JP6645580B2 - ダストシール - Google Patents

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Description

本発明は、軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、異物の侵入を抑制するダストシールに関する。
油圧シリンダなどの各種機器においては、外部から機器内部への異物の侵入を抑制するためにダストシールが設けられている(特許文献1,2参照)。ダストシールの材料としては、ゴム、ウレタン、PTFEなどの樹脂材料などの弾性材料が用いられている。軸とハウジングとが往復移動する用途に用いられる場合には、ダストシールによって、軸表面に固着したダストを掻き落とすために、硬度の高いものが用いられることが多い。しかし、特に硬度の高い材料により構成されるダストシールの場合には、クリープ現象によって、ダストシールにおけるリップ部が経時的にへたってしまい(塑性変形してしまい)、シール性が損なわれてしまう問題がある。そこで、ダストシールにスプリングを装着させることによって、リップ部がへたってしまっても、リップ部の外周面が径方向内側に向けて押し付けられた状態を維持させるようにする技術も知られている。
ここで、スプリングは、断面形状が略U字形状または略V字形状の環状部材により構成されることが多い。この場合、従来構造においては、スプリングの内側にダストが簡単に入り込んでしまうため、スプリング内にダストが堆積してしまい、スプリングの弾性が損なわれてしまうことがあった。また、金属製のスプリングの場合には、ダストに含まれる塩分や金属粉によって、錆びや電食が生じてしまうこともある。これらの原因によって、スプリングの機能が発揮されずに、結果的にシール性が損なわれてしまうおそれがあった。
特開2009−174555号公報 特開2014−163459号公報
本発明の目的は、スプリングの機能を安定的に発揮させることで、シール性の向上を図ることを可能とするダストシールを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のダストシールは、
軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するダストシールにおいて、
前記ハウジングに設けられた軸孔の内周面に固定される補強環と、
前記補強環に一体的に固定される弾性体製のシール本体と、
を備えるダストシールであって、
前記シール本体は、
前記補強環の内周面に固定される外周面側環状部と、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられるリップ部を有する内周面側環状部と、
を備えると共に、
記外周面側環状部の内周面を径方向外側に向かって押圧する外周面側押圧部と、前記内周面側環状部の外周面を径方向内側に向かって押圧する内周面側押圧部とを有する環状のスプリングが、前記シール本体の密封側にのみ装着されると共に、
前記スプリングは、
密封側からその反対側かつ径方向外側に向かって伸びる前記外周面側押圧部と、密封側からその反対側かつ径方向内側に向かって伸びる前記内周面側押圧部とを有しており、
前記外周面側環状部と内周面側環状部は、前記外周面側押圧部と前記内周面側押圧部との間に入り込むように設けられるベローズ部を介して繋がっていることを特徴とする。
本発明においては、弾性体製のシール本体に環状のスプリングが装着されることにより、リップ部を有する内周面側環状部がへたってしまっても(塑性変形してしまっても)、スプリングによって、リップ部によるシール性を発揮させることが可能となる。また、スプリングは、シール本体の密封側に装着されているため、密封側とは反対側にダストが存在していても、ダストがスプリングに付着してしまうことを抑制することができる。これにより、スプリング機能を安定的に発揮させることができる。
また、ベローズ部が設けられているため、ハウジングに対して軸が偏心してしまう場合でも、内周面側環状部は軸に追随するため、シール性を保たせることができる。
前記ベローズ部は、前記外周面側環状部における前記反対側の端部から前記密封側に向かって縮径する縮径部と、前記内周面側環状部における前記反対側の端部から前記密封側に向かって拡径する拡径部とから構成されるとよい。
前記リップ部は、リップ先端から前記反対側に向かって拡径する反対側傾斜面と、リップ先端から前記密封側に向かって拡径する密封側傾斜面とを有しており、前記反対側傾斜面の方が密封側傾斜面よりも勾配が大きいとよい。
これにより、特に、軸とハウジングが往復移動する用途に用いられる場合に、軸表面に付着したダストを密封側とは反対側に掻き出すことが可能となる。
前記内周面側環状部には、前記リップ部よりも前記密封側に金属環が固定されているとよい。
これにより、内周面側環状部の形状が安定的に保たれるため、シール性をより安定させることが可能となる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、スプリングの機能を安定的に発揮させることで、シール性の向上を図ることができる。
図1は本発明の実施例1に係るダストシールの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例1に係るダストシールの使用時の状態を示す模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係るスプリングの中間製品の平面図である。 図4は本発明の実施例1に係るスプリングの平面図である。 図5は本発明の実施例2に係るダストシールの模式的断面図である。 図6は本発明の実施例3に係るダストシールの模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係るダストシールについて説明する。なお、本発明のダストシールは、建設機械に備えられる油圧シリンダ,自動車用のショックアブソーバ,ダンパ,一般産業機器などに用いることができる。以下、ダストシールが油圧シリンダに適用される場合を例にして説明する。
