JP6637724B2 - エンジンシステム及びエンジンシステムの運転方法 - Google Patents
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Description
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムに関する。
この文献は、排気ガス通路2に排気ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝触媒5(本願にいう窒素酸化物除去手段)を備えたディーゼルエンジン1の排気ガス処理装置に関し、脱硝触媒5の上流側の排気ガス通路2に、当該排気ガス通路2内を通過する排気ガスを加熱して排気ガス中のダストを燃焼させる燃焼器4(本願にいう燃焼手段)を備え、燃焼器4を、ディーゼルエンジン1の作動時に常時作動させる。結果、有害物質を効果的に除去可能であるとともにDPF再生時における燃焼温度を低くすることが可能な排気ガス処理装置及び排気ガス処理方法を提供する。
さらに、この文献には、脱硝触媒5の下流側にエコノマイザ6を設けてエネルギー回収を図ることが示されている。
DOC部22は、排ガス中の一酸化炭素(CO)やHC(未燃炭化水素)を浄化するための酸化触媒と、この酸化触媒を排気管21の内部に支持する支持機構とを含む。
DPF部23は、排ガス中の粒子状物質(PM)を除去するための微粒子捕集フィルタを含む。
SCR部26は、排ガス中に噴射された尿素水から生成されるアンモニアと窒素酸化物(NOx)との反応を促進させるための脱硝触媒であるSCR触媒と、このSCR触媒を排気管21の内部に支持する支持機構とを含む。SCR部26の排ガス流れ方向上流側には、脱硝に用いられる尿素水を供給するための尿素水供給機構25が設けられている。尿素水供給機構25は、尿素水が蓄えられた尿素水タンク25bと、尿素水タンク25bから排ガス中に尿素水を噴霧する尿素水噴霧ノズル25aとを含む。なお、図1では尿素水供給機構25が、DPF部23とSCR部26との間に設けられた構成を例示したが、尿素水供給機構25の配置構成はこれに限定されるものではない。
また、エンジンにおいて発生する熱の利用に関しては、排ガス再循環クーラ12に関する記載がある。
アンモニアを直接燃料とする燃料電池としては、固体酸化物形燃料電池(以下 SOFCと記載することがあるものとする)があり、今日、主に電池電極(アノード)において、アンモニアを水素に分解し、出力の低下を避けて電池反応を起こされる方向に開発が進んでいる(特許文献5、6)。
炭化水素燃料を燃焼して運転されるエンジンと、
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムの特徴構成は、
尿素水を貯蔵する尿素水貯蔵手段から供給される尿素水を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解する尿素水加水分解手段と、
前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池とを備え、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池から発生する燃料電池オフガスを前記燃焼手段に導くオフガス導入路を備え、
前記燃料電池オフガスを前記燃焼手段及び前記窒素酸化物除去手段で処理することにある。
以上、本願に係るエンジンシステムでは、アンモニアを燃料として固体酸化物形燃料電池に供給することで、電力としてエネルギーを高効率で利用できる。
しかしながら、本願においては、燃料電池オフガスを燃焼手段、窒素酸化物除去手段に順に導くこととなるため、これらの成分をシステム外へ放出するという問題を、エンジン側からの排ガス処理のために設けられている比較的強力な酸化・窒素酸化物処理系統を有効に利用して進めることができる。
アンモニアを還元剤として窒素酸化物を処理する技術は、確立された信頼性の高い技術であり、本願のエンジンシステムに備えられる尿素水加水分解手段で得られるアンモニアを、窒素酸化物の処理と発電との両方に使用することで、システムの安定化と効率化に寄与できる。
前記第一熱利用手段で高温側の熱を使用し、当該第一熱利用手段における熱利用により低温化した低温側の熱を前記第二熱利用手段で使用することが好ましい。
ここで、第一熱利用手段と第二熱利用手段との間に、別途、熱交換等の手段を設けることで、中間温度域(例えば600〜350℃程度)の熱は従来通り回収することとできる。
図4は、横軸に電流密度〔A/cm2〕を、縦軸に平均セル電圧〔V〕を取ったものであり、異なった動作温度において、電流密度の増加に伴って平均セル電圧がどのように変化するかを試験した結果である。
