JP6637251B2 - ラベル加工装置及びラベル加工方法 - Google Patents

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本発明は、連続状シートに仮貼着されたラベルに識別情報を非接触通信によって書き込み、識別情報を印字した後に、ラベルを連続状シートから剥離し、識別情報が正常に書き込まれるとともに印字されたラベルのみを連続状シートに再貼着するラベル加工装置及びラベル加工方法に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼着されるラベルに情報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理も行われている。
このようなカードやラベル、あるいはタグを用いた情報管理においては、カードやラベル、あるいはタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。特に、非接触型ICラベルにおいては、被着体に貼着した場合、その後、被着体から不用意に分離しないため、例えば、配送物に貼着しておき、配送物の配送拠点にて情報を書き込んでいくことにより配送物の配送履歴を管理する等、貼着された被着体を確実に管理するための有効な手段として用いられている。
上述したような非接触型ICラベルは、連続状シートに所定間隔で貼着された状態で搬送され、ID等の識別情報が非接触通信によって書き込まれ、その後、この識別情報が表面に印字されることになる。その際、連続状シートに貼着された状態で、識別情報が書き込まれているかどうか、また、識別情報が印字されているかどうかが検査され、不良品とされたラベルのみが連続状シートから剥離されて回収されることが行われている。その場合、連続状シートのうち不良品とされたラベルが剥離された領域にラベルが貼着されていない、いわゆる歯抜けが生じてしまう。
そこで、連続状シートに貼着された全てのラベルを連続状シートから一旦剥離し、良品とされたラベルのみを連続状シートに再貼着する構成において、不良品とされたラベルが連続状シートから剥離される際、連続状シートの搬送を制御することで、不良品とされたラベルの次に搬送されてくる良品ラベルを、いわゆる前詰めして連続状シートに再貼着し、それにより、不良品とされたラベルを除去しながらも、歯抜けがない状態とする技術が特許文献1に開示されている。
特開2006−35555号公報
ところで、上述したようなラベルにおいては、連続状シートに所定間隔で貼着された状態で搬送され、まずID等の識別情報が非接触通信によって書き込まれ、その後、この識別情報が表面に印字されることになるが、非接触通信によって識別情報が正常に書き込まれなかったラベルには、識別情報が印字されない。
そのため、非接触通信によって識別情報が正常に書き込まれなかったラベルを除去し、次に搬送されてくるラベルを前詰めして連続状シートに再貼着したとしても、非接触通信によって識別情報が正常に書き込まれなかったラベルにはそもそも識別情報が非接触通信によって書き込まれてもいないし印字もされていないため、連続状シート上における識別情報の並び順は変わらない。
しかしながら、識別情報の印字不良が生じたラベルにおいては、識別情報の印字不良が生じているものの、非接触通信によって識別情報が正常に書き込まれているため、このラベルを除去して次に搬送されてくるラベルを前詰めして連続状シートに再貼着した場合、連続状シート上における識別情報の並び順が、この除去したラベルに書き込まれた識別情報が抜けた状態で歯抜けがないものとなるため、その後、抜けた識別情報が書き込まれたラベルを挿入することができず、連続状シート上における識別情報の順番を保証することができなくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、連続状シートに仮貼着されたラベルに識別情報を非接触通信によって書き込み、この識別情報を印字した後に、ラベルを連続状シートから剥離し、識別情報が正常に書き込まれるとともに印字されたラベルのみを連続状シートに再貼着する場合においても、連続状シート上における識別情報の順番を保証することができる、ラベル加工装置及びラベル加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
連続状シートに所定間隔で仮貼着されて搬送されてくる複数のラベルに対して、該複数のラベル毎に異なる識別情報を非接触通信によって書き込み、当該ラベルから前記識別情報を読み取る書込手段と、
前記書込手段にて前記識別情報が読み取られたラベルのみに、当該識別情報に対応する印字情報を印字し、前記識別情報が読み取られなかったラベルのみにNGを示すNGマークを印字する印字手段と、
前記ラベルの前記印字手段による印字面を光学的に読み取り、読み取り結果を出力する読取手段と、
前記連続状シートから前記ラベルを剥離し、前記読み取り結果に基づいて、前記印字情報が正常に印字されたラベルのみを、前記連続状シートに仮貼着されていた順番で当該連続状シートに前記所定間隔で再貼着する貼替手段とを有し、
前記読取手段は、前記ラベルの前記印字面に前記NGマークが印字されている旨を示す第1の情報、または、前記ラベルの前記印字面に何も情報が印字されていないことや前記印字情報の一部しか印字されていないことで前記印字手段における印字不良が生じている旨を示す第2の情報を前記読み取り結果として当該ラベルに印字出力し、
前記貼替手段は、前記ラベルに印字出力された情報を検出する検出手段を具備し、前記ラベルに印字出力された情報が前記第2の情報であった場合、前記連続状シートにて当該印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベルを、前記連続状シートに仮貼着されていた間隔を保持して前記連続状シートに再貼着する。
