JP6641073B2 - 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents
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Description
圧縮率の変更は、例えば、MPEGなどのレートの変更である。通信制御装置を移動体に設置する場合は、画質や音質を下げて送信データ総量を減らす(つまり、圧縮率を高める)必要がある。そして、移動体に設置された通信制御装置は、通信ができない区間に到達する前に、データのダウンロードを完了しておくことが必要になる。しかし、このようなデータの圧縮率の変更などの機能はアプリケーションによって異なる(どのくらい圧縮できるか、そもそも圧縮機能があるか、など)ため、アプリケーション毎にそれぞれ前倒しのための通信を実施する必要がある。
1.通信制御装置を移動体に設置する場合は、それぞれのアプリケーションに通信不可区間対策の機能を実装しなければならない。
1.1.従って、アプリケーション毎に通信不可区間対策の機能のための開発費がかかる。
1.2.また、通信不可区間対策の機能の実行時の処理量が多い(アプリケーション毎に動くため)。従って、車載装置に、高性能なCPU(Central Processing Unit)及び大容量のメモリ量が必要になる。
2.通信制御装置をサーバに設置する場合は、サーバに高性能=高価な設備が必要になる。
外部装置と通信を行う複数のアプリケーションプログラムが実装された移動体に搭載される通信制御装置であって、
アプリケーションプログラムごとに規定されている、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信する際の距離周期である通信距離周期と、前記移動体の移動経路とに基づき、アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信を行う通信タイミングを前記移動経路上の位置でスケジューリングするスケジュール部と、
アプリケーションプログラムごとに、前記移動体が通信タイミングの位置に到達したか否かを判定し、いずれかのアプリケーションプログラムについて前記移動体が通信タイミングの位置に到達した場合に、対応するアプリケーションプログラムに通信タイミングが到来したことを通知するタイミング処理部とを有する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る通信制御装置が動作するシステムの全体を示すシステム構成図である。
移動体2a〜2cは、予め決定した走行経路に従って移動する自動車などの移動体である。なお、移動体2a〜2cを区別する必要がない場合は、単に移動体2という。
公衆網3は、携帯電話網やインターネットにより構成される既存の公衆通信網である。
走行経路4a〜4cは各移動体2a〜2cが出発地にて移動を開始する際に決定した目的地までの移動経路である。
出発地5a〜5cは、各移動体2a〜2cの出発地である。
目的地6a〜6cは、各移動体2a〜2cの目的地である。
カーナビゲーション装置8は、GPS(Global Positioning System)により現在位置を把握するとともに地図情報を用いて移動体の走行経路を決定する。
RSE装置9は、後部座席に設置され、後部座席の乗員に対して情報提供などのサービスを行うエンターテイメント装置である。
カーナビゲーション装置8及びRSE装置9では、アプリケーションが動作する。また、移動体2では、これら以外のアプリケーションが動作してもよい。つまり、移動体2には、複数のアプリケーションが実装されている。
車載LAN(Local Area Network)10は、移動体2a〜2cの各種装置間の通信を実現するLANである。
無線通信装置11は、3G回線やLTE(登録商標)回線など使って公衆網3を介してコンテンツサーバ1と車載LAN10に接続された各装置が通信するために用いられる。
ROM(Read Only Memory)302は、通信制御装置7のソフトウェアが格納される記憶装置である。
RAM(Random Access Memory)303は、CPU301で動作するソフトウェアをROM302からロードする記憶装置である。
ROM302には、後述する経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の機能を実現するプログラムが記憶されている。これらプログラムは、ROM302からRAM303にロードされる。
そして、プロセッサ901がこれらプログラムを実行して、後述する経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の動作を行う。
車載LANインタフェース304は、車載LAN10を介してカーナビゲーション装置8又はRSE装置9と通信するための通信インタフェースである。
また、移動体2には、アプリケーション1とアプリケーション2が実装されているものとする。
移動体2の走行経路には、トンネルが含まれている。トンネルでは、移動体2に実装されている各アプリケーションはコンテンツサーバ1等の外部装置と通信することができない。
通信制御装置7は、移動体2がA地点からF地点まで移動する場合に、トンネル(L3)部分の通信を、それ以前のL1〜L2で実施するように、各アプリケーションの通信タイミングの調整を行う。
なお、アプリケーション1は、移動体2が500m進むごとに、現在位置に関するデータをインターネットから取得するものとする。
また、アプリケーション2は、移動体2が5km進むごとに、現在位置に関するデータをインターネットから取得するものとする。
これらアプリケーションが現在位置に関するデータを取得するための距離周期を、通信距離周期という。
A.起動時の動作:
それぞれのアプリケーションは、通信制御装置7に、通信距離周期を登録する。アプリケーション1は、500m毎の通信距離周期を登録し、アプリケーション2は5km毎の通信距離周期を登録する。
通信制御装置7は、移動体2の走行経路の情報を得ると通信不可区間の有無を確認する。通信制御装置7は、図26のL3を見つけると、L3より手前で通信可能な区間の通信距離周期を修正する。
より具体的には、実施の形態1においては、通信制御装置7はL2の通信距離周期を、(L2の距離/(L2の距離+L3の距離))×アプリケーションの通信距離周期に修正する。
また、実施の形態2においては、通信制御装置7は、本来のL2の通信距離周期と並行して、L3の通信距離周期もL2に設定する。
但し、L2が短い場合は、通信制御装置7は、更に遡ってL1〜L2の区間の周期を修正する。
C−1:通常の区間
通信制御装置7は、走行経路の情報に沿って、各アプリケーションが通信すべき位置をA地点から生成する。通信制御装置7は、現在の移動体2の位置をGPSから定期的に(例えば、1秒間隔)受け取る。このため、通信制御装置7は、1秒毎に前回通信してからの移動距離をアプリケーション毎に計算する(「累積移動距離」で計算)。各アプリケーションの通信距離周期(500mまたは5km)の分だけ移動体2が進むと、通信制御装置7は、アプリケーションに通信タイミングであることを通知する。通信制御装置7から通信タイミングであることを通知されると、アプリケーションはインターネットから現在位置のデータを取得する。
