JP6646214B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム等に関する。
Webコンテンツなどをユーザが使用している端末ではなく、周囲にあるデバイスで再生させる技術がある。例えば、画像や音声などコンテンツの種類やフォーマットに応じ、ユーザの周囲にあるデバイスから再生に適切なデバイスをユーザが選んでコンテンツを転送し、再生する(例えば、特許文献1参照)。
また、ユーザが使用しているPC(Personal Computer)のキーボードやマウスから、携帯端末など周囲にあるデバイス上のアプリケーション(以下、アプリという)へテキスト入力などの操作を可能にする技術もある。この場合、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity,登録商標)やBluetooth(登録商標)などに接続した携帯端末にPCを対応付けるための操作が必要である。そのため、ユーザが連携に先立ち、接続機器一覧から対象機器を選ぶか、あるいは携帯端末のIP(Internet Protocol)アドレスをPCへ入力して対応付けるなどの操作を行う。
特開2015−049770号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザが使用している端末上で実行しているアプリから連携できるアプリが1つに限られているので、そのアプリを実行できる周辺デバイスが複数ある場合に、状況に応じた最適のデバイスの選択が難しいという問題がある。
例えば、上記特許文献1では、周囲にあるデバイスで再生させる際に、利用できるデバイスが複数ある場合でも、ユーザには連携先が1つしか提示されない。しかし、複数のデバイスのうち、どのデバイスが再生に最適であるかは状況に依存する。例えば、動画を閲覧する場合でも、大画面のディスプレイに表示させてじっくりと鑑賞するような状況もあれば、携帯端末上でざっと閲覧するのが適切な場合もある。したがって、特許文献1のようにユーザに提示する連携先が1つであると、ユーザは現状により適したデバイスがあっても利用することができないので、状況に応じた最適のデバイスの選択ができない。
一方、上記Wi−Fi(登録商標)に接続した携帯端末をPCに対応付ける場合などの従来技術でも、接続可能な複数のデバイスの一覧をユーザに提示する技術はあるが、対応付けの前にユーザが一覧からデバイスを選択する操作が必要になる。ところが、選択を行う時点では対応付けが行われていないので、デバイスの実際の動作を確認、比較ができない。したがって、状況に応じた最適のデバイスの選択は、特に選択の対象となるデバイスの数が増えるほど難しくなる。
1つの側面では、連携できるデバイスが多数あっても、適切なデバイスを選択することを目的とする。
一態様の情報処理システムは、連携元デバイスと、前記連携元デバイスに接続可能な複数の連携先デバイスと、前記連携元デバイスおよび前記複数の連携先デバイスにそれぞれ登録されたアプリの連携を制御するアプリ連携制御装置とを有し、前記アプリ連携制御装置は、前記連携先デバイスと接続するために用いる情報および当該連携先デバイスに登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理する第1の管理部と、前記連携元デバイスのアプリからの連携要求に対し、前記第1の管理部によって管理されたデバイス情報を参照して、連携が可能な前記連携先デバイスおよび当該連携先デバイスに登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得する第2の管理部と、前記連携候補に示されるアプリを起動し、前記連携候補から、連携を行うデバイスおよび当該デバイスに登録された連携が可能なアプリを連携先に確定する連携制御部とを含む。
1つの態様によれば、連携元デバイスから連携できる連携先デバイスが複数存在する場合でも、ユーザの状況に応じた最適の連携先デバイスを選択することができる。
図1は、実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの構成図である。 図2は、実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの一例を示す図である。 図3Aは、デバイス/アプリ情報の構成を示す図である。 図3Bは、デバイス/アプリ情報の一例を示す図である。 図4Aは、デバイス/アプリ管理情報の構成を示す図である。 図4Bは、デバイス/アプリ管理情報の一例を示す図である。 図5Aは、連携管理情報の構成を示す図である。 図5Bは、連携管理情報の一例を示す図である。 図6は、実施例1に係るデバイス/アプリ管理情報の登録のシーケンスの一例を示す図である。 図7は、実施例1に係る連携元デバイスのアプリと連携先デバイスのアプリが連携するシーケンスの一例を示す図である。 図8は、実施例1に係る新たに追加された連携先デバイスのデバイス/アプリ情報の登録およびアプリ起動のシーケンスの一例を示す図である。 図9は、実施例1に係る新たに追加された連携先デバイスを含めた連携先デバイスのアプリが連携元デバイスのアプリと連携するシーケンスの一例を示す図である。 図10は、実施例1に係る連携元/連携先デバイスがデバイス/アプリ情報を送信するフローチャートの一例を示す図である。 図11は、実施例1に係るアプリ連携装置がデバイス/アプリ情報を登録するフローチャートの一例を示す図である。 図12は、実施例1に係る連携元デバイスが連携要求を送信するフローチャートの一例を示す図である。 図13は、実施例1に係るアプリ連携装置が連携候補に起動要求を送信するフローチャートの一例を示す図である。 図14は、実施例1に係る連携先デバイスがアプリを起動され、ユーザに操作されるフローチャートの一例を示す図である。 図15は、実施例1に係る連携元デバイスが連携先デバイスの確定通知を送信するフローチャートの一例を示す図である。 図16は、実施例1に係るアプリ連携装置が連携の確定しなかった連携先デバイスに停止を通知するフローチャートの一例を示す図である。 図17は、実施例1に係る連携の確定しなかった連携先デバイスがアプリを停止するフローチャートの一例を示す図である。 図18は、実施例1に係る連携先デバイスが連携元デバイスにデータを送信するフローチャートの一例を示す図である。 図19は、実施例1に係る連携元デバイスがアプリ連携装置に連携先確定を通知するフローチャートの一例を示す図である。 図20は、実施例2に係るアプリケーション連携制御システムの構成図である。 図21は、実施例2に係るアプリ連携装置がユーザ操作のない連携先デバイスに待機を通知するフローチャートの一例を示す図である。 図22は、実施例2に係る待機を通知された連携先デバイスがアプリを待機するフローチャートの一例を示す図である。 図23は、アプリケーション連携制御プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。実施例では、アプリケーション連携制御システムは、情報処理システムの一例として説明する。なお、実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[アプリケーション連携制御システムの構成]
図1は、実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの構成図である。アプリケーション連携制御システム10は、連携元デバイス100と、アプリ連携装置110と、複数の連携先デバイス120とを有している。アプリ連携装置110と連携元デバイス100および連携先デバイス120は、それぞれ、Wi−Fi(登録商標)で接続しているが、装置とデバイス間の通信は有線または無線のローカルエリアネットワーク通信方式であれば良く、Wi−Fi(登録商標)に限定されない。例えば、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信などの無線通信を用いてもよく、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信を用いてもよい。