上記のように構成された本発明においては、連続状シートに所定間隔で仮貼着されて搬送されてきて連続状シートから剥離したラベルのうち、識別情報が非接触通信によって正常に書き込まれるとともにこの識別情報に対応する印字情報が正常に印字されたラベルのみが、貼替手段によって、連続状シートに仮貼着されていた順番でその所定間隔で再貼着されることになる。ここで、印字情報を印字する際に印字不良が生じた印字不良ラベルにおいては、印字情報の印字不良が生じているものの、非接触通信によって識別情報が正常に書き込まれているため、このラベルを除去して次に搬送されてくるラベルを前詰めして連続状シートに再貼着した場合、連続状シート上における識別情報の並び順が、このラベルに書き込まれた識別情報が抜けた状態で歯抜けがないものとなるため、その後、抜けた識別情報が書き込まれたラベルを挿入することができず、連続状シート上における識別情報の順番を保証することができなくなってしまう。そこで、連続状シートから剥離したラベルが印字不良ラベルであった場合は、貼替手段によって、連続状シートにて印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベルが、連続状シートに仮貼着されていた間隔を保持して連続状シートに再貼着される。それにより、その後、印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベル間に、印字不良ラベルに書き込まれた識別情報が書き込まれるとともにこの識別情報に対応する印字情報が印字されたラベルを挿入して貼着することで、連続状シート上における識別情報の順番が保証されることになる。
本発明によれば、連続状シートに所定間隔で仮貼着されて搬送されてきて連続状シートから剥離したラベルのうち、識別情報が非接触通信によって正常に書き込まれるとともにこの識別情報に対応する印字情報が正常に印字されたラベルのみが、貼替手段によって、連続状シートに仮貼着されていた順番でその所定間隔で再貼着されることになるが、連続状シートから剥離したラベルが印字不良ラベルであった場合は、貼替手段によって、連続状シートにて印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベルが、連続状シートに仮貼着されていた間隔を保持して連続状シートに再貼着されるため、その後、印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベル間に、印字不良ラベルに書き込まれた識別情報が書き込まれるとともにこの識別情報に対応する印字情報が印字されたラベルを挿入して貼着することで、連続状シート上における識別情報の順番を保証することができる。
本発明のラベル加工装置の第1の実施の形態を示す図である。 図1に示したラベル加工装置におけるラベル加工方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示した印字ヘッドにて印字処理がなされたICラベルの表面の構成を示す図であり、(a)はリーダライタにてIDが正常に書き込まれたICラベルの表面を示す図、(b)はリーダライタにてIDが正常に書き込まれなかったICラベルの表面を示す図である。 図1に示したラベル加工装置において、リーダライタによってIDが正常に書き込まれているとともに印字ヘッドによって印字不良が生じることなくID及びバーコードが印字されたICラベルの連続状シートへの貼り替え処理を説明するための図である。 図1に示したラベル加工装置において、印字ヘッドによって印字不良が生じたICラベルの連続状シートへの貼り替え処理を説明するための図である。 図1に示したラベル加工装置において、印字ヘッドによって印字不良が生じていないもののリーダライタによってIDが正常に書き込まれていないICラベルの連続状シートへの貼り替え処理を説明するための図である。 図1に示したラベル加工装置にて加工されるICラベルの連続状シート上における状態の一例を示す図である。 本発明のラベル加工装置の第2の実施の形態を示す図である。 本発明のラベル加工装置の第3の実施の形態を示す図である。 図9に示したラベル加工装置におけるラベル加工方法を説明するためのフローチャートである。 図9に示したラベル加工装置において印字ヘッドにて情報が印字されたICラベルの表面を示す図であり、(a)はリーダライタによってIDが正常に書き込まれなかったICラベルの表面を示す図、(b)は印字ヘッドにおける印字不良が生じたICラベルの表面を示す図である。 本発明のラベル加工装置の第4の実施の形態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベル加工装置の第1の実施の形態を示す図である。
本形態におけるラベル加工装置は図1に示すように、操出側ロール3から繰り出された連続状シート2に所定間隔で仮貼着されて搬送されてくるICラベル1に対して加工を施した後、全てのICラベル1を連続状シート2から一旦剥離し、その後、良品のICラベル1のみを連続状シート2に再貼着して巻取側ロール4にて巻き取るものである。
操出側ロール3から繰り出された連続状シート2に仮貼着されたICラベル1の搬送経路上には、リーダライタ10と、印字ヘッド20と、OCRカメラ30と、バーコードリーダ40と、ダンサー部60とが設けられている。
リーダライタ10は、本願発明における書込手段となるものである。リーダライタ10は、ICラベル1と非接触通信が可能なものであり、コントローラ50の制御により、非接触通信によってICラベル1に対して識別情報となるIDを書き込む。また、書き込んだIDを非接触通信によって読み取り、読み取り結果をコントローラ50に通知する。また、リーダライタ10とICラベル1との間には、遮蔽板11が設けられている。遮蔽板11は、電磁波を遮断する材料からなり、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてくるICラベル1のうち1つのICラベル1のみがリーダライタ10と非接触通信を行うことができるように開口部を有している。
印字ヘッド20は、本願発明における印字手段となるものである。印字ヘッド20は、コントローラ50の制御により、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1のみにID及びバーコードを印字情報として印字する。
OCRカメラ30は、ICラベル1の印字ヘッド20による印字面を光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ50に出力する。また、バーコードリーダ40は、印字ヘッド20によってICラベル1に印字されたバーコードを光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ50に出力する。これらOCRカメラ30とバーコードリーダ40とから本願発明の読取手段が構成される。
