JP6644411B2 - 揮散容器 - Google Patents

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Description

本発明は、芳香剤、消臭剤、防虫剤や忌避剤等の揮散剤を収納して周囲雰囲気中に揮散させる揮散容器に関する。
室内や自動車内等の空間の臭気による不快感をなくし、快い香りを漂わせるために芳香剤や消臭剤等の薬剤を揮散させる揮散容器が広く用いられている。従来の揮散容器にあっては、容器の全面又は一部を透明窓とし、この透明窓を介して内容物の残量を確認する手法が一般的である。また、内容物の残量を動的な変化によって視覚的に訴える芳香器も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この芳香器は、動物の頭の形どった頭部の後端部に、芳香剤の収容容器を着脱可能に配設し、この頭部を動物の胴体を形どった胴体部開口に挿入し、揺動自在に支持させ、芳香剤量が少なくなり収容容器が軽くなると頭部部分が下降する構成となっており、この頭部の動きに関連する表示装置に芳香剤の残量が表示されるものである。
実開平6−26884号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の容器では、表示装置や揺動構成等の部品数が多く複雑な構成となり、コスト高になるという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術における課題をすることであり、揮散剤の残量状態を容易に確認することができつつ、その残量確認の構成が簡易でかつ低コストである揮散容器を提供することである。
上記課題の解決手段として、本発明に係る揮散容器は、
上部に開口を有し、揮散剤を内部に収容する容器本体と剤の揮散成分を外部に揮散させる揮散孔を備えた蓋体とを備えた揮散容器にあって、容器本体は、板状の底部と、底部の周縁部に繋がって上方へ延びる筒状の胴部と、を有し、胴部には、胴部の径方向内側へ窪む胴凹部が形成され、
胴凹部内に錘を取付け、
錘は、容器本体の縦断面視において、容器本体の底部と胴部との接続位置よりも径方向外側に位置する胴部上に配置されることを特徴とする。
この構成では、容器本体の胴凹部に錘を取付けたことで、揮散容器の重量バランスがズレ易くなり、揮散剤が減少してゆくと揮散容器が傾斜し、揮散剤の補充・交換時期が近づいたことを視覚認識することができる。
また、本発明に係る別の揮散容器は、揮散剤の減少による揮散容器の重量バランスのズレに応じ、揮散容器が設置面に対し徐々に傾斜するものである。
上記構造では、揮散容器の傾斜角の不連続な変化が揮散剤の補充・交換時期に到達したという視覚的なサインを促し、補充・交換時期を過ぎて気づかずそのまま放置したままになることを防止することができる。
また、本発明に係る別の揮散容器は、胴凹部が胴部の最外径部近傍に設けられているものである。
上記構造では、胴凹部を胴部の最外径部近傍とすることで揮散容器が傾斜した際の不安定状態を抑制することが可能である。
また、本発明に係る別の揮散容器は、容器本体の底部が胴部よりも幅が狭く、胴部の下端部が湾曲状又はテーパ状のものである。
上記構成では、揮散剤が減少した際に錘によって傾斜し易くなる。
更に、本発明に係る別の揮散容器は、胴部の中央部が外側に膨出して湾曲している略西洋樽状の形状のものである。
上記構成では、胴部が略西洋樽状に全体的に外側に湾曲しているため、揮散剤の減少に伴う傾斜の進行が滑らかに行われる。
本発明の上記した構成においては、以下に示す効果を奏する。
本発明では、揮散剤が減少してゆくと揮散容器が傾斜し、揮散剤の補充・交換時期が近づいたことを視覚認識することができる。更に、揮散剤が減少し続けることでの揮散容器の傾斜角の不連続な変化が揮散剤の補充・交換時期に達したという視覚的なサインを促し、補充・交換時期を過ぎて気づかずそのまま放置したままになることを防止することが可能である。
