JP6641457B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、吹出空気の流れを制御することで漏洩した冷媒を拡散する冷媒漏洩対策機能を備えた空気調和機の室内機に関するものである。
近年、R410Aに代わる冷媒として地球温暖化係数の少ないR32などの可燃性冷媒を用いた空気調和機が提案されている。可燃性冷媒は、空気よりも比重が重い。このような特徴上、室内機内部、及び、室内熱交換器と室外機とが接続される配管接続部位から冷媒が漏洩すると、漏洩冷媒に着火する可能性がある。例えば、床置き形の室内機を有する空気調和機の場合は、室内機が設置されている空間の床面周辺に漏洩した冷媒が滞留しやすく拡散しにくい形態となっている。
このような問題点を解決するために、特許文献1のように冷媒検知センサーを室内機内部に搭載し、冷媒検知センサーが検知した場合に室内ファンを運転し、漏洩冷媒を拡散するようにした技術が提案されている。
特開2015−94566号公報
特許文献1に記載の技術では、床面に向かって風を吹きつけることにより漏洩した冷媒の濃度上昇を防ぐ手法を採っている。このとき、冷媒漏洩が、室内機内部もしくは室内機近傍より発生することを考慮する必要がある。室内機内部で漏洩した冷媒は、室内ファン運転によりユニット内部で空気と混合し、吹出風により室内機外部へと放出される。また、室内機外部へ流出した冷媒は、吸込風により室内機内部に取り込まれ、同様に室内ファン運転によりユニット内部で空気と混合され、吹出風により室内機外部へと放出される。
つまり、風向を床面一方向に固定した場合は、漏洩した冷媒を含んだ気体を床面の一カ所に吹きつけることとなり、狭い空間では拡散効果が期待できないという問題点が特許文献1に記載の技術にはあった。
この問題点の対策として、特許文献1では一定時間経過後に風向を変化させることが記載されている。取り込んだ冷媒を床面ではなく天井に向かって吹出すことにより、冷媒を強制的に拡散させることを可能としている。
しかしながら、冷媒漏洩の進行により吸込口より離れた個所まで漏洩冷媒が達することで吸込口から離れたところに冷媒が留まると、吸込風により室内機内部に取り込むことができなくなり、効果は失われてしまうと考えられる。
さらに、風向をスイングさせた場合には、床面に吹き付ける場合と天井に吹きあげる場合の両方の利点が得られると考えられる。
しかしながら、単一の吹出風では冷媒漏洩の状況に対応させて適宜風向を変化させ続ける必要があるため、多様な状況下に対応できるスイング設定を行うことは、困難であると考えられる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、吸込口より取り込んだ冷媒を空間の上部へ向かって吹出しつつ、同期間に吸込風が届かない範囲に向かって吹出風を当てることで、冷媒拡散における床面に吹き付ける場合と天井に吹きあげる場合の両方の利点を、実現できる冷媒漏洩対策機能を備えた空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、前記筐体に設けられたフィルタと、前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、下吹きの風向を左右にスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除くものである。
また、本発明に係る空気調和機の室内機は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、前記筐体に設けられたフィルタと、前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、前記制御装置は、前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右にスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除くものである。
また、本発明に係る空気調和機の室内機は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、前記筐体に設けられたフィルタと、前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、前記左右風向板は、前記筐体の中央を中心に左右でそれぞれ異なる向きに制御できるように構成されており、前記制御装置は、前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右2方向に分割させて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除くものである。
また、本発明に係る空気調和機の室内機は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、前記筐体に設けられたフィルタと、前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、前記左右風向板は、前記筐体の中央を中心に左右でそれぞれ異なる向きに制御できるように構成されており、前記制御装置は、前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右2方向でスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除くものである。
