JP6635645B2 - 医用画像処理装置及び医用画像管理プログラム - Google Patents

医用画像処理装置及び医用画像管理プログラム Download PDF

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本発明の実施形態は、医用画像管理装置及び医用画像管理プログラムに関する。
近年、医療機関では、医用画像の動画データを用いた診断が行われている。例えば、超音波診断装置では、血流を動画として観察するコントラストエコー法が知られている。これは、気泡を含む造影剤を被検体の血管内に注入することで血流のコントラストを明瞭化させ、細かな血行を映し出した動画データを撮影する方法である。これにより、造影剤の注入から排出までの血流の状態を、動画として観察したり、コントラストの経時的な変化として観察したりすることができる。この方法は、例えば、腫瘍における血流の観察に利用されている。
動画データを用いて医師が診断を行う場合には、必ずしも造影剤の注入時から排出時までの一連の動画データが観察されるのではなく、例えば、造影剤の注入を開始した時点、注入後に所定時間が経過した時点、注入前の時点等、それぞれの時点における数秒間の動画データが抽出され、観察に用いられる。このように数秒間の動画データが抽出されるタイミングは、撮影部位や検査目的によって異なる。このため、動画データを撮影する撮影技師は、プローブを被検体に当てたまま超音波診断装置を操作して、観察に用いられる様々なタイミングにおける動画データを一つ一つ撮影するという人的負荷を強いられる場合がある。
特開2009−112722号公報
本発明が解決しようとする課題は、動画データの抽出にかかる人的負荷を軽減することができる医用画像管理装置及び医用画像管理プログラムを提供することである。
実施形態に係る医用画像処理装置は、設定部と、出力制御部と、受付部と、特定部とを有する。設定部は、医用画像の動画データに対して、医用画像上に複数の特定領域を、操作者による指定に基づいて設定する。出力制御部は、前記設定部により設定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化を示す曲線を表示させる。受付部は、前記曲線が表示された前記複数の特定領域のうち、処理対象として複数の特定領域の指定を操作者から受け付ける。特定部は、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおいて前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを少なくとも1つ特定し、特定領域を識別するための第1情報と、当該第1情報により識別される特定領域に対して特定されたフレームを識別するための第2情報とが対応づけられたセット情報を、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれについて生成し、生成した複数の前記セット情報と、当該複数のセット情報に対応するフレーム群であって、異なる特定領域間での重複フレームが排除されたフレーム群とを、所定の記憶部に格納する。出力制御部は、前記所定の記憶部に格納された前記複数のセット情報に基づいて、前記複数の特定領域それぞれについて特定されたフレームを、それぞれ異なる表示領域に同時かつ同一の時系列で表示させる。
図1は、第1の実施形態に係る医用情報システムを示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の機能構成の一例を示す図である。 図3は、セット情報記憶部に記憶されるセット情報の一例を示す図である。 図4は、設定部の処理を説明するための図である。 図5は、特定部の処理を説明するための図(1)である。 図6は、特定部の処理を説明するための図(2)である。 図7は、特定部の処理を説明するための図(3)である。 図8は、特定部の処理を説明するための図(4)である。 図9は、出力制御部の処理を説明するための図である。 図10は、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、第2の実施形態に係る設定部の処理を説明するための図(1)である。 図13は、第2の実施形態に係る設定部の処理を説明するための図(2)である。 図14は、第2の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、第3の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る医用画像管理装置及び医用画像管理プログラムについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用情報システムを示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る医用情報システム1は、医用画像管理装置10と、超音波診断装置20と、医用画像保管装置30と、端末装置40とを備える。各装置は、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)2により、直接的又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、医用情報システム1にPACS(Picture Archiving and Communication System)が導入されている場合、各装置は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、医用画像データや検査結果等を相互に送受信する。
