JP6440154B1 - ロッドパッキン - Google Patents

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Abstract

【課題】 摩耗した場合や温度変化によって伸縮した場合であっても、軸との接触状態を確保してシール状態を維持するロッドパッキンを提供する。
【解決手段】 周方向断面形状がほぼU字形をした内側環状部材11を、同じく断面U字形をした外側環状部材12に収容させて組み合わせてロッドパッキン10とする。パッキン箱4に収容させてロッドパッキン10を軸3に装着すると、内側環状部材11の内環側フランジ部11aの内周側の一部が軸3と接触してシール状態を形成する。また、内環側フランジ部11aの外周側の一部がパッキン箱4の天井壁の内側面と接触してシール状態を形成する。また、内環側フランジ部11aと外環側フランジ部12aに内環側切込部21kと外環側切込部22kとを形成すると、温度変化による伸縮をこれら切込部21k、22kが吸収するから、ロッドパッキン10自体の拡径や縮径が抑制される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、軸とケーシング等との間の軸封用のロッドパッキンに関し、特に断面形状がU字形のUパッキンに関する。
ロッドパッキンは、回転運動または往復直線運動する軸とこの軸を支持するケーシング等の間に配される軸封装置の一つである。シリンダ内をピストンが往復直線運動するピストン・シリンダ機構では、ロッドパッキンはケーシングに連繋して固定され、ピストンロッドに接触して軸とケーシングとの間を密封し、ピストンロッドの直線運動を許容する。
ピストン・シリンダ機構では、ピストンの後退移動でシリンダ内に液体や空気等の流体を吸い込み、前進移動でシリンダ内の流体を吐き出す。吐き出された流体は圧縮された状態にあるから、高圧となって吐き出される。ロッドパッキンには、この高圧に対抗して確実に軸封を行うことが要求される。また、このピストン・シリンダ機構を用いて高圧の流体を吐出する装置としてピストンポンプがあり、種々の用途に利用されている。
ところで、ピストンポンプの軸封に用いられるロッドパッキンには種々の形式があり、その一つとして特許文献1や特許文献2等に記載されているようなUパッキンがある。
この種のUパッキン1を、図13と図14に示してある。このUパッキン1は、ピストンロッド等の軸3に装着される樹脂製で環状に形成された周方向の断面形状がほぼU字形を呈するパッキン本体1aと、この断面U字形の内側に収容されたほぼ断面U字形の板バネ等による拡開バネ1bとにより構成されている。Uパッキン1のパッキン本体1aの外周面と内周面には、断面U字形の先端部近傍がそれぞれ外側に突起した外側突起部2aと内側に突起した内側突起部2bが形成されている。
図14には、Uパッキン1が軸3に装着された状態、すなわち使用状態を示してある。Uパッキン1はパッキン箱4に収容されて軸3に装着されている。このパッキン箱4は断面コ字形をして、このコ字形の脚部の先端面を軸3の外周面に対向させて配してあり、コ字形の脚部の先端面と軸3との間には間隙Gが形成されている。
Uパッキン1は断面U字形の開放側を高圧側Hに、すなわちシリンダの内部側に向けて配される。このため、高圧側Hの圧力は、Uパッキン1の断面U字形の脚部を拡開させる方向に作用する。また、この圧力によってUパッキン1はパッキン箱4の低圧側Lの内壁面に押圧されて、断面U字形の中央部壁の外側面がパッキン箱4の低圧側Lの壁面と密着する。また、高圧側Hの圧力は、拡開バネ1bの断面U字形の先端部を拡開させて、これによりUパッキン1の脚部が拡開される。この状態を図14に示してあり、Uパッキン1の外側突起部2aはパッキン箱4に点xで接触し、内側突起部2bは軸3に点yで接触する。これら点xと点yとにおける接触で高圧側Hと低圧側との間が密封されて、高圧側Hから低圧側Lへの流体の漏洩がシールされる。
特開2015−194217号公報 特開2004−28224号公報
前述した点xと点yとにおけるそれぞれの接触圧力は、以下の三つの力によって発生する。
(1) パッキン本体1aの樹脂材料の弾性により生じる力。
(2) 高圧側Hの圧力を受けて拡開バネ1bがその脚部を拡開してUパッキン1を拡開させることにより生じる力。
(3) 高圧側Hの圧力がUパッキン1の断面U字形の内側に作用することにより、Uパッキン1が押し広げられることにより生じる力。
これらに起因して発生した接触圧力によって、Uパッキン1は外側突起部2aがパッキン箱4に押圧され、内側突起部2bが軸3に押圧される。
