JP6638476B2 - 車両の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、四輪車等の車両において燃料タンクからエンジンへと燃料を供給するための燃料供給装置に関するものである。
車両において車体と路面との間に燃料タンクが配置される。燃料タンクに取り付けられる燃料ポンプは、蓋状のフランジを有し、燃料タンクを密閉する構造を有している。フランジの表面には燃料吐出口が設けられ、この燃料吐出口に燃料配管が接続される。
例えば特許文献1に開示される車両では燃料ポンプのフランジの表面に燃料吐出口が配置され、更に燃料吐出口を上から保護部材で覆っている。
特許第4945492号公報
ところで、車両がトラックの場合、燃料タンクの上方にはスペアタイヤが搭載される事例がある。その場合、燃料吐出口及び燃料配管に干渉しないようにスペアタイヤが配置される。しかしながら、従来の燃料供給装置において燃料吐出口はフランジの表面に突出するため、スペアタイヤを燃料吐出口に対して隙間を設けて配置し難い等の不便がある。また、そのような燃料吐出口に対して、スペアタイヤが隙間を設けて配置し易くし、且つ燃料配管の接続作業性を損なわないことが求められる。
本発明はかかる実情に鑑み、周辺部品等との隙間を確保しつつ、燃料配管の接続作業性等を向上する車両の燃料供給装置を提供することを目的とする。
本発明の車両の燃料供給装置は、燃料ポンプを取り付けるための開口部を有する燃料タンクと、前記燃料タンクを密閉するフランジにより前記燃料タンクの開口部に取り付けられる燃料ポンプと、を備え、前記燃料ポンプの上流側の燃料吸入口から燃料を吸い込み、該燃料ポンプの下流側の燃料吐出口から燃料を吐出するようにした車両の燃料供給装置であって、前記燃料ポンプの燃料吐出口を前記燃料タンクの内部に設けると共に、前記燃料タンク内に内部配管を配索し、前記内部配管の一端を前記燃料吐出口に接続すると共に、該内部配管の他端を前記燃料タンク外部に配置し、前記燃料タンクは、アッパハーフパネル及びロアハーフパネルを相互に接合してなり、前記フランジを含めた前記アッパハーフパネルの上面全体が実質的に平坦であることを特徴とする。
また、本発明の車両の燃料供給装置において、前記内部配管の一端は、前記開口部の開口範囲内に位置することを特徴とする。
また、本発明の車両の燃料供給装置において、前記内部配管は、少なくとも前記燃料ポンプ側の一部が可撓性を有することを特徴とする。
また、本発明の車両の燃料供給装置において、前記内部配管はメイン配管及びサブ配管からなり、前記サブ配管は可撓性を有すると共に、前記開口部の周縁部の下方付近で前記メイン配管に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、燃料吐出口や内部配管が燃料タンク内に配設されるため、フランジを含めた燃料タンクの上面全体が実質的に平坦となり、燃料タンクの上方における周辺部品もしくは部材との干渉をなくし、これにより燃料タンクの配置の自由度を上げることができる。また、燃料ポンプを燃料タンク内に組み込む際、内部配管の接続作業を円滑且つ適確に行うことができる。
本発明の適用例としての車両に装備された燃料供給装置まわりを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る燃料供給装置まわりを示す図1のI−I線に断面図である。 本発明の実施形態に係る燃料供給装置の燃料タンクの上面図である。 本発明に係る燃料タンク内に配索される内部配管の例を示すロアハーフパネルの上面図である。 本発明に係る燃料タンク内部に配索される内部配管の例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る燃料供給装置におけるフランジと一体結合した燃料ポンプの正面図である。 本発明の実施形態に係る燃料供給装置におけるフランジと一体結合した燃料ポンプの側面図である。 本発明の実施形態に係る燃料供給装置におけるフランジと一体結合した燃料ポンプの上面図である。