ダンサー部60は、連続状シート2が掛け回された3つのローラ62a〜62cからなり、そのうちローラ62bが上下制御機構61に制御によって図1中上下方向に移動することで、連続状シート2から剥離されたICラベル1を連続状シート2に再貼着する際のICラベル1の間隔を制御するものである。上下制御機構61は、コントローラ50の制御によってローラ62bを図1中上下方向に移動させる。
ICラベル1の搬送経路のうちダンサー部60に対向する領域には、2つのローラ71a,71bがICラベル1の搬送方向に空隙を介して並んで配置されている。ローラ71aは、ICラベル1の搬送方向上流側に配置され、連続状シート2を、ICラベル1が仮貼着された面が外側となるように鋭角に湾曲させてダンサー部60に導く。ローラ71bは、ICラベル1の搬送方向下流側に配置され、ダンサー部60を通過した連続状シート2を鋭角に湾曲させることで、連続状シート2をICラベル1の搬送経路に戻す。
これらローラ71a,71b間の空隙に対してダンサー部60とは反対側には、ローラ72が配置されており、回収用ロール5aに巻き取られた回収用シート5cがこのローラ72を介して回収用ロール5bに巻き取られる構成となっている。
これらダンサー部60、上下制御機構61、ローラ71a,71b,72及び回収用シート5cとから、本願発明の貼替手段が構成される。
以下に、上記のように構成されたラベル加工装置におけるラベル加工方法について説明する。
図2は、図1に示したラベル加工装置におけるラベル加工方法を説明するためのフローチャートである。
操出側ロール3から連続状シート2が繰り出されていくと、連続状シート2に仮貼着されたICラベル1はまず、リーダライタ10に対向する。
すると、リーダライタ10が、コントローラ50の制御により、非接触通信によってICラベル1に対してIDを書き込む(ステップ1)。また、リーダライタ10は、書き込まれたIDを非接触通信によってICラベル1から読み取り、読み取り結果をコントローラ50に通知する。この際、リーダライタ10とICラベル1との間には、遮蔽板11が設けられているため、リーダライタ10によってIDの書き込み及び読み取りが行われているICラベル1の搬送方向前後に連続状シート2に仮貼着されたICラベル1においては、リーダライタ10によってIDが書き込まれたり、IDが読み取られたりすることが回避される。
リーダライタ10においては、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてくるICラベル1に対して上記のようにIDの書き込み及び読み出しが順次行っていくことになるが、IDがICラベル1から読み取られなかった場合、すなわち、ICラベル1にIDが正常に書き込まれなかった場合、リーダライタ10は、次に搬送されてくるICラベル1にそのIDを書き込む。それにより、その後、不良品とされたICラベル1が除去された場合でもICラベル1に書き込まれたIDの順番が保証されることになる。
リーダライタ10にてIDの書き込み及び読み取りが行われたICラベル1は、印字ヘッド20に対向する領域に搬送されていく。
すると、印字ヘッド20が、コントローラ50の制御により、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1のみにID及びバーコードを印字する。ICラベル1に印字されるIDは、リーダライタ10にてICラベル1に書き込まれたIDであり、また、ICラベル1に印字されるバーコードは、リーダライタ10にてICラベル1に書き込まれたIDがバーコードとして表現されたものであるため、印字ヘッド20は、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1のみに、このIDに対応する印字情報を印字することとなる。上述したように、リーダライタ10におけるICラベル1からのIDの読み取り結果がリーダライタ10からコントローラ50に通知されているため、コントローラ50は、リーダライタ10にてICラベル1からIDが読み取られた場合、すなわち、リーダライタ10にてICラベル1にIDが正常に書き込まれた場合(ステップ2)、印字ヘッド20を制御し、その正常に書き込まれたID及びバーコードをICラベル1の表面に印字する(ステップ3)。
一方、コントローラ50は、リーダライタ10にてICラベル1からIDが読み取られなかった場合、すなわち、リーダライタ10にてICラベル1にIDが正常に書き込まれなかった場合、印字ヘッド20を制御し、そのICラベル1の表面に、IDの書き込み不良である旨を示すNGマークを印字する(ステップ4)。なお、リーダライタ10と印字ヘッド20との間隔と、ICラベル1の搬送速度とはコントローラ50にて管理されており、それにより、印字ヘッド20において、リーダライタ10にてIDの書き込み処理が行われたICラベル1に対してその書き込み状況に応じた印字処理を行うことができる。これは、後述する、OCRカメラ30、バーコードリーダ40、ダンサー部60及びローラ72の動作についても同様である。
図3は、図1に示した印字ヘッド20にて印字処理がなされたICラベル1の表面の構成を示す図であり、(a)はリーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1の表面を示す図、(b)はリーダライタ10にてIDが正常に書き込まれなかったICラベル1の表面を示す図である。
リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1においては、図3(a)に示すように、リーダライタ10にて書き込まれたID6と、IDがバーコードとして表現されてなるバーコード7とがその表面に印字される。
一方、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれなかったICラベル1においては、図3(b)に示すように、リーダライタ10におけるIDの書き込み不良である旨を示すNGマーク8のみがその表面に印字される。
印字ヘッド20にて上記のような印字処理が行われたICラベル1は、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40に対向する領域に順次搬送されていく。