通信制御装置7は、「B.タイミングの調整」で修正された距離の周期でアプリケーションに通信タイミングを送信する。アプリケーションは前倒しでデータを取得する。つまり、アプリケーションは、まだ移動体2が達していない、先の位置に対応付けられたデータを取得する。図27の例では、トンネルが存在していなければ、アプリケーションは移動体2がP1の位置に到達した際にP1のデータを取得する。また、アプリケーションは移動体2がP2の位置に到達した際にP2のデータを取得する。同様に、アプリケーションは移動体2がP3の位置に到達した際にP3のデータを取得する。トンネルを考慮した通信タイミングでは、アプリケーションは移動体2がp1の位置に到達した際にP1のデータを取得する。また、アプリケーションは移動体2がp2の位置に到達した際にP2のデータを取得する。更に、アプリケーションは移動体2がp3の位置に到達した際にP3のデータを取得する。このように、通信制御装置7は、通信不可区間を考慮して、移動体2が達していない、先の位置に対応付けられたデータを取得できるよう通信タイミングを修正する。そして、通信制御装置7は、修正した通信タイミングに基づき、アプリケーションに、各取得すべきデータと各データの取得位置(p1〜p12)を通知する。
アプリケーションは、通信制御装置7から通知された位置で、先の位置のデータをインターネットから取得する。
(1)時間周期で動作するアプリケーションへの対応
ここでは、アプリケーション1、アプリケーション2については、500m毎、5km毎にデータを取得する例を示したが、アプリケーションによっては30秒周期、1分周期に動作する仕様が考えられる。このようなアプリケーションについては、通信制御装置7は、リンク毎に設定される予定速度に基づき、リンク毎に通信を行うべき距離の間隔を計算する。そして、通信制御装置7は、アプリケーション1やアプリケーション2に取得すべきデータと各データの取得位置を通知する。
複数のアプリケーションの周期がぶつかったタイミングでは通信量が増える。このため、通信回線が輻輳する。従って、通信制御装置7は、1秒毎の「C.通信動作」を実施する際に、通信タイミングを通知するアプリケーション数を「通信イベント数」で制限する。優先度の低いアプリケーションは、次のGPS位置を受信する1秒後に「C.通信動作」が実施される。尚、この制限は、実際の通信量ではなく、通信するアプリケーション数により行われる。
経路変更に関係する通信データを取得するアプリケーションの場合(後述の「迂回考慮フラグがON」)、交差点(分岐点)直前に通信データを取得しても、その後の経路変更動作が間に合わないといった事が考えられる。そのため、通信制御装置7は、移動距離毎の通信タイミングが交差点の直前になる場合、交差点までの距離が通信距離周期分手前になるよう通信タイミングを前倒しに修正する。アプリケーションは、修正された通信タイミングに応じて、通信データを取得する(後述の図13のステップS1304〜ステップS1308の処理)。通信タイミングの前倒しの対象となる交差点の手前の区間を交差点手前区間という。
図4は、通信制御装置7の機能構成例を示す。
車載LAN通信部402は、車載LANインタフェース304を用いて車載LAN10を介してカーナビゲーション装置8及びRSE装置9と通信する。
スケジュール部403は、走行経路の通信不可区間を判定する。また、スケジュール部403は、走行経路の状態にあった通信距離周期を決定し、決定した通信距離周期をスケジュール格納部413に登録する。スケジュール部403により行われる動作は、スケジュール処理という。
タイミング処理部404は、車載LAN通信部402を介してカーナビゲーション装置8及びRSE装置9に通信タイミングを通知する。また、タイミング処理部404により行われる動作は、タイミング処理という。
通信要求登録部405は、カーナビゲーション装置8及びRSE装置9が送信した通信要求を通信要求格納部412に登録する。また、通信要求登録部405は、スケジュールの生成をスケジュール部403に依頼する。
経路格納部411は、カーナビゲーション装置8から車載LAN通信部402を介して受信した移動体の走行経路を格納する。
通信要求格納部412は、カーナビゲーション装置8及びRSE装置9からの通信タイミング要求を格納する。
スケジュール格納部413は、スケジュール部403が決定した通信距離周期を格納する。
位置情報格納部414は、カーナビゲーション装置8から例えば1秒間で受信する現在位置関連情報を格納する。
前述したように、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405はプログラムで実現される。CPU301が、プログラムを実行することにより、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の機能が実現される。
また、経路格納部411、通信要求格納部412、スケジュール格納部413及び位置情報格納部414は、ROM302又はRAM303により実現される。
尚、以後、カーナビゲーション装置8が1秒周期で通信制御装置7に現在位置関連情報を送信する例を説明する。
図5の各行において、始点位置および終点位置はリンクの先頭と末尾の位置を経度と緯度で示す。
始点交差点フラグおよび終点交差点フラグはそれぞれ始点位置と終点位置が交差点などの経路の分岐点であるかどうかを示す。始点交差点フラグ又は終点交差点フラグが0の始点位置又は終点位置は分岐点ではない。一方、始点交差点フラグ又は終点交差点フラグが1の始点位置又は終点位置は分岐点である。
距離は、始点位置と終点位置間の道のりの距離を示す。
予定速度は、始点位置から終点位置までの移動で予定される速度を示す。
道路属性は、始点位置から終点位置までの道路の属性を示す。具体的には、道路属性は、一般道、高速道路、トンネル、巨大橋、地下道路等の道路の属性を示す。尚、道路属性は一般道のトンネルなど、複数の属性を設定可能である。
要求番号は、通信要求の識別子である。
依頼元装置は、通信要求を行った車載LAN10に接続された装置を一意に示す識別子である。依頼元装置として、例えばIPアドレスが用いられる。
アプリケーションIDは、通信要求を行ったアプリケーションを依頼元装置において一意に示す識別子である。アプリケーションIDとして、例えばTCPやUDPのポート番号が用いられる。
通信周期では、走行経路に通信不可の地点がなく、通常に通信する場合の通信の周期が時間単位または移動距離単位で示される。
迂回考慮フラグは、通信要求をしているアプリケーションがコンテンツサーバ1から受信したデータにより迂回動作を促す機能を持っているかどうかを示す。迂回考慮フラグが0の場合はアプリケーションには該当機能がない。一方、迂回考慮フラグが1の場合はアプリケーションに該当機能がある。
許容補正量は、通信要求に対応する通信を前倒しする際に許容される補正量を示す。
優先度は、通信要求の優先度である。優先度は1〜Nで示される。尚、1が最高優先度を意味する。
要求番号は、通信要求格納部412に格納された通信要求の番号である。
優先度は、通信要求格納部412に格納された優先度である。
通信距離周期は、通信要求の通信周期を移動距離に換算した値である。
累積移動距離は、前回通信タイミングをアプリケーションに対して送信した後の移動距離である。
残距離は、リンクの終点位置までの残り距離である。尚、該当リンクの終点交差点フラグが1かつ通信要求の迂回考慮フラグが1の場合にのみ、残距離は有効であり、それ以外の場合は残距離は0である。
位置補正係数および位置補正Δは、次回の通信タイミングにおいて、アプリケーションがコンテンツサーバ1から情報を取得する際に指定する現在位置の補正値を示す。位置補正Δの経度および緯度の値を位置補正係数に乗算することにより補正値が算出される。尚、補正が不要な場合は位置補正係数=0である。
移動距離は、カーナビゲーション装置8が測定した過去1秒間の移動距離(道のり)である。
現リンク番号は、移動体の現在位置が属するリンクのリンク番号を示す。尚、走行経路が未定の場合は、現リンク番号は0である。
アプリケーションIDは、要求元装置内において通信要求を行ったアプリケーションを一意に識別する識別子である。アプリケーションIDとして、例えばTCPポート番号が用いられる。
