JP6644497B2 - シート材癖取り装置 - Google Patents
シート材癖取り装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6644497B2 JP6644497B2 JP2015163935A JP2015163935A JP6644497B2 JP 6644497 B2 JP6644497 B2 JP 6644497B2 JP 2015163935 A JP2015163935 A JP 2015163935A JP 2015163935 A JP2015163935 A JP 2015163935A JP 6644497 B2 JP6644497 B2 JP 6644497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- heating
- main body
- roll
- apparatus main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
また、加熱が過ぎると、シート材の表面にてかり(光り)等の加熱痕が残り、美観性が低下する問題点もある。
そして、装置本体に備えた加熱手段によって、装置本体の上に位置するシート材部分を、下方から加熱することができる。
このように逆反りに変形させた状態のシート材を、加熱手段によって下方から加熱することによって、より効率的に巻き癖の除去を図ることができる。
そして、上述のように、装置本体をシート材のロール展開方向に沿って移動させることで、熟練者でなくても、移動経路に沿ってシート材を均一に加熱して、巻き癖をとることができる。
更には、加熱手段による加熱空間が、シート材の既展開部と下地との間の局部空間に絞られるから、放熱ロスが少ない状態で、対象部を効率的に加熱できる。
従って、当該シート材癖取り装置によってシート材の癖取りを行いながら、シート材の展開も合わせて実施でき、防水シート1の巻き癖除去や展開等の作業を少ない人員で効率的に実施できる。
また、その状態で、装置本体が停止して検知手段が停止情報を検知すると、切替制御機構によって加熱手段が非加熱状態となるように切り替えられる。
また、シート材の対応部の温度を、温度検知手段によって検知できるから、何らかの原因によってシート材の対応部の温度が、設定温度を超えるような場合には、切替制御機構によって加熱手段が非加熱状態となるように切り替えられる。
図1〜3は、本発明のシート材癖取り装置の一実施形態品として、防水シート癖取り装置K(シート材癖取り装置)を示している。
防水シート1は、所定幅のロール状に巻かれた状態で設置場所に搬入され、防水下地2上に置いた状態で巻き戻しながら広げ、隣接させる防水シート1の縁部の上に当該防水シート1の縁部を重ねて接着や融着等の方法で連結され、一連の防水層が構成される。
以後の防水シート1の展開についての説明では、展開された防水シート部分を、既展開部1Aといい、まだ展開されていない防水シート部分を、未展開ロール部1Bという。
よって、装置本体3の上面部分には、幅方向での中央に位置する扁平部3A(載置部)と、扁平部3Aを挟んだ幅方向での両側にそれぞれ下り勾配面として形成された傾斜面部3B(載置部),3C(載置部)とが設けられている。尚、3Bは、ロール展開方向での前側の傾斜面部であり、3Cは、ロール展開方向での後側の傾斜面部である。
この走行輪4が回転自在であることで、装置本体3は、平面視での幅方向(ロール展開方向)に沿ってスムーズに移動させることができる。
尚、走行輪4は、装置本体3の長手方向に連続したコロ状の形態を採用することもできるが、防水下地2の表面に不陸が見られる場合には、当該実施形態のように、複数個所に分散配置された走行輪4の方が安定した設置姿勢を保つことができる。
ハンドル5は、図1、図2に示すように、コ字状に屈曲形成した二つのパイプ材によって一体に構成されている。基端側に位置する基端パイプ材5Aは、装置本体3の全長にわたる長さを有し、両端部が、装置本体3に枢支連結されている。
先端側に位置する先端パイプ材5Bは、基端パイプ材5Aより長さ寸法を短く設定してあり、両端部が、基端パイプ材5Aの中間部にそれぞれ一体に連結されている。
よって、ハンドル5の先端パイプ材5Bを手で握って、押し引きすることで、装置本体3を、ロール展開方向に沿って前後にスムーズに移動させることができる。
因みに、先端パイプ材5Bの握り部分の近傍には、前記加熱手段6を加熱状態と非加熱状態とに切り替えるスイッチ(加熱切替手段に相当)7が設けられている。
また、加熱手段6とその上方の防水シート1との離間距離は、ほぼ一定に保てることから、加熱状況のバラツキを少なくでき、熟練者でなくても防水シート1を裏面側から均一に加熱し易い。
そして、防水シート1は、その逆反り状態のまま加熱手段6によって加熱されるから、防水シート1の巻き癖は、より効率的に除去される。
前記装置本体3の前面部3Dと傾斜面部3Bとを備えて押圧手段8が構成されている。
具体的には、走行輪4の回転の有無を検知する検知センサ(検知手段の一例)9と、検知センサ9とスイッチ7からの情報をもとにして走行輪4が停止状態で加熱手段6が加熱状態の時には加熱手段6を非加熱状態に制御する切替制御機構10を、装置本体3に備えてある。
切替制御機構10を使用した防水シート過加熱防止制御は、図4に示す手順で実施される。
加熱状態であれば、次の制御に進む。非加熱状態であれば制御を終了する。
[1−2]検知センサ9の走行輪4の回転情報から装置本体3の停止状態を検証(#2)する。停止状態であれば、次の制御に進む。移動状態であれば[1−1]にもどって制御を続ける。
[1−3]加熱手段6をOFFに切り替えて(#3)制御を終了する。