すると、OCRカメラ30が、ICラベル1の印字ヘッド20による印字面を光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ50に出力し、また、バーコードリーダ40が、印字ヘッド20によってICラベル1に印字されたバーコードを光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ50に出力する(ステップ5)。
コントローラ50は、このOCRカメラ30及びバーコードリーダ40から出力された読み取り結果に基づいて、ICラベル1の連続状シート2への貼り替えを制御する。
コントローラ50はまず、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40から出力された読み取り結果に基づいて、印字ヘッド20における印字不良が生じているかどうかを判断する(ステップ6)。これは、印字ヘッド20にて印字不良が生じていなければ、ICラベル1にID及びバーコードやNGマークが印字され、また、印字ヘッド20にて印字不良が生じていれば、ICラベル1には何も印字されていない状態となることによるものであり、コントローラ50は、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40にて何らかの情報が読み取られているかどうかによって、印字ヘッド20における印字不良が生じているかどうかを判断することになる。
また、コントローラ50は、印字ヘッド20における印字不良が生じていないと判断した場合、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40から出力された読み取り結果に基づいて、そのICラベル1が、IDが正常に書き込まれ、ID及びバーコードが印字されたものであるかどうかを判断する(ステップ7)。リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれたICラベル1には、印字ヘッド20によってそのID及びバーコードが印字され、また、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれなかったICラベル1には、その旨を示すNGマークが印字されているため、コントローラ50は、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40にてID及びバーコードがそれぞれ読み取られた場合は、そのICラベル1にはリーダライタ10にてIDが正常に書き込まれ、また、OCRカメラ30にてNGマークが読み取られた場合には、そのICラベル1にはリーダライタ10にてIDが正常に書き込まれなかったと判断する。そして、これらの判断結果に基づいて、ICラベル1の連続状シート2への貼り替えを制御する。
図4は、図1に示したラベル加工装置において、リーダライタ10によってIDが正常に書き込まれているとともに印字ヘッド20によって印字不良が生じることなくID及びバーコードが印字されたICラベル1の連続状シート2への貼り替え処理を説明するための図である。
コントローラ50においては、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40から出力された読み取り結果が、ICラベル1の表面に印字されたID及びバーコードによる情報である場合、すなわち、印字ヘッド20にてICラベル1の表面に印字されたID6及びバーコード7がバーコードリーダ40にて読み取られ、OCRカメラ30から出力された読み取り結果がIDであり、このIDが、ICラベル1にIDが印字されている旨を示す信号として出力されるとともに、バーコード7による情報がバーコードリーダ40から信号として出力されている場合、印字ヘッド20における印字不良が生じていらず、かつ、そのICラベル1にIDが正常に書き込まれているものと判断する。
その場合、コントローラ50は、上下制御機構61を駆動せず、また、ローラ72をICラベル1の搬送経路に近接させない。すると、図4(a)に示すように連続状シート2に仮貼着されて搬送されてきたICラベル1bは、ローラ71aによって連続状シート2が鋭角に湾曲すると、連続状シート2に対して一定のコシを有することにより、図4(b)に示すように一旦連続状シート2から剥離する(ステップ8)。
そして、剥離したICラベル1bの進行方向には、ダンサー部60を通過してローラ71bによって鋭角に湾曲することでICラベル1bの搬送経路に戻ってきた連続状シート2が存在するため、連続状シート2から一旦剥離したICラベル1bは、図4(c)に示すように連続状シート2に再貼着されることになる(ステップ9)。
この際、連続状シート2上にてICラベル1bの前に仮貼着されて搬送されていたICラベル1aにおいても、印字ヘッド20における印字不良が生じておらず、かつ、IDが正常に書き込まれたものである場合、同様にして連続状シート2から一旦剥離されて再貼着されているため、ICラベル1aとICラベル1bとの間隔は、連続状シート2に仮貼着されていた場合の間隔と同一のものとなっている。そして、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてきたICラベル1のうち、印字ヘッド20における印字不良が生じておらず、かつ、IDが正常に書き込まれたものであるものは、連続状シート2に仮貼着されていた順番で、かつ、連続状シート2にICラベル1が仮貼着されていた間隔で、連続状シート2に再貼着されることになる。
図5は、図1に示したラベル加工装置において、印字ヘッド20によって印字不良が生じたICラベル1の連続状シート2への貼り替え処理を説明するための図である。
コントローラ50は、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40にて何も情報が読み取られなかった場合や、OCRカメラ30及びバーコードリーダ40にてIDやバーコードの一部しか読み取られなかった場合、印字ヘッド20における印字不良が生じており、ICラベル1が印字不良ラベルであると判断する。
