JP6638159B2 - 圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機 - Google Patents

圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機 Download PDF

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Description

この発明は、圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機に関する。
ターボチャージャー等の圧縮機に用いられる遠心圧縮機は、羽根車の回転により流体に運動エネルギーを付与するとともに、その径方向外側に流体を吐出して流体に遠心力を作用させて流体の圧力を上昇させる。
この種の遠心圧縮機は、一般に、羽根車の径方向外側にディフューザーとスクロールとを有している。ディフューザーは、流体の流速を低下させる。スクロールは、渦巻き状に形成されてディフューザーから吐出された流体を出口流路に導く。
特許文献1には、広い運転範囲において高圧力比と高効率化の要求を満たすために、スクロールの巻き始めと巻き終わりとが交差する流路接続部の断面形状を偏平形状にするとともに、巻き始めから巻き終わりに向かって徐々にスクロールの断面形状を円形に戻す技術が記載されている。
特許文献2には、主に小流量作動点における効率改善のために、スクロールの巻き始めの断面形状を三角形に類似する形状とする技術が記載されている。
日本国特許第5479316号公報 日本国特許第4492045号公報
遠心圧縮機にあっては、大流量作動点から小流量作動点までの全域における高圧力比の実現や効率改善が望まれている。しかし、特許文献1,2の遠心圧縮機は、小流量作動点における効率改善等を行うことができるものの、大流量作動点における効率改善については考慮されていない。
大流量作動点においては、流体のディフューザー出口流れは、羽根車の周方向における速度成分よりも、羽根車の径方向における速度成分が大きくなる。そのため、ディフューザー出口流れが、スクロールの巻き始めと巻き終わりとが接続される部分に形成された稜線部に対して直角に近い角度で交差するようになる。このように、ディフューザー出口流れが稜線部と交差することで、稜線部において流体の剥離が生じてしまい損失が大きくなる。
この発明は、大流量作動点における効率改善を図ることが可能な圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機を提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、圧縮機スクロールは、軸線を中心とした周方向に延びて、巻き始め部と巻き終わり部とが交差して連通されるとともに、前記軸線方向の第一側、且つ前記軸線を中心とした径方向内側に形成されたディフューザー出口から流体が流入するスクロール流路を形成するスクロール流路形成部を備えている。圧縮機スクロールは、前記スクロール流路の前記巻き終わり部と連通し、前記軸線を中心とした円の接線方向に延びる出口流路を形成する出口流路形成部を更に備えている。前記巻き終わり部の前記スクロール流路と直交する断面における少なくとも前記径方向の外側の内周面は、仮想円上に延びる円弧状とされている。前記スクロール流路形成部は、前記巻き始め部と巻き終わり部とが交差する部分における少なくとも前記巻き終わり部に、前記仮想円よりも前記径方向で前記巻き始め部側に向かって前記スクロール流路を膨出させる膨出部を備える。
このような膨出部を備えることで、巻き始め部と交わる部分の巻き終わり部の実質的な曲率半径を大きくすることができる。そのため、巻き始め部と巻き終わり部との交わりにより形成される稜線部の盛り上がりを低く抑えて、剥離が生じることを抑制できる。したがって、大流量作動点における損失を低減して、効率改善を図ることが可能となる。
この発明の第二態様によれば、圧縮機スクロールは、第一態様において、前記膨出部から、前記スクロール流路の上流側と下流側との少なくとも一方に向かうにつれて前記膨出部の膨出が漸次低減される膨出変化部を備えていてもよい。
このように構成することで、膨出部と、膨出部の上流側と下流側との少なくとも一方に向かってスクロール流路を流れる流体がスクロール流路形成部の内周面から剥離することを抑制できる。