そして、軸3がUパッキン1に対して回転運動または往復直線運動を行うと、Uパッキン1の内側突起部2bの点yで接触している部分を軸3が擦過しながら、該軸3の運動が許容される。また、Uパッキン1はこの接触部分yから摩耗することになる。
軸3の材料には金属が用いられるのに対して、Uパッキン1の材料には樹脂が用いられることが一般的である。これらの熱膨張率を比較すると、樹脂の方がはるかに大きいものとなっている。
このため、Uパッキン1の温度が上昇するとUパッキン1は拡径する方向に伸張するから、Uパッキン1の内径が大きくなり、内側突起部2bが軸3から離隔しようとする。このとき、拡開バネ1bの復元力と高圧側Hから作用する圧力、パッキンの弾性力とによって内側突起部2bを軸3に押圧しようとするが、Uパッキン1の熱膨張が許容値を超えると内側突起部2bが軸3から離隔してしまい、Uパッキン1の密封機能が失われて高圧流体をシールできずに漏洩させてしまうことになる。
一方、Uパッキン1の温度が下降するとUパッキン1は縮径する方向に収縮するから、外周側ではUパッキン1の内径が小さくなり、外側突起部2aがパッキン箱4から離隔しようとする。これに対して、内周側では軸3が挿入されているため自由に収縮できずに、円周方向に引っ張り応力が発生する。この引っ張り応力は、Uパッキン1が軸3を締め付ける力として作用することになり、軸3の円滑な運動を阻害したり、大量の摩擦熱を発生させたりするおそれが生じる。
この場合のパッキンのみにおける締め付け力は、次の(式1)によって計算できる。なお、軸の熱膨張と変形は無視できると仮定する。
F = A・E・α・ΔT (式1)
ここで、
F:パッキンの締め付け力(円周方向の引っ張り力)
A:パッキンの軸接触部の断面積
E:パッキン材料の引っ張り弾性率
α:熱膨張率
ΔT:パッキンが軸と接触した状態からの温度降下(なお、軸と接触した時の締め付け力は0(ゼロ)と考える)
例えば、フッ素樹脂のパッキンの場合、−70(℃)のときの弾性率が2000(MPa)熱膨張率が0.00015(1/℃)程度である。
パッキンの断面積が10(mm)であると仮定する。温度が−150(℃)になったときの締め付け力Fは、(式1)より、
F = 10(mm)×2000(MPa)×0.00015(1/℃)
×(0(℃)−(−150(℃))
= 450(N)
となる。
この締め付け力Fはパッキンの弾性によって発生する力であって、この力は、拡開バネによる復元力や高圧側から受ける圧力によって拡径させようとする力に比較してはるかに大きな力となる。
液体窒素のような極低温の流体をシールする際には、温度降下が200℃近くなる場合が生じる。また、樹脂の弾性率が低温になるに従って増大する場合がある。例えば、20(℃)から−180(℃)まで樹脂を冷却すると、弾性率は5倍以上になることもある。このため、軸を締め付ける力が、上述の(式1)にて計算した値よりも、さらに大きくなる可能性が生じる。この結果、軸の駆動力に大きな動力を必要としたり、パッキンの摩耗が促進したりする問題が生じることになる。
パッキンによる締め付け力を小さくするには、弾性率Eと熱膨張率αとが小さな値の材料を選定することを要するが、摩耗量の大きさ等との関係で、最適な材料を選定することは簡単ではない。
Uパッキン1は点yにおいて軸3と接触しており、軸3の運動によりこの点yを有する内側突起部2bが摩耗することになる。このため、摩耗してもシール機能が損なわれないように点yを含む断面積を大きく設定し、摩耗に対して余裕を具備させることが必要となる。ところが、接触部の断面積が大きくなると、(式1)におけるパッキンの軸接触部の断面積Aが大きくなって、大きな締め付け力Fが発生することになる。他方、接触部の断面積を小さくすると、摩耗に対する余裕がなくなり、パッキンの寿命が短くなる。すなわち、パッキンの肉厚が小さくなって摩耗に対する耐久性が減じられて、いわゆる破けやすくなってしまう。
そこで、この発明は、熱膨張に対して適宜なシール機能を維持できると共に、摩耗に対しても耐久性を備えたロッドパッキンを提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係るロッドパッキンは、周方向断面形状をほぼU字形に形成した環状の内側環状部材と、周方向断面形状をほぼU字形に形成すると共に、前記内側環状部材を該断面U字形の内側に軸方向に収容可能な環状の外側環状部材と、を具備し、前記内側環状部材の断面U字形の開放側の両端部に該断面U字形の外方に突出させた内環側フランジ部を形成し、前記外側環状部材の断面U字形の開放側の両端部に該断面U字形の外方に突出させた外環側フランジ部を形成し、内側環状部材を外側環状部材に収容させた状態で、内環側フランジ部の背面に外環側フランジ部の表面が密着すると共に、内環側フランジ部の背面側の内周側先端部と外環側フランジ部の表面側の内周側先端部とで内側接触円を形成し、前記内側接触円がシールすべき軸の外周面と接触することを特徴としている。