その場合、コントローラ50は、上下制御機構61を駆動せず、ローラ72をICラベル1の搬送経路に近接させる。すると、図5(a)に示すように連続状シート2に仮貼着されて搬送されてきたICラベル1bはまず、ローラ71aによって連続状シート2が鋭角に湾曲することにより、連続状シート2から剥離する(ステップ10)。
そして、剥離したICラベル1bの進行方向には、ローラ72がICラベル1の搬送経路に近接することで、回収用ロール5aから繰り出された回収用シート5cが存在するため、連続状シート2から剥離したICラベル1bは、図5(b)に示すように回収用シート5cに貼着され、印字不良ラベルとして回収用ロール5bに回収されていく(ステップ11)。
この際、ICラベル1bが連続状シート2から剥離して回収されることにより、図5(c)に示すように、連続状シート2上にてICラベル1bの前に仮貼着されて搬送されていたICラベル1aよりも連続状シート2の下流側に、ICラベル1bが良品であった場合に再貼着されるべきだったスペースが生じる。
その後、連続状シート2上にてICラベル1bの後に仮貼着されて搬送されていたICラベル1cが、印字ヘッド20における印字不良が生じておらず、かつ、IDが正常に書き込まれたものである場合、図5(d)に示すように、このICラベル1cが連続状シート2に再貼着された状態においては、ICラベル1aとICラベル1cとの間隔が、連続状シート2にICラベル1aとICラベル1cが仮貼着されていた間隔が保持された、ICラベル1cがいわゆる前詰めされていないものとなる。
図6は、図1に示したラベル加工装置において、印字ヘッド20によって印字不良が生じていないもののリーダライタ10によってIDが正常に書き込まれていないICラベル1の連続状シート2への貼り替え処理を説明するための図である。
コントローラ50は、OCRカメラ30から出力された読み取り結果がNGマークであり、このNGマークが、ICラベル1にIDが印字されていない旨を示す信号として出力されている場合、そのICラベル1について、印字ヘッド20による印字不良が生じてはいないものの、リーダライタ10にてIDが正常に書き込まれていないものであると判断する。
その場合、コントローラ50は、図6(a)に示すように、上下制御機構61を駆動してローラ62bを下降させるとともに、ローラ72をICラベル1の搬送経路に近接させる(ステップ12)。すると、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてきたICラベル1bは、図6(b)に示すように、ローラ71aによって連続状シート2が鋭角に湾曲することにより連続状シート2から剥離し(ステップ13)、ICラベル1bの進行方向に存在する回収用シート5cに貼着され、回収用ロール5bに回収されていく(ステップ14)。
また、ローラ62bが下降することにより、連続状シート2のICラベル1bが仮貼着されていた分の長さがダンサー部60にて吸収され、その後、連続状シート2上にてICラベル1bの後に仮貼着されて搬送されていたICラベル1cが、印字ヘッド20における印字不良が生じておらず、かつ、IDが正常に書き込まれたものである場合に、図6(c)に示すようにしてこのICラベル1cが連続状シート2から剥離されて再貼着された状態においては、図6(d)に示すように、ICラベル1aとICラベル1cとの間隔が、連続状シート2にICラベル1が仮貼着されていた間隔となり、ICラベル1cがいわゆる前詰めされた状態となる。
以下に、上述した一連の処理における連続状シート2上のICラベル1の状態について具体例を挙げて説明する。
図7は、図1に示したラベル加工装置にて加工されるICラベル1の連続状シート2上における状態の一例を示す図である。
図7(a)に示すように、ICラベル1a〜1pがこの順番で連続状シート2に等間隔で仮貼着されて搬送されてくるものとする。そして、このICラベル1a〜1pに対してIDとして“1”から順番に書き込んでいくものとする。
リーダライタ10において、IDの書き込みを行った結果、ICラベル1c,1kにてIDが正常に書き込まれなかった場合、図7(b)に示すように、ICラベル1cに書き込まれるべきID“3”は、ICラベル1cの次に搬送されてくるICラベル1dに書き込まれることとなる。その後、ICラベル1d〜1pに対して、IDが“3”から順番に書き込まれていき、ICラベル1kに書き込まれるべきID“10”は、ICラベル1kの次に搬送されてくるICラベル1lに書き込まれることとなる。
このようにして、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてくるICラベル1a〜1pのうち、IDが正常に書き込まれるICラベル1a,1b,1d〜1j,1l〜1pに対して、“1”〜“14”のIDが書き込まれる。
次に、図7(c)に示すように、印字ヘッド20によって、ID“1”〜“14”が正常に書き込まれたICラベル1a,1b,1d〜1j,1l〜1pに対して、ID“1”〜“14”及びそれに対応するバーコード(不図示)がその表面に印字されるとともに、IDが正常に書き込まれなかったICラベル1c,1kに対して、IDが正常に書き込まれなかった旨を示すNGマークが印字される。
この際、ICラベル1f,1lに対して印字不良が生じたものとすると、ICラベル1f,1lには、バーコード及びICラベル1f,1lに書き込まれたID“5”,“10”が印字されない。
このように、本例においては、ICラベル1a〜1pのうち、ICラベル1c,1kに対してIDが正常に書き込まれず、ICラベル1f,1lに対して印字不良が生じている。
その場合、不良品となるICラベル1c,1f,1k,1lを回収用シート5cに貼着して回収するだけでは、図7(d)に示すように、ICラベル1c,1f,1k,1lが仮貼着されていた部分にICラベルが再貼着されていない、いわゆる歯抜けが生じてしまう。
一方、不良品となるICラベル1c,1f,1k,1lを回収用シート5cに貼着して回収し、ICラベル1c,1f,1k,1lの次に搬送されてくるICラベル1d,1g,1mをいわゆる前詰めした場合、図7(e)に示すように、連続状シート2上に再貼着されたICラベル1a,1b,1d〜1j,1m〜1pに書き込まれたIDの並び順が、印字不良が生じたICラベル1f,1lに書き込まれたID“5”,“10”が抜けた状態で歯抜けがないものとなるため、その後、抜けたID“5”,“10”が書き込まれたICラベルを挿入することができず、連続状シート2上におけるIDの順番を保証することができなくなってしまう。