この発明の第三態様によれば、圧縮機スクロールは、第一又は第二態様における膨出部が、前記軸線に近い側に向かって長軸が延びる断面楕円形状の曲面を備えていてもよい。
このように膨出部が断面楕円形状の曲面を備えることで、軸線方向の寸法を増大させることなしにスクロール流路を膨出させることができる。
この発明の第四態様によれば、圧縮機スクロールは、第一から第三態様の何れか一つの態様における膨出部が、前記スクロール流路と直交する断面において最も前記軸線に近い側に膨出した頂点部が、前記軸線の延びる方向で前記巻き終わり部の最大幅寸法の中間位置よりも、前記軸線の延びる方向で前記第一側とは反対の第二側に配置されていてもよい。
上述した大流量作動点では、流体の流量が増加する。そのため、流体の流量を基準にするとスクロール流路の流路断面積が相対的に減少したように見える。これにより、特に、巻き終わり部における流体の旋回成分が増加してしまう場合がある。この旋回成分の増加により、ディフューザー出口流れと、巻き終わり部を出口に向かう旋回流れとが干渉して、剥離を起こしてしまい損失が増大する可能性が有る。しかし、上記のように頂点部の位置を中間位置よりも第二側に配置することで、頂点位置を境にして第一側よりも第二側の曲率半径を大きくすることができる。つまり、膨出部の内周面の曲率半径を第二側で急激に増加させることができる。そのため、曲率半径の増加により旋回流が内周面に垂直に近い形で衝突して、旋回成分を低減することができる。その結果、旋回成分とディフューザー出口流れとの衝突(干渉)による剥離を抑制できる。
この発明の第五態様によれば、圧縮機スクロールは、第四態様における前記膨出部が、その内周面のうち少なくとも一部に、前記スクロール流路に直交する断面形状が直線状に形成された直線部を備えていてもよい。
このように構成することで、スクロール流路の旋回流を直線部に衝突させることができる。そのため、スクロール流路の旋回流を低減して、ディフューザー出口流れに対する旋回流の干渉による損失を抑制できる。
この発明の第六態様によれば、圧縮機スクロールは、第五態様における膨出部が、前記軸線に近い側に最も膨出した頂点部から前記軸線方向の第一側に向かって前記直線部が形成されていてもよい。
このように構成することで、頂点部から第一側に向かって曲面が形成されている場合よりも、スクロール流路における流体の旋回成分を低減できる。
この発明の第七態様によれば、圧縮機スクロールは、第四態様において、ディフューザーが接続されるディフューザー接続部を備えていてもよい。さらに、前記直線部が、前記スクロール流路の上流側から下流側に向かって、前記軸線方向の第二側から第一側に漸次移動するように形成されていてもよい。
このように構成することで、旋回流の位置に応じて直線部を配置することができる。そのため、スクロール流路の上流から下流に渡って旋回流を効率よく低減することができる。
この発明の第八態様によれば、圧縮機スクロールは、第一から第七態様の何れか一つの態様における巻き始め部が、前記軸線を中心とする径方向で最も外側に配置される第一頂点部から、前記軸線の延びる方向で、最も第二側に配置される第二頂点部に向けて前記軸線の延びる方向の流路幅が漸次増加するように形成され、前記第二頂点部は、前記径方向における最大流路幅の中間点よりも、前記径方向の内側に配置されていてもよい。
このように構成することで、小流量作動点において巻き終わり部から巻き始め部への再循環流を抑制することができる。そのため、大流量作動点における損失を低減しつつ、小流量作動点における損失を低減できる。したがって、大流量作動点から小流量作動点までの全域で効率改善することができる。
この発明の第九態様によれば、遠心圧縮機は、羽根車と、ディフューザーと、第一から第七態様の何れか一つの態様における圧縮機スクロールと、を備える。
このように構成することで、遠心圧縮機の性能を向上することができる。
上記圧縮機スクロールによれば、大流量作動点における効率改善を図ることができる。