すなわち、ロッドパッキンをUパッキンにより構成したもので、周方向断面形状がU字形に形成された内側環状部材と、同じく周方向断面形状がU字形に形成された外側環状部材との二つの部分で構成したものであり、内側環状部材が外側環状部材に密着して収容されるようにしたものである。内側環状部材を外側環状部材に収容させた状態で前記内環側フランジ部と外環側フランジ部との密着部の内周側先端部がほぼ一致して内側接触円が形成され、この内側接触円が軸と接触してシールを果たすようにしたものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記内環側フランジ部の背面側の外周側先端部と外環側フランジ部の表面側の外周側先端部とで形成された外側接触円が、前記ロッドパッキンを収容するパッキン箱の内側面であって、この外側接触円が対向した部分に接触することが好ましい。
内側環状部材を外側環状部材に収容させた状態で、前記内環側フランジ部と外環側フランジ部との密着部の外周側先端部がほぼ一致して外側接触円が形成される。そして、ロッドパッキンがパッキン箱に収容された状態で、パッキン箱の内側面とロッドパッキンとの間のシールを、この外側接触円がパッキン箱の内側面に接触するようにして確保するものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記外側環状部材の断面U字形の中央壁の外側面、前記ロッドパッキンを収容するパッキン箱の内側面であって、この外側面が対向した部分に密着可能としてあることが好ましい。
パッキン箱に収容されたロッドパッキンが高圧側からの圧力を受けて低圧側に押動された際に、Uパッキンの断面U字形の中央壁がパッキン箱の内側面と重なってシールするようにしたものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記内側環状部材の前記内環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んだ内環側切込部を、周方向の複数箇所に形成してあることが好ましい。
前記内環側切込部によって内側環状部材の周方向に生じる引っ張り応力を緩和して、径方向への収縮を抑制しようとするものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記外側環状部材の前記外環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んだ外環側切込部を、周方向の複数箇所に形成してあることが好ましい。
前記外環側切込部によって外側環状部材の周方向に生じる引っ張り応力を緩和して、径方向への収縮を抑制しようとするものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記内側環状部材の前記内環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んで、周方向に等間隔で複数箇所に形成した内環側切込部と、前記外側環状部材の前記外環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んで、周方向に前記内環側切込部の間隔と等しい間隔で複数箇所に形成した外環側切込部と、を備えていることが好ましい。
前記外環側切込部によって外側環状部材の周方向に生じる引っ張り応力を緩和して、径方向への収縮を許容すると共に、前記内環側切込部によって内側環状部材の周方向に生じる引っ張り応力を緩和して、径方向への収縮を許容しようとするものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記内側環状部材を前記外側環状部材に収容させた状態で、前記外環側切込部と前記内環側切込部とをずれた位置関係で配することが好ましい。
前記外環側切込部と内環側切込部とが重ならないように周方向にずらしたもので、これら切込部が重なる場合にはシール性が損なわれるおそれがあるためである。また、外環側切込部と内環側切込部の周方向の間隔が異なっている場合には、これら切込部が重なってしまう位置ができてしまうおそれがあるので、これら切込部は、外側環状部材と内側環状部材とで等しく等間隔としたものである。そして、いずれの切込部も等しく等間隔に形成する場合には、1/2間隔でずらすことが好ましい。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、周方向断面形状をほぼU字形に形成した環状の拡開バネを、前記内側環状部材の内側に収容させることが好ましい。