<ダストシール>
図1〜図4を参照して、本実施例に係るダストシールの全体構成について説明する。図1は本発明の実施例1に係るダストシールの模式的断面図である。なお、本実施例に係るダストシールは略回転対称形状であり、図1においては、ダストシールの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。また、各構成部材については、各部の寸法関係を分かり易くするために、外力を受けていない状態を示している。従って、各部材については、一部重なった図となっている。図2は本発明の実施例1に係るダストシールの使用時の状態を示す模式的断面図である。この図2においては、ダストシールの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図3は本発明の実施例1に係るスプリングの中間製品の平面図である。図4は本発明の実施例1に係るスプリングの平面図である。
油圧シリンダは、相対的に往復移動するように構成された軸(ピストンロッド)200とハウジング(シリンダ)300とを備えている。そして、これら軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止するために、複数のシール部材からなるシーリングシステムが設けられている。このシーリングシステムは、密封側(O)の密封対象流体である油が、密封側(O)とは反対側の大気側(A)に漏れないようにしつつ、外部から異物が侵入しないようにする役割を担っている。異物の例として、土砂、鉱石、油、水、氷、樹液などを挙げることができる。ダストシール100は、シーリングシステムを構成する複数のシール部材のうち、最も大気側(A)に配置されるシール部材であり、特に、異物の侵入を防止するための役割を担っている。
上記の通り、本実施例に係るダストシール100は、軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止する役割を担っている。そして、ダストシール100は、ハウジング300に設けられた軸孔の内周面に固定される金属製の補強環110と、補強環110に一体的に固定される弾性体製のシール本体120とを備えている。補強環110は、その外周面がハウジング300の軸孔内周面に密着する円筒部111と、円筒部111の大気側(A)の端部に設けられる内向きフランジ部112とから構成される。
シール本体120は、ゴム、ウレタン、PTFEなどの樹脂により構成される。なお、シール本体120の材料として、硬度の高い材料を採用することで、軸表面の異物を掻き落とす機能を発揮させることができる。そして、シール本体120は、補強環110の内周面に固定される外周面側環状部121と、軸200の外周面に対して摺動自在に設けられるリップ部123aを有する内周面側環状部123とを備えている。また、これら外周面側環状部121と内周面側環状部123は、ベローズ部122を介して繋がっている。本実施例に係るベローズ部122は、外周面側環状部121における大気側(A)の端部から密封側(O)に向かって縮径する縮径部122aと、内周面側環状部123における大気側(A)の端部から密封側(O)に向かって拡径する拡径部122bとから構成される。また、リップ部123aは、リップ先端から大気側(A)に向かって拡径する反対側傾斜面123a1と、リップ先端から密封側(O)に向かって拡径する密封側傾斜面123a2とを有している。そして、反対側傾斜面123a1の方が密封側傾斜面123a2よりも勾配が大きくなるように設計されている。
そして、本実施例に係るダストシール100においては、シール本体120の密封側(O)に、金属製の環状のスプリング130が装着されている。このスプリング130は、シール本体120における外周面側環状部121の内周面を径方向外側に向かって押圧する外周面側押圧部131と、内周面側環状部123の外周面を径方向内側に向かって押圧する内周面側押圧部132とを有している。より具体的には、スプリング130は、密封側(O)から大気側(A)かつ径方向外側に向かって伸びる外周面側押圧部131と、密封側(O)から大気側(A)かつ径方向内側に向かって伸びる内周面側押圧部132とを有している。また、本実施例においては、外周面側押圧部131の先端付近の外周面は、スプリング130をシール本体120に装着し易くし、かつ装着安定性を高めるために、外周面側環状部121の内周面に倣った形状かつ寸法に設定されている。つまり、外周面側押圧部131の先端付近の外周面と外周面側環状部121の内周面はいずれも円柱面であり、かつこれらの外径と内径が略同一となるように設計されている。また、スプリング130の内周面側押圧部132の先端の内径は、内周面側環状部123の外周面の外径よりも小さくなるように設計されている。これにより、内周面側押圧部132は径方向内側に押圧され、リップ部123aのリップ先端は軸200の外周面に対して密着した状態が維持される。
ここで、スプリング130の製法について、図3及び図4を参照して簡単に説明する。まず、金属板に切削加工を施すことにより、周方向に蛇行するように伸びる中間製品130aを製作する(図3参照)。この中間製品130aの径方向の中央付近Sを介して、径方向の内側の部分と、外側の部分を、それぞれ図3中紙面手前方向に折り曲げるように折り曲げ加工を施す。これにより、スプリング130を得ることができる。なお、図4は折り曲げ加工により得られたスプリング130の平面図を示している。