そこで、本形態においては、上述したように、IDが正常に書き込まれなかったICラベル1c,1kについては、その後に搬送されてくるICラベルを前詰めして連続状シート2に再貼着し、かつ、印字不良が生じたICラベル1f,1lについては、その後に搬送されてくるICラベルを前詰めすることなく連続状シート2に再貼着し、それにより、図7(f)に示すように、IDが連続して書き込まれているICラベルについては、歯抜けがないように連続状シート2に再貼着され、IDが抜けている部分については、歯抜けを維持し、そのIDが書き込まれたICラベルをその後に挿入することで、連続状シート2上におけるIDの順番を保証することができるようになる。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明のラベル加工装置の第2の実施の形態を示す図である。
本形態におけるラベル加工装置は図8に示すように、図1に示したものに対して、2つのコントローラ150a,150bを有する点が異なるものである。
コントローラ150aは、リーダライタ110及び印字ヘッド120の動作を制御し、コントローラ150bは、OCRカメラ130、バーコードリーダ140、上下制御機構161及びローラ172の動作を制御する。
このように、リーダライタ110及び印字ヘッド120の動作の制御と、OCRカメラ130、バーコードリーダ140、上下制御機構161及びローラ172の動作の制御とを、別個のコントローラ150a,150bで行ったとしても、リーダライタ110にてIDが正常に書き込まれなかったICラベル1に対しては、同一のコントローラ150aの制御によって印字ヘッド120においてNGマークが印字され、その後、OCRカメラ130やバーコードリーダ140において、ICラベル1の印字面が読み取られることにより、NGマークが印字されているか、また、印字ヘッド120による印字不良が生じているかが判断されるので、第1の実施の形態にて示したものと同様にしてラベル加工を行うことができる。
ただし、第1の実施の形態に示したもののように、1つのコントローラ50でリーダライタ110、印字ヘッド20、OCRカメラ30、バーコードリーダ40、上下制御機構61及びローラ72の動作を制御する構成とすれば、リーダライタ10にてICラベル1に書き込まれたIDと、印字ヘッド20にてICラベル1に印字されたIDとのマッチングを確認し、マッチングエラーのICラベルを不良品として回収用シート5cに貼着して回収することもできる。また、リーダライタ10によるIDの書き込みや、印字ヘッド20によるIDの印字、さらにはOCRカメラ30やバーコードリーダ40における読み取り結果のログを収集する際に、1つのコントローラ50でログの収集を行えば、ログのマッチングをとる必要がなく、処理が煩雑になることがない。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明のラベル加工装置の第3の実施の形態を示す図である。
本形態におけるラベル加工装置は図9に示すように、図1に示したものに対して、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240における読み取り結果をタイミングマークとしてICラベル1に印字出力する印字ヘッド220bを有するとともに、この印字ヘッド220bによって印字されたタイミングマークを検出する検出手段となるセンサ280を有し、このセンサ280と上下制御機構261とに接続されたコントローラ250bにおいて、センサ280にて検出されたタイミングマークに基づいて、上記同様に、上下制御機構261及びローラ272の動作を制御する点が異なるものである。そして、本形態においては、OCRカメラ230とバーコードリーダ240と印字ヘッド220bとから、本願発明の読取手段が構成される。
以下に、上記のように構成されたラベル加工装置におけるラベル加工方法について説明する。
図10は、図9に示したラベル加工装置におけるラベル加工方法を説明するためのフローチャートである。
操出側ロール3から連続状シート2が繰り出されていくと、連続状シート2に仮貼着されたICラベル1はまず、リーダライタ210に対向する。
すると、リーダライタ210が、コントローラ250aの制御により、非接触通信によってICラベル210に対してIDを書き込む(ステップ101)。また、リーダライタ210は、書き込まれたIDを非接触通信によってICラベル1から読み取り、読み取り結果をコントローラ250aに通知する。
リーダライタ210は、連続状シート2に仮貼着されて搬送されてくるICラベル1に対して上記のようにIDの書き込み及び読み出しが順次行っていくことになるが、IDがICラベル1から読み取られなかった場合、すなわち、ICラベル1にIDが正常に書き込まれなかった場合、リーダライタ210は、次に搬送されてくるICラベル1にそのIDを書き込む。それにより、その後、不良品とされたICラベル1が除去された場合でもICラベル1に書き込まれたIDの順番が保証されることになる。
リーダライタ210にてIDの書き込み及び読み取りが行われたICラベル1は、印字ヘッド220aに対向する領域に搬送されていく。
すると、印字ヘッド220aが、コントローラ250aの制御により、リーダライタ210にてIDが正常に書き込まれたICラベル1のみにID及びそれに対応するバーコードを印字する。上述したように、リーダライタ210におけるICラベル1からのIDの読み取り結果がリーダライタ210からコントローラ250aに通知されているため、コントローラ250aは、リーダライタ210にてICラベル1からIDが読み取られた場合、すなわち、リーダライタ210にてICラベル1にIDが正常に書き込まれた場合(ステップ102)、印字ヘッド220aを制御し、その正常に書き込まれたID及びバーコードをICラベル1の表面に印字する(ステップ103)。
一方、コントローラ250aは、リーダライタ210にてICラベル1からIDが読み取られなかった場合、すなわち、リーダライタ210にてICラベル1にIDが正常に書き込まれなかった場合、印字ヘッド220を制御し、そのICラベル1の表面に、IDの書き込み不良である旨を示すNGマークを印字する(ステップ104)。
