JP6641066B1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明に係る空気調和機は、制御部が、室内熱交換器を蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、前記制御部は、室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、前記凍結処理に先立って冷房運転又は除湿運転を行ったときの室内熱交換器温度センサの検出値に対する前記室内温度センサの検出値の差が第3所定値以下であるときには、前記凍結処理を行わず、前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低いこととした。
また、本発明に係る空気調和機は、制御部が、室内熱交換器を蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、前記制御部は、室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、気象情報取得部によって取得された気象情報に含まれる室外湿度が第4所定値以下であるときには、前記凍結処理を実行し、前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低いこととした。
また、本発明に係る空気調和機は、制御部が、室内熱交換器を蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、前記制御部は、室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、前記凍結処理に先立って行った冷房運転又は除湿運転において、前記室内温度センサの検出値の低下幅又は低下速度が第5所定値以上であるときには、前記凍結処理を実行し、前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低いこととした。
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る空気調和機100の構成図である。
なお、図1の実線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示している。
一方、図1の破線矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示している。
空気調和機100は、冷房運転や暖房運転等の空調を行う機器である。図1に示すように、空気調和機100は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、室外ファン13と、膨張弁14と、を備えている。また、空気調和機100は、前記した構成の他に、室内熱交換器15と、室内ファン16と、四方弁17と、を備えている。
室外熱交換器12は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室外ファン13から送り込まれる外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。
膨張弁14は、「凝縮器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器15の一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁14で減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器12及び室内熱交換器15の他方)に導かれる。
室内ファン16は、室内熱交換器15に室内空気を送り込むファンである。室内ファン16は、駆動源である室内ファンモータ16c(図3参照)を有し、室内熱交換器15の付近に設置されている。
図2に示すように、室内機Uiは、前記した室内熱交換器15や室内ファン16の他に、ドレンパン18と、筐体ベース19と、フィルタ20a,20bと、を備えている。さらに、室内機Uiは、前面パネル21と、左右風向板22と、上下風向板23と、を備えている。
筐体ベース19は、室内熱交換器15や室内ファン16等の機器が設置される筐体である。
左右風向板22は、室内に吹き出される空気の左右方向の風向きを調整する板状部材である。左右風向板22は、吹出風路h3に配置され、左右風向板用モータ24(図3参照)によって左右方向に回動するようになっている。
図3に示す室内機Uiは、前記した各構成の他に、リモコン送受信部26と、環境検出部27と、室内制御回路31と、を備えている。
リモコン送受信部26は、赤外線通信等によって、リモコン40との間で所定の情報をやり取りする。
室内温度センサ27aは、室内(空調対象空間)の温度を検出するセンサであり、例えば、フィルタ20a,20b(図2参照)の空気吸込側に設置されている。
室内温度センサ27a及び室内熱交換器温度センサ27bの検出値は、室内制御回路31に出力される。
記憶部31aには、所定のプログラムの他、リモコン送受信部26を介して受信したデータや、各センサの検出値等が記憶される。
室内制御部31bは、記憶部31aに記憶されたデータに基づいて、室内ファンモータ16c、左右風向板用モータ24、上下風向板用モータ25等を制御する。
室外温度センサ28は、室外の温度を検出するセンサであり、室外機Uoの所定箇所に設置されている。なお、図3では省略しているが、室外機Uoは、圧縮機11(図1参照)の吐出温度を検出するセンサも備えている。これらの各センサの検出値は、室外制御回路32に出力される。
次に、室内熱交換器15の凍結洗浄に関する制御部30の処理について、図4を用いて説明する。
図4は、第1実施形態に係る空気調和機100の制御部30が実行する処理のフローチャートである(適宜、図3を参照)。
