JP6636264B2 - 液圧駆動筋肉アクチュエータユニット及びそれを組み込んだ筋肉ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、液圧駆動筋肉アクチュエータユニット及びそれを組み込んだ筋肉ロボットに関する。
本発明の背景技術としては特許文献1がある。特許文献1では、シリンダ室内に液媒体が充填される第1のシリンダ体及び第2のシリンダ体と、液媒体が充填される中空部を備えたピストン体と、第1のシリンダ体及びピストン体と第2のシリンダ体により形成される液媒体空間内に液圧を供給する液圧供給機構を備えた液圧駆動のアクチュエータが記載されている。ピストン体は可撓性を有した曲がる素材でできており、アクチュエータ全体として曲がりながらシリンダ−ピストン駆動により伸縮することができる。
特開2011−106529号公報
特許文献1に記載されている液圧駆動のアクチュエータは、特許文献1に言う“硬直型の制御”、“硬直した動作”を行うロボットではなく、周囲に状況に応じた柔軟な制御、柔軟な動作を行い、点検や軽作業ができる程度の剛性を有するものであり、重量物を持ち上げたり、所定の剛性の有する作業をしたりするには適していない。
例えば、原子力、火力プラントなどのプラントでは、プラント構造物を持ち上げたり、弁の開閉作業行ったりする重量物を取り扱う作業を行う。特に、原子力プラントでは極めて少ない確率ではあるが、過酷事故により緊急冷却設備の機能が喪失し炉心溶融に至る非常時が想定され、高放射能を有する溶融した燃料を炉心から取出すような作業が必要となる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、取り扱う重量が大きい液圧駆動筋肉アクチュエータユニット及びそれを組み込んだ筋肉ロボットを提供することにある。
上記した課題を解決するための本発明の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットは、その一例を挙げるならば、伸縮可能なシリンダと、該シリンダの周囲を囲むように設けられた基本弾性体と、前記シリンダと前記基本弾性体を支持する端板とから成り、前記シリンダに液圧を付与することにより、前記基本弾性体の戻ろうとする力と釣り合うことで伸長する液圧駆動筋肉アクチュエータを備え、前記液圧駆動筋肉アクチュエータが複数配置されて構成されると共に、前記液圧駆動筋肉アクチュエータによる負荷荷重を増強する増強手段を有し、前記増強手段は、複数配置された前記液圧駆動筋肉アクチュエータの周囲を囲むように設けられた外周用弾性体か、複数配置された前記液圧駆動筋肉アクチュエータの中心位置に設けられた内側用弾性体であることを特徴とする。
本発明によれば、本発明が解決しようとする課題は、取り扱う重量が大き液圧駆動筋肉アクチュエータユニット及びそれを組み込んだ筋肉ロボットで解決できる。
本発明の筋肉ロボットの実施の形態である作業ロボットの上面図を示す図である。 作業ロボットを図1の矢印Aの方向から見た側面図である。 作業ロボットの液圧制御部の構成を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの最小構成を示す水圧駆動アクチュエータの第1の実施例の構成部品を分解して示す図である。 本発明の水圧駆動アクチュエータとして図4に示す構成部品を一体形成したときの側面断面図と、側面外観図を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの最小構成を示す水圧駆動アクチュエータの第2の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第1の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第2の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第3の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第4、5の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第6の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第7の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動アームの第1、2の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動アームの第3、4の実施例を示す図である。 本発明の水圧駆動アームの第5、6の実施例を示す図である。 本発明のその他の他実施例1を示す図である。 本発明のその他の他実施例1を示す図である。複数の作業ハウスを原子炉建屋のオペフロへ設置して、各種構造物を取り外す工程を説明する図である。 本発明の沸騰水型原子力プラントへの適用例1を示す図で、原子炉格納容器内の各種構造物を取り外した後の原子力プラントの状態を示す図である。 本発明の沸騰水型原子力プラントへの適用例1を示す図で、燃料デブリを解体する燃料デブリ解体装置と、解体した燃料デブリを搬出する燃料デブリ搬出装置とを有する燃料デブリ解体搬出装置を示す図である。 図19に示す燃料デブリ解体搬送装置の詳細図を示す図である。
以下、本発明を実施する上で好適な実施例について図面を用いて説明する。尚、下記はあくまでも実施例に過ぎず、発明の内容は下記態様に限定されるものでないことは言うまでもない。
図1乃至図3は、本発明の筋肉ロボットの実施の形態である作業ロボット100を示す図である。図1は、作業ロボット100の上面図を、図2は、作業ロボット100を図1において矢印Aの方向から見た側面図である。図3は、液圧制御部23の構成を示す。
作業ロボット100は、本体部24この本体部24を移動させる複数の液圧駆動移動機構22と、本体部24に固定された複数(図1では4本)の液圧駆動多関節型マニピュレータ21と、それらを本体部24を介して制御する液圧制御部23とを有する。
液圧駆動多関節型マニピュレータ21は、後述する本発明の特徴を有し曲がることができる液圧駆動筋肉アクチュエータユニット10で構成される2本の液圧駆動アーム20と、液圧駆動アーム20の先端に設けられた作業用効果器25であるハンド25Hとを有する。作業用効果25としては、ハンドの他、カッタ、スコップ、押圧体、液体吸引部などが挙げられる。液圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の本数は、3本以上でもよい。
液圧駆動移動機構22は、本体部24の相対する2辺部にそれぞれ所定の間隔で設けられた4本の移動脚部22aと、本体部24の底部中心部に設けられた1本の固定脚部22bと、移動脚部22aを移動させる移動脚部移動部22cと、移動脚部22aを本体部底部と平行な面で回転させる移動脚部回転部23dとを有する。なお、移動脚部22Aと固定脚部22Bは、上下に伸縮可能な脚部である。
液圧駆動移動機構22の動作各部も、後述する本発明の特徴を有する後述する液圧駆動筋肉アクチュエータユニット又は液圧駆動筋肉アクチュエータで構成される。
