JP6634830B2 - 電子機器保持スタンド - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器用の保持スタンドに関し、特に、保持した電子機器を狭いスペースで回転でき、かつ、ガタつきなく確実に固定することのできる電子機器保持スタンドに関する。
近年、タブレット型端末、スマートフォンなどモバイル型の電子機器が普及している。これらの電子機器は、手に持って使用されるほか、机の上などに固定されて使用される場合もある。そのため、電子機器を立て掛けるためのスタンドなどが開発されている。
電子機器をスタンドなどに固定して使用する場合に、電子機器の向きを変えたいという要望もあり、このような電子機器を保持するためのスタンドには電子機器を回転させる機能を備えることが望まれる。
かかる電子機器保持スタンドとして、従来、スタンドの設置面に垂直な軸の周りに電子機器を回転させるもの、電子機器を任意の角度で保持するために回転軸にトルクコンバーターを用いたものなどがある。
関連技術として、下記特許文献1には、画像表示装置用のスタンドが開示されている。
特開2011−139589号公報
上述した電子機器保持スタンドは、タブレット型端末を店舗等における料金精算に用いる場合にも必要とされ、この場合には、カスタマーの承認等を受けるためにタブレット端末に対するカスタマーの操作を容易に行える機能を備えることが望まれる。すなわち、このような用途の場合、電子機器保持スタンドには、保持したタブレット型端末の向きをオペレーター側とカスタマー側の間で素早く切り換え可能であること、当該向きの切り換えが多数回行われるので力をかけずにタブレット端末を回転できること、タブレット端末に対する操作がしやすいように所定の向きで確実に固定されること、及び、上記向きの切り換えにスペースを取らないことなどが望まれる。
従来の電子機器保持スタンドには、これらの要望を満たすものはない。
更に、タブレット型端末等を電子機器保持スタンドに固定した状態で、タブレット型端末等の表示画面に対して操作を行った際に、ガタつかないように固定されることが望まれる。
そこで、本発明の目的は、電子機器用の保持スタンドであって、保持した電子機器を狭いスペースで回転でき、かつ、ガタつきなく確実に固定することのできる電子機器保持スタンド、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、電子機器保持スタンドが、電子機器を保持する保持部と、前記保持部を支持する基部と、を有し、前記保持部は、前記基部が設置される面に平行な軸の周りに、前記保持部を回動させる回転装置を備え、前記回転装置は、所定の回転位置で、保持部側歯部と基部側歯部を嵌合させて前記保持部を固定し、当該固定状態において前記保持部側歯部と前記基部側歯部を当接させる機構を備える、ことである。
当該側面により、電子機器を保持した保持部が所定の回転角度で固定されている状態で、嵌合する歯部同士を必ず当接させることができるので、電子機器に対する操作時のガタつきを抑えることができる。
更に、上記発明において、その好ましい一つの態様は、前記回転装置は、前記保持部側歯部を、前記基部側歯部と嵌合する際に移動する方向である嵌合方向へ押圧する押え部材を備え、当該押え部材と前記保持部側歯部との当接面が、前記嵌合方向に垂直な方向に対して角度を有する、ことを特徴とする。
当該態様により、保持部側歯部を基部側歯部との嵌合方向へ十分に押し込める構成となり、嵌合する歯部同士を必ず当接させることができる。
更に、上記発明において、好ましい一つの態様は、前記保持部側歯部は、前記嵌合方向に移動する際に、前記保持部側歯部の先端よりも前に前記保持部側歯部の側面が前記基部側歯部に当接する形状である、ことを特徴とする。
当該態様により、嵌合する歯部の側面同士を必ず当接させることができ、電子機器への操作時のガタつきを確実に防ぐことができる。
また、上記発明において、好ましい一つの態様は、前記保持部は、前記固定状態で圧縮されて前記保持部に回転力を与える弾性体の部材を、前記基部との間に備える、ことを特徴とする。