なお、図4では省略しているが、例えば、前回の凍結洗浄(S101〜S104)の終了時から積算した空調運転の実行時間の和が所定時間に達した場合、制御部30が、ステップS101の処理を開始するようにしてもよい。また、ユーザによってリモコン40の凍結洗浄のボタン(図示せず)が押された場合、制御部30が、ステップS101の処理を開始するようにしてもよい。
一方、ステップS101において室内温度Tが第1所定値T1未満である場合(S101:No)、ステップS102において制御部30は、室内熱交換器15を凍結させる(凍結処理)。
なお、図5の横軸は、空気の乾球温度(つまり、室内温度)である。図5の縦軸は、空気の絶対湿度である。また、図5の右上がりの曲線(実線及び破線)は、空気の相対湿度(例えば、80%)が等しい点の集まりである。図5の例では、冷房運転時又は暖房運転時にリモコン40で変更可能な設定温度の上限値TMAXが32℃であり、第1所定値T1が30℃に設定されている。
仮に、絶対湿度が比較的高い状態Hの空気中で室内熱交換器15が凍結されると、それに伴って、室内機Ui付近の空気が冷やされる。その結果、筐体ベース19(図2参照)の内表面・外表面が結露し、場合によっては、露垂れが生ずる可能性がある。なお、室内温度Tが高いほど、室内空気が含むことが可能な水蒸気の量(相対湿度が100%のときの絶対湿度)が多くなり、室内熱交換器15の凍結中に露垂れが生じやすくなる。
そこで、本実施形態では、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合には(図4のS101:Yes)、制御部30が、室内熱交換器15の凍結処理(S102)を行わないようにしている。つまり、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合には、室内空気の絶対湿度が高い可能性(つまり、室内機Uiでの露垂れ)を考慮し、念のために制御部30が凍結処理を行わないようにしている。これによって、室内機Uiの露垂れを未然に防止できる。
ステップS101において室内温度Tが第1所定値T1未満である場合(S101:No)、ステップS102において制御部30は、室内熱交換器15を凍結させる。すなわち、制御部30は、室内熱交換器15を蒸発器として機能させ、空気中の水分を室内熱交換器15に着霜させて、室内熱交換器15を凍結させる。
なお、図6の横軸は時刻である。また、図6の縦軸は、圧縮機11のON/OFF、及び室内ファン16のON/OFFを示している。図6の例では、所定の空調運転が時刻t1まで行われた後、圧縮機11及び室内ファン16が駆動している(つまり、ON状態である)。その後、時刻t1〜t2において圧縮機11及び室内ファン16が停止した後、時刻t2〜t3において室内熱交換器15の凍結が行われている(図4のステップS102)。
ちなみに、室内熱交換器15の凍結中、制御部30が室内ファン16を停止させずに、この室内ファン16を駆動させるようにしてもよい。
第1実施形態によれば、制御部30は、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(図4のS101:Yes)、室内熱交換器15の凍結処理を行わない(END)。これによって、室内空気に多量の水分が含まれている状態で凍結洗浄が行われることを未然に防ぐことができる。したがって、室内熱交換器15の凍結中における室内機Uiでの露垂れを抑制できる。このように第1実施形態によれば、室内熱交換器15を清潔な状態にし、さらに、露垂れを抑制する空気調和機100を提供できる。
第2実施形態は、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合、制御部30が凍結処理の継続時間を通常よりも短くする点が、第1実施形態とは異なっている。すなわち、第1実施形態では、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合、制御部30が凍結処理を行わなかったが、この第2実施形態では、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合でも制御部30が凍結処理を行うようにしている。
なお、その他(空気調和機100の構成等:図1〜図3参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
なお、図7のステップS101〜S104については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、その説明を省略する。ステップS101において、室内温度センサ27aの検出値である室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30の処理はステップS201に進む。
第2実施形態によれば、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合において(図7のS101:Yes)、凍結処理を行うときでも、制御部30は、室内熱交換器15の凍結時間を短く設定する(S201)。これによって、室内温度が比較的高い状況でも、室内機Uiでの露垂れを抑制しつつ、室内熱交換器15の凍結洗浄を行うことができる。
第3実施形態は、第2実施形態と同様に、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合でも制御部30が凍結処理を行うが、この第3実施形態では、凍結処理中の圧縮機モータ11aの回転速度を通常よりも小さくする点が、第2実施形態とは異なっている。なお、その他(空気調和機100の構成等:図1〜図3参照)については、第2実施形態と同様である。したがって、第2実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
なお、図8のステップS101〜S104については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、その説明を省略する。ステップS101において、室内温度センサ27aの検出値である室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30の処理はステップS301に進む。
すなわち、凍結処理中の圧縮機モータ11aのフィードバック制御に用いられる複数のセンサ(室内温度センサ27a、室外温度センサ28、不図示の吐出温度センサ等)のうち、室内温度センサ27a以外の各センサの検出値が所定の値であり、室内温度センサ27aの検出値が第1所定値T1未満であるとき、制御部30が、圧縮機モータ11aを所定の回転速度で駆動したとする。一方、室内温度センサ27a以外の各センサの検出値が前記した所定の値であり、室内温度センサ27aの検出値が第1所定値T1以上であるとき、制御部30は、圧縮機モータ11aを前記した所定の回転速度よりも小さな回転速度で駆動する。
第3実施形態によれば、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合において(図8のS101:Yes)、凍結処理を行うときでも、制御部30は、室内熱交換器15を凍結させる際の圧縮機モータ11aの回転速度を通常よりも小さくする(S301)。これによって、室内温度が比較的高い状況でも、室内機Uiでの露垂れを抑制しつつ、室内熱交換器15の凍結洗浄を行うことができる。
第4実施形態は、室内温度Tが第1所定値T1以上であっても、既に冷房運転又は除湿運転を行っていたときには、制御部30が室内熱交換器15を凍結させる点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他(空気調和機100の構成等:図1〜図3参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
なお、図9のステップS101〜S104については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、その説明を省略する。ステップS101において、室内温度センサ27aの検出値である室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30の処理はステップS401に進む。
また、直近に行われた空調運転の運転モードが冷房運転又は除湿運転である場合において、冷房運転等の終了時からの経過時間が所定時間以内であるという条件が付加されてもよい。
第4実施形態によれば、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合でも(S101:Yes)、室内熱交換器15の凍結に先立って冷房運転又は除湿運転が行われていたとき(S401:Yes)、制御部30は室内熱交換器15を凍結させる(S102)。これによって、単位体積当たりの室内空気に含まれる水分の量がそれほど多くない状態で、室内熱交換器15の凍結洗浄を行うことができる。
第5実施形態は、室内熱交換器15の凍結に先立って行われた冷房運転又は除湿運転において、室内温度と室内熱交換器15の温度との温度差が第3所定値以下である場合、制御部30が室内熱交換器15を凍結させない点が、第4実施形態とは異なっている。なお、その他については第4実施形態と同様である。したがって、第4実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
なお、図10のステップS101〜S104,S401については、第4実施形態(図9参照)と同様であるから、その説明を省略する。ステップS101において、室内温度センサ27aの検出値である室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30の処理はステップS401に進む。
前記した第3所定値ΔT3は、室内熱交換器15の凍結処理(S102)を行うか否かの判定基準となる閾値であり、予め設定されている。また、室内熱交換器15の温度Tevpは、室内熱交換器温度センサ27b(図3参照)によって検出される。
なお、単位体積当たりの室内空気に含まれる水分の量が多いほど、室内空気と冷媒との間の熱交換量に占める潜熱の割合が大きくなる。つまり、室内空気に含まれる水分の凝縮に要する熱を冷媒が吸熱するため、室内熱交換器15が冷えにくくなる。その結果、室内温度Tと室内熱交換器15の温度Tevpとの温度差ΔT(=T−Tevp)が小さくなる傾向がある。
なお、図11の横軸は、凍結処理に先立って行われた冷房運転中又は除湿運転中における圧縮機モータ11aの回転速度である。図11の縦軸は、前記した第3所定値ΔT3(図10のS501)である。
第5実施形態によれば、室内熱交換器15の凍結処理前に冷房運転又は除湿運転を行っていた場合でも(図10のS401:Yes)、室内温度Tと室内熱交換器15の温度Tevpとの温度差ΔTが第3所定値ΔT3以下であるとき(S501:Yes)、制御部30は、室内熱交換器15の凍結処理を行わない。これによって、単位体積当たりの室内空気に含まれる水分が比較的多いときには、室内熱交換器15の凍結処理が行われないため、室内機Uiでの露垂れを防止できる。
第6実施形態は、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合、制御部30が冷房運転を行った後、室内熱交換器15を凍結させる点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他(空気調和機100の構成等:図1〜図3参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
なお、図12のステップS101〜S104については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、その説明を省略する。ステップS101において、室内温度センサ27aの検出値である室内温度Tが第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30の処理はステップS601に進む。
第6実施形態によれば、室内温度T(室内温度センサ27aの検出値)が第1所定値T1以上である場合(S101:Yes)、制御部30は、冷房運転又は除湿運転(S601)を行った後に室内熱交換器15の凍結処理(S102)を行う。これによって、単位体積当たりの室内空気に含まれる水分の量が減らされた状態で、制御部30が、室内熱交換器15の凍結処理(S102)を行うことができる。その結果、凍結処理中の室内機Uiでの露垂れを適切に抑制できる。
第7実施形態は、気象情報に基づく室外湿度等に基づいて、制御部30が室内熱交換器15を凍結させるか否かを判定する点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図13に示すように、空気調和機100Aの室内機UAiは、第1実施形態(図3参照)で説明した構成に加えて、気象情報取得部29を備えている。なお、室内機UAiに代えて、室外機Uoに気象情報取得部29が設けられてもよい。
気象情報取得部29は、空気調和機100の付近の室外湿度を含む気象情報を、ネットワーク(図示せず)を介してサーバ50から取得する機能を有している。
なお、図14のステップS101〜S104については、第1実施形態(図4参照)と同様であるから、その説明を省略する。
ステップS701において制御部30は、気象情報取得部29によって、室外湿度を含む気象情報をサーバ50から取得する。そして、制御部30は、この気象情報を記憶部31aに格納する。なお、制御部30が、ステップS701の処理を定期的に行ってもよいし、また、気象情報を空調制御に用いる際に行ってもよい。
ステップS102において制御部30は、室内熱交換器15を凍結させる。つまり、制御部30は、室内熱交換器15の凍結時間や圧縮機モータ11aの回転速度に関して、室内温度Tが第1所定値T1未満の場合と同様に凍結処理(S102)を実行する。
ステップS102において室内熱交換器15を凍結させた後、制御部30は、室内熱交換器15の解凍(S103)・乾燥(S104)を順次に行い、一連の処理を終了する(END)。
第7実施形態によれば、室内温度Tが第1所定値T1以上である場合でも(S101:Yes)、室外湿度Uが第4所定値U4以下であるときには(S702:Yes)、制御部30は、室内熱交換器15を凍結させる(S102)。これによって、室内機UAiでの露垂れを抑制しつつ、室内熱交換器15の凍結洗浄を行うことができる。
また、第7実施形態によれば、室外機Uoに外気の湿度を検出するための湿度センサ(図示せず)を設ける必要がないため、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明に係る空気調和機100等について各実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、室内熱交換器15の凍結・解凍に代えて、制御部30が、室内熱交換器15を蒸発器として機能させ、室内熱交換器15を結露させてもよい。例えば、制御部30は、室内熱交換器15の温度が、室内空気の露点以下であり、かつ、所定の凍結温度(室内熱交換器15が凍結し始めるときの温度)よりも高くなるように、膨張弁14の開度を調整する。これによって、室内熱交換器15が結露し、その結露水で室内熱交換器15が洗い流される。
なお、前記した室内温度Tの「低下幅」とは、冷房運転又は除湿運転が継続されている期間内での所定時間における室内温度Tの低下幅である。また、室内温度Tの「低下速度」についても同様である。
例えば、室内温度Tと露点との間の温度差が比較的大きいときには、冷媒と空気との間の熱交換量に占める潜熱の割合が小さいため、室内空気は冷えやすい。その結果、室内温度Tの低下幅又は低下速度が第5所定値以上になることが多い。このような場合には、室内空気がそれほど湿っていない可能性が高いため、凍結洗浄が行われても、室内機Uiで露垂れが生じるおそれはほとんどない。
なお、前記したリモコン40の他に、携帯電話、スマートフォン、タブレット等の携帯端末(図示せず)の操作に基づき、空気調和機100の空調運転等が行われるようにしてもよい。
また、各実施形態で説明した空気調和機100は、壁掛型の空気調和機の他、さまざまな種類の空気調和機に適用可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
11 圧縮機
11a 圧縮機モータ(圧縮機のモータ)
12 室外熱交換器(凝縮器/蒸発器)
13 室外ファン
14 膨張弁
15 室内熱交換器(蒸発器/凝縮器)
16 室内ファン
27a 室内温度センサ
27b 室内熱交換器温度センサ
28 室外温度センサ
29 気象情報取得部
30 制御部
40 リモコン
50 サーバ
Q 冷媒回路
Claims (10)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路と、
少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、
空調対象空間の温度を検出する室内温度センサと、を備え、
前記凝縮器及び前記蒸発器の一方は室外熱交換器であり、他方は室内熱交換器であり、
リモコンの凍結処理の実行ボタンがユーザによって押された場合、前記制御部は、前記室内熱交換器を前記蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる前記凍結処理を行い、
前記室内温度センサの検出値が第1所定値以上であるときには、前記制御部は、前記凍結処理を行わず、
前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時に前記リモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低い空気調和機。 - 前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が、前記第1所定値よりも低い第2所定値以下であるとき、前記凍結処理を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が前記第1所定値以上である場合でも、前記凍結処理に先立って冷房運転又は除湿運転を行っていたときには、前記凍結処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路と、
少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、
空調対象空間の温度を検出する室内温度センサと、を備え、
前記凝縮器及び前記蒸発器の一方は室外熱交換器であり、他方は室内熱交換器であり、
前記室内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサをさらに備え、
前記制御部は、前記室内熱交換器を前記蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、
前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、前記凍結処理に先立って冷房運転又は除湿運転を行ったときの前記室内熱交換器温度センサの検出値に対する前記室内温度センサの検出値の差が第3所定値以下であるときには、前記凍結処理を行わず、
前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低い空気調和機。 - 前記制御部は、前記凍結処理に先立って行った冷房運転又は除湿運転における前記圧縮機のモータの回転速度に対応して、前記第3所定値を設定し、
前記圧縮機の前記モータの回転速度が大きいほど、前記第3所定値が大きい
ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。 - 前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が前記第1所定値以上である場合において、前記凍結処理を行わないとき、冷房運転又は送風運転を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記室内熱交換器の付近に設置される室内ファンを備え、
前記制御部は、前記室内温度センサを用いた前記空調対象空間の温度の検出時に前記室内ファンを駆動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路と、
少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、
空調対象空間の温度を検出する室内温度センサと、
空気調和機の付近の室外湿度を含む気象情報をサーバから取得する気象情報取得部と、を備え、
前記凝縮器及び前記蒸発器の一方は室外熱交換器であり、他方は室内熱交換器であり、
前記制御部は、前記室内熱交換器を前記蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、
前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、前記気象情報取得部によって取得された前記気象情報に含まれる室外湿度が第4所定値以下であるときには、前記凍結処理を実行し、
前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低い空気調和機。 - 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路と、
少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、
空調対象空間の温度を検出する室内温度センサと、を備え、
前記凝縮器及び前記蒸発器の一方は室外熱交換器であり、他方は室内熱交換器であり、
前記制御部は、前記室内熱交換器を前記蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる凍結処理を行い、
前記制御部は、前記室内温度センサの検出値が第1所定値以上である場合であって、さらに、前記凍結処理に先立って行った冷房運転又は除湿運転において、前記室内温度センサの検出値の低下幅又は低下速度が第5所定値以上であるときには、前記凍結処理を実行し、
前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時にリモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低い空気調和機。 - 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路と、
少なくとも前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部と、
空調対象空間の温度を検出する室内温度センサと、を備え、
前記凝縮器及び前記蒸発器の一方は室外熱交換器であり、他方は室内熱交換器であり、
リモコンの凍結処理の実行ボタンがユーザによって押された場合、前記制御部は、前記室内熱交換器を前記蒸発器として機能させ、前記室内熱交換器を凍結させる前記凍結処理を行い、
前記室内温度センサの検出値が第1所定値以上であるときには、前記制御部は、冷房運転又は除湿運転を行った後に前記凍結処理を行い、
前記第1所定値は、冷房運転時又は暖房運転時に前記リモコンで変更可能な設定温度の上限値よりも低い空気調和機。
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