液圧制御部23は、タンク23Tと、ポンプ23Pと、電磁弁ユニット23Dと制御盤23Bとを有する。液圧制御部23は、電磁弁ユニット23Dを制御することによって、液圧駆動移動機構22により作業ポイントを移動させて、液圧駆動多関節型マニピュレータ21に作業させる。
なお、液圧源としては、水圧、油圧あるいは空圧などが挙げられる。以下の実施例では、原子力プラントに適し、駆動力の観点から水圧の例を説明する。しかし、以下の説明において、水圧の替りに油圧又は空圧を用いても作業ロボット100の機構構成は基本的には変わらない。また、以下の説明において“液圧”を“水圧”に替えて説明する。
以下の図面において、基本的には、同機能・同構造を果たすものは同じ符号を用いている。
まず、水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの最小単位である水圧駆動筋肉アクチュエータ3の実施例を説明する。
(水圧駆動筋肉アクチュエータの実施例3A)
図4、図5は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの最小構成を示す水圧駆動筋肉アクチュエータ3の第1の実施例3Aを示す。図4は、水圧駆動筋肉アクチュエータ3の構成部品を分解して示した図で、図5は、水圧駆動筋肉アクチュエータ3として構成部品を一体形成したときの側面断面図(a)と、側面外観図(b)を示した図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aは、図4(b)に示すジャバラ状の伸縮式シリンダ2と、その伸縮式シリンダ2の周囲を囲むように設けられた図4(a)に示すコイル状のバネである基本弾性体1と、伸縮式シリンダ2と基本弾性体1を支持する図5(b)に示す上下に設けられた端板4と、水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aの伸長範囲を規定するストッパ11と、を有する。この構成において、伸縮式シリンダ2に水圧を付与すると、基本弾性体1のバネの戻ろうとする力と釣り合い、水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aが伸長することができる。従って、コイル状のバネは引張バネである。
基本弾性体1は、上下端板4とそれぞれ1か所の接続部1a、1bを介してそれぞれに固定されている。接続部1a、1b対角位置に配置されているのは、隣接する水圧駆動筋肉アクチュエータ3との関係によって水圧駆動筋肉アクチュエータ3の姿勢をバランスよく柔軟に傾斜させるためである。
伸縮式シリンダ2は、例えば、伸縮可能なシート、プラスチック製のジャバラ、金属製のジャバラ等が考えられる。要は、駆動に必要な強度を持ちシリンダの役目を果たす構造であればよい。また、基本弾性体1は、コイル状のバネのほか、例えば複数のコイル状のバネを周囲に配置して形成してもよいし、円筒状のゴム又は複数枚の板状のゴムで形成してもよい。
ストッパ11は、伸縮式シリンダ2に内在し、上下の端版4に固定されている。なお、固定位置は、伸縮式シリンダ2の上下端部でもよい。また、ストッパ11は、伸縮式シリンダ或いは基本弾性体1により伸長範囲が規定されれば設けなくてもよい。
以上説明した水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aのジャバラ状の伸縮式シリンダ2とその伸縮式シリンダ2の周囲を囲むように設けられたコイル状のバネである基本弾性体1との構成は、特許文献1に比べ部品点数も少なくシンプルな構造であり信頼性も高いという利点を有する。従って、原子力プラントのような厳しい環境に用いるのに適している。この点に関しては、次の実施例3Bにおいても同様である。
なお、以下実施例において、コイル状のバネである弾性体をゴム状又は板バネ等の弾性体に置換することができる。
(水圧駆動筋肉アクチュエータの実施例3B)
次に、水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの最小単位である水圧駆動アクチュエータ3の第2の実施例3Bを、図6を用いて説明する。図6(a)は、水圧駆動アクチュエータ3Bの側面断面図であり、図6(b)は、図6(a)における断面A−Aからの矢視図である。
実施例3Bの実施例3Aとの異なる点は、伸縮式シリンダ2の内側に更にコイル状のシリンダ内弾性体13を設けた点である。
本実施例3Bによれば、付与荷重とバランスをとる弾性体の本数を増やしたことにより更に負荷荷重を増強することができる。実施例3Bにおいて、実施例3Aと同様に、コイル状の基本弾性体1の対角位置に配置された上下端板4との接続部1a、1bが、コイル状のシリンダ内弾性体13の対角位置に配置された上下端板4との接続部13a、13bが設けられている。実施例3Aと同様に水圧駆動筋肉アクチュエータ3の姿勢を柔軟に傾斜させるために、接続部13aは接続部1aに隣接する位置に、接続部13bは接続部1bに隣接して設ける。シリンダ内弾性体13は、負荷荷重を増強する増強手段である。
次に、水圧駆動アーム21や水圧駆動移動機構22を構成する水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の実施例を説明する。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10A)
図7は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの第1の実施例10Aを示す図である。図7(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの側面外観図であり、図7(b)は、図7(a)における断面A−Aからの矢視図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aは、図5で示した水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aをマトリクス状(図7では2x2列状)に4本配した構造を有する。既に説明したように水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aは部品点数も少なくシンプルな構造であるので、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aも特許文献1に比べ部品点数も少なくシンプルな構造であり、信頼性が高いという利点を有する。従って、原子力プラントのような厳しい環境に用いるのに適している。この点に関しては、以下の水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例においても同様である。
図7(b)に示す4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aの伸縮式シリンダ2の水圧を制御することにより、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの長さを変え、姿勢を曲げることができる。長さは、4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aの伸縮式シリンダ2の水圧の平均値で規定され、曲げ方向及び曲げの度合で規定される姿勢は、4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aの伸縮式シリンダ2の水圧差で決まる。
