JP6636813B2 - 剥離工具 - Google Patents

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Description

電気ケーブルでは、とりわけ多数の素線によって形成される導体に、周囲に対して絶縁するため、とりわけプラスチック製の絶縁被覆が備わる。ケーブルを、プラグまたはその他の任意の電気部材へ電気接続するためにケーブルの末端領域の絶縁の鞘状部分領域を取り除かなければならない。そのために剥離工具が使用され、これは、剥離工具の切断部分行程で末端領域の被覆を少なくとも一部切り込み、その後、それに続く引き剥がし部分行程で、その前に少なくとも一部切り離した被覆の鞘状部分領域を「引き剥がし」、導体から取り除く。剥離工具によって被覆の切り離された鞘状部分領域を導体から完全に取り除くことが基本的に可能である一方で、引き剥がし部分行程で鞘状部分領域の、導体上のわずかな区間のみ残りの被覆から引き離されることも望ましい。この状態で、被覆の切り離された部分領域は、貯蔵中または電気接続を作り上げる前に導体を保護する。導体が比較的多くの素線により形成される場合には、一部だけ取り除かれた鞘状部分領域が素線の「裂け」を防ぐ。この素線の「裂け」は、後のプラグまたはその他の任意の電気部材への接続の作製を困難にし、個々の素線の割れを招くおそれもある。ここでは、(例えばそれぞれケーブルの直径、導体の直径および材料および/または被覆の膜厚および材料ごとに)剥離工具による鞘状被覆の部分的除去の長さ、則ち引き剥がし部分行程の長さを個々に調整できることが望ましい。
以下に、剥離工具に関して、好ましくは剥離工具を剥離プライヤとして形成することに関連させるが、このことによって本発明が剥離プライヤとしての形成に制限されるものではない。
特許文献1は、2つのプライヤジョーのプライヤくわえ口の領域にケーブルのための収容部が形成される剥離プライヤを開示する。ハンドレバーを閉じることによって、まず初めにプライヤジョーが閉鎖する。プライヤジョーの内側で剥離刃がケーブルの両側に支持され、切断部分行程でプライヤジョーの閉鎖が強まると、剥離刃がケーブルの被覆を切り込む。プライヤジョーおよびそれによって剥離刃が、絶縁が切り込まれるだけの調整可能な大きさで閉じると切断部分行程が終了する。その後、切断部分行程に引き剥がし部分行程が続き、この行程では、剥離刃が収容部およびそれによってケーブルの長手軸線に共に平行に引かれ、このことで、鞘状被覆が引き剥がされて導体から取り除かれることになる。この引き剥がし部分行程中剥離刃は、プライヤジョーによる案内のもとでプライヤジョーに沿って滑る。この運動は、引張バーによって引き起こされる。引張バーの末端領域は、剥離刃を担持する鋏状の刃保持器に固定される。引張バーの別の末端領域は、制御レバーのほぼ中央に固定される。制御レバーの1つの末端領域が可動ハンドレバーに固定される一方で、制御レバーの別の末端領域は、可動プライヤジョーにより形成される制御リンクにローラを介してつながる。切断部分行程中ローラが制御リンクの末端領域に当接し、そのことから、制御レバーがプライヤジョーおよびそれによる剥離刃の閉鎖運動によって切断部分行程を引き起こすことができる。切断部分行程の終了時における十分に大きな操作力のために、ローラが動力閾値を決める制御リンクの上昇に打ち勝つ。その後、ローラは制御リンクに沿って滑り、このことは、引張バーの操作およびそれによる引き剥がし部分行程と同時に起こる。引き剥がし部分行程の終了時に、ローラが制御リンクの湾曲領域に到達し、そのことから、可動プライヤジョーの開口位置が生じる。可動プライヤジョーの開口運動によって、剥離刃がケーブルから離れるように移動する。引き剥がし部分行程の長さは、先に挙げた制御リンクの末端領域と制御リンクの傾斜面との距離によって構造上設定される。引き剥がし部分行程の長さが、被覆の鞘状部分領域を導体から完全に取り除くのに十分であるような制御リンクの大きさによって設定されることが推測される。特許文献1による剥離プライヤは、さらに、剥離を準備するためにケーブルを切断する分離装置を有し、この分離装置は、ハンドレバーの操作によって操作される。さらに、剥離プライヤは、切断部分行程中の剥離刃の閉鎖運動の大きさを調整可能な調整装置を有する。これに対応する剥離プライヤが出願人により「Scora 2」の名称で販売される(ウェブサイトwww.wezag.deを参照)。
特許文献2は、引き剥がし部分行程の長さが調整可能な剥離プライヤを開示し、そこでは、ストッパによって、引き剥がし部分行程中剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線に平行に剥離刃を移動させる引張バーの運動が制限される。ストッパの構造上の態様のために、特許文献2は、異なる実施形態を開示し、則ち、第1の実施形態ではストッパが旋回可能なL型に曲げられたレバーを具備して形成され、そこでは、レバーの脚の正面が引張バーのためのストッパを形成する。そのことから、レバーの対応する旋回位置で、引張バーのためのストッパを形成する脚の長さが引き剥がし部分行程の終わりを決める。別の実施形態では、特許文献3が減衰器による引張バーのためのストッパの形成を提案する。別の一実施形態では、ストッパを形成するために一種の面取りされた板カムが使用され、そこでは、板カムが周面の蟻つぎを介して異なる引き剥がし−部分行程調整のために異なる角度位置へ固定できる。さらに特許文献2は、板バネによる、引張バーのためのストッパの形成を提案し、この板バネは、板バネによって設定される引き剥がし部分行程終了に達すると、剥離プライヤの使用者に触覚による決定フィードバックを与える。この実施形態では、引張バーが板バネに当り剥離プライヤにかけられる手の力が増大する場合に、板バネの付勢供給増大下で引き剥がし部分行程の拡大も可能である。
その他の従来技術は、特許文献4から公知である。
独国特許発明第37 33 358(C1)号 欧州特許出願公開第2 056 416(A2)号 欧州特許出願公開第2 056 415(A2)号 米国特許第3,731,561(A)号
本発明は、特に、
− プロセス保守、
− 操作、および/または
− 絶縁被覆の鞘状部分領域除去長の調整、
に関して改善された剥離工具を提案するという課題に基づく。
[解決]
本発明の課題は、本発明により独立請求項の特徴によって解決される。本発明による他の好ましい態様は、従属請求項から読み取ることができる。
[本発明の記載]
本発明によって、剥離工具、特に剥離プライヤが、駆動装置が方向転換せずに一方向に操作される閉鎖行程を実行する。剥離プライヤでは、閉鎖行程が、ハンドレバーの閉鎖運動で最大または任意の開口位置から最小または任意の閉鎖位置へ移行できる。
剥離プライヤは、本発明の範囲では、まず初めに切断部分行程を有する。切断部分行程中、少なくとも1つの絶縁刃の閉鎖運動が行われ、この運動は、閉鎖方向で剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線に交差するように行われる。そこでは、切断部分行程で閉鎖運動が、好ましくは、剥離刃が少なくとも一部ケーブルの絶縁被覆の周囲を切りむか、または周囲−切り込みが生じるほどの大きさで行われる。
さらに、剥離プライヤの閉鎖行程は、切断部分行程に直接続くかまたは間に配置された別の部分行程後に初めて行われる引き剥がし部分行程を有する。引き剥がし部分行程では、それ以前に生じた剥離刃の閉鎖位置が(最も十分に)保持される一方で、引き剥がし部分行程では、剥離刃が剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線に平行に運動する。この剥離刃がまだ(最も十分に)閉鎖位置に存在することから、これが絶縁被覆の切り込みに食い込む。引き剥がし部分行程で剥離刃が運動することによって、少なくとも一部分離された絶縁被覆の鞘状部分領域の表面が剥離刃に当り、そのことから、引き剥がし部分行程で剥離刃が絶縁被覆の鞘状部分領域を「携行」し、少なくとも一部導体から引き剥がす。
切断部分行程ならびに引き剥がし部分行程を有する剥離プライヤの態様が冒頭に挙げた従来技術からもすでに公知である一方で、本発明によって、閉鎖行程はさらに空転部分行程を備える。空転部分行程中、剥離刃は開口位置に存在する。ここで開口位置は、剥離刃が、引き剥がし部分行程中の閉鎖位置での場合より収容部の長手軸線から離れている剥離刃のそれぞれの位置を表す。その場合、剥離刃は、これが絶縁被覆の分離された鞘状部分領域の表面と接触しないほど収容部の長手軸線から遠くに離れている。したがって、剥離刃は、空転部分行程では鞘状部分領域の傍を通過できる。引き剥がし部分行程終了時に分離された鞘状部分領域が(残りの絶縁被覆と間隔をあけて)導体上にまだ部分的に引き剥がされた状態で存在する場合に、鞘状部分領域が空転部分行程中さらに引き剥がされない。その場合、本発明は、剥離刃が空転部分行程で分離された鞘状部分領域と相互作用しないことが保証される限りにおいては、空転部分行程で開口位置において、少なくとも1つの剥離刃と剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線との距離が一定である態様も、開口位置の剥離刃と収容部の長手軸線との距離が変化する実施形態も含む。
