御手段)
W1,W2 前輪(第1駆動輪)
W3,W4 後輪(第2駆動輪)
PCMD 指令油圧
PR 実油圧
LIMH 上限値
LIML 下限値

Claims (4)

  1. 駆動源からの駆動力を第1駆動輪及び第2駆動輪に伝達する駆動力伝達経路と、
    前記駆動力伝達経路に設置された駆動力配分装置としての油圧駆動式のクラッチと、
    前記クラッチの油圧を調圧するアクチュエータと、
    指令油圧に基づいて前記アクチュエータの駆動電流を決定する制御を行う制御手段と、を備える四輪駆動車両の制御装置であって、
    前記クラッチの実油圧を計測する油圧センサと、
    前記指令油圧と前記実油圧との差異に基づいて前記アクチュエータの駆動電流に係るフィードバック制御量を決定するフィードバック制御部と、
    前記実油圧と前記アクチュエータの駆動電流との間の入出力特性に基づいて該アクチュエータの駆動電流に係るフィードフォワード制御量を決定するフィードフォワード制御部と、
    前記フィードバック制御量と前記フィードフォワード制御量とを加算して前記駆動電流に係る信号を出力する出力部と、
    前記フィードバック制御量を所定の範囲内に制限する制限処理部と、を備え、
    前記制御手段は、前記指令油圧の所定の変化を契機として規定時間の間、前記フィードバック制御量に対する制限を解除するように構成されていることを特徴とする四輪駆動車両の制御装置。
  2. 前記所定の変化は、前記指令油圧のゼロからの立ち上がり変化、又は該指令油圧のステップ状の変化であることを特徴とする請求項1に記載の四輪駆動車両の制御装置。
  3. 前記クラッチを押圧して係合させるピストンに対して油圧を発生するピストン室と、
    前記ピストン室に作動油を供給するためのオイルポンプと、
    前記オイルポンプを駆動するモータと、を備え、
    前記アクチュエータは、前記オイルポンプ及び前記モータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の四輪駆動車両の制御装置。
  4. 前記オイルポンプから前記ピストン室に通じる油路に作動油を封入するための作動油封入弁と、
    該作動油封入弁と前記ピストン室との間の前記油路を開閉するための開閉弁と、で構成された油圧回路を備え、
    前記アクチュエータは、前記開閉弁であることを特徴とする請求項3に記載の四輪駆動車両の制御装置。
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