また、本発明に係る空気調和機の室内機は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、前記筐体に設けられたフィルタと、前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、前記風向調整部は、少なくとも3つの上下風向板で構成されており、前記3つの上下風向板のうち最も上流側に設置されている第1風向板によって空気流を上下2方向に分割し、前記3つの上下風向板のうち前記第1風向板よりも下流側に設置されている第2風向板及び第3風向板によって分割した空気流を合流させずに下吹き及び上吹きとして前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除くものである。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分岐させる風向調整部を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部から漏洩したとしても、可燃性冷媒の濃度を効果的に低減できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の構成の一例を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を正面から見た構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を分解した状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の吹出口部分の構成を拡大して模式的に示した拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の2方向上下同期間吹き運転の際の風向調整部の配置を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の2方向上下同期間吹き運転に移行する際の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の吹出口部分の構成を拡大して模式的に示した拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の左右吹き運転の際の風向調整部の動作を説明するための上面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機の左右吹き運転の際の風向調整部の動作を説明するための上面図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内機を分解した状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の構成の一例を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の構成の一例を模式的に示す側面図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機(以下、室内機100と称する)の構成の一例を模式的に示す側面図である。図2は、室内機100を正面から見た構成を示す正面図である。図3は、室内機100を分解した状態を示す分解斜視図である。図4は、室内機100の吹出口部分の構成を拡大して模式的に示した拡大図である。図5は、室内機100の2方向上下同期間吹き運転の際の風向調整部70の配置を説明するための説明図である。図1〜図5に基づいて、室内機100の構成について説明する。なお、図2では、前面パネル80及びフィルタ90を取り外した状態を示している。
室内機100は、床置き形空気調和機の室内機であり、略直方体形状の筐体1を備えている。筐体1は、空調対象空間の床に置かれるように構成されており、前面下部に形成された吸込口2、前面上部に形成された吹出口3、及び、吸込口2と吹出口3とを連通する風路4を有している。そして、筐体1の風路4内には、上流側から熱交換器11及び送風ファン5が設けられている。熱交換器11の下方には、熱交換器11で発生する結露水を受けるドレンパン30が設けられている。なお、風路4とは、吸込口2から、熱交換器11及び送風ファン5を経由して、吹出口3に至る筐体1により囲まれた筐体1の内側部分で、空気の流れる経路となる部分のことを意味している。
熱交換器11は、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13で構成されている。前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、例えばフィンチューブ型熱交換器であり、所定間隔を介して筐体1の左右方向に並設された複数のフィンと、これらフィンの並設方向にこれらフィンを貫通し、内部に冷媒が流入する複数の伝熱管と、を備えている。
また、前面側熱交換器12は、上方から下方にかけて筐体1の前面側から背面側に傾斜するように配置されている。背面側熱交換器13は、上方から下方にかけて筐体1の背面側から前面側に傾斜するように配置されている。つまり、前面側熱交換器12の下端部及び背面側熱交換器13の下端部が、近接又は接触するようにして設けられている。換言すると、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、側面視において、空気流れの上流側から下流側に向かって両者の間が広がる、つまりV字状となるように風路4内に配置されている。
なお、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、例えば両者を一体化させたユニットとし筐体1の内部に取り付けられるようにしてもよいし、それぞれ別個に筐体1の内部に取り付けられるようにしてもよい。