データ取得位置は、アプリケーションがコンテンツサーバ1に対してコンテンツデータの送信を要求する際に指定すべき位置情報である。
次に動作について説明する。
まず、自動車等の移動体が走行を開始するとき、通信制御装置7、カーナビゲーション装置8、RSE装置9に電源の供給が開始され、それぞれ起動する。すると、カーナビゲーション装置8は、移動体が現在いる場所付近の渋滞・工事・事故といったローカル情報をコンテンツサーバから取得するために、通信制御装置7に通信要求を登録する。
車載LAN通信部402は、ステップS1001で車載LANインタフェース304の受信イベントを確認する。
ステップS1002で受信があったことを確認すると、車載LAN通信部402は、ステップS1005で受信データの種別を確認する。ここでは、受信データの種別は通信要求であるので、車載LAN通信部402は、ステップS1007で通信要求を通信要求登録部405に送信する。
ここで、車載LAN通信部402の処理は終了する。
通信要求登録部405は、通信要求を受け取ると、まずステップS1101で、通信要求を通信要求格納部412に登録する。
次に、通信要求登録部405は、ステップS1102で、通信要求格納部412に登録した通信要求番号を指定してスケジュール部403を呼び出す。そして、スケジュール部403の処理が終了したら、通信要求登録部405は、ステップS1103でスケジュール格納部413のデータをソートする。通信要求登録部405は、まずリンク番号でスケジュール格納部413のデータをソートする。次に、通信要求登録部405は、同一リンク番号のデータ毎に、優先度が高い順にスケジュール格納部413のデータをソートする。以上で通信要求登録部405の処理は終了する。
まず、スケジュール部403は、ステップS1201で経路格納部411に経路が登録されているか確認する。ここでは、経路情報はまだ格納されていないので、処理はステップS1202に移行する。スケジュール部403は、ステップS1202で経路情報がない場合のデフォルト条件で通信距離周期を算出する。具体的には、スケジュール部403は、図6における要求番号1のように通信周期が60秒と時間単位で指定されていた場合、移動速度を一般の制限速度40km/hと仮定して通信距離周期を667mと算出する。また、要求番号3のように通信周期が1kmと距離で指定されている場合は、スケジュール部403は、通信距離周期をそのまま1kmと指定する。次に、スケジュール部403は、ステップS1202で算出した通信距離周期を、要求番号とともにリンク番号0で登録する。尚、スケジュール部403は、優先度は通信要求の優先度、累積移動距離の初期値は0m、残距離は0m、位置補正係数は0と登録する。
以上で通信要求受信時の処理は終了する。
尚、以上はカーナビゲーション装置8が通信要求を行う場合について説明したが、RSE装置9が行う通信要求についても同様の処理が行われる。
車載LAN通信部402はステップS1001で車載LANインタフェース304の受信イベントを確認する。ステップS1002で受信があったことを確認すると、車載LAN通信部402は、ステップS1005で受信データの種別を確認する。ここでは、受信データの種別は現在位置関連情報であるので、車載LAN通信部402は、ステップS1006で現在位置関連情報をタイミング処理部404に送信する。
ここで、車載LAN通信部402の処理は終了する。
まず、タイミング処理部404は、ステップS1300でこのタイミングで通信する通信イベント数を示すカウンタを0に設定する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1301でスケジュール格納部413の各データにおいて、リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致するか否かを確認する。
リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致した場合、タイミング処理部404は、ステップS1302で、該当するデータの累積移動距離に現在位置関連情報の移動距離を加算する。
次に、ステップS1303で累積移動距離が通信距離周期を超えた場合に、まず、タイミング処理部404は、ステップS1309でカウンタに1を加算する。
そして、タイミング処理部404は、ステップS1310でカウンタの値が規定値以下か否かを確認する。カウンタの値が規定値を超えている場合はこれ以上通信イベントを設定できないので、処理がステップS1317に移行する。一方、カウンタの値が規定値以下の場合、タイミング処理部404は、ステップS1311からの通信タイミング通知の生成処理を行う。
まず、タイミング処理部404は、ステップS1311で累積移動距離を0に設定する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1312で位置補正係数が0かどうかを確認する。上述の例では、位置補正係数は0なので、タイミング処理部404は、ステップS1313で現在位置関連情報の現在位置をデータ取得位置に決定する。そして、タイミング処理部404は、ステップS1316で、図9に示す通信タイミング通知を生成し、生成した通信タイミング通知を車載LAN通信部402に送信する。尚、ステップS1303で累積移動距離が通信距離周期未満と判断された場合は、タイミング処理部404は、ステップS1304で残距離を確認する。上述の例では、残距離は0なので、処理はステップS1317に移行する。タイミング処理部404は、以上の処理をステップS1317でスケジュール格納部413の全てのデータに対して実行し、処理を終了する。そして、車載LAN通信部402は通信タイミング通知を要求元装置に対して送信し、処理を終了する。
そして、通信タイミング通知を受け取った要求元装置、つまりカーナビゲーション装置8は、コンテンツサーバ1からデータ取得位置、つまり現在位置に関するコンテンツデータを取得する。
通信制御装置7では、車載LAN通信部402が図10のフローチャートに従って経路情報を処理する。
車載LAN通信部402は、ステップS1001で車載LANインタフェース304の受信イベントを確認する。
ステップS1002で受信があったことを確認すると、車載LAN通信部402は、ステップS1005で受信データの種別を確認する。
ここでは、受信データの種別は経路情報であるので、車載LAN通信部402は、ステップS1008で経路情報を経路登録部401に送信する。
ここで、車載LAN通信部402の処理は終了する。
まず、経路登録部401は、ステップS1401で経路格納部411に経路情報を格納する。
次に、経路登録部401は、スケジュール格納部413にリンク番号0以外のデータがある場合は、ステップS1402で、該当するデータを削除する。
次に、経路登録部401は、ステップS1403で通信要求格納部412に通信要求が登録されているか確認する。
通信要求が登録されている場合は、経路登録部401は、ステップS1404およびステップS1405で各通信要求について、通信要求番号を指定してスケジュール部403を呼び出す。
そして、スケジュール部403の処理が終了したら、経路登録部401は、ステップS1406でスケジュール格納部413のデータをソートする。経路登録部401は、まずリンク番号でスケジュール格納部413のデータをソートする。次に、経路登録部401は、同一リンク番号のデータ毎に、スケジュール格納部413のデータを優先度が高い順にソートする。
以上で経路登録部401の処理は終了する。
まず、スケジュール部403は、ステップS1201で経路格納部411に経路情報が格納されているか確認する。上述の例では、経路格納部411に経路情報が格納されているので、スケジュール部403は、ステップS1204で経路の先頭から処理を開始する。