本発明によって、引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行が調整可能であり、そのことから、使用者は、例えば引き剥がしの長さをケーブルの直径、導体の材料および直径および/または被覆の材料および膜厚に適合させるために、引き剥がし部分行程の長さを個々に設定できる。引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行の調整で閉鎖行程の長さが変化することが全く可能である一方で、好ましくは、閉鎖行程の長さは、引き剥がし部分行程から空転部分行程への調整された移行に関係しない。
本発明による態様は、以下の長所に結び付く。
− 特許文献2による剥離プライヤでは、閉鎖行程の長さがストッパにより設定された引き剥がし部分行程の長さに関係して変化する。このことは、剥離プライヤ使用時の一貫していないプロセス条件に結び付く。それに対して、本発明によると、閉鎖行程が引き剥がし部分行程の長さとは関係なく、その場合、移行の調整による引き剥がし部分行程の拡大[または縮小]と同じ大きさで空転部分行程の縮小[または拡大]が行われることが可能となる。したがって、剥離プライヤを使用する場合に決められたプロセス条件が存在する。剥離プライヤが、ハンドレバーの完全閉鎖を含めた、使用者に慣例の全閉鎖行程を行う場合に、規定どおりの作業結果が生じることが配慮される。
− 鞘状部分領域の部分的引き剥がし後に、ケーブルは、引き続き剥離プライヤの収容部内に配置される。剥離プライヤの、出発位置への戻り運動では、部分的に引き剥がされた鞘状部分領域でケーブルが傷つけられないことが配慮される。特許文献2にしたがって、剥離刃は、引き剥がし部分行程終了後に再び逆方向に収容部の長手軸線に平行に移動し、その場合、これは、場合によっては鞘状部分領域と残った絶縁被覆との間に配置された露出導体と相互作用するおそれがあり、そのことから、導体の損傷、素線の損傷またはこの領域で素線が裂けるおそれがある。それに対して、本発明によると、空転部分行程へは剥離刃の運動方向が露出導体の方向の逆ではなく、剥離刃が鞘状部分領域の傍を通り過ぎる。空転部分行程の終了時に剥離刃の開口運動が引き起こされることさえ可能であり、そのことから、閉鎖行程に続く開口行程で、剥離刃が部分的に引き剥がされた鞘状部分領域および導体の露出された部分領域に十分な間隔をあけて通過する。
本発明のその他の態様では、剥離工具、特に剥離プライヤが剥離刃を具備する。剥離プライヤは収容部を有する。この収容部内に剥離されるケーブルが入れられ、その場合、ケーブルは収容部によって決められる長手軸線方向に延びる。剥離刃は、ガイドを介して運ばれる。その場合、剥離刃のガイドは、直接行われるかまたは刃保持器、ガイド体など別の構成要素を間に接続させて行われてよい。本発明にしたがって、剥離刃のガイドは、2つの異なるガイド領域、則ち、引き剥がし−ガイド領域ならびに空転部分行程−ガイド領域を有する。
− 引き剥がし−ガイド領域では、剥離刃が、剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線に平行に、これが剥離されるケーブルのための収容部内の長手軸線から第1の距離を有するように案内される。その場合、この第1の距離はケーブルの被覆の半径より小さい。このことで、(被覆内に切り込みを予め入れた後に)引き剥がし部分行程−ガイド領域で、鞘状部分領域の表面が剥離刃に当接し、引き剥がし部分行程−ガイド領域で剥離刃が鞘状部分領域を携行し、そのことから、鞘状部分領域の部分的引き剥がしが行われることになる。
− それに対して空転部分行程−ガイド領域では、剥離刃のガイドが、剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線に平行に向けられた運動成分を用いて行われる一方で、剥離刃と剥離されるケーブルのための収容部の長手軸線との第2の距離が存在する。空転部分行程−ガイド領域のこの第2の距離は、引き剥がし部分行程−ガイド領域の第1の距離より、空転部分行程−ガイド領域で剥離刃が鞘状の分離部分領域と相互作用せずむしろ剥離刃が鞘状部分領域の傍を通過できるほど大きい。その場合、本発明は、空転部分行程−ガイド領域で剥離刃と部分的に引き剥がされた鞘状部分領域との間で相互作用が起こらない限りにおいては、空転部分行程−ガイド領域で第2の距離が一定である実施形態も、第2の距離が空転部分行程−ガイド領域の間で変化する実施形態も有する。
引き剥がし部分行程−ガイド領域から空転部分行程−ガイド領域への移行は調整可能であり、このことは、好ましくはハンドレバーの閉鎖行程の長さが変更されずに行われる。引き剥がし部分行程−ガイド領域から空転部分行程−ガイド領域への移行の調整では、引き剥がし部分行程の長さが変更されてよい。
本発明の範囲では、ガイドは、前述のガイド方向および距離が予め個々に詳細に保証される限りにおいては基本的に任意に形成できる。本発明の好ましい態様では、ガイドがガイド体を具備して形成される。このガイド体に、剥離刃が(少なくとも1つの動力成分で)収容部の長手軸線に対して交差するように支持され、これは、直接支持することによってかまたは別の部材を間に配置させて行うことができる。(一体型または多体型に形成される)ガイド体は、異なる部分ガイド面を有する1つのガイド面を有する。
− 引き剥がし部分行程−ガイド領域では、ガイド面が平面部分ガイド面を具備して形成され、これは、剥離刃が第1の距離に保持されることを保証し、この距離のために鞘状部分領域の携行が保証される。
− それに対して、ガイド面は空転部分行程−ガイド領域では傾斜した部分ガイド面を具備して形成され、これは、この傾斜のために剥離刃の開口運動が引き起こされるようにし、そのことから、剥離刃と部分的に引き剥がされた鞘状部分領域との嵌合が外れる。これの代替かまたはこれに追加して、空転部分行程−ガイド領域でガイド面は部分ガイド面を具備して形成され、収容部の長手軸線からのその距離は、引き剥がし部分行程−ガイド領域での平面部分ガイド面の距離とは異なる。その場合、剥離刃が部分的に引き剥がされた鞘状部分領域と相互作用しないことが保証される限りにおいては、この部分ガイド面が、収容部の長手軸線からのその距離が一定になるように平らに形成されるかまたは、この部分ガイド面と収容部の長手軸線との距離が変化するように湾曲されてよい。
その場合、ガイド体を異なる方法で形成し、剥離工具内へ組み込むことができる。
− 第1実施形態では、ガイド体が閉鎖行程中割り当てられた工具ジョーに位置固定に保持される。剥離刃は、この場合(直接または別の部材を中間に保持して間接的に)転がるかまたは外側へ滑ってガイド体のガイド面に支持される。引き剥がし部分行程−ガイド領域から空転部分行程−ガイド領域への移行が調整されるべき(則ち、特に引き剥がし部分行程の長さが変更される)場合には、これがガイド体を(少なくとも1つの運動成分で)工具ジョーに対して収容部の長手軸線に平行に移動させることによって行われる。
− 本発明の別の一実施形態では、ガイド体が閉鎖行程中割り当てられた工具ジョーに対して移動し、このことは、好ましくは剥離刃と共に行われる。この場合、ガイド体がガイド面を用いて支持体に支持され、これが閉鎖行程中割り当てられた工具ジョーに位置固定に保持される。幾つかの例のみを挙げると、この支持体はピン、ローラまたはその他の滑り体であってよい。この実施形態で引き剥がし部分行程−ガイド領域から空転部分行程−ガイド領域への移行(および特に引き剥がし部分行程の長さ)が変更されるべき場合には、これが支持体を(少なくとも1つの運動成分で)工具ジョーに対して収容部の長手軸線に平行に移動させることによって行われる。
移行を調整し、そのように調整された移行を定着させるために、本発明の範囲では多種多様な可能性が存在する。本発明の一提案では、ガイド体または支持体の1つの位置または異なる位置の確保が固定装置、締め付け装置または鎖錠装置によって行われる。その場合、そのような確保は、個々に設定されるかまたはまとめて設定される位置で行われるか、もしくは、1つの位置領域での無段式の確保が可能であり、そのためには例えば締め付け装置が使用できる。