送風ファン5は、風路4内において、熱交換器11よりも空気流れの下流側となる位置、つまり熱交換器11よりも上方に配置されている。送風ファン5が回転することにより、室内空気が吸込口2から風路4内に吸い込まれる。この室内空気は、冷房運転時、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13によって冷却されて空調空気となり、吹出口3から吹き出される。室内機100の運転中は、送風ファン5の動作により、吸込口2、熱交換器11、送風ファン5、吹出口3へと室内空気の循環流れを作り出す。
また、室内機100は、冷媒漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段である冷媒センサー50が設置されている。冷媒センサー50は、例えば筐体1の内部であって熱交換器11に可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部51に設置するとよい。冷媒センサー50での検知情報は、制御装置60に送られる。制御装置60は、冷媒センサー50から送られた情報に基づいて冷媒が漏洩したかどうか判断する。なお、配管接続部51は、熱交換器11と図示省略の室外機とを接続している配管同士の接続部分であり、筐体1の内部に位置している。
前面パネル80は、取り付けられることによって筐体1の前面側を構成するものである。前面パネル80の前面下部に形成されている開口部が筐体1の吸込口2となり、前面パネル80の前面上部に形成されている開口部が筐体1の吹出口3となる。なお、前面パネル80の形状、大きさ、開口部の形状などを特に限定するものではない。
フィルタ90は、風路4の一番上流側に交換可能に設置され、風路4内に吸い込まれる空気に含まれている塵埃を除去するものである。
本実施の形態1に係る空気調和機の冷凍サイクルを構成する冷媒回路には、冷媒として地球温暖化係数の小さい可燃性冷媒が用いられている。可燃性冷媒とは、空気に対する濃度が所定の範囲であるときに、着火源があると燃焼する冷媒のことである。そのような冷媒として、たとえば、HFO1234yf、HFF1123zf等の単一冷媒、もしくは、これらとR32などのHFC混合冷媒、または、プロパン(R290)のような炭化水素系冷媒などがある。また、微燃性冷媒もここでは可燃性冷媒に含むものとする。
さらに、室内機100は、風向調整部70を有している。風向調整部70は、吹出口3に設けられており、空気流と接触することで空気流の向きを変える、または分岐させるものである。風向調整部70の向きは変更可能であり、風向調整部70の向きにより空気流の向き、空気流の分岐数を変化させることが可能になっている。風向調整部70の向きを変更するとき、空気流の届く位置、範囲を変化させる手段として、風量の変化を用いてもよい。風向調整部70の駆動は、制御装置60が実行する。
風向調整部70は、第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70cにより構成されている。第1風向板70a、第2風向板70b、及び、第3風向板70cは、それぞれ独立に向きの変更が可能になっている。
第1風向板70aは、吹出口3の一番上流側に設置されている。
第2風向板70bは、第1風向板70aの下流、第3風向板70cの上流に設置されている。
第3風向板70cは、吹出口3の一番下流側に設置されている。
なお、第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70cが、本発明の「上下風向板」に相当する。
なお、室内機100は、本実施の形態1に係る空気調和機を統括制御する制御装置60を備えている。制御装置60は、冷媒センサー50等の各検知器からの検出値に基づき、各アクチュエータ(送風ファン5、風向調整部70などの駆動部品)の制御を行う。制御装置60は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンまたはCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
次に、図4及び図5に基づいて、室内機100が実行する2方向上下同期間吹き運転について説明する。
なお、水平面を基準に、上方向20°以上の範囲に空気流が吹き出されるよう第2風向板70bを動かすことを上吹きと定義する。また、水平面を基準に、下方向20°以上の範囲に空気流が吹き出されるよう第3風向板70cを動かすことを下吹きと定義する。さらに、上吹き、下吹きが同期間に実現されるよう第1風向板70aを動かすことを上下同期間吹きと定義する。
冷媒漏洩検知後、室内機100では、送風ファン5の運転速度を検知時専用の値にして、上下同期間吹き運転を行うようになっている。
まず、送風ファン5の回転により発生した空気流と平行となるように第1風向板70aの向きを調整する。このように第1風向板70aを制御することにより、空気流は、上下2方向に分割されることになる。空気流が上下2方向分割されて以降は、風路は合流せずに隔てられている。
分割された空気流は、それぞれの吹出口3の付近に設けた第2風向板70b、第3風向板70cにぶつかることにより、それぞれの風向板の向きに風向が変化される。
具体的には、第2風向板70bを上向きに、第3風向板70cを下向きに動かすことで、空気流を上吹き、下吹きの2方向にすることができ、2方向上下同期間吹き運転が実現する。
第2風向板70bにより上方に吹き出す空気流には吸込口2より取り込んだ冷媒が含まれており、この冷媒を大気中に放出することで空気と混合させ、冷媒の濃度を低下させる。
