JP6634483B1 - シャッタ装置 - Google Patents
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Description
特に上述したような従来のシャッタ装置では、シャッタが可撓性を有するロールスクリーンで構成されているので、風圧でロールスクリーンが撓んだり、バタついたりすると、スライダの側面が前記エッジに強く衝突して、発塵量が多くなる虞がある。
前記出入口の縁部に、前記シャッタの移動をガイドする凹溝状のガイドレールが設けられ、
前記シャッタは、シャッタ本体とこのシャッタ本体に取り付けられて、前記ガイドレールの内部を摺動するスライダとを備え、
前記スライダは、前記ガイドレールの対向する内壁面に沿って摺動する摺動側面を有するスライダ本体と、このスライダ本体に一体的に設けられるとともに、前記シャッタ本体に取り付けられる取付部とを備え、
前記取付部の側面は、前記摺動側面より前記ガイドレールの幅方向において内側に設けられ、前記ガイドレールの開口縁は、前記側面に前記幅方向に所定の間隔をもって対向配置されていることを特徴とする。
前記収納部の内部は外部より陰圧に保持可能であってもよい。
図1は、本実施の形態の係るシャッタ装置を示す正面図、図2は図1におけるA−A線断面図である。
図1に示すように、シャッタ装置10は、矩形枠状の枠体11を有しており、この枠体11が、後述するクリーンルーム1(図4参照)に設けられた開口部2に嵌め込まれて固定されるようになっている。したがって、枠体11は開口部2の開口縁部を構成しているとも言える。
クリーンルーム1にワークを出し入れする出入口は前記開口部2の略上半分によって構成されるので、枠体11の後述する横フレーム12より上側の略上半分がワークを出し入れする出入口となる。
本実施の形態では、後述するように枠体11の縦枠材11a,11aにガイドレール15を設けるが、シャッタ装置10が枠体11を有していない場合、出入口の縦方向に沿う縁部に直接ガイドレール15を設けてもよい。
また、横フレーム12と枠体11の下枠材11bとの間には、縦フレーム13,13が左右に所定間隔をもって配置され、当該縦フレーム13,13の上端部は横フレーム12に固定され、下端部は下枠材11bに固定されている。また、縦フレーム13,13は枠体11の厚さ方向(図1において紙面と直交する方向)に、所定間隔をもって2本配置されている。つまり、縦フレーム13は合計で4本設けられている。
また、ガイドレール15は、枠体11の厚さ方向に所定間隔をもって配置された2本の横フレーム12,12間を上下に貫通するようにして設けられ、当該ガイドレール15の上端部は、枠体11の上枠材11cに達しておらず、下端部も下枠材11bに達していない。
また、ガイドレール15は、アルミや鉄等の金属材料によって形成されている。
シャッタ本体21は、矩形枠状の枠体21aを備えており、この枠体21aの内部には2本の縦フレーム21b,21bが左右に所定間隔をもって配置されている。縦フレーム21b,21bの上端部は枠体21aの上枠材21dに固定され、下端部は枠体21aの下枠材21eに固定されている。また、枠体21aの内部には、透光性を有する矩形板状の板状部材21cが合計で3枚嵌め込まれて固定されている。
なお、シャッタ本体21はこのような構成に限ることはなく、矩形板状のプレートによって構成してもよい。
また、スライダ22は、耐摩耗性に優れた超高分子量ポリエチレンによって形成されているが、これ以外の材料によって形成されていてもよいが、ガイドレール15より硬度が低い材料によって形成するのが望ましい。
取付部24の側面24aは、スライダ本体23の摺動側面23aよりガイドレール15の幅方向(図2においてX方向)において内側に設けられている。また、ガイドレール15の開口縁15bは、スライダ本体23の摺動側面23aを越えて、取付部24の側面24a側に位置しており、当該側面24aにガイドレール15の幅方向(図3においてX方向)において所定の間隔をもって対向配置されている。したがって、スライダ22がガイドレール15に沿って上下に摺動しても、ガイドレール15の開口縁(エッジ)15bは取付部24の側面24aに接触することがない。
このような構成のスライダ22は、図1に示すように、シャッタ20の縦枠材21f,21fの上下端部にそれぞれ取り付けられ、合計で4個、シャッタ20に取り付けられている。
ロボシリンダ30は、サーボモータ、ボールネジ、ガイドレール、スライダ等によって構成され、サーボモータによってボールネジが回転され、このボールネジに螺合しているスライダがガイドレールに沿って移動する構成となっている。