断面U字形の内部に、該断面U字形の開放側の端部を外側に拡開する方向に付勢する拡開バネを内側環状部材の内側に収容させるものである。
また、上述の発明に係るロッドパッキンにおいて、前記内側環状部材と前記外側環状部材の材料を異ならせることもできる。
すなわち、内側環状部材と外側環状部材に用いられる材料に、例えば熱膨張率αが異なるものを用いて、内側環状部材と外側環状部材が伸縮する際に相互に影響するようにした、変形率の小さいロッドパッキンとするものである。
この発明に係るロッドパッキンによれば、例えば、内側環状部材と外側環状部材とに熱膨張率αの異なる材料を用いることによって、ロッドパッキンの収縮を抑制して、軸への締め付け力を緩和させることができる。
なお、これらの環状部材には樹脂材料が用いられ、このロッドパッキンの使用状況等を考慮して材料を選択する。
また、前記内環側切込部または外環側切込部のいずれか一方または両方を形成することにより、ロッドパッキンが縮径しようとする場合に切込部の幅が大きくなって、周方向に生じる引っ張り応力が緩和されて、周方向への収縮が抑制される。このため、軸に対する締め付け力を極力小さくでき、軸の円滑な運動を維持することができる。
また、ロッドパッキンが拡径しようとする場合には切込部の幅が小さくなって、軸から離隔することが防止される。
また、内側環状部材に拡開バネを収容させることにより、ロッドパッキンの熱膨張による変形に確実に抗してロッドパッキンの一部を軸やパッキン箱に対する接触圧力を維持してシール機能の低下を極力防止できる。
この発明の第1の実施形態に係るUパッキンからなるロッドパッキンを、軸に装着させた状態を示す断面図である。 図1に示す内側環状部材を説明する図であり、(A)は周方向に直交する面で切断した周方向断面図、(B)は(A)における一部拡大断面図である。 図1に示す外側環状部材を説明する図であり、(A)は周方向に直交する面で切断した周方向断面図、(B)は(A)における一部拡大断面図である。 図2に示す内側環状部材を図3に示す外側環状部材に収容させた状態を示す図で、(A)は周方向に直交する面で切断した周方向断面図、(B)は(A)における一部拡大断面図である。 この発明に係る第2の実施形態に係るロッドパッキンの、内環側切込部を形成した内側環状部材を示し、(A)は正面図、(B)は周方向に直交する面で切断した周方向断面図である。 この発明に係る第2の実施形態に係るロッドパッキンの、外環側切込部を形成した外側環状部材を示し、(A)は正面図、(B)は周方向に直交する面で切断した周方向断面図である。 図5に示す内側環状部材を、図6に示す外側環状部材に収容させた状態を示すロッドパッキンの正面図である。 図7に示すロッドパッキンについて、(A)は図7における1−1線に沿って示す断面図、(B)は図7における2−2線に沿って示す断面図である。 図7に示すロッドパッキンを軸に装着させた状態を示す図であり、ロッドパッキンを図8(A)と等しい位置にて切断して示してある。 図7に示すロッドパッキンを軸に装着させた状態を示す図であり、ロッドパッキンを図8(B)と等しい位置にて切断して示してある。 この発明に係る第3の実施形態に係るロッドパッキンを軸に装着させた状態を示す図であり、図9に相当する断面図である。 この発明に係る第3の実施形態に係るロッドパッキンを軸に装着させた状態を示す図であり、図10に相当する断面図である。 従来のUパッキンからなるロッドパッキンを説明する図で、周方向に直交する面で切断した周方向断面図である。 図13に示すロッドパッキンを軸に装着した状態を示す断面図である。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係るロッドパッキンを具体的に説明する。
図1から図4までに、第1の実施形態に係るロッドパッキン10を示してある。
図1にはロッドパッキン10を軸3に装着した状態を示してあり、このロッドパッキン10はパッキン箱4に収容されて軸3に装着されている。このロッドパッキン10は周方向断面がほぼU字形をしているUパッキンであり、内側環状部材11と外側環状部材12とが組み合わされて構成されている。
図2は内側環状部材11を示し、環状の周方向に直交する面で切断した周方向断面を示してある。図2に示すように、周方向断面がほぼU字形に形成され、この断面U字形の開放側11iの両端部には該断面U字形の外方に突出した内環側フランジ部11aが設けられている。この内環側フランジ部11aの外周面11bは、この内環側フランジ部11aの背面11c側が表面11d側よりも外側に位置した傾斜面に形成されている。また、この内環側フランジ部11aの内周面11eは、背面11c側が表面11d側よりも内側に位置した傾斜面に形成されている。すなわち、外周面11bと内周面11eとはいずれも、円錐形の外周面の一部で形成されており、それぞれを形成する円錐形の頂点が反対方向を指向している。なお、内側環状部材11の内側面11fと外側面11gとはほぼ円筒形の外周面で形成されている。