図2は、実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの一例を示す図である。ユーザが操作する連携元デバイス100として、図2では、アプリA101が稼働しているタブレット端末が示されているがこれに限定しない。アプリ連携装置110として、図2では、PCサーバが示されているがこれに限定しない。連携先デバイス120として、図2では、アプリB122が稼働しているスマートウォッチが示されている。アプリC122が稼働しているハンドヘルド型コードリーダが示されている。アプリD122およびアプリE122がそれぞれ稼働しているスマートフォンが示されている。連携先デバイス120は、これらに限定されず、スマートフォンなどを複数接続してもよいし、アプリ連携装置110と接続可能なデバイスであれば、例えばカメラでもスピーカーでもプリンタであってもよい。
図2に示すように、ユーザが使用しているアプリA101から発信された他のデバイスとの連携要求は、アプリ連携装置110によって受信される。アプリ連携装置110は、周辺デバイスと接続し、それぞれの周辺デバイス上で稼働しているアプリB〜E122を管理する。アプリ連携装置110は、アプリA101からの連携要求に対し、接続した周辺デバイス上で稼働しているアプリのうち適切なアプリと連携するように仲介する。例えば、タブレット端末で稼働しているアプリA101からの音楽データを再生する連携要求を送信すると、この連携要求はPCサーバが受信する。連携要求を受信したPCサーバは周辺デバイスのうち上記連携要求を満たすデバイスとしてスマートウォッチおよびスマートフォンのアプリB122およびアプリD122をそれぞれ起動して、音楽データを送信する。ここで、アプリB122およびアプリD122は、それぞれ音楽データが再生可能なアプリである。ユーザはスマートウォッチまたはスマートフォンの起動したアプリをそれぞれ操作して受信した音楽データを再生することが出来る。そして、両者を比較した後にスマートウォッチおよびスマートフォンのうち適切なデバイスを音楽データの再生用に確定することができる。
図1に戻って、実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの構成要素について説明する。連携元デバイス100は、アプリ101、連携要求部102および連携集約部103を有している。アプリ101は、一般には複数登録可能であるが、本実施例では、便宜上、ユーザが操作するアプリ101が1つ稼働していると想定する。一例として、アプリ101は、ウェブブラウザ、ワードプロセッサ、通信型ゲームなどである。
連携要求部102は、アプリ101から連携先デバイス120に対する連携要求をアプリ連携装置110に発信する。なお、連携要求部102の詳細な説明は、後述する。
連携集約部103は、連携先デバイス120のアプリから受信したデータをユーザに提示する。そして、連携集約部103は、ユーザが連携先を確定した場合に、提示されたデータなどを参照し、連携先確定通知をアプリ連携装置110に通知する。なお、連携集約部103の詳細な説明は、後述する。
アプリ連携装置110は、デバイス/アプリ管理部111、連携制御部112および連携管理部113を有している。デバイス/アプリ管理部111は、連携先デバイス120からデバイス/アプリ情報を受信し、受信したデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理情報に登録する。ここで、デバイス/アプリ情報とは、連携先デバイス120と接続するために必要な情報と連携先デバイス120に登録されたアプリが扱うデータに関する情報とからなる情報である。また、デバイス/アプリ管理情報とは、周辺の複数の連携先デバイス120に関するデバイス/アプリ情報を集積したものである。デバイス/アプリ管理情報は図示していない記憶部に登録される。なお、デバイス/アプリ管理部111の詳細な説明は、後述する。
連携制御部112は、連携元デバイス100からの連携要求を受信した場合、デバイス/アプリ管理情報を参照して連携候補を求め、連携候補上の対応するアプリを全て起動させる。また、連携制御部112は、連携元デバイス100からの連携先確定を受信した場合、連携候補の連携先デバイス120のうち確定した連携先デバイス120以外で稼働するアプリを停止させる。なお、連携制御部112の詳細な説明は、後述する。
連携管理部113は、連携元デバイス100からの連携要求に対する連携候補の連携先デバイス120と該連携先デバイス120上のアプリとを対応付けて連携管理情報として登録する。連携管理情報の詳細な説明は、後述する。
デバイス/アプリ管理部111が受信するデバイス/アプリ情報の構成を、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。図3Aは、デバイス/アプリ情報の構成を示す図である。図3Bは、デバイス/アプリ情報の一例を示す図である。図3Aに示すように、連携先デバイス120に関するデバイス/アプリ情報は、デバイス名、デバイスのアドレスや識別子など通信に必要な情報を含む。また、デバイス/アプリ情報は、デバイスが有するそれぞれのアプリが処理できる入力(IN)および出力(OUT)のデータのデータタイプを含む。
図3Bに示すように、対象となるデバイスとして、「smartphone−A」が設定されている。対象となるデバイスのアドレスは、「12.34.56.100」と設定されている。また、対象となるデバイスに搭載されたアプリが、「Camera」および「Memo」と設定されている。そして、「Camera」で出力されるデータが、「image」であり、「Memo」で出力されるデータが、「text」であることが示されている。
デバイス/アプリ管理部111が登録するデバイス/アプリ管理情報の構成を図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aは、デバイス/アプリ管理情報の構成を示す図である。図4Bは、デバイス/アプリ管理情報の一例を示す図である。図4Aに示すように、複数の連携先デバイス120それぞれから送られたデバイス/アプリ情報が設定される。それぞれの連携先デバイス120のデータ構成は、図3Aと同様であるので、その説明を省略する。
図4Bに示すように、デバイス/アプリ管理情報には、図3Bのsmartphone−Aに加え、2台のデバイスについての情報が追加されている。1台目の対象となるデバイスとして、「digital−camera」が設定されている。対象となるデバイスのアドレスは、「12.34.56.101」と設定されている。また、対象となるデバイスに搭載されたアプリが、「Controller」と設定されている。そして、「Controller」で出力されるデータが、「image」であることが示されている。2台目の対象となるデバイスとして、「printer」が設定されている。対象となるデバイスのアドレスは、「12.34.56.102」と設定されている。また、対象となるデバイスに搭載されたアプリが、「Controller」と設定されている。そして、「Controller」で入力されるデータが「text」および「image」であることが示されている。
連携管理部113が登録する連携管理情報の構成を図5Aおよび図5Bを参照して説明する。図5Aは、連携管理情報の構成を示す図である。図5Bは、連携管理情報の一例を示す図である。図5Aに示すように、連携管理情報は、連携IDに対して連携元および連携先を対応付ける。連携IDは、連携要求に対して割り振られる識別子である。連携IDは、連携制御部112によって割り振られる。連携元は、連携要求を出した連携元デバイス100のデバイス名およびアプリ名を示す。連携先は、連携候補となる連携先デバイス120のデバイス名およびアプリ名の組み合わせを示す。
図5Bに示すように、連携IDが「coop−1」である場合に、連携元には、連携元デバイス100のデバイス名として「tablet−A」、アプリ名として「Report」が設定されている。連携先には、連携候補となる連携先デバイス120のデバイス名として「smartphone−A」、アプリ名として「Camera」が設定されている。連携候補となる連携先デバイス120のデバイス名として「digital−camera」、アプリ名として「Controller」が設定されている。