説明されるように(場合によっては刃保持器を備えた)剥離刃が直接ガイド体に支持されるかまたはこれを直接形成できる一方で、本発明の別の一提案では、剥離刃とガイド体との間に中間体が配置される。この中間体は、駆動装置、特に剥離プライヤのハンドレバーによって剥離刃と運動される。その場合、中間体が接触面を形成し、これがガイド体のガイド面に沿って滑動される。ガイド体のガイド面と接触させるための中間体の接触面の使用は、引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行を調整するためとそれによって引き剥がし部分行程の長さのための調整領域の形に関する可能性を広げる。
基本的に、本発明の範囲では剥離工具の推進運動学の任意の形を使用できる。本発明の特別な一提案では、駆動が引張バーによって行われる。その場合、剥離刃、剥離刃を保持する刃保持器、中間体および/またはガイド体がこの引張バーと連結する。閉鎖行程の実行によって、引張バーが剥離工具の収容部の長手軸線に平行に連続運動し、その場合、好ましくは、収容部の長手軸線に平行な引張バーの運動の長さは、引き剥がし部分行程のどの長さが調整されるかには関係しない。
好ましくは、引張バーの駆動が、例えば剥離プライヤのハンドレバーによって切換運動学が使用されるように行われる。この切換運動学は、切断部分行程中に引張バーが剥離工具の収容部の長手軸線に非平行に移動することを保証する。このことから、切断部分行程中ケーブルの長手軸線方向の剥離刃の望まれない運動が生じないことになる。他方で、前述の切換運動学は、引張バーが引き剥がし部分行程中も空転部分行程中も(好ましくは連続)運動することを保証する。
剥離工具における運動学、特に先に記述されたような切換運動学としては、引張バーの操作が可動ハンドレバーの末端領域に固定された押圧レバーによって行われる運動学が使用できる。別の末端領域では、押圧レバーが閉鎖行程中転がるかまたは滑って可動工具ジョーのガイド面に支持される。それと同時にこの別の末端領域が転がるかまたは滑って引張バーに支持される。可動ハンドレバーの操作によって引き起こされる、押圧レバー内の力は、一方では可動工具ジョーのガイド面に作用する力の成分と、引張バーに作用する力の成分とに分割される。その場合、この分割は、ガイド面の傾斜と押圧レバーの角度とに関係する。そのことから、ガイド面が1つの部分ガイド面を有することができ、この部分ガイド面内では、ガイド面の傾斜と押圧レバーの角度とが、引張バーに作用する力の成分がごくわずかであるかまたは引張バーの末端位置方向に付勢されるバネの力より小さいようになり、そのことから、ハンドレバーの操作が引張バーの運動ではなく、可動工具ジョーの閉鎖方向への運動のみを引き起こし、そのようにして、切断部分行程が生成できる。それに対して、別の部分ガイド面を存在させることができ、この別の部分ガイド面内では、ガイド面の傾斜と押圧レバーの角度とが、引張バーに作用する力の成分が十分であり、そのことから、引張バーが末端位置を離れ、そのようにして、引き剥がし部分行程が生成できる。
本発明の別の一態様は、剥離工具の信頼度に従事する。この態様は、場合によっては、剥離工具が使用前および使用後、例えば貯蔵および搬送の際にプライヤくわえ口を通して剥離刃に自由に到達できるように開けられる場合が不利であるという知見に基づく。例えば職人が工具箱の中に手を入れる場合に、プライヤくわえ口が開いていると指が剥離刃を掴み、そのことが怪我の危険の根拠となる。例えば、プライヤくわえ口が開いている剥離工具が工具箱内に投げ入れられ、そこで別の工具がこのプライヤくわえ口の中に入り剥離刃の敏感な刃先を傷つけることも起こり得る。本発明にしたがって、この知見は、剥離工具を少なくとも一部閉鎖された位置で固定できる安全装置が設けられることによって顧慮される。
この安全装置は、手動で操作および/または解除されてよい。本発明の特別な一態様では、安全装置の解除のために使用者が安全装置自体へ個別に働きかける必要がない。それどころか、この態様では安全装置の解除が剥離工具の駆動装置の操作で自動的に行われる。剥離プライヤの例では、例えば、プライヤくわえ口およびハンドレバーがまだわずかに開いている場合に安全装置を駆動できる。その後、使用者が剥離プライヤのハンドレバーを閉鎖方向に操作するか、残っているわずかな間隔を完全に閉鎖する位置まで動かすと、プライヤくわえ口の小さい閉鎖運動によっても安全装置の固定または鎖錠が自動的に解除され、そのことから、使用者によるハンドレバーのこのわずかな操作に続いてハンドレバーの解放が剥離工具の完全開口を可能にし、そのようにして、剥離工具がケーブル処理のために準備される。
本発明の別の一提案では、剥離工具内に別の機能が組み入れられ、その場合、これは、ケーブルを切断できる分離装置をも有する。本発明の好ましい態様では、この分離装置が常に開いているとは限らない。それどころか、これは保護装置によって閉鎖でき、そのことから、使用者の怪我を回避でき、および/または、剥離工具の周辺領域、例えば切断してはならない多くの電気ケーブルを有する継電器箱の領域での誤ったケーブル切断を回避できる。
その場合、保護装置が使用者によって手動で動作および停止できることが可能である。もっとも、本発明の特別な一提案では、保護装置が閉鎖行程の実行で自動的に保護位置へ移行される。保護装置は、閉鎖行程の終了後に閉鎖行程が反転して剥離工具が再び開口してもこの保護位置に留まる。そのようにして、保護装置が開口され、分離装置によってケーブルが切断される場合に、まず初めに、続く剥離行程開始時には分離装置がまだ開いている。ところが、剥離のために剥離工具を一度使用することで、保護装置は自動的に保護位置へ移行される。これに続く、剥離工具による更なる剥離行程では、そのことから、分離装置が使用者の怪我を引き起こす、および/または分離装置によって誤って別のケーブルを切断してしまうことが自動的に回避される。
剥離工具では剥離刃と切断部分行程終了時の収容部の長手軸線との距離が固定設定されることが全く可能である一方で、本発明の別の一提案では、剥離工具に切り込み深さ−調整装置が設けられることが提案される。この切り込み深さ−調整装置を用いることで、切断部分行程終了時の収容部の長手軸線に交差する少なくとも1つの剥離刃の距離を調整できるようになり、そのことから、異なるケーブルへ適合させることが可能となる。
1つのプライヤジョーまたは両プライヤジョーに、切り込み深さ−調整装置も空転部分行程を保証し引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行を調整する装置も設けられることが全く可能である。しかし、場合によっては、本発明の別の一態様で一方には切り込み深さ−調整装置が、他方には引き剥がし部分行程−ガイド領域と空転部分行程−ガイド領域による剥離刃のガイドが異なる工具ジョーに配置される場合に、改善された建設空間条件が生じる。
本発明の別の態様では、剥離刃が交換可能である。1つの例のみを挙げると、剥離刃が刃保持器に交換可能に保持され、その場合、剥離刃が工具ジョーの運動に交差するようにT型切り欠きが向けられたT型切り欠き接合を介して刃保持器に保持される(特に、剥離刃と刃保持器との接続ならびに取付および取外しに関して本出願の対象となっている、予備公開されていない欧州特許出願EP14 177 826.6号を参照)。本発明のこの態様では、引き剥がし部分行程から空転部分行程への調整された移行が予め決められた移行に対応するかまたは設定された移行領域内に存在する場合にのみ剥離刃の交換ができる。そのことから、引き剥がし部分行程から空転部分行程への調整された移行が設定された移行または設定された移行領域に対応しない場合に、剥離刃が誤って剥離工具から解除されることはない。そのことから、信頼度が向上し、剥離刃が誤って転がり出ることによる損傷が回避される。説明された実施形態例では、例えば、設定された移行または設定された移行領域に対応しない、引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行では、剥離刃の側部からの取り出しが剥離工具のハウジング板によって妨害される。それに対して、引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行が、これが設定された移行に対応するかまたは設定された移行領域内に存在するように調整される場合には、設定された移行が調整されると、例えば前述の内壁の、剥離刃の横側レーンにのみ配置される窓または切欠部を通して剥離刃を側部から取り出せる。
本発明の上述の説明では、収容部の長手軸線に対する方向付けが引き合いに出される。その場合、この長手軸線は、これが収容部内あるいは剥離工具のプライヤくわえ口内に存在する場合には剥離されるケーブルの長手軸線に対応する。収容部の長手軸線が引き合いに出される関連主張は、閉鎖行程の一部分領域にのみ適用されるかまたは工具ジョーの特別な位置に関係する。例えば、「長手軸線に交差する」または「長手軸線に平行な」方向が言及される場合には、工具ジョーが完全に閉じていると、長手軸線に正確に交差する支持または長手軸線に平行なガイドが正確に与えられる一方で、工具ジョーが運動すると、ガイドまたは支持の方向が変更できる。そのことから、先に挙げられた表現は、「長手軸線に交差する」または「長手軸線に平行な」1つの方向成分のみが向けられる方向も含む。