この内側環状部材11の外形寸法を図2(B)に示してある。主たる部分の寸法を、内周面11eの内側環状部材11の内側に位置した部分の内径D1、内側面11fの内径D2、外側面11gの外径D3、外周面11bの外側に位置した部分の外径D4で示し、また、背面11cから断面U字形の中央壁11hの外側面までの距離をL1で示してある。
図3に、外側環状部材12の周方向断面を示してある。図3に示すように、周方向断面がほぼU字形に形成され、この断面U字形の開放側12iの両端部には該断面U字形の外方に突出した外環側フランジ部12aが設けられている。この外環側フランジ部12aの外周面12bは、この外環側フランジ部12aの表面12d側が背面12c側よりも外側に位置した傾斜面に形成されている。また、この外環側フランジ部12aの内周面12eは、表面12d側が背面12c側よりも内側に位置した傾斜面に形成されている。すなわち、外周面12bと内周面12eとはいずれも、円錐形の外周面の一部で形成されており、それぞれを形成する円錐形の頂点が反対方向を指向している。なお、外側環状部材12の内側面12fと外側面12gとはほぼ円筒形の外周面で形成されている。
このため、内環側フランジ部11aの外周面11bの傾斜面の傾斜方向と、外環側フランジ部12aの外周面12bの傾斜面の傾斜方向とは逆になっており、同じく内周面11eの傾斜方向と内周面12eの傾斜方向とは逆になっている。
この外側環状部材12の外形寸法を図3(B)に示してある。主たる部分の寸法を、内周面12eの外側環状部材12の内側に位置した部分の内径D1、断面U字形の内側に位置する外周面の外径D2、断面U字形の内側に位置する内周面の内径D3、外周面12bの外側に位置した部分の外径D4で示し、表面12dから断面U字形の中央壁12hの内側面までの距離をL1で示してある。
なお、図2(B)に示した各部の寸法と図3(B)に示した各部の寸法に関し、同一の符号で示す部分は等しい寸法である。
そして、図1と図4に示すように、内側環状部材11が外側環状部材12に収容されるようにしてある。すなわち、これらの断面U字形の方向を同じ方向とし、外側環状部材12の断面U字形の内側に内側環状部材11を収容させる。このとき、上述したように、外側環状部材12と内側環状部材11との連繋する部分については等しい寸法としてあるから、図1と図4に示すように、これら内側環状部材11と外側環状部材12とは、各部で密着して一体となる。また、内環側フランジ部11aの背面11cと外環側フランジ部12aの表面12dとが密着する。背面11cと表面12dの内周側先端部同士は内径D1で等しく、外周側先端部同士は外径D4で等しいので、これらの内周側先端部で頂点T1が形成され、外周側先端部で頂点T2が形成される。この頂点T1を結んで内側接触円が形成され、頂点T2を結んで外側接触円が形成される。
図4に示すように内側環状部材11と外側環状部材12とが組み合わされたロッドパッキン10は、図1に示すように、パッキン箱4に収容されて軸3に装着される。このとき、ロッドパッキン10の断面U字形の開放側11i(12i)を高圧側Hに臨ませて位置させる。また、パッキン箱4は断面コ字形をして、このコ字形の脚部の先端面が軸3の外周面に対向させて配されており、コ字形の脚部の先端面と軸3との間には間隙Gが形成されている。
この第1の実施形態に係るロッドパッキン10では、高圧側Hからの圧力を受けて、ロッドパッキン10がパッキン箱4の低圧側Lの内壁面に押圧されて密着した状態となる。そして、頂点T1により形成される内側接触円が軸3の外周面に接触すると共に、頂点T2により形成される外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に接触する。前記内側接触円が接触することで、軸3の外周面における高圧側Hと低圧側Lとが遮断されてシールされる。また、前記外側接触円が接触することで、パッキン箱4の天井壁面における高圧側Hと低圧側Lとが遮断されてシールされる。
また、熱膨張によってロッドパッキン10が伸張または収縮しようとする場合に、内側環状部材11と外側環状部材12の材料に熱膨張率αが異なるものを用いることで、内側環状部材11と外側環状部材12のそれぞれの伸張量や収縮量が異なり、相互に影響して、伸張や収縮を抑制できる。そして、ロッドパッキン10と軸3との間のシール状態とロッドパッキン10とパッキン箱4との間のシール状態を維持することができる。特に、収縮しようとする際の縮径が抑制されて、軸3を締め付ける力が緩和され、軸3の円滑な運動を阻害することがない。