医用画像管理装置10は、医用画像データを管理する装置である。例えば、医用画像管理装置10は、医用画像データを記憶するデータベースを備え、超音波診断装置20により撮影された医用画像データや検査結果を受信し、データベースに格納する。また、医用画像管理装置10は、受信した医用画像データや検査結果に対して画像処理を行って、医用画像保管装置30へ送信する。医用画像管理装置10は、例えば、ワークステーション等の装置に対応する。
第1の実施形態に係る医用画像管理装置10は、医用画像データとして、医用画像の動画データに対して画像処理を行う。ここで言う医用画像の動画データは、例えば、複数のフレームから構成され、各フレームは動画の元となる静止画の医用画像データにそれぞれ対応する。なお、以下では、医用画像管理装置10が医用画像の動画データに対して画像処理を行う場合を説明するが、医用画像管理装置10は静止画である医用画像データを扱ってもよい。また、医用情報システム1の各装置についても同様に、医用画像の動画データのみならず、静止画である医用画像データを扱っても良い。
超音波診断装置20は、被検体に超音波を送信し、被検体から反射される反射波によって医用画像の動画データを撮影する装置である。例えば、超音波診断装置20は、被検体を撮影する撮影技師からの操作に応じて被検体を撮影し、動画データや検査結果を生成する。ここで撮影される動画データは、例えば、造影剤の注入から一定時間の間に、コントラストエコー法によって撮影された動画データである。また、撮影時に、検査目的や撮影部位、特定領域等の情報が検査関連情報として登録された場合には、超音波診断装置20は、この検査関連情報を付帯させた動画データを生成する。そして、超音波診断装置20は、生成した動画データや検査結果を医用画像管理装置10へ送信する。なお、本実施形態では、被検体を撮影するための医用画像診断装置として超音波診断装置20が利用される場合を説明するが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態には、X線診断装置、X線CT装置、MRI装置等、医用画像の動画データを撮影可能な医用画像診断装置が適用されても良い。
医用画像保管装置30は、医用画像の動画データを保管する装置である。例えば、医用画像保管装置30は、動画データを記憶するデータベースを備え、医用画像管理装置10から送信された動画データや検査結果を受信し、データベースに格納する。また、医用画像保管装置30は、後述の端末装置40において動画データや検査結果が閲覧される場合に、動画データや検査結果を端末装置40に提供する。
端末装置40は、病院内に勤務する医師や看護師、撮影技師等に医用画像の動画データ及び検査結果を閲覧させるための装置である。例えば、端末装置40は、病院内に勤務する医師や看護師、撮影技師等により操作されるPC(Personal Computer)やタブレット式PC、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話等である。
ところで、従来、医用画像の動画データを用いて診断を行う場合には、撮影技師は、プローブを被検体に当てたまま超音波診断装置を操作して、観察に用いられる様々なタイミングにおける動画データを一つ一つ撮影するという人的負荷を強いられる場合がある。
第1の実施形態に係る医用画像管理装置10は、このような人的負荷を軽減する者である。具体的には、第1の実施形態に係る医用画像管理装置10は、医用画像の動画データに対して、画像上の特定領域を設定する。そして、医用画像管理装置10は、設定した特定領域における輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを少なくとも1つ特定する。このため、医用画像管理装置10は、特定したフレームの動画データを抽出し、医師に閲覧させることができるので、人的負荷を軽減することができる。以下、医用画像管理装置10について詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、医用画像管理装置10は、記憶部11と、制御部12とを備える。また、医用画像管理装置10は、入力部13と、出力部14とを有する。
入力部13は、各種情報の入力を受け付ける入力装置である。例えば、入力部13は、医用画像管理装置10を操作する操作者による特定領域の指定を受け付ける。入力部13は、受け付けた特定領域の指定を、後述の受付部121へ送る。入力部13は、例えば、キーボードやマウス等である。
出力部14は、各種情報を出力する出力装置である。例えば、出力部14は、後述の出力制御部125から医用画像の動画データ及び検査結果を受け付けて、受け付けた動画データ及び検査結果を表示する。出力部14は、例えば、ディスプレイやモニタ等である。
記憶部11は、医用画像記憶部111及びセット情報記憶部112を記憶する。例えば、記憶部11は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置である。
医用画像記憶部111は、医用画像の動画データを記憶する。例えば、医用画像記憶部111は、超音波診断装置20によって撮影された医用画像の動画データ及び検査結果を、検査ごとに記憶する。
セット情報記憶部112は、特定領域ごとに特定されたフレームを表すセット情報を、検査ごとに記憶する。例えば、セット情報記憶部112によって記憶されるセット情報は、後述する特定部123によって生成される。また、セット情報記憶部112は、後述する送信部124及び出力制御部125によって参照される。