また、第3風向板70cにより下方に吹き出す空気流によって運ばれた冷媒と空気の混合気体は、空気と混じり合いながら吸込風の届かない範囲まで到達し、留まっている冷媒を吹き散らし、冷媒の濃度を低下させる、又は冷媒が留まることを防いでいる。
以上のように、室内機100によれば、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、2方向上下同期間吹き運転を実行することにより、可燃性冷媒の濃度を効果的に低減できる。具体的には、吸込口2の付近に漏洩した冷媒は、送風ファン5の運転で生じた吸込風により筐体1の内部に取り込まれ、空気と混合され濃度が低下することになる。その後、吹出口3から2分割されて筐体1の外部に放出される。上吹きによって運ばれた冷媒と空気の混合気体は、大気中に放出されることによりさらに空気と混合され、濃度がさらに低下する。また、下吹きによって運ばれた冷媒と空気の混合気体は、空気と混じり合いながら吸込風の届かない範囲まで到達し、留まっている冷媒を吹き散らす、又は一定個所に留まることを防げる。
図6は、室内機100の2方向上下同期間吹き運転に移行する際の処理の流れを示すフローチャートである。図6に基づいて、室内機100の2方向上下同期間吹き運転に移行する際の処理の流れについて説明する。
室内機100は、冷媒漏洩時に、2方向上下同期間吹き運転を実行するようになっている。
制御装置60は、冷媒センサー50を用いて冷媒漏洩の有無を検知する(ステップS101)。
冷媒の漏洩を検知しない場合には、制御装置60は、冷媒漏洩の検知を繰り返す(ステップS101;No)。
一方、冷媒の漏洩を検知した場合には(ステップS101;Yes)、制御装置60は、室内機100が送風を行っているかを判定する(ステップS102)。
室内機100が送風を行っていないと判定した場合(ステップS102;No)、制御装置60は、送風ファン5を駆動させる(ステップS103)。
室内機100が送風を行なっていると判定した場合(ステップS102;Yes)、あるいは、送風ファン5を駆動させた場合、制御装置60は、2方向上下同期間吹き運転を行っているかどうかを判定する(ステップS104)。
2方向同期間吹き運転を行っていないと判定した場合(ステップS104;No)、制御装置60は、2方向同期間吹き運転を開始する(ステップS105)。
2方向同期間吹き運転を行っていると判定した場合(ステップS104;Yes)、あるいは、2方向同期間吹き運転を開始させた場合、制御装置60は、2方向同期間吹き運転の判定を終了した時点を基準として、一定時間送風運転を行う(ステップS106)。例えば、図6に例示するように、1時間、送風運転を実行するとよい。なお、送風運転の運転時間の例として1時間と記載したが、これに限定するものではなく、送風運転の時間は適宜設計事項とし変更可能となっている。
制御装置60は、所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS107)。
所定時間が経過していない場合(ステップS107;No)には、制御装置60は、所定時間が経過するまで時間カウントを継続する。
一方、所定時間が経過した場合には(ステップS107;Yes)、制御装置60は、冷媒漏洩判定を再度行う(ステップS108)。
冷媒の漏洩を検知しない場合(ステップS108;No)、制御装置60は、送風を終了し(ステップS109)、初期状態に移行する。
一方、冷媒の漏洩を検知した場合には(ステップS108;Yes)、制御装置60は、送風を継続し、時間カウントをリセットし(ステップS110)、ステップS106に移行する。
なお、2方向上下同期間吹き運転については、冷媒漏洩時以外にもリモコン等による操作で移行可能、または中断可能としてもよいこととする。以上の仕組みにより、可燃性冷媒の漏洩に伴う漏洩冷媒への着火リスクを大きく低減できる。
また、冷媒漏洩検出時に送風ファン5による風量を調整することで、送風の影響範囲を変化させるようにしてもよい。これにより、漏洩した可燃性冷媒を迅速に拡散することが可能になる。
本実施の形態1では、室内機100が床置き形空気調和機の室内機である場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、例えば壁掛け形空気調和機の室内機に適用することも可能である。
以上のように、室内機100は、冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用しているものであって、前面下部に形成された吸込口2、前面上部に形成された1つの吹出口3、及び、吸込口2と吹出口3とを連通する風路4を有する筐体1と、風路4内に設けられた熱交換器11と、風路4内に設けられ、風路4内を空気の流れを作る送風ファン5と、筐体1の内部に位置し、熱交換器11に可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部51と、吹出口3に設けられ、吹出口3から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部70と、を有している。
したがって、室内機100によれば、風向調整部70を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、冷媒拡散における床面に吹き付ける場合と天井に吹きあげる場合の両方の利点を、実現できる冷媒漏洩対策機能、すなわち2方向上下同期間吹き運転を実行することができ、可燃性冷媒の濃度を効果的に低減できる。