図5から図10までには、第2の実施形態に係るロッドパッキン20を示してある。なお、この第2の実施形態に係るロッドパッキン20は、第1の実施形態に係るロッドパッキン10に改良を加えたものであり、ロッドパッキン10と共通となる同一の部分については、同一の符号を付してある。
このロッドパッキン20は、ロッドパッキン10と同様に、図5に示すように周方向断面がほぼU字形に形成された断面U字形の内側環状部材21と、図6に示すように周方向断面がほぼU字形に形成された断面U字形の外側環状部材22とが組み合わされて構成されている。
内側環状部材21は、ロッドパッキン10の内側環状部材11に内環側切込部21kが形成された構造とされている。この内環側切込部21kは、図5(B)に示すように、内環側フランジ部11aと同様に形成された内環側フランジ部21aの表面21dから内側環状部材21の軸方向に沿って断面U字形の中央壁21hの内側面の手前位置に達するまでの深さで、周方向に適宜な幅で、内環側フランジ部21aの外周面21bから内周面21eに至る状態に長手方向を径方向として切り込まれて形成されている。また、内環側切込部21kは、図5(A)に示すように、内側環状部材21の周方向に等間隔に形成されている。この実施形態では、12箇所に内環側切込部21kが形成されている場合を示してあり、中心角が30度となる間隔で形成されている。
外側環状部材22は、ロッドパッキン10の外側環状部材12に外環側切込部22kが形成された構造とされている。この外環側切込部22kは、図6(B)に示すように、外環側フランジ部12aと同様に形成された外環側フランジ部22aの表面22dから外側環状部材22の軸方向に沿って断面U字形の中央壁22hの内側面の手前位置に達するまでの深さで、周方向に適宜な幅で、外環側フランジ部22aの外周面22bから内周面22eに至る状態に長手方向を径方向として切り込まれて形成されている。また、外環側切込部22kは、図6(A)に示すように、外側環状部材22の周方向に等間隔に形成されており、この実施形態では、内環側切込部21kと同様に12箇所に外環側切込部22kが形成されている場合を示してあり、中心角が30度となる間隔で形成されている。
なお、これら内側環状部材21と外側環状部材22の主たる部分の寸法の関係については、図2(B)と図3(B)に示す内側環状部材11と外側環状部材12との関係と同一である。また、内環側切込部21kと外環側切込部22kのそれぞれの深さと幅のそれぞれの寸法については、後述する作用を果たすのに適切なものとする。
ロッドパッキン20は、ロッドパッキン10の場合と同様に、図7と図8に示すように、外側環状部材22の断面U字形の内側に内側環状部材21を収容して構成される。図8(A)と(B)のそれぞれは、図7における1−1線と2−2線に沿って切断して示す断面図である。すなわち、これら内側環状部材21と外側環状部材22とを組み合わせる際には、内環側切込部21kと外環側切込部22kとを1/2間隔でずれた位置に位置させて、これら内環側切込部21kと外環側切込部22kとが一致しないようにする。なお、この実施形態では、内環側切込部21kと外環側切込部22kとのいずれも、中心角が30度の間隔で設けてあるから、内環側切込部21kと隣接する外環側切込部22kとの間の中心角が15度となるように位置決めする。
このロッドパッキン20は、図9と図10に示すように、パッキン箱4に収容されて軸3に装着される。なお、図9は図8(A)に示す断面でロッドパッキン20を示してあり、図10は図8(B)に示す断面でロッドパッキン20を示してある。図9と図10に示すように、ロッドパッキン20は、断面U字形の開放側21i(22i)を高圧側Hに指向させて配される。また、ロッドパッキン10の場合と同様に、頂点T1を結んだ内側接触円が軸3と接触し、頂点T2を結んだ外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に接触する。