図1にSOFCセル55を模式的に示しているが、固体電解質(固体酸化物形電解質)51の一方の側にアノード52を、他方の側にカソード53を有してSOFCセル55は構成され、アノード52の固体電解質51とは反対側となる面に燃料ガスが供給され、カソード53の固体電解質51とは反対側となる面に酸化性ガスが供給されて、発電反応が起る。SOFCセルの形状は平板型とした。従って、固体電解質51、アノード(燃料極)52、カソード(空気極)53も基本的には平板状とあり、セルの支持型は燃料極支持型とした。
前記尿素水加水分解手段により得られる分解物を気液分離する気液分離手段を備え、
前記気液分離手段により分離される気体側分離物を還元剤として前記アンモニア還元型窒素酸化物除去手段に供給するとともに、液体側分離物を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱によりガス化し、燃料として前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池に供給する構成で、
前記気液分離手段のよる気液分離に関し、前記気体側分離物の量をアンモニア還元型窒素酸化物除去手段で必要とされる還元剤の量に、前記液体側分離物の量を前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池において必要とされる燃料の量に対応する量に調整する気液分離調整手段を備えることが好ましい。
炭化水素燃料を燃焼して運転されるエンジンと、
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、前記排ガス中の窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムの運転方法としては、
尿素水を貯蔵する尿素水貯蔵手段から供給される尿素水を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解する尿素水加水分解手段と、
前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池とを備え、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池から発生する燃料電池オフガスを前記エンジン排ガス路に備えられる前記燃焼手段に導くオフガス導入路を備えた本願に係るエンジンシステムにおいて、
前記尿素水貯蔵手段から尿素水を前記尿素水加水分解手段によりエンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解するとともに、前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料としてアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池に導き、エンジン動力による発電の停止後に、前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池が電力を供給するエンジンシステムの運転方法を取ることも可能となる。
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、前記排ガス中の窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムの運転方法として、
尿素水を貯蔵する尿素水貯蔵手段から供給される尿素水を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解する尿素水加水分解手段と、
前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池とを備え、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池から発生する燃料電池オフガスを前記エンジン排ガス路に備えられる前記燃焼手段に導くオフガス導入路を備え、
前記窒素酸化物除去手段が、前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを還元剤とするアンモニア還元型窒素酸化物除去手段であり、
前記尿素水加水分解手段により得られる分解物を気液分離する気液分離手段を備え、
前記気液分離手段により分離される気体側分離物を還元剤として前記アンモニア還元型窒素酸化物除去手段に供給するとともに、液体側分離物を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱によりガス化し、燃料として前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池に供給する構成として、本願に係るエンジンシステムを構築しておき、
前記気液分離手段のよる気液分離に関し、前記気体側分離物の量をアンモニア還元型窒素酸化物除去手段で必要とされる還元剤の量に、前記液体側分離物の量を、前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池において必要とされる燃料の量に対応する量に調整することで、熱的及び量的な調整を伴ってエンジンシステムを適切に運転できる。