特に、曲げ方向は、水圧駆動筋肉アクチュエータの中心にあるシリンダの水圧と周囲にある弾性体との釣り合いによって決まる。従って、特許文献1の曲げ方向は、周囲の4本の弾性体のある方向に規定され、その結果、当該文献の図10に示すように隣接する2本の水圧駆動筋肉アクチュエータの結ぶ直交方向に規定される。一方、本実施例10Aでは、伸縮式シリンダ2の周囲を囲むように設けられた基本弾性体1によって周囲の全方向で釣り合いをとることができる。その結果、4本の伸縮式シリンダの水圧を細かく規定することで全方向に曲げることができる。例えば、図7(b)に示す4本の伸縮式シリンダの水圧を3Aa=3Ac>3Ab=3Adとすることにより、隣接する2本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aを結ぶ線に直交方向であるG方向に曲げることができる。また、3Aa>3Ac=3Ab>3Adとすることにより、対角にある2本の水圧駆動筋肉アクチュエータを結ぶ線に直交方向であるH方向にも曲げることできる。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10B)
図8は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第2の実施例10Bを示す図である。図8(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Bの側面外観図であり、図8(b)は、図8(a)における断面A−Aからの矢視図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Bは、図6で示した水圧駆動筋肉アクチュエータ3Bをマトリクス状(図8では2x2列状)に4本配した構造を有する。水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Bは、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aに比べて負荷荷重を大きくすることができる利点を有する。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Bにおいても、伸縮式シリンダ2の内側に設けたコイル状の弾性体13も伸縮式シリンダ2の水圧との釣り合いにおいて方向性はないから、全方向に曲げることが可能である。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10C)
図9は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第3の実施例10Cを示す図である。図9(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cの側面外観図であり、図9(b)は、図9(a)における断面A−Aからの矢視図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cは、図7で示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの外側周囲を覆うように設けたコイル状のバネの外周用弾性体(増強手段)5Aと、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの中心にコイル状のバネの内側用弾性体(増強手段)8を設けた例である。外周用弾性体5、内側用弾性体8は、共に従属駆動体であるから、4本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの伸縮式シリンダ2の水圧によって従動して動作し、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの姿勢は、それらの結果として得ることができる。従って、負荷及び4本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Aの水圧と姿勢との関係を予め実験又はシミュレーションにより得ることができる。
なお、図9においては、外周用弾性体5Aと内用弾性体8とを設けたが、どちらか一方でもよい。また、本実施例10Cの特徴は、図8で示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Bにも適用できる。
この構造用によって更に、大きな負荷荷重を扱うことができる。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10D、10E)
図10は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cに本実施例の特徴を更に付加した第4、5の実施例10D、10Eを示す図である。10(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータの実施例3Aを用いた水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第4の実施例3Dの側面外観図である。図10(b)は、図10(a)における断面A−Aからの矢視図である。図10(c)は、水圧駆動筋肉アクチュエータの実施例3Bを用いた水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第5の実施例3Eの図10(a)の断面に対応する位置における断面A−Aからの矢視図である。
実施例10D、10Eは、実施例10Cに示す外周用弾性体5と隣接する2本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3A又は3Bとで形成される空間に、伸縮袋6を更に設けた例である。伸縮袋6の中身は、例えばゲル状の物質でもよいし、水圧駆動筋肉アクチュエータ3A、3Bで用いた水圧駆動体でもよい。ゲル状物質であれば、水圧駆動筋肉アクチュエータ3A、3Bのダンパとして役割を担い、伸縮式シリンダのような水圧駆動体であれば増強手段として液体付与時に生じる負荷荷重を増やすことができる。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10F)
図11は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第6の実施例10Fを示す図である。図11(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の側面外観図であり、図11(b)は、図11(a)における断面A−Aからの矢視図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fの実施例10Cである水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cとの違いは、外周用弾性体5としてコイル状のバネの弾性体の代わりにゴム状の外周用弾性体5Bを4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aの周囲に増強手段として離散的に設けた点である。