一例としては、セット情報記憶部112は、特定領域No(ナンバー)及び特定フレームNoが対応付けられた情報を記憶する。このうち、特定領域Noは、設定された特定領域を識別するための情報であり、特定領域が設定されるごとに採番される。また、特定フレームNoは、該当の特定領域に対して特定されたフレームのフレームNoを表す。なお、フレームNoは、医用画像の動画データに含まれるフレームを識別するための情報であり、時系列順に採番される。
図3は、セット情報記憶部に記憶されるセット情報の一例を示す図である。図3に示すように、例えば、セット情報記憶部112は、特定領域No「1」及び特定フレームNo「・・・101,102,103,356,357,・・・」が対応付けられた情報を記憶する。つまり、セット情報記憶部112は、特定領域No「1」の特定領域に対して、フレームNo「101」、フレームNo「102」、フレームNo「102」、フレームNo「356」、フレームNo「357」等のフレームが特定されたことを示す情報を記憶する。また、セット情報記憶部112は、他の特定領域Noについても同様に、特定領域No及び特定フレームNoが対応付けられた情報を記憶する。
制御部12は、受付部121、設定部122、特定部123、送信部124及び出力制御部125を有する。例えば、制御部12の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。また、制御部12の機能は、CPU(Central Processing Unit)が所定のプログラムを実行することで実現することができる。
受付部121は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部121は、超音波診断装置20から送信された医用画像の動画データや検査結果を受け付ける。そして、受付部121は、受け付けた動画データや検査結果を医用画像記憶部111へ格納する。また、受付部121は、操作者による特定領域の指定を、入力部13から受け付ける。受付部121は、受け付けた特定領域の指定を後述の設定部122へ送る。
設定部122は、医用画像の動画データに対して、画像上の特定領域を設定する。例えば、設定部122は、操作者による特定領域の指定を、受付部121から受け付ける。設定部122は、受け付けた特定領域の指定に基づいて、動画データに対して特定領域を設定する。なお、設定部122によって設定される特定領域は、例えば、病変部位や正常部位、あるいは病変部位か正常部位かが判断される部位等、診断の対象となる特定領域である。
図4は、設定部の処理を説明するための図である。図4に示すように、設定部122は、出力部14に表示された動画データ4eに対して、特定領域4a、4b、4c、4dをそれぞれ指定する旨の特定領域の指定を受け付ける。そして、設定部122は、指定された位置に特定領域4a、4b、4c、4dをそれぞれ設定する。なお、設定部122は、心拍によって拍動する心臓や呼吸動によって変動する胸部を撮影した動画データに対して特定領域を設定する場合には、トラッキング処理を行って特定領域を追跡しても良い。また、設定部122によって設定される特定領域は、操作者の任意の大きさ、形状とすることができる。また、動画データの撮影時に特定領域が設定されており、その特定領域を示す情報が医用画像記憶部111に記憶されている場合には、設定部122は、特定領域の設定を行わなくても良い。
特定部123は、設定部122により設定された特定領域における輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する。例えば、特定部123は、特定領域ごとのコントラスト分布に基づいて、特定領域における輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定する。続いて、特定部123は、特定領域と、特定したフレームとを対応付けて、セット情報を生成する。特定部123は、生成したセット情報をセット情報記憶部112に格納する。
図5を用いて、特定部123が、特定領域における輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定する場合の処理の一例を説明する。図5は、特定部の処理を説明するための図である。図5には、動画データに含まれる複数のフレームから1秒間隔でフレームを選択し、選択したフレームの特定領域内の輝度値の平均値を特定領域ごとにプロットしたコントラスト分布図を例示する。図5において、縦軸は輝度値[dB]を示し、横軸は時間[s]を示す。また、曲線5aは、図4の特定領域4aにおける輝度値の変化を示す。また、曲線5bは、図4の特定領域4bにおける輝度値の変化を示す。また、曲線5cは、図4の特定領域4cにおける輝度値の変化を示す。また、曲線5dは、図4の特定領域4dにおける輝度値の変化を示す。なお、ここでは、特定領域内の輝度値の平均値をプロットする場合を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、特定領域内の輝度値の中央値をプロットしても良いし、最大値或いは最小値をプロットしても良い。また、1秒間隔で輝度値をプロットする場合を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、1秒間に含まれる複数のフレームの輝度値の平均値を1秒ごとにプロットしても良い。また、プロットする間隔を1秒とは異なる時間に設定しても良い。また、特定部123は、心拍によって拍動する心臓や呼吸動によって変動する胸部を撮影した動画データに対して特定領域を設定する場合には、プロットに用いるフレームを拍動や呼吸動に同期させても良い。また、ここでは説明の都合上、特定部123が輝度値をプロットするものとして説明したが、必ずしもプロットする必要はなく、特定部123の処理は制御部12の計算処理として実行される。