図1に戻って、連携先デバイス120は、アプリ管理部121、アプリ122、アプリ制御部123およびデータ送受信部124を有する。アプリ管理部121は、アプリ連携装置110を検知すると、アプリ連携装置110と接続して、自身のデバイス/アプリ情報を送信する。なお、アプリ管理部121の詳細な説明は、後述する。
アプリ122は、連携先デバイス120に登録されているアプリである。アプリ122は、ユーザ操作に応じてデータの送受信を行う。アプリ122は、複数登録可能である。
アプリ制御部123は、アプリ連携装置110から起動要求を受信すると、アプリ122を起動する。また、アプリ制御部123は、停止通知を受信すると、アプリ122を停止する。なお、アプリ制御部123の詳細な説明は、後述する。
データ送受信部124は、アプリ122の入出力データを連携元デバイス100と送受信する。なお、データ送受信部124の詳細な説明は、後述する。
なお、図1には示していないが、連携元デバイス100は、連携先デバイス120のアプリ管理部121に相当する構成を含んでもよい。すなわち、連携元デバイス100の該当機能部は、アプリ連携装置110を検知すると、アプリ連携装置110と接続して、連携元デバイス100のデバイス/アプリ情報を送信する。
[デバイス/アプリ管理情報の登録のシーケンス]
次に、実施例1に係るデバイス/アプリ管理情報の登録のシーケンスを、図6を参照して説明する。図6は、実施例1に係るデバイス/アプリ管理情報の登録のシーケンスの一例を示す図である。
図6に示すように、アプリケーション連携制御システム10は、1つの連携元デバイス100、アプリ連携装置110に対し、複数の連携先デバイス120−1、連携先デバイス120−2、…、連携先デバイス120−nを備えた構成になっている。
まず、アプリ連携装置110の周辺にある連携先デバイス120−1、連携先デバイス120−2、…、連携先デバイス120−nは、それぞれアプリ連携装置110を検知し、アプリ連携装置110に接続し、デバイス/アプリ情報を送信する(ステップS101〜ステップS103)。アプリ連携装置110は、デバイス/アプリ情報を受信する度に、受信したデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理情報に登録する(ステップS201〜ステップS203)。このように、アプリ連携装置110は、複数の連携先デバイス120のデバイス/アプリ情報を集積したデバイス/アプリ管理情報を生成する。
さらに、連携元デバイス100も、アプリ連携装置110を検知し、アプリ連携装置110に接続し、デバイス/アプリ情報を送信する(ステップS101〜ステップS103)。アプリ連携装置110は、デバイス/アプリ情報を受信すると、受信したデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理部に登録する(ステップS201〜ステップS203)。
なお、図6では、アプリ連携装置110は、連携元デバイス100のデバイス/アプリ管理情報の登録を、連携先デバイス120のデバイス/アプリ管理情報の登録の後に行っているが、これに限定されない。すなわち、アプリ連携装置110は、連携先デバイス120の登録の前に行ってもよいし、複数の連携先デバイス120の登録の間に行ってもよい。また、アプリ連携装置110が、予め連携元デバイス100のデバイス/アプリ管理情報を保持する場合には、連携元デバイス100は、自身のデバイス/アプリ情報を送信しなくてもよい。
[連携元デバイスのアプリと連携先デバイスのアプリが連携するシーケンス]
次に、実施例1に係る連携元デバイスのアプリと連携先デバイスのアプリが連携するシーケンスを、図7を参照して説明する。図7は、実施例1に係る連携元デバイスのアプリと連携先デバイスのアプリが連携するシーケンスの一例を示す図である。
図7に示すように、まず、ユーザが使用している連携元デバイス100で稼働している
アプリMから他のデバイスへの連携要求が送信される(ステップS301〜ステップS302)。アプリ連携装置110は、連携要求を受信した場合、デバイス/アプリ管理情報から、連携要求に適応するデバイスとアプリの組を連携候補として抽出して、連携管理情報として登録する(ステップS401〜ステップS403)。そして、アプリ連携装置110は連携候補となった、それぞれの連携先デバイス120に対してアプリの起動を要求する(ステップS404)。図7では、連携先デバイス120−1、連携先デバイス120−2、…、連携先デバイス120−nに対して、それぞれアプリS1、アプリS2、…、アプリSnの起動を要求している。
それぞれの連携先デバイス120−1、120−2、120−nは、起動要求を受信し(ステップS501)要求されたアプリを起動する(ステップS502)。ここで、ユーザは、アプリMからの連携要求に対して複数のアプリが起動した場合には、それらアプリのうち状況にあったデバイスのアプリを確定する(ステップS503)。図7では、ユーザは、連携先デバイス120−1のアプリS1を使用し、ユーザ操作によりデータ保存やデータ閲覧などを行い、連携先デバイス120−1のアプリS1を確定している。なお、図7には図示していないが、ユーザは複数の連携先デバイス120を使用してもよい。したがって、ユーザは、同一のユーザ操作に対する連携先デバイスのアプリの使用感を比較確認したうえで、連携先デバイスのアプリを確定することができる。
このようにして、ユーザは、連携要求に対して起動した複数のアプリのうち状況にあったアプリを確定して連携元デバイス100に通知する(ステップS504)。図7では、連携先デバイス120−1から連携先として確定された通知が送信されている。通知を受けた連携元デバイス100は、アプリMへ確定した連携先デバイス120を通知し、連携先確定通知をアプリ連携装置110に送信する(ステップS601〜ステップS603)。
アプリ連携装置110は、連携先確定通知を受信すると、連携要求に対する連携候補のうち確定したデバイスとアプリを除いた連携候補の連携先デバイス120に対してアプリの停止通知を送信する(ステップS701〜ステップS703)。通知を受けた連携先デバイス120はアプリを停止する(ステップS801〜ステップS802)。図7では、確定されなかった連携先デバイス120−2、…、連携先デバイス120−nが、停止通知を受けてアプリS2、…、アプリSnをそれぞれ停止している。
なお、図7では、連携要求に対して連携先デバイス120−1のみを連携先として確定しているが、複数の連携先デバイス120を連携先として確定してもよい。例えば、連携先デバイス120−1および連携先デバイス120−2を連携先として確定した場合には、図示しない連携先デバイス120−3〜連携先デバイス120−nに対してアプリの停止通知を送信することになる。
[新たに追加された連携先デバイスのデバイス/アプリ情報の登録およびアプリ起動のシーケンス]
図8は、実施例1に係る新たに追加された連携先デバイスのデバイス/アプリ情報の登録およびアプリ起動のシーケンスの一例を示す図である。以下では、図6、7のアプリケーション連携制御システム10に、新たに連携先デバイス120−mが追加された場合の、追加された連携先デバイス120−mのデバイス/アプリ情報の登録およびアプリ起動のシーケンスを、図8を参照して説明する。
図8では、アプリ連携装置110には、既に連携先デバイス120−1、…、連携先デバイス120−nのそれぞれのデバイス/アプリ情報がデバイス/アプリ管理情報に登録されているとする。まず、連携元デバイス100は、アプリ連携装置110に連携要求を送信する(ステップS1301〜ステップS1302)。次に、アプリ連携装置110は、連携要求を受信した場合、デバイス/アプリ管理情報から、連携要求に適応するデバイスとアプリの組を連携候補として抽出して、連携管理情報として登録する(ステップS1401〜ステップS1403)。そして、アプリ連携装置110は連携候補となった、それぞれの連携先デバイス120に対してアプリの起動を要求する(ステップS1404)。
それぞれの連携先デバイス120−1、120−2、…、120−nは、起動要求を受信して(ステップS1501)要求されたアプリを起動する(ステップS1502)。ユーザは状況にあったデバイスのアプリを使用する(ステップS1503)。