スケジュール部403は、ステップS1205で経路格納部411のリンク情報の道路属性を順にたどり、通信可能と判断される連続するリンク列(通常リンク列)を決定する。尚、通信可能と判断する道路属性は、予め通信制御装置7のソフトウェアで決めておいてもよい。また、通信可能と判断する道路属性は、設定ファイル等で指定可能としても良い。通信不可能なリンクにたどり着いたら、スケジュール部403は、次にステップS1206で通信不可能な連続するリンク列(通信不可リンク列)を決定する。スケジュール部403は、通常リンク列と同様、リンクの道路属性情報を精査して、通信不可リンク列を決定する。
まず、スケジュール部403は、ステップS1501において通信要求の許容補正量から、許容補正距離量を計算する。通信要求の許容補正量が距離単位であれば、スケジュール部403は、許容補正量をそのまま使用する。許容補正量が時間単位であれば、スケジュール部403は、通信不可リンク列の予定速度の平均値を求め、求めた平均値に許容補正量(時間)を乗算した値を許容補正距離量として使用する。
次に、ステップS1502で、スケジュール部403は、通信不可リンク列の全長を経路格納部411の距離から算出する。
次にステップS1503で、スケジュール部403は、許容補正距離量と通信不可リンク列の全長とを比較する。通信不可リンク列の全長が許容補正距離量より長い場合は、スケジュール部403は、ステップS1504で通信不可リンク列の全長を許容補正距離量に修正する。
次に、ステップS1505で、スケジュール部403は、通常リンク列の末尾のリンクを通信周期調整リンク列の先頭に移動する。つまり、通常リンク列に属するリンク列は末尾リンクが1つ短くなり、通信周期調整リンク列は先頭部分にリンクが1つ追加される。
次に、スケジュール部403は、ステップS1506で通信周期調整リンク列の全長を計算する。
次にステップS1507で、スケジュール部403は、処理中の通信要求の通信周期が時間単位か否かを確認する。処理中の通信要求の通信周期が時間単位の場合、スケジュール部403は、ステップS1509で通信周期調整リンク列を構成する全リンクの予定速度の平均値を求める。そして、スケジュール部403は、求めた平均値と通信周期とを乗算することで通信距離周期の平均値を求める。そして、スケジュール部403は、求めた平均値を、調整前通信距離周期として使用する。
また、ステップS1507で通信周期が距離単位の場合は、スケジュール部403は、ステップS1508で通信周期を調整前通信距離周期として扱う。
次に、スケジュール部403は、ステップS1510で調整後通信距離周期を以下の式で求める。
規定値より調整後通信距離周期が短い場合、より手前のリンクから通信タイミングを調整する必要があるため、処理がステップS1505に戻る。更に、スケジュール部403は、通常リンク列の末尾のリンクを通信周期調整リンク列に移動して、再調整を行う。ステップS1511において調整後通信周期が規定値以上になったら、通信周期の調整は終了し、処理がステップS1512に移行する。
ステップS1512では、スケジュール部403が、調整前通信距離周期と調整後通信距離周期の差分を求める。そしてスケジュール部403は、求めた差分の値から通信周期調整リンク列の各リンクの位置補正Δ値を求める。
最後に、スケジュール部403は、ステップS1513で通信周期調整リンク列の各リンクの、処理中の通信要求のためのスケジュールを、スケジュール格納部413に登録する。このとき、スケジュール部403は、図7において、リンク番号に通信処理調整リンク列に属するリンクの各リンク番号を設定する。また、スケジュール部403は、要求番号および優先度に現在処理中の通信要求の要求番号と優先度を設定する。また、スケジュール部403は、通信距離周期に調整後通信距離周期を設定する。また、スケジュール部403は、累積移動距離に0mを設定し、位置補正係数に1を設定し、位置補正ΔにステップS1512で算出した各リンクの位置補正Δ値を設定する。また、スケジュール部403は、処理中の要求番号の通信要求の迂回考慮フラグが1で、且つ、該当リンクの終点交差点フラグが1の場合、残距離に(該当リンクの距離−リンクの予定速度×1秒)を登録する。一方、それ以外の場合は、スケジュール部403は残距離に0を登録する。尚、1秒はカーナビゲーション装置8が現在位置関連情報を送信する周期である。
以上が図12のステップS1207の詳細である。
次に、スケジュール部403は、ステップS1602で通信要求の迂回考慮フラグを確認する。迂回考慮フラグが0でない場合、処理がステップS1603に移行し、スケジュール部403は、該当リンクの終点交差点フラグを確認する。
終点交差点フラグが0でない場合、スケジュール部403は、残距離として(リンクの距離−リンクの予定速度×1秒)を使用する。尚、1秒はカーナビゲーション装置8が現在位置関連情報を送信する周期である。
一方で、ステップS1602で迂回考慮フラグが0、もしくはステップS1603で終点交差点フラグが0の場合、経路上の迂回可能な分岐点を考慮する必要はない。このため、スケジュール部403は、残距離の値を0に設定する。
次に、スケジュール部403は、ステップS1606で、以上の結果を踏まえてスケジュール格納部413にスケジュールを登録する。このとき、スケジュール部403は、リンク番号には現在のリンク番号を登録する。また、スケジュール部403は、要求番号には現在処理中の通信要求の要求番号を登録する。また、スケジュール部403は、優先度には現在処理中の通信要求の優先度を登録する。また、スケジュール部403は、通信距離周期にはステップS1601で算出した通信距離周期を登録する。また、スケジュール部403は、累積移動距離には0mを登録する。また、スケジュール部403は、残距離にはステップS1604またはステップS1605で決定した残距離を登録する。また、スケジュール部403は、位置補正係数には0を登録し、位置補正Δには0を登録する。
スケジュール部403は、以上の処理をステップS1607において通常リンク列の全リンクについて実行する。
以上が、図12のステップS1208の詳細である。
以上で、経路情報を受信した際の、通信制御装置7の動作は終了する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1301でスケジュール格納部413の各データにおいて、リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致するかを確認する。
リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致した場合に、タイミング処理部404は、ステップS1302で、そのデータの累積移動距離に現在位置関連情報の移動距離を加算する。
加算後の累積移動距離がステップS1303で通信距離周期を超えた場合、タイミング処理部404は、まずステップS1309でカウンタを1加算する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1310でカウンタの値が規定値以下か否かを確認する。カウンタの値が規定値を超えた場合、これ以上このタイミングで通信イベントを実施できないので、処理はステップS1317に移行する。
カウンタの値が規定値以下の場合は、タイミング処理部404は、ステップS1311以後の通信タイミング通知の生成処理を実施する。
まず、タイミング処理部404は、ステップS1311で累積移動距離を0に設定し、次にステップS1312で位置補正係数が0かどうかを確認する。
位置補正係数が0の場合は、タイミング処理部404は、ステップS1313で現在位置関連情報の現在位置をデータ取得位置に決定する。