本発明の有利な発展形態は、特許請求の範囲、明細書、および図面から明らかになる。明細書中に挙げられた特徴、および複数の特徴の組合せの利点は単に例示的なものであり、代替的または累積的に効果を表してもよく、その際、これらの利点が本発明による実施形態によって必ずしも達成される必要はない。これによって、添付の請求項の主題が変更されることなく、出願時の出願書類および特許の開示内容に関しては次のとおりである:さらなる特徴は、図面、−特に複数の構造要素の図示された形状および相対寸法、ならびにそれらの相対配置および作用結合から読み取れる。本発明の異なる実施形態の特徴、または異なる請求項の特徴の組合せが同様に、請求項の選択された引用との逸脱も可能であり、当該組み合わせによって示唆される。このことは、別個の図面に示されているか、またはこれらの図面の説明に挙げられた特徴にも関する。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に記載された本発明の他の実施形態に係る特徴が省略されてもよい。
請求項および明細書に挙げられた特徴は、その数に関して、まさにその数または挙げられた数よりも大きい数が存在することと解されるべきである。その際に、「少なくとも」という副詞の明示的な使用は必要でない。すなわち、例えば要素のことが問題である場合、これは、正確に1つの要素、2つの要素、またはそれ以上の要素が存在し得ると解されるべきである。これらの特徴に別の特徴が補足されてもよいし、それぞれの成果物をなす特徴だけであってもよい。
請求項に含まれる参照符号は、請求項により保護される対象の範囲を限定するものではない。これらの参照符号は、請求項を容易に理解する目的で用いられるにすぎない。
本発明によれば、駆動装置が方向を変えずに一方向に動作される閉鎖行程を実行する剥離工具、特に剥離プライヤが得られる。
剥離プライヤの立体図である。 図1の剥離プライヤの立体切断図である。 図1および図2の剥離プライヤの、切断部分行程終了時の切断図である。 図3の剥離プライヤの詳細図IVである。 図1〜図4の剥離プライヤの、引き剥がし部分行程中の切断図である。 図1〜図5の剥離プライヤの、空転部分行程中の部分切断図である。 図1〜図6の剥離プライヤの、空転部分行程および閉鎖行程終了時の切断図である。 図1〜図7の剥離プライヤの、引き剥がし部分行程と空転部分行程との間で別の移行が調整される図である。 図1〜図7の剥離プライヤの、引き剥がし部分行程と空転部分行程との間で別の移行が調整される図である。 図1〜図7の剥離プライヤの、引き剥がし部分行程と空転部分行程との間で別の移行が調整される図である。 図1〜図7の剥離プライヤの、引き剥がし部分行程と空転部分行程との間で別の移行が調整される図である。 別の剥離プライヤの立体図である。 図12の剥離プライヤの切断図である。 図13の剥離プライヤの詳細図XIVである。 剥離プライヤの別の態様の、出発位置における切断図である。 剥離プライヤの別の態様の、部分閉鎖したハンドレバーに関する切断図である。 剥離プライヤの別の態様の、部分閉鎖したプライヤくわえ口を有する鎖錠位置に関する切断図である。 図15〜図17の剥離プライヤの、保護装置での分離装置閉鎖後の切断図である。 保護装置がさらに分離装置を閉鎖する、ハンドレバー再開口後の図15〜図18の剥離プライヤの図である。
以下、図に示された好ましい例をもとにして本発明を詳しく説明および記載する。
図による説明では、剥離工具1が剥離プライヤ2としての態様で記述されるが、本発明をこの態様に限定するものではない。
図1によると、剥離プライヤ2がここでは一体型のハウジング体5により形成される固定ハンドレバー3と固定プライヤジョー4とを具備して形成される。ハウジング体5に対向して、可動ハンドレバー7と可動プライヤジョー8とが図3〜図11の図面に対応する旋回面6内で旋回可能に軸支される。ここで、可動ハンドレバーは、特に図2で明らかな軸受9内にハウジング体5に対向して軸支される一方で、可動プライヤジョー8は、軸受9から間隔をあけて配置された軸受10内にハウジング体5に対向して軸支される。可動ハンドレバー7の旋回運動は、ハンドレバー3、7の閉鎖行程の1つの切断部分行程のみを介してプライヤジョー8の旋回運動と連結し、このことは、以下でさらに詳しく説明される駆動運動学11によって保証される。ハウジング体5の外側領域では、これが、一次近似でU型の切欠部12を有し、その領域には分離装置13が配置され、これは、例えば剥離行程用ケーブルを準備するためにケーブルを完全且つ滑らかに切断するのに用いられる。2つのプライヤジョー4、8は、軸受10とは反対側の末端領域に、締め付けジョー15a、15bを具備したプライヤくわえ口14を形成し、この締め付けジョー間でプライヤジョー4、8が閉鎖することで剥離行程中ケーブルを保持できる。さらに、図1では、ここでは旋回面6に交差するように向けられた延長部であるプライヤジョー8から突出した操作機構16が識別され、これを介して切り込み深さ−調整装置17の操作が可能となる。プライヤジョー4から、ここでは旋回面6に交差するように向けられた延長部である操作機構18が突出し、これを介して引き剥がし部分行程−調整装置19が操作できる。その他の操作機構20は、プライヤジョー8から上側へ突出する。この操作機構20を介して、剥離プライヤ2を少なくとも一部閉じた位置に確保できる安全装置21の操作が可能となる。図1では、プライヤくわえ口14の内側にスライド可能なストッパ22が識別され、このストッパの、締め付けジョー15a、15b側の正面に、プライヤくわえ口内に導入されたケーブルの正面が当接し、そのことから、ストッパ22がプライヤくわえ口14内のどのくらい遠くへケーブルを導入できるかを決める。ストッパ22は、そのことから、絶縁被覆のどれくらいの長さをケーブルから剥ぎ取るかも決める。プライヤくわえ口14は、締め付けジョー15a、15bとストッパ22によってケーブル用収容部23を形成し、この収容部23は長手軸線24を有し、場合によっては収容部23内に保持されるケーブルがこの長手軸線に沿って延びる。プライヤくわえ口14内の長手軸線24の両側に、プライヤジョー4、8のそれぞれに剥離刃25、26が以下にさらに詳しく説明される方法で保持され、案内される。
示した実施形態例では、ハンドレバー7が蓋27によって閉鎖された内部空間を有し、その中に、剥離プライヤ2の付属部品、特に等しいかまたは異なる形状の締め付けジョー15a、15b、剥離刃25、26および/またはストッパ22が備蓄でき、その場合、これらの付属部品が蓋27に保持されることができる。付属部品を備蓄するためのそのような装置のさらに詳しい詳細および変容に関しては、本出願の対象となっている、予備公開されていない欧州特許出願EP14 177 831.6号のこれに関する開示を参照されたい。
駆動運動学11を形成するために、ハンドレバー7に旋回面6内で旋回可能に押圧レバー28が固定される。押圧レバー28は、ハンドレバー7と反対側の末端領域でローラ29を回転可能に担持する。ローラ29は、切断部分行程中プライヤジョー8のガイド面30で回動する(図3を参照)。その場合、ガイド面30が切断部分行程に関する領域で例えば四分円形に形成される一方で、別の(好ましくは引き剥がし部分行程および/または空転部分行程に割り当てられた)部分領域では長手軸線24に沿うかまたは平行な方向に平らに形成される。さらに、ローラ29は、引張バー32に対向して回転可能に軸支されたローラ31と回動接触する。引張バー32は長手軸線24に平行に案内され、このことは、ハンドレバー3の中間壁90のガイドスリットによって行うことができる。中間壁90に予備張架されたバネ91が支持され、これがローラ31をローラ29の方向に付勢する。引張バー32の更なる案内は、引張バー32の縦穴34を通って延びる軸受ボルト33によって行われる。縦穴34の幅は、(平滑嵌め合いによる平滑運動の可能化のもとで)軸受ボルト33の直径に対応する。軸受ボルト33は、これによってプライヤジョー8のための軸受9も形成されるので多機能的である。軸受ボルト33は、ハウジング体5に固定される。