当該態様により、嵌合する歯部の側面同士を必ず当接させることができ、上記ガタつきを確実に防ぐことができる。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用した電子機器保持スタンドの実施の形態例に係る斜視図である。 本電子機器保持スタンド1の使用例を示した図である。 本電子機器保持スタンド1の電子機器4を保持していない状態での斜視図である。 回転機構200を例示する斜視図である。 回転機構200の断面図である。 第1の位置で固定された保持部2の側面図である。 第1の位置で固定された保持部2の断面図である。 第1の位置で回転用レバー201が操作された状態の保持部2の断面図である。 第2の位置で固定された保持部2の側面図である。 第2の位置で固定された保持部2の断面図である。 第3の位置で固定された保持部2の側面図である。 第3の位置で固定された保持部2の断面図である。 第3の位置から第4の位置へ移動中の保持部2の断面図である。 第4の位置で固定された保持部2の側面図である。 第4の位置で固定された保持部2の断面図である。 本発明を適用した電子機器保持スタンドの第2の実施の形態例に係る斜視図である。 本電子機器保持スタンド1Aの電子機器4Aを保持していない状態での斜視図である。 本電子機器保持スタンド1Aの電子機器4Aを保持していない状態での斜視図である。 保持部側歯部203と基部側歯部204との公差を例示した図である。 本電子機器保持スタンド1Aの側面断面図である。 レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの当接部を示した図である。 保持部側歯部203Aを押し込んだ状態を例示した図である。 弾性部材240Aを説明するための図である。 弾性部材240Aを説明するための図である。 本電子機器保持スタンド1Aの側面断面図である。 図25のZで示す部分の拡大図である。 保持部側歯部203Bと基部側歯部204Bの当接部を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
[第1の実施の形態例]
図1は、本発明を適用した電子機器保持スタンドの第1の実施の形態例に係る斜視図である。図1に示す本実施の形態例に係る電子機器保持スタンド1は、電子機器4を保持する保持部2と保持部2を支持する基部3を有し、保持部2が電子機器保持スタンド1(基部3)の設置面に水平(平行)な軸の周りに無負荷で回転でき、所定の複数の回転位置で歯部の嵌合により固定できる回転機構200を備える。これにより、保持した電子機器4を狭いスペースで、力をかけずに回転でき、かつ、確実に固定することができる。
図2は、本電子機器保持スタンド1の使用例を示した図である。図2に示す例は、タブレット端末である電子機器4を店舗等での料金精算に用いる場合であり、専用のレジシステムを導入することなく、汎用のタブレット端末を用いて簡易にレジシステムを構築する例である。当該レジシステムは、タブレット端末(電子機器4)、それを保持する本実施の形態例に係る電子機器保持スタンド1、レシートやクーポンを印刷するプリンター5等で構成される。図示していないが、更に、カードリーダー(スキャナー)などの入力装置が備えられていてもよい。また、レジシステムは、例えば図2に示されるように、設置ラック6の上に配置され、電源につながれる元電源コード8、ACアダプター7を介して電力が供給される。(図2では、ACアダプター7以降の電源コードは図示していない。)
電子機器4は、従前のタブレット型端末(コンピューター)であり、表示画面4aに接触することによって各操作をすることができる。電子機器4には、レジ用のアプリケーション(精算用のアプリケーション)がインストールされており(備えられており)、オペレーターは当該アプリケーションを起動して精算処理を実行する。
電子機器保持スタンド1は、当該電子機器4を保持する、いわゆるスタンド(モノを支える台、器具、装置)であり、図2に示されるような状態で電子機器4を保持する。電子機器保持スタンド1は、後述する回転機構200により、電子機器4を回転させて保持(固定)することができ、精算処理の際にカスタマーによる承認等の操作が必要な際には、電子機器4の表示画面4aをカスタマー側(図2において、電子機器4の背面側)に向けることができる。
プリンター5は、電子機器4(レジ用のアプリケーション)からの指示により精算処理に関するレシート等を印刷する印刷装置である。
図3は、本電子機器保持スタンド1の電子機器4を保持していない状態での斜視図である。電子機器保持スタンド1は、電子機器4を所定の向きて固定して保持する保持部2と、保持部2を支持する基部3とを備える。
保持部2は、電子機器4を支持する保持板235のほか、電子機器4を回転させるための回転機構200、電子機器4を固定するためのスライダー、下側アーム、緩衝材等、及び、電子機器4へ電力を供給するケーブル用の貫通孔等、を備える。
基部3は、電子機器保持スタンド1の台座部分であり、その底面が電子機器保持スタンド1の設置面に置かれる。また、基部3は、後述するが、その内部の空間に分電部を備え、分電部からの電源ケーブルが上述したケーブル用貫通孔を通って電子機器4に案内される。
このような構成の本電子機器保持スタンド1では、回転機構200に特徴があり、以下、これらの各機構について説明する。