<本実施例に係るダストシールの優れた点>
本実施例に係るダストシール100においては、弾性体製のシール本体120に環状のスプリング130が装着されている。これにより、リップ部123aを有する内周面側環状部123がへたってしまっても(塑性変形してしまっても)、スプリング130によって、リップ部123aによるシール性を発揮させることが可能となる。従って、長期に亘り、シール性を発揮させることができる。そして、本実施例に係るダストシール100においては、スプリング130は、シール本体120の密封側(O)に装着されている。そのため、大気側(A)にダストが存在していても、ダストがスプリング130に付着してしまうことを抑制することができる。これにより、スプリング130内にダストが堆積してしまうことはなく、スプリング130の弾性が損なわれてしまうことを抑制することができる。また、金属製のスプリング130が、ダストに含まれる塩分や金属粉によって、錆びや電食が生じてしまうことを抑制することもできる。以上のことから、スプリング機能を安定的に発揮させることができる。
また、本実施例に係るシール本体120は、外周面側環状部121と内周面側環状部123は、ベローズ部122を介して繋がっている。そのため、ハウジング300に対して軸200が偏心してしまう場合でも、内周面側環状部123は軸200に追随するため、シール性を保たせることができる。
また、本実施例に係るリップ部123aは、リップ先端から大気側(A)に向かって拡径する反対側傾斜面123a1と、リップ先端から密封側(O)に向かって拡径する密封側傾斜面123a2とを有しており、反対側傾斜面123a1の方が密封側傾斜面123a2よりも勾配が大きくなるように設計されている。これにより、軸200とハウジング300が往復移動する際に、軸表面に付着したダストを大気側(A)に掻き出すことが可能となる。
(実施例2)
図5には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、シール本体におけるベローズ部の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成について示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は本発明の実施例2に係るダストシールの模式的断面図である。なお、本実施例に係るダストシールは略回転対称形状であり、図5においては、ダストシールの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。また、各構成部材については、各部の寸法関係を分かり易くするために、外力を受けていない状態を示している。従って、各部材については、一部重なった図となっている。
本実施例に係るダストシール100aにおいても、上記実施例1の場合と同様に、補強環110と、シール本体120と、スプリング130とを備えている。補強環110とスプリング130の構成については、上記実施例1の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。
また、本実施例に係るシール本体120においても、ゴム、ウレタン、PTFEなどの樹脂により構成される。そして、シール本体120は、補強環110の内周面に固定される外周面側環状部121と、軸200の外周面に対して摺動自在に設けられるリップ部123aを有する内周面側環状部123とを備えている。これら外周面側環状部121と内周面側環状部123についても、上記実施例1の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。
そして、本実施例に係るシール本体120においても、上記実施例1の場合と同様に、外周面側環状部121と内周面側環状部123は、ベローズ部124を介して繋がっている。そして、本実施例に係るベローズ部124においても、外周面側環状部121における大気側(A)の端部から密封側(O)に向かって縮径する縮径部124aと、内周面側環状部123における大気側(A)の端部から密封側(O)に向かって拡径する拡径部124bとから構成される。本実施例の場合には、縮径部124aと拡径部124bの中心軸線方向(軸200の中心軸線方向)の距離が、上記実施例1の場合と比べて短い点のみが、上記実施例1の場合と異なっている。
以上のように構成される本実施例に係るダストシール100aにおいても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例の場合には、縮径部124aと拡径部124bの上記中心軸線方向の距離が、上記実施例1の場合と比べて短い。そのため、縮径部124aと拡径部124bにより形成される環状溝内に、ダストが溜まってしまうことを抑制することができる。これにより、ベローズ部124の径方向への伸縮が妨げられてしまうことを抑制することができる。従って、粘土質のダストが飛散してくるような環境下で用いられる場合には、本実施例に係るダストシール100aを採用すると好適である。
(実施例3)
図6には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、上記実施例2で示した構成において、シール本体の内周面側環状部に金属環が固定される場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例2と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は本発明の実施例3に係るダストシールの模式的断面図である。なお、本実施例に係るダストシールは略回転対称形状であり、図6においては、ダストシールの中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。また、各構成部材については、各部の寸法関係を分かり易くするために、外力を受けていない状態を示している。従って、各部材については、一部重なった図となっている。