ここで、連携要求に対する連携先デバイス120が確定する前の時点で連携先デバイス120−mが追加されたとする。すると、追加された連携先デバイス120−mは、アプリ連携装置110を検知し、アプリ連携装置110に接続し、デバイス/アプリ情報を送信する(ステップS1601〜ステップS1603)。アプリ連携装置110は、受信した連携先デバイス120−mのデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理情報に登録し(ステップS1405〜ステップS1407)。そして、アプリ連携装置110は、追加されたデバイス/アプリ情報が連携要求に適応するデバイスとアプリを含む場合には、そのデバイスとアプリの組を連携候補に追加して更新し、新たな連携候補に対してアプリの起動を要求する(ステップS1408〜ステップS1409)。図8では、連携先デバイス120−mが、連携候補に追加され、アプリの起動要求を受けてアプリSmを起動している(ステップS1604、ステップS1605)。
[新たに追加された連携先デバイスを含めた連携先デバイスのアプリが連携元デバイスのアプリと連携するシーケンス]
図9は、実施例1に係る新たに追加された連携先デバイスを含めた連携先デバイスのアプリが連携元デバイスのアプリと連携するシーケンスの一例を示す図である。以下では、図6、7のアプリケーション連携制御システム10に、新たに連携先デバイス120−mが追加された場合について説明する。具体的には、図8で、新たに追加された連携先デバイスのデバイス/アプリ情報の登録およびアプリ起動を要求した後に、図9で、新たに追加された連携先デバイスを含む連携先デバイスのアプリが連携元デバイスのアプリと連携するシーケンスを説明する。
ユーザは、連携元デバイス100のアプリMからの連携要求に対して起動した、新たに追加された連携先デバイス120−mのアプリSmを含むアプリのうち、状況にあった連携先デバイス120のアプリを確定する。ここで、ユーザは、アプリMからの連携要求に対して複数のアプリが起動した場合には、それらアプリのうち状況にあったデバイスのアプリを確定する(ステップS1901、S1902)。図9では、ユーザは、連携先デバイス120−1のアプリS1を使用し、ユーザ操作によりデータ保存やデータ閲覧などを行い、連携先デバイス120−1のアプリS1を確定している。なお、図9には図示していないが、ユーザは連携先デバイス120−mのアプリSmを使用してもよい。したがって、ユーザは、同一のユーザ操作に対する連携先デバイスのアプリの使用感を比較確認したうえで、連携先デバイスのアプリを確定することができる。
このようにして、ユーザは連携元デバイス100からの連携要求があった後に、連携先デバイス120−mが新たに追加された場合であっても、新たに追加された連携先デバイスのアプリを含めたうえで、状況にあったアプリを確定できる。図9では、連携先デバイス120−1から連携先として確定された通知が送信されている。通知を受けた連携元デバイス100はアプリMへ確定した連携先デバイス120を通知し、連携先確定通知をアプリ連携装置110に送信する(ステップS1701〜ステップS1703)。
アプリ連携装置110は、連携先確定通知を受信すると、連携要求に対する連携候補のうち確定したデバイスとアプリを除いた連携候補の連携先デバイス120に対してアプリの停止通知を送信する(ステップS1801〜ステップS1803)。通知を受けた連携先デバイス120はアプリを停止する(ステップS2001〜ステップS2002)。図9では、確定されなかった連携先デバイス120−n、連携先デバイス120−mが停止通知を受けて、アプリSn、アプリSmをそれぞれ停止している。
なお、図6〜図9のシーケンスには示していないが、現在連携元デバイス100のアプリと連携している連携先デバイス120が物理的に移動したり、電源が落ちたりするなどして連携元デバイス100およびアプリ連携装置110との接続が切断される場合が考えられる。この場合にも、アプリ連携装置110を、例えば以下のように制御すれば、連携元デバイス100は、適切な連携先デバイス120と連携できる。
まず、連携元デバイス100のアプリが連携先デバイス120の消失を検知し、再度の連携要求および連携先の消失をアプリ連携装置110に通知する。アプリ連携装置110は、消失した連携先デバイス120に関するデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理情報から削除したうえで、再度連携要求に対する連携候補を抽出し、候補となった連携先デバイス120のアプリ起動を要求する。以降は、図9と同様の手順で連携候補から新しい連携先を確定することができる。
また、現在連携元デバイス100のアプリとは連携していないが、アプリ連携装置110と接続している連携先デバイス120が消失する場合も考えられる。この場合は、アプリ連携装置110が連携先デバイス120との接続を定期的に確認するなどして消失を検知し、消失した連携先デバイス120に関するデバイス/アプリ情報をデバイス/アプリ管理情報から削除すればよい。これにより、アプリ連携装置110は、以降に連携要求があった場合にも、適切な連携候補を抽出できる。
以下、図10〜図19では、これまで図6〜図9で説明したシーケンスでのアプリケーション連携制御システム10を構成するデバイス、装置の処理手順を、個別に説明する。
[連携元/連携先デバイスがデバイス/アプリ情報を送信するフローチャート]
図10は、実施例1に係る連携元デバイス100、連携先デバイス120がデバイス/アプリ情報を送信するフローチャートの一例を示す図である。
まず、連携元デバイス100または連携先デバイス120のアプリ管理部121は、アプリ連携装置110を検知したか否かを判定する(ステップS101)。検知しなかった場合には(ステップS101;No)、検知するまで判定処理を続ける。検知した場合には(ステップS101;Yes)、連携元デバイス100または連携先デバイス120のアプリ管理部121は、検知したアプリ連携装置110と接続を確立する(ステップS102)。そして、連携元デバイス100または連携先デバイス120のアプリ管理部121は、図3A、図3Bに示したようなデバイス/アプリ情報をアプリ連携装置110に送信する(ステップS103)。
[アプリ連携装置がデバイス/アプリ情報を登録するフローチャート]
図11は、実施例1に係るアプリ連携装置がデバイス/アプリ情報を登録するフローチャートの一例を示す図である。
まず、アプリ連携装置110のデバイス/アプリ管理部111は、連携元デバイス100または連携先デバイス120と接続し(ステップS201)、連携元デバイス100または連携先デバイス120からデバイス/アプリ情報を受信する(ステップS202)。デバイス/アプリ管理部111は、受信したデバイス/アプリ情報を図示していない記憶部に登録し、図4A、図4Bに示したようなデバイス/アプリ管理情報として記憶する(ステップS203)。
[連携元デバイスが連携要求を送信するフローチャート]
図12は、実施例1に係る連携元デバイスが連携要求を送信するフローチャートの一例を示す図である。
まず、連携元デバイス100のアプリ101に対しユーザが連携を必要とする操作をしたとき、アプリ101は連携要求部102に他のデバイスへの連携要求を通知する(ステップS301)。連携要求部102は、連携要求をアプリ連携装置110へ送信する(ステップS302)。
[アプリ連携装置が連携候補に起動要求を送信するフローチャート]
図13は、実施例1に係るアプリ連携装置が連携候補に起動要求を送信するフローチャートの一例を示す図である。
まず、アプリ連携装置110では、連携制御部112が、連携元デバイス100からの連携要求を受信する(ステップS401)。デバイス/アプリ管理部111は、デバイス/アプリ管理情報を参照して連携要求に適応する連携候補を抽出する(ステップS402)。一例として、連携元デバイス100が「smartphone−A」であるとし、連携元デバイス100からの連携要求は、「Camera」との連携要求であるとする。すると、デバイス/アプリ管理部111は、図4Bのデバイス/アプリ管理情報を参照する場合、「Camera」との連携要求に適応する連携候補として「printer」の「Controller」を抽出する。すなわち、「smartphone−A」のアプリ「Camera」は、imageデータを出力する。したがって、出力されたimageデータを入力する連携先デバイス120として「printer」の「Controller」が連携候補として抽出される。なお、かかる例では、連携候補が1つだけ抽出されたが、連携要求に適応する連携候補は複数抽出されてもよい。