また、本発明では、揮散剤の残量確認の構成が簡易であり、かつ低コストで提供することが可能である。
本発明に係る揮散容器の実施形態を示す縦断面図である。 図2(a)は揮散容器に錘を付ける前の正面図であり、図2(b)は揮散容器に錘を取付ける際の説明図である。 図3(a)は図1の揮散容器における揮散状態を示した半縦断面図であり、図3(b)は揮散容器が傾斜して補充・交換時期が近づいたことを示す半縦断面図である。 揮散容器が横倒しとなり補充・交換時期に達したことを示す半縦断面図である。
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る揮散容器の実施形態を示す縦断面図であり、図2(a)は揮散容器に錘を付ける前の正面図であり、図2(b)は揮散容器に錘を付ける際の説明図であり、図3(a)は図1の揮散容器における揮散状態を示した半縦断面図であり、図3(b)は揮散容器が傾斜して補充・交換時期が近づいたことを示す半縦断面図であり、図4は揮散容器が横倒しとなり補充・交換時期に達したことを示す半縦断面図である。
本実施形態の揮散容器1は、図1〜図4に示すように、液状の芳香剤である揮散剤31を揮発させて大気中に散布するための揮散装置であって、容器本体10と、蓋体20と、錘30とを備えている。
容器本体10は、胴部11a、底部11b、肩部13、口筒部14を有し、胴部11aは中央部が外側に膨出して湾曲している略西洋樽状の形状であり、胴部11aの上端に肩部13を介して口筒部14を起立しており、口筒部14の上端部には揮散口15が開口し、口筒部14の外周面には雄ネジ16が周設している。胴部11aの最外径部近傍には胴凹部12が形成されており、この胴凹部12内部に錘30が取り付けられる。錘30の取り付け方法としては、胴凹部12に錘30を嵌めこみ係止させる方法や接着剤等を用いて係止させることができる。胴凹部12は、揮散剤31が少なくなって揮散容器1が傾斜した際の不安定状態を防止するために、最外径部又は最外径部より下方に設けることが好ましい。
容器本体10の底部11bは胴部11aよりも幅が狭く、胴部11aの下端部が内側に湾曲状、外側に湾曲状又は内側にテーパ状であると、揮散剤31が減少した際に錘30によって傾斜し易くなる。更には、容器本体10の胴部11aが略西洋樽状に全体的に外側に湾曲していると、揮散剤31の減少に伴う傾斜の進行が滑らかである。また、底部11bの幅自体が狭くなるほど揮散容器1が傾斜し易くなるため、揮散剤31の残量における傾斜の開始位置を調整することができる。
蓋体20は、揮散口15からの揮散成分を容器外に揮散するための揮散孔21を天壁に複数有し、蓋体20の天壁から下方に向かって断続的に垂下片22が垂設しており、垂下片22の内周面には雌ネジ23が形成され口筒部14の雄ネジ16と螺合する。なお、容器本体10と蓋体20の係合は、上記螺合に限定されることなく、口筒部14の外周面に係合突条と垂下片22の内周面に係合突起を設け、これらをアンダーカット係合させても構わない。
錘30は、揮散剤31が多いときは揮散容器1を傾けることなく、少なくなった時にだけ揮散容器1を傾ける程度の重量で構わない。錘30の材質としては、鉄、真鍮等の金属材料が挙げられる。錘30は、胴凹部12に取り付け係止された時の外面が、平面であることが好ましい。容器本体10の胴部11aの外周面は湾曲しているため、揮散容器1が設置面に対し傾斜して、錘30外側面を下面にした際に、錘30の外側面が平面であると設置面に対し揮散容器1の座り性がより安定する。
次に、揮散容器1の作用について説明する。
揮散容器1は、図示しないが使用前の段階の流通段階で揮散成分が揮散しないように揮散口15の上面をシール部材で貼着してあったり、揮散口15に捨てキャップを嵌合させて閉塞してある。なお、揮散容器1を空の状態で販売し、詰替え容器等から揮散剤31を充填するようにしてもよい。揮散口15を開封後は、揮散成分が揮散口15からその上部となる蓋体20の天壁内側の揮散孔21及び蓋体20の天壁から下方に向かい断続的に垂設している垂下片22と垂下片22の間の隙間を通り蓋体20の天壁外側の揮散孔21から揮散される。