以下、図面に基づき、本発明による車両の燃料供給装置における好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明の適用例としての車両1に装備された燃料供給装置10まわりを示す側面図、図2はこの燃料供給装置10まわりを示す図1のI−I線に断面図である。先ず、図1及び図2を用いて、燃料供給装置10の燃料タンク11まわりについて概略構成について説明する。なお、図1及び図2は車両1の後部まわりを示し、図1及び図2を含め、以下の説明で用いる図においては必要に応じて適宜、当該車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
車両1として例えばトラック車両であってよく、車両1後部まわりの車体フレーム骨格構造として、前後方向に延設された左右一対のサイドメンバ2が左右方向に互いに隔設されると共に、これらのサイドメンバ2がクロスメンバ3により相互に結合される。サイドメンバ2の上方には略平坦なデッキパネル4(荷台)を有し、デッキパネル4上に適宜荷物等を積載することができるようになっている。各サイドメンバ2の外側下方にはそれぞれ左右の後輪5が配置され、これら左右の後輪5は、図示しない懸架機構もしくは装置を介してサイドメンバ2及びクロスメンバ3により支持される。
デッキパネル4の下方には左右の後輪5の間に位置して、本発明の実施形態に係る燃料供給装置10が配置構成される。燃料供給装置10は燃料タンク11を有し、燃料タンク11は上面及び底面とそれらを繋ぐ側面とを含んで、本例では概略箱状を呈して形成される。具体的には燃料タンク11は、共に概略凹状に形成されたアッパハーフパネル11Aとロアハーフパネル11Bとを相互に接合し、本実施形態に係るアッパハーフパネル11Aとロアハーフパネル11Bはそれぞれ凹状の開口周縁に沿ってフランジ部を有し、それぞれのフランジ部同士を対向させて相互に接合することでタンク本体が構成される。これにより燃料タンク11内部に、燃料を収容する閉空間が形成される。
燃料タンク11はサイドメンバ2及びクロスメンバ3を利用して、これらの部材に直接又は間接的に支持される。例えば燃料タンク11の右側面はこの例では2つのブラケット12A,12Bを介して右側のサイドメンバ2と結合し、燃料タンク11の左側面はブラケット13を介して左側のサイドメンバ2と間接的に結合する。この場合、左右のサイドメンバ2間に横架されたパイプ材6にブラケット13が取り付けられ、あるいはブラケット13を左側のサイドメンバ2に取り付けることも可能であるが、燃料タンク11は基本的にはその左右両側面にて車体フレーム側に結合支持される。
燃料供給装置10の具体的構成について説明する。図3は燃料タンク11(アッパハーフパネル11A)の上面図、図4はアッパハーフパネル11Aの一部を二点鎖線にて併記して示すロアハーフパネル11Bの上面図である。燃料供給装置10は、上述の燃料タンク11とその全体が燃料タンク11内に収容配置される燃料ポンプ14(図6及び図7参照)とを備える。燃料ポンプ14については後述するが、燃料供給装置10の具体的構成において、燃料タンク11のアッパハーフパネル11Aには図3において点線にて示すように、燃料ポンプ14を挿入して組み付けるための開口部15が開設されている。開口部15は燃料ポンプ14を挿入するために必要且つ十分な内径を有し、また、燃料ポンプ14の組付作業等において作業者が開口部15から手を入れて、必要な作業を行うことができる。この開口部15には後述のようにフランジ16が取り付けられ、これにより燃料タンク11が密閉されるようになっている。
本例では開口部15及びフランジ16は図示のように共に円形であり、燃料タンク11のアッパハーフパネル11Aの左右方向の略中央部であって、前後方向では前部寄りに配置される。フランジ16は円板状部材であり、実質的に平坦なアッパハーフパネル11Aの上面に凹設した受け座部17に取り付けられる。受け座部17に取り付けられたフランジ16は、アッパハーフパネル11Aの上面と面一となり、即ちアッパハーフパネル11Aの上面から実質的に突出しないように取り付けられる。なお、受け座部17には前述の開口部15が開設されるが、これらの配設位置として機能的には必ずしも図示例の場合に限定されない。