そして、デバイス/アプリ管理部111は、連携管理部113が抽出した連携候補を連携要求元および連携要求に割り振られた連携IDに関連付けて連携管理情報へ登録する(ステップS403)。さらに、連携制御部112は、連携候補の連携先デバイス120に対してアプリの起動要求を送信する(ステップS404)。
[連携先デバイスがアプリを起動され、ユーザに操作されるフローチャート]
図14は、実施例1に係る連携先デバイスがアプリを起動され、ユーザに操作されるフローチャートの一例を示す図である。
まず、連携先デバイス120では、アプリ制御部123が、アプリ連携装置110からの起動要求を受信し(ステップS501)、該当するアプリ122を起動する(ステップS502)。そして、データ送受信部124は、ユーザ操作に応じてアプリ122によるデータの送受信などを行い(ステップS503)、ユーザは操作している連携先デバイス120が連携要求に対して適切であるか否かを判定し、最も適切な連携先デバイス120を確定する。データ送受信部124は、起動したアプリ122とともに連携元デバイス100に通知する(ステップS504)。
[連携元デバイスが連携先デバイスの確定通知を送信するフローチャート]
図15は、実施例1に係る連携元デバイスが連携先デバイスの確定通知を送信するフローチャートの一例を示す図である。
まず、連携元デバイス100では、連携集約部103が、連携先デバイス120から確定通知を受信し(ステップS601)、アプリ101で稼働している連携要求を出したアプリMへ通知する(ステップS602)。このとき、連携集約部103は、連携先デバイス120の確定に伴い、アプリMから確定した連携先デバイス120以外の連携先デバイス120へのデータ送信を止めてもよい。そして、連携集約部103は、アプリ連携装置110に連携先確定を通知する(ステップS603)。連携先確定は、確定した連携先デバイスおよびアプリに対応する連携要求を関連付けた情報が用いられる。
[アプリ連携装置が連携の確定しなかった連携先デバイスに停止を通知するフローチャート]
図16は、実施例1に係るアプリ連携装置が連携の確定しなかった連携先デバイスに停止を通知するフローチャートの一例を示す図である。
アプリ連携装置110では、連携制御部112が連携元デバイス100から連携先確定通知を受信する(ステップS701)。すると、連携管理部113は、連携先確定通知に対応する連携管理情報にある連携先デバイス120のうち、連携先確定通知にない連携先デバイスを求める(ステップS702)。そして、連携制御部112は、求めた連携先デバイスへ連携管理情報にある該当するアプリの停止を通知する(ステップS703)。
[連携の確定しなかった連携先デバイスがアプリを停止するフローチャート]
図17は、実施例1に係る連携の確定しなかった連携先デバイスがアプリを停止するフローチャートの一例を示す図である。
連携先デバイス120では、アプリ制御部123が、アプリの停止通知を受けると(ステップS801)、アプリ122のうち停止通知にあるアプリを停止させる(ステップ802)。
[連携先デバイスが連携元デバイスにデータを送信するフローチャート]
図18は、実施例1に係る連携先デバイスが連携元デバイスにデータを送信するフローチャートの一例を示す図である。特に、図7のステップS404で起動要求が出されてからステップS504でデータ確定が送信されるまでの連携先デバイスの操作の一例を示したものである。
連携先デバイス120では、データ送受信部124が、連携元デバイス100の要求元のアプリからデータを受信し(ステップS901)、必要に応じて保存する(ステップS902)。データ送受信部124は、ユーザの操作がデータの閲覧であるか否かを判定する(ステップS903)。ユーザの操作がデータの閲覧である場合(ステップS903;Yes)、データ送受信部124は、保存したデータを表示し(ステップS906)、ステップS901に戻る。
一方、ユーザの操作がデータの閲覧でない場合(ステップS903;No)、データ送受信部124は、ユーザ操作がデータ確定であるか否かを判定する(ステップS904)。データ確定の場合(ステップS904;Yes)、データ送受信部124は、確定データを連携集約部103に通知する(ステップS905)。確定データは、確定した連携先デバイス120と確定したアプリに関する情報を含む。
一方、データ確定でない場合は(ステップS904;No)、データ送受信部124は、ステップS901に戻る。
[連携元デバイスがアプリ連携装置に連携先確定を通知するフローチャート]
図19は、実施例1に係る連携元デバイスがアプリ連携装置に連携先確定を通知するフローチャートの一例を示す図で、図18のステップS905で連携元デバイス100が確定通知を送った後の処理を示すものである。
連携元デバイス100では、連携集約部103が連携先デバイス120を確定する確定データを受信し(ステップS1001)、アプリ101に連携先デバイス120を示す確定データを渡す(ステップS1002)。そして、連携集約部103は、連携先確定をアプリ連携装置110へ通知する(ステップS1003)。連携先確定の内容は前述したとおりである。
[実施例1に係るアプリケーション連携制御システムの具体例]
次に、実施例1に係るアプリケーション連携制御システム10で実行されるアプリケーションの連携処理の具体例を説明する。
実施例1では、連携元デバイス100としてtablet−Aが使用されており、アプリ101で稼働しているアプリMがReportであるとする。ユーザは、tablet−Aに他のデバイスへの連携要求としてアプリReportに写真を入力するために、アプリの撮影ボタンをタップして、撮影に好適な連携先デバイスを要求し、連携要求がtablet−Aから送信されたとする。連携要求として送信される内容は、例えば{12.34.56.110, image, OUT}のように「tablet−Aのアドレス(12.34.56.110)宛へimageデータをOUT(送信)する」ことを要求するものである。上記のような内容の連携要求がアプリ連携装置110へ送信される。
アプリ連携装置110は連携要求を受信し、連携要求に適応する連携先候補を図4Bのデバイス/アプリ管理情報から抽出する。実施例1では、上記連携要求{12.34.56.110, image, OUT}に対する、連携候補のデバイスと適応するアプリの組合せとして、image データをOUTする(smartphone−A,Camera)および(digital−Camera,Controller)が抽出される。そして、抽出された連携候補を連携要求元および連携要求に割り振られた連携IDに関連付けて図5Bの連携管理情報へ登録する。実施例1では、上記連携要求に対しては連携要求に対する連携ID:coop−1、連携要求の発信元であるデバイスtablet−AのアプリReportおよび、上記連携候補が登録される。さらに、連携候補の連携先デバイスに対して、2つの起動要求、デバイスsmartphone−AのアプリCamera、デバイスdigital−CameraのアプリControllerへの起動要求が送信される。
このようにtablet−A上のアプリからの上記連携要求coop−1を契機に、デバイスsmartphone−AのアプリCameraおよびデバイスdigital−cameraのアプリControllerが起動する。ユーザはそれぞれのデバイスで撮影するなどして、ユーザの状況に合った適切なデバイスを確定し、確定したデバイスからtablet−AのアプリReportに確定したデバイスとアプリとして、例えば、(coop−1,smartphone−A,Camera)を通知する。