図5に示すように、例えば、特定部123は、曲線ごとに、輝度値の経時的な変化量の微分値を求め、微分値が0となる極大点及び極小点を特定する。図5に示す例では、特定部123は、曲線5a上の極大点5e、極小点5f等の点を複数特定する。そして、特定部123は、特定した曲線5a上の点に対応するフレームを、特定領域4aにおける輝度値が特徴的な変化を示すフレームとして特定する。また、特定部123は、他の曲線についても同様に処理を実行し、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定領域ごとに特定する。このように、特定部123は、特定領域における輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定する。
ここで、特定部123が、特定領域において輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定するのは、このフレームを含む動画データに造影剤の増減や生体組織の動き等が反映されるからである。すなわち、医師は、この動画データを用いて特定領域ごとの造影剤の増減や生体組織の動き等を観察することにより、造影剤の注入時から排出時までの一連の動画データの全てを観察しなくとも、診断のための情報を容易に得ることができる。
なお、図5に示した例では、輝度値が特徴的な変化を示すフレームとして、輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、特定部123は、輝度値が閾値以上となるフレームを特定しても良い。また、特定部123は、輝度値が所定値変化するごとにフレームを特定しても良い。
図6を用いて、特定部123が、輝度値が閾値以上となるフレームを特定する場合の処理の一例を説明する。図6は、特定部の処理を説明するための図である。図6には、図5と同様のコントラスト分布図を例示する。図6に示す例では、特定領域4aにおける輝度値が閾値6a以上となるフレームを特定することが、予め規定されている。また、特定領域4bにおける輝度値が閾値6b以上となるフレームを特定することが、予め規定されている。また、特定領域4cにおける輝度値が閾値6c以上となるフレームを特定することが、予め規定されている。また、特定領域4dにおける輝度値が閾値6d以上となるフレームを特定することが、予め規定されている。
図6に示すように、特定部123は、曲線5aが閾値6a以上となる時間6e及び時間6fを特定する。また、特定部123は、曲線5bが閾値6b以上となる時間6gを特定する。そして、特定部123は、特定した時間6e、6f、6gにそれぞれ含まれるフレームを特定する。なお、特定部123は、曲線5cが閾値6c以上となる時間及び曲線5dが閾値6d以上となる時間が存在しないので、曲線5c及び曲線5dに対応する時間は特定しない。また、ここでは、曲線ごとに異なる閾値が用いられる場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、全ての曲線に対して共通の閾値が用いられても良い。
図7を用いて、特定部123が、輝度値が所定値変化するごとにフレームを特定する場合の処理の一例を説明する。図7は、特定部の処理を説明するための図である。図7には、図5と同様のコントラスト分布図を例示する。図7に示す例では、輝度値が所定値7a変化するごとにフレームを特定することが、予め規定されている。
図7に示すように、特定部123は、前回特定された点7bの輝度値から輝度値が所定値7a増加した点7cを特定する。続いて、特定部123は、曲線5aについて、点7cの輝度値から輝度値が所定値7a増加した点7dを特定する。続いて、特定部123は、点7dの輝度値から輝度値が所定値7a減少した点7eを特定する。続いて、特定部123は、点7eの輝度値から輝度値が所定値7a減少した点7fを特定する。また、特定部123は、曲線5b〜5dについても同様に、点を特定する。そして、特定部123は、特定した点7b、7c、7d、7e、7fにそれぞれ対応するフレームを特定する。
このように、特定部123は、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する。なお、特定部123は、図5から図7において説明した処理を適宜組合せて実行しても良い。例えば、特定部123は、輝度値が閾値以上となり、かつ、輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定しても良い。
次に、図8を用いて、特定部123が、セット情報を生成する処理の一例を説明する。図8は、特定部の処理を説明するための図である。図8に示すように、特定部123は、動画データに含まれる複数のフレーム8aから、特定領域4aにおける輝度値が特徴的な変化を示すフレーム8b、8c、8d、8eを特定する。続いて、特定部123は、特定したフレーム8b、8c、8d、8eと、特定領域4aと対応付けて、特定領域4aのセット情報8fを生成する。同様に、特定部123は、複数のフレーム8aから、特定領域4b、4c、4dにおける輝度値が特徴的な変化を示すフレームをそれぞれ特定する。続いて、特定部123は、特定したフレームと、それぞれの特定領域と対応付けて、それぞれの特定領域のセット情報8g、8h、8iを生成する。そして、特定部123は、生成したセット情報8f、8g、8h、8iをセット情報記憶部112に格納する。