本実施例に係るダストシール100bにおいても、上記実施例1及び実施例2の場合と同様に、補強環110と、シール本体120と、スプリング130とを備えている。補強環110とスプリング130の構成については、上記実施例1の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。
また、本実施例に係るシール本体120においても、ゴム、ウレタン、PTFEなどの樹脂により構成される。そして、シール本体120は、補強環110の内周面に固定される外周面側環状部121と、軸200の外周面に対して摺動自在に設けられるリップ部123aを有する内周面側環状部123とを備えている。外周面側環状部121についても、上記実施例1の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。また、本実施例に係るシール本体120においても、上記実施例1の場合と同様に、外周面側環状部121と内周面側環状部123は、ベローズ部124を介して繋がっている。本実施例に係るベローズ部124の構成は、上記実施例2の場合と同一の構成であるので、その説明は省略する。
そして、本実施例に係るシール本体120においては、内周面側環状部123には、リップ部123aよりも密封側(O)に金属環140が固定されている。なお、リップ部123aの構成については、上記実施例1の場合と同一の構成である。
以上のように構成される本実施例に係るダストシール100bにおいても、上記実施例2の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例の場合には、内周面側環状部123には、リップ部123aよりも密封側(O)に金属環140が固定されているため、内周面側環状部123の形状が安定的に保たれる。これにより、シール性をより安定させることが可能となる。
なお、本実施例においては、金属環140が内周面側環状部123の内周面側に設けられる場合の構成を示したが、金属環140は内周面側環状部123の外周面側に設けてもよいし、内周面側環状部123の内部に設けてもよい。また、本実施例においては、上記実施例2に示すダストシール100aに対して金属環140を設ける場合の構成を示したが、上記実施例1に示すダストシール100に対して金属環140を設けてもよい。
(その他)
上記各実施例においては、ベローズ部について、山部が1箇所のみ設けられる場合の構成を示した。しかしながら、ベローズ部については、山部と谷部が複数設けられるように構成することも可能である。
100,100a,100b ダストシール
110 補強環
111 円筒部
112 内向きフランジ部
120 シール本体
121 外周面側環状部
122,124 ベローズ部
122a,124a 縮径部
122b,124b 拡径部
123 内周面側環状部
123a リップ部
123a1 反対側傾斜面
123a2 密封側傾斜面
130 スプリング
130a 中間製品
131 外周面側押圧部
132 内周面側押圧部
140 金属環
200 軸
300 ハウジング

Claims (4)

  1. 軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するダストシールにおいて、
    前記ハウジングに設けられた軸孔の内周面に固定される補強環と、
    前記補強環に一体的に固定される弾性体製のシール本体と、
    を備えるダストシールであって、
    前記シール本体は、
    前記補強環の内周面に固定される外周面側環状部と、
    前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられるリップ部を有する内周面側環状部と、
    を備えると共に、
    記外周面側環状部の内周面を径方向外側に向かって押圧する外周面側押圧部と、前記内周面側環状部の外周面を径方向内側に向かって押圧する内周面側押圧部とを有する環状のスプリングが、前記シール本体の密封側にのみ装着されると共に、
    前記スプリングは、
    密封側からその反対側かつ径方向外側に向かって伸びる前記外周面側押圧部と、密封側からその反対側かつ径方向内側に向かって伸びる前記内周面側押圧部とを有しており、
    前記外周面側環状部と内周面側環状部は、前記外周面側押圧部と前記内周面側押圧部との間に入り込むように設けられるベローズ部を介して繋がっていることを特徴とするダストシール。
  2. 前記ベローズ部は、前記外周面側環状部における前記反対側の端部から前記密封側に向かって縮径する縮径部と、前記内周面側環状部における前記反対側の端部から前記密封側に向かって拡径する拡径部とから構成されることを特徴とする請求項に記載のダストシール。
  3. 前記リップ部は、リップ先端から前記反対側に向かって拡径する反対側傾斜面と、リップ先端から前記密封側に向かって拡径する密封側傾斜面とを有しており、前記反対側傾斜面の方が密封側傾斜面よりも勾配が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のダストシール。
  4. 前記内周面側環状部には、前記リップ部よりも前記密封側に金属環が固定されているこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載のダストシール。
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