本電子機器保持スタンド1の回転機構200は、保持した電子機器4を電子機器保持スタンド1の設置面に水平な軸の周りに回転させる機構であり、操作者が電子機器4を回転させる際には、概ね無負荷な状態で回動させることができ、また、所定の複数の回転角度(回転位置)で固定することができる。
図4は、回転機構200を例示する斜視図である。図4に示すシャフト202は、保持部2の回転軸であり、上述した電子機器保持スタンド1の設置面に水平な軸に沿って設けられる。シャフト202は、基部3に固定された2つの支持部210で支えられる。また、それらの支持位置には、それぞれ、軸受211が設けられており、概ね負荷がかからずにシャフト202が回転できる。
シャフト202には、保持部側歯部203がシャフト202に対して回転不可に取り付けられる。また、基部3には、基部側歯部204が基部3に固定されて取り付けられる。保持部側歯部203の下側先端には下側凸部203bが設けられ、基部側歯部204の上面には凹部が設けられ、これらが嵌合することによって、シャフト202、すなわち、保持部2が回転不可に固定される。
また、図4に示す回転用レバー201(操作レバー)は、保持部2、すなわち、電子機器4を回転する際に、操作者(オペレーター)が操作する部分である。
図5は、回転機構200の断面図である。図5は、シャフト202に垂直な面で切った断面図である。図5に示すように、上述した保持部側歯部203の上端部には、両サイドに上側凸部がある。また、保持部側歯部203の両サイドには、歯部用バネ207が取り付けられており、こられのバネ力により保持部側歯部203は上側(図5の矢印Cの方向)に常に付勢されている。また、保持部側歯部203には、中央に移動穴203cが設けられており、基部3に固定された上下2つのポール208に沿って、保持部側歯部203の上下動(図5の矢印C及びDの方向への移動)がなされる。
上述した回転用レバー201は、図5に示されるように、レバー側押え部材205が連結している。操作者(オペレーター)の回転用レバー201を押し込む操作に従って、回転用レバー201が保持部側歯部203に近づく方向(図5の矢印Aの方向)に移動すると、レバー側押え部材205もその移動に伴って同方向に移動する。また、レバー側押え部材205にはレバー用バネ206が取り付けられており、回転用レバー201及びレバー側押え部材205を、保持部側歯部203から遠ざかる方向(図5の矢印Bの方向)に、常に付勢している。
回転用レバー201が操作されていない状態では、図5に示されるように、レバー側押え部材205の2つの凸部205aが、それぞれ、保持部側歯部203の上側凸部203aと当接し、レバー側押え部材205が、保持部側歯部203を歯部用バネ207のバネ力に反して下方向(図5の矢印Dの方向)へ押し下げている。この状態では、保持部側歯部203の下側凸部203bが、基部側歯部204の凹部に嵌合し、シャフト202、すなわち、保持部2及び電子機器4が回転不可に固定される。
一方、回転用レバー201が操作されて押し込まれている状態では(図5の矢印Aの方向へ移動している状態では)、上述した凸部205aと上側凸部203aの当接がはずれ、各上側凸部203aの位置に、それぞれ、レバー側押え部材205の凹部205bが来るので、保持部側歯部203が歯部用バネ207のバネ力によって上昇し(図5の矢印Cの方向に移動し)、上述した下側凸部203bと基部側歯部204の凹部との嵌合がはずれ、シャフト202、すなわち、保持部2及び電子機器4が回転可能となる。
このような原理により、保持部2及び電子機器4の回転と所定位置での固定ができる。本実施の形態例では、4つの回転位置(回転角度)で保持部2及び電子機器4を固定することができる。具体的には、オペレーターが電子機器の表示画面4aを見る側(操作する側、第1の側)で3つの位置、カスタマーが表示画面4aを見る側(操作する側、第2の側)で1つの位置、で固定することができる。
図6は、第1の位置で固定された保持部2の側面図である。第1の位置は、表示画面4aがオペレーター側(図6の矢印Eの方向)を向く回転位置であり、図6に示すように、設置面と保持板235が45°をなす位置である。
図7は、第1の位置で固定された保持部2の断面図である。図7に示す状態では、第1の位置で保持部2が固定されているので、上述の通り、回転用レバー201は、保持部側歯部203から遠ざかる方向(図7の矢印Bの方向)に移動している。そして、レバー側押え部材205の凸部205aが保持部側歯部203の上側凸部203aと当接し、レバー側押え部材205が下方向(図7の矢印Dの方向)へ押し下げられて、保持部側歯部203の下側凸部203bが基部側歯部204の凹部に嵌合している。この第1の位置では、下側凸部203bは、図7において一番左側の凹部204aから嵌合している。