このように、特定部123は、特定領域における輝度値の経時的な変化に基づいて、動画データから輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する。
図2の説明に戻る。送信部124は、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を、医用画像保管装置30へ送信する。例えば、送信部124は、図8のセット情報8f、8g、8h、8iと、これらのセット情報に対応するフレーム群8jの動画データとを、医用画像保管装置30へ送信する。これにより、医用画像保管装置30は、受信した特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を医用画像保管装置30に格納し、これを保管する。なお、送信部124によって送信される動画データは、特定されたフレームを含む数秒間の動画データであっても、特定されたフレームのみの医用画像データであっても良い。
出力制御部125は、特定部123によって生成されたセット情報に関連する動画データを特定領域ごとに経時的に表示する表示用の画像データを出力する。
例えば、出力制御部125は、検査により撮影された動画データの表示要求を、入力部13から受け付ける。続いて、出力制御部125は、受け付けた表示要求に関連する検査のセット情報をセット情報記憶部112から取得する。続いて、出力制御部125は、取得したセット情報に対応付けられたフレームの動画データを医用画像記憶部111から取得する。続いて、出力制御部125は、取得したセット情報と動画データとを用いて、表示用の画像データを生成する。そして、出力制御部125は、生成した表示用の画像データを出力部14に出力する。
図9を用いて、出力制御部125によって生成される表示用の画像データの一例を説明する。図9は、出力制御部の処理を説明するための図である。図9に示すように、出力制御部125は、表示領域9a、9b、9c、9dを含む表示用の画像データを生成し、出力部14の表示画面9eに表示させる。このとき、出力制御部125は、表示領域9aに、特定領域4aのセット情報8fに対応する動画データを経時的に表示させる。また、出力制御部125は、表示領域9bに、特定領域4bのセット情報8gに対応する動画データを経時的に表示させる。また、出力制御部125は、表示領域9cに、特定領域4cのセット情報8hに対応する動画データを経時的に表示させる。また、出力制御部125は、表示領域9dに、特定領域4dのセット情報8iに対応する動画データを経時的に表示させる。すなわち、出力制御部125は、4つの表示領域に同一の時系列で動画データを表示させる。なお、実施形態は、これに限定されるものではなく、複数のセット情報に対応する動画データを、同一の表示領域に表示させても良い。例えば、出力制御部125は、一つの表示領域に対して、セット情報8fに対応する動画データと、セット情報8gに対応する動画データと、セット情報8hに対応する動画データと、セット情報8iに対応する動画データとを経時的に表示させても良い。
次に、図10及び図11を用いて、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順について説明する。図10及び図11は、第1の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。図10では、医用画像管理装置10が、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する処理について説明する。図10に示す処理は、例えば、受付部121が特定領域の指定を受け付けたことを契機として実行される。
図10に示すように、受付部121が特定領域の指定を受け付けると(ステップS101肯定)、設定部122は、動画データに対して、指定された特定領域を設定する(ステップS102)。なお、設定部122は、受付部121が特定領域の指定を受け付けるまで(ステップS101否定)、待機状態である。
続いて、特定部123は、特定領域ごとのコントラスト分布に基づいて、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する(ステップS103)。そして、特定部123は、セット情報を生成する(ステップS104)。
続いて、送信部124は、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を、医用画像保管装置30へ送信する(ステップS105)。これにより、医用画像保管装置30は、受信した特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を医用画像保管装置30に格納し、これを保管する。
図11では、医用画像管理装置10が、表示用の画像データを出力する処理について説明する。図11に示す処理は、例えば、出力制御部125が検査により撮影された動画データの表示要求を受け付けたことを契機として実行される。
図11に示すように、出力制御部125は、表示要求を受け付けると(ステップS201肯定)、受け付けた表示要求に関連する検査のセット情報をセット情報記憶部112から取得する(ステップS202)。なお、出力制御部125は、表示要求を受け付けるまで(ステップS201否定)、待機状態である。