この発明の第一実施形態における遠心圧縮機の断面図である。 この発明の第一実施形態におけるスクロール流路形成部および出口流路形成部の断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 この発明の第二実施形態における図3に相当する断面図である。 この発明の第二実施形態の変形例における図3に相当する断面図である。 この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の360度の位置における断面図である。 この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の315度の位置における断面図である。 この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の270度の位置における断面図である。 この発明の第四実施形態における巻き始め部の断面図である。
(第一実施形態)
次に、この発明の第一実施形態における圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機を図面に基づき説明する。この実施形態における遠心圧縮機は、例えば、自動車等の車両に搭載されるターボチャージャー等の圧縮機として用いられる。
図1は、この発明の第一実施形態における遠心圧縮機の断面図である。
この実施形態の遠心圧縮機1Aは、外部から取り入れた空気を圧縮して内燃機関(図示せず)に供給する。図1に示すように、遠心圧縮機1Aは、回転軸2と、インペラ3と、コンプレッサハウジング4Aとを主に備えている。
回転軸2は、軸線Oを中心に軸線O方向に延びる柱状に形成されている。この回転軸2は、例えば、軸受ケーシング(図示せず)に収容されたスラスト軸受およびジャーナル軸受を介して回転自在に支持されている。
インペラ3は、回転軸2の端部に設けられている。インペラ3は、ディスク3aと、ブレード3bと、を備えている。
ディスク3aは、軸線Oを中心とした円盤状に形成されている。より具体的には、ディスク3aは、軸線O方向における回転軸2の一方側(第二側;図1中、左側)から他方側(第一側;図1中、右側)に向かうにつれて、軸線Oを中心とした径方向で漸次拡径するように形成されている。
ブレード3bは、ディスク3aの軸線O方向一方側を向く面に形成されるとともに、軸線Oの周方向に間隔をあけて複数形成されている。さらに、これらブレード3bは、ディスク3aから離間するように延びるとともに、軸線Oを中心に放射状に配置されている。
コンプレッサハウジング4Aは、吸込み流路形成部5と、インペラ室形成部6と、ディフューザー部7Aと、スクロール流路形成部8Aと、出口流路形成部9(図2参照)と、を備える。
吸込み流路形成部5は、コンプレッサハウジング4Aの外部から導入された流体をインペラ室形成部6の空間6aへ導く吸込み流路5aを形成する。吸込み流路形成部5は、軸線O方向の一方側に開口する筒状に形成されている。
インペラ室形成部6は、上述したインペラ3を収容する空間6aを形成している。このインペラ室形成部6は、ブレード3bと僅かな隙間を介して対向する内周面6bを有している。この内周面6bは、軸線O方向における回転軸2の一方側から他方側に向かうにつれて、軸線Oを中心とした径方向で漸次拡径するように形成されている。
ディフューザー部7Aは、軸線Oを中心とした空間6aの径方向外側の端部から、径方向外側に延びるディフューザー流路7aを形成する。このディフューザー流路7aは、径方向外側に向かって徐々に流路断面積が増加するように形成されている。これによりディフューザー流路7aは、インペラ室形成部6から径方向外側に向けて送り込まれた流体を圧力回復させている。ディフューザー流路7aと、スクロール流路8aとは、軸線Oを中心とした周方向において全周で連通している。
図2は、この発明の第一実施形態におけるスクロール流路形成部および出口流路形成部の断面図である。
図2に示すように、スクロール流路形成部8Aは、ディフューザー流路7aから軸線Oを中心とする径方向外側に向かって吐出された流体を旋回させながら円滑に出口流路9aへと導くスクロール流路8aを形成する。スクロール流路8aは、軸線Oを中心とした周方向に延びるように形成され、その周方向の一端に巻き始め部10を有し、他端に巻き終わり部11を有している。巻き始め部10は、スクロール流路8aの周方向の一端から所定の範囲を指し、巻き終わり部11は、スクロール流路8aの周方向の他端側において巻き始め部10と重なる範囲を指している。
スクロール流路8aは、巻き始め部10から巻き終わり部11に向かって、流体の流れ方向で徐々に流路断面積が増加するように形成されている。また、巻き始め部10と巻き終わり部11とは、交差して互いのスクロール流路8aが連通している。以下の説明において、巻き始め部10と巻き終わり部11との交差する部分を舌部12と称している。