揮散開始直後は、図3(a)に示されるように揮散剤31量は多く高レベル31Hを示している。成分の揮散につれて揮散剤31が減少して低レベル31Lになると、錘30によって揮散容器1の重量バランスにズレが生じ、錘30を下となるように揮散容器1が傾き始め、徐々に傾斜が進行する(図3(b)参照)。
揮散剤31が殆ど揮散した状態となると、図4に示されるように、揮散容器1は錘30を下として最外径付近を底面としてほぼ横倒し状態となる。なお、錘30の位置や容器形態によって、揮散容器1が横倒し状態となり静止する位置を調整することができる。
この様な揮散容器1の傾斜角の不連続な変化が揮散剤31の補充・交換時期に到達したという視覚的なサインを促し、補充・交換時期を過ぎて気づかずそのまま放置したままになることを防止することができる。また、今までの揮散容器1の多くは静的で面白みに欠けるものであったが、本発明は動的で面白みがあり、視覚に訴える置物やインテリアにもなる揮散容器1である。
以上、実施形態に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
本発明は、揮散剤31は芳香剤に限定されることなく、例えば、空気清涼剤、脱臭剤、消臭剤、悪臭中和剤、殺虫剤、防虫剤、忌避剤、薬物、消毒剤、殺菌剤、興奮剤、アロマテラピー組成物等の揮散成分を揮散することを目的とするものであれば、様々な揮散容器1に適用することができる。
また、揮散剤31としては、液状のものに限定されることなく、固形状、ゲル状又はゲル状のものに粒状の揮散成分を混入したものであっても構わない。
更に、揮散量をコントロールするために揮散孔21の設置数やその形状を適宜変更しても構わず、それに応じて蓋体20の形状も変更することができる。
以上説明したように、本発明は揮散剤の残量状態を動的に確認することができ、芳香剤、消臭剤等の揮散剤を収納して周囲雰囲気中に揮散させる容器の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 ;揮散容器
10 ;容器本体
11a ;胴部
11b ;底部
12 ;胴凹部
13 ;肩部
14 ;口筒部
15 ;揮散口
16 ;雄ネジ
20 ;蓋体
21 ;揮散孔
22 ;垂下片
23 ;雌ネジ
30 ;錘
31 ;揮散剤

Claims (5)

  1. 上部に開口を有し、揮散剤(31)を内部に収容する容器本体(10)と、該揮散剤(31)の揮散成分を外部に揮散させる揮散孔(21)を備えた蓋体(20)とを備えた揮散容器にあって、
    前記容器本体(10)は、板状の底部(11b)と、前記底部(11b)の周縁部に繋がって上方へ延びる筒状の胴部(11a)と、を有し、
    前記胴部(11a)には、前記胴部(11a)の径方向内側へ窪む胴凹部(12)が形成され、
    前記胴凹部(12)内に錘(30)を取付け、
    前記錘(30)は、前記容器本体(10)の縦断面視において、前記容器本体(10)の前記底部(11b)と前記胴部(11a)との接続位置よりも径方向外側に位置する前記胴部(11a)上に配置されることを特徴とする揮散容器。
  2. 前記揮散剤(31)の減少による前記揮散容器の重量バランスのズレに応じ、前記揮散容器が設置面に対し徐々に傾斜する請求項1に記載の揮散容器。
  3. 前記胴凹部(12)が、胴部(11a)の最外径部近傍に設けられている請求項1又は2に記載の揮散容器。
  4. 前記容器本体(10)の底部(11b)は胴部(11a)よりも幅が狭く、該胴部(11a)の下端部が湾曲状又はテーパ状である請求項1〜3のいずれかに記載の揮散容器。
  5. 前記胴部(11a)は中央部が外側に膨出して湾曲している略西洋樽状の形状である請求項1〜4のいずれかに記載の揮散容器。
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