本実施例6においても、実施例10Cと同様に大きな負荷荷重を扱うことができる。
なお、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cと同様にゴム状の外周用弾性体5Bを周囲全体を囲むように一体として設けてもよいし、逆に、実施例10Cにおいてコイル状のバネの基本弾性体1を離散的に設けてもよい。また、本実施例10Fに実施例10D、10E説明した特徴を付加してもよい。
(水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10G)
図12は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の第7の実施例10Gを示す図である。図12(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fの初期位置における側面外観図であり、図12(b)は、図12(a)における断面A−Aからの矢視図である。
水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gの水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fとの違いは次の2点である。第1は、外周用弾性体5としてゴム状の外周用弾性体5Bの代わりに増強手段として板バネ状の外周用弾性体5Cを4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3の周囲に離散的に設けた点である。第2は、水圧駆動筋肉アクチュエータ3も、水圧駆動筋肉アクチュエータ3A、3Bとは異なった実施例3Cを有する。実施例3Cは、図12(a)の初期位置で、仕切り板(図示せず)を有する伸縮式シリンダ2と、圧縮バネである基本弾性体1とで構成される。
このような構成において、外周用弾性体5Cは、外側に膨らむことによって、それぞれ圧縮バネである基本弾性体1を有する4本水圧駆動筋肉アクチュエータ3Cと釣り合うことができる。図12(a)の状態では、基本弾性体1、板バネ状の外周用弾性体5Cの弾性力は零であり、伸縮式シリンダ2においても仕切り板前後に水圧差もなく、端板4に作用する水圧もない。
一方、仕切り版の紙面上側の水圧を高くすることによって伸縮式シリンダ2縮み、その水圧差に釣り合うように圧縮バネである基本弾性体1が縮み、水圧駆動筋肉アクチュエータ3Cも縮む。最終的には、4本の水圧駆動筋肉アクチュエータ3Cの縮め具合に基づいて、4本の圧縮バネである基本弾性体1とともに、4本の伸縮式シリンダ2の水圧と釣り合うように、4本の板バネ状の外周用弾性体5Cがそれぞれ外側に膨らみ、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gは所定の姿勢をとることができる。なお、伸縮式シリンダ2としては、ジャバラ形式の他、シリンダロッドを有する形式でもよい。
なお、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の作動範囲の中間位置を動作時の初期位置とすれば、本実施例は、実施例10Aから10Fと制御のし易さの観点で同様である。
本実施例10Gにおいても、実施例10Fと同様に大きな負荷荷重を扱うことができる。
なお、板バネ状の外周用弾性体5Cでは、一体にして周囲全体を囲むことはできないが、複数に分割して設けてもよい。また、実施例10Gに実施例10D、10E説明した特徴を付加してもよい。
(水圧駆動アームの実施例20A、20B)
図13は、水圧駆動筋肉アクチュエータ3Aを複数本連結する際に図9に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10Cの特徴を適用した水圧駆動アーム20の第1、第2の実施例20A、20Bを示す図である。図13(a)は、連結部分に接続用弾性体7を設けた実施例20Aを示す図である。図13(b)は、図9に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cを単にボルト・ナット(図示せず)で固定連結した水圧駆動アーム20の実施例20Bを示す図である。
図13(a)に示す実施例20Aは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5と、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。また、本実施例20Aでは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cを、例えばゴムブッシュのような接続用弾性体7で接続している。
図13()に示す実施例20Bも、実施例20と同様に、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5と、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Cの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。
水圧駆動アームの実施例20A、20Bによれば、水圧駆動アーム20A、20Bを水平にしても、水圧駆動アーム20A、20Bの先端が重さで垂下することなく、水圧駆動アーム20A、20Bの姿勢を維持することができる。
また、本実施例20Aは、外周用弾性体5A及び内側用弾性体8の構成と共に、接続用弾性体7の作用により、本実施例20Bに比べ、全体の姿勢を滑らかな姿勢に制御できる。
以上の説明においては、圧駆動筋肉アクチュエータユニット10の本数は2本であるが、本数が3本以上の場合、水圧駆動アーム20全体を実施例20A、20Bのいずれか単独の方法で構成してもよく、両方法を組み合わせる構成としてもよい。
(水圧駆動アームの実施例20C、20D)
図14は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10を複数本連結した水圧駆動アーム20の第3、第4の実施例20C、20Dを示す図である。図14(a)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dを連結する際に図9に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10Cの特徴を適用した水圧駆動アーム20の実施例20Cを示す図である。図14(b)は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Eを連結する際に図9に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニットの実施例10Cの特徴を適用した水圧駆動アーム20の実施例20Dを示す図である。