出口流路形成部9は、スクロール流路8aの巻き終わり部11と連通する出口流路9aを形成する。出口流路9aは、巻き終わり部11から軸線Oを中心とした円の接線方向に延びている。出口流路9aは、直線状に延びる円筒状に形成されている。ここで、出口流路形成部9は、図2に示す破線よりも出口側に配置されている部分を指している。
図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。図5は、図2のV−V線に沿う断面図である。
図3から図5に示すように、巻き終わり部11の流れ方向に直交する断面において、舌部12から巻き終わり部11の上流側に向かって、巻き始め部10が徐々に巻き終わり部11に軸線Oを中心とする径方向で吸収されるように形成されている。そして、図3に示す断面では、巻き始め部10と巻き終わり部11とが交差する部分において、軸線Oを中心とした径方向で巻き終わり部11、巻き始め部10、ディフューザー部7Aの順に並んで配置される。
図3に示すように、巻き始め部10、および、巻き終わり部11の流路断面形状は、円形に近い閉曲線により形成されている。例えば、説明の便宜上、これら巻き始め部10と、巻き終わり部11の形状が円形であると仮定すると、巻き始め部10を形成する第一仮想円10Kと、巻き終わり部11を形成する第二仮想円11Kとは、第一交点P1と第二交点P2との二つの交点で交差する。さらに、第一仮想円10Kと、ディフューザー部7Aの他方側(図3の下方側)の壁面7bを延長した面とは、第三交点P3で交差する。ここで、図3から図5において、巻き始め部10の断面が軸線O方向に延びる長円となっているが、これは図3から図5に示す図が巻き始め部10を斜めに切った断面の為である。
軸線O方向で、巻き始め部10の最も他方側(図3の下方側)の端縁とディフューザー部7Aの一方側(図3の上方側)の壁面7cとが第四交点P4で重なる。そして、巻き始め部10は、上述した第一交点P1と第三交点P3との間、および、第二交点P2と第四交点P4との間をそれぞれ渡るようにして、第一仮想円10K上に形成されている。
図4、図5に示すように、巻き始め部10は、スクロール流路8aの上流側に向かうほど軸線Oを中心とした径方向で、巻き終わり部11の中心に近づく。そのため、上述した第一交点P1と第三交点P3との間の曲面長さは、徐々に短くなる。
さらに、図3から図5に示すように、軸線O方向におけるディフューザー部7Aの他方側の壁面7bは、巻き終わり部11の最も他方側の端部11aに対して接線方向に延びている。そして、第一仮想円10Kとディフューザー部7Aの他方側の壁面7bとが交わる第五交点P5と、端部11aとの間に、2つの凹曲面を備えて第一交点P1を頂点とする稜線部13が形成される。
稜線部13は、巻き終わり部11において、スクロール流路8aの上流側に向かって、言い換えれば巻き終わり部11と巻き始め部10とが重なるほど、軸線O方向における高さが徐々に低くなる。この稜線部13は、スクロール流路8aの流れ方向で、上述した第二仮想円11Kが第一仮想円10Kの中に完全に入り込んだ位置(図5よりも上流側の位置)で、実質的に高さがゼロとなる。この稜線部13の頂点は、図2に示すように、舌部12からスクロール流路8aの上流側に向かって延びる曲線状の稜線を形成する。
上述したスクロール流路形成部8Aは、膨出部15Aを備えている。この膨出部15Aは、軸線Oを中心とする周方向で、巻き始め部10と巻き終わり部11とが交差する部分に少なくとも形成されている。この膨出部15Aは、スクロール流路8aの巻き終わり部11側に形成されている。膨出部15Aは、巻き終わり部11のスクロール流路8aを、軸線Oを中心とした径方向で、巻き始め部10側、言い換えれば軸線Oに近い側に向かって膨出させるように形成されている。
この第一実施形態における巻き終わり部11の流路断面は、上述した第二仮想円11Kのうち、その中心O2よりも軸線Oに近い側の半分が、第二仮想円11Kの曲線よりも外側に配置される楕円状の曲線D1で形成されている。言い換えれば、巻き終わり部11の流路断面は、円と楕円とを組み合わせた閉曲線により構成されている。この第一実施形態における曲線D1の楕円の半長軸R1は、軸線Oを中心とした径方向に広がる面内に延びて、楕円の半短軸R2は、軸線O方向に延びている。この楕円の短半径は、第二仮想円11Kの半径rと同一とされている。ここで、上述した「膨出」とは、第二仮想円11Kよりも軸線Oを中心とした径方向内側に膨らむように形成されていることを意味している。