以下の説明では、第一実施形態及び第二実施形態について説明する。
これらの実施形態は、共に、エンジン1から排気される排ガス路2に燃焼器3(燃焼手段の一種)と窒素酸化物除去器4(窒素酸化物除去手段の一種)を記載順に備えて構成されており、さらに、尿素水を加水分解して得られるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池5を備えている。
〔第一実施形態〕
図1に、この実施形態のシステム構成を示した。
同図は、上側にエンジン1から発生する排ガスの排気、処理系統を示し、下側にアンモニアを燃料とするSOFC5に於ける燃料の供給構成及び電力の取出し構成を示している。
エンジン1及び燃焼器3から発生する熱の利用形態を太実線で示すとともに、SOFC5から放出される燃料電池オフガスの燃焼器3への導入形態を破線で示した。この経路を本願ではオフガス導入路と呼ぶ。
燃焼器3は、一般的な燃料の供給を受けて器内に火焔を形成して燃焼する燃焼バーナ形態のもの、或は器内に白金、バナジウム、ルテニウム、ロジウム等の燃焼触媒を収納した触媒燃焼形態のものとできる。窒素酸化物除去器4は,よく知られているように、還元剤としてのアンモニアの供給を受けて触媒反応により脱硝する窒素酸化物除去器を採用できる。窒素酸化物除去触媒としてはSCR触媒(バナジウム、モリブデン、タングステン、ゼオライト、貴金属の一種以上)を採用する。
アノード:H2+O2−→H2O+2e−
カソード:O2+4e−→2O2−
アノード:2NH3+3O2−→N2+3H2O+6e−
カソード:3/2O2+6e−→3O2−
従って、本願に係るエンジンシステム100では、尿素水加水分解器8による加水分解を完了したアンモニアを一時的且つ部分的に貯蔵しておく構成を採用すると、エンジン動力による発電の停止後に、SOFC5の単独運転状態を維持して、所定の時間発電を継続することも可能となる。
図2に、この実施形態のシステム構成を示した。
同図においても、上側にエンジン1から発生する排ガスの排気、処理系統を示し、下側にアンモニアを燃料とするSOFC5に於ける燃料の供給構成及び電力の取出し構成を示している。さらに、図1と同様に、SOFC5から放出される燃料電池オフガスの燃焼器3への導入を破線で示している。
ただし、この例では、エンジン1で発生する熱は、尿素水分解、気液分離器6で分離された液体側分離物の加熱ガス化、さらに、液体側分離物の加熱により得られるアンモニア(ガス状態)の熱分解にも使用する。このような利用形態を採用する場合に於ける、物質移動量、及び各部位で必要となるエネルギー量(必要熱量)の概略を同図に一例として記した。この利用形態では、SLディーゼルエンジンを2000回転/分(rpm)させた場合に得られる排熱を想定した。
エンジンシステム101は、軽油を燃料として運転されるエンジン1を備え、エンジン1から発生する排ガスが流れる排ガス路2に、燃焼器3と、窒素酸化物除去器4とを、記載順に備える。さらに、尿素水貯蔵器7、尿素水加水分解器8、及びSOFC5を備える点において、第一実施形態と異なることはない。尿素水加水分解器8においてエンジン1において発生する低温側の熱を利用する点も同様である。
図2からも判明するように、第二実施形態のエンジンシステム100は、尿素水加水分解器8により得られる分解物を気液分離する気液分離器6(気液分離手段の一例)を備え、この気液分離器6により分離される液体側分離物を、エンジン1から発生する熱によりガス化し、燃料としてSOFC5に供給する。
SOFC5は、底板5a上に、概略直方体形状の筐体5bを乗せた構成とされており、このSOFC5の底面形状に合わせて平板状の熱分解部13を備えている。この熱分解部13は内部に破断ジグザグ線で示す経路が備えられ、燃料として供給されるアンモニアNH3を分解し、アノード52に供給する。SOFC5内で燃料電池反応を終えたガス(燃料側及び空気側)は、ともにSOFCオフガス(燃料極(アノード)側)及びSOFCオフガス(空気極(カソード)側)として、熱分解部13を介して、燃焼器3、窒素酸化物除去器4に排出する。このように、熱分解部13をモジュール化してSOFC5と一体化することで、他の設備(エンジン1、燃焼器3等)との組み合わせが容易となり、熱伝達を良好なものとできる。
このように構成することにより、尿素水を別途保持しておくとともに、尿素水加水分解手段、気液分離手段を備えて、所定のエンジン1運転状態で、アンモニア還元型の窒素酸化物処理及び発電を良好に実行できる。
以下、本願の別実施形態を箇条書きする。
A 第一実施形態では、エンジン1で発生する熱の他、燃焼器3で得られる熱も有効利用する例を示した。第二実施形態においては、燃焼器3の熱に関しては特に触れなかったが、この形態においても、燃焼器3で発生する熱をSOFCの加熱、アンモニアの分解、液相側分離物のガス化、尿素水の加水分解に使用しても良い。