また、室内機100は、筐体1内に設けられ、配管接続部51からの可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段(冷媒センサー50)と、冷媒漏洩検知手段からの情報によって配管接続部51から可燃性冷媒の漏洩を検知したとき風向調整部70の向きを変更する制御装置60と、を有する。
そのため、室内機100によれば、上吹きによって運ばれた冷媒と空気の混合気体は、大気中に放出されることによりさらに空気と混合されて濃度がさらに低下し、また下吹きによって運ばれた冷媒と空気の混合気体は、空気と混じり合いながら吸込風の届かない範囲まで到達し、留まっている冷媒を吹き散らす、又は一定個所に留まることを防げる。
また、室内機100は、制御装置60が、配管接続部51から可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、送風ファン5による風量を調整する。
そのため、室内機100によれば、送風ファン5による送風の影響範囲を変化させることができ、漏洩した可燃性冷媒を迅速に拡散することが可能になる。
また、室内機100は、風向調整部70が、少なくとも3つの風向板(第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c)で構成されている。
そのため、室内機100によれば、3つの風向板の向きを調整することによって、特に複雑な構成を備えることなく、2方向上下同期間吹き運転を実行することができる。
また、室内機100は、3つの風向板のうち最も上流側に設置されている第1風向板70aによって空気流を上下2方向に分割し、3つの風向板のうち第1風向板70aよりも下流側に設置されている第2風向板70b及び第3風向板70cによって分割した空気流を合流させずに下吹き及び上吹きとする。
そのため、室内機100によれば、上流側から下流側にかけて配置されている3つの風向板の向きを調整することによって、効率的な2方向上下同期間吹き運転が実現する。
また、室内機100は、筐体1が床置き形である。
そのため、室内機100によれば、床面に可燃性冷媒が漏洩した際に特に効果を発揮することになる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機(以下、室内機101と称する)の吹出口部分の構成を拡大して模式的に示した拡大図である。図8は、室内機101の左右吹き運転の際の風向調整部71の動作を説明するための上面図である。図7及び図8に基づいて、室内機101の構成及び動作について説明する。
なお、本実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態1では、少なくとも3つの風向板(第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c)を備えた室内機100について説明したが、本実施の形態2では、少なくとも3つの風向板(第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c)と、垂直風向板71dと、を備えた室内機101について説明する。
図7及び図8に示すように、室内機101は、風向調整部71を有している。風向調整部71は、実施の形態1で説明した風向調整部70と同様に、吹出口3に設けられており、空気流と接触することで空気流の向きを変える、または分岐させるものである。風向調整部71の向きは変更可能であり、風向調整部71の向きにより空気流の向き、空気流の分岐数を変化させることが可能になっている。風向調整部71の向きを変更するとき、空気流の届く位置、範囲を変化させる手段として、風量の変化を用いてもよい。風向調整部71の駆動は、制御装置60が実行する。
風向調整部71は、第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c、及び、垂直風向板71dにより構成されている。第1風向板70a、第2風向板70b、及び、第3風向板70cについては、実施の形態1で説明した通りである。
垂直風向板71dは、第1風向板70a、第2風向板70b、及び、第3風向板70cよりも下方に設置されている。
垂直風向板71dは、室内機101の風路4に対して垂直となるように設けられている。
なお、垂直風向板71dが、本発明の「左右風向板」に相当する。
垂直風向板71dは、図8に示すように、風路4に対し水平方向に回転可能となっている。そのため、水平方向に対して角度を持った垂直風向板71dと空気流とが接触することにより、下吹きの空気流の流れ方向を左右方向に変更することが可能となっている。その他の構成については、室内機100と同一である。
したがって、室内機101によれば、風向調整部71を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、2方向上下同期間吹き運転と合わせて、さらに下吹きの風向を左右にスイングさせる運転を実行することができ、より広範囲に下吹きの空気流を送ることが可能となり、より短時間での冷媒拡散が可能になる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機(以下、室内機102と称する)の左右吹き運転の際の風向調整部71の動作を説明するための上面図である。図9に基づいて、室内機102の構成及び動作について説明する。
なお、本実施の形態3では実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態2では、少なくとも3つの風向板(第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c)と、垂直風向板71dと、を備えた室内機101について説明したが、本実施の形態3では、垂直風向板71dに代えて、互いに独立して駆動される第1垂直風向板72e、第2垂直風向板72fを備えた室内機102について説明する。