続いて、出力制御部125は、取得したセット情報に対応付けられたフレームの動画データを医用画像記憶部111から取得する(ステップS203)。続いて、出力制御部125は、取得したセット情報と動画データとを用いて、表示用の画像データを生成する(ステップS204)。そして、出力制御部125は、生成した表示用の画像データを出力部14に出力する(ステップS205)。
上述してきたように、医用画像管理装置10は、医用画像の動画データに対して、画像上の特定領域を設定する。そして、医用画像管理装置10は、設定した特定領域における輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを少なくとも1つ特定する。このため、医用画像管理装置10は、人的負荷を軽減することができる。
例えば、医用画像管理装置10は、観察に用いられる動画データが撮影技師によって一つ一つ撮影されなくても、造影剤の注入時から排出時までの一連の動画データから観察に用いられる動画データを特定することができる。また、医用画像管理装置10は、複数の特定領域が設定されたとしても、観察に用いられる動画データを容易に特定することができる。また、医用画像管理装置10は、撮影技師ごとの撮影技術の差異を補うことができる。
また、例えば、医用画像管理装置10は、異なる特定領域において共通のフレームが特定された場合には、そのフレームNoをそれぞれの特定領域のセット情報に対応付ける。図8に示す例では、医用画像管理装置10は、特定領域4a及び4dにおいて特定されたフレーム8bを、特定領域4aのセット情報8fと、特定領域4dのセット情報8iとにそれぞれ対応付ける。このため、医用画像管理装置10は、異なる特定領域ごとに同一のフレームの動画データを記憶することなく、動画データを観察に用いる場合に表示させることができるので、医用画像保管装置30に保管する動画データの容量を削減することができる。
(第2の実施形態)
上記の第1の実施形態では、操作者によって特定領域が設定される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、医用画像管理装置10は、画像上に複数の候補領域が網羅的に設定されても良い。そこで、第2の実施形態では、医用画像管理装置10が画像上に複数の候補領域が網羅的に設定される場合を説明する。これにより、医用画像管理装置10は、医師による特定領域の設定漏れを防ぐことができる。
第2の実施形態に係る医用画像管理装置10は、図2に示した第1の実施形態に係る医用画像管理装置10の構成と同様の構成を有するが、第2の実施形態に係る設定部122は図2に示した設定部122とは異なる機能を有する。以下、第2の実施形態に係る設定部122の機能について説明する。
第2の実施形態に係る設定部122は、動画データに対して複数の候補領域を設定し、設定した候補領域ごとの輝度値の経時的な変化に基づいて、複数の候補領域から特定領域を設定する。
図12及び図13は、第2の実施形態に係る設定部の処理を説明するための図である。図12は、図4と同様の動画データであり、図13は、図5と同様のコントラスト分布図であるので、図の詳細な説明は省略する。
図12に示すように、設定部122は、処理対象となる動画データの指定を受付部121から受け付けると、指定された動画データ4eに対して、マトリックス状の複数の候補領域12aを設定する。続いて、設定部122は、図13に示すように、設定した全ての候補領域12aごとに、1秒間隔で輝度値の変化をプロットし、コントラスト分布図を作成する。続いて、設定部122は、全ての候補領域12aごとのコントラスト分布のピーク値と閾値13aとを比較し、ピーク値が閾値13a以上となる候補領域12aを、それぞれ特定領域として設定する。図13に示す例では、設定部122は、曲線5a、5b、5c、5d、13bそれぞれに対応する候補領域12aを特定領域として設定する。なお、ここでは、1秒ごとの輝度値の変化をプロットすることでコントラスト分布図を作成する場合を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、1秒間に含まれるフレームの輝度値の平均値を1秒ごとにプロットしても良い。また、プロットする間隔を1秒とは異なる時間に設定しても良い。また、設定部122は、心拍によって拍動する心臓や呼吸動によって変動する胸部を撮影した動画データに対して特定領域を設定する場合には、プロットに用いるフレームを拍動や呼吸動に同期させても良い。また、ここでは説明の都合上、特定部123が輝度値をプロットするものとして説明したが、必ずしもプロットする必要はなく、特定部123の処理は制御部12の計算処理として実行される。
このように、設定部122は、動画データに対して複数の候補領域を設定し、複数の候補領域から特定領域を設定する。これによれば、例えば、設定部122は、図5の例では特定領域として設定されなかった曲線13bに対応する候補領域を、特定領域として設定することができる。つまり、設定部122は、輝度値が特徴的な変化を示す可能性のある領域を、漏れなく特定領域として設定することができる。
図14は、第2の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。図14に示す処理は、例えば、受付部121が処理対象となる動画データの指定を受け付けたことを契機として実行される。