図14(a)に示す実施例20Cは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5Aと、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。また、本実施例20Cでは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dを、例えばゴムブッシュのような接続用弾性体7で接続している。
同様に、図14(b)に示す実施例20Dは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Eの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5Aと、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Eの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。また、本実施例20Dでは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Eを、例えばゴムブッシュのような接続用弾性体7で接続している。
なお、実施例20Bと同様に、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10D、10Eを単にボルト・ナット(図示せず)で固定連結してもよい。
水圧駆動アームの実施例20C、20Dによれば、実施例20Aと同様に水圧駆動アーム20C、20Dを水平にしても、水駆動アーム20C、20Dの先端が重さで垂下することなく、水圧駆動アーム20C、20Dの姿勢を維持することができる。
また、本実施例20C、20Dは、外周用弾性体5A及び内側用弾性体8の構成と共に、接続用弾性体7の作用により、固定連結する実施例に比べ、全体の姿勢を滑らかな姿勢に制御できる。
以上の説明においては、圧駆動筋肉アクチュエータユニットの本数は2本であるが、本数が3本以上の場合、水圧駆動アーム20全体を実施例20C、20D又は固定連結のいずれか単独の方法で構成してもよく、両方法を組み合わせる構成としてもよい。
(水圧駆動アームの実施例20E、20F)
図15は、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10を複数本連結した水圧駆動アーム20の第5、第6の実施例20E、20Fを示す図である。図15(a)は、図11に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fを連結する際に、その実施例10Fの特徴を適用した水圧駆動アーム20の実施例20Eを示す図である。図15(b)は、図12に示す水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gを連結する際に、その実施例10Gの特徴を適用した水圧駆動アーム20の実施例20Fを示す図である。
図15(a)に示す実施例20Cは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5Bと、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。また、本実施例20Eでは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Fを、例えばゴムブッシュのような接続用弾性体7で接続している。
同様に、図15(b)に示す実施例20Fは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gの全体を覆うように設けられた外周用弾性体5Cと、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gの中心を一貫するように設けられた内側用弾性体8とを有する。また、本実施例20Fでは、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Gを、例えばゴムブッシュのような接続用弾性体7で接続している。
なお、実施例20Bと同様に、2本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10F、10Gを単にボルト・ナット(図示せず)で固定連結してもよい。
水圧駆動アームの実施例20F、20Gによれば、実施例20Aと同様に水圧駆動アーム20C、20Dを水平にしても、水圧駆動アーム20C、20Dの先端が重さで垂下することなく、水圧駆動アーム20C、20Dの姿勢を維持することができる。
また、本実施例20F、20Gは、外周用弾性体5B、5C及び内側用弾性体8の構成と共に、接続用弾性体7の作用により、固定連結する実施例に比べ、全体の姿勢を滑らかな姿勢に制御できる。
図16は、水圧駆動アーム20の周囲を伸縮自在シート9で覆う例を示し、水圧駆動アーム20例として実施例20Dで示した図である。図16(a)は、その他の実施例1の外観側面図を、図16(b)は、実施例20Dを構成する水圧駆動筋肉アクチュエータ3Bの図10(a)に相当する位置の断面A−Aからの矢視図である。
この結果、基本弾性体1、伸縮式シリンダ2、外周用弾性体5等の各水圧駆動筋肉アクチュエータの砂や埃等の噛み込みを防止できる。
(その他の他実施例2)
図17は、上述説明した水駆動筋肉アクチュエータ3、水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10、水圧駆動アーム20及び水圧駆動移動機構22駆動する水圧用ケーブル15、必要ならば制御ケール、位置情報ケーブル等をそれらの中央部の空間に配設した例を示す図である。図17(a)は、その他の実施例2の外観側面図を、図17(b)は、図17(a)における断面A−Aからの矢視図である。
なお、図17(a)において、解りやすいように上側の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dにおいては、内側用弾性体8と水圧用ケーブル15のみを表示し、下側の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10Dは全体を表示している。
図17では、水圧用ケーブル15を図14(b)に示した水圧駆動アーム20Dの中央部の内側用弾性体8の空間部に配設した例である。内側用弾性体8を用いない場合は、単に中央部に配設してもいし、さらに、内側用弾性体8との噛み合わせが生じないように水圧用ケーブル15を囲むチューブを設けてもよい。
この結果、動作時に外部との干渉もなく、安定した動作を行うことができる。
(沸騰水型原子力プラントへの適用例1)
次に、本発明の関節型マニピュレータを沸騰水型原子力プラントにおける燃料デブリ搬出に適用した適用例3を図18から図20を用いて説明する。
図18は、原子炉格納容器PCV内の各種構造物を取り外した後の原子力プラントの状態を示す図である。図19は、燃料デブリを解体する燃料デブリ解体装置83と、解体した燃料デブリを搬出する燃料デブリ搬出装置70とを有する燃料デブリ解体搬出装置60を示す図である。図20は、図19に示す燃料デブリ解体搬送装置60の詳細図を示す図である。