また、位置補正係数が0でない場合は、タイミング処理部404は、ステップS1314で位置補正係数を位置補正Δに乗算して得られる値を現在位置情報に加えて、通信タイミングの調整により変更された通信タイミングの位置の変更前の位置を算出し、これをデータ取得位置とする。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1315でスケジュール格納部413の位置補正係数に1を足す。
そして、タイミング処理部404は、ステップS1316で図9に示す通信タイミング通知を生成し、生成した通信タイミング通知を車載LAN通信部402に送信する。
また、ステップS1303で累積移動距離が通信距離周期未満であった場合、タイミング処理部404は、ステップS1304で残距離を確認する。
残距離が0でなかった場合は、タイミング処理部404は、残距離から移動距離を減算する。その結果、ステップS1306で残距離が通信距離周期以下になった場合、次回の通信周期時には次の交差点までの距離が通信要求周期未満になってしまうので、タイミング処理部404は、ステップS1307で残距離を0に設定する。そして、タイミング処理部404は、ステップS1308でカウンタに1を加算し、前倒しで通信タイミングが到来したと判断し、ステップS1311に移行する。
以後、前述と同様にステップS1311以降の処理を実施する。
タイミング処理部404は、以上の処理をステップS1317でスケジュール格納部413の全てのデータに対して実行し、処理を終了する。そして、車載LAN通信部402は通信タイミング通知を要求元装置に対して送信し、処理を終了する。
そして、通信タイミング通知を受け取った要求元装置、つまりカーナビゲーション装置8又はRSE装置9は、コンテンツサーバ1からデータ取得位置、つまり現在位置または補正された位置に関するコンテンツデータを取得する。
以上のように、本実施の形態では、通信制御装置7が、カーナビゲーション装置8又はRSE装置9に搭載されたアプリケーションに対して通信不可区間のための通信を事前に実施するように調整した通信タイミングを提供する。このため、本実施の形態によれば、サーバが全移動体の通信制御を行わずに済み、サーバの処理を削減できる。
また、本実施の形態では、カーナビゲーション装置8及びRSE装置9に搭載される複数のアプリケーションは、通信制御装置7に通信要求を行うことで通信不可区間のための調整済みの通信タイミングを得ることができる。このため、本実施の形態によれば、個々のアプリケーションで移動体の経路を意識した通信制御を行う必要がなく、個々のアプリケーションの処理を削減できる。
また、本実施の形態では、通信不可区間のための通信を事前に行う場合に、通信制御装置7が、コンテンツサーバ1に対してデータを要求する際の位置情報の補正値、すなわち通信タイミングを前倒しする前の元の位置情報をアプリケーションに通知する。このため、本実施の形態によれば、アプリケーションが通信不可区間を避けて前もってコンテンツサーバ1にデータを要求する場合でも、アプリケーションは、通信不可区間の位置に関するコンテンツデータを取得することができる。
また、本実施の形態では、移動体の迂回や経路変更に関連するアプリケーションに、修正された通信タイミングが通知される。より具体的には、本実施の形態では、リンクの終点が交差点である場合に、残距離と通信距離周期とが比較される。そして、残距離すなわち交差点までの距離が通信距離周期より短くなった場合には、前倒しで通信タイミングがアプリケーションに通知される。このため、本実施の形態によれば、移動体が交差点に達するまでにアプリケーションは十分な処理時間を確保できる。
また、本実施の形態では、通信周期が時間単位のアプリケーションにも時間周期を移動距離に換算して通信タイミングを提供している。このため、本実施の形態によれば、通信周期が距離単位のアプリケーションのほか、時間周期で定期的に情報を処理するアプリケーションも、通信不可区間のための通信を前倒しで実行できる。
また、移動体の実際の移動速度が予定速度より遅くなった場合は、通信タイミングの時間間隔は長くなる。本実施の形態では、通信周期が時間単位のアプリケーションにも時間周期を移動距離に換算して通信タイミングを提供している。このため、本実施の形態によれば、渋滞により同一の通信を行う移動体が近隣に多数いる場合でも、通信の輻輳を軽減できる効果がある。
また、本実施の形態では、通信要求毎に通信タイミングの前倒しにより発生する補正の許容最大量が指定される。そして、本実施の形態では、許容最大量以上の補正が必要な通信の前倒しは行われない。このため、本実施の形態によれば、アプリケーションが対応できないほど前倒しされた通信を回避することができる。
また、本実施の形態では、一回の現在位置関連情報の受信時に生成する通信タイミング通知の個数が、通信要求の優先度順に指定される。このため、本実施の形態では、優先度の低い通信要求は次の現在位置関連情報の受信タイミングで送信される。従って、本実施の形態によれば、多数の通信要求の通信タイミングが重なって輻輳が発生することを避けることができる。
尚、本実施の形態では、残距離と通信距離周期を比較することで、交差点の手前に通信周期分の時間を確保できるように通信タイミングを生成している。しかしながら、アプリケーションが、通信要求毎に、移動体が交差点に到達するまでに確保するべき時間を指定し、通信制御装置7が、その時間分の距離と残距離を比較するようにしてもよい。このようにすれば、通信周期とは異なる、アプリケーションの処理時間を、移動体が交差点に到達するまでに確保することができる。
以上の実施の形態1では、通信不可区間の手前の通信区間での通信間隔を短くして、通信タイミングの前倒しを実施するようにしている。次に、本実施の形態では、通信不可区間のための通信を、手前の通信区間にて、通常の通信に並行して実施する例を示す。
実施の形態1では、通信制御装置7は、図27に示すように、P1〜P12の通信距離周期を同じ割合で縮めて、順番にデータを取得するようにしている。一方、実施の形態2では、通信制御装置7は、図28に示すように、通信が可能なP1〜P7については普通に通信するように通信距離周期を設定する。また、通信制御装置7は、並行して、通信不可区間のP8〜P12の通信距離周期を前倒しに設定する。
本実施の形態に係る方法では、本来通信ができる位置であるP1〜P7については、実施の形態1と異なり、前倒しによる時間的な誤差なく通常通りに情報が取得できる。
図19は実施の形態2のスケジュール格納部413のデータベース構造例を示す。
要求番号は、通信要求格納部412に格納された通信要求の番号である。
優先度は、通信要求格納部412に格納された優先度である。
通信距離周期は、通信要求の通信周期を移動距離に換算した値である。
累積移動距離は、通信タイミングが前回アプリケーションに送信された後に移動体が移動した距離である。
残距離は、リンクの終点位置までの残りの距離である。尚、残距離は、該当リンクの終点交差点フラグが1であり、通信要求の迂回考慮フラグが1である場合にのみ有効であり、それ以外の場合は0である。
通信開始位置は、通信タイミングの生成を開始する位置の、リンクの先頭からの距離である。
位置補正係数、位置補正定数および位置補正Δは、次回の通信タイミングにおいて、コンテンツサーバ1からデータを取得する際に指定する現在位置の補正値を示す。位置補正Δの経度および緯度の値を位置補正係数に乗算して得られる値に位置補正定数を加算して補正値を算出することができる。尚、補正なしの場合は位置補正係数=0である。
次に、動作について説明する。
実施の形態2では、スケジュール部403とタイミング処理部404以外の動作は実施の形態1と全く同一である。このため、スケジュール部403とタイミング処理部404の動作についてのみ説明する。