図8は、第1の位置で回転用レバー201が操作された状態の保持部2の断面図である。上述の通り、回転用レバー201が操作されて押し込まれると(図8の矢印Aの方向へ移動すると)、凸部205aと上側凸部203aの当接がはずれ、保持部側歯部203が上昇し(図8の矢印Cの方向に移動し)、下側凸部203bと基部側歯部204の凹部との嵌合がはずれ、保持部2が回転可能となる。従って、オペレーターは、保持部2を回転させて、所望の回転位置で回転用レバー201から手を放すことにより、位置を変更することが可能である。
図9は、第2の位置で固定された保持部2の側面図である。第2の位置は、表示画面4aがオペレーター側(図9の矢印Eの方向)を向く回転位置であり、図9に示すように、設置面と保持板235が38°をなす位置である。
図10は、第2の位置で固定された保持部2の断面図である。図10に示す状態では、第2の位置で保持部2が固定されているので、上述の通り、回転用レバー201は、保持部側歯部203から遠ざかる方向(図10の矢印Bの方向)に移動している。そして、レバー側押え部材205の凸部205aが保持部側歯部203の上側凸部203aと当接し、レバー側押え部材205が下方向(図10の矢印Dの方向)へ押し下げられて、保持部側歯部203の下側凸部203bが基部側歯部204の凹部に嵌合している。この第2の位置では、下側凸部203bは、図10において左側から2番目の凹部204bから嵌合している。
図11は、第3の位置で固定された保持部2の側面図である。第3の位置は、表示画面4aがオペレーター側(図11の矢印Eの方向)を向く回転位置であり、図11に示すように、設置面と保持板235が31°をなす位置である。
図12は、第3の位置で固定された保持部2の断面図である。図12に示す状態では、第3の位置で保持部2が固定されているので、上述の通り、回転用レバー201は、保持部側歯部203から遠ざかる方向(図12の矢印Bの方向)に移動している。そして、レバー側押え部材205の凸部205aが保持部側歯部203の上側凸部203aと当接し、レバー側押え部材205が下方向(図12の矢印Dの方向)へ押し下げられて、保持部側歯部203の下側凸部203bが基部側歯部204の凹部に嵌合している。この第3の位置では、下側凸部203bは、図12において左側から3番目の凹部204cから嵌合している。
図13は、第3の位置から第4の位置へ移動中の保持部2の断面図である。図13に示す状態は、回転中なので、上述の通り、回転用レバー201が押し込まれており(図13の矢印Aの方向へ移動しており)、凸部205aと上側凸部203aの当接がはずれ、保持部側歯部203が上昇し(図13の矢印Cの方向に移動し)、下側凸部203bと基部側歯部204の凹部との嵌合がはずれている。
図14は、第4の位置で固定された保持部2の側面図である。第4の位置は、表示画面4aがカスタマー側(図14の矢印Fの方向)を向く回転位置であり、図14に示すように、設置面と保持板235が32°をなす位置である。
図15は、第4の位置で固定された保持部2の断面図である。図15に示す状態では、第4の位置で保持部2が固定されているので、上述の通り、回転用レバー201は、保持部側歯部203から遠ざかる方向(図15の矢印Bの方向)に移動している。そして、レバー側押え部材205の凸部205aが保持部側歯部203の上側凸部203aと当接し、レバー側押え部材205が下方向(図15の矢印Dの方向)へ押し下げられて、保持部側歯部203の下側凸部203bが基部側歯部204の凹部に嵌合している。この第4の位置では、下側凸部203bは、図15において右側から4番目の凹部204dから嵌合している。
なお、上記実施の形態例では、保持部2が4つの異なる位置で固定される態様であったが、保持部2が固定される位置の数及び角度は、当該態様と異なるものであってもよい。また、上記実施の形態例では、保持部2が固定される位置の数がオペレーター側とカスタマー側で異なっていたが、保持部2が固定される位置の数がオペレーター側とカスタマー側で同じであってもよい。後者の場合、例えば、表示画面4aがオペレーター側を向く1つの回転位置と、表示画面4aがカスタマー側を向く1つの回転位置で固定する態様にしてもよい。この場合、具体的には、一例として、オペレーター側及びカスタマー側で、設置面と保持板235がなす角度を45°とすることができる。
以上説明したように、本電子機器保持スタンド1の回転機構200では、設置面と水平な回転軸で保持した電子機器4を回転させるので、スペースを取らずに、電子機器4の表示画面4aをオペレーター側とカスタマー側に切り換ることができる。