印字ヘッド220aにて上記のような印字処理が行われたICラベル1は、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240に対向する領域に順次搬送されていく。
すると、OCRカメラ230において、ICラベル1の印字ヘッド220aによる印字面を光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ250aに出力し、また、バーコードリーダ240において、印字ヘッド220aによってICラベル1に印字されたバーコードを光学的に読み取り、読み取り結果をコントローラ250aに出力する(ステップ105)。
コントローラ250aは、このOCRカメラ230及びバーコードリーダ240から出力された読み取り結果に基づいて、印字ヘッド220bによって、ICラベル1の表面にタイミングマークを印字出力する。
コントローラ250aはまず、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240から出力された読み取り結果に基づいて、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じているかどうかを判断する(ステップ106)。
また、コントローラ250aは、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じていないと判断した場合、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240から出力された読み取り結果に基づいて、そのICラベル1が、IDが正常に書き込まれ、ID及びバーコードが印字されたものであるかどうかを判断する(ステップ107)。これらの判断は、第1の実施の形態にて示したものと同様に行われる。そして、これらの判断結果に基づいて、印字ヘッド220bによって、ICラベル1の表面にタイミングマークを印字出力する。
図11は、図9に示したラベル加工装置において印字ヘッド220a,220bにて情報が印字されたICラベル1の表面を示す図であり、(a)はリーダライタ210によってIDが正常に書き込まれなかったICラベル1の表面を示す図、(b)は印字ヘッド220aにおける印字不良が生じたICラベル1の表面を示す図である。
コントローラ250aは、OCRカメラ230から出力された読み取り結果がNGマークであり、このNGマークが、ICラベル1にIDが印字されていない旨を示す信号として出力されている場合、そのICラベル1について、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じていないものの、リーダライタ210にてIDが正常に書き込まれていないものであると判断する。
その場合、コントローラ250aは、図11(a)に示すように、印字ヘッド220bによって、リーダライタ210においてICラベル1にIDが正常に書き込まれておらず、印字ヘッド220aにおいてICラベル1にID及びバーコードが印字されていない旨を示す第1の情報であるタイミングマーク9aを印字する(ステップ108)。
また、コントローラ250aは、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240にて何も情報が読み取られなかった場合や、OCRカメラ230及びバーコードリーダ240にてIDやバーコードの一部しか読み取られなかった場合、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じていると判断する。
その場合、コントローラ250aは、図11(b)に示すように、印字ヘッド220bによって、印字ヘッド220aにおいて印字不良が生じている旨を示す第2の情報であるタイミングマーク9bを印字する(ステップ109)。
その後、ICラベル1がセンサ280に対向する領域に搬送され、センサ280においてICラベル1からタイミングマーク9a,9bが検出されない場合は(ステップ110)、コントローラ250bは、リーダライタ210にてIDが正常に書き込まれ、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じていないと判断する。
その場合、コントローラ250bにおいては、上下制御機構261を駆動せず、また、ローラ272をICラベル1の搬送経路に近接させず、第1の実施の形態に示したものと同様に、ICラベル1を一旦連続状シート2から剥離した後(ステップ111)、連続状シート2に再貼着する(ステップ112)。
また、コントローラ250bは、センサ280においてICラベル1からタイミングマーク9bが検出された場合は、コントローラ250bにおいて、印字ヘッド220aにおける印字不良が生じていると判断する。
その場合、コントローラ250bは、上下制御機構261を駆動せず、ローラ272をICラベル1の搬送経路に近接させ、第1の実施の形態に示したものと同様に、ICラベル1を連続状シート2から剥離し(ステップ113)、回収用シート5cに貼着して回収用ロール5bによって回収する(ステップ114)。
また、コントローラ250bは、センサ280においてICラベル1からタイミングマーク9aが検出された場合は、印字ヘッド20における印字不良が生じていないものの、リーダライタ210にてICラベル1にIDが正常に書き込まれていないものであると判断する。
その場合、コントローラ250bは、上下制御機構261を駆動してローラ262bを下降させるとともに、ローラ272をICラベル1の搬送経路に近接させ(ステップ115)、第1の実施の形態にて示したものと同様に、ICラベル1を連続状シート2から剥離し(ステップ116)、回収用シート5cに貼着して回収用ロール5bによって回収する(ステップ117)。
本形態においても、上記のような処理を行うことにより、リーダライタ210にてIDが正常に書き込まれなかったICラベルについては、その後に搬送されてくるICラベルが前詰めして連続状シート2に再貼着され、かつ、印字ヘッド220aにて印字不良が生じたICラベルについては、その後に搬送されてくるICラベルが前詰めすることなく連続状シート2に再貼着されることになり、IDが連続して書き込まれているICラベルについては、歯抜けがないように連続状シート2に再貼着され、IDが抜けている部分については、歯抜けを維持し、そのIDが書き込まれたICラベルをその後に挿入することで、連続状シート2上におけるIDの順番を保証することができる。