この第2の実施形態に係るロッドパッキン20では、ロッドパッキン10の場合と同様に、高圧側Hからの圧力を受けて、ロッドパッキン20がパッキン箱4の低圧側Lの内壁面に押圧されて密着した状態となる。そして、頂点T1を結んだ内側接触円が軸3の外周面に接触すると共に、頂点T2を結んだ外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に接触する。これにより、頂点T1を結んだ内側接触円が接触することで軸3の外周面における高圧側Hと低圧側Lとが遮断されてシールされる。また、内環側切込部21kが形成されている部分では、図9に示すように、外環側フランジ部22aの頂点T1を結んだ内側接触円が軸3と接触し、頂点T2を結んだ外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に接触することでシールされている。また、外環側切込部22kが形成されている部分では、図10に示すように、内環側フランジ部21aの頂点T1を結んだ内側接触円が軸3と接触し、頂点T2を結んだ外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に接触することでシールされている。
また、熱膨張によってロッドパッキン20が伸縮しようとする場合には、内環側切込部21kと外環側切込部22kとによって伸縮が緩和される。
温度の上昇によって伸張しようとする場合には、ロッドパッキン20が拡径しようとすることになる。このとき、内環側切込部21kと外環側切込部22kとのそれぞれの幅が縮小することで、ロッドパッキン20の頂点T1を結んだ内側接触円が軸3から離隔することが防止されて、シール状態を維持する。
また、温度の下降によって収縮しようとする場合には、ロッドパッキン20が縮径しようとすることになる。このときには、内環側切込部21kと外環側切込部22kとのそれぞれの幅が拡大することで、ロッドパッキン20の周方向に生じる引っ張り応力が抑制される。このため、ロッドパッキン20の縮径が抑制されるから、軸3を締め付ける力の発生が緩和され、軸3とのシール状態を維持して、軸3に円滑な運動を継続させることができる。
図11と図12に、この発明の第3の実施形態に係るロッドパッキン30を示してある。このロッドパッキン30は、第2の実施形態に係るロッドパッキン20に拡開バネ33を組み合わせたものである。なお、ロッドパッキン20と共通の部分については、その部分と同一の符号を付してある。
拡開バネ33は周方向断面がほぼU字形をした環状をしており、内側環状部材21の内側に、この内側環状部材21の断面U字形と同じ方向に向けて収容させてある。この拡開バネ33の復元力が、断面U字形の開放側の端部を拡開する方向に作用するようにしてある。このため、内側環状部材21の断面U字形の開放側の端部が拡開する方向に付勢されており、頂点T1を結んだ内側接触円が軸3に押圧されて軸3との間で確実なシール状態が確保され、頂点T2を結んだ外側接触円がパッキン箱4の天井壁の内側面に押圧されてパッキン箱4との間で確実なシール状態が確保される。
また、ロッドパッキン30が熱膨張によって変形しようとしても、拡開バネ33の復元力がロッドパッキン30を原形状に維持する方向に作用するので、ロッドパッキン30は変形することが抑制される。
なお、拡開バネ33はこの実施形態では断面U字形に形成した板バネとして説明したが、内側環状部材21の開放側の端部を拡開する方向に復元力が作用するものであれば、圧縮コイルバネや捻りコイルバネその他であって構わない。
また、回転運動や往復直線運動により軸3が擦過してロッドパッキン30が摩耗した場合でも、内環側切込部21kと外環側切込部22kがこれらの幅を拡開して径方向の寸法を維持するから、頂点T1を結んだ内側接触円と軸3との接触が維持されてシール状態が確保され、頂点T2を結んだ外側接触円とパッキン箱4の天井壁の内側面との接触が維持されてシール状態が確保される。
以上に説明した実施形態では、内側環状部材21と外側環状部材22のそれぞれに内環側切込部21kと外環側切込部22kを形成した構造について説明したが、内環側切込部21kと外環側切込部22kとのいずれか一方を内側環状部材21または外側環状部材22に形成した構造とすることもできる。これら内環側切込部21kと外環側切込部22kとのいずれかとする場合には、温度変化の範囲や素材の熱膨張率α等を考慮する。
また、第3の実施形態として、第2の実施形態に係るロッドパッキン20に拡開バネ33を組み合わせた構造について説明したが、内環側切込部21kと外環側切込部22kとのいずれか一方を内側環状部材21または外側環状部材22に形成した構造としたロッドパッキンに、拡開バネ33を組み合わせることができる。さらに、第1の実施形態に係るロッドパッキン10に拡開バネ33を組み合わせることもできる。
また、以上に説明したいずれの実施形態においても、内側環状部材11、21と外側環状部材12、22のそれぞれに熱膨張率αが異なる材料を用いることもできる。
この発明に係るロッドパッキンによれば、シール機能を保つことができる温度変化の範囲を大きくできるので、極低温の液体をシールする場合のように、温度降下が大きくなる場合であっても確実なシール性を維持でき、しかも、軸に対する締め付け力をほぼ一定に保って極端な摩耗を生じさせないため、汎用性の高いロッドパッキンとすることができ、ピストンポンプ等の高圧装置への利用を促進する。