また、その回転は概ね無負荷の状態で行われるので、オペレーターは力をかけずに素早く電子機器4の向きを変えることができる。
また、所望の回転位置にした場合に、歯の嵌合により保持部2が固定されるので、電子機器4が確実に固定され、オペレーターやカスタマーの表示画面4a上への操作がしやすい。
また、複数の回転位置で電子機器4を固定できるので、利便性が高い。
なお、保持部2の回転操作を安定して行えるようにするために、シャフト202に軽い負荷のロータリーダンパーを設けてもよい。
[第2の実施の形態例]
図16は、本発明を適用した電子機器保持スタンドの第2の実施の形態例に係る斜視図である。図2に示す本実施の形態例に係る電子機器保持スタンド1Aは、第1の実施の形態例に係る電子機器保持スタンド1と同様に、電子機器4Aを保持する保持部2Aと保持部2Aを支持する基部3Aを有し、保持部2Aが電子機器保持スタンド1A(基部3A)の設置面に水平(平行)な軸の周りに無負荷で回転でき、所定の複数の回転位置で歯部の嵌合により固定できる回転機構200Aを備える。更に、上記歯部の嵌合による固定の状態で、嵌合する歯部同士を確実に当接させる機構を備える。これらの特徴により、本電子機器保持スタンド1Aでは、保持した電子機器4Aを狭いスペースで、力をかけずに回転でき、かつ、ガタつくことなく確実に固定することができる。
第2の実施形態例に係る電子機器保持スタンド1Aは、第1の実施形態例に係る電子機器保持スタンド1と同様の使われ方をし、各部の寸法、及び、以下に説明する回転機構200Aの細部(電子機器4Aへの操作時のガタつきを抑える機構)以外は、第1の実施形態例に係る電子機器保持スタンド1と同様の構成を備える。従って、以下、本電子機器保持スタンド1Aが備える回転機構200Aの、第1の実施形態例に係る電子機器保持スタンド1の回転機構200との相違点について説明する。
図17及び図18は、本電子機器保持スタンド1Aの電子機器4Aを保持していない状態での斜視図である。電子機器保持スタンド1Aは、電子機器4Aを所定の向きて固定して保持する保持部2Aと、保持部2Aを支持する基部3Aとを備える。
保持部2Aは、電子機器4Aを支持する保持板235Aのほか、電子機器4Aを回転させるための回転機構200A、電子機器4Aを固定するためのスライダー、下側アーム、緩衝材等、及び、電子機器4へ電力を供給するケーブル用の貫通孔等、を備える。
第1の実施の形態例における電子機器保持スタンド1では、上述した回転機構200の保持部側歯部203と基部側歯部204との嵌合に関し、設計上の許容誤差(公差)Gaがある。
図19は、その公差を例示した図である。図19は、保持部側歯部203の下側凸部203bが基部側歯部204の凹部に嵌合している部分を拡大して示している。図示されるように、保持部側歯部203と基部側歯部204との嵌合状態において、上記公差Gaがある。
このような公差Gaがあると、操作者が保持部2に固定される電子機器4を押す(表示画面に接触する)操作を行った際に、保持部側歯部203の下側凸部203bの側面が、基部側歯部204の凹部の側面に接触するまで、保持部2が回転移動できるので、電子機器4が公差Ga分だけ回転移動してしまうことが実験によりわかっている。すなわち、電子機器4への操作時に、電子機器4がガタつくことがわかっている。
そこで、本電子機器保持スタンド1Aは、このガタつきをなくすために、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAが、基部側歯部204Aの凹部に確実に当接(接触)する機構を備える。この点が、第1の実施の形態例における電子機器保持スタンド1の回転機構200との相違点であり、当該機構として以下に説明する3つの構成を備える。
その一つ目の構成では、レバー側押え部材205A(押え部材)の凸部205aAと保持部側歯部203Aの上側凸部203aAとの当接面(接触面)が、レバー側押え部材205Aによって保持部側歯部203Aを押し込む方向(保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとが嵌合する方向、図7の矢印Dの方向(以下、嵌合方向))に対して傾斜しており、さらに、レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの嵌合方向の寸法を、公差を考慮しても、嵌合時において、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAが基部側歯部204Aの凹部に当接(接触)できる寸法としている。