2 排ガス路
3 燃焼器(燃焼手段)
4 窒素酸化物除去器(窒素酸化物除去手段・アンモニア還元型窒素酸化物除去手段)
5 SOFC(アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池)
5a 底板
5b 筐体
6 気液分離器(気液分離手段)
7 尿素水貯蔵器(尿素水貯蔵手段)
8 尿素水加水分解器(尿素水加水分解手段)
10 熱交換器
11 第一熱交換部(第一熱利用手段)
12 第二熱交換部(第二熱利用手段)
13 熱分解部(熱分解手段)
51 固体電解質
52 アノード(燃料極)
53 カソード(空気極)
55 燃料電池セル
60 運転制御部
61 気液分離調整手段
100 エンジンシステム
101 エンジンシステム
Claims (4)
- 炭化水素燃料を燃焼して運転されるエンジンと、
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムであって、
尿素水を貯蔵する尿素水貯蔵手段から供給される尿素水を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解する尿素水加水分解手段と、
前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池とを備え、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池から発生する燃料電池オフガスを前記燃焼手段に導くオフガス導入路を備え、
前記燃料電池オフガスを前記燃焼手段及び前記窒素酸化物除去手段で処理するとともに、
前記尿素水加水分解手段により得られる分解物を気液分離する気液分離手段を備え、
前記気液分離手段により分離される液体側分離物を、前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱によりガス化し、燃料として前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池に供給するエンジンシステム。 - 前記窒素酸化物除去手段が、前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを還元剤として働くアンモニア還元型窒素酸化物除去手段である請求項1記載のエンジンシステム。
- 前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱の利用に関し、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池の加熱に使用する第一熱利用手段と、前記尿素水加水分解手段に於ける加水分解に使用する第二熱利用手段とを備え、
前記第一熱利用手段で高温側の熱を使用し、当該第一熱利用手段における熱利用により低温化した低温側の熱を前記第二熱利用手段で使用する請求項1又は2記載のエンジンシステム。 - 炭化水素燃料を燃焼して運転されるエンジンと、
当該エンジンから発生する排ガスが流れる排ガス路に、前記排ガス中の可燃物を燃焼する燃焼手段と、前記排ガス中の窒素酸化物を除去する窒素酸化物除去手段とを、記載順に備えたエンジンシステムの運転方法であって、
尿素水を貯蔵する尿素水貯蔵手段から供給される尿素水を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱を使用して加水分解する尿素水加水分解手段と、
前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを燃料とするアンモニア燃料固体酸化物形燃料電池とを備え、
前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池から発生する燃料電池オフガスを前記エンジン排ガス路に備えられる前記燃焼手段に導くオフガス導入路を備え、
前記窒素酸化物除去手段が、前記尿素水加水分解手段で生成されるアンモニアを還元剤とするアンモニア還元型窒素酸化物除去手段であり、
前記尿素水加水分解手段により得られる分解物を気液分離する気液分離手段を備え、
前記気液分離手段により分離される気体側分離物を還元剤として前記アンモニア還元型窒素酸化物除去手段に供給するとともに、液体側分離物を前記エンジン若しくは前記燃焼手段或はそれらの両方から発生する熱によりガス化し、燃料として前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池に供給する構成で、
前記気液分離手段のよる気液分離に関し、前記気体側分離物の量をアンモニア還元型窒素酸化物除去手段で必要とされる還元剤の量に、前記液体側分離物の量を、前記アンモニア燃料固体酸化物形燃料電池において必要とされる燃料の量に対応する量に調整するエンジンシステムの運転方法。
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