このように膨出部15Aが形成されることで、膨出部15Aを形成する楕円状の曲線D1と、巻き始め部10の第一仮想円10Kとの第一交点P1’の位置は、上述した第一仮想円10K、第二仮想円11K同士の第一交点P1よりも軸線O方向で他方側(図3中、下方側)に位置する。言い換えれば、第一仮想円10K、第二仮想円11Kの第一交点P1を頂点とする稜線部13よりも、楕円状の曲線D1と第二仮想円11Kとの第一交点P1’を頂点とする稜線部13’の高さは、稜線部13,13’の延びる方向の全域で、稜線部13よりも、稜線部13’の方が低くなる。
さらに、スクロール流路形成部8Aは、軸線Oを中心とした周方向で、巻き始め部10の端部を始点とすると、270度の角度位置から360度に向かって徐々に膨出するとともに、舌部12(又は稜線部13’)から出口流路9aに渡って、徐々に膨出量が小さくなる膨出変化部16を備えている。
ここで、上述した第一実施形態における巻き終わり部11は、軸線Oに近い内周側の半分のみ膨出部15Aにより楕円形状に形成される場合について説明した。しかし、巻き終わり部11のスクロール流路8aの全体を楕円形状に形成しても良い。
したがって、上述した第一実施形態によれば、膨出部15Aを形成することで、巻き始め部10と交わる部分の巻き終わり部11の実質的な曲率半径を大きくすることができる。そのため、稜線部13’の高さ(盛り上がり)を低く抑えて、ディフューザー流路7aから軸線Oを中心とした径方向外側に向かって流れる流体(図2中、矢印で示す)が稜線部13’に接触することに起因する剥離を抑制できる。その結果、大流量作動点における損失を低減して、効率改善を図ることが可能となる。
さらに、膨出部15Aが断面楕円形状の曲線D1を備えることで、軸線O方向のスクロール流路8aの寸法を増大させることなしにスクロール流路8aを膨出させることができる。
さらに、巻き終わり部11よりも上流側の流れ方向に直交するスクロール流路8Aの断面形状が円形である場合などに、膨出部15Aによって円滑にスクロール流路を膨出させることができる。
さらに、膨出変化部16を有していることで、膨出部15Aと、膨出部15Aの上流側と下流側との少なくとも一方に向かってスクロール流路8aを流れる流体が、スクロール流路形成部8Aの内周面から剥離することを抑制できる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態は、上述した第一実施形態と膨出部の形状が異なるだけである。そのため第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図6は、この発明の第二実施形態における図3に相当する断面図である。
第二実施形態におけるコンプレッサハウジング4Bは、吸込み流路形成部5と、インペラ室形成部6と、ディフューザー部7Aと、スクロール流路形成部8Bと、出口流路形成部9と、を主に備えている。
図6に示すように、スクロール流路形成部8Bは、スクロール流路8bを形成する。このスクロール流路8bは、軸線Oを中心とした周方向に延びるように形成され、その周方向の一端に巻き始め部10、他端に巻き終わり部11をそれぞれ有している。これら巻き始め部10と巻き終り部11とは、第一実施形態と同様に交差している。
スクロール流路形成部8Bは、膨出部15Bを備えている。この膨出部15Bは、第一実施形態の膨出部15Aと同様に、軸線Oを中心とする周方向で、巻き始め部10と巻き終わり部11とが交差する部分に少なくとも形成されている。この膨出部15Bは、スクロール流路8bの巻き終わり部11側に形成されている。膨出部15Bは、巻き終わり部11のスクロール流路8bを、軸線Oを中心とした径方向で、巻き始め部10側(言い換えれば、内周側)に向かって膨出させている。
この第二実施形態における膨出部15Bは、軸線Oに近い側に向かって最も膨出した頂点部30が、軸線O方向における巻き終わり部11の最大幅寸法の中間位置Wmよりも、軸線O方向の一方側に配置されている。
軸線O方向において、巻き終わり部11の最も一方側の点P6と最も他方側の点P7との長さを「H」とする。すると、点P7に対する軸線O方向における頂点部30の距離hは、0.5Hよりも大きい(h>0.5H)。さらに、点P6と点P7とを通る仮想平面Khから頂点部30までの最短距離Iは、0.5Hよりも大きくなっている(I>0.5H)。