プライヤくわえ口14側の末端領域では、引張バー32に2つの刃保持器35、36が旋回面6内の軸受93の周りを旋回可能に固定され、この刃保持器は、大まかな近似では長手軸線24の両側にV型に配置され、刃保持器35、36の軸受93の周りの旋回がこのVの開口角を変更することになる。引張バー32とは反対側の(angewandten)末端領域では、刃保持器35、36に剥離刃25、26が保持され、剥離刃25、26は、刃保持器35、36との接続を可能にする、例えばプラスチック製の基本体37と、金属から作製でき刃先を形成する剥離刃体38とを具備して形成できる。剥離刃25、26と刃保持器35、36との交換可能な接続に関しては、出願人の予備公開されていない欧州特許出願EP14 177 826.6号を参照されたい。刃保持器35、36およびそれに保持される剥離刃25、26は、ここでは突出バネであるバネ39によって外側に付勢される。刃保持器35は、割り当てられた剥離刃25と共に切り込み深さ−調整装置17を中間に配置してプライヤジョー8に支持される。示した実施形態例では、切り込み深さ−調整装置17は楔形の調整体40を有する。この調整体40が、操作機構16を長手軸線24に平行に操作することによって、プライヤジョー8および刃保持器35および剥離刃25に対して移動されると、剥離刃25と刃保持器35とにより形成される、長手軸線24に向けたVの脚部の角度が変わり、そのことから、切断部分行程の終了時の切り込み深さが変更される。
刃保持器36と剥離刃26とは、長手軸線24とは反対側で(angewandten)引き剥がし部分行程−調整装置19を介してプライヤジョー4に支持される。引き剥がし部分行程−調整装置19は、図4の拡大図で示されるガイド体41を有する。ガイド体41は、剥離刃26および刃保持器36側にガイド面42を形成する。このガイド面42は、ここでは各々平らに形成された部分ガイド面43、44、45を有する。ここでは平らな部分ガイド面43は、長手軸線24に平行に向けられ、この軸線からの距離46を有する。締め付けジョー15から離れる方向に部分ガイド面43に続く、ここでは平らな部分ガイド面44が外側へ向けて傾斜し、末端領域で屈曲してここでは平らな部分ガイド面45へ移行する。この部分ガイド面は、長手軸線24に平行に向けられ、部分ガイド面43と長手軸線24との距離46より大きいこの軸線からの距離47を有する。部分面43は、引き剥がし部分行程−ガイド領域48を形成する。引き剥がし部分行程−ガイド領域48内の剥離刃26が部分ガイド面43に支持されると、剥離刃26と長手軸線24との距離は変化しない。部分ガイド面44、45は、1つの空転部分行程−ガイド領域49を共に形成する。引き剥がし部分行程−ガイド領域48内では剥離刃26と長手軸線24との距離50が一定のままであるのに対して、部分ガイド面44により供給される第1部分−空転部分行程−ガイド領域51内では、剥離刃26と長手軸線24との距離が大きくなり、その一方で、そのように大きくなった距離が、その後部分ガイド面45により供給される第2部分−空転部分行程−ガイド領域52内では一定のままである。長手軸線24とは反対側の剥離刃26および/または刃保持器36がガイド体41のガイド面42に直接支持され、これに沿って滑動することが可能である。示した実施形態例では、剥離刃26と、一方では刃保持器36との間に、他方ではガイド体41との間に中間体53が配置され、その長手軸線24側に剥離刃26および/または刃保持器36が支持され、その長手軸線24とは反対側にガイド体41のガイド面42との滑り接触が生じる。示した実施形態例では、中間体53が、引張バー32のプライヤくわえ口14側の末端領域で同じく軸受54と固定される。それに応じて、引張バー32の並進運動が、一方では中間体53の共通の並進運動に、また他方では剥離刃26を有する刃保持器36の共通の並進運動になり、この並進運動は、中間体53により供給される、ガイド体41のガイド面42に沿った接触面55の滑り運動と同時に生じる。しかし、先に説明した実施形態とは逸脱して、部分ガイド面43、44のみがガイド体41から形成される一方で、別の部分ガイド面45が固定プライヤジョー4のハウジングにより供給されることも同じく可能である。
剥離プライヤ2の機能方法は、以下の通りである。
a)まず初めに、ケーブル56が、その正面がストッパ22に当接するまでプライヤくわえ口14内に導入される。場合によっては、予めストッパ22を移動しこれをロックまたは固定することによってストッパ22が、剥離される長さに関連する、長手軸線24に沿った位置へもたらされる。
b)その後、切断部分行程では開口プライヤくわえ口14に関連するハンドレバー3、7の開口位置からハンドレバー3、7が互いに向かって旋回する。使用者からハンドレバー7へかけられた手の力は、押圧レバー28を介してローラ29へ伝達される。ローラ29がプライヤジョー8のガイド面30と接触することによって、閉鎖モーメントがプライヤジョー8に及ぼされ、その結果、プライヤくわえ口14が閉鎖することになる。プライヤくわえ口14の閉鎖によって締め付けジョー15a、15bがケーブル56の被覆面に押し当てられ、そのことから、ケーブルが剥離プライヤ内に固定され、ケーブルの長手軸線の向きが長手軸線24と同軸になる。切断部分行程中閉鎖していることで、剥離刃25、26がケーブル56の被覆に当接するためにケーブル56の対向する側へ来る。プライヤジョー8へ閉鎖モーメントが供与されることから、剥離刃25、26が、切断部分行程終了時に図3に示した位置に達するまでケーブル56の被覆面内へ切り込む。この場合、理想的には剥離刃25、26が、導体を損傷することなく導体まで絶縁被覆を突き進む。剥離刃25、26の刃先が例えば半円形に湾曲し、導体の半径に対応する半径によって相補の2つの半円周切断が生じることができる。そうでない場合は、ケーブル56の被覆の円周の一部の切り込みのみが行われ、その後それに続く引き剥がし部分行程で剥ぎ取らなければならない。押圧レバー28の向きと、ローラ29とガイド面30との接触との適合は、切断部分行程中ハンドレバー7の旋回によってプライヤジョー8の運動のみが生じるように選択される。押圧レバー28に軸支されるローラ29から引張バー32に軸支されるローラ31へ伝達される操作力は、引張バー32に作用する、バネ91の逆方向に向けられた予備張架力より小さく、そのことから、切断部分行程中この操作力は引張バー32の運動を生じさせるのに十分でない。
c)切断部分行程からそれに続く引き剥がし部分行程への移行によりハンドレバー7がさらに繰り出されることによって、前述の操作力がバネ91の予備張架力より大きくなり、そのことから、引張バー32の運動が始まる。引き剥がし部分行程中両刃保持器35、36は、それに保持された剥離刃25、26と共に、調整体40およびガイド体41に対する滑り運動にもかかわらず両剥離刃25、26と長手軸線24との距離が変更しないように調整体40と(ここでは中間体53を中間接続させて)ガイド体41との間に固定される。図5で明らかなように、引き剥がし部分行程では鞘状部分領域57がケーブル56の被覆の残った部分から剥ぎ取られ、そのことから、導体の一部分領域が露出される。引き剥がし部分行程中、ガイド体41のガイド面42の部分ガイド面43により供給される引き剥がし部分行程−ガイド領域48内で剥離刃26が案内される。
d)中間体53の接触面55が部分ガイド面43から部分ガイド面44への移行部に到達すると、空転部分行程が始まる。空転部分行程では、剥離刃26が(ここでは中間体53の接触面55を介して間接的に)まず初めに第1部分−空転部分行程−ガイド領域51で部分ガイド面44に支持される。長手軸線24との距離が拡大されたために部分ガイド面44が傾斜した結果剥離刃26の外側への運動が可能となり、そのことから、剥離刃26と部分領域57との嵌合が外れる。剥離刃25、26のこの開口運動と、同時に引張バー32によって引き起こされる長手軸線24に平行な運動とが重なる結果剥離刃26が部分領域57の傍を通過し、そのことから、部分領域57がそれ以上導体から剥ぎ取られない。第1部分−空転部分行程−ガイド領域51の端部では、剥離刃26と長手軸線24との間の最大距離63が達せられる。その後、第2部分−空転部分行程−ガイド領域52の間に剥離刃26が(ここでは中間体53の接触面55を介して間接的に)部分ガイド面45に支持される。この第2部分−空転部分行程−ガイド領域52で剥離刃26が長手軸線24および部分領域57の被覆面から一定の距離63をあけて運動する(図6を参照)。空転部分行程中さらにローラ29がガイド面30と接触しなくなり、そのことから、閉鎖モーメントによるプライヤジョー8の付勢が省略できる。バネによって開口方向へプライヤジョー4、8に付勢されるためプライヤジョー4、8も開口でき、そのことから、切断部分行程、引き剥がし部分行程および空転部分行程から構成されるハンドレバー3、7の閉鎖行程が終了することで、図7のプライヤくわえ口の開口位置が生じることができる。この開口位置で、一部剥離された部分領域57を有するケーブル56を、今では開口しているプライヤくわえ口14から取り出すことができる。
e)ハンドレバー3、7から操作力を取り除くことで、開口バネを用いてハンドレバー3、7を自動的に開口し、出発位置に再び戻すことができる。