図14に示すように、受付部121が処理対象となる動画データの指定を受け付けると(ステップS301肯定)、設定部122は、指定された動画データに対して、複数の候補領域を設定する(ステップS302)。なお、設定部122は、受付部121が処理対象となる動画データの指定を受け付けるまで(ステップS301否定)、待機状態である。
設定部122は、設定した候補領域ごとのコントラスト分布に基づいて、特定領域を設定する(ステップS303)。続いて、特定部123は、特定領域ごとのコントラスト分布に基づいて、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する(ステップS304)。そして、特定部123は、セット情報を生成する(ステップS305)。
続いて、送信部124は、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を、医用画像保管装置30へ送信する(ステップS306)。これにより、医用画像保管装置30は、受信した特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を医用画像保管装置30に格納し、これを保管する。
上述してきたように、第2の実施形態に係る医用画像管理装置10は、動画データに対して複数の候補領域を設定し、設定した候補領域ごとの輝度値の経時的な変化に基づいて、複数の候補領域から特定領域を設定する。このため、医用画像管理装置10は、輝度値が特徴的な変化を示す可能性のある領域を、漏れなく特定領域として設定することができる。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、上述した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてもよい。
上述した第1の実施形態では、特定部123は、設定部122により設定された全ての特定領域を処理対象として、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する処理を実行したが、これに限定されるものではない。例えば、特定部123は、操作者により指定された特定領域のみを処理対象としてもよい。
図15は、第3の実施形態に係る医用画像管理装置の処理手順を示すフローチャートである。図15に示す処理は、例えば、受付部121が特定領域の指定を受け付けたことを契機として実行される。
図15に示すように、受付部121が特定領域の指定を受け付けると(ステップS401肯定)、設定部122は、動画データに対して、指定された特定領域を設定する(ステップS402)。なお、設定部122は、受付部121が特定領域の指定を受け付けるまで(ステップS401否定)、待機状態である。
続いて、特定部123は、特定領域ごとのコントラスト分布を出力制御部125に表示させる(403)。例えば、特定部123は、図5に示した曲線5a、5b、5c、5dを、動画データ4eのそれぞれの特定領域4a、4b、4c、4dと対応付けて、出力制御部125に表示させる。
続いて、特定部123は、処理対象となる特定領域の指定を、受付部121を介して操作者から受け付ける(404)。例えば、出力部14に表示された特定領域4a、4b、4c、4dのうち、特定領域4a及び4bを処理対象とする指定を受付部121が受け付けると、特定部123は、その指定を受付部121から受け付ける。
続いて、特定部123は、処理対象となる特定領域のコントラスト分布に基づいて、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する(ステップS405)。そして、特定部123は、セット情報を生成する(ステップS406)。
続いて、送信部124は、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を、医用画像保管装置30へ送信する(ステップS407)。これにより、医用画像保管装置30は、受信した特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を医用画像保管装置30に格納し、これを保管する。
このように、第3の実施形態に係る医用画像管理装置10は、操作者により指定された特定領域のみを処理対象として、輝度値が特徴的な変化を示すフレームを特定する。これによれば、医師や撮影技師等の操作者は、動画データ及びコントラスト分布を参照した上で、病変部位や正常部位、あるいは病変部位か正常部位かが判断される部位等、診断の対象となる特定領域を処理対象として指定することができる。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、送信部124が、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を医用画像保管装置30へ送信することにより、特定されたフレーム及びセット情報を保管する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、医用画像管理装置10は、特定されたフレーム以外のフレームを削除することにより、特定されたフレーム及びセット情報を保管してもよい。