図20は、本電子機器保持スタンド1Aの側面断面図である。図21は、レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの当接部を示した図である。そして、図21は、図20におけるXの部分の拡大図である。
第1の実施の形態例におけるレバー側押え部材205と保持部側歯部203の当接面は、嵌合方向に対して概ね垂直であったが、本電子機器保持スタンド1Aでは、図21に示すように、その垂直方向に対して角度を有している。また、レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの嵌合方向の寸法が、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、上記寸法の実際の値が公差内であれば、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAが基部側歯部204Aの凹部に必ず当接(接触)するように、図21に示すように、レバー側押え部材205Aの凸部205aAと保持部側歯部203Aの上側凸部203aAとがオーバーラップする寸法となっている。
従って、この構成では、レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの嵌合方向の実際の寸法が公差内であれば、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAが基部側歯部204Aの凹部に必ず当接(接触)し、レバー側押え部材205Aと保持部側歯部203Aの当接面が傾斜しているので、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとが噛み込むことなく、上記実際の寸法に応じてレバー側押え部材205Aが嵌合方向に垂直な方向に移動する。
図22は、上記移動後の状態を例示した図である。このように、当該構成によれば、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAと基部側歯部204Aの凹部が必ず当接(接触)し、電子機器4Aへの操作時に電子機器4の移動できる量が極めて少なくなるので、当該操作時のガタつきを抑えることができる。
次に、二つ目の構成では、保持部2Aの背面に弾性部材240Aを設ける。当該弾性部材240Aは、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、保持部2Aに回転モーメントを与え、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAの側面が、基部側歯部204Aの凹部の側面に当接(接触)するように設けられる。
図23は、弾性部材240Aを説明するための図である。図23の(A)は、本電子機器保持スタンド1Aの側面断面図であり、Yで示す部分に弾性部材240Aが設けられる。すなわち、弾性部材240Aは、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、保持部2Aと基部3Aに挟まれる位置に設けられる。
図23の(B)は、図23の(A)のYで示す部分の拡大図である。図23の(B)に示すように、弾性部材240Aは、保持部2Aの背面に取り付けられ、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合状態において、基部3A側にオーバーラップする寸法となっている。
保持部2Aを回転機構200Aによって回転させ、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとを嵌合させる際、上述のような寸法の弾性部材240Aは、基部3Aとの間に挟まれて若干縮み、それにより、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aが所定の位置で嵌合する。
上記嵌合の後、弾性部材240Aは、元の寸法に戻ろうとして、保持部2Aを基部3Aと反対の方向へ押し上げる。これにより、保持部2Aは、シャフト202A(図示せず)の周りに若干回転し、当該回転により、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAの側面が、基部側歯部204Aの凹部の側面に当接(接触)する。
図24は、その状態の弾性部材240Aを例示した図である。この状態では、弾性部材240Aの元の寸法へ戻ろうとする力が、保持部2Aに対してシャフト202Aを回転中心とした回転モーメントを与えている。