ガイド体41は、長手軸線24方向に移動できるが、固定装置、締め付け装置または鎖錠装置92を介して固定可能にプライヤジョー4に保持される。図3〜図7に示した引き剥がし部分行程−調整装置19の位置では、ガイド体41が引き剥がし部分行程が小さい位置にある。図4の詳細図では、ガイド体41に対してガイド体41およびガイド面42の作業領域58が矢印で表され、これは、引き剥がし部分行程−調整装置19のこの位置で閉鎖行程を実行する際に使用される。その場合、引き剥がし部分行程と空転部分行程との間の移行59が作業領域58の最初にあり、したがって引き剥がし部分行程が比較的小さい。それに対して、ガイド体41は、図4で引き剥がし部分行程−調整装置19を調整することによってさらに右側へ移動され、作業領域60が生じ、この領域に関しては、部分ガイド面43の比較的長い延長部と部分ガイド面45の比較的短い延長部とがガイドに使用され移行61が移動し、そのことから、拡大された引き剥がし部分行程と同じ割合で縮小された空転部分行程とが生じる。図8〜図11に、引き剥がし部分行程−調整装置19の調整による拡大された引き剥がし部分行程に関して、さらにプライヤくわえ口14から離れるガイド体41の移動と、それによる移行59から移行61への変化との関係が表される。
中間体53は省略でき、このことによって、基本的に引き剥がし部分行程−調整装置19の別の機能方法が生じることはない。示した実施形態例では、刃保持器36および剥離刃26の外面を変更する必要なく、非常に小さい引き剥がし部分行程も可能であるようにガイド体41との接触面55を移動させるために中間体53が設けられる。さらに、中間体53に合目的に接触傾斜62が備えられ、その傾斜角は、接触傾斜62と部分ガイド面44との間の平面接触が保証されるように部分ガイド面44の傾斜角に対応する。
図12〜図14は、剥離プライヤ2の別の一実施形態を示し、これは、基本的には図1〜図11の剥離プライヤに対応して形成されるが、別の引き剥がし部分行程−調整装置19を有する。図1〜図11によると、ガイド体41のガイド面42が長手軸線24方向で内側へ向けられ、そのことから、剥離刃26が外側へ向けてガイド面42に支持される一方で、図12〜図14によると、ガイド体64が中間体53により形成され、この場合にはガイド面65が外側へ、則ち長手軸線24から離れる方へ向けられる。この場合、剥離刃26はガイド面65を有するガイド体64を介して外側へ向けて、ここでは支持ボルト67として形成される支持体66で支持される。閉鎖行程中この支持体66がプライヤジョー4に位置固定に保持される一方で、引き剥がし部分行程から空転部分行程への移行を変化させるために、支持体66が(少なくとも1つの運動成分により)長手軸線24に平行にプライヤジョー4に向けて移動できる。引き剥がし部分行程のそのような調節の後に支持体66が固定装置、締め付け装置または鎖錠装置92によって固定、遮断またはロックされる。必ずしもそうでなくてよいが、この場合ガイド面65は、引き剥がし部分行程−ガイド領域48に割り当てられた、長手軸線24に平行に向けられここでは平らな部分ガイド面43と、空転部分行程−ガイド領域49、則ち第1部分−空転部分行程−ガイド領域51を形成する、ここでは内側へ傾斜し平らな部分ガイド面44とだけを有する。第2部分−空転部分行程−ガイド領域52が空転部分行程−ガイド領域49の構成要素として必要である限りは、この領域では支持体66が中間体53によって形成されるガイド体64と接触しなくなり、例えば支持体66が基本体37に当接する。
図15〜図17に、剥離プライヤ2の任意の態様変態である安全装置21の機能方法が示される。安全装置21は、ここでは安全レバー68を具備して形成され、この安全レバーは、大まかにはL型に形成され、Lの互いに直交する脚69、70を有する。その場合、脚70の末端領域が安全装置21の操作機構20を形成する。脚69、70の接続領域に軸受71が配置され、その領域に安全レバー68が旋回面6内でプライヤジョー8に向けて旋回可能に軸支される。ここでは安全レバー68の一体型のバネ腕73として形成されるバネ72を介して、安全レバー68が図15〜図17では、プライヤジョー8により形成されるストッパ74の方向に付勢される。バネ腕73は、安全レバー68の脚69から突出し、その空いている末端領域がプライヤジョー8に支持される。脚69の、軸受71とは反対側の末端領域は、バネ72とは反対側には後方切断部75を、対向する側には傾斜部76を有する。その場合、平らかまたは湾曲の傾斜部76が、バネ72によってストッパ74に安全レバー68が付勢されることから、プライヤジョー8が軸受10の周りをハウジング体5に向けて旋回し、傾斜部76がハンドレバー3により担持される鎖錠要素77、特に鎖錠ピンの傍を通過できるように形成される。これは、開口方向の運動にも閉鎖方向の運動にも適用され、そのことから、操作機構20の別個の操作無しに安全装置21が作動しない。それに反して安全装置21の作動が望まれる場合には、後方切断部と傾斜部76との間に形成された突起部79が正確に鎖錠要素77を通過した、ハンドレバー3、7が一部閉じる場合に、操作機構20の操作が、安全レバー68が使用者によってバネ72が付勢されることで時計と逆回りに操作されるように行われる。形状関係、則ち、一方では安全レバー68の、突起部79と軸受71との距離の半径での軸受71の周りの旋回と、他方では鎖錠要素77を保持するプライヤジョー8の、鎖錠要素77と軸受10との距離の半径での軸受10の周りの旋回の結果として、ハンドレバー3、7の解放時に開口バネによって引き起こされるハンドレバー3、7の開口運動が行われることで後方切断部75が鎖錠要素77に当接することになる。その場合、鎖錠要素77は前述の開口バネのために後方切断部75に対して押圧され、そのことから、バネ72の付勢が維持される。そのようにして、図17の剥離プライヤ2の一部閉鎖された位置が安全装置21によって確保される。これに続けて使用者が再び閉鎖方向への操作力をハンドレバー3、7に及ぼすと、鎖錠要素77と安全レバー68の後方切断部75との間の接触力が減少することになり、そのことから、バネ72が安全レバー68を、これがストッパ74に当接するまで時計回りに再び旋回できる。しかし、この閉鎖位置では、突起部79が再び鎖錠要素77の傍を通過でき、そのことから、安全装置21が停止し、安全装置21の開口運動が可能となる。
任意で剥離プライヤ2が分離装置13を有することができる。これは、第1分離刃80を具備して形成され、第1分離刃はハウジング体5に固定保持され、その刃先はハンドレバー7のための軸受9に対して半径方向へ向けられる。別の分離刃81は、ハンドレバー7に固定保持される。示した実施形態例では、分離刃81がハンドレバー7の長手延長部に垂直に延びる。その場合、分離刃81の刃先も軸受9に対して半径方向へ向けられる。ハンドレバー3、7の閉鎖位置では分離刃80、81の刃先が触れ合い、そのことから、この閉鎖位置では分離装置13内に導入されたケーブルが分離刃80、81によって完全に切断される。保護装置82によって、中に分離装置13を形成する切欠部12の外側が閉鎖される。そのようにして保護装置82は、分離刃80、81ならびにそれらの刃先の外側を覆う。その場合、蓋、カバー体または保護体83は、開口位置と閉鎖位置との間でハウジング体5に対して可動に軸支されるかまたは案内される。示した実施形態例では、ここでは、保護体83の横延長部を案内するハウジング体5の内壁の湾曲溝またはスリット84によって決められる保護体83の曲線軌道に沿った案内が行われる。図17が開口位置の保護体83を示す一方で、図18では保護体83が閉鎖位置にある。保護装置82の開口位置から閉鎖位置への交換およびその逆が、使用者が保護体の操作機構85に手動で作用することによって行うことができる。図17〜図19に、ハンドレバー3、7を閉じることで保護体83が図17の開口位置から図18の閉鎖位置へ自動で移行される態様が任意の特徴として示され、その場合、それに続いてハンドレバー3、7の開口が行われる場合には閉鎖位置が維持される(図19)。それに関して、ハンドレバー7は、ここでは分離刃81の延長部により形成される回し板86を有する。回し板86は、保護体83のスリットまたは縦穴87内へ嵌合する。図17によりハンドレバー3、7が開いている場合に、まず初めに保護体83の開口位置から閉鎖位置への移行およびその逆が手動で行われ、それに関して回し板86が縦穴87内で運動する。開口位置では(図17)、回し板86が縦穴87の境界88からわずかな距離にある。ハンドレバー3、7の図17の開口位置から図18の閉鎖位置への閉鎖運動が行われると、回し板86が縦穴87の境界88に当接し、そのことから、ハンドレバー3、7の更なる閉鎖によってハンドレバー7の、回し板86と縦穴87の境界88とを介した運動が閉鎖位置まで保護体83を連れて行く(図18)。その後、ハンドレバー3、7が再び開口し、回し板86のそれに続く縦穴87に沿った運動によって回し板86が縦穴87の境界88から解放され、そのことから、ハンドレバー7、回し板86および保護体83の連結が取り除かれる。そのことから、ハンドレバー7が開口方向に移動でき、そのことによって同時に保護装置82が開口することはない。むしろ分離装置13の使用が望まれる場合には、操作機構85によって手動で保護体83を再び開口位置へ移行させなければならない。変容させた(ここには示していない)実施形態では、保護体83が縦穴87を具備せずに形成される。むしろこの場合、保護体83は、回し板86と相互作用する延長部を有する。