ここで、図6は燃料ポンプ14の正面図、図7はその側面図である。図6及び図7を参照して燃料ポンプ14は燃料タンク11内に貯留された燃料を吸引加圧して吐出する機能を有し、フランジ16の下面側に一体的に結合する概略筒状のケーシング18(ポンプ本体)内に、吸入した燃料を加圧する図示しないインペラが回転可能に装着される。また、燃料ポンプ14にはそのインペラを回転駆動する図示しない電動モータが内蔵され、図示しないエンジン制御系(ECU;Engine Control Unit)の駆動信号に基づき、電動モータに電力が供給されるようになっている。ケーシング18の下端部には燃料吸入口19を具備し、この燃料吸入口19から燃料を吸入する。フランジ16がアッパハーフパネル11Aに取り付けられて、燃料ポンプ14が燃料タンク11に組み込まれた際、燃料吸入口19がロアハーフパネル11Bの底面付近に位置する。ケーシング18の上端部付近から燃料吐出口20が延出し、ポンプ本体のインペラにより加圧された燃料が燃料吐出口20から吐出される。本例では燃料吐出口20は下方を向いて配置される。燃料ポンプ14において上流側の燃料吸入口19から燃料を吸い込み、該燃料ポンプ14の下流側の燃料吐出口20から燃料を吐出するようにしている。
また、図8に示されるように燃料ポンプ14に内臓の電動モータに電力を供給するためのリード線21がフランジ16の上面適所からケーシング18内に引き込まれ、該リード線21はポンプ本体内部で電動モータと接続される。リード線21の端部にはカプラ22が付設され、このカプラ22を介してリード線21、従って燃料ポンプ14の電動モータが車載の図示しないモータドライバ側と接続され、電力を供給される。
なお、フランジ16をアッパハーフパネル11Aに取り付ける場合、フランジ16の周縁部に沿った複数個所でボルト23によってアッパハーフパネル11Aに締結することができる。このために開口部15の周縁部における受け座部17の裏面(燃料タンク11内部)には、図4に概略示すようにボルト23に対応する複数のナット24が固着される。各ボルト23を対応するナット24に螺合することで、フランジ16を受け座部17に固定することができる。
本発明の燃料供給装置10において特に、燃料ポンプ14の燃料吐出口20を燃料タンク11の内部に設ける。そして燃料タンク11内に内部配管を配索し、この内部配管の一端を燃料吐出口20に接続すると共に、該内部配管の他端を燃料タンク11の外部に配置する。図4には燃料タンク11内に配索される内部配管25が示される。内部配管25はメイン配管26とサブ配管27からなり、メイン配管26は剛性部材で形成されるのに対して、サブ配管27は合成樹脂材料等で形成されて可撓性を有する。
この例ではメイン配管26の一端26aとサブ配管27の他端27bとが燃料タンク11内でユニオン(もしくはコネクタ)28を介して相互に接続する。メイン配管26の一端26aは開口部15の周縁部の下側付近に位置するように配置保持され、メイン配管26はユニオン28から、この例ではアッパハーフパネル11A上面の前右角部付近に設定したユニオン29まで略直線状に延設されて、その他端26b(内部配管25の他端)がユニオン29に接続される。メイン配管26及びサブ配管27はユニオン28を介して接続・分離可能であり、メイン配管26については燃料タンク11内の所定位置に予め取り付けられ、固定配置される。
メイン配管26の他端26bにはユニオン29を介して車体側燃料配管30が接続される。車体側燃料配管30の途中には、図1に示されるようにユニオン29の前方に位置する燃料フィルタ31が配設され、燃料タンク11から燃料フィルタ31を通った燃料が図示しないエンジン(燃料デリバリパイプ)へと送給されるようになっている。
なお、図3等においてはユニオン29をアッパハーフパネル11A上面に設定しているが、燃料タンク11の前側面に位置するようにアッパハーフパネル11Aにユニオン29を設定することも可能である。