更には、装置本体3の移動操作に伴って防水シート1の展開作業も実施でき、防水シート1の巻き癖除去や展開等の作業を少ない人員で効率的に実施できる。
また、装置本体3が停止したまま防水シート1の同じ位置を加熱し続けてダメージを与えることを自動的に防止できる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、形状や素材の変更も可能である。一例として、加熱手段6は電熱線に限らず、例えばバーナーのように燃焼熱によって加熱するもの等であってもよい。
[2−1]スイッチ7のON・OFF情報から加熱手段6の加熱状態を検証(#4)する。
加熱状態であれば、次の制御に進む。非加熱状態であれば制御を終了する。
[2−2]温度検知手段の検知温度と、予め設定されている設定温度との関係を検証(#5)する。検知温度が設定温度を超える場合は、次の制御に進む。超えない場合は[2−1]にもどって制御を続ける。
[2−3]加熱手段6をOFFに切り替えて(#6)制御を終了する。
この実施形態のシート材癖取り装置(防水シート癖取り装置K)によれば、シート材(防水シート1)が予め展開されている状態で装置本体3をセットするような場合に、シート材(防水シート1)の長手方向の途中において、シート材(防水シート1)の幅方向に沿って下に潜り込ませることができ、セット作業をより効率的に実施できる。
また、先の実施形態のように概ね台形形状に形成する場合であっても、図9に示すように、扁平部3Aの端部側に、楕円弧形状のシート材ガイド部材12を設けてあってもよい。
尚、シート材ガイド部材12は、装置本体3の端部側にのみ設けることに限らず、装置本体3の長手方向での中間部にも設けてあってもよい。
1A 既展開部
1B 未展開ロール部
2 防水下地(下地の一例)
3 装置本体
3A 扁平部(載置部)
3B 傾斜面部(載置部)
3C 傾斜面部(載置部)
4 走行輪(走行部の一例)
5 ハンドル
6 加熱手段
7 スイッチ(加熱切替手段に相当)
8 押圧手段
9 検知センサ(検知手段の一例)
10 切替制御機構
Claims (4)
- ロール状に巻かれたシート材を、下地面上に展開して敷設する際に使用するシート材癖取り装置であって、
前記シート材の既展開部と前記下地との間に配置される装置本体と、
前記装置本体を前記シート材のロール展開方向に沿って移動可能に支持する走行部と、
前記装置本体を走行操作するハンドルと、が備えられ、
前記装置本体に、前記シート材の全幅に亘って前記既展開部を載置する載置部と、前記装置本体に載置された前記既展開部を下方から加熱可能な加熱手段と、が備えられ、
前記加熱手段は、前記既展開部のうち前記載置部に載置されている部分を前記シート材の全幅に亘って加熱可能なように、前記装置本体に設けられているシート材癖取り装置。 - ロール状の前記シート材を転がして展開する際に、前記装置本体は、前記シート材のうち、前記ロール展開方向での未展開ロール部の後方に配置され、
前記装置本体を前記ロール展開方向に沿って移動させるに伴って、前記シート材を前記ロール展開方向の前方側に押圧して、前記未展開ロール部を展開させる押圧手段が備えられている請求項1に記載のシート材癖取り装置。 - 前記加熱手段を加熱状態と非加熱状態とに切り替える加熱切替手段と、
前記装置本体の前記ロール展開方向に沿った移動状況を検知する検知手段と、
前記加熱手段が加熱状態で、前記検知手段の検知情報が前記装置本体の停止情報である場合に、前記加熱手段を非加熱状態に切り替える切替制御機構と、が備えられている請求項1又は2に記載のシート材癖取り装置。 - 前記加熱手段を加熱状態と非加熱状態とに切り替える加熱切替手段と、
前記加熱手段によって加熱されている前記シート材の対応部の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段の検知温度が設定温度を超える場合に、前記加熱手段を非加熱状態に切り替える切替制御機構と、が備えられている請求項1又は2に記載のシート材癖取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163935A JP6644497B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | シート材癖取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163935A JP6644497B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | シート材癖取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017040140A JP2017040140A (ja) | 2017-02-23 |
JP6644497B2 true JP6644497B2 (ja) | 2020-02-12 |
Family
ID=58203278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015163935A Active JP6644497B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | シート材癖取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6644497B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114837313A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-08-02 | 中铁十二局集团建筑安装工程有限公司 | 一种群体住宅防渗漏施工装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2753809B2 (ja) * | 1994-11-09 | 1998-05-20 | 利倉瀝青工業株式会社 | 防水シート張り付け用繰り出し装置 |