沸騰水型原子力プラントは、原子炉建屋PB内に原子炉PR及び原子炉格納容器PCVを備えている。原子炉建屋内にはPCVの上蓋、PRにはその上蓋、原子炉PRの蒸気乾燥器、気水分離器、上部格子板、炉心シュラウド等の構造物がある。これら構造物は、取り外した後なので図18には図示していない。
沸騰水型原子力プラントにおいて、炉心溶融が生じた場合の燃料デブリ28の形態の概要について示す。冷却設備の機能が喪失し原子炉圧力容器RPV内に冷却水が注入されない場合、核燃料の崩壊熱により、燃料集合体内の燃料ペレットおよび被覆管等が溶融する。図18に示すように、この場合溶融した核燃料はもともと存在していた位置、RPVの炉底部、又は、PCVの底部であるコンクリートマット上に存在すると推定される。本発明は、このような状態の燃料デブリを搬出する際に適用される。RPVは、PCV内の底部に設けられたコンクリートマット32上に設けられた筒状のペデスタル34上に据え付けられている。筒状のγ線遮蔽体33が、ペデスタルの上端に設置され、RPVをとり囲んでいる。
図18に示すように、炉心溶融が生じた場合、各種構造物を取り外す作業を行うために、複数の作業ハウスを原子炉建屋PBの運転床(オペフロ)29へ設置して行う。
作業ハウスは、オペフロ29等に第一作業ハウス42、第二作業ハウス43、第三作業ハウス44を設置する。作業ハウスの個数は実際に行なう作業内容に従って増減させて構わない。各作業ハウス内には作業ハウス内クレーン装置45が設けられており、また、各作業ハウスには放射線漏洩や汚染物拡大防止のための密閉扉46を備えている。
取り外した構造部は、取り外した後なので図示していない。これら取り外された構造物は、例えば第三作業ハウス44内にて切断装置47を用いて細断して機器収納容器48に格納し原子炉外部へ搬出する。また、除染装置49を設けるようにしても良く、除染装置を設けた場合には、除染が必要な各種構造物に対して除染を行ないながら搬出が可能となる。
なお、31は複数の制御棒駆動機構ハウジング、36はドライウェル、37は冷却水が充填された圧力抑制室、38はドライウェルに連絡されるベント通路、39制御棒案内管である。
図19を用いて、燃料デブリ解体装置83を有する燃料デブリ解体搬出装置60の概要を説明する。各種構造物が取り外された原子炉PRは、上方から燃料デブリに接近できる作業空間が確保されたため、次に、燃料デブリ解体搬出装置60を用いて燃料デブリ28を解体し、原子炉PR外に搬出する。
まず、燃料デブリ解体搬出装置の詳細構造及び燃料デブリ搬出工程について示す。
図19に示すように、燃料デブリ解体搬出装置60は、上蓋が取り外されたRPVのフランジ面61に載せられる装置固定機構62を有する。この装置固定機構62は4箇所にワイヤドラム装置63が設けられており、このワイヤドラム装置63のワイヤ64にはボックス装置65が吊り下げられている。吊り下げられたボックス装置65はワイヤドラム装置63のワイヤ巻上げ巻下げ動作によって昇降動作させてボックス装置65を目的とする位置へ移動させる。
ボックス装置65の側面には側面シール付クランプ部66が設けられており、所定の位置へ移動したボックス装置を、側面シール付クランプ部の突出動作によってRPVの内側側面へ固定し、ボックス装置とRPV内壁面との隙間をシールする。また、ボックス装置65内部は、シール装置67によりボックス装置と主旋回テーブル78との隙間をシールし気密が保たれるように構成されている。
燃料デブリ解体搬出装置60の詳細構造について、更に図20を用いて説明する。ボックス装置65には電力ケーブル及び給水系統68を有しており、各種装置を動かすための電力や、原子炉内を冷却する冷却水や、ウォータージェット等による切断や水圧駆動多関節型マニピュレータ21を駆動するのに用いられる駆動水を供給する。また、ボックス装置65の上部には、第一遮蔽体69を備えており、この第一遮蔽体69には、各種装置や燃料キャスクを内部に格納して移動させる搬送装置70が接続される搬出入用遮蔽ポート71が設けられている。搬出入用遮蔽ポートは通常時には搬出入用遮蔽ポート扉72が設けてあり、ボックス装置内の気密性が保たれている。各種装置の搬出搬入の際には、搬出入用遮蔽ポート扉72を開放し、出し入れを行なう。また、第一遮蔽体69には内部が空洞となっている第一タンク73を有しており、水の注入量によって放射線の遮蔽効果を調整できるように構成されている。なお、注入は水以外にも遮蔽効果を確保できれば鉄球、鉛球を使用してもよい。これより、一部を第一タンクとすることで、燃料デブリ解体搬出装置60に不必要な重量物を搭載することを不要とすることができる。遮蔽効果が望める必要十分な量の水等を注入するのみで遮蔽効果が実現でき、燃料デブリ解体搬出装置の全体重量の軽量化を図れる。なお、第一遮蔽体は、鉄板、鉛板でもよく、必ずしも第一タンク方式に限定するものではない。
ボックス装置65内部にはボックス内クレーン装置74および昇降機能付きマニピュレータ75を備えており、搬送装置70によって運ばれてきた各種装置及び燃料キャスク76をボックス装置内の所定に位置に実装できるようになっている。ボックス装置65の下部には第二遮蔽体77を備えており、第二遮蔽体77は、主旋回テーブル78及び主旋回駆動部79とから構成されており、主旋回テーブル78は回転可能となっている。また、主旋回テーブル78にはさらに副旋回テーブル80及び副旋回駆動部81を備えており、主旋回テーブル78とは独立して副旋回テーブル80を回転可能に設けられている。
副旋回テーブルには燃料デブリ解体装置固定ユニット82が設けられており、このユニットに水圧駆動アーム20の各実施例、水圧駆動多関節型マニピュレータ21を有する燃料デブリ解体装置83が設けられる。ボックス装置の主旋回テーブルには、燃料デブリ解体装置を設置していない場合に、ボックス装置内の気密性を保つように下部遮蔽ポート扉84がスライド可能に設けられている。また、主旋回テーブルには内部が空洞となっている第二タンク85を有しており、水の注入量によって放射線の遮蔽効果を調整できるように構成されている。なお、注入は水以外にも遮蔽効果を確保できれば鉄球、鉛球を使用してもよい。
主旋回テーブル78の一部を第二タンク85とすることで、不必要に重量物を搭載することを不要にできる。遮蔽効果が望める必要十分な量の水等を注入するのみで遮蔽効果が実現でき、燃料デブリ解体搬出装置60の全体重量の軽量化が図れる。
燃料デブリ解体装置83は、オペフロ29に設けられた操作盤230(図1参照)と、給水系統から導いた水を昇圧する高圧ポンプ94と、燃料デブリを切断する作業用効果器25として切断ノズル25Nを上記各実施例の水圧駆動アーム20の先端に取り付けた水圧駆動多関節型マニピュレータ21と、水圧駆動多関節型マニピュレータの先端を監視する監視カメラ220と、切断された燃料を吸引する吸引ライン88と、を有する。



燃料デブリ解体装置83は、耐久性、耐放射線性及び除染性の観点から、可能範囲で金属の材質で構成されるのが望ましい。例えば、基本弾性体1、外周用弾性体5、内側用弾性体8及びシリンダ内弾性体13は、金属製のコイル状のバネを、伸縮式シリンダの金属製のジャバラで構成するのが望ましい。
高圧ポンプ94は、水圧駆動多関節型マニピュレータ21の水圧用ケーブル15に連通する供給配管86を介して水圧駆動アーム20と切断ノズル25Nへ高圧駆動水を供給する。供給配管86は、水圧駆動アーム20の姿勢に応じて変形する必要がないためにリジットの金属配管で構成される。