サブ配管27の一端27a(内部配管25の一端)は図6及び図7にも示したように、ユニオン32を介して燃料ポンプ14の燃料吐出口20に接続される。フランジ16がアッパハーフパネル11Aの開口部15に締結されて、燃料ポンプ14が燃料タンク11内に組み込まれた際には燃料ポンプ14の燃料吐出口20は、図4のように燃料ポンプ14の略前側側近に位置し、燃料吐出口20と共にサブ配管27の一端27aが開口部15の開口範囲内に配置されるようにしている。メイン配管26及びサブ配管27はそれぞれ内部配管25の一部を構成し、メイン配管26が燃料タンク11内の所定位置に配置保持される。一方、サブ配管27は図5に示されるように燃料ポンプ14の燃料吐出口20から一旦下方へ延出し、更に例えばループ状を描くように上方へ湾曲し、上方にあるメイン配管26の一端26aを指向して延設される。つまりサブ配管27は燃料ポンプ14の燃料吐出口20とメイン配管26の一端26aの間に弛んだ状態で配索される。
本発明の燃料供給装置10は上記のように構成されており、次にその主要な作用効果等について説明する。
先ず、燃料吐出口20が燃料タンク11の内部に設け、燃料吐出口20に接続される内部配管25が燃料タンク11内に配索される。燃料吐出口20や内部配管25が燃料タンク11内に配設されるため、フランジ16の上面には燃料吐出口20に相当するパイプ状部材が露出しない。このためフランジ16を含めアッパハーフパネル11Aの上面全体が実質的に平坦となり、配置上、アッパハーフパネル11Aの上方の周辺部品もしくは部材からの制約を受け難くし、これにより燃料タンク11の配置の自由度を上げることができる。また、燃料タンク11内に配設される燃料吐出口20や内部配管25は、周辺部品等との干渉あるいは車両走行中の飛来物等による損傷から有効に保護され、安全性確保に寄与する。
ここで、燃料ポンプ14を燃料タンク11内に組み込む場合、その作業手順の一例として、作業者は開口部15から手を入れてサブ配管27の他端27bをユニオン28によってメイン配管26の一端26aに接続する。なお、この接続作業はユニオン28の構造により、いわゆる、ワンタッチで行うことができる。その後、サブ配管27の一端27aを開口部15から適度に引き出しておき、ユニオン32によって燃料ポンプ14の燃料吐出口20に接続する。なお、この接続作業はユニオン32の構造により、いわゆる、ワンタッチで行うことができる。燃料ポンプ14を支えつつその燃料吐出口20に設定されたユニオン32に対して、サブ配管27の一端27aを接続する。なお、この接続操作は所謂、ワンタッチで行うことができる。このようにサブ配管27が接続された状態で燃料ポンプ14全体を、開口部15を介して燃料タンク11内に挿入すると共に、フランジ16を受け座部17に被せる。そして、ボルト23をナット24に螺合することで、フランジ16が受け座部17に固定される。
上記のように燃料ポンプ14を燃料タンク11内に組み込む際、サブ配管27はその他端27bがメイン配管26に接続されているが、可撓性を有するため適宜湾曲させることでその一端27aを開口部15から所望位置まで引き出し、燃料吐出口20に円滑且つ適確に接続することができる。このように燃料ポンプ14を燃料タンク11内に落とし込むことで、サブ配管27の一端27aが燃料吐出口20と伴に開口部15の開口範囲内に配置され、つまり燃料タンク11内の奥部での接続作業とならならいため作業性を向上することができる。
また、上記とは別の手順として例えば、燃料ポンプ14を支えつつその燃料吐出口20のユニオン32に対して、予めサブ配管27の一端27aを接続しておく。燃料ポンプ14を適宜傾斜等させつつ開口部15に近づけながら、メイン配管26の一端26aのユニオン28に対して、作業者は開口部15から手を入れてサブ配管27の他端27bを接続する。その後、サブ配管27が接続された燃料ポンプ14全体を、開口部15を介して燃料タンク11内に挿入すると共に、ボルト23をナット24に螺合することで、フランジ16が受け座部17に固定される。
燃料ポンプ14は燃料タンク11内の所定位置に組み込まれ、図5に示されるように一端(サブ配管27の一端27a)が燃料吐出口20に接続すると共に、他端(メイン配管26の他端26b)が燃料タンク11の外部に配置される内部配管25が、燃料タンク11の内部に配索される。内部配管25のうちサブ配管27はループ状等を描くように適度に湾曲するかたちで配索され、つまり折れ曲がる等の無理がかからない状態で安定的に配置されるため、内部配管25の燃料流通路内で燃料を円滑に流通させることができる。