tablet−Aは確定通知を受信し、連携要求を出したアプリMへ通知する。アプリMは、連携要求IDに確定したsmartphone−AおよびアプリCameraを関連付けてアプリ連携装置110に通知する。実施例1では、連携要求がcoop−1の場合、連携先確定通知は(coop−1,smartphone−A,Camera)とすることができる。
アプリ連携装置110は連携先確定を受信すると、連携要求により起動したデバイス、アプリのうち連携先確定通知にないデバイスdigital−cameraに通知して、アプリControllerを停止させる。
また、実施例1では、連携先デバイス120がカメラのように連携先からデータを連携元へ送るケースを説明した。逆に連携元から連携先へデータを送るような場合、例えば、ディスプレイのように連携元の動画を連携先で再生する場合でも、実施例1のアプリケーション連携制御システム10は、ユーザの状況に応じて連携先で適切に再生されるようなデバイスを選択して、確定したデバイスを連携元へ通知することができる。
なお、図14では連携先デバイス120が、ユーザがステップS504で自身を連携先として確定する通知を行っている。しかし、ステップS502で起動したアプリに対し、以前に確定する通知を行っていた場合には、ステップS502の後、ステップS503を飛ばし、ステップS504でユーザが操作しないでも自動的に確定を通知するようにしてもよく、限定しない。
また、図14では連携先デバイス120では、ユーザがステップS504で連携先を確定する通知を行う場合、連携IDに連携先デバイス120の名前とステップS502で起動したアプリを関連付けて通知しているが、連携IDのみの連携確定通知を送ってもよい。連携IDのみを通知することで、連携先デバイス、アプリの候補を全て停止し、先行した連携をキャンセルすることができる。
[実施例1の効果]
このようにして、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携元デバイス100と、連携元デバイス100に接続可能な複数の連携先デバイス120と、連携元デバイス100および複数の連携先デバイス120にそれぞれ登録されたアプリの連携を制御するアプリ連携装置110とを有する。アプリ連携装置110は、連携先デバイス120と接続するために用いる情報および連携先デバイス120に登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理するデバイス/アプリ管理部111と、連携元デバイス100のアプリからの連携要求に対し、デバイス/アプリ管理部111によって管理されたデバイス情報を参照して、連携が可能な連携先デバイス120および当該連携先デバイス120に登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得する連携管理部113と、連携候補に示されるアプリを起動し、連携候補から、連携を行うデバイスおよびデバイスに登録された連携が可能なアプリを連携先に確定する連携制御部112とを含む。かかる構成によれば、アプリ連携制御システム10は、連携元デバイス100から連携できる連携先デバイス120が複数存在する場合でも、ユーザの状況に応じた最適の連携先デバイス120を選択することができる。また、ユーザは、より適切な連携先デバイス120が追加された場合であっても、直ちに当該連携先デバイス120のアプリを起動して利用することが可能となる。
また、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携制御部112が、連携候補となったアプリのうち連携先に確定しなかったアプリを停止させる。かかる構成によれば、連携制御部112は、電力やトラフィックの消費を抑えることができる。
また、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携先デバイス120が、アプリ連携装置110を検知した場合に、アプリ連携装置110に連携先デバイス120のデバイス/アプリ情報をアプリ連携装置110に送信するアプリ管理部121を含む。かかる構成によれば、アプリ連携装置110は、連携先デバイス120およびデバイス/アプリ情報を効率よく登録することができる。
また、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携元デバイス100が、連携元デバイス100上で起動しているアプリから連携要求をアプリ連携装置110に対し送信する連携要求部102を含む。かかる構成によれば、連携元アプリの1操作で、複数のデバイス/アプリを連携させることができる。
また、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携元デバイス100が、連携元デバイス100上で起動しているアプリから連携する連携先デバイス120およびアプリを連携候補から確定する連携集約部103を含む。かかる構成によれば、連携元アプリの1操作で、状況に応じた最も望ましい連携先のデバイス/アプリを利用できる。
また、上記実施例1では、アプリ連携制御システム10は、連携元デバイス100が含む、連携集約部103が、連携要求に対し、最後にデータを送った連携先デバイス120およびアプリを連携先として確定する。かかる構成によれば、最も望ましい連携先のデバイス/アプリを直ちに利用できる。
ところで、実施例1に係るアプリケーション連携制御システム10は、連携元デバイス100のアプリから連携要求があった場合に、連携候補となる連携先デバイス120のアプリをすべて起動させる。そして、連携元デバイス100のアプリから連携する連携先デバイス120が確定した後に、起動させたアプリのうち確定した連携先デバイス120以外のアプリは停止するようにして、電力やトラフィックの消費を抑える。しかしながら、アプリケーション連携制御システム10は、これに限定されず、現在操作されているデバイス以外のアプリを停止するようにしてもよい。この場合には、アプリケーション連携制御システム10は、アプリが停止されたデバイスをユーザが操作した場合に、停止されたアプリを再開するように制御すれば、電力やトラフィックの消費をさらに抑えることができる。
そこで、実施例2に係るアプリケーション連携制御システムは、連携先デバイス220に対するユーザの操作を監視することにより、連携先デバイス220のアプリの動作状態を制御する。
[実施例2に係るアプリケーション連携制御システムの構成]
図20は、実施例2に係るアプリケーション連携制御システムの構成図である。アプリケーション連携制御システム20の連携元デバイス200、アプリ201、連携要求部202および連携集約部203は、図1に示すアプリケーション連携制御システム10の連携元デバイス100と同一の構成であるので説明を省略する。アプリ連携装置210、デバイス/アプリ管理部211、連携制御部212および連携管理部213は、図1のアプリ連携装置110と同一の構成であるので説明を省略する。アプリケーション連携制御システム20の連携先デバイス220はアプリケーション連携制御システム10の連携先デバイス120にユーザ操作監視部225を追加した構成である。連携先デバイス220の他の構成要素、アプリ管理部221、アプリ222、アプリ制御部223、データ送受信部224は、連携先デバイス120と同一なので説明を省略する。
ユーザ操作監視部225は、連携先デバイス220に対するユーザ操作、例えばアプリ操作を検知すると、アプリ連携装置210へユーザ操作があったことを通知する。通知内容は、例えば(連携ID、連携先デバイスの名前、アプリ)の組合せが通知される。連携IDは当該連携先デバイスを連携先候補とした連携要求である。ユーザ操作には、連携先デバイス220の移動など、アプリ操作以外にユーザが当該連携先デバイス220に関与したことが推測される場合を含めてもよい。
以下、図21〜図22では、これまで図20のアプリケーション連携制御システム20を構成するデバイス、装置のうちユーザ操作監視部225に関わる処理手順を説明する。
[アプリ連携装置がユーザ操作のない連携先デバイスに待機を通知するフローチャート]
図21は、実施例2に係るアプリ連携装置がユーザ操作のない連携先デバイスに待機を通知するフローチャートの一例を示す図である。なお、図21では、ユーザ操作監視部225が連携先デバイス220に対するユーザ操作を検出したとする。