経路情報が登録されていない場合、スケジュール部403は、ステップS1902で、経路情報がない場合のデフォルト条件で通信距離周期を算出する。デフォルト条件での通信距離周期の算出方法は、実施の形態1と同一である。
次に、スケジュール部403は、ステップS1903で、算出した通信距離周期を、要求番号とともにリンク番号0で登録する。尚、スケジュール部403は、累積移動距離の初期値は0m、残距離は0m、通信開始位置は0m、優先度は通信要求の優先度、位置補正係数、位置補正定数、位置補正Δは0として登録する。
まず、スケジュール部403は、ステップS1905で、処理中のリンクが通信不可リンクか否かを道路属性から判断する。
処理中のリンクが通信不可リンクでないなら、スケジュール部403は、ステップS1906で、通信要求の通信周期から通信距離周期を計算する。図6の要求番号3のように通信周期が距離単位の場合、スケジュール部403は、そのまま通信周期を通信距離周期として扱う。図6の要求番号1のように通信周期が時間単位の場合、スケジュール部403は、該当リンクの予定速度に通信周期を乗算し、通信距離周期を算出する。
迂回考慮フラグが0でない場合、処理がステップS1908に移行し、スケジュール部403は、該当リンクの終点交差点フラグを確認する。
終点交差点フラグが0でない場合、スケジュール部403は、ステップS1910で、残距離として(リンクの距離−リンクの予定速度×1秒)を使用する。尚、1秒はカーナビゲーション装置8が現在位置関連情報を送信する周期である。
一方で、ステップS1907で迂回考慮フラグが0、もしくはステップS1908で終点交差点フラグが0の場合、経路上の迂回可能な分岐点を考慮する必要はないので、スケジュール部403は、ステップS1909で残距離の値を0に設定する。
スケジュール部403は、以上の処理をステップS1912において経路の全リンクについて実行する。
まず、スケジュール部403は、ステップS1914で、経路上の連続する通信不可のリンクの列、即ち通信不可リンク列を検索する。
次に、ステップS1915で通信不可リンク列が見つかったら、スケジュール部403は、ステップS1916で、通信不可リンク列のスケジュールをスケジュール格納部413に登録する。
スケジュール部403は、この処理をステップS1917で全経路について実施する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2002で、通信不可リンク列の全長を経路格納部411の距離から算出する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2003で、許容補正距離量と通信不可リンク列の全長を比較する。
通信不可リンク列の全長が許容補正距離量より長い場合は、スケジュール部403は、ステップS2004で、通信不可リンク列の全長を許容補正距離量に修正する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2005で、調整リンクとして通信不可リンク列の先頭のリンクの、経路上1つ前のリンクを設定する。
通信不可リンク列全長のほうが長かったら、スケジュール部403は、ステップS2007で、通信開始位置を0に設定する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2008で、通信不可リンク列の全長から調整リンクの距離を減算する。
一方、ステップS2006で通信不可リンク列全長が通信不可リンク列の全長以上であったら、スケジュール部403は、ステップS2009で、通信不可リンク列の全長と調整リンクの距離の差分を計算し、得られた差分の値を通信開始位置に設定する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2010で、通信不可リンク列の全長を0に設定する。つまり、スケジュール部403は、通信不可リンク列の全ての区間のスケジュール調整が終了したことを登録する。
そして、スケジュール部403は、ステップS2011で通信距離周期を計算する。図6の要求番号3のように通信周期が距離単位の場合、スケジュール部403は、そのまま通信周期を通信距離周期として使用する。図6の要求番号1のように通信周期が時間単位の場合、スケジュール部403は、該当リンクの予定速度に通信周囲を乗算し、通信距離周期を算出する。
そして、スケジュール部403は、ステップS2014で、調整リンクに現在の調整リンクの経路上の1つ前のリンクを設定する。
次に、スケジュール部403は、ステップS2015で、通信不可リンク列全長が0でない、つまり、スケジュールの調整が終わっていないかを確認する。
スケジュールの調整が終わっていない場合、スケジュール部403は、ステップS2006に戻って、スケジュール調整が終わるまで上記の処理を繰り返す。
タイミング処理部404が現在位置関連情報を受け取ると、図20及び図21のフローチャートに従って処理を行う。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1801で、スケジュール格納部413の各データにおいて、リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致するかを確認する。
リンク番号が現在位置関連情報の現リンク番号と一致した場合、タイミング処理部404は、ステップS1802でそのデータの累積移動距離に現在位置関連情報の移動距離を加算する。
次にステップS1803で、タイミング処理部404は、通信開始位置が0か確認する。通信開始位置が0の場合、そのリンクでの通信は開始して良いので、処理はステップS1807に移行する。
一方、通信開始位置が0でない場合は、タイミング処理部404は、ステップS1804で、通信開始位置を移動体が通過しているか確認する。
累積移動距離が通信開始位置未満である場合、移動体はまだ通信開始地点を通過していないので、処理はステップS1821に移行する。
累計移動距離が通信開始位置以上である場合、移動体は通信開始位置を通過しているので、タイミング処理部404は、まずステップS1805で通信開始位置に0を設定して、そのリンクの通信開始位置を通過済みであることを登録する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1806で、累積移動距離から通信開始位置を減算して、通信開始位置からの累積移動距離を登録する。
次に、ステップS1807で累積移動距離が通信距離周期を超えた場合、タイミング処理部404は、まず、ステップS1813でカウンタに1を加算する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1814でカウンタの値が規定値以下か否かを確認する。カウンタの値が規定値を超えている場合はこれ以上通信イベントを設定できないので、処理はステップS1820に移行する。
一方、カウンタの値が規定値以下の場合、タイミング処理部404は、ステップS1815からの通信タイミング通知の生成処理を行う。
まず、タイミング処理部404は、ステップS1815で累積移動距離を0に設定する。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1816で位置補正係数が0かどうかを確認する。
位置補正係数が0の場合は、タイミング処理部404は、ステップS1817で現在位置関連情報の現在位置をデータ取得位置に決定する。
また、位置補正係数が0でない場合は、タイミング処理部404は、ステップS1818で、位置補正係数を位置補正Δに乗算する。更に、タイミング処理部404は、乗算値に位置補正定数を加算した値を現在位置情報に加えて通信タイミングの調整により変更された通信タイミングの位置の変更前の位置を算出し、これをデータ取得位置とする。