図25は、本電子機器保持スタンド1Aの側面断面図である。図26は、図25のZで示す部分の拡大図である。図25、図26は、上記弾性部材240Aによる回転モーメントが働いている状態を示している。この状態では、上述の通り、保持部側歯部203Aの下側凸部203bAの側面が、基部側歯部204Aの凹部204aAの側面に当接(接触)している(図26のAA部等)。そして、上記回転モーメントにより、下側凸部203bAの側面が凹部204aAの側面に押し付けられた状態である。
このように、二つ目の構成では、保持部側歯部203Aと基部側歯部204Aとの嵌合時に、弾性部材240Aによる回転モーメントによって、下側凸部203bAの側面が凹部204aAの側面に押し付けられるので、電子機器4Aへの操作で、容易には保持部2Aが動かず、上述した操作時のガタつきをなくすことができる。
なお、弾性部材240Aは、保持部2Aの反対側の背面(図25のXXで示す位置)にも設けるようにすることが望ましい。このもう一つの弾性部材240Aは、保持部2Aの異なる回転位置において、同様の機能を果たす。
また、当該二つ目の構成は、上記一つ目の構成と共に設けてもよいし、上記一つ目の構成を設けずに単独で設けてもよい。
次に、3つ目の構成は、上記一つ目の構成において、更に、保持部側歯部の下側凸部の形状を変えたものである。具体的には、保持部側歯部の下側凸部と基部側歯部の凹部との当接時に、下側凸部の側面と凹部の側面が当たる形状とする。
図27は、保持部側歯部203Bと基部側歯部204Bの当接部を示す図である。図27に示す例では、保持部側歯部203Bの下側凸部203bBが独楽状の形状をしており、保持部側歯部203Bの下側凸部203bBが嵌合方向に基部側歯部204Bの凹部204aB近づいた際に、下側凸部203bBの山(先端部)や谷(基部)よりも先に側面が凹部204aBの側面に接する(当接する)(図27のBB)。
これにより、保持部側歯部203Bと基部側歯部204Bの嵌合時には上記一つ目の構成によって必ず下側凸部203bBと凹部204aBが接触するので、下側凸部203bBの両側面が隙間なく凹部204aBの側面に接し、電子機器4Aへの操作時にガタつきを起こさない。
なお、図27に示す下側凸部203bBの形状は一例であり、同様の機能を果たす形状であれば他の形状であってもよい。
以上説明したように、第2の実施の形態例に係る電子機器保持スタンド1Aでは、電子機器4Aを保持した保持部2Aが所定の回転角度で固定されている状態で、嵌合する歯部同士を必ず当接させる機構を備えるので、電子機器4Aに対する操作時のガタつきを抑えることができる。
上記当接させる機構として、保持部側歯部203Bを基部側歯部204Bとの嵌合方向へ十分に押し込める構成としたので、嵌合する歯部同士を必ず当接させることができる。
また、その場合において、保持部側歯部203Bの歯形状を図27に示すような形状とすることにより、嵌合する歯部の側面同士を必ず当接させることができ、上記ガタつきを確実に防ぐことができる。
また、上記当接させる機構として、上述した弾性部材240Aを用いることにより、やはり、嵌合する歯部の側面同士を必ず当接させることができ、上記ガタつきを確実に防ぐことができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1、1A…電子機器保持スタンド、2、2A…保持部、3、3A…基部、200、200A…回転機構、203、203A…保持部側歯部、204、204A…基部側歯部、205、205A…レバー側押え部材、240A…弾性部材

Claims (3)

  1. 電子機器を保持可能な保持部と、
    前記保持部を支持する基部と、を有し、
    前記保持部は、前記基部に対して軸の周りに回転可能であり
    前記保持部と前記基部とはそれぞれ歯部を有し、所定の回転位置で嵌合可能であり、
    前記保持部は、前記保持部の歯部を前記基部の歯部と嵌合する嵌合方向へ押す押え部材を備え、
    前記押え部材と前記保持部の歯部との当接面は、前記嵌合方向と垂直な方向に対して傾斜しており、
    前記押え部材と前記保持部の歯部とは、前記押え部材により前記保持部の歯部と前記基部の歯部とが嵌合した嵌合状態において、オーバーラップするように設けられており、
    前記押え部材と前記保持部の歯部とを前記嵌合状態にすると、前記押え部材は、前記当接面に沿って前記嵌合方向と交差する方向へ移動する、
    電子機器保持スタンド。
  2. 請求項において、
    前記保持部歯部は、前記嵌合方向に移動する際に、先端よりも前に側面前記基部歯部に当接する形状である電子機器保持スタンド。
  3. 請求項1または2において、
    前記保持部は、前記保持部に回転力を与える弾性体の部材を前記基部との間に備える電子機器保持スタンド。
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