すると、アプリ連携装置210では、連携制御部212が、連携先デバイス220からユーザ操作があったことを受信すると(ステップS2101)、連携管理部213は、連携要求に対応する連携管理情報にある連携先デバイス220のうち、ユーザ操作がなかった連携先デバイス220を求める(ステップS2102)。そして、連携制御部212は、求めた連携先デバイス220へ連携管理情報にある該当するアプリの待機を通知する(ステップS2103)。
[待機を通知された連携先デバイスがアプリを待機するフローチャート]
図22は、実施例2に係る待機を通知された連携先デバイスがアプリを待機するフローチャートの一例を示す図である。
連携先デバイス220では、アプリ制御部223がアプリの待機通知を受けると(ステップS2201)、アプリ222のうち待機通知で待機を通知されたアプリを待機させる(ステップS2202)。ここで、待機とは、停止の1つで、アプリの再開を待機した状態で停止するものである。
[実施例2に係るアプリケーション連携制御システムの具体例]
次に、実施例2に係るアプリケーション連携制御システム20で実行されるアプリケーションの連携処理の具体例を説明する。
実施例2でも、実施例1と同様に、複数の連携先デバイス220のデバイス/アプリ情報がアプリ連携装置210にデバイス/アプリ管理情報として予め登録されているとする。そして、連携元デバイス200としてtablet−Aが使用されており、アプリ201で稼働しているアプリMがReportであるとする。ユーザは、デバイスtablet−Aに撮影に好適な連携先デバイスを連携要求する。さらに、連携候補を抽出し、デバイスsmartphone−AのアプリCamera、デバイスdigital−CameraのアプリControllerへの起動要求を送信するところまでは、実施例1と同様なので説明を省略する。
このようにtablet−A上のアプリからの連携要求coop−1を契機に、デバイスsmartphone−AのアプリCameraおよびデバイスdigital−cameraのアプリControllerがそれぞれ起動する。それに対しユーザはsmartphone−Aで撮影を行うと、smartphone−Aのユーザ操作監視部225は操作があったことを検出する。そして、アプリ連携装置210へ操作通知として、例えば(coop−1,smartphone−A,Camera)を通知する。
アプリ連携装置210は操作通知を受信すると、連携要求により起動したデバイス、アプリのうち操作通知にないデバイスdigital−cameraに通知して、アプリControllerを待機状態になるように停止させる。
上記では、アプリを停止する際に待機状態になるようにしたが、スリープ状態になるようにしてもよい。ここで、スリープとは、停止の1つで、アプリからの出力を停止するものである。一般に、エスケープキーを押すなど所定の操作でアプリを再開できる。
あるいは、操作通知になかった連携先デバイス220のアプリを停止した後に、他のデバイスのアプリとの連携候補であることをユーザに注意してもよい。連携候補であることに注意喚起させる方法としては、例えば、待機中の画面を表示してもよく、ランプを点滅させてもよく、音を鳴らしてもよい。
また、操作通知になかった連携先デバイス220のアプリを停止した後に、ユーザ操作監視部225が当該連携先デバイス220に操作があったことを検出した場合、停止したアプリを再起動してもよい。
また、他のデバイスのユーザ操作監視部225の通知を契機にアプリを停止させる場合に、アプリの状態を記憶させてもよい。例えばカメラアプリの場合、それまでに撮影した画像などを停止する連携先デバイス220の記憶部(図20には非表示)にそれぞれ退避しておき、再び起動する場合に、停止前のアプリの状態を記憶部に退避した状態に復元してもよい。
[実施例2の効果]
このようにして、上記実施例2では、アプリ連携装置210は、個々の連携先デバイス220に対するユーザの操作に基づいて、連携候補になっている連携先デバイス220のアプリを待機状態に制御する。これにより、アプリ連携装置210は、連携先デバイス220の電力、CPUやメモリなどのリソースの消費を抑え、トラフィックを低減することができる。
また、上記実施例2では、アプリ連携装置210は、個々の連携先デバイス220に対するユーザの操作に基づいて、連携候補になっている連携先デバイス220のアプリをスリープ状態に制御する。これにより、アプリ連携装置210は、連携先デバイス220の電力、CPU やメモリなどのリソースの消費を更に抑え、トラフィックを低減することができる。
また、上記実施例2では、アプリ連携装置210は、連携先に確定した連携先デバイス以外の連携先デバイス220に停止を通知して以降にユーザ操作を検出した場合、停止されたアプリを起動してもよいことを示した。当該アプリを再起動することで、ユーザ操作によって、連携先を追加する連携再編が容易にできる。
また、上記実施例2では、アプリ連携装置210は、連携先に確定した連携先デバイス以外の連携先デバイス220に起動したアプリの状態を退避して記録してもよいことを示した。退避した記録を用いることで、ユーザ操作の検出などを契機に、当該アプリが再起動された場合に、アプリを最新の状態に復元することができる。
また、上記実施例2では、アプリ連携装置210は、連携先に確定した連携先デバイス以外の連携先デバイス220に当該連携先デバイス220が連携元デバイス200のアプリに対する連携候補であることを表示できることを示した。ユーザは、この表示を参照することで、ユーザの連携先デバイス220の選択の対象を拡げることができる。
[その他]
また、上記実施例1および2では、図示した装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、デバイス/アプリ管理部111、211をデバイス管理部とアプリ管理部に分散してもよいし、デバイス/アプリ管理部111、211と連携管理部113、213を統合して管理部としてもよい。また、各構成要素は、図示していない記憶部を内部に有してもよいし、記憶装置を外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示したアプリ連携装置110と同様の機能を実現するアプリケーション連携制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図23は、アプリケーション連携制御プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図23に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU303と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置315と、表示装置309を制御する表示制御部307とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読取るドライブ装置313と、ネットワークを介して他のデバイスとの間でデータの授受を行う通信制御部317とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するメモリ301と、HDD305を有する。そして、メモリ301、CPU303、HDD305、表示制御部307、ドライブ装置313、入力装置315、通信制御部317は、バス319で接続されている。
ドライブ装置313は、例えばリムーバブルディスク311用の装置である。HDD305は、アプリケーション連携制御プログラム305aおよびアプリ連携制御処理関連情報305bを記憶する。
CPU303は、アプリケーション連携制御プログラム305aを読み出して、メモリ301に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、アプリ連携装置110の各機能部に対応する。アプリ連携制御処理関連情報305bは、アプリ/デバイス管理情報および連携管理情報を含む。そして、例えばリムーバブルディスク311が、アプリケーション連携制御プログラム305a等の各情報を記憶する。