次に、タイミング処理部404は、ステップS1819でスケジュール格納部413の位置補正係数に1を加える。
そして、タイミング処理部404は、ステップS1820で、図9に示す通信タイミング通知を生成し、生成した通信タイミング通知を車載LAN通信部402に送信する。
また、ステップS1807で累積移動距離が通信距離周期未満であった場合、タイミング処理部404は、ステップS1808で残距離を確認する。
残距離が0でなかった場合は、タイミング処理部404は、残距離から移動距離を減算する。その結果、ステップS1810で残距離が通信距離周期以下になった場合、次回の通信周期時には次の交差点までの距離が通信要求周期未満になってしまうので、タイミング処理部404は、ステップS1811で残距離を0に設定する。
また、ステップS1812で、タイミング処理部404はカウンタに1を加算する。
そして、タイミング処理部404は、前倒しで通信タイミングが到来したと判定し、処理がステップS1815に進む。
以後、タイミング処理部404は、前述と同様にステップS1815以降の処理を実施する。
以上のように、本実施の形態では、通信制御装置7が、カーナビゲーション装置8又はRSE装置9に搭載されたアプリケーションに対して通信不可区間のための通信を事前に実施するように調整した通信タイミングを提供する。このため、本実施の形態によれば、サーバが全移動体の通信制御を行わずに済み、サーバの処理を削減できる。
また、本実施の形態では、カーナビゲーション装置8又はRSE装置9に搭載された複数のアプリケーションは、通信制御装置7に通信要求を行うことで通信不可区間のための調整済みの通信タイミングを得ることができる。このため、本実施の形態によれば、個々のアプリケーションで移動体の経路を意識した通信制御を行う必要がなく、個々のアプリケーションの処理を削減できる。
また、本実施の形態では、通信不可区間のための通信を事前に行う場合に、通信制御装置7が、コンテンツサーバ1に対してデータを要求する際の位置情報の補正値、すなわち通信タイミングを前倒しする前の元の位置情報をアプリケーションに通知する。このため、本実施の形態によれば、アプリケーションが通信不可区間を避けて前もってコンテンツサーバ1にデータを要求する場合でも、アプリケーションは、通信不可区間の位置に関するコンテンツデータを取得することができる。
また、本実施の形態では、移動体の迂回や経路変更に関連するアプリケーションに、修正された通信タイミングが通知される。より具体的には、本実施の形態では、リンクの終点が交差点である場合に、残距離と通信距離周期とが比較される。そして、残距離すなわち交差点までの距離が通信距離周期より短くなった場合には、前倒しで通信タイミングがアプリケーションに通知される。このため、本実施の形態によれば、移動体が交差点に達するまでにアプリケーションは十分な処理時間を確保できる。
また、本実施の形態では、通信周期が時間単位のアプリケーションにも時間周期を移動距離に換算して通信タイミングを提供している。このため、本実施の形態によれば、通信周期が距離単位のアプリケーションのほか、時間周期で定期的に情報を処理するアプリケーションも、通信不可区間のための通信を前倒しで実行できる。
また、移動体の実際の移動速度が予定速度より遅くなった場合は、通信タイミングの時間間隔は長くなる。本実施の形態では、通信周期が時間単位のアプリケーションにも時間周期を移動距離に換算して通信タイミングを提供している。このため、本実施の形態によれば、渋滞により同一の通信を行う移動体が近隣に多数いる場合でも、通信の輻輳を軽減できる効果がある。
また、本実施の形態では、通信要求毎に通信タイミングの前倒しにより発生する補正の許容最大量が指定される。そして、本実施の形態では、許容最大量以上の補正が必要な通信の前倒しは行われない。このため、アプリケーションが対応できないほど前倒しされた通信を回避することができる。
また、本実施の形態では、一回の現在位置関連情報の受信時に生成する通信タイミング通知の個数が、通信要求の優先度順に指定される。このため、本実施の形態では、優先度の低い通信要求は次の現在位置関連情報の受信タイミングで送信される。従って、本実施の形態によれば、多数の通信要求の通信タイミングが重なって輻輳が発生することを避けることができる。
尚、本実施の形態では、残距離と通信距離周期を比較することで、交差点の手前に通信周期分の時間を確保できるように通信タイミングを生成している。しかしながら、アプリケーションが、通信要求毎に、移動体が交差点に到達するまでに確保するべき時間を指定し、通信制御装置7が、その時間分の距離と残距離を比較するようにしてもよい。このようにすれば、通信周期とは異なる、アプリケーションの処理時間を、移動体が交差点に到達するまでに確保することができる。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
最後に、通信制御装置7のハードウェア構成の補足説明を行う。
ROM302には、OS(Operating System)が記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がCPU301により実行される。
CPU301はOSの少なくとも一部を実行しながら、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の機能を実現するプログラムを実行する。
CPU301がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、ROM302、RAM303、CPU301内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。
また、通信制御装置7は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
この場合は、経路登録部401、車載LAN通信部402、スケジュール部403、タイミング処理部404、通信要求登録部405は、それぞれ処理回路の一部として実現される。
なお、本明細書では、プロセッサと、メモリと、プロセッサとメモリの組合せと、処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと、メモリと、プロセッサとメモリの組合せと、処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
Claims (11)
- 外部装置と通信を行う複数のアプリケーションプログラムが実装された移動体に搭載される通信制御装置であって、
アプリケーションプログラムごとに規定されている、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信する際の距離周期である通信距離周期と、前記移動体の移動経路とに基づき、アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信を行う通信タイミングを前記移動経路上の位置でスケジューリングするスケジュール部と、
アプリケーションプログラムごとに、前記移動体が通信タイミングの位置に到達したか否かを判定し、いずれかのアプリケーションプログラムについて前記移動体が通信タイミングの位置に到達した場合に、対応するアプリケーションプログラムに通信タイミングが到来したことを通知するタイミング処理部とを有し、
前記スケジュール部は、
アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムの通信距離周期に従って通信タイミングの位置を設定し、