(第4の実施の形態)
図12は、本発明のラベル加工装置の第4の実施の形態を示す図である。
本形態におけるラベル加工装置は図12に示すように、図9に示したコントローラ250aを、2つのコントローラ350a,350bに分割した点が異なるものである。
コントローラ350aは、リーダライタ310及び印字ヘッド320aの動作を制御し、コントローラ350bは、OCRカメラ330、バーコードリーダ340及び印字ヘッド320bの動作を制御する。
このように、リーダライタ310及び印字ヘッド320aの動作の制御と、OCRカメラ330、バーコードリーダ340及び印字ヘッド320bの動作の制御とを、別個のコントローラ350a,350bで行ったとしても、リーダライタ310にてIDが正常に書き込まれなかったICラベル1に対しては、同一のコントローラ350aの制御によって印字ヘッド320aにおいてNGマークが印字され、その後、OCRカメラ330やバーコードリーダ340において、ICラベル1の印字面が読み取られることにより、NGマークが印字されているか、また、印字ヘッド320aによる印字不良が生じているかが判断されるので、第3の実施の形態にて示したものと同様にしてラベル加工を行うことができる。
ただし、第2の実施の形態にて説明したように、第3の実施の形態に示した構成とした方が、リーダライタ310にてICラベル1に書き込まれたIDと、印字ヘッド320aにてICラベル1に印字されたIDとのマッチングを確認し、マッチングエラーのICラベルを不良品として回収用シート5cに貼着して回収することもできる。また、ログを収集する際に処理が煩雑になることがない。
1,1a〜1p ICラベル
2 連続状シート
3 繰出側ロール
4 巻取側ロール
5a,5b 回収用ロール
5c 回収用シート
6 ID
7 バーコード
8 NGマーク
9a,9b タイミングマーク
10,110,210,310 リーダライタ
11,111,211,311 遮蔽板
20,120,220a,220b,320a,320b 印字ヘッド
30,130,230,330 OCRカメラ
40,140,240,340 バーコードリーダ
50,150a,150b,250a,250b,350a〜350c コントローラ
60,160,260,360 ダンサー部
61,161,261,361 上下制御機構
62a〜62c,71a,71b,72,162a〜162c,171a,171b,172,262a〜262c,271a,271b,272,362a〜362c,371a,371b,372 ローラ
280,380 センサ

Claims (2)

  1. 連続状シートに所定間隔で仮貼着されて搬送されてくる複数のラベルに対して、該複数のラベル毎に異なる識別情報を非接触通信によって書き込み、当該ラベルから前記識別情報を読み取る書込手段と、
    前記書込手段にて前記識別情報が読み取られたラベルのみに、当該識別情報に対応する印字情報を印字し、前記識別情報が読み取られなかったラベルのみにNGを示すNGマークを印字する印字手段と、
    前記ラベルの前記印字手段による印字面を光学的に読み取り、読み取り結果を出力する読取手段と、
    前記連続状シートから前記ラベルを剥離し、前記読み取り結果に基づいて、前記印字情報が正常に印字されたラベルのみを、前記連続状シートに仮貼着されていた順番で当該連続状シートに前記所定間隔で再貼着する貼替手段とを有し、
    前記読取手段は、前記ラベルの前記印字面に前記NGマークが印字されている旨を示す第1の情報、または、前記ラベルの前記印字面に何も情報が印字されていないことや前記印字情報の一部しか印字されていないことで前記印字手段における印字不良が生じている旨を示す第2の情報を前記読み取り結果として当該ラベルに印字出力し、
    前記貼替手段は、前記ラベルに印字出力された情報を検出する検出手段を具備し、前記ラベルに印字出力された情報が前記第2の情報であった場合、前記連続状シートにて当該印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベルを、前記連続状シートに仮貼着されていた間隔を保持して前記連続状シートに再貼着する、ラベル加工装置。
  2. 連続状シートに仮貼着された複数のラベルに対して、前記複数のラベル毎に異なる識別情報を非接触通信によって書き込み、該識別情報を印字した後に、当該ラベルを前記連続状シートから剥離し、前記識別情報が正常に書き込まれるとともに前記識別情報が正常に印字されたラベルのみを前記連続状シートに再貼着するラベル加工方法であって、
    連続状シートに所定間隔で仮貼着されて搬送されてくるラベルに対して非接触通信によって識別情報を書き込み、当該ラベルから前記識別情報を読み取る書込工程と、
    前記書込工程にて前記識別情報が読み取られたラベルのみに、当該識別情報に対応する印字情報を印字し、前記識別情報が読み取られなかったラベルのみにNGを示すNGマークを印字する印字工程と、
    前記ラベルの前記印字工程による印字面を光学的に読み取り、読み取り結果を出力する読取工程と、
    前記連続状シートから前記ラベルを剥離し、前記読み取り結果に基づいて、前記印字情報が正常に印字されたラベルのみを、前記連続状シートに仮貼着されていた順番で当該連続状シートに前記所定間隔で再貼着する貼替工程とを有し、
    前記読取工程は、前記ラベルの前記印字面に前記NGマークが印字されている旨を示す第1の情報、または、前記ラベルの前記印字面に何も情報が印字されていないことや前記印字情報の一部しか印字されていないことで前記印字工程における印字不良が生じている旨を示す第2の情報を前記読み取り結果として当該ラベルに印字出力し、
    前記貼替工程は、前記ラベルに印字出力された情報を検出し、前記ラベルに印字出力された情報が前記第2の情報であった場合、前記連続状シートにて当該印字不良ラベルの前後に仮貼着されていたラベルを、前記連続状シートに仮貼着されていた間隔を保持して前記連続状シートに再貼着する、ラベル加工方法。
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