JP4652543B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2011-03-16 | アーキヤマデ株式会社 | 防水層改修方法 |
JP2004316152A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Takenaka Komuten Co Ltd | 防水シートの熱融着方法及び防水シートの熱融着装置 |
JP3885192B2 (ja) * | 2003-05-01 | 2007-02-21 | アオイテクノサービス株式会社 | 環境対応の防水シートとその施工法 |
-
2015
- 2015-08-21 JP JP2015163935A patent/JP6644497B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017040140A (ja) | 2017-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6644497B2 (ja) | シート材癖取り装置 | |
JPH06173558A (ja) | 建築物の開口用の伸縮可能な遮蔽体を装着するための装置 | |
WO1989008757A1 (en) | Roofing paper applicator | |
US4869044A (en) | Method for applying heated roofing paper | |
US6453964B1 (en) | Apparatus for applying strips of thermoplastic material to thermoplastic roofing membranes | |
JPH10113212A (ja) | ヘアーアイロン | |
US20020074084A1 (en) | Method for attaching thermoplastic strips to thermoplastic roof membranes | |
GB2048767A (en) | Apparatus for sealing lap joints of fusible roofing sheets | |
US4584040A (en) | Carpet seaming apparatus | |
US20030094243A1 (en) | System comprising an applicator/dispenser and a rolled strip, and use thereof by pushing the dispenser forward | |
WO2012083111A1 (en) | Seaming artificial turf | |
WO2001012424A1 (en) | Method and apparatus for creasing planar material | |
US6913665B2 (en) | Method and apparatus for the overlapping welding of sheet-like plastic materials | |
JP2004316152A (ja) | 防水シートの熱融着方法及び防水シートの熱融着装置 | |
US20110000611A1 (en) | Method and Apparatus for Welding or Adhesively Bonding Together Areal Built-Structure Waterproofing Systems | |
US6712747B1 (en) | Method and apparatus for creasing planar material | |
KR101518424B1 (ko) | 웨이브 퍼머장치 | |
GB2362601B (en) | Apparatus for joining profile sections | |
CN108915172A (zh) | 一种用于防水卷材铺设的装置 | |
JP6744042B2 (ja) | 熱可塑性炭素繊維材用加熱装置 | |
NL2010923C2 (nl) | Dakbedekking voor hoofdzakelijk horizontale daken en werkwijze voor het aanbrengen van een dergelijke dakbedekking. | |
JP4200062B2 (ja) | 畳表折曲装置 | |
EP1613819A1 (en) | An aparatus for joining roof covering materials | |
FR2639503A1 (fr) | Cable electrique chauffant a diffuseur de chaleur | |
JPS6037280Y2 (ja) | フイルムの切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190703 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6644497 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |