JP6640168B2 - ホームドア装置 - Google Patents

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Description

この発明は、引き戸式のホームドア装置に関する。
ホームドア装置は鉄道駅のプラットホームの縁部に設置されて、列車の停車中に乗車通路を開放して乗降客の列車への出入りを可能にし、それ以外の場合には乗車通路を閉鎖して、乗降客の線路への転落を防止する装置である。ホームドア装置の形式の1つとして、戸袋と戸袋に進退自在に支持された扉体を備える引き戸式のホームドア装置が知られている。引き戸式のホームドア装置は、扉体を戸袋に対して進退させる駆動装置を備えている。一般に、プラットホームにおいては、複数のホームドア装置が直列に配列される。また、2台のホームドア装置は乗車通路を間に挟んで配置され、乗車通路の閉鎖時には、相対するホームドア装置の扉体の戸先が乗車通路の中央において、互いに当接する。
ホームドア装置の戸袋はプラットホームの床面にアンカーボルト等を使って固定されるが、プラットホームの床面は必ずしも水平ではない。長さ方向において、うねりが生じている場合がある。プラットホームの床面に長さ方向のうねりがある場合に、プラットホームの床面に戸袋を固定すると、ホームドア装置は傾いた状態で固定される。このような場合には、乗車通路の閉鎖時に、乗車通路を間に挟んで設置された2台のホームドア装置の扉体の戸先は均等に当接しない。つまり、戸先の間に当接しない部分が生じる。戸先が均等に当接しなければ、扉体が安定しないし、美観も損ねる。
このような不都合を解消する手段として、床面と戸袋の間に、設置調整部材(特許文献1)や調整手段(特許文献2)を備えることが知られている。設置調整部材等は、要するに、ねじを使って戸袋の傾きを調整して、床面の傾きに関係なく、戸袋を水平に据え付ける装置である。
特許第5570249号公報 特許第5390949号公報
特許文献1及び特許文献2の記載からは、設置調整部材等の調整をホームドア装置の据え付け前に行うのか、据え付け後に行うのかは定かではない。仮に、据え付け前に調整するとしたら、その時点では戸先の当接状態を確認することができないから、戸先の当接状態の如何によっては、ホームドア装置の据え付け後に、再度、設置調整部材等を調整する必要が生じる。ホームドア装置は相当の重量物であるので、ホームドア装置の据え付け後に設置調整部材等を調整するには、相当の腕力を必要とする。また、設置調整部材等は戸袋の下方の狭い空間に配置されているから、設置調整部材等を調整する作業者は不自然な姿勢を強いられる。このため、設置調整部材等の調整は楽な作業ではない。
この発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、ホームドア装置の戸先の当接状態の調整に係る作業者の肉体的な負担を軽減するとともに、調整作業の能率を向上させるホームドア装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るホームドア装置は、扉体を進退させて、通路を開閉する引き戸式のホームドア装置であって、扉体の戸先に配置された当接部材と、当接部材の扉体に対する取り付け角度を変更自在に、当接部材を支持するヒンジと、を備えるものである。
この発明によれば、扉体や戸袋を動かさないで、扉体の戸先が相手方の戸先に隙間なく当接するように調整できる。また、ホームドア装置を設置場所に固定した後で、隣接配置されたホームドア装置の戸先の当接状態を確認しながら、調整作業を行えるので、いわゆる後戻り作業が生じない。そのため、作業者の肉体的負担が軽減されるとともに、調整作業の能率が向上される。
本発明の各実施形態に係るホームドア装置の全体的な構成を示す外形図であり、(a)は複数のホームドア装置を配列した状態を、(b)及び(c)は当接部材を扉体に対して傾けた状態を、それぞれ示している。 本発明の第1の実施形態に係るホームドア装置の構成を示す説明図であり、(a)は全体構成を示す外形図、(b)はホームドア装置を(a)のA−A’線で切断した部分断面図である。 図1に示したホームドア装置において、当接部材の取り付け角度を調整する手順を説明する説明図であり、該手順を時系列に従って、(a)〜(d)に分けて示している。 本発明の第2の実施形態に係るホームドア装置の構成を示す説明図であり、(a)は全体構成を示す外形図、(b)はホームドア装置を(a)のB−B’線で切断した部分断面図、(c)はホームドア装置を(a)のC方向から見た矢視図である。 本発明の第3の実施形態に係るホームドア装置の構成を示す説明図であり、(a)は全体構成を示す外形図、(b)は当接部材をフレームから取り外した状態を示す説明図である。 図5に示したホームドア装置を図5(a)のD−D’線で切断した部分断面図であり、(a)は元の状態、(b)は当接部材をフレームに対して左方向にずらした状態を、それぞれ示している。 本発明の第4の実施形態に係るホームドア装置の構成を示す説明図であり、(a)は全体構成を示す外形図、(b)は上部水平部材を一部断面図視して示す説明図である。 ホームドア装置の変形例の構成を示す外形図であり、(a)は第1の観点の実施形態の変形例、(b)は第2の実施形態の変形例を、それぞれ示す。 ホームドア装置の別の変形例の構成を示す外形図であり、図2(b)に対応する部分断面図である。
以下、この発明に係るホームドア装置の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。
(全体構成)
図1(a)は、この発明の実施形態に係るホームドア装置1の全体構成を示す外形図である。ここに示された全体構成は、後述する各実施形態及び変形例において共通する。図1(a)に示すように、ホームドア装置1は、鉄道駅のプラットホームの床面2に設置される。ホームドア装置1は、床面2に固定された戸袋3と、戸袋3に、図の左右方向に進退自在に支持される扉体4とを備える。扉体4は、戸袋3の内部に配置された図示しない駆動装置で駆動されて、戸袋3から進退する。扉体4の戸先には当接部材5が取り付けられている。
なお、図1(a)においては、3台のホームドア装置1が示されていて、それぞれに符号1a,1b,1cを付している。ホームドア装置1aは図1において中央に配置され、2枚の扉体4を備えている。ホームドア装置1bとホームドア装置1cは、それぞれ、ホームドア装置1aの左側と右側に配置され、扉体4を1枚だけ備えている。ホームドア装置1aとホームドア装置1b,1cの差異は、扉体4の装備数だけであって、他の構成は基本的に同一である。以下の説明においては、ホームドア装置1a〜1cを区別する必要がない場合には、ホームドア装置1で、ホームドア装置1a〜1cを代表させる。
さて、図1においては、ホームドア装置1aとホームドア装置1bの間の通路を閉鎖した状態を示している。また、ホームドア装置1aとホームドア装置1cの間の通路は、閉鎖状態から開放状態に移行する途中の状態を示している。このように、通路を閉鎖する場合は、隣接するホームドア装置1の戸袋3から迫り出された2枚の扉体4が通路の中間点で出会い、2枚の当接部材5が互いに当接する。また、通路を開放する場合は、隣接するホームドア装置1の戸袋3から迫り出された2枚の扉体4が、それぞれ、元の戸袋3に戻される。なお、当接部材5は、本来、扉体の一部であるが、本明細書においては、扉体から当接部材5を取り除いた残りの部分を扉体4と呼ぶことにする。
ホームドア装置1は、図示しない角度調整機構を備えている。角度調整機構は、当接部材5の扉体4に対する取り付け角度を自在に変更して、当接部材5を扉体4に固定する機構である。そのため、図1(b)や図1(c)に示すように、ホームドア装置1においては、当接部材5の扉体4に対する取り付け角度を変更することができる。仮に隣接するホームドア装置1(例えば、ホームドア装置1aとホームドア装置1b)が相対的に傾いていても、当接部材5の扉体4に対する取り付け角度を調整することによって、一方の当接部材5を相手方の当接部材5に隙間なく当接させることができる。なお、角度調整機構の具体的な構成と作用については、各実施形態及び変形例の説明において詳述する。
(第1の実施形態)
図2(a)は、この発明の第1の実施形態に係るホームドア装置1の構成を示す外形図である。図2(a)に示すように、第1の実施形態に係る当接部材5は、ゴム製のブロック6と、ブロック6を上下に貫く芯材7とを備えている。芯材7は図2(b)に示すような矩形断面を有する鋼製の帯板であって、芯材7の上下端は、ブロック6の上方及び下方に突出している。ブロック6は、図2(b)に示すように、横断面において略半円形をなす本体部6aと本体部6aから突出する一対の裾部6bとを備え、本体部6aと一対の裾部6bの間に凹部6cを形成している。また、扉体4の端部は凹部6cに収まるように取り付けられている。図1(b)及び図1(c)に示したように、当接部材5を扉体4に対して傾けても、扉体4の端部は、なおブロック6の凹部6cの中に収まる。そのため、当接部材5を扉体4に対して傾けても、当接部材5と扉体4の間の隙間は外部からは見えない。その結果、隙間に手指等が差し込まれることがない。また、美観も向上する。
図2(a)に示すように、扉体4の戸先側(当接部材5が取り付けられる側)の端部には2本のボルト8が、上下に間隔を開けて、先端を戸先に向けて立設されている。芯材7の上端部及び下端部には図示しない丸穴が穿設されていて、ボルト8はこの丸穴に挿通されている。また、ボルト8には、固定ナット9と調整ナット10が螺合されている。芯材7は固定ナット9と調整ナット10の間に挟持されて、ボルト8に固定されている。なお、図2(a)において、符号11、12を付した部材は、ブロック6の上面と下面に接して、扉体4に取り付けられるカバーである。カバー11,12はブロック6と同じゴム材で形成されている。ここでは、ボルト8等を示すために、カバー11,12を取り外した状態を示している。
第1の実施形態においては、ボルト8、固定ナット9及び調整ナット10によって、角度調整機構が構成される。また、ボルト8と調整ナット10によって、支持点調整機構が構成される。ここで、角度調整機構及び支持点調整機構の作用について説明する。まず図3(a)に示すように、固定ナット9と当接部材5をボルト8から抜き取る。つまり当接部材5を扉体4から取り外す。次に図3(b)に示すように、上側のボルト8と螺合する調整ナット10を回して、調整ナット10を戸先側(図において左側)に移動させる。次に図3(c)に示すように、当接部材5をボルト8に取り付けて、固定ナット9を締め上げて、当接部材5を扉体4に固定する。以上で、当接部材5は上端が戸先側に傾いた状態で、扉体4に固定される。最後に、カバー11、12を取り付けて、当接部材5の取り付け角度の調整と固定が完了する。
なお、図3(b)に示す状態において、上側のボルト8と螺合する調整ナット10を扉体4側(図において右側)に移動させれば、当接部材5の上端は扉体4側に傾く。上側のボルト8と螺合する調整ナット10の代わりに、下側のボルト8と螺合する調整ナット10を図の左又は右に移動させて、当接部材5の取り付け角度を調整することもできる。また、図3(b)に示す状態において、当接部材5をボルト8に取り付けて、相手方の当接部材5との接触状態を確認しながら、調整ナット10を動かしても良い。また、この例では、ブロック6を上下2点で支持する構成例を示したが、追加の支持部を設けて、ブロック6の中間点を補強しても良い。
(第2の実施形態)
この発明の実施形態に係るホームドア装置1は、前記第1の実施形態に示されたホームドア装置1に限定されない。図4に示すように構成されても良い。図4(a)及び図4(b)に示すように、第2の実施形態に係るホームドア装置1の当接部材5は、第1の実施形態の場合と同様にブロック6を備えるが、芯材7の代わりに芯棒13を備える。芯棒13はブロック6を上下に貫く鋼製の丸棒であって、上下端部、つまりブロック6の上方及び下方に突出する部位に、図示しない雄ねじが形成されている。また、扉体4の戸先側(当接部材5が取り付けられる側)の端部には、2枚のタブ板14が上下に間隔を開けて固定されている。図4(c)に示すようにタブ板14は矩形の鋼板であって、長穴14aが穿設されている。長穴14aは、タブ板14を扉体4の上下方向に貫いている。長穴14aには芯棒13が挿通されている。なお、図4(c)においては、長穴14aを見せるために固定ナット15を省いている。また、図4(a)に示すように、タブ板14の上方あるいは下方において、芯棒13の端部には固定ナット15が螺合されている。このように構成されているので、2個の固定ナット15を上下方向から締め上げることによって、当接部材5は扉体4に固定される。
さて、上記第2の実施形態に係るホームドア装置1においては、タブ板14と固定ナット15によって、角度調整機構が構成される。また、タブ板14に穿設された長穴14aが支持点調整機構として機能する。この角度調整機構による角度調整は、概ね、次の手順で実施される。まず、図4(a)に示す状態において、上下の固定ナット15を緩める。固定ナット15を緩めると、当接部材5の芯棒13を長穴14aの中で自由に移動させることができる。芯棒13を長穴14aの中で移動させて任意の角度に傾けて、固定ナット15を締め上げれば、芯棒13は当該任意の角度で固定される。つまり、当接部材5は当該任意の角度で固定される。そして、カバー11、12を取り付ければ、当接部材5の取り付け角度の調整と固定は完了する。
(第3の実施形態)
角度調整機構を備えるホームドア装置1は、図5に示すように構成されても良い。図5(a)に示すように、第3の実施形態に係るホームドア装置1の扉体4は、戸先側の端部に固定されたフレーム16を備えている。フレーム16は、鋼管を「コ」字形に曲げて形成されていて、図5(b)に示すように、フレーム16の縦方向に延びる部位には、タブ板16aが固定されている。このように、タブ板16aは矩形の平板であって、長辺の一方がフレーム16を介して扉体4に固定されている。タブ板16aには3個の横長の長穴16bが穿設されている。3個の長穴16bは、上下に間隔を開けて配置されていて、長穴16bは、扉体4の進退方向に直交する方向にタブ板16aを貫通している。また、当接部材5はゴム製の部材であって、図6(a)に示すような、全体として「フラスコ」形の断面形を有していて、フレーム16とタブ板16aを「フラスコ」の中に包むように、フレーム16に取り付けられている。また、当接部材5は、ボルト17とナット18でフレーム16に固定されている。図5(b)に示すように、当接部材5には3個の丸穴5aが穿設されている。丸穴5aはボルト17が挿通されるボルト穴であって、タブ板16aの長穴16bに対応する位置に配置されている。また、図6(a)に示すように、ボルト17は、当接部材5の一方の側から、丸穴5aに挿通され、長穴16bを通って、当接部材5の他方側の丸穴5aに挿通されて、他方側の丸穴5aの外側でナット18と螺合している。
この第3の実施形態に係るホームドア装置1においては、長穴16b、ボルト17及びナット18によって角度調整機構が構成される。また、長穴16bが支持点調整機構として機能する。図6(a)に示す状態において、ナット18を緩めると、ボルト17を長穴16bの中で自由に移動させることができる。図6(a)においてボルト17を長穴16bに対して、左方向に移動させると、図6(b)に示すように、当接部材5はフレーム16に対して、左方向に移動する。3個のナット18を全て緩めれば、3本のボルト17をそれぞれ長穴16bに対して自由に移動させることができるから、当接部材5をフレーム16に対して傾けることができる。そして、その傾いた位置で3個のナット18を全て締めれば、当接部材5はフレーム16に対して傾いた位置で固定される。なお、本例では、扉体4の先端にコの字の鋼管からなるフレーム16を有する構成例を示したが、フレーム16が扉体4の全体を構成するようにしてもよい。
(第4の実施形態)
角度調整機構を備えるホームドア装置1は、図7に示すように構成されても良い。図7(a)に示すように、第4の実施形態に係るホームドア装置1の扉体4は、戸先側の端部に上下に間隔を開けて固定された上部水平部材19と下部水平部材20を備えている。また、当接部材5は、上部水平部材19と下部水平部材20の先端において、上部水平部材19と下部水平部材20にそれぞれ支持されている。
図7(a)に示すように、当接部材5の上端部は上部ボルト21と図示しないナットで上部水平部材19の先端に締結されている。当接部材5の下端部は下部ボルト22と図示しないナットで下部水平部材20の先端に締結されている。なお、当接部材5の下端部には長穴5bが形成されていて、下部ボルト22は長穴5bに挿通されている。
上部水平部材19は、扉体4に固定された基部部材19a、戸先側にあって当接部材5と結合される先端部材19bと、基部部材19aと先端部材19bを接続する接続部材19cを備える。基部部材19aはステンレス鋼を素材とする管材であって、図7(b)に示すように、戸先側の端部(接続部材19cに挿入される部位)には、左ねじ(雄ねじ)19dが形成されている。先端部材19bは、ステンレス鋼を素材とする、基部部材19aと同径の管材であって、図7(b)に示すように、扉体4側の端部(接続部材19cに挿入される部位)には、右ねじ(雄ねじ)19eが形成されている。接続部材19cは一種のナットである。接続部材19cの基部部材19aが挿入される部位には図示しない左ねじ(雌ねじ)が形成されていて、基部部材19aに形成された左ねじ(雄ねじ)19dと螺合している。また、接続部材19cの先端部材19bが挿入される部位には図示しない右ねじ(雌ねじ)が形成されていて、先端部材19bに形成された右ねじ(雄ねじ)19eと螺合している。
このように構成されているので、接続部材19cを上部水平部材19の長軸回りに回転させると、基部部材19aと先端部材19bは、接続部材19cに対して逆方向に進退する。つまり、基部部材19aが接続部材19cに対して右方向に移動する時、先端部材19bは接続部材19cに対して左方向に移動する。また、基部部材19aが接続部材19cに対して左方向に移動する時、先端部材19bは接続部材19cに対して右方向に移動する。そのため、接続部材19cを上部水平部材19の長軸回りに回転させると、上部水平部材19の長さは伸縮する。要するに、上部水平部材19は伸縮機構を備えている。なお、下部水平部材20は、基部部材19a及び先端部材19bと同径のステンレス鋼を素材とする管材の単体であって、伸縮機構は備えていない。
この第4の実施形態に係るホームドア装置1においては、上部水平部材19に形成された前述の伸縮機構が支持点調整機構として機能し、上部水平部材19と下部水平部材20が角度調整機構を構成する。すなわち、ボルト21,22と螺合する図示しないナットを緩めて、接続部材19cを長軸回りに回転させれば、当接部材5の扉体4に対する傾きを変更することができる。上部水平部材19の長さを伸ばせば、当接部材5の上端は戸先側に傾く。上部水平部材19の長さを縮めれば、当接部材5の上端は扉体4側に傾く。その後に、ボルト21,22と螺合する図示しないナットを締めれば、当接部材5は変更された傾きで固定される。
(変形例)
第1及び第2の実施形態において、当接部材5の上端と下端の両方に、支持点調整機構を備える例を示したが、支持点調整機構は上端あるいは下端の一方に配置されていれば良い。例えば図8(a)に示すように、前記第1の実施形態に係るホームドア装置1において、当接部材5の下端に配置されたボルト8、固定ナット9、調整ナット10に代えて、ヒンジ23を介して、当接部材5が扉体4に支持されるようにしても良い。なお、ヒンジ23は図の紙面に垂直な軸回りに自在に回転する。また、例えば図8(b)に示すように、前記第2の実施形態に係るホームドア装置1において、当接部材5の下端に配置されたタブ板14に代えて、ヒンジ23を介して、当接部材5が扉体4に支持されるようにしても良い。また、図8(a)と図8(b)に示した例において、ヒンジ23を当接部材5の上端側に配置するようにしても良い。また、当接部材5をその高さ方向における中間点で回転自在に支持するとともに、支持点調整機構を当接部材5の上下端に配置して、当接部材5の傾きを調整するようにしても良い。
第1及び第2の実施形態において、ブロック6に裾部6bを設けて、ブロック6と扉体4の間の隙間に手指等が入らないようにする例(図2(b)、図4(b))を例示したが、図9に示すように、ブロック6の本体部6aと扉体4の間にクッション部6dを配置するようにしても良い。クッション部6dは、例えば、軟質のゴムや樹脂材料で形成された柔軟な部材である。ブロック6の扉体4の取り付け角度が変化して、ブロック6と扉体4の間の間隔が変化しても、クッション部6dはそれに追随して変形できるので、ブロック6と扉体4の間には隙間が生じない。
以上、この発明の各実施形態と変形例を説明したが、これらは、この発明の具体的実施態様を例示するものであって、この発明の技術的範囲を画すものではない。この発明は特許請求の範囲に記述された技術的思想の限りにおいて、自由に変形、応用あるいは改良して実施することができる。
例えば、各実施形態と変形例に示した各種の機構は、角度調整機構の例示であって、この発明に係る角度調整機構はこれらには限定されない。角度調整機構は、当接部材の扉体に対する取り付け角度を変更して、当接部材を前記扉体に固定する機構であれば、各種の機構を選択することができる。
戸袋3や扉体4の形状や構成は例示であって、例示されたものには限定されない。第3の実施形態(図5)において、扉体4にフレーム16が取り付けられる例を示したが、フレーム16が扉体4の全体を構成するようにしても良い。つまり、扉体4の全体を鋼管で構成して、扉体4を構成する鋼管に当接部材5を取り付けるようにしても良い。
第4の実施形態(図7)についても同様である。扉体4が上部水平部材19と下部水平部材20だけで構成されても良い。この場合、上部水平部材19と下部水平部材20の間に垂直部材が配置されても良い。
また、第4の実施形態における伸縮機構は、ねじを利用するものには限定されない。もっと簡単な機構を採用しても良い。例えば、基部部材19aと先端部材19bを入れ子にして、つまり両者を望遠鏡の鏡筒のように進退自在に組み合わせて、長さの調整が終わったら、両者の間の隙間に樹脂を充填して固定するようにしても良い。
また、上部水平部材19に代えて、下部水平部材20に伸縮機構を備えるようにしても良い。上部水平部材19と下部水平部材20の両方に伸縮機構を備えるようにしても良い。
第3の実施形態(図5、図6)において、丸穴5a、長穴16b、ボルト17及びナット18を、それぞれ3個ずつ備える例を示したが、これらの数は任意である。2個ずつ備えるようにしても良い。4個以上備えるようにしても良い。複数の長穴16bのうち、いずれか1つを丸穴にしても良い。
また。図6に示された当接部材5の形状は例示である。第3の実施形態にかかる当接部材5の断面形状は「フラスコ形」には限定されない。当接部材5の断面形は、フレーム16とタブ板16aを包むような形状には限定されない。断面形において、フレーム16とタブ板16aが当接部材5の外部にあっても良い。いずれにせよ、当接部材5の形状は任意に選ぶことができる。
1(1a〜 1c)ホームドア装置、2 床面、3 戸袋、4 扉体、5 当接部材、5a 丸穴、5b 長穴、6 ブロック、6a 本体部、6b 裾部、6c 凹部、6d クッション部、7 芯材、8 ボルト、9 固定ナット、10 調整ナット、11 カバー、12 カバー、13 芯棒、14 タブ板、14a 長穴、15 固定ナット、16 フレーム、16a タブ板、16b 長穴、17 ボルト、18 ナット、19 上部水平部材、19a 基部部材、19b 先端部材、19c 接続部材、19d 左ねじ(雄ねじ)、19e 右ねじ(雄ねじ)、20 下部水平部材、21 上部ボルト、22 下部ボルト、23 ヒンジ


Claims (3)

  1. 扉体を進退させて、通路を開閉する引き戸式のホームドア装置であって、
    前記扉体の戸先に配置された当接部材と、
    前記当接部材の前記扉体に対する取り付け角度を変更自在に、前記当接部材を支持するヒンジと、を備える
    ホームドア装置。
  2. 前記当接部材は、樹脂部材によって構成される
    請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 前記当接部材は、前記扉体との間に前記当接部材の本体よりも柔軟なクッション部を有する
    請求項1に記載のホームドア装置。
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