吸引ライン88も供給配管86同様に、水圧駆動アーム20の姿勢の変化に対応できるようにロータリジョイントを組み合わせた金属配管で構成される。
監視カメラ220は、燃料デブリ解体装置固定ユニット82に固定された鉛製の放射線防護筒221の中に、燃料デブリから放射線を直接受けないように、燃料デブリ解体装置固定ユニット82に向けて収納されている。放射線防護筒221は、放射線を遮蔽する蓋222を有しており、撮像する必要がないときにはその蓋を閉じる。蓋222は、内面が反射鏡となっており、蓋に金属製の蓋ワイヤ223を接続されており、その蓋ワイヤの姿勢を例えば水圧駆動アクチュエータ3と同じ構造を有する蓋ワイヤ駆動部224で制御し、監視カメラ220が切断ノズル25Nを撮像できるようにする。
このような構造によって、監視カメラ220を見ながら効率的にかつ確実に燃料デブリを取り出せるように水圧駆動アーム20を制御し、切断ノズル25Nで燃料デブリ28を切断できる。
切断された燃料デブリは吸引ライン88によって回収される。回収した燃料デブリは回収ラインを通じて、回収物分離装置89へ運ばれて、ここで水と燃料デブリとに分離されて、燃料デブリは燃料キャスク76へ収納される。燃料キャスク76は燃料デブリを収納したら、搬送装置70を用いて、原子炉外部へと搬出される。
以上説明した燃料デブリ解体装置83は、解体手段として高圧水を噴射する切断ノズルを用いたが、その他の解体手段としてカッタ等による機械的切断、叉はレーザ光による熱的切断等を用いることができる。
以上説明したように、本発明の水圧駆動多関節型マニピュレータ21を用いることにより、解体手段を所定範囲内に移動させることができ、効率よく燃料デブリを解体できる。場合によっては、副旋回テーブル80を旋回させることなく、水圧駆動多関節型マニピュレータ21の動作範囲で、燃料デブリ28を全て解体することも可能である。
次に搬送装置70の詳細について説明する。搬送装置70は内部に搬送用クレーン90と洗浄機構91を備えている。また洗浄機構91へ水を供給するポンプ92も備えている。装置搬送容器内部へ移動させた燃料デブリ解体装置や燃料キャスクをこの搬送装置70内部で洗浄できるようになっている。これにより除染が可能となる。また、搬送容器の底部には搬送装置下面用蓋93が取り付けられている。
以上、説明した本発明の燃料デブリ解体装置によれば、水圧駆動多関節型マニピュレータ21を用いることによって、燃料デブリを効率的に解体することができる。
また、以上、説明した本発明によれば、燃料デブリ解体搬出装置には第一遮蔽体及び第二遮蔽体を備えているため、放射線の漏洩を防止可能である。また、側面シール付クランプ部66によるボックス装置とRPV内壁面との隙間のシール、及びシール装置67でボックス装置内の気密性の確保をすることにより、燃料デブリ切断等で発生する二次汚染生成物をボックス装置下方の作業空間に封じ込めることが可能となり、周辺区域への汚染拡大防止も図れる。
(沸騰水型原子力プラントへの適用例2)
適用例1では、RPVの炉底部に存在すると推定される燃料デブリ28の解体に本発明の水圧駆動多関節型マニピュレータを適用した。適用例2では、燃料デブリ28の解体・搬送後、原子炉圧力容器RPVを図1、図2に示したような作業ロボット100’でその上部から順次解体・搬出する例である。
適用例2においても、図19に示す装置固定機構62でPCVにクランプできるクランプ付の平板テーブルを垂下し、PCV内面に載置する。載置された作業ロボット100’が平板テーブル上を移動し、水圧駆動多関節型マニピュレータ21で順次PCVを解体する。解体片は、本体部上部に設けられた収納ボックスに回収される。その回収ボックスを吊り上げることでPCV外に搬出する。
上記解体作業を行うために、作業ロボット100’は少なくとも2本の水圧駆動多関節型マニピュレータを有する。2本のうち1本は作業効果器25として切断ノズル25Hを、他の1本は、作業効果器25としてハンド25Hを有し、切断片を水圧駆動多関節型マニピュレータに並行して設けられ回収ボックスに連通する回収スロープに載置する。載置された切断片は、回収ボックスに回収される。
一方、水圧駆動移動機構22の各部は、図2に示すように構成され、動作する。即ち、固定脚部22bと4本の移動脚部22aは、それぞれ1本又は数本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10で構成され、紙面上下方向に伸縮する。4本の移動脚部移動部22c、それぞれ1本又は数本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10で構成され、紙面左右方向に伸縮する。4本の移動脚部回転部23dは、それぞれ1本又数本の水圧駆動筋肉アクチュエータユニット10で構成され、紙面表裏方向に回転する。
本体部24の相対する2辺部のうち1辺に設けられた2本の水圧駆動移動機構22において、移動脚部22aを伸縮させ、当該移動脚部22aに連結した移動脚部回転部23dを回転させ、当該移動脚部回転部23dに連結する移動脚部移動部22cを伸縮させながら所定の方向に移動する。この動作を残りの1辺の水圧駆動移動機構22に対して行う。固定脚部22bは、固定脚部22bが床から離間したときに伸び床に接触し、本体部24を含めた全体の姿勢を維持する。そのために固定脚部22bの接触部は広い面積を有する。2組の水圧駆動移動機構22の動作と固定脚部22bの床への接地動作を所定のシーケンスで行うことにより、作業ロボット100’を所定の方向に移動させる。
以上、説明した本発明の適用例2によれば、作業ロボット100’を用いることによって、PCVを効率的に解体することができる。
以上の説明した適用例1、2は一例であり、原子力プラント初め火力プラントなど構成機器の解体作業、設置作業などの作業に適用可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:基本弾性体 1a、1b:接続部 2:伸縮式シリンダ
3,3A,3B、3C:水圧駆動筋肉アクチュエータ 4:端板
5、5A、5B、5C:外周用弾性体 6:伸縮袋
7:接続用弾性体 8:内側用弾性体 9:伸縮性シート
10,10A乃至10G:水圧駆動筋肉アクチュエータユニット
13:シリンダ内弾性体 13a、13b:接続部
20、20A乃至20F:液圧(水圧)駆動アーム
21:液圧(水圧)駆動多関節型マニピュレータ
22:液圧(水圧)駆動移動機構 23:液圧(水圧)制御部
24:本体部 25:作業用効果器 25H:ハンド
25N:切断ノズル 28:燃料デブリ
29:原子炉建屋の運転床(オペフロ) 32:コンクリートマット
34:ペデスタル 60:燃料デブリ解体搬出装置 62:装置固定機構
65:ボックス装置 68:電力ケーブル及び給水系統
70:搬送装置 82:燃料デブリ解体装置固定ユニット
83:燃料デブリ解体装置タンク 86:供給配管
88:吸引ライン 94:高圧水ポンプ 100:作業ロボット
220:監視カメラ 221:放射線防護筒 222:蓋
223:蓋ワイヤ 224:蓋ワイヤ駆動部 230:操作盤
PCV:原子炉格納容器 PR:原子炉 RB:原子炉建屋