前記移動経路上に前記複数のアプリケーションプログラムが前記外部装置と通信できない通信不可区間がある場合に、アプリケーションプログラムごとに、前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているか否かを判定し、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信不可区間の手前の位置に変更する通信制御装置。 - 前記タイミング処理部は、
いずれかのアプリケーションプログラムについて前記移動体が通信タイミングの位置に到達した場合に、対応するアプリケーションプログラムに通信タイミングが到来したことを通知するとともに、前記スケジュール部が当該通信タイミングの位置を変更していない場合は、対応するアプリケーションプログラムに当該通信タイミングの位置を通知し、前記スケジュール部が当該通信タイミングの位置を変更している場合は、対応するアプリケーションプログラムに変更前の通信タイミングの位置を通知する請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
前記通信不可区間内に複数の通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間内に設定されている複数の通信タイミングの位置を前記通信不可区間の手前の複数の位置に変更する請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間の手前の通信可能区間における通信タイミングの位置を前記通信距離周期よりも短い距離周期にて設定して、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信可能区間内の位置に変更する請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間の手前の通信可能区間における通信タイミングの位置を変更せずに、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信可能区間内の位置に変更する請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムの通信距離周期に従って通信タイミングの位置を設定し、
前記移動経路上に交差点がある場合に、アプリケーションプログラムごとに、前記交差点の手前の区間であって前記交差点から規定距離以内の区間である交差点手前区間に通信タイミングの位置が設定されているか否かを判定し、
前記交差点手前区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記交差点手前区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記交差点手前区間の手前の位置に変更する請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在し、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信不可区間の手前の位置に変更すると、変更量が閾値を超える場合には、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を変更しない請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記スケジュール部は、
前記交差点手前区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在し、当該アプリケーションプログラムについて、前記交差点手前区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記交差点手前区間の手前の位置に変更すると、変更量が閾値を超える場合には、前記交差点手前区間内に設定されている通信タイミングの位置を変更しない請求項6に記載の通信制御装置。 - 前記タイミング処理部は、
2以上のアプリケーションプログラムに通信タイミングの位置として同一の位置が設定されている場合に、当該2以上のアプリケーションプログラムの中から、優先順位が高い順に規定個数のアプリケーションプログラムを選択し、選択したアプリケーションプログラムにのみ、通信タイミングが到来したことを通知する請求項1に記載の通信制御装置。 - 外部装置と通信を行う複数のアプリケーションプログラムが実装された移動体に搭載されるコンピュータが、アプリケーションプログラムごとに規定されている、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信する際の距離周期である通信距離周期と、前記移動体の移動経路とに基づき、アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信を行う通信タイミングを前記移動経路上の位置でスケジューリングするスケジュール処理と、
前記コンピュータが、アプリケーションプログラムごとに、前記移動体が通信タイミングの位置に到達したか否かを判定し、いずれかのアプリケーションプログラムについて前記移動体が通信タイミングの位置に到達した場合に、対応するアプリケーションプログラムに通信タイミングが到来したことを通知するタイミング処理とを有し、
前記スケジュール処理において、前記コンピュータが、
アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムの通信距離周期に従って通信タイミングの位置を設定し、
前記移動経路上に前記複数のアプリケーションプログラムが前記外部装置と通信できない通信不可区間がある場合に、アプリケーションプログラムごとに、前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているか否かを判定し、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信不可区間の手前の位置に変更する通信制御方法。 - 外部装置と通信を行う複数のアプリケーションプログラムが実装された移動体に搭載されるコンピュータに、
アプリケーションプログラムごとに規定されている、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信する際の距離周期である通信距離周期と、前記移動体の移動経路とに基づき、アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムが前記外部装置と通信を行う通信タイミングを前記移動経路上の位置でスケジューリングするスケジュール処理と、
アプリケーションプログラムごとに、前記移動体が通信タイミングの位置に到達したか否かを判定し、いずれかのアプリケーションプログラムについて前記移動体が通信タイミングの位置に到達した場合に、対応するアプリケーションプログラムに通信タイミングが到来したことを通知するタイミング処理とを実行させ、
前記スケジュール処理において、前記コンピュータに、
アプリケーションプログラムごとに、各アプリケーションプログラムの通信距離周期に従って通信タイミングの位置を設定させ、
前記移動経路上に前記複数のアプリケーションプログラムが前記外部装置と通信できない通信不可区間がある場合に、アプリケーションプログラムごとに、前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているか否かを判定させ、
前記通信不可区間内に通信タイミングの位置が設定されているアプリケーションプログラムが存在する場合に、当該アプリケーションプログラムについて、前記通信不可区間内に設定されている通信タイミングの位置を前記通信不可区間の手前の位置に変更させる通信制御プログラム。
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