図9に示すように、室内機102は、風向調整部72を有している。風向調整部72は、実施の形態1で説明した風向調整部70と同様に、吹出口3に設けられており、空気流と接触することで空気流の向きを変える、または分岐させるものである。風向調整部72の向きは変更可能であり、風向調整部72の向きにより空気流の向き、空気流の分岐数を変化させることが可能になっている。風向調整部72の向きを変更するとき、空気流の届く位置、範囲を変化させる手段として、風量の変化を用いてもよい。風向調整部72の駆動は、制御装置60が実行する。
風向調整部72は、第1風向板70a、第2風向板70b、第3風向板70c、第1垂直風向板72e、及び、第2垂直風向板72fにより構成されている。第1風向板70a、第2風向板70b、及び、第3風向板70cについては、実施の形態1で説明した通りである。
第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fは、実施の形態2で説明した垂直風向板71dと同様に、第1風向板70a、第2風向板70b、及び、第3風向板70cよりも下方に設置されている。
第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fは、室内機101の風路4に対して垂直となるように設けられている。
なお、第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fが、本発明の「左右風向板」に相当する。
第1垂直風向板72e、及び、第2垂直風向板72fは、図9に示すように、風路4に対し水平方向に回転可能となっており、それぞれ独立に向きの変更が可能になっている。そのため、水平方向に対して角度を持った第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fと空気流とが接触することにより、下吹きの空気流の流れ方向を左右方向に変更することが可能となっている。また、第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fはそれぞれが独立に回転が可能であるから、第1垂直風向板72e及び第2垂直風向板72fがそれぞれ異なる角度に回転されることで、空気流を左右2方向に分割することが可能となっている。その他の構成については、室内機100又は室内機101と同一である。
したがって、室内機102によれば、風向調整部72を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、2方向上下同期間吹き運転と合わせて、さらに下吹きの風向を左右に分割させる運転を実行することができ、より広範囲に下吹きの空気流を送ることが可能となり、より短時間での冷媒拡散が可能になる。また、室内機102によれば、下吹きの空気流を左右に分割することで吹出風がそのまま吸込風となるショートサイクルも低減でき、より効率良く吸込口2より漏洩冷媒を取り込むことが可能となる。
なお、第1垂直風向板72e、及び、第2垂直風向板72fは、それぞれ独立して向きが制御されるようになっているが、いずれも同じ向きに制御して、全体としての風向を左右にスイングさせるようにしてもよい。そのため、室内機102によれば、2方向上下同期間吹き運転と合わせて、さらに下吹きの風向を全体として左右にスイングさせる運転を実行することができ、より広範囲に下吹きの空気流を送ることが可能となり、より短時間での冷媒拡散が可能になる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内機(以下、室内機103と称する)を分解した状態を示す分解斜視図である。図10に基づいて、室内機103の構成及び動作について説明する。
なお、本実施の形態4では実施の形態1〜3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、室内機103が風向調整部70を備えている場合を例に示しているが、風向調整部71又は風向調整部72を室内機103に備えるようにしてもよい。
実施の形態1では、前面パネル80に吸込口2が形成された室内機100について説明したが、本実施の形態4では、シャッター構造を吸込口2に備えた前面パネル(以下、前面パネル83と称する)を有する室内機103について説明する。
図10に示すように、室内機103は、吸込口2を開閉できるシャッター構造を備えた前面パネル83を有している。シャッター構造は、前面パネル83の吸込口2を塞ぐことができ、筐体1の中央で分割された第1シャッター83a及び第2シャッター83bで構成されている。シャッター構造の駆動は、制御装置60が実行する。なお、その他の構成については、室内機100、室内機101、又は、室内機102と同一である。
第1シャッター83a及び第2シャッター83bは、冷媒の漏洩検知に基づいて開閉が制御されるようになっている。例えば、配管接続部51で冷媒漏洩が検知された場合、冷媒の漏洩箇所に近い側の第2シャッター83bを開放し、冷媒の漏洩箇所に遠い側の第1シャッター83aを閉じる。こうすることで、吸込口2が全く閉塞されていない時よりも、吸込口2の片側を閉じることで吸込風の空気流の速度を上昇させることができ、冷媒漏洩個所に近い領域の空気を集中的に、より速く吸込むことが可能となる。