RPV:原子炉圧力容器

Claims (17)

  1. 伸縮可能なシリンダと、該シリンダの周囲を囲むように設けられた基本弾性体と、前記シリンダと前記基本弾性体を支持する端板とから成り
    前記シリンダに液圧を付与することにより、前記基本弾性体の戻ろうとする力と釣り合うことで伸長する液圧駆動筋肉アクチュエータを備え、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータが複数配置されて構成されると共に、前記液圧駆動筋肉アクチュエータによる負荷荷重を増強する増強手段を有し、
    前記増強手段は、複数配置された前記液圧駆動筋肉アクチュエータの周囲を囲むように設けられた外周用弾性体であることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット
  2. 伸縮可能なシリンダと、該シリンダの周囲を囲むように設けられた基本弾性体と、前記シリンダと前記基本弾性体を支持する端板とから成り、
    前記シリンダに液圧を付与することにより、前記基本弾性体の戻ろうとする力と釣り合うことで伸長する液圧駆動筋肉アクチュエータを備え、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータが複数配置されて構成されると共に、前記液圧駆動筋肉アクチュエータによる負荷荷重を増強する増強手段を有し、
    前記増強手段は、複数配置された前記液圧駆動筋肉アクチュエータの中心位置に設けられた内側用弾性体であることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット
  3. 請求項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータの周囲を囲むように設けるとは、全周を一体となって囲むことであることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  4. 請求項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記内側用弾性体内に、前記液圧を供給するケーブルが配設されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  5. 請求項1又は3に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記外周用弾性体と隣接する2本の前記液圧駆動筋肉アクチュエータとで形成される空間に伸縮袋が設置されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  6. 請求項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記伸縮袋は、ゲル状物質又は伸縮式シリンダを内在していることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  7. 請求項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    記基本弾性体及び前記外周用弾性体はコイル状の又は板状のバネ、或いはゴムで構成されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  8. 請求項2又は4に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記内側用弾性体はコイル状のバネ又はゴムで、前記基本弾性体はコイル状の又は板状のバネ、或いはゴムで構成されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  9. 請求項乃至いずれか1項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記シリンダは、伸縮可能なシート又はプラスチック製のジャバラ或いは金属製のジャバラで構成されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  10. 請求項乃至のいずれか1項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットの周囲は、伸縮自在シートで覆われていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットであって、
    前記シリンダの内側に、前記シリンダの伸縮方向の上下に固定されたシリンダ内弾性体が設置されていることを特徴とする液圧駆動筋肉アクチュエータユニット
  12. 請求項乃至11のいずれか1項に記載の液圧駆動筋肉アクチュエータユニットと、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットに制御された液圧を供給し、当該液圧駆動筋肉アクチュエータユニットの姿勢を制御する液圧制御部と、を有することを特徴とする筋肉ロボット。
  13. 請求項12に記載の筋肉ロボットであって、
    前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットを複数本直列に連結部分を介して接続し、先端に作業を行う作業用効果器を有する液圧駆動多関節型マニピュレータを備えていることを特徴とする筋肉ロボット。
  14. 請求項13に記載の筋肉ロボットであって、
    前記連結部分に弾性体を設け、
    複数の前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットのそれぞれに設けられている外周用弾性体は、前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットの2本以上に亘って設けられていることを特徴とする筋肉ロボット。
  15. 請求項13に記載の筋肉ロボットであって、
    複数の前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットは、隣接する前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットと直接固定されていることを特徴とする筋肉ロボット。
  16. 請求項13に記載の筋肉ロボットであって、
    前記基本弾性体は、金属のコイル状のバネで構成され、前記シリンダは金属製のバネであり、前記作業用効果器は燃料デブリを解体するのに適した手段であることを特徴とする筋肉ロボット。
  17. 請求項12に記載の筋肉ロボットであって、
    伸縮機能を有する前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットで構成された脚部、伸縮機能を有する前記液圧駆動筋肉アクチュエータユニットで構成され、前記脚部を前後に移動させる脚部移動部と、前記脚部移動部が連結された本体部とを有し、前記脚部と前記脚部移動部の組み合わせを複数組設けて移動手段を構成したことを特徴とする筋肉ロボット。
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