また、ガイドレール31に沿って上下駆動するスライダ32には支持部材33が取り付けられている。この支持部材33はシャッタ20を下方から支持するものであり、略台形板状に形成されている。支持部材33はその長辺部を上側に向けて配置されており、この長辺部にシャッタ20の下枠材21eの左右方向中央部が固定されている。支持部材33の長辺部は、下枠材21eの約1/3の長さを有しており、この長辺部によって下枠材21eの長手方向中央部が支持されるとともに、支持部材33の中央部がスライダ32に取り付けられることで、シャッタ20は支持部材33によって下方から安定的に支持され、上下に移動可能となる。
例えば、図3に示すように、調整板36は2枚備えられており、当該2枚の調整板36は左右に離間して配置されている。そして、一方の調整板36が上枠材11cの一方の端部、一方の縦枠材11aの上部および横フレーム12の一方の端部にビス等によって着脱可能に取り付けられ、他方の調整板36が上枠材11cの他方の端部、他方の縦枠材11aの上部および横フレーム12の他方の端部にビス等によって着脱可能に取り付けられている。このように、調整板36,36によって出入口の左右両側を覆うことによって、出入口の開口面積を調整できる。
すなわち、枠体11の下枠材11bと、横フレーム12と、縦枠材11a,11aの下半分と、縦フレーム13,13の前側の表面は面一となっており、この表面にプレート41が密着して貼り付けられている。また、枠体11の下枠材11bと、横フレーム12と、縦枠材11a,11aの下半分と、縦フレーム13,13の後側の表面は面一となっており、この表面にプレート41が密着して貼り付けられている。
また、壁部1aの右部には、クリーンルーム1内に作業者が出入りするためのドア5が開閉可能に設けられている。
15 ガイドレール
15a 内壁面
15b ガイドレールの開口縁
20 シャッタ
21 シャッタ本体
22 スライダ
23 スライダ本体
23a 摺動側面
24 取付部
24a 側面
36 調整板
40 収納部
Claims (3)
- クリーンルームの出入口を開閉するシャッタを有するシャッタ装置であって、
前記出入口の縁部に、前記シャッタの移動をガイドする凹溝状のガイドレールが設けられ、
前記シャッタは、シャッタ本体とこのシャッタ本体に取り付けられて、前記ガイドレールの内部を摺動するスライダとを備え、
前記スライダは、前記ガイドレールの対向する内壁面に沿って摺動する摺動側面を有するスライダ本体と、このスライダ本体に一体的に設けられるとともに、前記シャッタ本体に取り付けられる取付部とを備え、
前記取付部の側面は、前記摺動側面より前記ガイドレールの幅方向において内側に設けられ、前記ガイドレールの開口縁は、前記スライダ本体および前記取付部に接触していないことを特徴とするシャッタ装置。 - 前記出入口に、前記シャッタより前側および/または後側において、着脱可能に取り付けられて、前記出入口の開口面積を調整可能な調整板を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
- 前記シャッタを収納可能な収納部を備え、
前記収納部の内部は外部より陰圧に保持可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタ装置。
Priority Applications (1)
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JP2018142028A JP6634483B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018142028A JP6634483B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | シャッタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6634483B1 true JP6634483B1 (ja) | 2020-01-22 |
JP2020020092A JP2020020092A (ja) | 2020-02-06 |
Family
ID=69166717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018142028A Active JP6634483B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6634483B1 (ja) |
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2018
- 2018-07-30 JP JP2018142028A patent/JP6634483B1/ja active Active
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JP2020020092A (ja) | 2020-02-06 |
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