したがって、室内機103によれば、吸込口2にシャッター構造を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、2方向上下同期間吹き運転と合わせて、冷媒漏洩個所に近い領域の空気を集中的に、より速く吸込むことができ、より短時間での冷媒拡散が可能になる。
実施の形態5.
図11及び図12は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機(以下、室内機104と称する)の構成の一例を模式的に示す側面図である。図11及び図12に基づいて、室内機104の構成及び動作について説明する。
なお、本実施の形態5では実施の形態1〜4との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、室内機104が風向調整部70を備えている場合を例に示しているが、風向調整部71又は風向調整部72を室内機103に備えるようにしてもよい。
本実施の形態5では、風路4内に吸い込まれる空気に含まれている塵埃を除去するフィルタ90を巻き取りすることができるフィルタ巻き取り装置91を備えた室内機104について説明する。図11では、フィルタ90がフィルタ巻き取り装置91により巻き取られていない状態を示し、図12では、フィルタ90がフィルタ巻き取り装置91により巻き取られた状態を示している。
図11及び図12に示すように、室内機104は、筐体1にフィルタ巻き取り装置91を備えている。フィルタ巻き取り装置91は、フィルタ90を巻き取り可能に構成されている。フィルタ巻き取り装置91の駆動は、制御装置60が実行する。なお、その他の構成については、室内機100、室内機101、室内機102、又は、室内機103と同一である。
フィルタ巻き取り装置91は、冷媒の漏洩検知に基づいて駆動が制御されるようになっている。例えば、冷媒漏洩が検知された場合、フィルタ巻き取り装置91がフィルタ90を巻き取り、風路4からフィルタ90を取り除く(図11→図12)。こうすることで、風路4に障害物がなくなり、吸込風の空気流の速度を上昇させることができ、より速く吸込むことが可能となる。
したがって、室内機104によれば、フィルタ90を巻き取り可能なフィルタ巻き取り装置91を有しているので、可燃性冷媒が配管接続部51から漏洩したとしても、2方向上下同期間吹き運転と合わせて、風路4からフィルタ90を取り除くことができ、より短時間での冷媒拡散が可能になる。
1 筐体、2 吸込口、3 吹出口、4 風路、5 送風ファン、11 熱交換器、12 前面側熱交換器、13 背面側熱交換器、30 ドレンパン、50 冷媒センサー、51 配管接続部、60 制御装置、70 風向調整部、70a 第1風向板、70b 第2風向板、70c 第3風向板、71 風向調整部、71d 垂直風向板、72 風向調整部、72e 第1垂直風向板、72f 第2垂直風向板、80 前面パネル、83 前面パネル、83a 第1シャッター、83b 第2シャッター、90 フィルタ、91 フィルタ巻き取り装置、100 室内機、101 室内機、102 室内機、103 室内機、104 室内機。

Claims (7)

  1. 冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、
    前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、
    前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、
    前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、
    前記筐体に設けられたフィルタと、
    前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、
    前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、
    前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、下吹きの風向を左右にスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除く
    空気調和機の室内機。
  2. 冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、
    前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、
    前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、
    前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、
    前記筐体に設けられたフィルタと、
    前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、
    前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、
    前記制御装置は、
    前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、
    前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右にスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除く
    空気調和機の室内機。