なお、アプリケーション連携制御プログラム305aについては、必ずしも最初からHDD305に記憶させておかなくてもよい。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからアプリケーション連携制御305aを読み出して実行するようにしてもよい。
10,20 アプリケーション連携制御システム
100,200 連携元デバイス
101,201 アプリ
102,202 連携要求部
103,203 連携集約部
110,210 アプリ連携装置
111,211 デバイス/アプリ管理部
112,212 連携制御部
113,213 連携管理部
120,220 連携先デバイス
121,221 アプリ管理部
122,222 アプリ
123,223 アプリ制御部
124,224 データ送受信部
225 ユーザ操作監視部

Claims (10)

  1. 連携元デバイスと、
    前記連携元デバイスに接続可能な複数の連携先デバイスと、
    前記連携元デバイスおよび前記複数の連携先デバイスにそれぞれ登録されたアプリの連携を制御するアプリ連携装置とを有し、
    前記アプリ連携装置は、
    前記連携先デバイスと接続するために用いる情報および当該連携先デバイスに登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理する第1の管理部と、
    前記連携元デバイスのアプリからの連携要求に対し、前記第1の管理部によって管理されたデバイス情報を参照して、連携が可能な前記連携先デバイスおよび当該連携先デバイスに登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得する第2の管理部と、
    前記第2の管理部が取得した前記連携候補に示されるデバイスにアプリ起動要求を送信し、前記起動要求が送信された連携候補のうちから前記連携元デバイスのアプリの連携先を確定する通知を前記連携元デバイスから受信する連携制御部とを含
    前記連携元デバイスは、前記連携候補のアプリから受信したデータをユーザに提示し、ユーザによって選択されたデータを発信した前記連携候補のアプリが起動されたデバイスを連携先として確定する通知、又は前記連携候補のアプリで前記ユーザが用いたデータを前記連携元デバイスに最後に送ったデバイスを連携先とする通知を前記連携制御部に送信する連携集約部を含む、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記連携制御部は、前記連携候補となった連携先デバイスのうち前記連携先に確定された連携先デバイス以外の連携先デバイスで起動されたアプリを停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記連携先デバイスは、ユーザ操作を監視する監視部を含み、
    前記連携制御部は、前記連携候補となった連携先デバイスのうち前記監視部によってユーザ操作が監視された連携先デバイス以外の連携先デバイスを待機状態にさせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記連携先デバイスは、ユーザ操作を監視する監視部を含み、
    前記連携制御部は、前記連携候補となった連携先デバイスのうち前記監視部によってユーザ操作が監視された連携先デバイス以外の連携先デバイスをスリープ状態にさせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記連携制御部は、前記連携候補となった連携先デバイスのうち前記連携先に確定した連携先デバイス以外の連携先デバイスの監視部がユーザ操作を検出した場合、停止させた前記アプリを起動する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の情報処理システム。
  6. 前記連携制御部は、前記連携先に確定した連携先デバイス以外の連携先デバイスに起動したアプリの状態を記録し、当該アプリを起動した場合には記録した最新の状態に復元する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  7. 前記連携制御部は、前記連携候補のうち前記連携先に確定していない連携先デバイスの監視部がユーザ操作を検出しない場合、当該連携先デバイスが前記連携元デバイスのアプリに対する連携候補であることをユーザに注意する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の情報処理システム。
  8. コンピュータが、
    連携先デバイスと接続するために用いる情報および当該連携先デバイスに登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理し、
    連携元デバイスのアプリからの連携要求に対し、前記デバイス情報を参照して、連携が可能な前記連携先デバイスおよび当該連携先デバイスに登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得し、
    前記連携候補に示されるデバイスにアプリ起動要求を送信し、前記起動要求が送信された連携候補のうちから前記連携元デバイスのアプリの連携先を確定する通知を前記連携元デバイスから受信し、
    前記連携元デバイスは、前記連携候補のアプリから受信したデータをユーザに提示し、ユーザによって選択されたデータを発信した前記連携候補のアプリが起動されたデバイスを連携先として確定する通知、又は前記連携候補のアプリで前記ユーザが用いたデータを前記連携元デバイスに最後に送ったデバイスを連携先とする通知を前記連携制御部に送信する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    連携先デバイスと接続するために用いる情報および当該連携先デバイスに登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理し、
    連携元デバイスのアプリからの連携要求に対し、前記デバイス情報を参照して、連携が可能な前記連携先デバイスおよび当該連携先デバイスに登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得し、
    前記連携候補に示されるデバイスにアプリ起動要求を送信し、前記起動要求が送信された連携候補のうちから前記連携元デバイスのアプリの連携先を確定する通知を前記連携元デバイスから受信し、
    前記連携元デバイスは、前記連携候補のアプリから受信したデータをユーザに提示し、ユーザによって選択されたデータを発信した前記連携候補のアプリが起動されたデバイスを連携先として確定する通知、又は前記連携候補のアプリで前記ユーザが用いたデータを前記連携元デバイスに最後に送ったデバイスを連携先とする通知を送信する、
    処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  10. 連携先デバイスと接続するために用いる情報および当該連携先デバイスに登録されたアプリが用いるデータに関する情報を含むデバイス情報を管理する第1の管理部と、
    連携元デバイスのアプリからの連携要求に対し、前記第1の管理部によって管理されたデバイス情報を参照して、連携が可能な前記連携先デバイスおよび当該連携先デバイスに登録された、連携が可能なアプリを示す連携候補を取得する第2の管理部と、
    前記第2の管理部が取得した前記連携候補に示されるデバイスにアプリ起動要求を送信し、前記起動要求が送信された連携候補のうちから前記連携元デバイスのアプリの連携先を確定する通知を前記連携元デバイスから受信する連携制御部とを含む、
    報処理装置において
    前記連携元デバイスは、前記連携候補のアプリから受信したデータをユーザに提示し、ユーザによって選択されたデータを発信した前記連携候補のアプリが起動されたデバイスを連携先として確定する通知、又は前記連携候補のアプリで前記ユーザが用いたデータを前記連携元デバイスに最後に送ったデバイスを連携先とする通知を送信する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
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