図6に示す膨出部15Bは、距離hと最短距離Iとが同一とされており、頂点部30から点P7に繋がる曲面の断面形状は、距離hおよび最短距離Iを半径r2とする円弧状に形成されている。一方で、頂点部30から点P6に繋がる曲面の断面形状は、最短距離Iを半長軸、長さHと距離hとの差分を半短軸とする楕円弧状に形成されている。
この実施形態の一例において、軸線O方向におけるディフューザー部7Aの寸法Wdは、0.5Hよりも小さく形成されている。
ここで、上述した頂点部30から点P7に繋がる曲面の途中には、ディフューザー流路7aの出口であるディフューザー出口7dが形成されている。
この第二実施形態では、頂点部30から点P7までを一つの円弧により形成する場合について説明した。しかし、頂点部30から点P7までの断面曲線は、それぞれ半径の異なる複数の円弧の組合せにより形成しても良い。
ここで、大流量作動点では、ディフューザー部7Aから吐出する流体の流量が増加する。そのため、この流体の流量を基準にすると、スクロール流路8Bの流路断面積が相対的に減少したことと同じになる。特に、巻き終わり部11における流体の旋回成分(図6中、点P6近くに矢印で示す)が増加してしまう場合がある。この旋回成分の増加により、舌部12においてディフューザー出口流れと、巻き終わり部11をディフューザー出口7dに向かう旋回流とが干渉して、剥離を起こしてしまい損失が増大する可能性が有る。
しかし、上述した第二実施形態のように頂点部30の位置を巻き終わり部11の中間位置(0.5H)よりも一方側に配置することで、頂点部30の位置を境にして一方側よりも他方側の曲率半径を大きくすることができる。そのため、この曲率半径の増加により楕円弧状の内周面に沿って流れる旋回流が、円弧状の内周面に垂直に近い形で衝突する。これにより旋回成分が減速される。その結果、旋回成分とディフューザー出口流れとの衝突(干渉)による剥離を抑制できる。
さらに、頂点部30から点P5の間の内周面の実質的な曲率半径を第二仮想円11Kよりも大きくできるため、第一実施形態と同様に、稜線部13’の高さを抑えることができる。
(第二実施形態の変形例)
図7は、この発明の第二実施形態の変形例における図3に相当する断面図である。
上述した第二実施形態においては、頂点部30から点P7の間を円弧状に形成された内周面で繋ぐ場合について説明した。しかし、この形状に限られるものでは無い。
図7に示す膨出部15Cのように、例えば、頂点部30と点P7との間に断面形状が直線状に形成された直線部32Bを設けるようにしても良い。
このように構成することで、上述した第二実施形態と同様に、楕円弧状の内周面に沿って流れた旋回流を直線部32Bに衝突させて、旋回流を減速させることができる。しかも直線部32Bが直線状に形成されているため、第二実施形態の円弧状の場合よりも、より旋回流を阻害して減速させることができる。
この第二実施形態の変形例においては、頂点部30と点P7との間に直線部32Bを設ける場合について説明したが、直線部32Bの位置はこの位置に限られない。例えば、直線部32Bは、頂点部30と点P6との間に設けても良い。また、直線部32Bは、頂点部30と点P7との間の一部に設けても良い。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態は、上述した第二実施形態の変形例における直線部の位置を巻き終わり部11よりも上流側において変化させている点でのみ相違する。そのため、第一実施形態、および、第二実施形態の変形例と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図8は、この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の360度の位置における断面図である。図9は、この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の315度の位置における断面図である。図10は、この発明の第三実施形態におけるスクロール流路形成部の270度の位置における断面図である。