本発明は、2つのプライヤジョー4、8に引き剥がし部分行程−調整装置19が設けられた実施形態を含む。しかし、驚くことに本発明の範囲では、場合によっては引き剥がし部分行程−調整装置19が1つのプライヤジョー4にのみ設けられる場合でも十分であることが判明した。
場合によっては、空転部分行程中にケーブル5、6が、引き剥がし部分行程−調整装置19によって支持されない剥離刃25から離れてわずかに変形し、そのことから、この剥離刃25も部分領域57の傍を通過する。このことは、場合によっては、剥離刃25の、横の面に対する一定の傾きによって支持され、そのことから、部分領域57の正面と剥離刃25との接触が剥離刃25を外側へ押圧する動力成分を生成する。
使用者によって調整可能な機能装置、特に切り込み深さ−調整装置17、引き剥がし部分行程−調整装置19および/またはストッパ22は、この工業技術分野では慣例の固定装置、締め付け装置および/または鎖錠装置を介して隣り合う構造要素と、一方では場合によっては操作機構16、18の使用下で調整ができるように、また他方では運転中に力が作用する場合に固定装置、締め付け装置および/または鎖錠装置を介して確保された位置からの移動が起こらないように連結する。1つの例のみを挙げると、引き剥がし部分行程−調整装置19のガイド体41が、末端領域に固定突起部を形成するバネ腕を有することができ、この固定突起部はプライヤジョー4によって固定またはロックされる。ガイド体41の位置の変更は、十分な力を調整方向に操作機構20へ及ぼすことによって、固定接続が「超過圧力」に打ち勝つことで行われる。しかし、ガイド体41の調整方向の運動が行われる前に、まず初めに単独の固定解除または解錠力が操作機構へ及ぼされることで、これを対固定−凹みまたは対鎖錠−凹みとの嵌合から外すこともできる。本発明の特別な態様では、ガイド体41が1つのバネ腕、好ましくは2つのバネ腕を有し、このバネ腕に横側の固定突起部も下側の固定突起部も設けられ、それらは、それぞれプライヤジョー4の対応する固定−凹みまたは鎖錠−凹みと相互作用する。その場合、横側の突起部および下側の突起部を異なる目的のために使用できる。したがって、例えば突起部の1つが鎖錠の働きをし、その解除が操作機構の別個の操作を必要とする一方で、別の突起部が調整方向に超過圧可能な固定部を形成し、これが引き剥がし部分行程−調整装置19の好ましい位置を決める。
図に示されるように、好ましくは引き剥がし部分行程−調整装置19と切り込み深さ−調整装置17とは互いに別個に形成され、別個の操作機構18、20によって操作される。しかし、切り込み深さ−調整装置17と引き剥がし部分行程−調整装置19とを連結させて、この連結が、切り込み深さの調節のためと同時に引き剥がし部分行程の調節のため(およびその逆)に保証され、そのことから、引き剥がし部分行程−調整装置19および切り込み深さ−調整装置17の操作が共通の操作機構によって行えることも全く可能である。
剥離刃25、26が長手軸線24に対して横方向の運動によって刃保持器35、36から取り外せる場合とこれに取り付けられる場合には、これが特に予備公開されていない欧州特許出願EP14177826.6号に記述されているように、剥離刃25、26の横方向の自由度がプライヤジョー4の内壁によってブロックされることができる。図1に破線で示されるように、プライヤジョー4の内壁が窓または切欠部89を具備して形成されてよい。所定の位置で剥離刃25、26がこの切欠部89の領域に到達すると、剥離プライヤ2のこの所定の操作位置で剥離刃26の横方向の取外しが行われる。もっとも、場合によっては剥離刃26の切欠部89に対する相対位置も引き剥がし部分行程−調整装置19の影響を受ける:非常に小さい引き剥がし部分行程を調整するために剥離刃26がガイド体41の空転部分行程−ガイド領域49の領域に支持されると、剥離刃26はさらにプライヤジョー4の内側に配置され、そのことから、切欠部89にもかかわらずこれをプライヤジョー4から横方向に取り出すことができない。したがって、剥離刃26の取り出しおよび交換のためには、引き剥がし部分行程−調整装置19の調整が設定された領域で、好ましくは最大の引き剥がし部分行程によって行われることが必要である。このようにして、剥離刃26が剥離プライヤ2から誤って取り除かれることに対して追加の安全措置が提供されるので、剥離プライヤ2の信頼度が向上できるようになる。
剥離プライヤ2への力の比率の影響と構造要素の自動的な運動の誘因に関しては、ここでは記述されない別のバネを剥離プライヤ2内に存在させることができ、このバネの幾つかのみ図に示される。
1 剥離工具
2 剥離プライヤ
3 固定ハンドレバー
4 固定プライヤジョー
5 ハウジング体
6 旋回面
7 可動ハンドレバー
8 可動プライヤジョー
9 可動ハンドレバーの軸受
10 可動プライヤジョーの軸受
11 駆動運動学
12 切欠部
13 分離装置
14 プライヤくわえ口
15 締め付けジョー
16 操作機構
17 切り込み深さ−調整装置
18 操作機構
19 引き剥がし部分行程−調整装置
20 操作機構
21 安全装置
22 ストッパ
23 収容部
24 長手軸線
25 剥離刃
26 剥離刃
27 蓋
28 押圧レバー
29 ローラ
30 ガイド面
31 ローラ
32 引張バー
33 軸受ボルト
34 縦穴
35 刃保持器
36 刃保持器
37 基本体
38 剥離刃体
39 バネ
40 調整体
41 ガイド体
42 ガイド面
43 部分ガイド面
44 部分ガイド面
45 部分ガイド面
46 距離
47 距離
48 引き剥がし部分行程−ガイド領域
49 空転部分行程−ガイド領域
50 距離
51 第1部分−空転部分行程−ガイド領域
52 第2部分−空転部分行程−ガイド領域
53 中間体
54 軸受
55 接触面
56 ケーブル
57 部分領域
58 作業領域
59 移行
60 作業領域
61 移行
62 接触傾斜
63 第2降下部
64 ガイド体
65 ガイド面
66 支持体
67 支持ボルト
68 安全レバー
69 脚
70 脚
71 軸受
72 バネ
73 バネ腕
74 ストッパ
75 後方切断部
76 傾斜部
77 鎖錠要素
78 鎖錠ピン
79 突起部
80 分離刃
81 分離刃
82 保護装置
83 保護体
84 スリット
85 操作機構
86 回し板
87 縦穴
88 境界
89 切欠部
90 中間壁
91 バネ
92 固定装置、締め付け装置、または鎖錠装置
93 軸受

Claims (21)

  1. 閉鎖行程が、
    a)少なくとも1つの剥離刃(25、26)の閉鎖位置への閉鎖運動が、剥離されるケーブル(56)のための収容部(23)の長手軸線(24)に交差するように行われる切断部分行程と、
    b)前記閉鎖位置にある前記少なくとも1つの剥離刃(25、26)が、前記剥離されるケーブル(56)のための前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に運動する引き剥がし部分行程と、
    を有する剥離工具(1)であって、
    c)前記閉鎖行程が、前記少なくとも1つの剥離刃(25、26)が開口位置で前記剥離されるケーブル(56)のための前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に向けられた少なくとも1つの運動成分によって運動する、前記引き剥がし部分行程に続く空転部分行程を有し、
    d)その場合に、前記引き剥がし部分行程から前記空転部分行程への移行(59、61)が調節できることを特徴とする、剥離工具(1)。
  2. a)剥離されるケーブル(56)を、前記収容部(23)の長手軸線(24)方向に延長させて前記収容部(23)内へ挿入でき、
    b)剥離刃(26)がガイドによって導かれ、
    c)前記剥離刃(26)の前記ガイドが、
    ca)前記剥離刃(26)が、前記引き剥がし部分行程で、剥離されるケーブル(56)のための前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に前記長手軸線(24)から第1の距離(50)をあけて導かれる引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)と、