3 軸
4 パッキン箱
10 ロッドパッキン
11 内側環状部材
11a 内環側フランジ部
11b 外周面
11c 背面
11d 表面
11e 内周面
11f 内側面
11g 外側面
11h 中央壁
11i 開放側
12 外側環状部材
12a 外環側フランジ部
12b 外周面
12c 背面
12d 表面
12e 内周面
12f 内側面
12g 外側面
12h 中央壁
12i 開放側
20 ロッドパッキン
21 内側環状部材
21a 内環側フランジ部
21b 外周面
21d 表面
21e 内周面
21h 中央壁
21i 開放側
21k 内環側切込部
22 外側環状部材
22a 外環側フランジ部
22b 外周面
22d 表面
22e 内周面
22h 中央壁
22i 開放側
22k 外環側切込部
30 ロッドパッキン
33 拡開バネ
G 間隙
H 高圧側
L 低圧側
T1 頂点
T2 頂点

Claims (9)

  1. 周方向断面形状をほぼU字形に形成した環状の内側環状部材と、
    周方向断面形状をほぼU字形に形成すると共に、前記内側環状部材を該断面U字形の内側に軸方向に収容可能な環状の外側環状部材と、
    を具備し、
    前記内側環状部材の断面U字形の開放側の両端部に該断面U字形の外方に突出させた内環側フランジ部を形成し、
    前記外側環状部材の断面U字形の開放側の両端部に該断面U字形の外方に突出させた外環側フランジ部を形成し、
    内側環状部材を外側環状部材に収容させた状態で、内環側フランジ部の背面に外環側フランジ部の表面が密着すると共に、内環側フランジ部の背面側の内周側先端部と外環側フランジ部の表面側の内周側先端部とで内側接触円を形成し、
    前記内側接触円がシールすべき軸の外周面と接触することを特徴とするロッドパッキン。
  2. 前記内環側フランジ部の背面側の外周側先端部と外環側フランジ部の表面側の外周側先端部とで形成された外側接触円が、前記ロッドパッキンを収容するパッキン箱の内側面であって、この外側接触円が対向した部分に接触することを特徴とする請求項1に記載のロッドパッキン。
  3. 前記外側環状部材の断面U字形の中央壁の外側面、前記ロッドパッキンを収容するパッキン箱の内側面であって、この外側面が対向した部分に密着可能としてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロッドパッキン。
  4. 前記内側環状部材の前記内環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んだ内環側切込部を、周方向の複数箇所に形成してあることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のロッドパッキン。
  5. 前記外側環状部材の前記外環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んだ外環側切込部を、周方向の複数箇所に形成してあることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のロッドパッキン。
  6. 前記内側環状部材の前記内環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んで、周方向に等間隔で複数箇所に形成した内環側切込部と、
    前記外側環状部材の前記外環側フランジ部の表面から軸方向に沿って適宜な位置まで切り込んで、周方向に前記内環側切込部の間隔と等しい間隔で複数箇所に形成した外環側切込部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のロッドパッキン。
  7. 前記内側環状部材を前記外側環状部材に収容させた状態で、前記外環側切込部と前記内環側切込部とをずれた位置関係で配することを特徴とする請求項6に記載のロッドパッキン。
  8. 周方向断面形状をほぼU字形に形成した環状の拡開バネを、前記内側環状部材の内側に収容させることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載のロッドパッキン。
  9. 前記内側環状部材と前記外側環状部材の材料を異ならせてあることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載のロッドパッキン。
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