図8から図10に示すように、この第三実施形態におけるスクロール流路形成部8Cは、直線変化部35を有している。この直線変化部35は、巻き終わり部11の上流側に形成されている。より具体的には、この実施形態における直線変化部35は、スクロール流路8cの軸線Oを中心とする周方向で、270度から360度の範囲(図2参照)に形成されている。
直線変化部35は、スクロール流路8cの流路断面の一部を直線状に形成する直線部36を有している。直線変化部35は、スクロール流路8cを上流側(270度)から下流側(360度)に向かうにつれて、軸線Oを中心とするスクロール流路形成部8Cの内周側を、直線部36が軸線O方向の一方側から他方側に漸次移動するようにして形成されている。この直線部36は、巻き終わり部11に形成される第二実施形態の膨出部15Cに形成される直線部32Bと連続するように形成されている。ここで、上記流路断面における直線部32Bの延びる方向は、旋回流(図8から図10中、矢印で示す)に対して直交するように設けられている。なお、直線変化部35が形成される箇所では、上述した膨出変化部16も形成されているが、図8から図10においては図示都合上省略している。
したがって、この第三実施形態によれば、巻き終わり部11よりも上流側のスクロール流路8cにおいて、徐々に旋回流の旋回速度を低下させて、巻き終わり部11の位置において旋回成分を十分に低下させることができる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図面に基づき説明する。この第四実施形態は、スクロール流路における巻き始め部の断面形状が上述した各実施形態と異なるだけである。そのため、第一から第三実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図11は、この発明の第四実施形態における巻き始め部の断面図である。
この第四実施形態のスクロール流路形成部8Dは、スクロール流路8dの巻き始め部10において、軸線Oを中心とする径方向で最も外側に配置される第一頂点部40aから、軸線O方向で、最も一方側に配置される第二頂点部40bに向けて軸線O方向の流路幅WDが漸次増加するように形成された再循環流抑制断面50を有している。第二頂点部40bは、軸線Oを中心とした径方向における最大流路幅Wmaxの中間位置よりも、径方向の内側に配置されている。
ここで、図11に示すように、この実施形態における巻き始め部10の第一頂点部40aは、軸線O方向における最大流路幅WDmax、および、軸線Oを中心とした径方向における最大流路幅Wmaxの共通の中間点Cよりも、軸線O方向で他方側(図11中、右側)に配置されている。
さらに、第二頂点部40bは、軸線Oを中心とした径方向で中間点Cよりも内側に配置されている。すなわち、この実施形態におけるスクロール流路形成部8Dは、巻き始め部10における流路断面形状が、三角形に類似する形状とされている。なお、巻き始め部10の流路断面形状は、再循環抑制生断面50を有していればよく、三角形に類似する形状には限られない。
この巻き始め部10の流路断面形状は、スクロール流路8dの下流側に向かって徐々に円形に戻すようにしても良い。
したがって、上述した第四実施形態によれば、再循環流抑制断面50を設けることで、第一頂点部40aから第二頂点部40bに渡るスクロール流路8dの内周面をフラットに近づけることができる。そのため、小流量作動点において、巻き始め部10のディフューザー出口流れが第一頂点部40aから素早く折り返されて第二頂点部40bに至り、この第二頂点部40bからディフューザー出口7d側に戻すことができる。つまり、ディフューザー出口流れをスクロール流路8dの軸線Oを中心とした内周側に素早く戻すことができる。これにより、巻き始め部10における流路断面形状を円形とした場合よりも、小流量作動点において、巻き終わり部11から巻き始め部10の内周側に流体が再循環することを抑制できる。
また、巻き終わり部11については、上述した第一から第三実施形態の構成を採用することで、流体の剥離が生じることによる損失を抑制できる。その結果、小流量作動点と、大流量作動点との両方において、効率を向上することができる。
この発明は、上述した各実施形態や各変形例に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態や各変形例に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態や各変形例で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、オープン型のインペラ3を備える場合について説明したが、カバーを備えたいわゆるクローズインペラを用いても良い。