  3. 冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、
    前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、
    前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、
    前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、
    前記筐体に設けられたフィルタと、
    前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、
    前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、
    前記左右風向板は、前記筐体の中央を中心に左右でそれぞれ異なる向きに制御できるように構成されており、
    前記制御装置は、
    前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、
    前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右2方向に分割させて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除く
    空気調和機の室内機。
  4. 冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、
    前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、
    前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、
    前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、
    前記筐体に設けられたフィルタと、
    前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、
    前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記風向調整部は、風向を左右に変化させる左右風向板を有し、
    前記左右風向板は、前記筐体の中央を中心に左右でそれぞれ異なる向きに制御できるように構成されており、
    前記制御装置は、
    前記冷媒漏洩検知手段からの情報によって前記配管接続部から前記可燃性冷媒の漏洩を検知したとき、
    前記風向調整部を制御して、空気流を上下2方向に分割させ、かつ、空気流を左右2方向でスイングさせて前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除く
    空気調和機の室内機。
  5. 前記風向調整部は、
    少なくとも3つの上下風向板で構成されており、
    前記3つの上下風向板のうち最も上流側に設置されている第1風向板によって空気流を上下2方向に分割し、
    前記3つの上下風向板のうち前記第1風向板よりも下流側に設置されている第2風向板及び第3風向板によって分割した空気流を合流させずに下吹き及び上吹きとする
    請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 冷凍サイクルを構成する冷媒回路に可燃性冷媒を使用している空気調和機の室内機であって、
    前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された1つの吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内に設けられ、前記風路内に空気の流れを作る送風ファンと、
    前記吹出口に設けられ、前記吹出口から吹き出される空気流を同期間に上下2方向に分割する風向調整部と、
    前記筐体の内部に位置し、前記熱交換器に前記可燃性冷媒を供給する配管同士が接続されている配管接続部と、
    前記筐体内に設けられ、前記配管接続部からの前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩検知手段と、
    前記筐体に設けられたフィルタと、
    前記筐体に設けられ、前記フィルタを巻き取るフィルタ巻き取り装置と、
    前記送風ファン、前記風向調整部及び前記フィルタ巻き取り装置を制御する制御装置と、を有し、
    前記風向調整部は、
    少なくとも3つの上下風向板で構成されており、
    前記3つの上下風向板のうち最も上流側に設置されている第1風向板によって空気流を上下2方向に分割し、
    前記3つの上下風向板のうち前記第1風向板よりも下流側に設置されている第2風向板及び第3風向板によって分割した空気流を合流させずに下吹き及び上吹きとして前記風向調整部の向きを変更するとともに、前記送風ファンを駆動させた状態で前記フィルタ巻き取り装置を駆動して前記風路から前記フィルタを取り除く
    空気調和機の室内機。
  7. 前記吸込口を開閉できるシャッター構造を備え、
    前記シャッター構造は、前記筐体の中央を中心として左右に分割されており、
    前記制御装置は、
    前記シャッター構造を制御して前記吸込口の片側を閉じる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
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