一例としては、医用画像管理装置10は、送信部124に替えて削除部を有する。削除部は、医用画像記憶部111に検査ごとに記憶された医用画像の動画データのうち、特定部によって特定されたフレーム以外のフレームを削除する。これにより、医用画像管理装置10は、特定部123によって特定されたフレーム及びセット情報を保管する。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した受付部121、設定部122、特定部123、送信部124及び出力制御部125の機能は、例えば、ソフトウェアによって実現することもできる。例えば、受付部121、設定部122、特定部123、送信部124及び出力制御部125の機能は、上記実施形態において受付部121、設定部122、特定部123、送信部124及び出力制御部125が行うものとして説明した処理の手順を規定した医用画像管理プログラムをコンピュータに実行させることで、実現される。この医用画像管理プログラムは、例えば、ハードディスクや半導体メモリ素子等に記憶され、CPUやMPU等のプロセッサによって読み出されて実行される。また、この医用画像管理プログラムは、CD−ROM(Compact Disc − Read Only Memory)やMO(Magnetic Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録されて、配布され得る。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、人的負荷を軽減することができる。
1 医用情報システム
10 医用画像管理装置
12 制御部
122 設定部
123 特定部
124 送信部

Claims (5)

  1. 医用画像の動画データに対して、医用画像上に複数の特定領域を、操作者による指定に基づいて設定する設定部と、
    前記設定部により設定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化を示す曲線を表示させる出力制御部と、
    前記曲線が表示された前記複数の特定領域のうち、処理対象として複数の特定領域の指定を操作者から受け付ける受付部と、
    前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおいて前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを少なくとも1つ特定し、
    特定領域を識別するための第1情報と、当該第1情報により識別される特定領域に対して特定されたフレームを識別するための第2情報とが対応づけられたセット情報を、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれについて生成し、
    生成した複数の前記セット情報と、当該複数のセット情報に対応するフレーム群であって、異なる特定領域間での重複フレームが排除されたフレーム群とを、所定の記憶部に格納する特定部と
    を有し、
    前記出力制御部は、
    前記所定の記憶部に格納された前記複数のセット情報に基づいて、前記複数の特定領域それぞれについて特定されたフレームを、それぞれ異なる表示領域に同時かつ同一の時系列で表示させる、
    ことを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記特定部は、前記設定部により設定された特定領域における輝度値の経時的な変化が極大となるフレーム及び極小となるフレームを特定することを特徴とする請求項に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記特定部は、前記設定部により設定された特定領域における輝度値が閾値以上となるフレームを特定することを特徴とする請求項に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記特定部は、前記設定部により設定された特定領域における輝度値が所定値変化するごとにフレームを特定することを特徴とする請求項に記載の医用画像処理装置。
  5. コンピュータに、
    医用画像の動画データに対して、医用画像上に複数の特定領域を、操作者による指定に基づいて設定し
    設定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化を示す曲線を表示させ、
    前記曲線が表示された前記複数の特定領域のうち、処理対象として複数の特定領域の指定を操作者から受け付け、
    前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおける輝度値の経時的な変化に基づいて、前記動画データに含まれる複数のフレームのうち、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれにおいて前記輝度値が特徴的な変化を示すフレームを少なくとも1つ特定し、
    特定領域を識別するための第1情報と、当該第1情報により識別される特定領域に対して特定されたフレームを識別するための第2情報とが対応づけられたセット情報を、前記処理対象として指定された複数の特定領域それぞれについて生成し、
    生成した複数の前記セット情報と、当該複数のセット情報に対応するフレーム群であって、異なる特定領域間での重複フレームが排除されたフレーム群とを、所定の記憶部に格納し、
    前記所定の記憶部に格納された前記複数のセット情報に基づいて、前記複数の特定領域それぞれについて特定されたフレームを、それぞれ異なる表示領域に同時かつ同一の時系列で表示させる
    各処理を実行させることを特徴とする医用画像管理プログラム。


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