さらに、第一から第三実施形態においては、巻き始め部10、巻き終わり部11以外のスクロール流路8aの流路断面形状が円形である場合について説明した。しかし、円形以外の閉曲線により構成されていても良い。
この発明は、圧縮機スクロール、および、遠心圧縮機に適用できる。この発明によれば、大流量作動点における効率改善を図ることが可能となる。
1A…遠心圧縮機 2…回転軸 3…インペラ 3a…ディスク 3b…ブレード 4A,4B…コンプレッサハウジング 5…吸込み流路形成部 5a…吸込み流路 6…インペラ室形成部 6a…空間 6b…内周面 7A…ディフューザー部 7a…ディフューザー流路 7b…壁面 7c…壁面 7d…ディフューザー出口 8A,8B,8C,8D…スクロール流路形成部 8a,8b,8c,8d…スクロール流路 9…出口流路形成部 9a…出口流路 10…巻き始め部 10K…第一仮想円 11…巻き終わり部 11K…第二仮想円 12…舌部 13,13’…稜線部 15A,15B…膨出部 16…膨出変化部 D1…曲線 R1…半長軸 R2…半短軸 28…スクロール流路形成部 30…頂点部 32B…直線部 35…直線変化部 36…直線部 40a…第一頂点部 40b…第二頂点部 50…再循環流抑制断面

Claims (9)

  1. 軸線を中心とした周方向に延びて、巻き始め部と巻き終わり部とが交差して連通されるとともに、前記軸線方向の第一側、且つ前記軸線を中心とした径方向内側に形成されたディフューザー出口から流体が流入するスクロール流路を形成するスクロール流路形成部と、
    前記スクロール流路の前記巻き終わり部と連通し、前記軸線を中心とした円の接線方向に延びる出口流路を形成する出口流路形成部と、を備え、
    前記巻き終わり部の前記スクロール流路と直交する断面における少なくとも前記径方向の外側の内周面は、仮想円上に延びる円弧状とされ、
    前記スクロール流路形成部は、前記巻き始め部と巻き終わり部とが交差する部分における少なくとも前記巻き終わり部に、前記仮想円よりも前記径方向で前記巻き始め部側に向かって前記スクロール流路を膨出させる膨出部を備える圧縮機スクロール。
  2. 前記膨出部から、前記スクロール流路の上流側と下流側との少なくとも一方に向かうにつれて前記膨出部の膨出が漸次低減される膨出変化部を備える請求項1に記載の圧縮機スクロール。
  3. 前記膨出部は、前記軸線に近い側に向かって長軸が延びる断面楕円形状の曲面を備える請求項1又は2に記載の圧縮機スクロール。
  4. 前記膨出部は、
    前記スクロール流路と直交する断面において最も前記軸線に近い側に膨出した頂点部が、前記軸線の延びる方向で前記巻き終わり部の最大幅寸法の中間位置よりも、前記軸線の延びる方向で前記第一側とは反対の第二側に配置されている請求項1から3の何れか一項に記載の圧縮機スクロール。
  5. 前記膨出部は、
    その内周面のうち少なくとも一部に、前記スクロール流路に直交する断面形状が直線状に形成された直線部を備える請求項4に記載の圧縮機スクロール。
  6. 前記膨出部は、
    前記軸線に近い側に最も膨出した頂点部から前記軸線方向の第一側に向かって前記直線部が形成されている請求項5に記載の圧縮機スクロール。
  7. 前記膨出部から、前記スクロール流路の上流側に向かうにつれて前記直線部が、前記軸線方向の第二側から第一側に漸次移動するように形成された直線変化部を備えている請求項6に記載の圧縮機スクロール。
  8. 前記巻き始め部は、
    前記軸線を中心とする径方向で最も外側に配置される第一頂点部から、前記軸線の延びる方向で、最も第二側に配置される第二頂点部に向けて前記軸線の延びる方向の流路幅が漸次増加するように形成され、
    前記第二頂点部は、前記径方向における最大流路幅の中間点よりも、前記径方向の内側に配置されている請求項1から7の何れか一項に記載の圧縮機スクロール。
  9. 羽根車と、ディフューザーと、前記請求項1から8の何れか一項に記載の圧縮機スクロールと、を備える遠心圧縮機。
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