上述したように燃料吐出口20や内部配管25を燃料タンク11内に配設することで、フランジ16の上面には燃料吐出口20のようなパイプ状部材の露出がなく、アッパハーフパネル11Aの上面全体が実質的に平坦となる。デッキパネル4の下方に搭載支持される燃料タンク11の上方において、図1及び図2のようにアッパハーフパネル11Aとデッキパネル4等との間のスペースSを有効に拡大することができる。この場合、スペースSは図2等から分かるように、燃料タンク11の燃料出口に位置するユニオン29とは重ならない。トラック車両等の場合、このスペースSにてスペアタイヤを搭載することができるが、その場合、フランジ16上に露出部材等がないので、燃料タンク11をスペアタイヤに近接配置することができる。このように搭載される燃料タンク11は地上高を拡大し、あるいは従来同等の地上高とした場合でもアッパハーフパネル11Aをスペアタイヤに近接配置することでタンク容量を実質的に拡大することができる。
更に、スペースSを有効に拡大した分だけ、燃料タンク11(アッパハーフパネル11A)とスペアタイヤの隙間を確保し、その配置性等を向上することが可能になる。
なお、スペースSにはスペアタイヤの場合に限らず、車両の仕様等に応じて適宜物品類の収納スペースとして利用することも可能である。
また、燃料タンク11からの燃料出口に位置するユニオン29の前方に燃料フィルタ31が配設され、それらが車体側燃料配管30により接続される。燃料タンク11の燃料出口から遠回りすることなく、即ち短絡的に燃料フィルタ31へと車体側燃料配管30を接続することで、燃料送給中に流路損失を抑えつつ燃料を送給することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、ユニオン29の設定位置として、上記実施形態の場合とは左右方向で反対側、即ちアッパハーフパネル11A上面の左角部付近に設定することも可能である。
1 車両、2 サイドメンバ、3 クロスメンバ、4 デッキパネル、5 後輪、10 燃料供給装置、11 燃料タンク、11A アッパハーフパネル、11B ロアハーフパネル、12A,12B,13 ブラケット、14 燃料ポンプ、15 開口部、16 フランジ、17 受け座部、18 ケーシング、19 燃料吸入口、20 燃料吐出口、21 リード線、22 カプラ、25 内部配管、26 メイン配管、27 サブ配管、28,29,32 ユニオン、30 車体側燃料配管、31 フィルタ。

Claims (4)

  1. 燃料ポンプを取り付けるための開口部を有する燃料タンクと、前記燃料タンクを密閉するフランジにより前記燃料タンクの開口部に取り付けられる燃料ポンプと、を備え、
    前記燃料ポンプの上流側の燃料吸入口から燃料を吸い込み、該燃料ポンプの下流側の燃料吐出口から燃料を吐出するようにした車両の燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプの燃料吐出口を前記燃料タンクの内部に設けると共に、前記燃料タンク内に内部配管を配索し、
    前記内部配管の一端を前記燃料吐出口に接続すると共に、該内部配管の他端を前記燃料タンク外部に配置し
    前記燃料タンクは、アッパハーフパネル及びロアハーフパネルを相互に接合してなり、前記フランジを含めた前記アッパハーフパネルの上面全体が実質的に平坦であることを特徴とする車両の燃料供給装置。
  2. 前記内部配管の一端は、前記開口部の開口範囲内に位置することを特徴とする請求項1に記載の車両の燃料供給装置。
  3. 前記内部配管は、少なくとも前記燃料ポンプ側の一部が可撓性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の燃料供給装置。
  4. 前記内部配管はメイン配管及びサブ配管からなり、前記サブ配管は可撓性を有すると共に、前記開口部の周縁部の下方付近で前記メイン配管に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の燃料供給装置。
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