    cb)前記剥離刃(26)が、前記空転部分行程で、前記剥離されるケーブル(56)のための前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に向けられた少なくとも1つの運動成分によって前記長手軸線(24)から前記第1の距離(50)より大きい第2の距離(63)をあけて導かれる空転部分行程−ガイド領域(49)と、
    を有し、
    d)前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)から前記空転部分行程−ガイド領域(49)への移行(59、61)が調節できることを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
  3. 前記ガイドがガイド体(41;64)を具備して形成され、
    a)前記剥離刃(26)が、前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に交差するように前記ガイド体(41;64)に支持され、
    b)前記ガイド体(41;64)がガイド面(42;65)を有し、これが、
    ba)前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)で平らな部分ガイド面(43)を具備して形成され、
    bb)前記空転部分行程−ガイド領域(49)で、
    − 斜めの部分ガイド面(44)および/または
    − 前記収容部(23)の前記長手軸線(24)からの距離が前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)の前記平らな部分ガイド面(43)の前記距離とは異なる部分ガイド面(45)を具備して形成されることを特徴とする、請求項2に記載の剥離工具(1)。
  4. a)前記ガイド体(41)が、前記閉鎖行程中割り当てられた工具ジョー(プライヤジョー4)に位置固定に保持され、
    b)前記剥離刃(26)が、転がるかまたは外側へ滑るように前記ガイド体(41)の前記ガイド面(42)に支持され、
    c)前記ガイド体(41)が、前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)から前記空転部分行程−ガイド領域(49)への移行(59、61)を調節するために、前記工具ジョー(プライヤジョー4)に向けて前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に移動できることを特徴とする、請求項3に記載の剥離工具(1)。
  5. a)前記ガイド体(64)が、前記閉鎖行程中割り当てられた工具ジョー(プライヤジョー4)に相対して移動され、
    b)前記ガイド体(64)が、前記ガイド面(65)によって前記閉鎖行程中前記割り当てられた工具ジョー(プライヤジョー4)に位置固定に保持された支持体(66)に転がるかまたは滑るように支持され、
    c)その場合に、前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)から前記空転部分行程−ガイド領域(49)への移行を調節するために、前記支持体(66)が前記工具ジョー(プライヤジョー4)に向けて前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に移動できることを特徴とする、請求項3に記載の剥離工具(1)。
  6. 前記ガイド体(41)の異なる位置が、固定装置、締め付け装置または鎖錠装置(92)によって確保されることを特徴とする、請求項4に記載の剥離工具(1)。
  7. 記支持体(66)の異なる位置が、固定装置、締め付け装置または鎖錠装置(92)によって確保されることを特徴とする、請求項5に記載の剥離工具(1)。
  8. 前記剥離刃(26)と前記ガイド体(41)との間に中間体(53)が配置され、前記中間体(53)が、前記剥離工具(1)の駆動部により前記剥離刃(26)と共に移動され、前記ガイド体(41)の前記ガイド面(42)に沿って滑るように移動する接触面(55)を形成することを特徴とする、請求項4に記載の剥離工具(1)。
  9. 前記剥離刃(26)と前記ガイド体(41)との間に中間体(53)が配置され、前記中間体(53)が、前記剥離工具(1)の駆動部により前記剥離刃(26)と共に移動され、前記ガイド体(41)の前記ガイド面(42)に沿って滑るように移動する接触面(55)を形成することを特徴とする、請求項6に記載の剥離工具(1)。
  10. 前記剥離刃(26)、前記剥離刃を保持する刃保持器(36)、中間体(53)および/またはガイド体(41)が引張バー(32)と連結され、その場合に、前記引張バー(32)が前記閉鎖行程の進行中に前記剥離工具(1)の前記収容部(23)の前記長手軸線(24)に平行に移動されることを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
  11. 前記引張バー(32)が、
    a)前記切断部分行程中には移動されず、
    b)前記引き剥がし部分行程中も前記空転部分行程中も前記長手軸線(24)に平行に移動されることを特徴とする、請求項10に記載の剥離工具(1)。
  12. 前記引張バー(32)が、末端領域で可動ハンドレバー(7)に固定される押圧レバー(28)によって操作され、前記押圧レバー(28)が、前記別の末端領域で閉鎖行程中可動工具ジョー(プライヤジョー8)のガイド面(30)に転がるかまたは滑るように支持され、および前記引張バー(32)に転がるかまたは滑るように支持され、その場合に、前記押圧レバー(28)内の、一方では前記可動工具ジョー(プライヤジョー8)の前記ガイド面(30)への、他方では前記引張バー(32)への力の分配が、前記ガイド面(30)の傾斜と前記押圧レバー(28)の角度とに関係することを特徴とする、請求項10に記載の剥離工具(1)。
  13. 前記引張バー(32)が、末端領域で可動ハンドレバー(7)に固定される押圧レバー(28)によって操作され、前記押圧レバー(28)が、前記別の末端領域で閉鎖行程中可動工具ジョー(プライヤジョー8)のガイド面(30)に転がるかまたは滑るように支持され、および前記引張バー(32)に転がるかまたは滑るように支持され、その場合に、前記押圧レバー(28)内の、一方では前記可動工具ジョー(プライヤジョー8)の前記ガイド面(30)への、他方では前記引張バー(32)への力の分配が、前記ガイド面(30)の傾斜と前記押圧レバー(28)の角度とに関係することを特徴とする、請求項11に記載の剥離工具(1)。
  14. 前記剥離工具(1)を少なくとも一部閉じた位置に確保できる安全装置(21)が存在することを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
  15. 前記安全装置(21)が、前記剥離工具(1)の駆動部の操作によって自動的に解除されることを特徴とする、請求項14に記載の剥離工具(1)。
  16. ケーブル(56)を切断する分離装置(13)が存在し、前記分離装置(13)が保護装置(82)によって閉鎖可能であることを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
  17. 前記保護装置(82)が、前記閉鎖行程の進行によって保護位置へ自動的に移行され、前記閉鎖行程の反転によっても前記保護位置に残ることを特徴とする、請求項16に記載の剥離工具(1)。
  18. 前記切断部分行程終了時に、前記収容部の前記長手軸線(24)に交差する少なくとも1つの剥離刃(25)の距離を調整できる切り込み深さ−調整装置(17)が存在することを特徴とする、請求項に記載の剥離工具(1)。
  19. 一方では前記切り込み深さ−調整装置(17)が、他方では前記引き剥がし部分行程−ガイド領域(48)と前記空転部分行程−ガイド領域(49)とを有する前記剥離刃(26)の前記ガイドが、異なる工具ジョー(プライヤジョー8;プライヤジョー4)に割り当てられることを特徴とする、請求項18に記載の剥離工具(1)。
  20. 前記閉鎖行程が、前記空転部分行程に続く開口部分行程を有することを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
  21. 前記剥離刃(25、26)が交換可能であり、前記引き剥がし部分行程から前記空転部分行程への調整された移行(59;61)が、
    a)設定された移行に対応するか、または
    b)設定された移行領域に存在する
    場合にのみ前記剥離刃(25、26)の交換が可能であることを特徴とする、請求項1に記載の剥離工具(1)。
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